JP2002229134A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002229134A
JP2002229134A JP2001030521A JP2001030521A JP2002229134A JP 2002229134 A JP2002229134 A JP 2002229134A JP 2001030521 A JP2001030521 A JP 2001030521A JP 2001030521 A JP2001030521 A JP 2001030521A JP 2002229134 A JP2002229134 A JP 2002229134A
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Koichi Ichihara
孝一 市原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読取装置の移動、運搬時に走行体が異常
位置で固定されていることを警告する。 【解決手段】 照明ランプ2及びミラー等からなる照明
画像読取部を載せた走行体52を待機位置で固定する固
定部材50を備えた画像読取装置であって、走行体50
をそれらの係止部50a,52aにより待機位置で固定
したか否かを走行体位置センサーで検知し判別する。そ
して走行体50が待機位置で固定していないことを警告
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取部を載せ
た走行体を固定部材で固定できるようにする画像読取装
置であって、固定部材が正常に使用されているかどうか
を判別し、誤使用時にはこれを警告する画像読取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等における画像読取装置に
おいて、その輸送や移動等の際の梱包時に、光学機器を
載置した走行体が振動や衝撃により自由に動かないよう
にするために固定部材により固定することが行われてお
り、特開平9−289571号公報には、キャリッジの
ロック機構が、また特許第2714086号明細書に
は、走行体のロックを駆動系を固定することにより固定
する技術がそれぞれ開示されている。さらに、特開平5
−323063号公報には、固定部材の動作を入力手段
からの指示により各種制御するようにする技術がある。
しかしながら、これら開示された技術は、固定部材を誤
って動作させてしまった場合、警告を発するなど具体的
な対応策については触れられていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、画像読取装置の
立上り動作を速めるために、走行体を、必ず待機する待
機場所で固定することが行われるようになってきた。し
かし、固定部材の使用を誤ったために走行体がこのよう
な待機場所以外で固定状態になってしまった場合、この
状態であることの判別がつかないため、そのまま画像形
成装置を運搬、移動するという問題点があった。又、画
像読取装置の運搬、移動後に、固定部材が正常に解除さ
れたかどうかの確認をする手立てがなく、解除されない
まま電源が投入され、初期設定等の作業を再度やり直さ
なければならず、速やかに画像読取作業に入れないとい
う問題点があった。
【0004】本発明は、このような問題点を背景になさ
れたもので、その第1の目的は、画像形成装置の運搬、
移動前、走行体の固定部材の使用状況を判別し、誤って
使用されている場合は警告を発して、正しく使用された
状態で画像形成装置の運搬等がなされないようにするこ
とであり、第2の目的は、固定部材が常に走行体の待機
位置で使用されるようにすることである。又、第3の目
的は、簡易な手段で容易に走行体の固定部材の使用状況
を判別できるようにすることであり、第4の目的は、画
像形成装置の運搬、移動後、走行体が待機位置で固定さ
れたことを確認し、固定部材が誤使用のまま画像読取装
置が動作されないようにすることである。
【0005】
【発明を解決するための手段】請求項1の発明は、画像
読取部を有する走行体を待機位置で固定する固定部材を
備えた画像読取装置であって、走行体を待機位置で固定
したか否かを判別する手段と、該判別手段の出力に基
き、前記走行が待機位置で固定していないとき警告を発
する手段を備えたことを特徴とする画像読取装置であ
る。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の画像読
取装置において、前記判別手段は、固定部材の誤作動に
より待機位置への走行体の移動が阻止される位置に設け
た部材を画像読取部が読取った読取データと、前記待機
