JP2002226116A - 加工機への平坦要素の供給／放出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 平坦要素を高速、経済的かつ万能的で容易に
処理供給／放出装置を提供する。 【解決手段】 平坦要素（２）の加工機、特に、パッケ
ージ製造機（１０）内での平坦要素（２）の供給／放出
装置（２０）であって、平坦要素（２）の複数のライン
を、３つのコンベアベルト（１３、２３、３３）上に連
続的に供給する供給／放出装置。これらの流れは、流れ
の駆動および遮断機構（６０）によりスタッカ（４０）
に循環的に供給される。本発明の装置（２０）は、欠陥
品として走査された平坦要素（２）を有する排除コンベ
アベルト（９０）に向けて少なくとも１つの流れを別々
に排除できる。機構（６０）は、２つのキャリジ、すな
わち、流れライン（２２）に対して平行な軸線に沿っ
て、同速度でかつ反対方向に同時に移動できる上方キャ
リジ（６１）及び下方キャリジ（６２）を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、平坦要素加工機、
より詳しくは、ウェブまたはシート材料から厚紙ボック
スを製造するパッケージ製造機への平坦要素の供給／放
出装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】このような機械は互いに連続する幾つか
のステーションを有し、これらのステーションは、一般
に、使用材料に印刷し、例えばロータリ工具を使用して
基準形状に従って使用材料から切り出し、次に、他のボ
ックスブランクを供給ステーションに収集する前に、一
方では切断により生じた不具合のある廃棄物を排除し、
他方では全ての不適当ブランクを排除することができ
る。

【０００３】本発明の主題は、この最後の作動に有効で
ある。加工されるシートまたは厚紙ウェブは、一般に、
これらの幅方向に、幾つかの同一のボックスブランクま
たは切り屑（これらの各々は、製造されるパッケージの
形状および展開表面を表している）を含んでいる。かく
して、並んでレイアウトされるブランクの量は、もちろ
ん、加工される支持体の幅に基いて定まるが、当該機械
の最大適正フォーマットおよびボックスブランクのサイ
ズによっても定められる。

【０００４】この設定がなされたならば、これらのボッ
クスブランクは、コンベアベルト上の平行流れラインを
なして供給ステーションにレイアウトされる。このシン
グリング（shingling、すなわちブランクの相互オーバ
ーラップ）は、コンベアベルトがシートまたは厚紙ウェ
ブの供給速度よりゆっくり移動するという事実により生
じる。かくして、加工される支持体の幅内のブランク数
と同数の流れ列が存在する。これらの流れは、次に、キ
ャリジ上に最終的に供給されるスタッカ形成パイルによ
り規則的に収集されるか、他のコンベアベルトにより例
えば貯蔵ステーションに搬送される。

【０００５】欧州特許EP 316,477およびEP 317,330に
は、平坦要素を積み重ねるべく、平坦要素の単一流れの
下方部分の迅速スタッキング（堆積）を可能にする同様
な装置が開示されている。これらのシングリング装置お
よびシートスタッキング装置は、パイル取出し中もシン
グリング作業を停止させる必要なくして連続的に作動す
る。このため、これらの装置は平行ベルトを備えた２つ
のオーバーラップコンベアを有し、第２コンベアが、第
１コンベアの長手方向軸線上に置かれて該第１コンベア
を通って僅かに上下できるようになっている。最初は、
両コンベアは同じ速度で移動される。流れの先端部が、
幾つかのシートのパイル（積重ね体）を作るのに充分な
シートを有しているとき、第２コンベアは、第１コンベ
アの平面より僅かに高く上昇しかつ対応する流れ部分を
高速で搬送して、該部分をストップに当るようにして板
に供給し、該ストップに沿ってパイルが形成される。こ
の板は初は高い位置に置かれ、シートのスタッキングに
従って徐々に下降し、これによりシートの落下高さが一
定になり、良好なスタッキングが確保される。この間、
第２コンベアは、第１コンベアの規則的駆動により連続
的に移動された流れの新しい先端縁部の下のその初期位
置に下降されかつ置換される。かくして、新しい作動時
間が再び開始される。パイル形成、板からのパイルの除
去、および板の初期位置への再上昇のための作動は、も
ちろん、あらゆる場合において、流れの新しい縁部が第
１コンベアとかすかに係合して第１コンベアから早期落
下することを防止するのに充分な速度で行なわれなくて
はならない。

【０００６】スイス国特許CH 633,761には、シングリン
グ要素から出発するシートパイルの他の形成装置が開示
されている。この装置は、機械の全幅に亘って配置され
た回転コンベアベルトを備えた幾つかのコンベアを有し
ている。この幅で、幾つかの平行シングルブランク流れ
が適合する。この装置はまた、流れの移動を停止させる
ブレーキ装置により固定される機械の製造速度を低下さ
せることなく、ブランクをボックスに受け入れかつ積み
重ねることができる。このストップは流れの厚さを一時
的に増大させる。最終コンベアベルトは、該コンベアベ
ルトがその制御軸の回りを回転できるように置かれ、こ
のため、必要ならば、他の廃棄物除去コンベアベルト上
に偏寄される流れ経路を得ることが可能になる。この経
路偏寄は、印刷の欠陥またはボックスブランクの製造欠
陥が、上流側に配置された制御装置により走査された場
合に生じる。次に、各流れのパイルが、垂直方向に移動
できるキャリジ上に同時に配置され、次いで、プッシュ
ロッドにより、パイルを除去する横方向コンベア上に移
動される。

