JP2002228690A - 電源検出回路 - Google Patents

電源検出回路

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JP2002228690A JP2001025806A JP2001025806A JP2002228690A JP 2002228690 A JP2002228690 A JP 2002228690A JP 2001025806 A JP2001025806 A JP 2001025806A JP 2001025806 A JP2001025806 A JP 2001025806A JP 2002228690 A JP2002228690 A JP 2002228690A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧を線形分割する電源分割回路30の
出力電圧Aと基準電圧回路31の基準電圧Bとを比較回
路32で比較することにより電源を検出して信号を出力
するようにした電源検出回路において、外付け部品を用
いることなく、急峻な電源立上り時に出力電圧Aが基準
電圧Bを上回って立ち上がることに起因する誤信号の出
力を防止できるようにする。 【解決手段】 電源分割回路30と比較回路32との間
に、ソース端子が電源分割回路30の出力端子に接続さ
れる一方、ドレイン端子が比較回路32の入力端子に接
続されかつゲート端子がグランド側に接続されるように
PMOSトランジスタ41を介設し、出力電圧Aがトラ
ンジスタ41の閾値電圧よりも高くなるまでソース−ド
レイン間をOFF状態にして、出力電圧信号の比較回路
32への入力を無効にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源を検出して信
号を出力する電源検出回路に関し、特に電源電圧の急峻
な立上りに起因した誤信号の出力を防止する対策に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、予め定められた所定の電圧を基
に電源を検出するようにした電源検出回路は、図19及
び図20に示すように、例えば、半導体集積回路101
内の演算回路102に対するリセット信号生成回路とし
て用いられていて、一般に、電源電圧が所定電圧Vo以下
であるときには電源は未検出であるとして未検出信号を
出力し、それにより演算回路102を停止させる一方、
電源電圧が所定電圧Voよりも高いときには電源が検出さ
れたとして検出信号を出力し、それにより演算回路10
2を動作させ、これらにより半導体集積回路101が動
作するようになっている。
【0003】このような電源検出回路103は、図21
に示すように、電源端子−グランド端子間に直列に配置
された2個の抵抗113により電源電圧を線形分割して
該分割点での電圧である出力電圧Aの信号を出力する電
源分割回路130と、基準電圧Bの信号を出力する基準
電圧回路131と、電源分割回路130の出力電圧Aと
基準電圧回路131の基準電圧Bとを互いに比較する比
較回路132とで構成されている。ここで、電源分割回
路130の出力電圧Aは、電源電圧を抵抗分割した電圧
であるため、図22(a)に示すように、電源電圧に比
例して変化する。一方、基準電圧回路131の基準電圧
Bは、電源電圧が所定電圧Voだけあるときの出力電圧A
に等しく定められていて、安定状態においては電源電圧
に拘わらず常に一定である。そして、比較回路132で
の比較結果に基づき、一般には、出力電圧Aが基準電圧
B以下であるときに電源電圧は所定電圧Vo以下であると
見做して未検出信号(図示する例ではロー信号L)を出
力する一方、出力電圧Aが基準電圧Bよりも高いときに
は、電源電圧は所定電圧Voよりも高いと見做して検出信
号(図示する例ではハイ信号H)を出力する。つまり、
出力電圧Aの波形と基準電圧Bの波形とは、電源電圧が
所定電圧Voの値をとる位置で互いに交差して交点を形成
するようになされており、その交点を挟んで出力信号が
切り替わるようになっている。
【0004】ところで、基準電圧回路131は、一般
に、電源の立上りと同時に基準電圧信号を出力するよう
になされているが、安定した一定の基準電圧Bの信号を
出力するようになるには、基準電圧回路131の回路構
成で定められる一定の時間が必要である。例えば、バン
ドギャップリファレンス回路が基準電圧回路131とし
て用いられる場合では、そのバンドギャップリファレン
ス回路が安定した一定の電圧の信号を出力するようにな
るには、帰還回路で定められる一定の時間が必要であ
る。そのため、電源電圧の急峻な立上り時に、出力電圧
Aが基準電圧Bを上回って立ち上がったときには、図2
2(b)に示すように、出力電圧Aの波形と基準電圧B
の波形との間に交点が形成されなくなり、このために、
電源検出回路103は、未検出信号(ロー信号)を出力
せず、常に検出信号(ハイ信号H)を出力することにな
り、その結果、半導体集積回路101のリセットがなさ
れなくなってしまうという問題がある。
【0005】この問題に対して、従来では、図19の場
合のように、半導体集積回路101の外部の電源端子に
抵抗器1904及びコンデンサ105を追加したり、図
20の場合のように、半導体集積回路101の外部の電
源端子に容量の大きいコンデンサ105を追加したりし
ており、これらにより、急峻な電源立上り時であっても
半導体集積回路101内の電源検出回路103にとって
は電源電圧の立上りが緩くなるため、確実に未検出信号
(ロー信号)を出力できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電源検出回路103のように、回路本体の外部に抵抗器
104やコンデンサ105を設けると、それらの外付け
部品により、システムコストが上昇するとともに、実装
面積の増大を招くという欠点がある。
【0007】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その主な目的は、電源分割回路の出力電圧と基準
電圧回路の基準電圧とを比較回路で比較することにより
電源を検出して信号を出力するようにした電源検出回路
において、その回路内に改良を加えることで、システム
コストの上昇や実装面積の増大を招く外付け部品を用い
ることなく、急峻な電源立上り時であっても確実に未検
出信号を出力できるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明では、電源立上り時に電源電圧が或る電圧に
達するまでの間、電源分割回路から比較回路に入力され
る信号を無効化(請求項1及び2)又は遅延化(請求項
3及び4)するようにした。また、請求項5〜9ので
は、電源分割回路の動作速度を抑えて出力電圧の立上り
を遅くするようにした。さらに、請求項10〜13で
は、電源立上り時における基準電圧の不安定状態を利用
し、基準電圧が不安定状態にあるときの電源検出回路自
体の出力信号を固定化(請求項8〜11)するようにし
た。