位置に戻るまでの所定時間を超えた時点で、該走行体が
停止した位置で読取った画像読取データに基き、走行体
が待機位置で停止していないと判断することを特徴とす
る画像読取装置である。
【0007】請求項3の発明は、請求項2記載の画像読
取装置において、前記走行体の移動が固定部材により阻
止される位置に設けた部材は、画質補正のための白基準
板であることを特徴とする画像読取装置である。
【0008】請求項4の発明は、請求項1乃至3記載の
いずれかに記載の画像読取装置において、待機位置に停
止している走行体を前記部材の位置まで移動させるよう
指示する手段と、該指示により走行体が前記位置まで移
動したか否かにより固定部材が作動しているか否かを判
別する手段を有することを特徴とする画像読取装置であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。図1は、本発明が適用されるカラー画像読取装置の
全体構成概略図である。まず、図1を参照してカラー画
像読取装置(以下、「スキャナ」と記す)本体の構成を
説明する。原稿台ガラス8上に置かれた原稿は、第1ミ
ラー3と一体に構成された照明ランプ2により照射さ
れ、その反射光は、原稿台ガラス8に沿って移動する第
1ミラー3及び一体に構成された第2ミラー5、第3ミ
ラー4により走査される。その後反射光は、レンズ1に
より集束され、カラーCCDが搭載されたSBU(セン
サボードユニット)10に照射されることによりRGB
に光電変換される。第1ミラー3、照明ランプ2及び第
2ミラー5、第3ミラー4は、図5で後述する走行体5
2を構成し、走行体位置(ホームポジション)センサ5
3で待機位置が検出される。走行体は、走行体モータ9
を駆動源として、同図の左右方向に移動可能となってい
る。又、シェーディング補正のための白基準板51(図
5)が走行体の待機位置近傍に設置される。
【0010】次に、ARDF(自動両面原稿搬送装置)
部について説明する。原稿台17の原稿ガイド12に沿
って積載された原稿は、片面原稿読み取りを選択した場
合には呼び出しコロ14、給紙ベルト16により搬送コ
ロ15、分離コロ17、第1搬送ローラ18によりDF
用原稿ガラス6と反射ガイド板20との間の読取位置を
経て、第2搬送ローラ21及び排紙ローラ23へ送り込
まれ、原稿が排出される。一方、両面原稿読み取りを選
択した場合には、まず原稿の表面の読み取りを、上記し
た片面原稿読み取りを選択した場合と同様に、実施す
る。原稿の表面の読み取りは、呼び出しコロ14、給紙
ベルト16により搬送コロ15、分離コロ17、第1搬
送ローラ18によりDF用原稿ガラス6と反射ガイド板
20との間の読取位置を経て、第2搬送ローラ21及び
排紙ローラ23へ送り込まれ、原稿を排出せずに、分岐
爪24が下方へ切り換えられて反転ローラ25により反
転テーブル26上へ移送される。原稿の後端が排紙ロー
ラ23を抜けた後に、分岐爪24が上方へ切り換えられ
て一旦、反転ローラ25が停止する。原稿の裏面の読み
取りに移行すると、一旦、停止していた反転ローラ25
を上記とは逆方向へ回転させることにより原稿が反転テ
ーブル26から第1搬送ローラ18の方向へ搬送され、
更に第1搬送ローラ18を経て表面と同様にDF用原稿
ガラス6と反射ガイド板20との間の読取位置を経て、
第2搬送ローラ21及び排紙ローラ23へ送り込まれ、
その後、原稿が排出される。
【0011】原稿は、表面、裏面の読み取りと共にDF
用原稿ガラス6と反射ガイド板20との間の読取位置を
通過する際に、読取位置の近傍に移動されている照明ラ
ンプ2により照射され、その反射光は、第1ミラー3及
び一体に構成された第2ミラー5、第3ミラー4で走査
される。その後反射光は、レンズ1により集束され、カ
ラーCCDが搭載されたSBU10に照射されることに
よりRGBに光電変換される。ARDFは、呼び出しコ
ロ14、給紙ベルト16、搬送コロ15、分離コロ17
の給紙機構は給紙モータ(図示せず)により駆動されて
いる。又、第1搬送ローラ18、第2搬送ローラ21、
排紙ローラ23、反転ローラ25の搬送機構は搬送モー
タ(図示せず)により駆動されている。更に、ARDF
には、原稿を検知するために原稿台17へ原稿がセット
されているか否かを検知する原稿セットセンサ13、原
稿サイズを検知するための原稿幅サイズ検知センサ2
8、原稿長さを検知するための第1原稿長サイズ検知セ
ンサ29と第2原稿長サイズ検知センサ30、原稿の後
端を検知するための原稿後端検知センサ27が搭載され
ている。スキャナ本体にはスキャナ本体及びARDFを
含めカラー画像の読取動作に関わる制御を司るSCU
(スキャナコントロールユニット)7が搭載されてい
る。
【0012】図2は、本発明が適用される画像読取装置