【０００７】この装置の１つの欠点は、ノーマルな経路
から排除されなくてはならない不完全に印刷されたブラ
ンクのストリッピングに見られる。この欠陥の性質およ
び原因に基いて、もちろん、同時に製造される或る列を
無視するとき、他列のブランクを修正できることは明ら
かである。しかしながら、この装置では、非特定流れの
一部についての欠陥の報告は、この流れのストリッピン
グを意味するだけでなく、同時に同じコンベアベルト上
にある他の全ての隣接流れ部分のストリッピングも意味
する。このため、好ましくない廃棄物が発生することは
もちろんであり、特に、小さい生産シリーズの場合に重
大な問題となる。

【０００８】英国特許GB 2,074,990には、供給ステーシ
ョンを通って連続的に移動する流れから出発する或る量
のシートの供給を可能にする他の装置が開示されてい
る。殆ど全ての装置について云えることであるが、パイ
ルのストリッピングおよび次のパイルの供給に使用され
る手段の置換を、最短所要時間で取り扱うには、シート
の連続流れ中にストップを設けることが必要である。こ
のため、上記英国特許に開示された装置は、端と端とを
突き合わせた２つの入れ子式コンベアで作られている。
各コンベアは、複数のトラックまたはローラの回りで回
転する無端ベルトで作られている。これらのベルトの回
転速度は相互に関連している。第１コンベアの前端部お
よび該前端部に対面する第２コンベアの後端部は、流れ
の移動方向で長手方向に前後に移動できる同じキャリジ
上に組み付けられる。スタッキングがほぼ達成される
と、これらの２つのコンベアにより移動される流れ中の
ストップにより処理しなければならない。これにより、
上記キャリジは下流側に移動し、かつ第２コンベアの速
度が増大されて、第２コンベアをそのローディング（載
荷）から迅速に解放しかつパイルのストリッピングを可
能にするのに充分な時間欠如を生じさせる。供給支持体
が新しいパイルを受け入れる準備が整ったならば、第２
コンベアが減速され、キャリジは上流側の初期位置に戻
る。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】この装置は満足できる
作動をするが、走行長さに基いて定められるキャリジサ
イズに関する第１の欠陥を有している。実際に、本発明
で遂行されるように、キャリジの長さは、全ての場合に
おいて、その最大移動長さより大きくなくてはならな
い。しかしながら、より高い生産速度に達することを望
む場合には、可動キャリジの速度を増大させることも必
要であり、このことは、実際に、より長くかつ大きい
（imposing）キャリジを用いて遂行しなければならない
ことを意味する。この装置の他の欠陥は、キャリジを反
復移動させることから生じる。流れの最長停止を可能に
するには、できる限り早くキャリジを戻す必要がある。
しかしながら、比較的大きいサイズの場合には、このキ
ャリジは大きい移動実体を呈し、これは、一方では強力
な駆動機構および制動機構を必要とし、かつ他方では周
囲の大形搬送構造により制御しなければならない。ま
た、このキャリジの慣性強度は、機械フレームに強い衝
撃を連続的に発生する。これらの全範囲の好ましくない
要求および機械的拘束は、重く、複雑でかつ高価な設備
で対処される。

【００１０】これらの全ての装置はまた、スタッキング
に見られる他の欠点を有している。この作動は、垂直平
面内で移動可能な支持体を必要とし、該支持体は、これ
が空になっていて新しいパイルを受け入れる準備が整っ
ているときの高い初期位置から、パイルの側方アンロー
ディング（除荷）を可能にする低い出力位置へと連続的
に移動する。この方法は信頼性がありかつ首尾良く機能
するが、連続的にのみ遂行される全作動範囲を必要とす
る。別々の各作動を遂行する有効時間を大幅に短縮する
ことは最初は不可能であると思われるので、支持体はパ
イルが排出されると一回だけ再度上昇できるに過ぎない
ので、パイルを排出するのに要する全時間を短縮するこ
とおよび支持体をその初期位置に再び上昇させることも
不可能である。

【００１１】他の欠点は、これらの装置が、品質の不充
分なシートの排除が簡単に行なえないか、機械の幅内の
全てのシートをなくすことにより、この作動を全生産範
囲まで過度に拡大するという事実によるものである。こ
のストリッピング作動を行なうためのより正確な他の解
決法は、品質が劣悪なシートがシングリングされる前に
品質制御およびストリッピング装置で１枚ずつ排除する
ことからなる。しかしながら、供給ステーションから上
流側の生産ラインに配置されると、このような装置は、
一方では、既にシングリングされたシートをストリッピ
ングするためのものではなく、また他方では、本発明の
目的とは完全に無関係かつ異なっている生産ライン用の
不可能モジュールを意味するものである。