【0009】請求項1の発明では、電源分割回路と基準
電圧回路と比較回路とを備える電源検出回路において、
第二の電圧を予め設定しておき、電源電圧が第二の電圧
よりも低いときには、電源分割回路から比較回路に入力
される出力電圧信号を無効化する一方、電源電圧が第二
の電圧よりも高いときには、前記無効化を停止する信号
無効化手段を設けるようにした。これにより、電源立上
り時に、比較回路における電源分割回路からの入力電圧
が基準電圧回路の基準電圧よりも低い状態の期間が発生
し、よって、急峻な電源立上り時に電源分割回路の出力
電圧が基準電圧を上回って立ち上がったときでも、比較
回路における入力電圧の立上りは緩やかになるため、未
検出信号は確実に出力されるようになる。また、電源電
圧が第二の電圧よりも高いときには信号無効化手段によ
る無効化が停止するため、検出信号は電源電圧の立上り
に応じて出力されるようになり、一方、電源立下り時に
おいては、電源電圧に応じた適正な信号が出力される。
【0010】なお、本発明において、電源が所定電圧に
基づいて検出されるとは、基本的には電源検出回路の出
力信号を受ける回路の側の条件によるが、一般には、電
源電圧が所定電圧に比べてそれよりも少なくとも高いこ
とであり、一方、電源が未検出であるとは、電源電圧が
所定電圧に比べて少なくとも低いことである。また、第
二の電圧は、所定電圧を含みかつ電源電圧の実用上の最
大値を上限とする任意の範囲内において、電源検出回路
の出力信号を受ける回路の条件に応じて適宜定めること
ができるが、電源検出回路の出力信号を受ける回路の設
計の難易度を下げるためには、所定電圧に近い方が好ま
しい。
【0011】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、比較回路における電源分割回路からの入力電圧が
基準電圧回路の基準電圧以下であるときには、電源は未
検出であると見做す一方、入力電圧が基準電圧よりも高
いときには、電源を検出したと見做すようになされてい
る場合に、電源分割回路と比較回路との間に、ソース端
子が電源分割回路の出力端子に接続される一方、ドレイ
ン端子が比較回路の入力端子に接続され、かつゲート端
子が任意の電源に接続されるようにPMOSトランジス
タを介設し、このPMOSトランジスタにより信号無効
化手段を構成するようにした。これにより、電源立上り
時に、出力電圧がPMOSトランジスタの閾値電圧より
も高くなるまでの間、つまり電源電圧が第二の電圧より
も高くなるまでの間は、PMOSトランジスタのソース
−ドレイン間がOFF状態にあるため、電源分割回路の
出力電圧信号は比較回路に伝わらず、一方、出力電圧が
閾値電圧よりも高いときには、PMOSトランジスタの
ソース−ドレイン間がON状態にあるため、出力電圧信
号は、前記PMOSトランジスタの存在しない場合と同
様に比較回路に入力される。よって、請求項1の発明で
の作用は具体的にかつ適正に営まれる。
【0012】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
ける信号無効化手段に代えて、電源分割回路から比較回
路に入力される出力電圧信号を遅延させる信号遅延手段
を設けるようにした。これにより、比較回路における電
源分割回路からの入力電圧の立上りが緩やかになるた
め、急峻な電源立上り時に電源分割回路の出力電圧が基
準電圧回路の基準電圧を上回って立ち上がったときで
も、その出力電圧信号が遅延する分だけ、入力電圧の立
上りは緩くなり、よって、この発明においても、確実に
未検出信号が出力されるようになる。
【0013】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、電源電圧が第二の電圧よりも高いときに信号遅延
手段の遅延動作を無効化する遅延無効化手段を設け、こ
れにより、電源電圧が第二の電圧よりも高い状態での電
源立下り時に、信号遅延手段による出力電圧信号の遅延
に起因して反応速度が低下するという事態を回避できる
ようにした。
【0014】請求項5の発明では、請求項1の信号無効
化手段,及び請求項3の信号遅延手段に代えて、電源電
圧回路の出力電圧の変化速度を抑制する電圧変化抑制手
段を設け、これにより、急峻な電源立上り時であって
も、出力電圧の立上りを緩やかにするようにした。
【0015】請求項6の発明では、請求項5の発明にお
いて、電源電圧が第二の電圧よりも高いときに電圧変化
抑制手段の抑制動作を無効化する抑制無効化手段を設
け、これにより、電源電圧が第二の電圧よりも高い状態
での電源立下り時に、電圧変化抑制手段により出力電圧
の変化速度が抑えられることに起因して反応速度が低下
するという事態を回避できるようにした。
【0016】請求項7の発明では、請求項6の発明にお
いて、電源分割回路の出力端子と第二の電源との間に直
列に配置されるように設けたコンデンサ及びスイッチに
よりそれぞれ電圧変化抑制手段及び抑制無効化手段を構
成し、電源電圧が第二の電圧よりも低いときには、スイ
ッチをONにしてコンデンサへの充電により出力電圧の
変化速度を抑える一方、電源電圧が第二の電圧よりも高
いときには、スイッチをOFFにしてコンデンサの充電
動作を無効化することにより、出力電圧を電源電圧に比
例して変化させるようにする。よって、請求項6の発明
での作用は具体的にかつ適正に営まれる。
【0017】請求項8の発明では、請求項6の発明にお
いて、抑制無効化手段により電圧変化抑制手段の作動を
切り替える際の基準になる第二の電圧を、電源検出回路
が電源を検出する際の閾値である所定電圧に等しくする
ようにした。これにより、第二の電圧を発生するための
専用の回路が不要になり、その分だけ回路規模が抑えら
れる。
【0018】請求項9の発明では、請求項8の発明にお
いて、出力電圧が基準電圧以下であるときには電源は未
検出であると見做す一方、出力電圧が基準電圧よりも高
いときには電源を検出したと見做すようになされている
場合に、電源の立上り開始時点では出力電圧と基準電圧
とが互いに等しいということを利用し、電源分割回路の
出力端子と第二の電源との間に配置されるように設けた
コンデンサにより電圧変化抑制手段を構成するととも
に、電源分割回路の出力端子と第二の電源との間にコン
デンサに対し直列に配置されるように設けたスイッチに
より抑制無効化手段を構成して、比較回路の出力、すな
わち電源検出回路の出力によりスイッチをON/OFF
するようにした。つまり、出力電圧が基準電圧以下であ
るときの未検出信号(例えば、ロー信号)によりスイッ
チをONにし、一方、出力電圧が基準電圧よりも高いと
きの検出信号(例えば、ハイ信号)によりスイッチをO
FFにする。これにより、電源立上り時には、最初は出
力電圧と基準電圧とが互いに等しくてスイッチがONで
あるため、コンデンサへの充電により電源分割回路の出
力電圧の立上り速度が抑制され、一方、電源立下り時に
は、最初は出力電圧が基準電圧よりも高くてスイッチが
OFFであるため、出力電圧は電源電圧に比例して変化
する。よって、請求項8の発明での作用は具体的にかつ