の回路構成を示す全体ブロック図であり、図3は、本発
明が適用される画像読取装置の画像データの処理フロー
を示す図である。図2と図3を参照し、光電読み取りか
ら外部に出力されるまでの画像データの流れを説明す
る。SBU10上のカラーCCDに入光した原稿の反射
光は、カラーCCD内で光の強度に応じた電圧値を持つ
RGB各色のアナログ信号に光電変換される。ここで
は、RGB各色のアナログ信号は、奇数ビットと偶数ビ
ットに分かれて出力される。SBU10のアナログ画像
信号は、VIOB31上に設けたアナログ処理回路32
で暗電位部分が取り除かれ、奇数ビットと偶数ビットが
合成され、所定の振幅にゲイン調整された後にA/Dコ
ンバータ33に入力されデジタル信号化される。デジタ
ル化された各色の画像信号は、シェーディングASIC
34により白基準板から読取られた信号を基準にしてシ
ェーディング補正されVIOB31からSCU7に入力
される。SCU7では、そこに設けたRIPU35で、
ガンマ補正、MTF補正等の画像処理が行なわれた後、
同期信号、画像クロックとともにビデオ信号として出力
される。ここでは、出力切り替えにより以下に示すよう
に各回路部に出力される。出力切り替えでOIPU36
を選択して出力されたRIPU35からのビデオ信号
は、OIPU36内で所定の画像処理が行なわれ、再び
SCU7へ入力される。再びSCU7へ入力されたビデ
オ信号は、VIDEO入力切り換え回路37に入力され
る。VIDEO入力切り換え回路37のもう一方の入力
はRIPU35から直接出力されたビデオ信号となって
いる。つまり、OIPU36で画像処理するかしないか
を、RIPU35の出力切り替えにより選択できる構成
となっている。
【0013】前記VIDEO入力切り換え回路37から
出力されたビデオ信号は、画像データ記憶手段(SDR
AM)を管理するSIBC2 38に入力され、SDR
AMで構成される画像メモリに蓄えられる。画像メモリ
に蓄えられた画像データは、SCSIコントローラ39
に送られ、パソコンやプリンタ等の外部装置へ転送され
る。SCU7上には、CPU(図示せず)、ROM(図
示せず)、RAM(図示せず)が実装されており、CP
U(図示せず)は、SCSIコントローラー39を制御
してSCSI I/Fによりパソコン等の外部装置との
通信を行なう。更に、CPU(図示せず)は、前記VI
DEO入力切り換え回路37から出力されたビデオ信号
をIEEE1394コントローラ:ISIC40を介し
てIEEE1394 I/F、或いはネットワークスキ
ャナコントローラ:NIC41を介してネットワーク
I/Fによりパソコンやプリンタ等の外部装置との通信
を行う。
【0014】又、SCU7のCPU(図示せず)は、V
IOB31を介してスキャナ本体のステッピングモータ
よりなる走行体(スキャナ)モータ9のタイミング制御
を、又、ADU42を介してARDFの給紙モータ、同
搬送モータのタイミング制御も行っている。ADU42
は、ARDFに用いる原稿の給紙や搬送を操作するため
のクラッチ、ソレノイド、各種センサ等の電装部品の電
力供給を中継する機能を有している。SCU7上のCP
U(図示せず)に接続されている入力ポートは、VIO
B31を介して本体操作パネル:SOP43に接続され
ている。SOP43上にはスタートスイッチ(図示せ
ず)とアボートスイッチ(図示せず)が実装されてい
る。それぞれのスイッチが押下されると入力ポートを介
してCPU(図示せず)はスイッチがONされたことを
検出する。
【0015】図4は、本発明が適用される画像読取装置
における走行体の移動、停止を行うモータ制御やスキャ
ナ本体の画像読み取り処理に係る回路の概略ブロック図
である。なお、図4中のCPU70はSCU7の要素で
あり、同図中において、図2、図3と同一の構成要素に
ついては、共通の符号を付す。図4を参照して、走行体
の移動、停止を行うモータ制御について説明する。RI
PU(画像処理用LSI)35からCCD駆動ユニット
であるSBU10にLSYNC(主走査ライン同期信
号)及びLGATE(主走査ラインデータ出力期間)を
出力することにより、SBU10から画像データを出力
させる。画像データの流れは、SBU10→RIPU3
5→SIBC2 38(メモリコントロールLSI)→
RIPU35→SCSIコントローラ39→外部(パソ
コン等)となる。又、RIPU35に内部レジスタの書
き換えにより画像出力のON/OFFを制御する既知の
手段を備えている。この内部レジスタの書き換えは、C
PU70により行われる。SIBC2 38からの割り
込み信号(この割り込みはメモリの状態が満杯、ニアフ
ル、空になった場合に発生し、SIBC2 38内部に
既知技術として装備された図示しないレジスタでその状