【００１２】

【発明の目的】本発明の目的は、平坦要素を高速、経済
的かつ万能的で、容易に処理できる平坦要素の供給／放
出装置を提供することにより上記欠点を解消することに
ある。経済的という用語に関しては、本発明の装置が低
コストで製造されるべきであるということであると同時
に、生産ラインから排除されるべき欠陥品から、品質規
格内にある部分が、迅速に分類される間に廃棄されるこ
とを回避すべきことでもあると理解されたい。万能的と
いう用語に関しては、異なるフォーマットの全範囲の物
品に同時に適合できかつ２シリーズの異なるワーク間で
供給装置の設定作業をできる限り減少できると同時に、
これらの物品の容易な加工を確保できる装置を提供する
ことを意味するものである。

【００１３】かくして、本発明の目的は、機械の全幅内
に例えば１〜２個のブランクという幅広ボックスブラン
クを供給できると同時に、機械の幅内で多数（例えば１
０個）に分割された小さいボックスブランクも供給でき
るように容易に適合できなくてはならない。また本発明
の装置は、要求される品質規格内に含まれない全てのボ
ックスブランクを無駄にすることなく迅速に排除できな
くてはならない。この速度条件に有効に適合させるの
に、現時点では、シートがシングリングされる前に次か
ら次へとシートのこのような分類を行なうことを考え付
くことは不可能であることに留意されたい。

【００１４】

【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、特
許請求の範囲の請求項１に記載の供給／放出装置により
達成される。すなわち、本発明は、平坦要素の加工機、
特に、第１コンベアベルト上の平行流れにシングリング
する平坦要素の複数のラインを連続的に供給するパッケ
ージ製造機内での平坦要素の供給／放出装置であって、
平坦要素が、次に、前記装置から第２コンベアベルト上
に移動され、第２コンベアベルトの移動は複数のローラ
またはアイドルローラにより定められ、この第２コンベ
アベルトは、第１流れよりコンパクトな新しい流れを創
出すべく、第１コンベアベルトの移動速度より低い一定
移動速度で駆動され、平坦要素は、次に、複数のローラ
またはアイドルローラの回りを移動しかつ他の全てのコ
ンベアベルトと同様な構成の第３コンベアベルトにより
搬送され、前記装置の真の全幅が、流れの駆動／シング
リング遮断機構によりスタッカ内に高速で反復供給され
る流れの部分を加工し、これにより、上方ローラにより
定められる第２コンベアベルトの有効表面を延長しかつ
同時に上方ローラにより定められる第３コンベアベルト
の有効表面を同じ値だけ短縮できる構成の供給／放出装
置において、欠陥があるとして走査された平坦要素を収
集する排除コンベアベルトに向けて少なくとも１つの流
れを別々に排除することを可能にするためにスタッカが
配置され、かつ、前記機構は、２つのキャリジ、すなわ
ち、同速度でかつ流れのラインに平行な軸線に沿って反
対方向に同時に移動できる上方キャリジおよび下方キャ
リジを有することを特徴とする。

【００１５】本発明の供給／放出装置では、前記キャリ
ジは同じ質量を有しかつ電気モータにより駆動され、該
電気モータは１対の歯付きラックと噛み合う１対の歯車
を有し、各歯付きラックおよび歯車は両キャリジの１つ
と相互関連しており、各キャリジが各コンベアベルトの
１つのみのローラを有するのが好ましい。

【００１６】本発明の供給／放出装置では、前記下方キ
ャリジを形成するローラは、これらが、キャリジに従っ
て該キャリジの移動方向に互いに独立して移動できるよ
うに互いに配置されるのが好ましい。

【００１７】本発明の供給／放出装置では、前記スタッ
カには、複数の調節可能トラックが設けられ、該トラッ
クは、同時に、平坦要素のパイルを形成する水平表面の
部分と、搬送表面とを有し、該搬送表面は、これらのト
ラックの各々に設けられた無端ベルトの回転により、前
記パイルを出口に向けて移動させることができ、排除コ
ンベアに向けて平坦要素を排除すべく下方に別々に旋回
できる開放シャッタを更に有するのが好ましい。

【００１８】本発明の供給／放出装置では、前記スタッ
カは、平坦要素をパイルに配置するための可動紙揃え装
置を有し、該装置の下流側部分には前方ストップが設け
られ、該前方ストップは、キャリジの変位方向に対して
横方向のキャリジの長手方向移動により、成形、取外し
および調節ができ、前記装置の上流側部分には後方スト
ップが設けられ、該後方ストップも、成形、取外しおよ
び調節ができるのが好ましい。

【００１９】本発明の供給／放出装置では、最終コンベ
アベルトの下流側端部を構成する前記可動紙揃え装置お
よびローラは相互関連しておりかつトラック上に形成さ
れるパイルの高さが漸増する間は垂直方向上方に移動で
き、トラック上のパイルが移動する間は下方に移動でき
るのが好ましい。

【００２０】本発明の供給／放出装置では、前記紙揃え
装置には、第３コンベアベルトの上方ローラにより形成
された傾斜平面の下に位置する高さで前方ストップの方
向に空気を吹き込むノズルが設けられるのが好ましい。