適正に営まれる。
【0019】請求項10の発明では、電源立上り時の基
準電圧の不安定状態を利用すべく、請求項1の発明の信
号無効化手段,請求項3の発明の信号遅延手段,及び請
求項5の電圧変化抑制手段に代えて、基準電圧が安定状
態にあるか否かを判別し、安定状態にないと判別したと
きには不安定信号を出力する一方、安定状態にあると判
別したときには安定信号を出力する基準電圧判別回路を
設けるとともに、その基準電圧判別回路の不安定信号に
より電源検出回路の出力信号を電源未検出時の信号に固
定化する一方、基準電圧判別回路の安定信号により前記
固定化を解除する出力固定化手段を設けるようにした。
これにより、電源立上り時に基準電圧が不安定状態にあ
るときには出力信号が未検出信号に固定化されるため、
急峻な電源立上り時であっても確実な未検出信号の出力
が行われるとともに、基準電圧が安定状態にある電源立
下り時では、前記出力固定化手段の存在しない場合と同
程度の高速な反応速度が維持され、加えて、緩やかな電
源立上り時であっても、基準電圧の不安定状態に起因し
て出力電圧が基準電圧を上回ることにより誤って検出信
号を出力するという事態が回避される。
【0020】請求項11の発明では、請求項10の発明
において、電源未検出時にロー信号を出力する一方、電
源検出時にハイ信号を出力するようになされている場合
に、比較回路と該比較回路用の電源との間に配置される
ようにスイッチを設けて出力固定化手段を構成し、この
スイッチを不安定信号によりOFFにすることで、比較
回路の電源を切断して該比較回路の出力をプルダウン
し、これにより、出力信号をロー信号、つまり電源未検
出信号に固定化するようにした。
【0021】請求項12の発明では、請求項10の発明
において、出力電圧が基準電圧よりも低いときには電源
は未検出であると見做す一方、出力電圧が基準電圧より
も高いときには電源を検出したと見做すようになされて
いる場合に、出力固定化手段としてのスイッチを、電源
分割回路の出力端子と第二の電源との間に配置されるよ
うに設け、このスイッチを不安定信号によりOFFにす
ることで、電源分割回路の出力端子を第二の電源にショ
ートさせて該電源分割回路の出力をプルダウンし、これ
により出力信号を固定化するようにした。
【0022】請求項13の発明では、請求項10の発明
において、請求項12の発明の場合と同じく、出力電圧
が基準電圧よりも低いときには電源は未検出であると見
做す一方、出力電圧が基準電圧よりも高いときには電源
を検出したと見做すように成されている場合に、出力固
定化手段としてのスイッチを、電源分割回路と第一の電
源との間に介在するように設け、このスイッチを不安定
信号によりOFFにすることで、電源分割回路の出力を
プルダウンして出力信号をロー信号に固定化するように
した。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
に基づいて説明する。
【0024】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係る電源検出回路3の全体構成を示しており、本実
施形態は、請求項1に対応している。
【0025】この電源検出回路3は、図2に示すよう
に、半導体集積回路1において、電源電圧が、予め定め
られた所定電圧としての第一の電圧に基づいて電源を検
出するようになされていて、電源電圧が第一の電圧以下
であるときには未検出信号を出力して演算回路2の動作
を停止する一方、電源電圧が第一の電圧よりも高いとき
には検出信号を出力して演算回路2を動作させるリセッ
ト信号生成回路として用いられる。
【0026】電源検出回路3は、第一の電源に接続され
る電源端子10と、第二の電源としてのグランドに接続
されるグランド端子11と、信号を出力するための出力
端子12とを備えているとともに、電源端子10及びグ
ランド端子11間に印可された電源電圧を線形分割して
得られる出力電圧Aの信号を出力する電源分割回路30
と、電源電圧が第一の電圧だけあるときの出力電圧Aに
等しく定められた基準電圧Bの信号を出力する基準電圧
回路31と、電源分割回路30から入力された出力電圧
信号の電圧である入力電圧Cと基準電圧回路31から入
力された基準電圧信号の基準電圧Bとを互いに比較する
比較回路32とを備えていて、入力電圧Cが基準電圧B
以下であるときには、電源は未検出であると見做して未
検出信号としてのロー信号Lを出力する一方、入力電圧
Cが基準電圧Bよりも高いときには、電源が検出された
と見做して検出信号としてのハイ信号Hを出力するよう
になされている。
【0027】具体的には、電源分割回路30は、電源端
子10とグランド端子11との間に直列に配置された二
つの抵抗器13と、それら二つの抵抗器13の間に設け
られた出力端子とからなっていて、電源端子10及びグ
ランド端子11間に印可された電源電圧を二つの抵抗器
13により線形分割してその分割点での出力電圧Aの信
号を出力端子から出力するようになっている。
【0028】基準電圧回路31としては、図3に示すよ
うに、抵抗器16と、ダイオード17と、オペアンプ1
8とが接続されてなるバンドギャップリファレンス回路
が用いられる。
【0029】比較回路32は、その入力側に、電源分割
回路30からの出力電圧信号が入力される入力端子と、
基準電圧回路31からの基準電圧信号が入力される入力
端子とを有しており、その出力側は、電源検出回路3の
出力端子12に接続されている。また、比較回路32に
は、該比較回路32を動作させるための電源端子14と
グランド端子15とが設けられている。
【0030】そして、本実施形態では、電源分割回路3
0の出力端子と、比較回路32の電源分割回路30側の
入力端子との間に、信号無効化手段としての信号無効化
回路40が介設されている。この信号無効化回路40
は、予め設定された第二の電圧を有していて、電源電圧
が第二の電圧以下であるときには、電源分割回路30の
出力電圧信号が比較回路32の電源分割回路30側の入
力端子に伝わらないように働き、一方、電源電圧が第二
の電圧よりも高いときには、電源分割回路30の出力電
圧信号を比較回路32の入力端子に伝わらせる回路であ
る。
【0031】以上のように構成された電源検出回路3の
作用を、図4の電圧特性図に基づいて説明する。電源分
割回路30の出力側のノード電圧である出力電圧Aは、
電源電圧を線形分割したものであるので該電源電圧に比
例した波形となる。これに対し、基準電圧回路31の出
力側のノード電圧である基準電圧Bは、電源電圧の小さ
い領域では基準電圧回路31が動作できないため一定で
はないが、或る電圧以上の領域では電源電圧の変化に拘
わらず一定電圧の波形となる。そして、比較回路32の
電源分割回路30側の入力端子の電圧である入力電圧C
は、電源電圧が信号無効化回路40の働く第二の電圧以
下である領域ではグランドレベルとなるが、第二の電圧
よりも高い領域では電源分割回路30の出力電圧Aと同
電位になる。
【0032】そして、電源電圧がゆっくりと立ち上がる
場合には、図4(a)に示すように、基準電圧回路31
