JP2002228182A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JP2002228182A JP2002228182A JP2001025055A JP2001025055A JP2002228182A JP 2002228182 A JP2002228182 A JP 2002228182A JP 2001025055 A JP2001025055 A JP 2001025055A JP 2001025055 A JP2001025055 A JP 2001025055A JP 2002228182 A JP2002228182 A JP 2002228182A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- air conditioner
- outlet
- negative pressure
- equalizing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 床置型又は天井吊下げ型空気調和機の使用時
における壁面又は天井面への汚れ付着を解消又は低減す
ること。 【解決手段】 空気調和機5の各空気吹出し口17,1
8の後方に、空気調和機運転時に発生する負圧を解消又
は低減するための均圧化空気を供給する手段(たとえ
ば、空気調和機本体前面6側に正圧域側開口31、各空
気吹出し口17,18後方に負圧域側開口32,33を
形成して、それらの開口を通路30で連絡する)を設け
た。
における壁面又は天井面への汚れ付着を解消又は低減す
ること。 【解決手段】 空気調和機5の各空気吹出し口17,1
8の後方に、空気調和機運転時に発生する負圧を解消又
は低減するための均圧化空気を供給する手段(たとえ
ば、空気調和機本体前面6側に正圧域側開口31、各空
気吹出し口17,18後方に負圧域側開口32,33を
形成して、それらの開口を通路30で連絡する)を設け
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、室内に設置され
る空気調和機に関するものである。
る空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室内に設置される空気調和機のうち、床
置型や天井吊下げ型のように、室内の壁面や天井面に近
接して設置されるものにおいては、長期間使用するうち
に壁面や天井面に汚れが付着する現象がみられるように
なる。
置型や天井吊下げ型のように、室内の壁面や天井面に近
接して設置されるものにおいては、長期間使用するうち
に壁面や天井面に汚れが付着する現象がみられるように
なる。
【0003】これを図4に示す空気調和機(床置型)を
参照して説明すると、空気調和機110の空気吹出し口
112から空気流Sが吹き出されると、その吹出し空気
流Sとその背後にある壁面1との間(吹出し口背後空
間)が負圧状態となり、その負圧に誘引される形で同負
圧発生域Cに向かって誘引空気流Bが発生し、長期間の
間に、吹出し空気流Sの背後に位置する壁面1に汚れD
が付着するものである。この場合、誘引空気流Bと壁面
1との接触度が比較的大きい吹出し空気流Sの両端側部
分Sb,Sb(すなわち、空気吹出し口の両端部側部分
112b,112b)においてその現象が特に顕著にあ
らわれる。
参照して説明すると、空気調和機110の空気吹出し口
112から空気流Sが吹き出されると、その吹出し空気
流Sとその背後にある壁面1との間(吹出し口背後空
間)が負圧状態となり、その負圧に誘引される形で同負
圧発生域Cに向かって誘引空気流Bが発生し、長期間の
間に、吹出し空気流Sの背後に位置する壁面1に汚れD
が付着するものである。この場合、誘引空気流Bと壁面
1との接触度が比較的大きい吹出し空気流Sの両端側部
分Sb,Sb(すなわち、空気吹出し口の両端部側部分
112b,112b)においてその現象が特に顕著にあ
らわれる。
【0004】この現象は、図5に示す天井吊下げ型空気
調和機の場合でも同様で、空気調和機110の空気吹出
し口112の両端側部分に特に顕著に汚れDが付着す
る。
調和機の場合でも同様で、空気調和機110の空気吹出
し口112の両端側部分に特に顕著に汚れDが付着す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記のよ
うな問題を改善しようとしてなされたもので、室内に設
置される空気調和機と壁面又は天井面との間に発生する
誘引空気流と壁面又は天井面との接触度を低減し(特に
空気吹出し口の両端部側において)、壁面又は天井面に
付着する汚れを解消又は可及的に低減しようとするもの
である。
うな問題を改善しようとしてなされたもので、室内に設
置される空気調和機と壁面又は天井面との間に発生する
誘引空気流と壁面又は天井面との接触度を低減し(特に
空気吹出し口の両端部側において)、壁面又は天井面に
付着する汚れを解消又は可及的に低減しようとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、壁面又は天
井面への汚れの付着が、吹出し口背後空間への誘引空気
流Bと壁面又は天井面との接触に基因するものであるこ
とに着目し、空気調和機と壁面又は天井面との間の負圧
発生域に対して負圧を解消又は低減するための均圧化空
気を供給することにより、誘引空気流Bの発生それ自体
を解消又は低減することを基本思想とするものである。
井面への汚れの付着が、吹出し口背後空間への誘引空気
流Bと壁面又は天井面との接触に基因するものであるこ
とに着目し、空気調和機と壁面又は天井面との間の負圧