【００２１】本発明の供給／放出装置では、前記ノズル
の空気吹込み強度、吹込み量、吹込み位置および方向
は、平坦要素のサイズおよび坪量に従って選択される調
節可能なパラメータを構成するのが好ましい。

【００２２】本発明の供給／放出装置では、前記各トラ
ックは、アーマチャと、支持ローラとを有し、該支持ロ
ーラの回りで無端ベルトが移動し、無端ベルトは少なく
とも１つの機械的ベアリングのリングと相互関連してお
り、前記機械的ベアリングを構成する他のリングは、一
方で無端ベルトと接触し、他方で駆動軸上に強固に維持
されかつ無端ベルトの回転を可能にする他のリングのみ
と相互関連するのが好ましい。

【００２３】

【発明の実施の形態】本発明は、非制限的態様で添付図
面に示す一実施形態についての以下の説明から一層容易
に理解されよう。

【００２４】実施形態に示す幾つかの部品の方向および
位置に関する以下の説明に通常使用される幾つかの用語
を定義するため、用語「長手方向」および「横方向」
は、いつでも、機械内への平坦要素の主要移動軸線に関
して使用されるものであり、かつ用語「上流側」および
「下流側」は、それぞれ、機械入力に隣接する側および
機械出力に隣接する側を意味するものであることに留意
されたい。

【００２５】図１は、厚紙シート２のような平坦要素の
供給／放出装置２０の概略正面図であり、該装置２０が
第１状況にあって、矢印１で示す移動方向に従って機械
の長手方向において上流側から下流側に流れるシート２
の流れ２２を示すものである。使用試験から生じる実用
的理由から、非常な高速で次から次へと移動するシート
２から出発して、装置２０における流れ２２のようなシ
ートの非常に密な流れを直接集合させることはできな
い。従って、先ず第１に、供給装置２０の前にユニット
１０を先行させなくてはならない。このユニット１０
は、駆動ローラ１４により低速で移動されるコンベアベ
ルト１３と、シート２が到達しかつユニット１０内に高
速でシングリングする（相互オーバーラップする、重な
り合うように配列する）ときにシート２をコンベアベル
ト１３に対して押し付けて減速させる一定範囲の圧力ロ
ーラ１５との間で、流れ２２のシートより大きい間隔を
隔てたシート２の第１流れ１２を形成する。

【００２６】流れ２２は、シート２の供給／放出装置２
０に設けられた第２コンベアベルト２３上で達成され
る。このコンベアベルト２３は、この装置２０の全ての
コンベアベルトおよび機械の全幅を埋める。このコンベ
アベルト２３は駆動ローラ２４により駆動され、該駆動
ローラ２４は、コンベアベルト２３を、複数のローラお
よびアイドルローラ２５、２６、２７、２８、２９の回
りでコンベアベルト１３より低速で駆動する。

【００２７】流れ２２は次に、矢印１で示すように、他
の駆動手段と完全に相互関連している他の駆動ローラ３
４により回転される第３コンベアベルト３３上に移動す
る。コンベアベルト３３は、他のローラまたはアイドル
ローラ３５、３６、３７、３８の回りで矢印１の方向に
回転する。

【００２８】コンベアベルト３３の後で、スタッカ４０
が、機械の幅を調節できる複数のトラック４１上に流れ
のシート２を収集してパイル４２を形成する。このパイ
ル４２は、図１に示すように、最終的には、各トラック
４１に設けられた１つ以上のベルト４３により装置２０
およびスタッカ４０から矢印４の方向に排除される。ト
ラック４１上へのシート２のスタッキングは、パイルの
頂部上へのシート２の落下高さが一定になるように、コ
ンベアベルト３３の下流側端部を垂直平面内で変位させ
ることにより行なわれる。このため、ローラ３６が、双
頭矢印３で示すように垂直方向に移動できるフレーム５
１で作られた昇降プラットホーム５０に相互関連してい
る。このフレーム５１は、その両側が、スプロケット５
３により懸架されたチェーン５２に固定されている。チ
ェーン５２の駆動は、一方のスプロケット５３に連結さ
れたモータ５４により達成される。

【００２９】図２は、図１に示した装置を示す概略平面
図である。この図２には、シートの流れを示す４つの平
行ライン９が第１コンベアベルト１３の矢印１の方向に
進行して他のコンベアベルト２３、３３に向い、その後
にトラック４１のベルト４３上に別々に堆積される。こ
の図２の理解を容易にしかつ複雑化を避けるため、シン
グリングシートの１つのライン９のみが完全に示されて
いる。他の３つのラインは形状のみが示されている。ま
た、図２では、コンベアベルトの端部のアイドルローラ
が省略されており、これらの軸線のみが破線で示されて
いる。説明を簡単化するため、以下の記載では、通常、
シングリングシートの１つのライン９のみのシーケンス
を説明する。従って、これらのラインの数の如何に拘わ
らず、コンベアベルト３３に向って移動する全てのシー
トラインに、同時にかつ同期して同じ作動が行なわれ
る。