が安定した一定の基準電圧Bを出力する領域において、
出力電圧Aがその波形を基準電圧Bの波形に交差させる
ように立ち上がるため、電源電圧が第一の電圧以下であ
るときには電源検出回路3はロー信号Lを出力し、また
電源電圧が第一の電圧よりも高いときにはハイ信号Hを
出力する。一方、図4(b)に示すように、電源電圧が
急峻に立ち上がった場合には、出力電圧Aが基準電圧B
を上回って立ち上り、出力電圧A及び基準電圧Bの両波
形間には交点が形成されないことから、従来では常にハ
イ信号を出力してしまうことになる。
【0033】これに対し、本実施形態では、信号無効化
回路40を経由した電源分割回路30の出力電圧Aであ
る比較回路32の入力電圧Cと、基準電圧回路31の基
準電圧Bとの間に交点が形成されるので、電源検出回路
3は確実にロー信号Lを出力することが可能となる。
【0034】また、電源立下り時の動作は、電源電圧が
第二の電圧よりも高い状態から降下することになって出
力電圧信号が遅延しないため、ゆっくり立ち下がって
も、急峻に立ち下がっても、図4(a)の特性となり、
よって、電源検出回路3は正常な信号を出力する。
【0035】したがって、本実施形態によれば、システ
ムコストの上昇や実装面積の増大を招く外付け部品を用
いることなく、急峻な電源立上り時であっても確実にロ
ー信号Lを出力することができ、また電源立下り時には
電源電圧に応じた適正な信号を出力することができる。
【0036】(実施形態2)図5は、本発明の実施形態
2に係る電源検出回路3の全体構成を示しており、実施
形態1の場合と同じ部分には同じ符号を付して示してい
る。本実施形態は、実施形態1を具体化したものであっ
て、請求項2に対応している。
【0037】本実施形態では、実施形態1の信号無効化
回路40として、ソース端子が電源分割回路30の出力
端子に接続される一方、ドレイン端子が比較回路32の
電源分割回路30側の入力端子に接続され、かつゲート
端子がグランド側に接続されるPMOSトランジスタ4
1を用いる。
【0038】このPMOSトランジスタ41は、或る閾
値電圧Vtpを有していて、ゲート−ソース間の電圧が閾
値電圧Vtpよりも高くないと、ソース−ドレイン間に電
流が流れないという特性を持つ。そのため、電源分割回
路30の出力電圧AがPMOSトランジスタ41の閾値
電圧Vtpよりも高くなるまで、つまり、電源電圧が、V
tp*(1+R1/R2)、という電圧(但し、R1:電
源端子10側の抵抗器13の抵抗値、R2:グランド端
子11側の抵抗器13の抵抗値)よりも高くなって電源
を検出するまで、電源分割回路30から比較回路32へ
の出力電圧信号の入力は無効化される。一方、電源電圧
が前記の電圧よりも高いときには、ソース−ドレイン間
はON状態であるため、出力電圧信号は無効化されるこ
となく比較回路32に入力される。
【0039】したがって、本実施形態によれば、実施形
態1における第二の電圧をVtp*(1+R1/R2)と
した状態(第二の電圧=Vtp*(1+R1/R2))と
することができ、よって、実施形態1による効果を具体
的にかつ適正に得ることができる。
【0040】なお、上記の実施形態では、PMOSトラ
ンジスタ41のゲート端子をグランド側に接続するよう
にしているが、任意の電圧Vpgの端子に接続し、それに
より、第二の電圧を、Vtp*(1+R1/R2)+Vp
g、という任意の電圧(第二の電圧=Vtp*(1+R1
/R2)+Vpg)に定めるようにしてもよい。
【0041】(実施形態3)図6は、本発明の実施形態
3に係る電源検出回路3の全体構成を示しており、実施
形態1の場合と同じ部分には同じ符号を付して示してい
る。本実施形態は、請求項3及び4に対応するものであ
る。
【0042】本実施形態では、実施形態1の信号無効化
回路40に代えて、電源分割回路30の出力端子と比較
回路32の電源分割回路30側の入力端子との間に、信
号遅延手段としての信号遅延回路50が介設されている
とともに、この信号遅延回路50の遅延機能を無効化す
る遅延無効化手段としての遅延無効化回路51を備える
ようになされている。
【0043】ここで、信号遅延回路50は、電源分割回
路30から比較回路32に入力される出力電圧信号を遅
延させるように働く回路である。そして、遅延無効化回
路51は、電源電圧が第二の電圧よりも高いときには、
電源分割回路30の出力電圧信号が比較回路32の入力
端子に遅延せずに伝わるように信号遅延回路50の遅延
動作を無効化する回路である。つまり、出力電圧信号
は、電源電圧が第二の電圧以下であるときには、信号遅
延回路50により比較回路32への入力が遅延される一
方、電源電圧が第二の電圧よりも高いときには、信号遅
延回路50による遅延を受けることなく比較回路32に
入力されるようになっている。なお、その他の構成は、
実施形態1の場合と同じであるので説明は省略する。
【0044】以上のように構成された電源検出回路3の
作用を、図7に基づいて説明する。電源電圧がゆっくり
と立ち上がる場合には、図7(a)に示すように、出力
電圧Aは、基準電圧回路31が安定した一定の基準電圧
Bを出力する領域において該基準電圧Bとの間で波形同
士を交差させるように立ち上がるため、電源検出回路3
は正常な値の信号を出力する。一方、電源電圧が急峻に
立ち上がる場合には、図7(b)に示すように、出力電
圧Aは基準電圧Bに交差することなく立ち上がるため、
従来では、常にハイ信号Hを出力してしまう。
【0045】これに対し、本実施形態では、比較回路3
2における電源分割回路30からの入力電圧Cの立上り
が信号遅延回路50により遅延されるため、この入力電
圧Cが波形を基準電圧Bの波形に交差させるように立ち
上がり、よって、電源検出回路3は、入力電圧Cが基準
電圧Bに達するまでは確実にロー信号Lを出力すること
が可能になる一方、入力電圧Cが基準電圧Bよりも高く
なってからはハイ信号Hを出力するようになる。
【0046】また、電源立下り時には、電源電圧は第二
の電圧よりも高い状態から降下することになって、遅延
無効化回路51により信号遅延回路50の遅延動作が無
効化されるため、電源分割回路30の出力電圧信号は遅
延せずに比較回路32に入力され、よって、信号遅延回
路50の存在しない場合と同程度の高速応答が維持され
る。
【0047】したがって、本実施形態によっても、実施
形態1の場合と同じ効果を奏することができる。
【0048】(実施形態4)図8は、本発明に実施形態
4に係る電源検出回路3の全体構成を示しており、実施
形態1の場合と同じ部分には同じ符号を付して示してい
る。本実施形態は、請求項5〜7に対応するものであ
る。
【0049】本実施形態では、電源検出回路3は、実施
形態1の信号無効化回路40,及び実施形態3の信号遅
延回路50に代えて、電源分割回路30の出力端子とグ
ランド側との間に配置されるように設けられた電圧変化
抑制手段としてのコンデンサ60を備えている。また、
コンデンサ60に直列に配置されるように設けられた抑
制無効化手段としてのスイッチ61と、電源電圧を検出