発生域に対して負圧を解消又は低減するための均圧化空
気を供給することにより、誘引空気流Bの発生それ自体
を解消又は低減することを基本思想とするものである。
【0007】その具体的方法の1つは、空気調和機にお
いて、上記負圧発生域Cに位置する部分に負圧を解消又
は低減するための均圧化空気の出口を設け、その均圧化
空気の出口を何らかの手段で室内の正圧域と連通させる
ことである。
いて、上記負圧発生域Cに位置する部分に負圧を解消又
は低減するための均圧化空気の出口を設け、その均圧化
空気の出口を何らかの手段で室内の正圧域と連通させる
ことである。
【0008】この場合、均圧化空気の出口と正圧域とを
単に通路で連絡するだけでもよいが、何らかの送風手段
で強制的に均圧化空気を供給することもできる(たとえ
ば、空気調和機に内蔵されているファンからの空気流を
分流させる等)。
単に通路で連絡するだけでもよいが、何らかの送風手段
で強制的に均圧化空気を供給することもできる(たとえ
ば、空気調和機に内蔵されているファンからの空気流を
分流させる等)。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には本願発明の実施例にかか
る空気調和機が示されている。図1の空気調和機5は、
本体前面6に空気吸込み口16、本体上面7に上方吹出
し口17、本体側面8に側方吹出し口18を有してお
り、本体ケーシングの内部には図2に例示するように熱
交換器21、ファン22、ファンモータ23を有してい
る。ファンモータ23はモーター台24に取り付けられ
ている。
る空気調和機が示されている。図1の空気調和機5は、
本体前面6に空気吸込み口16、本体上面7に上方吹出
し口17、本体側面8に側方吹出し口18を有してお
り、本体ケーシングの内部には図2に例示するように熱
交換器21、ファン22、ファンモータ23を有してい
る。ファンモータ23はモーター台24に取り付けられ
ている。
【0010】この空気調和機5は、本体前面6の空気吸
込み口16の下方と、上方吹出し口17、側方吹出し口
18の各後方にそれぞれ開口31,32,33が形成さ
れており、各空気吹出し口17,18の後方にある各開
口32,33は図2、図3に例示するような内部通路3
0によって本体前面6の開口31と連通せしめられてい
る。
込み口16の下方と、上方吹出し口17、側方吹出し口
18の各後方にそれぞれ開口31,32,33が形成さ
れており、各空気吹出し口17,18の後方にある各開
口32,33は図2、図3に例示するような内部通路3
0によって本体前面6の開口31と連通せしめられてい
る。
【0011】空気吹出し口の後方は、既述のように、吹
出し空気流による負圧発生域となるところであり、これ
に対して空気調和機5の本体前面6は、室内正圧域であ
るから、この空気調和機5を運転する(各空気吹出し口
17,18から空気を吹き出させる)と、本体前面6側
の開口31から各空気吹出し口17,18の後方にある
開口32,33に向かって空気流A1,A2が発生し、各
空気吹出し口17,18の後方における負圧を解消又は
低減することができる。そうすると、従来、この負圧に
よって誘引されていた空気流(図4、5において符号
B)の発生がなくなり(又は低減され)、同誘引空気流
と壁面1又は天井面3との衝突によって生じていた汚れ
の発生が解消又は低減される。
出し空気流による負圧発生域となるところであり、これ
に対して空気調和機5の本体前面6は、室内正圧域であ
るから、この空気調和機5を運転する(各空気吹出し口
17,18から空気を吹き出させる)と、本体前面6側
の開口31から各空気吹出し口17,18の後方にある
開口32,33に向かって空気流A1,A2が発生し、各
空気吹出し口17,18の後方における負圧を解消又は
低減することができる。そうすると、従来、この負圧に
よって誘引されていた空気流(図4、5において符号
B)の発生がなくなり(又は低減され)、同誘引空気流
と壁面1又は天井面3との衝突によって生じていた汚れ
の発生が解消又は低減される。
【0012】すなわち、この実施の形態においては、本
体前面6の開口31、各空気吹出し口17,18後方の
開口32,33及びそれらの各開口31,32,33間
を連絡する通路30が、特許請求の範囲にいう「均圧化
空気供給手段」となり、通路30を通って本体前面6の
開口31から各空気吹出し口17,18後方の各開口3
2,33に向かって流れる空気流A1,A2が特許請求の
範囲にいう「均圧化空気」となる。なお、均圧化空気吹
出し用の開口32,33に強制的に均圧化空気を供給す
る場合は、本体前面6の開口31をなくし、均圧化空気
通路30にファン22による吹き出し空気流の一部を分
流させるとよい。
体前面6の開口31、各空気吹出し口17,18後方の
開口32,33及びそれらの各開口31,32,33間
を連絡する通路30が、特許請求の範囲にいう「均圧化
空気供給手段」となり、通路30を通って本体前面6の
開口31から各空気吹出し口17,18後方の各開口3
2,33に向かって流れる空気流A1,A2が特許請求の
範囲にいう「均圧化空気」となる。なお、均圧化空気吹
出し用の開口32,33に強制的に均圧化空気を供給す
る場合は、本体前面6の開口31をなくし、均圧化空気
通路30にファン22による吹き出し空気流の一部を分
流させるとよい。
【0013】
【発明の効果】本願発明は、上記のように、空気調和機
と各空気吹出し口と壁面又は天井面との間に発生する負
圧を未然に解消又は低減して、従来発生していた各空気
吹出し口後方への誘引空気流の衝突による壁面又は天井
面への汚れの付着を解消又は低減し得る効果がある。