【００３０】図３は、図１とは異なる第２態様にある本
発明による装置を、図１と同様な態様で示すものであ
る。図１および図３の両図面は、ここに説明する本発明
の装置の作動態様をより良く理解できるようにしたもの
である。今日までの全ての供給装置に提示された１つの
目的は、印刷機により上流側の供給される大量のシート
の連続製造流れを停止させる必要なくして或る量のシー
トのパイルをもつことができるからなる。この提示にお
いて、シート２の連続的製造は、可動流れ１２を連続的
に創出するユニット１０により説明される。コンベアベ
ルト２３上では、この流れ１２は、搬送速度を低下させ
ることにより、流れ２２へと簡単に密にされる。この大
量製造流れは連続的であるので、有効時間を節約し、特
にシート４２の対応パイルを形成し、このパイルをスタ
ッカ４０から排除しかつ同時に、次のパイルの供給準備
が整った新しい初期位置においてスタッカを置換できる
ストッパをこの流れに入れることが必要である。

【００３１】これを行なうため、本発明の装置には、駆
動機構６０と、コンベアベルト２３、３３の有効長さを
変えることができる流れ停止機構とが設けられている。
この機構は、装置２０の中間で、両コンベアベルト２
３、３３の間に配置されている。この機構は、上流側か
ら下流側に向っておよびこの逆方向へと水平方向に移動
できる２つのキャリジ、すなわち上方キャリジ６１およ
び下方キャリジ６２を有している。これらのキャリジの
移動は、一方のキャリジの速度が常に他方のキャリジの
速度と同じになりかつ両キャリジの移動方向が反対方向
となるように、互いに完全に独立している。このような
装置は、より詳細に後述するように、キャリジに固定さ
れた歯付きラックが、一方向および逆方向へと交互に回
転する１対の歯車と係合する構成により達成される。

【００３２】図１のＩＶ−ＩＶ線に沿う断面図である図
４は、装置２０のフレーム７０を構成する２つの主要素
間に配置された駆動装置６０の機能およびレイアウトの
より良き理解を可能にする。この図面を明瞭にするた
め、コンベアベルトおよびシートの流れは示されていな
い。上方キャリジ６１では、アイドルローラ２７、３７
が自由回転でき、かつこのキャリジ６１の垂直側方部材
間に配置されている。下方キャリジ６２自体は、アイド
ルローラ２９、３９を保持している。これらのアイドル
ローラ２９、３９自体は自由回転できかつキャリジ６２
の内側に固定された１対の空気圧ジャッキ６３に取り付
けられている。これらのジャッキのレイアウトは、両キ
ャリジ６１、６２が移動するときにコンベアベルト２
３、３３に生じる張力の欠如を独立態様で補償できる。

【００３３】両キャリジは、２対のローラ２７、３７；
２９、３９を、同時に反対方向に同じ長さだけ変位させ
るが、例えば、ローラ３６とローラ３７との間のコンベ
アベルト３３の上方走行部の延長または短縮は、ローラ
３６とローラ３７との間の下方走行部のそれぞれ短縮ま
たは延長によっては完全に補償されない。この事実は、
ローラ３７、３８により表される対向縁部の２つの不等
角度を示すローラ３６、３７、３８、３９の幾何学的位
置から生じる。このため、これらのローラ間のコンベア
ベルトの不等長変化は、対をなすジャッキ６３のうちの
一方のジャッキにより作動されるローラ２９の移動によ
りいつでも補償されなくてはならない。これと同じこと
が、コンベアベルト２３およびローラ２６、２７、２
８、２９にも適用される。

【００３４】両キャリジ６１、６２は、一方の側におい
て、前記フレーム７０に固定されたレール６５に沿って
転動する、キャリジの一方のパネルに固定されたボール
６４が設けられたジョー手段と、他方の側において、フ
レーム７０に固定された走行トレッド６７上を走行す
る、他方のキャリジのパネルに固定されたローラ手段と
によりフレーム７０間で摺動することができる。キャリ
ジの駆動は、キャリジ６１についてはその内部パネルの
下部に固定されておりかつキャリジ６２についてはその
内部パネルの上部に固定された歯付きラック６８と、電
気モータ７２の軸７１に固定された１対の歯車６９とに
より行なわれる。かくして、両キャリジ６１、６２の速
度および加速度は、電気モータ７２の制御フレキシビリ
ティにより正確に制御される。また、この構成は、両キ
ャリジが移動するときに生じる動的効果を補償すべく、
両キャリジの荷重バランスをできる限り確保できる。

【００３５】流れ２２のシャープで正確な分離を達成す
るため、コンベアベルト２３のローラ２７とコンベアベ
ルト３３のローラ３７との間間で、グリップ７５がこの
流れ２２を閉じる。このグリップ７５は、２つの平行ベ
ントアーム７７の端部に固定されかつ上方キャリジ６１
を横切る回転軸線の回りで旋回する横方向バー７６で作
られている。流れ２２をグリップするため、２つのベン
トアーム７７が上方に旋回しかつ横方向バー７６が、希
望に従ってローラ２７とローラ３７との間で流れ２２上
に置かれる一連の支持ローラ７９に対して流れを押し付
ける。