する簡易電源検出回路33とを備えていて、簡易電源検
出回路33の出力によりスイッチ61をON/OFFす
るようになされている。
【0050】簡易電源検出回路33は、電源電圧が第二
の電圧以下であるときには、スイッチ61をONにする
信号を出力し、一方、電源電圧が第二の電圧よりも高い
ときには、スイッチ61をOFFにする信号を出力する
ように働く。これにより、電源分割回路30の出力電圧
Aは、電源電圧が第二の電圧以下であるときには、コン
デンサ60により電源電圧に比べて変化の速度が遅くな
り、一方、電源電圧が第二の電圧よりも高いときには、
コンデンサ60がみえなくなるため、電源電圧に比例し
て変化することになる。
【0051】簡易電源検出回路33の具体例としては、
例えば、図9に示すように、電流源19とダイオード2
0とからダイオード20の閾値電圧を形成し、この閾値
電圧と電源電圧とを互いに比較することによって、電源
検出を行うようにしたものが挙げられる。なお、ダイオ
ード20の閾値電圧は、温度によって小さくなる特性を
持つため、この簡易電源検出回路33は温度によって検
出電圧が異なってしまうが、第二の電圧は一定電圧であ
る必要はないため、このような回路構成を使用すること
が可能である。
【0052】以上のように構成された電源検出回路3の
作用を説明すると、電源立上り時において、電源電圧が
第二の電圧以下である領域では、スイッチ61がONで
あるため、電源分割回路30の出力電圧Aの立上り速度
は電源電圧の立上り速度に比べて遅くなる。これによ
り、電源電圧が急峻に立ち上がったときでも、出力電圧
Aはその波形が基準電圧Bの波形に交差するように緩や
かに立ち上がり、よって、急峻な電源立上り時であって
も、確実なロー信号Lの出力が可能である。そして、電
源電圧が第二の電圧よりも高い領域では、ハイ信号Hが
出力されるとともに、スイッチ61がOFFであるた
め、出力電圧Aは電源電圧に比例して変化する。
【0053】一方、電源立下り時には、電源電圧が第二
の電圧よりも高い状態から降下することになってスイッ
チ61がOFFであるため、出力電圧Aは電源電圧に比
例して立ち下り、よって、コンデンサ60の存在しない
場合と同程度の応答速度が維持される。なお、比較回路
32における電源分割回路30からの入力電圧Cは、実
施形態1〜3の場合とは異なり、出力電圧Aと常に同電
位である。
【0054】したがって、本実施形態によっても、実施
形態1の場合と同じ効果を奏することができる。
【0055】(実施形態5)図10は、本発明の実施形
態5に係る電源検出回路の全体構成を示しており、実施
形態4の場合と同じ部分には同じ符号を付して示してい
る。本実施形態は、実施形態4の場合とは別の態様を示
すものであって、請求項8及び9に対応している。
【0056】本実施形態では、実施形態4のスイッチ6
1をPMOSスイッチ62に置き替えるとともに、その
PMOSスイッチ62を、実施形態4の簡易電源検出回
路33に代えて、比較回路32の出力、つまり電源検出
回路3自身の出力信号によりON/OFFするようにし
ている。
【0057】具体的には、PMOSスイッチ62は、電
源検出回路3のロー信号LによりONになる一方、電源
検出回路3のハイ信号HによりOFFになるようになっ
ている。つまり、電源立上り開始時点の電源電圧が小さ
いときには、出力電圧Aと基準電圧Bとが互いに等しく
て電源検出回路3はロー信号Lを出力するということを
利用し、そのロー信号LによりPMOSスイッチ62を
ONにしてコンデンサ60を働かせることで、電源立上
り時に電源分割回路30の出力電圧Aをその波形が基準
電圧Bの波形に交差するようにゆっくりと立ち上げるよ
うにし、これにより、電源電圧が急峻に立ち上がったと
きでも確実にロー信号Lを出力させ、一方、出力電圧A
が基準電圧Bよりも高くなってハイ信号Hが出力される
ようになった後は、そのハイ信号HによりPMOSスイ
ッチ62をOFFにしてコンデンサ60を無効にするこ
とで、入力電圧Cを電源電圧に比例して変化させ、それ
により電源立下り時の高速な反応を維持するようにして
いる。
【0058】電源がゆっくり立ち上がる場合の出力電圧
A及び基準電圧Bの各変化を、図11(a)に、また、
電源が急峻に立ち上がる場合のそれら電圧A,B,Cの
各変化を、図11(b)にそれぞれ併せて示す。
【0059】したがって、本実施形態によっても、実施
形態4の場合と同じ効果を奏することができる。
【0060】(実施形態6)図12は、本発明の実施形
態6に係る電源検出回路の全体構成を示しており、実施
形態1の場合と同じ部分には同じ符号を付して示してい
る。本実施形態は、請求項10に対応するものである。
【0061】本実施形態では、実施形態1の信号無効化
回路40,実施形態3の信号遅延回路50,並びに実施
形態4及び5のコンデンサ60に代えて、基準電圧回路
31が安定状態にあるかどうかを判別する基準電圧判別
回路70と、この基準電圧判別回路70の出力により電
源検出回路3の出力信号を強制的にロー信号Lに固定す
る出力固定化手段としての出力ロー固定回路71とを備
えている。
【0062】基準電圧判別回路70は、出力ロー固定回
路71に対し、基準電圧Bが電源電圧に対して一定でな
くて不安定状態にあると判別したきには、不安定信号を
出力し、一方、基準電圧Bが電源電圧に対して一定な安
定状態にあると判別したときには安定信号を出力する回
路である。このような基準電圧判別回路70の具体例と
しては、例えば、図13に示すように、電流源19とダ
イオード20とからダイオード20の閾値電圧を形成
し、このダイオード20の閾値電圧と、基準電圧回路3
1の基準電圧Bとを比較器21により互いに比較するこ
とによって、基準電圧Bの安定状態を判別するようにし
たものが挙げられる。
【0063】出力ロー固定回路71は、比較回路32の
出力端子と電源検出回路3の出力端子12との間に介設
されていて、基準電圧判別回路70が不安定信号を出力
したときには、電源検出回路3の出力を強制的にロー信
号Lに固定化し、一方、基準電圧判別回路70が安定信
号を出力したときには、比較回路32の出力をそのまま
電源検出回路3の出力とするようになされている。
【0064】以上のように構成された電源検出回路3の
動作を、図14に基づいて説明すると、電源立上り時に
おける電源電圧の低い領域では、図14(a)に示すよ
うに、基準電圧Bが不安定状態にあるため、基準電圧判
別回路70は不安定信号を出力し、この不安定信号によ
り出力ロー固定回路71は電源検出回路3の出力を強制
的にロー信号Lに固定する。よって、電源電圧が急峻に
立ち上がっても、ロー信号Lは出力される。なお、電源
電圧が緩やかに立ち上がる場合であっても、基準電圧B
の不安定状態に起因して出力電圧Aが基準電圧Bを上回
ることがあり、そのために、従来では電源電圧が第一の
電圧以下であるにも拘わらず誤ってハイ信号を出力する
ことになるが、本実施形態では、基準電圧Bが不安定領
域にあるときには出力がロー信号Lに固定されるため、
そのような事態は回避される。
【0065】やがて、基準電圧Bが安定状態に入ると、
