JP2002224399A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002224399A
JP2002224399A JP2001025873A JP2001025873A JP2002224399A JP 2002224399 A JP2002224399 A JP 2002224399A JP 2001025873 A JP2001025873 A JP 2001025873A JP 2001025873 A JP2001025873 A JP 2001025873A JP 2002224399 A JP2002224399 A JP 2002224399A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧が異常レベルになった場合には、遊
技制御を間違いなく中断して必要なデータを確実に保存
できる遊技機を提供する。 【解決手段】 電源電圧を常時監視して異常事態の発生
を検出する電源監視部83を備え、電源監視部83らの
信号VSに基づいて制御基板39,46に最優先割込み
をかける。割込み処理プログラムでは、中断した重要な
遊技制御を再開するに必要な情報を保存した後、HAL
T命令を実行してCPUが休止状態に入る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、回胴
式遊技機、アレンジボール機、雀球遊技機などの遊技機
に関し、特に、停電などに対する対策が万全である遊技
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコホールでは、1台の変圧トラン
スから1グループ4〜5台のパチンコ機に電力を供給す
る構成を採っているため、グループ内で多数のパチンコ
機が一斉に大当たりゲームに突入するなど、変圧トラン
スの電力供給能力を越えた事態が生じると、トランスか
らの交流電圧に基づいて生成されている直流電圧も低下
することになる。
【0003】そのため、大入賞口を開閉駆動するソレノ
イドが正常に動作できず、大当たり状態のゲームを実現
できない恐れがあった。また、賞球の払出し動作におい
ても、払出しモータを駆動できずに賞球の払出しが行わ
れない恐れもあった。
【0004】また、落雷などによってパチンコホール全
体が停電状態となることもあるが、適切な対策を施して
いない場合には、進行中のゲーム状態が全て消去されて
しまい、特に、大当りゲーム中であった場合には、パチ
ンコホールと遊技者の間で無用のトラブルが発生する恐
れもあった。
【0005】そのため、上記した各事態が生じないよ
う、供給電源の電圧値が異常レベルになった場合には、
遊技動作を即座に中断して必要なデータを保存すると共
に、供給電源が復旧した際には、中断した遊技動作を支
障なく再開させる必要がある。そこで、例えば、特願2
000−011729号に記載したような対策が考えら
れる。
【0006】この特願2000−011729号の発明
では、供給されている交流電源の電圧値が異常レベルに
なった場合には、主制御基板や払出制御基板においてデ
ータのバックアップ処理を行い、その後は、無限ループ
状態の処理を実行しつつ、供給電圧の低下によってCP
Uが非動作状態となるのを待つようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな処理では、折角バックアップしたデータが破壊され
てしまう恐れがあった。すなわち、CPUは、オペレー
ションコードとオペランドからなる機械語命令をROM
からフェッチし、フェッチした命令を解読(デコード)
して所定の動作を実行しているが、停電などによってC
PUの電源電圧は現に低下しつつあるのであるから、場
合によっては、CPUがオペレーションコードやオペラ
ンドを誤ってフェッチし、プログラムが暴走する恐れが
あった。
【0008】例えば、CPUがZ80(Zilog製又
はその相当品)の場合、バックアップ処理の完了後、L
1:JP L1のような命令によって、無限ループ処理
を実現することが考えられるが、仮に、CPUがオペラ
ンド部を読み違えると、L1とは全く別の場所にプログ
ラムがジャンプすることになり、バックアップしたRA
Mエリアのデータを破壊することにもなり兼ねない。
【0009】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであって、電源電圧が異常レベルになった場合には、
遊技制御を間違いなく中断して必要なデータを確実に保
存できる遊技機を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係る遊技機は、遊技に関連して遊技者に有
利な第1状態と遊技者に不利な第2状態とを択一的に発
生させるための抽選を行い、その抽選結果に基づいて遊
技動作を制御可能な遊技制御手段と、該遊技制御手段に
電力を供給するための電源とを備え、前記遊技制御手段
は、遊技制御プログラムを記憶したメモリとCPUとを
具備する遊技機において、前記電源の電圧を常時監視し
て所定の異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出
手段からの信号に基づいて遊技制御を中断すると共に、
中断した遊技制御を再開するに必要な情報を保存するバ
ックアップ手段と、その後、所定の命令を実行すること
によってCPUを休止状態にする休止手段とを備えて構
成されている。
【0011】本発明では、バックアップ手段の動作の