【００３６】最初に図１に示した状況では、コンベアベ
ルト２３、３３の両方が一定の同一速度を有し、このた
め、コンベアベルト３３に向うコンベアベルト２３の流
れ２２の移動は見られない。パイルに必要な多数のシー
トがコンベアベルト３３上に見られる場合には、両キャ
リジ６１、６２の駆動機構６０が作動され、移動速度が
コンベアベルト２３の走行速度に等しくなるまで、それ
ぞれのコンベアベルト２３、３３の上流側および下流側
端部を矢印１の方向に徐々に関係させる。この時点で、
グリップ７５がコンベアベルト２２上に閉じ、次に、コ
ンベアベルト３３の速度が迅速に増大（fastens）し、
これにより図３に示すように、流れ２２の下流側部分３
２スタッカ４０内に高速で流入して、流れ２２が分離さ
れる。

【００３７】この作動中、コンベアベルト３３の下流側
端部のローラ３６がエレベータ５０により垂直方向上方
に移動され、これにより、形成されるパイル４２の頂部
上へのシート２の高さはいつでも一定かつ最適なものと
なる。一方、キャリジ６１、６２は、流れ２２の連続的
漸進を続けながら、コンベアベルト２３と同じ速度でキ
ャリジ６１の下流側およびキャリジ６２の上流側に向か
う移動を停止することはない。全流れ３２がコンベアベ
ルト３３に確実に残るようにするため、流れ３２の最終
シートの理論的流れの後の数分の１秒間だけこのコンベ
アベルトの高い流れ速度が依然として維持される。

【００３８】次に、この速度は、１つのコンベアベルト
２３に再び等しくなるまで減速される。この時点でグリ
ップ７５が開き、コンベアベルト３３上での流れ２２の
漸進が解放され、かつキャリジ６１、６２が反転されて
これらのそれぞれの初期位置に戻るまで、両キャリジが
徐々に減速される。パイル４２上の流れ３２の最終シー
トの理論的流れの直後に、このパイルは、機械の出力の
１つに向けてパイルを支持するベルト４３の作動により
直ちに除去される。できる限り早く、しかしながら、キ
ャリジ６１、６２がこれらの初期位置に戻る前、または
パイルがスロープ４１から完全に去る前に、エレベータ
５０は、コンベアベルト３３の下流側端部を作動してそ
の低位置に戻す間に再び下降する。次に、新しいサイク
ルが再び開始する。

【００３９】流れ３２のシート２のスタッキングフェー
ズの間、トラック４１は、一般に、これらのシートの供
給を可能にする水平ノーマル位置に置かれる。平行トラ
ック４１のベルト４３上で同時に組み立てられるコンベ
アベルト３３上の流れのライン９より多くのパイル４２
が存在することをここに指摘しておく。しかしながら、
例えば、これらのライン９のいずれかのシートに印刷欠
陥が走査された場合には、欠陥シートのこのラインのト
ラック４１が、シートスタッキングの開始前であって
も、いずれかの空気圧ジャッキ４４により下方に旋回さ
れる。かくして、欠陥シートを含むラインの流れ３２の
みが、スタッカから、移動する流れに従って横方向に配
置された排除ベルト９０上に直接供給される。この状況
が図５に示されており、図５には、本発明の装置の下流
側部分のみが示されている。

【００４０】図６および図７は、１つのトラック４１の
旋回およびベルト４３の回転駆動を同時に行なうことが
できる機構の詳細図である。図６は、図７のＶＩ−ＶＩ
線に沿って切断した同じトラック４１を示す部分断面図
である。図６は、２つの異なる位置、すなわち１つは実
線で示す水平位置、および他は破線で示す垂直位置すな
わち下方旋回位置を示す。このトラックは、図７により
良く示すように、逆Ｕ形断面板４５で作られている。こ
の板４５には、自由ボールベアリング上で回転できるよ
うにローラ４６が組み付けられており、該ローラ４６の
回りをベルト４３が移動する。

【００４１】このベルト４３は、直径を増大できる拡大
可能（拡大可能であることにより、後述の輪郭７を確実
に保持できる）な駆動軸４８上に取り付けられたリング
４７に永久的に固定されている。拡大可能軸４８が回転
されるとリング４７が回転され、該リング４７との接触
により、ベルト４３がこの回りを回転する。トラック４
１がジャッキ４４により同時に下方に旋回できるように
するため、ボールベアリング４９が、リング４７の両側
のフランジ９４の溝に組み付けられている。このボール
ベアリング４９の一部はリング４７から独立しており、
一方、これと同じボールベアリングのフランジ９４に取
り付けられた他の部分は、トラック４１のフレームを構
成する板４５のみから独立している。このボールベアリ
ングのこの機能により、および上記レイアウトにより、
板４５は、ベルト４３およびその駆動システムの回転と
は完全に独立した態様で、ジャッキ４４により上方また
は下方に旋回できる。