態を区別できる)をCPU70に入力するように構成さ
れている。CPU70は、間欠動作時にSIBC2 3
8から受けたメモリ状態を示す信号に従い走行体の停
止、移動を行うためのモータ制御や画像データ出力のO
N/OFFの制御を行う。
【0016】次に、本発明の一実施形態である固定部材
の動作形態について説明する。図5は、走行体の固定制
御装置の要部概略構成図であり、図中、第1ミラー3と
照明ランプ2は、第2ミラー5、第3ミラー4(図1)
と共に、取付け枠(図示せず)に一体として取付けられ
ることにより走行体52を構成し、画像読取装置の稼動
時に、走行体モータ9(図1)により左右に移動する。
一方、画像形成装置の運搬、移動時に、走行体52を固
定状態に維持する固定部材50が画像形成装置内に適当
な手段により上下に移動可能に取付けられており、固定
部材50を正しくセットしているとき、走行体52の係
止部52aと固定部材50の係止部50aとが引っ掛か
って、走行体52を待機位置で固定する構成になってい
る。また、この位置を検知するための走行体位置センサ
53が装置本体の適当な場所に取付けられている。走行
体52が待機位置にいるとき、固定部材50が上昇して
くると、その係止部50aは、走行体52の係止部52
aに引っ掛かり、固定部材50が動作中、即ちその状態
を維持している限り、走行体52は走査方向に移動する
ことができなくなる。そして走行体位置センサ53は、
この状態を検知し、画像形成装置の表示部に所定の表示
手法により表示する。走行体52が待機位置にいないと
きに、固定部材50を上昇させ、その状態を維持してい
ると、走行体52が移動して待機位置に戻ってくると
き、その途中で走行体52の係止部52aが固定部材5
0の係止部50aと衝突して、走行体50は強制的に静
止させられる。このとき、走行体52の静止させられる
位置を白基準板51の読取れる位置にしておく。従っ
て、待機位置に戻れないと判断したとき、読取れる位置
に白基準板51があるか否かをCPU70で判断するよ
うにしておけば、静止しているおおよその位置を判断す
ることができる。この位置での停止を、画像形成装置本
体の警告ランプ(図示せず)を点灯するなどして警告す
る。
【0017】図6は、走行体の固定制御のフローチャー
トを示し、図中、Sは操作のステップを表わす。画像形
成装置の電源スイッチがオンされ、画像読取装置が読取
り動作を開始させると、走行体52は通常の画像読取動
作を行う(S1)。読取動作を終えると、待機位置へ戻
る動作に移る(S2)。そして走行体52が一応待機位
置に戻った場合、走行体位置センサ53の出力にてSC
U7のCPU70より無事に待機位置に戻っているか判
定する(S3)。戻っている場合は(S3、YES)読
取動作は正常に終了する(S9)。走行体52が待機位
置に戻っていない場合(S3、NO)、SCU7のCP
U70は、待機位置に戻るべき時間か否かを判定する
(S4)。戻るべき時間でない場合(S4、NO)、走
行体52は待機位置に戻る動作中とみなして、ステップ
2に戻り、同じ手順を繰返す。読取りに要した時間を越
える長い時間(戻るべき筈の時間)が経過していて、セ
ンサ53に出力が得られない、つまり待機位置に戻って
いない場合(S4、YES)、CPU70は、一度照明
ランプ2を点灯させ、走行体52がいる場所での画像デ
ータを取得させる(S5)。取得した画像データと白基
準板51を読取ったときのデータとを比較し(S6)、
一致する場合は(S6、YES)、固定部材50が作動
し、走行体52が強制静止させられている位置であるの
で、固定部材50の誤使用とみなし、照明ランプ2を消
灯し、誤使用の警告を、画像形成装置本体の警告ランプ
(図示せず)を点灯するなどして行い(S7)、画像読
取装置本体の動作を停止する。取得した画像データと白
基準板読取データとが同じでない場合(S6,NO)、
走行体52の駆動部分の誤動作とみなし、照明ランプ2
を消灯し、誤動作の通知を、画像形成装置本体の警告ラ
ンプ(図示せず)を点灯するなどして行い(S8)、画
像読取装置本体の動作を停止する。
【0018】更に、本発明の他の実施形態である固定部
材の動作形態について説明する。本発明は、画像形成装
置の運搬、移動が終了した時点で、固定部材の解除が行
われないまま電源スイッチが投入されたことを通知する
ものである。画像形成装置において、画像読取装置の電
源が投入された場合は、走行体を待機位置に戻す動作を
行った後に、通常の初期設定動作を行う。走行体が既に
待機位置にある場合は、すぐに初期設定動作を行う。こ
の初期設定動作の最初の動作として、操作パネル(図示
せず)から指示して、走行体52を白基準板51の位置
まで移動させる。この指示から走行体52が白基準板位