基準電圧判別回路70は安定信号を出力し、この安定信
号により出力ロー固定回路71は、比較回路32の比較
結果をそのまま電源検出回路3の出力信号として出力す
る。その際に、電源分割回路30の出力電圧Aが未だ基
準電圧Bよりも低い領域では、比較回路32の結果から
電源検出回路3の出力はロー信号Lになる。そして、電
源分割回路30の出力電圧Aが基準電圧Bよりも高い領
域では、比較回路32の結果から電源検出回路3の出力
はハイ信号Hになる。
【0066】一方、電源電圧が急峻に立ち上がる場合に
は、出力電圧Aが基準電圧Bを上回っていて両波形間に
交点が形成されないことから、比較回路32での比較結
果により、図14(b)に示すように、従来では常にハ
イ信号となる。これに対し、本実施形態では、電源立上
り時の基準電圧Bの不安定領域では出力信号は強制的に
ロー信号Lとなり、よって、確実にロー信号Lを出力す
ることが可能である。
【0067】また、電源立下り時には、基準電圧Bは既
に安定状態にあるため、比較回路32の結果が電源検出
回路3の結果となり、よって、出力ロー固定回路71の
存在しない場合と同程度の高速な反応が維持される。
【0068】したがって、本実施形態によれば、電源電
圧が小さいときには必ず基準電圧Bの不安定領域が存在
することを利用し、基準電圧Bが不安定領域にあるとき
には出力をロー信号Lに固定化する一方、基準電圧Bが
安定領域にあるときには、比較回路32の出力をそのま
ま電源検出回路3の出力にするようにしたので、急峻な
電源立上り時でも、確実なロー信号Lの出力を可能にす
るとともに、電源立下り時の高速な反応を維持すること
ができる。
【0069】さらに、本実施形態によれば、緩やかな電
源立上り時であっても、基準電圧Bの不安定状態により
出力電圧Aが基準電圧Bを上回ることに起因して誤って
ハイ信号が出力されるという事態を回避することもでき
る。
【0070】(実施形態7)図15は、本発明の実施形
態7に係る電源検出回路の全体構成を示しており、実施
形態6の場合と同じ部分には同じ符号を付して示してい
る。本実施形態は、請求項11に対応していて、実施形
態6の場合とは別の態様を示すものである。
【0071】本実施形態では、出力固定化手段として、
実施形態6の出力ロー固定回路71に代えて、比較回路
32と該比較回路32の電源端子14との間にスイッチ
72を設け、このスイッチ72を基準電圧判別回路70
の判別結果によりON/OFFするようにしている。具
体的には、スイッチ72は、基準電圧判別回路70の不
安定信号によりOFFになり、一方、基準電圧判別回路
70の安定信号によりONになるようになっている。
【0072】以上のように構成された電源検出回路3の
動作を説明すると、基準電圧Bが不安定領域にあるとき
には、スイッチ72がOFFであるために、比較回路3
2が非作動状態になってその出力がプルダウンし、この
ことで、電源検出回路3の出力はロー信号Lに固定化さ
れる。一方、基準電圧Bが安定領域にあるときには、ス
イッチ72がONであるために、比較回路32は出力電
圧Aと基準電圧Bとを互いに比較してその結果を出力す
るように動作する。
【0073】したがって、本実施形態によっても、実施
形態6の場合と同様の効果を奏することができる。
【0074】(実施形態8)図16は、本発明の実施形
態8に係る電源検出回路3の全体構成を示しており実施
形態6の場合と同じ部分には同じ符号を付して示してい
る。本実施形態は、実施形態6及び7の場合とは別の態
様を示すものであって、請求項12に対応している。
【0075】本実施形態では、出力固定化手段として、
実施形態6の出力ロー固定回路71の代りに、スイッチ
73を電源分割回路30の出力端子とグランド側との間
に配置されるように設け、このスイッチ73を基準電圧
判別回路70の判別結果によりON/OFFするように
している。具体的には、スイッチ73は、基準電圧判別
回路70の不安定信号によりONになり、一方、基準電
圧判別回路70の安定信号によりOFFになるようにな
されている。
【0076】以上のように構成された電源検出回路3の
動作を、図17に基づいて説明すると、基準電圧Bが不
安定領域にあるときには、スイッチ73がONであるた
めに電源分割回路30の出力端子がグランドに接続され
る。これにより、電源分割回路30の出力電圧Aの立上
りが、図17(a)に示すように緩やかであっても、ま
た、図17(b)に示すように急峻であっても、基準電
圧不安定領域においては、出力電圧Aはグランド電位に
抑えられ、よって、電源検出回路3の出力信号はロー信
号Lに固定されることになる。一方、基準電圧Bが安定
領域にあるときには、スイッチ73がOFFであるため
に、出力電圧Aは従来の場合と同様に電源電圧に比例し
て変化する。よって、電源検出回路3は、通常動作によ
り、比較回路32における出力電圧Aと基準電圧Bとの
比較結果に応じた信号を出力するようになる。
【0077】したがって、本実施形態によっても、実施
形態6の場合と同様の効果を奏することができる。
【0078】(実施形態9)図18は、本発明の実施形
態9に係る電源検出回路3の全体構成を示しており実施
形態6の場合と同じ部分には同じ符号を付して示してい
る。本実施形態は、施形態6〜8の場合とは別の態様を
示すものであって、請求項13に対応している。
【0079】本実施形態では、出力固定化手段として、
実施形態6の出力ロー固定回路71の代りに、電源端子
10と電源分割回路30との間にスイッチ74を介設
し、このスイッチ74を基準電圧判別回路70の判別結
果によりON/OFFするようにしている。
【0080】具体的には、スイッチ74は、基準電圧判
別回路70の不安定信号によりOFFになり、このこと
で電源分割回路30の出力電圧Aがグランド端子11を
介してプルダウンされるため、電源検出回路3の出力は
ロー信号Lに固定され、一方、基準電圧判別回路70の
安定信号によりONになり、よって、電源検出回路3は
通常動作を行う。
【0081】したがって、本実施形態によっても、実施
形態6の場合と同じ効果を奏することができる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1及び2の
発明によれば、電源電圧を線形分割する電源分割回路の
出力電圧と基準電圧回路の基準電圧とを比較回路で比較
することにより電源を検出して信号を出力するようにし
た電源検出回路において、電源立上り時に電源電圧が第
二の電圧に達するまでの間、電源分割回路から比較回路
に入力される信号を無効化するようにしたため、従来の
場合のようなシステムコストの上昇や実装面積の増大を
招く外付け部品を用いることなく、急峻な電源立上り時
に確実に未検出信号を出力することができる。
【0083】請求項3〜7の発明によれば、電源立上り
時に電源電圧が第二の電圧に達するまでの間、電源分割
回路から比較回路に入力される信号を遅延させるように
したため、これらの発明によっても、請求項1及び2の
発明の場合と同じ効果を奏することができる。