後、所定の命令を実行することによってCPUが休止状
態に入るので、電源電圧がどのように降下しようとも、
その後、プログラムが暴走する恐れはない。なお、異常
事態から復旧すると、これに起因してリセット信号を発
生させ、このリセット信号が供給されることによって、
休止状態のCPUの動作を再開させるのが好ましい。
【0012】本発明における中断した遊技制御を再開す
るに必要な情報には、必ずしも中断前の遊技を完全に再
開できる情報でなくても良いが、少なくともゲーム価値
の最も高い大当り状態における遊技制御が再開できるも
のである。
【0013】本発明は、好ましくは、交流電圧を受けて
装置各部に直流電圧を供給する電源回路を備えた遊技機
であって、異常検出手段は、電源回路の交流入力電圧、
及び/又は、直流出力電圧を監視している。また、遊技
制御を中断するに際して、払出し処理を実現する払出し
制御基板のCPUを休止状態にするに先立って、払出し
制御基板に指令を出力している主制御基板のCPUを休
止状態にするのが好ましい。このような動作手順を採れ
ば、主制御基板から出力された指令を、払出し制御基板
が読み落とす恐れがない。
【0014】また、前記遊技制御を中断するに際して、
払出し処理を実現する払出し制御基板と、前記払出し制
御基板に指令を出力する主制御基板とに、ほぼ同時に停
止信号STPを出力するのが好ましい。この場合、各基
板のCPUに対する割込み信号として前記停止信号ST
Pを供給すれば、各基板はほぼ同時に制御動作を中断す
ることになるので、主制御基板から出力された指令を、
払出し制御基板が読み落とす恐れがない。
【0015】更にまた、動作停止信号STPを主制御基
板のみに送るのでも良い。すなわち、前記主制御基板の
CPUは、払出し処理を実現する払出し制御基板に休止
指令を出力するとその後は迅速に休止状態になり、前記
払出し制御基板のCPUは、前記休止指令に基づいて所
定時間後に休止状態になるようにしても良い。
【0016】また、遊技動作を再開する場合、払出し処
理を実現する払出し制御基板のCPUを先に動作開始さ
せ、その後、払出し制御基板に指令を出力している主制
御基板のCPUの動作を開始させるのが好ましい。この
場合には、主制御基板から出力された指令を、払出し制
御基板が読み落とす恐れがない。
【0017】また、払出し制御基板と主制御基板の記憶
装置は、遊技制御の中断に係わらず、それぞれの記憶内
容を維持する電圧が常時供給されているのが好ましい。
この場合には、停電などによって電源電圧が復旧するま
でに時間を要しても何の弊害も生じない。また、手動操
作可能な初期化スイッチを備え、初期化スイッチが操作
されることを条件に、記憶装置の記憶内容が消失される
ようになっていると、営業開始時に前日のデータを解消
することができるので、不自然な動作が生じる恐れがな
い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例であるカ
ード式弾球遊技機に基づいて本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本実施例のパチンコ機2を示す斜視図で
あり、図2は、同パチンコ機2の側面図である。
【0019】図1に示すパチンコ機2は、島構造体に着
脱可能に装着される矩形枠状の木製の外枠3と、外枠3
に固着されたヒンジHを介して開閉可能に枢着される前
枠4とで構成されている。なお、このパチンコ機2は、
カード式球貸し機1に電気的に接続された状態で、パチ
ンコホールの島構造体の長さ方向に複数個が配設されて
いる。
【0020】ヒンジHを介して外枠3に枢着される前枠
4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、遊技
盤5の前側に対応させて、窓部を有するガラス扉6と前
面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。前面板7に
は発射用の遊技球を貯留する上皿8が装着され、前枠4
の下部には、上皿8から溢流し又は抜き取った遊技球を
貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハンドル11と
が設けられている。
【0021】この発射手段10は、回動操作可能な発射
ハンドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応
じた打撃力で打撃槌12(図4)により遊技球を発射さ
せる発射モータなどを備えている。上皿8の右部には、
カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作パネル
13が設けられ、この操作パネル13には、カード残額
を3桁の数字で表示するカード残額表示部13aと、所
定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイッチ1
3bと、ゲーム終了時にカードの返却を指令する返却ス
イッチ13cとが設けられている。
【0022】図3に示すように、遊技盤5には、金属製
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始
動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段
(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(上段の