【００４２】トラック４１のベルト４３上にシート２を
良好に堆積させるため、スタッカ４０には紙揃え装置８
０が設けられており、該紙揃え装置８０は、パイル４２
のシートを前方ストップ８１に対して長手方向に整合さ
せることができる。シート２がコンベアベルト３３を離
れるとき、シートは放出されかつ前方ストップ８１に当
って落下する。各ストップは、フレーム５１の２つの側
方アーム８３の間に組み付けられたキャリジ８２の上流
側側面に固定されている。シート２のフォーマットに従
ってこれらの前方ストップの位置を調節できるようにす
るため、キャリジ８２は、ホイール８４により流れの移
動方向に移動できる。また各ストップ８１は、パイルの
前方に正しく位置決めできるように、横方向にも移動で
きる。また、各前方ストップ８１には、整合すべきシー
ト２の前縁部の形状に適合できるテンプレートすなわち
形状要素（図示せず）を設けることができる。

【００４３】横方向紙揃え装置８０の上流側には、図１
に双頭矢印５で示す方向に周期的に振動することにより
作動される１つ以上の後方ストップ８５が設けられてい
る。このような振動は、例えば、モータ８７の軸線に対
して偏心したアーム８６から伝達させることができる。
この振動する前後運動は、シート２が積み重ねられると
きに、シート２を前方ストップ８１に対して正しく積み
重ねることを強いることにより、シート２を連続的に配
置することができる。もちろん、後方ストップ８５に
は、成形されたテンプレートを設けることができ、かつ
前方ストップと全く同様に横方向に移動させることもで
きる。

【００４４】一般に、シートパイルと第２紙揃え装置
（図示せず。但し第１紙揃え装置と同様に作動する）と
を整合させることが行なわれる。しかしながら、第１紙
揃え装置８０の特徴は、シート２の落下中にシート２の
下に空気を吹き込む複数のノズル８８が設けられている
という事実にある。これらの空気吹込みによって、シー
トの反転を防止するか、強過ぎる攻撃角度での落下を防
止することによりパイル４２の良好な積重ねが確保され
る。ノズルの空気吹出し強度、空気吹出し量、位置およ
び方向は、供給されるシートのサイズおよびシートの坪
量に従って選択される多くの容易に調節可能なパラメー
タである。このような紙揃え装置は着脱可能であり、か
つ少なくとも２対の紙揃え装置を有する場合には、機械
から取り外された状態で次の作業に適合させる準備を行
なって、種々の作業に容易に適合させることに留意され
たい。

【００４５】以上完全に説明した装置により、一方で
は、エレベータ５０の移動はパイル４２の高さによって
のみ定まり、他方では、エレベータ５０およびストリッ
ピングベルト４３が達成できる真の最大速度を考慮に入
れることなく、エレベータをその初期位置において取り
外しできるようにする前に必要とされる最短待機時間
は、この同じパイル４２の高さおよび長手方向寸法によ
ってのみ定められることに留意されたい。かくして、エ
レベータ５０およびコンベアベルト３３の端部の下方位
置への戻り移動は、パイル４２の上流側が、紙揃え装置
８０の前方ストップ８１の下に移動するやいなや、従っ
て、このパイルが、前方ストップが固定されたトラック
５１を離れる前に有効に行なわれる。

【００４６】本発明の装置には、特許請求の範囲に記載
の範囲内で多くの改善を施すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による装置が第１状況にあるところを示
す概略正面図である。

【図２】図１に示した装置の簡単化した概略平面図であ
る。

【図３】本発明による装置が第２状況にあるところを示
す概略正面図である。

【図４】本発明による装置の駆動機構の一部を示す図１
のＩＶ−ＩＶ線に沿う概略断面図である。

【図５】図１および図３に示した状況とは別の状況にあ
る本発明の装置の下流側部分を示す図面である。

【図６】シートのパイル出力パイルを示す、図７のＶＩ
−ＶＩ線に沿う部分断面図である。

【図７】図６に示した出力トラックを示す詳細部分断面
図である。

【符号の説明】

２０ 供給／放出装置 １２、２３、３３、４３ コンベアベルト ５０ 昇降プラットホーム ６０ 駆動機構 ６１ 上方キャリジ ６２ 下方キャリジ ８０ 紙揃え装置 ８１ 前方ストップ ８５ 後方ストップ

フロントページの続き (72)発明者 ミシェル メルメ スイス ツェーハー−1040 エシャラン シュマン デュ グレサリー 11 Ｆターム(参考） 3F049 AA08 BB04 DB05 DB06 FA08 LA13 LB05 3F053 GA02 GA05 GB02 GB13 LA15 LB05 3F054 AA04 AC09 BA02 BB16 BG05 BJ06