置に移動する時間が経過した後、走行体位置センサ53
に出力が得られているか否かを判定し、走行体52が待
機位置から外れていることを確認する。待機位置から外
れていれば、固定部材50の固定が解除されているの
で、通常の初期設定動作を行う。待機状態から外れてい
ない場合は、固定部材50の解除を行わないまま電源が
投入されたものとみなして、警告ランプ(図示せず)等
により通知し、画像読取装置本体の動作を停止させる。
【0019】本実施形態によれば、オフィスのレイアウ
ト変更に伴う画像形成装置の運搬、移動等の際に、固定
部材50の作動状況を知ることができ、走行体52を待
機位置に固定した正常な状態で運搬、移動させることが
できる。また固定部材50の解除が行われていないこと
が簡単な手段で確認できるので、解除前の電源投入を回
避することができる。又、前記確認後でなければ初期設
定ができないので、無駄な作業を省くことができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1に対応する効果:オフィスのレ
イアウト変更に伴う画像形成装置の運搬、移動等の際
に、固定部材の作動状況を知ることができ、走行体を待
機位置に固定した正常な状態で運搬、移動させることが
できる。請求項2,3に対応する効果:固定部材が誤っ
て使用されていることが簡易な手段により容易に判別で
き、その状態を知ることができる。請求項4に対応する
効果:画像形成装置の運搬、移動等後、固定部材の作動
状況が確認できるので、固定部材が作動しているまま画
像読取装置の電源が投入されること等が回避され、速や
かに画像読取動作に入ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるカラー画像読取装置の全体
構成概略図である。
【図2】本発明が適用される画像読取装置の回路構成を
示す全体ブロック図である。
【図3】本発明が適用される画像読取装置の画像データ
の処理フローを示す図である。
【図4】本発明が適用される画像読取装置の走行体の移
動、停止を行うモータ制御に係る回路の概略ブロック図
である。
【図5】本発明の実施形態に係る走行体の固定制御装置
の要部概略構成図である。
【図6】本発明の実施形態に係る走行体の固定制御のフ
ロー図である。
【符号の説明】
50・・固定部材、51・・白基準板、52・・走行体、53
・・走行体位置センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取部を有する走行体を待機位置で
    固定する固定部材を備えた画像読取装置であって、走行
    体を待機位置で固定したか否かを判別する手段と、該判
    別手段の出力に基き、前記走行が待機位置で固定してい
    ないとき警告を発する手段を備えたことを特徴とする画
    像読取装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像読取装置において、
    前記判別手段は、固定部材の誤作動により待機位置への
    走行体の移動が阻止される位置に設けた部材を画像読取
    部が読取った読取データと、前記待機位置に戻るまでの
    所定時間を超えた時点で、該走行体が停止した位置で読
    取った画像読取データに基き、走行体が待機位置で停止
    していないと判断することを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像読取装置において、
    前記走行体の移動が固定部材により阻止される位置に設
    けた部材は、画質補正のための白基準板であることを特
    徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載のいずれかに記載の
    画像読取装置において、待機位置に停止している走行体
    を前記部材の位置まで移動させるよう指示する手段と、
    該指示により走行体が前記位置まで移動したか否かによ
    り固定部材が作動しているか否かを判別する手段を有す
    ることを特徴とする画像読取装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101499234A (zh) * 2008-01-28 2009-08-05 精工爱普生株式会社 图像显示装置、其控制方法以及电子设备
JP2020022060A (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 キヤノン株式会社 キャリッジ駆動装置及び画像読取装置

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