【0084】請求項5〜9の発明によれば、電源立上り
時に電源電圧が第二の電圧に達するまでの間、電源分割
回路の動作速度を抑えて出力電圧の立上りを遅くするよ
うにしたため、これらの発明によっても、請求項1及び
2の場合と同じ効果を奏することができる。
【0085】請求項10〜13の発明によれば、電源立
上り時における基準電圧の不安定状態を利用し、基準電
圧が不安定状態にあるときの電源検出回路自体の出力信
号を固定化するようにしたため、これらの発明によって
も、請求項1及び2の発明の場合と同じ効果を奏するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る電源検出回路の全体
構成を示す回路図である。
【図2】電源検出回路を内蔵した半導体集積回路の構成
を示す回路図である。
【図3】基準電圧回路の構成例を示す回路図である。
【図4】(a)立上り変化のゆるい電源電圧及び(b)
急峻な立上り電源電圧に対する電源分割回路の出力電
圧,基準電圧回路の基準電圧,及び比較回路の入力電圧
の各変化を併せて示す特性図である。
【図5】本発明の実施形態2に係る電源検出回路の全体
構成を示す回路図である。
【図6】本発明の実施形態3に係る電源検出回路の全体
構成を示す回路図である。
【図7】図4相当図である。
【図8】本発明の実施形態4に係る電源検出回路の全体
構成を示す回路図である。
【図9】簡易電源検出回路の構成例を示す回路図であ
る。
【図10】本発明の実施形態5に係る電源検出回路の全
体構成を示す回路図である。
【図11】(a)緩やかな立上り電源電圧及び(b)急
峻な立上り電源電圧に対する出力電圧及び基準電圧の各
変化を併せて示す電圧特性図である。
【図12】本発明の実施形態6に係る電源検出回路の全
体構成を示す回路図である。
【図13】基準電圧回路及び基準電圧判別回路の構成例
を示す回路図である。
【図14】図11相当図である。
【図15】本発明の実施形態7に係る電源検出回路の全
体構成を示す回路図である。
【図16】本発明の実施形態8に係る電源検出回路の全
体構成を示す回路図である。
【図17】図11相当図である。
【図18】本発明の実施形態9に係る電源検出回路の全
体構成を示す回路図である。
【図19】外付け部品である抵抗器及びコンデンサを備
えた従来の電源検出回路を内蔵する半導体集積回路の構
成を示す回路図である。
【図20】外付け部品である大容量のコンデンサを備え
た従来の電源検出回路を内蔵する半導体集積回路の構成
を示す回路図である。
【図21】従来の電源検出回路の全体構成を示す図1相
当図である。
【図22】図4及び図11相当図である。
【符号の説明】
3 電源検出回路 10 電源端子(第一の電源用の端子) 11 グランド端子(第二の電源用の端子) 12 出力端子 14 (比較回路用の)電源端子 30 電源分割回路 31 基準電圧回路 32 比較回路 40 信号無効化回路(信号無効化手段) 41 PMOSトランジスタ(信号無効化手段) 50 信号遅延回路(信号遅延手段) 51 遅延無効化回路(遅延無効化手段) 60 コンデンサ(電圧変化抑制手段) 61 スイッチ(抑制無効化手段) 62 PMOSスイッチ(抑制無効化手段) 71 出力ロー固定回路(出力固定化手段) 72 スイッチ(出力固定化手段) 73 スイッチ(出力固定化手段) 74 スイッチ(出力固定化手段) V0 第一の電圧(所定電圧) Vtp 閾値電圧 A (電源分割回路の)出力電圧 B (基準電圧回路の)基準電圧 C (比較回路における電源分割回路からの)入力電圧 L ロー信号(未検出信号) H ハイ信号(検出信号)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 崎山 史朗 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2G035 AA13 AB02 AC01 AC17 AD03 AD04 AD11 AD17 AD23 AD44 AD56 AD61 5J055 AX21 AX57 BX41 CX00 DX01 EY01 EY03 EY10 EY12 EY21 EZ03 EZ09 EZ10 EZ50 EZ51 GX01 GX02 GX06

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた所定電圧に基づき、第一
    の電源と第二の電源とからなる電源を検出して信号を出
    力するようにした電源検出回路であって、 前記第一の電源と前記第二の電源との間の電圧である電
    源電圧を線形分割して該分割点での第二の電源に対する
    電圧である出力電圧の信号を出力する電源分割回路と、
    前記電源電圧が前記所定電圧だけあるときの電源分割回
    路の出力電圧に等しく定められた基準電圧の信号を出力
    する基準電圧回路と、前記電源分割回路から入力された
    出力電圧信号の電圧である入力電圧と前記基準電圧回路
    から入力された基準電圧信号の基準電圧とを互いに比較
    する比較回路とを備え、 予め設定された第二の電圧を有し、前記電源電圧が第二
    の電圧よりも低いときには、前記電源分割回路から前記
    比較回路への出力電圧信号の入力を無効化する一方、前
    記電源電圧が第二の電圧よりも高いときには、前記無効
    化を停止する信号無効化手段を備えることを特徴とした
    電源検出回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電源検出回路は、比較
    回路における電源分割回路からの入力電圧が基準電圧回
    路の基準電圧以下であるときには、電源は未検出である
    と見做す一方、前記入力電圧が前記基準電圧よりも高い
    ときには、電源を検出したと見做すように構成され、 信号無効化手段は、 前記電源分割回路と、前記比較回路との間に介在するよ
    うに設けられ、ソース端子が電源分割回路の出力端子に
    接続されている一方、ドレイン端子が比較回路の電源分
    割回路側の入力端子に接続され、かつゲート端子が、閾
    値電圧を第二の電圧に対応させる任意の電源に接続され
    るPMOSトランジスタであることを特徴とした電源検
    出回路。
  3. 【請求項3】 予め定められた所定電圧に基づき、第一
    の電源と第二の電源とからなる電源を検出して信号を出
    力するようにした電源検出回路であって、 前記第一の電源と前記第二の電源との間の電圧である電
    源電圧を線形分割して該分割点での第二の電源に対する
    電圧である出力電圧の信号を出力する電源分割回路と、
    前記電源電圧が前記所定電圧だけあるときの電源分割回
    路の出力電圧に等しく定められた基準電圧の信号を出力
    する基準電圧回路と、前記電源分割回路から入力された
    出力電圧信号の電圧である入力電圧と前記基準電圧回路
    から入力された基準電圧信号の基準電圧とを互いに比較
    する比較回路とを備え、 前記電源分割回路から前記比較回路への出力電圧信号の