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 平坦要素（２）の加工機、特に、第１コ
   ンベアベルト（１３）上の平行流れ（１２）にシングリ
   ングする平坦要素（２）の複数のライン（９）を連続的
   に供給するパッケージ製造機（１０）内での平坦要素
   （２）の供給／放出装置（２０）であって、平坦要素
   （２）が次に、前記装置（２０）から第２コンベアベル
   ト（２３）上に移動され、該第２コンベアベルト（２
   ３）の移動は複数のローラまたはアイドルローラ（２
   ４、２５、２６、２７、２８、２９）により定められ、
   この第２コンベアベルト（２３）は、第１流れ（１２）
   よりコンパクトな新しい流れ（２２）を創出すべく、第
   １コンベアベルト（１３）の移動速度より低い一定移動
   速度で駆動され、平坦要素（２）は次に、複数のローラ
   またはアイドルローラ（３４、３５、３６、３７、３
   ８、３９）の回りを移動しかつ他の全てのコンベアベル
   ト（１３、２３）と同様な構成の第３コンベアベルト
   （３３）により搬送され、前記装置（２０）の真の全幅
   が、流れ（２２）の駆動／シングリング遮断機構（６
   ０）によりスタッカ（４０）内に高速で反復供給される
   流れ（３２）の部分を加工し、これにより、上方ローラ
   （２６、２７）により定められる第２コンベアベルト
   （２３）の有効表面を延長しかつ同時に上方ローラ（３
   ６、３７）により定められる第３コンベアベルト（３
   ３）の有効表面を同じ値だけ短縮できる構成の供給／放
   出装置（２０）において、欠陥があるとして走査された
   平坦要素（２）を収集する排除コンベアベルト（９０）
   に向けて少なくとも１つの流れ（３２）を別々に排除す
   ることを可能にするためにスタッカ（４０）が配置さ
   れ、かつ、前記機構（６０）は、２つのキャリジ、すな
   わち、同速度でかつ流れ（２２）のライン（９）に平行
   な軸線に沿って反対方向に同時に移動できる上方キャリ
   ジ（６１）および下方キャリジ（６２）を有することを
   特徴とする供給／放出装置。
2. 【請求項２】 前記キャリジ（６１、６２）は同じ質量
   を有しかつ電気モータ（７２）により駆動され、該電気
   モータ（７２）は１対の歯付きラック（６８）と噛み合
   う１対の歯車（６９）を有し、各歯付きラックおよび歯
   車は両キャリジ（６１、６２）の１つと相互関連してお
   り、各キャリジ（６１、６２）が各コンベアベルト（２
   ３、３３）の１つのみのローラ（２７、３７、２９、３
   ９）を有することを特徴とする請求項１記載の供給／放
   出装置。
3. 【請求項３】 前記下方キャリジ（６２）を形成するロ
   ーラ（２９、３９）は、これらが、キャリジ（６１、６
   ２）に従って該キャリジの移動方向に互いに独立して移
   動できるように互いに配置されていることを特徴とする
   請求項２記載の供給／放出装置。
4. 【請求項４】 前記スタッカ（４０）には、複数の調節
   可能トラック（４１）が設けられており、該トラック
   は、同時に、 平坦要素（２）のパイル（４２）を形成する水平表面の
   部分と、 搬送表面とを有し、該搬送表面は、これらのトラック
   （４１）の各々に設けられた無端ベルト（４３）の回転
   により、前記パイル（４２）を出口に向けて移動させる
   ことができ、 排除コンベア（９０）に向けて平坦要素（２）を排除す
   べく下方に別々に旋回できる開放シャッタを更に有する
   ことを特徴とする請求項１記載の供給／放出装置。
5. 【請求項５】 前記スタッカ（４０）は、平坦要素
   （２）をパイル（４２）に配置するための可動紙揃え装
   置（８０）を有し、該装置（８０）の下流側部分には前
   方ストップ（８１）が設けられ、該前方ストップ（８
   １）は、キャリジ（６１、６２）の変位方向に対して横
   方向のキャリジ（８２）の長手方向移動により、成形、
   取外しおよび調節ができ、前記装置（８０）の上流側部
   分には後方ストップ（８５）が設けられ、該後方ストッ
   プ（８５）も、成形、取外しおよび調節ができることを
   特徴とする請求項１記載の供給／放出装置。
6. 【請求項６】 最終コンベアベルト（３３）の下流側端
   部を構成する前記可動紙揃え装置（８０）およびローラ
   （３６）は相互関連しておりかつトラック（４１）上に
   形成されるパイル（４２）の高さが漸増する間は垂直方
   向上方に移動でき、トラック（４１）上のパイル（４
   ２）が移動する間は下方に移動できることを特徴とする
   請求項５記載の供給／放出装置。
7. 【請求項７】 前記紙揃え装置（８０）には、第３コン
   ベアベルト（３３）の上方ローラ（３６、３７）により
   形成された傾斜平面の下に位置する高さで前方ストップ
   （８１）の方向に空気を吹き込むノズル（８８）が設け
   られていることを特徴とする請求項５記載の供給／放出
   装置。
8. 【請求項８】 前記ノズル（８８）の空気吹込み強度、
   吹込み量、吹込み位置および方向は、平坦要素（２）の
   サイズおよび坪量に従って選択される調節可能なパラメ
   ータを構成することを特徴とする請求項７記載の供給／
   放出装置。
9. 【請求項９】 前記各トラックは、アーマチャ（４５）
   と、支持ローラ（４６）とを有し、該支持ローラ（４
   ６）の回りで無端ベルト（４３）が移動し、無端ベルト
   （４３）は少なくとも１つの機械的ベアリング（４９）
   のリングと相互関連しており、前記機械的ベアリング
   （４９）を構成する他のリングは、一方で無端ベルト
   （４３）と接触し、他方で駆動軸（４８）上に強固に維
   持されかつ無端ベルト（４３）の回転を可能にする他の
   リング（４７）のみと相互関連していることを特徴とす
   る請求項４記載の供給／放出装置。