普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段18の左右両
側部に6つの普通入賞手段19)、2つのゲート20
(通過口)が夫々所定の位置に配設されている。
【0023】液晶ディスプレイ16は、変動図柄を表示
するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを
表示する第1図柄表示手段22として機能する。第1図
柄表示手段22は、背景画やキャラクタをアニメーショ
ン的に表示するとともに、左右方向に並ぶ3個(左、
中、右)の図柄表示部22a〜22cを有し、図柄始動
手段17に遊技球が入賞することを条件に、各図柄表示
部22a〜22cの表示図柄が所定時間だけ変動表示
(スクロール表示)され、図柄始動手段17への遊技球
の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定され
る停止図柄パターンで停止する。
【0024】液晶ディスプレイ16の直ぐ上側に、普通
入賞手段19と第2図柄表示手段23とが設けられてい
る。第2図柄表示手段23は1個の普通図柄を表示する
普通図柄表示部を有し、ゲート20を通過した遊技球が
検出されたとき、普通図柄表示部の表示図柄が所定時間
だけ変動し、遊技球のゲート20通過時点において抽選
された抽選用乱数値により決定される停止図柄を表示し
て停止するようになっている。図柄始動手段17は、開
閉自在な左右1対の開閉爪17aを備えた電動式チュー
リップであり、第2図柄表示手段23の変動後の停止図
柄が当り図柄を表示した場合に、開閉爪17aが所定時
間だけ開放されて入賞し易くなる。
【0025】開閉式入賞手段18は前方に開放可能な開
閉板18aを備え、第1図柄表示手段22の変動後の停
止図柄が「777」などの当り図柄のとき、「大当り」
と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前側に開
放される。この開閉式入賞手段18の内部に特定領域1
8bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過する
と、特別遊技が継続される。ここで、特別遊技状態が遊
技者に有利な状態に相当する。
【0026】開閉式入賞手段18の開閉板18aが開放
された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば10
個)の遊技球が入賞して開閉板18aが閉じるときに、
遊技球が特定領域18bを通過していない場合には特別
遊技が終了するが、特定領域18bを通過していれば最
大で例えば16回まで特別遊技が継続され、遊技者に有
利な状態に制御される。
【0027】図4に示すように、前枠4の裏側には、遊
技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自在に装
着され、この裏機構板30には開口部30aが形成さ
れ、その上側に賞球タンク33と、これから延びるタン
クレール34とが設けられ、このタンクレール34に接
続された払出し手段35が裏機構板30の側部に設けら
れ、裏機構板30の下側には払出し手段35に接続され
た通路ユニット36が設けられている。払出し手段35
から払出された遊技球は通路ユニット36を経由して上
皿排出口8a(図1)から上皿8に払出される。
【0028】裏機構板30の開口部30aには、遊技盤
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(不図
示)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着
されたケース38の内部に主制御基板39が配設され、
その前側に図柄制御基板40が配設されている(図
2)。主制御基板39の下側で、裏カバー37に装着さ
れたケース41aの内部にランプ制御基板42が設けら
れ、このケース41aに隣接するケース41bの内部に
サウンド制御基板43が設けられている。
【0029】これらケース41a,41bの下側で裏機
構板30に装着されたケース44の内部には、電源基板
45と払出し制御基板46が夫々設けられている。この
電源基板45には、図3に示すように、電源スイッチ8
0と初期化スイッチ85とが配置されている。これら両
スイッチ80,85に対応する部位はケース44が切欠
かれ、両スイッチ80,85の各々を指で同時に操作可
能になっている。
【0030】また、発射手段10の後側に装着されたケ
ース47の内部には、発射制御基板48が設けられてい
る。これら制御基板39〜40,42〜43,45〜4
6,48は夫々独立の基板であり、電源基板45と発射
制御基板48を除く制御基板39,40,42,43,
46には、ワンチップマイコンLE2080A(LE・
Tech社製)を備えるコンピュータ回路が搭載されて
おり、主制御基板39と他の制御基板40,42,4
3,46とは、複数本の信号線でコネクタを介して電気
的に接続されている。なお、この実施例で使用するワン
チップマイコンLE2080Aは、Z80(Zilog
社)相当品のCPUとROMとRAMとを内蔵して構成
されている。
【0031】主制御基板39とその他の制御基板40,
42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介
して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板