    入力を遅延させるように動作する信号遅延手段を備える
    ことを特徴とした電源検出回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の電源検出回路におい
    て、 第二の電圧が予め設定され、 電源電圧が前記第二の電圧よりも高いときに、信号遅延
    手段の遅延動作を無効化する遅延無効化手段を備えるこ
    とを特徴とした電源検出回路。
  5. 【請求項5】 予め定められた所定電圧に基づき、第一
    の電源と第二の電源とからなる電源を検出して信号を出
    力するようにした電源検出回路であって、 前記第一の電源と前記第二の電源との間の電圧である電
    源電圧を線形分割して該分割点での第二の電源に対する
    電圧である出力電圧の信号を出力する電源分割回路と、
    前記電源電圧が前記所定電圧だけあるときの電源分割回
    路の出力電圧に等しく定められた基準電圧の信号を出力
    する基準電圧回路と、前記電源分割回路から入力された
    出力電圧信号と前記基準電圧回路から入力された基準電
    圧信号とに基づき、電源分割回路の出力電圧と基準電圧
    回路の基準電圧とを互いに比較する比較回路とを備え、 前記電源電圧の変化に伴う前記電源分割回路の出力電圧
    の変化の速度を該電源電圧の変化に対して遅延させるよ
    うに動作する電圧変化抑制手段を備えることを特徴とし
    た電源検出回路。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の電源検出回路におい
    て、 第二の電圧が予め設定され、 電源電圧が前記第二の電圧よりも高いときに、電圧変化
    抑制手段の抑制動作を無効化する抑制無効化手段を備え
    ることを特徴とした電源検出回路。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電源検出回路におい
    て、 電圧変化抑制手段は、 電源分割回路の出力端子と、第二の電源との間に配置さ
    れるように設けられたコンデンサであり、 抑制無効化手段は、 前記電源分割回路の出力端子と前記第二の電源との間に
    前記コンデンサに対し直列に配置されるように設けら
    れ、電源電圧が第二の電圧よりも低いときにはONにな
    る一方、電源電圧が第二の電圧よりも高いときにはOF
    Fになるスイッチであることを特徴とした電源検出回
    路。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の電源検出回路におい
    て、 第二の電圧は、所定電圧に等しいことを特徴とした電源
    検出回路。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の電源検出回路は、電源
    分割回路の出力電圧が基準電圧回路の基準電圧以下であ
    るときには、電源は未検出であると見做す一方、前記出
    力電圧が前記基準電圧よりも高いときには、電源を検出
    したと見做すように構成され、 電圧変化抑制手段は、 前記電源分割回路の出力端子と、第二の電源との間に配
    置されるように設けられたコンデンサであり、 抑制無効化手段は、 前記電源分割回路の出力端子と前記第二の電源との間に
    前記コンデンサに対し直列に配置されるように設けら
    れ、電源未検出時の比較回路の出力によりONになる一
    方、電源検出時の比較回路の出力によりOFFになるス
    イッチであることを特徴とした電源検出回路。
  10. 【請求項10】 予め定められた所定電圧に基づき、第
    一の電源と第二の電源とからなる電源を検出して信号を
    出力するようにした電源検出回路であって、 前記第一の電源と前記第二の電源との間の電圧である電
    源電圧を線形分割して該分割点での第二の電源に対する
    電圧である出力電圧の信号を出力する電源分割回路と、
    前記電源電圧が前記所定電圧だけあるときの電源分割回
    路の出力電圧に等しく定められた基準電圧の信号を出力
    する基準電圧回路と、前記電源分割回路から入力された
    出力電圧信号と前記基準電圧回路から入力された基準電
    圧信号とに基づき、電源分割回路の出力電圧と基準電圧
    回路の基準電圧とを互いに比較する比較回路とを備え、 前記基準電圧回路の基準電圧が安定状態にあるか否かを
    判別し、基準電圧が安定状態にないと判別したときには
    不安定信号を出力する一方、基準電圧が安定状態にある
    と判別したときには安定信号を出力する基準電圧判別回
    路と、 前記基準電圧判別回路の不安定信号により出力信号を電
    源未検出時の信号に固定化する一方、前記基準電圧判別
    回路の安定信号により前記固定化を停止する出力固定化
    手段とを備えることを特徴とした電源検出回路。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の電源検出回路は、
    電源未検出時にロー信号を出力する一方、電源検出時に
    ハイ信号を出力するように構成され、 出力固定化手段は、 比較回路と、該比較回路用の電源との間に介在するよう
    に設けられ、基準電圧判別回路の不安定信号によりOF
    Fになる一方、基準電圧判別回路の安定信号によりON
    になるスイッチであることを特徴とした電源検出回路。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の電源検出回路は、
    電源分割回路の出力電圧が基準電圧回路の基準電圧より
    も低いときには、電源は未検出であると見做す一方、前
    記出力電圧が前記基準電圧よりも高いときには、電源を
    検出したと見做すように構成され、 出力固定化手段は、 電源分割回路の出力端子と、第二の電源との間に配置さ
    れるように設けられ、基準電圧判別回路の不安定信号に
    よりONになる一方、基準電圧判別回路の安定信号によ
    りOFFになるスイッチであることを特徴とした電源検
    出回路。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載の電源検出回路は、
    電源分割回路の出力電圧が基準電圧回路の基準電圧より
    も低いときには、電源は未検出であると見做す一方、前
    記出力電圧が前記基準電圧よりも高いときには、電源を
    検出したと見做すように構成され、 出力固定化手段は、 電源分割回路と、第一の電源との間に介在するように設
    けられ、基準電圧判別回路の不安定信号によりOFFに
    なる一方、基準電圧判別回路の安定信号によりONにな
    るスイッチであることを特徴とした電源検出回路。
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