と各空気吹出し口と壁面又は天井面との間に発生する負
圧を未然に解消又は低減して、従来発生していた各空気
吹出し口後方への誘引空気流の衝突による壁面又は天井
面への汚れの付着を解消又は低減し得る効果がある。
【0014】なお、本願発明を天井吊下げ型の空気調和
機に適用する場合も、上記実施の形態と同様の空気吹出
し口構成とすることができ、その場合は、上記説明文
中、「壁面」とあるのを「天井面」と読み替えれば、同
説明文を天井吊下げ型の空気調和機についての説明文と
することができる。
機に適用する場合も、上記実施の形態と同様の空気吹出
し口構成とすることができ、その場合は、上記説明文
中、「壁面」とあるのを「天井面」と読み替えれば、同
説明文を天井吊下げ型の空気調和機についての説明文と
することができる。
【図1】本願発明の実施例にかかる空気調和機の斜視図
である。
である。
【図2】図1に示す空気調和機の内部構造慨示図であ
る。
る。
【図3】図1に示す空気調和機における均圧化空気通路
の慨示図である。
の慨示図である。
【図4】従来の床置型空気調和機における壁面の汚れ状
態説明図である。
態説明図である。
【図5】従来の天井吊下げ型空気調和機における天井面
の汚れ状態説明図である。
の汚れ状態説明図である。
1は壁面、3は天井面、5は空気調和機、6は本体前
面、7は本体上面、8,9は本体側面、16は空気吸込
み口、17は上方吹出し口、18は側方吹出し口、21
は熱交換器、22はファン、23はファンモータ、30
は均圧化空気通路、31は正圧域側開口、32は負圧域
側開口である。
面、7は本体上面、8,9は本体側面、16は空気吸込
み口、17は上方吹出し口、18は側方吹出し口、21
は熱交換器、22はファン、23はファンモータ、30
は均圧化空気通路、31は正圧域側開口、32は負圧域
側開口である。
Claims (3)
- 【請求項1】 空気調和機本体に形成された空気吹出し
口(17,18)と室内壁面(1)又は天井面(3)と
の間の負圧発生域(C)に該負圧を解消又は低減する均
圧化空気(A1,A2)を供給するための均圧化空気供給
手段を設けたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 上記負圧発生域(C)に向けて均圧化空
気(A1,A2)の出口(32,33)を設けるととも
に、該均圧化空気出口(32,33)を室内の正圧域に
連通せしめたことを特徴とする請求項1記載の空気調和
機。 - 【請求項3】 上記負圧発生域(C)に向けて均圧化空
気(A1,A2)の出口(32,33)を設けるととも
に、該均圧化空気出口(32,33)に均圧化空気(A
1,A2)を強制供給する均圧化空気強制供給手段を設け
たことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001025055A JP2002228182A (ja) | 2001-02-01 | 2001-02-01 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001025055A JP2002228182A (ja) | 2001-02-01 | 2001-02-01 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002228182A true JP2002228182A (ja) | 2002-08-14 |
Family
ID=18890112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001025055A Pending JP2002228182A (ja) | 2001-02-01 | 2001-02-01 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002228182A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007123078A1 (ja) * | 2006-04-18 | 2007-11-01 | Daikin Industries, Ltd. | 空気調和装置 |
JP2008185280A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 床置型空気調和機 |
-
2001
- 2001-02-01 JP JP2001025055A patent/JP2002228182A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007123078A1 (ja) * | 2006-04-18 | 2007-11-01 | Daikin Industries, Ltd. | 空気調和装置 |
JP2007285628A (ja) * | 2006-04-18 | 2007-11-01 | Daikin Ind Ltd | 空調調和装置 |
JP2008185280A (ja) * | 2007-01-30 | 2008-08-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 床置型空気調和機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040601 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040720 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041122 |