40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させ
る種々の制御コマンドを一方向通信で送信可能になって
いる。制御コマンドの一方向通信を採用することで、図
柄停止に関する不正を確実に防止できるとともに、主制
御基板39の制御負荷を格段に軽減でき、送信制御を簡
単化することができる。
【0032】次に、電源基板45について、図5、図6
に基づいて説明する。パチンコホールには、各島構造体
毎に複数の変圧トランス87が設けられており、図示の
例では、各変圧トランス87から5台のパチンコ機2の
電源基板45に交流24Vが供給されている。
【0033】電源基板45には、電動チューリップ及び
開閉駆動ソレノイドや払出しモータなどを駆動するため
の直流電圧24Vを生成する24V生成部80と、各制
御基板39〜43,46のワンチップマイコンなどに供
給する直流電圧5Vを生成する5V生成部81と、これ
らの直流電圧を各制御基板に供給する電圧供給部82と
が設けられている。
【0034】この電源基板45は、マイクロコンピュー
タ備えて構成されており、電源監視部83と、遊技動作
停止部84と、システムリセット部85とが設けられて
いる。電源監視部83は、変圧トランス87から供給さ
れているAC24Vを常時監視して、この供給電圧が限
界値まで低下したときに、電圧異常信号VSを遊技動作
停止部84に出力する。なお、限界値は、開閉駆動ソレ
ノイドや払出しモータなどのアクチュエータが正常に駆
動できる電圧値を基準に決定され、例えば、AC20V
に設定されている。
【0035】遊技動作停止部84は、電圧異常信号VS
を受けると、主制御基板39と払出し制御基板46に動
作中断信号STPを相前後して出力するようになってい
る。一方、主制御基板39と払出し制御基板46では、
動作中断信号STPをワンチップマイコンのXNMI端
子に受け、これをCPUのNMI(non-maskable-inter
rupt)端子に加えるようになっている(図6参照)。
【0036】システムリセット部85は、トランス87
からの供給電圧が正常値に復旧した場合に、各制御基板
39〜43,46にリセット信号SRTを出力する部分
である。このリセット信号SRTは、各制御基板39〜
43、46のワンチップマイコンのXSRST端子に供
給されるようになっている。
【0037】電源基板45には、更に、バックアップ電
源回路86が設けられ、その出力値DC5Vは、主制御
基板39と払出し制御基板46のワンチップマイコンの
バックアップ電源端子VBBに供給されている。そのた
め、電圧供給部82からの本来の供給電圧(+5V)が
低下した場合でも、このバックアップ電圧によりRAM
に記憶されているデータは確実に保持される。例えば、
払出し制御基板46のRAMには、主制御基板39から
送信されたが未実行の払出しコマンドが記憶されて保持
されるので、電源復旧時には、払い出し動作から正常に
開始できることになる。
【0038】また、電源基板45には、初期化スイッチ
85が設けられており、この初期化スイッチ85が操作
されると、主制御基板39や払出し制御基板49のRA
Mに記憶されているデータを消去するようにしている。
なお、この初期化スイッチ85は、ホールの営業開始時
などに電源投入に合わせてON動作されるものである。
【0039】続いて、電源電圧に関して異常事態が生じ
た場合の動作について説明する。先に説明したように、
変圧トランス87から供給される供給電圧(AC24
V)が所定値よりも低下すると、電源監視部83から電
圧異常信号VSが出力されるので、遊技動作停止部84
は、先ず主制御基板39に動作停止信号STPを出力
し、所定時間をおいて、払出し制御基板46に動作停止
信号STPを出力する。
【0040】動作停止信号STPは、各制御基板39、
46のワンチップマイコンに内蔵されたCPUのNMI
端子に(最優先割込みとして)伝えられるので、各制御
基板では割込み処理が開始される。最初に、主制御基板
39において割込み処理プログラムが実行されるが、割
込み処理では、中断したゲームを忠実に再現できるよ
う、必要なデータを全てRAMにバックアップする。そ
して、その後、CPUはHALT命令を実行して割込み
処理を終える。なお、HALT命令を実行すると、その
後はフェッチ→解読→実行というCPUの本来の動作が
行われることがないので、CPUに供給されている電源
電圧(DC5V)が、どのように降下しようとも、その
後プログラムが暴走する恐れはない。
【0041】払出し制御基板46における動作も同様で
あり、必要なデータがバックアック処理されて、CPU
はHALT命令を実行して割込み処理を終える。このよ
うに、この実施例では、払出し制御基板46の割込み処
理が主制御基板39より必ず後から開始されるので、例
えば、主制御基板39から送信された払出しコマンド
が、払出し制御基板46で受信されずに消失して遊技球
の払出しがされないようなトラブルは生じない。但し、
この実施例の場合には、NMI信号を受けて各制御基板
ではバックアップ処理を開始するので、主制御基板39
と払出し制御基板46とに同時に動作停止信号STPを
供給しても特に問題は生じない。
【0042】一方、電力供給が正常状態に復旧すると、
システムリセット部85は、システムリセット信号SR
Tを出力するので、主制御基板39と払出し制御基板4
6では、中断されていた遊技動作が再開される。この遊
技制御の再開に際して、主制御基板39や払出し制御基
板46のRAMに記憶しているデータに基づいて、遊技制
御を停止したときの遊技状態、例えば大当たりゲームを
停止時の状態から支障なく確実に再開させることができ
る。
【0043】ここで、システムリセット信号SRTは、
不図示の遅延回路の動作によって払出し制御基板46の
CPUに先に供給されるようになっているので、払出し
制御基板46のCPUが先に動作を開始し、その後、主
制御基板39のCPUの動作を開始するようになってい
る。そのため、動作再開後、主制御基板39から出力さ
れたコマンドを、払出し制御基板46が読み落とす恐れ
がない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源電圧が異常レベルになった場合には、遊技制御を間
違いなく中断して必要なデータを確実に保存できる遊技
機を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパチンコ機の斜視図である。
【図2】図1のパチンコ機の側面図である。
【図3】図1のパチンコ機の正面図である。
【図4】図1のパチンコ機の背面図である。
【図5】図1のパチンコ機の電源基板と他の基板との関
係を示すブロック図である。
【図6】本実施例に使用するワンチップマイコンの内部
構成を略記したブロック図である。
【符号の説明】
83 異常検出手段(電源監視部) 2 遊技機(パチンコ機)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技に関連して遊技者に有利な第1状態
    と遊技者に不利な第2状態とを択一的に発生させるため
    の抽選を行い、その抽選結果に基づいて遊技動作を制御
    可能な遊技制御手段と、該遊技制御手段に電力を供給す
    るための電源とを備え、前記遊技制御手段は、遊技制御
    プログラムを記憶したメモリとCPUとを具備する遊技
    機において、 前記電源の電圧を常時監視して所定の異常を検出する異
    常検出手段と、 前記異常検出手段からの信号に基づいて遊技制御を中断
    すると共に、中断した遊技制御を再開するに必要な情報
    を保存するバックアップ手段と、 その後、所定の命令を実行することによってCPUを休
    止状態にする休止手段とを備えることを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 交流電圧を受けて装置各部に直流電圧を
    供給する電源回路を備えた遊技機であって、 前記異常検出手段は、前記電源回路の交流入力電圧、及
    び/又は、直流出力電圧を監視している請求項1に記載
    の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記バックアップ手段は、前記異常検出
    手段からの信号に基づいて停止信号STPを出力する動
    作停止部と、前記動作停止部からの停止信号STPをC
    PUの最優先割込み端子に供給する割込み部と、前記最
    優先割込みに基づいて実行される割込み処理プログラム
    とで構成されている請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記CPUが実行する所定の命令は、前
    記割込み処理プログラムの最後に実行されるようになっ
    ている請求項3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技制御を中断するに際して、払出
    し処理を実現する払出し制御基板のCPUを休止状態に
    するに先立って、払出し制御基板に指令を出力する主制
    御基板のCPUを休止状態にしている請求項1〜4の何
    れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記遊技制御を中断するに際して、払出
    し処理を実現する払出し制御基板と、前記払出し制御基
    板に指令を出力する主制御基板とに、ほぼ同時に停止信
    号STPを出力するようにしている請求項1〜4の何れ
    かに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記払出し制御基板と前記主制御基板の
    記憶装置は、遊技制御の中断に係わらず、それぞれの記
    憶内容を維持する電圧が常時供給されている請求項5又
    は6に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 手動操作可能な初期化スイッチを備え、
    前記初期化スイッチが操作されることを条件に、前記記
    憶装置の記憶内容が消失されるようになっている請求項
    7に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記異常事態から復旧すると、これに起
    因してリセット信号を発生させ、このリセット信号が供
    給されることによって、前記休止状態のCPUが動作を
    開始するようになっている請求項1〜8の何れかに記載
    の遊技機。
  10. 【請求項10】 遊技動作を中心的に制御する主制御基
    板と、前記主制御基板からの一方向の指令に基づいて動
    作する複数個の従制御基板とで遊技動作全体が実現され
    ている請求項1〜8の何れかに記載の遊技機。
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