JP2001310041A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2001310041A
JP2001310041A JP2000130428A JP2000130428A JP2001310041A JP 2001310041 A JP2001310041 A JP 2001310041A JP 2000130428 A JP2000130428 A JP 2000130428A JP 2000130428 A JP2000130428 A JP 2000130428A JP 2001310041 A JP2001310041 A JP 2001310041A
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ball
game
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winning
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JP2000130428A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Uchigashima
敏博 内ヶ島
Takahiro Uchigashima
隆寛 内ヶ島
Mitsusaku Isomura
光作 磯村
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Takao Co Ltd
Original Assignee
Takao Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者が遊技に集中できる環境を整えること
である。 【解決手段】 賞球の払い出しを制御する払出制御基板
62を、入賞口スイッチ711等から知られる入賞情報
を一時記憶するとともに記憶された入賞情報に基づいて
球切りモータ741を制御して賞球の払い出しを実行せ
しめ、遊技球皿121が満杯であることを満杯検出セン
サ732が検出すると、満杯状態が解消されるまで入賞
情報の記憶のみ実行して賞球の払い出しを保留せしめる
構成とすることで、入賞頻度に波があっても遊技球皿1
21内の遊技球の出し入れに遊技者が煩わされないよう
にし、かつ、入賞情報の記憶を停電時にはバックアップ
することで、保留された賞球の払い出しを停電回復後に
正確に実行し得るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は弾球遊技機に関し、
特に遊技球の払い出しの制御に関する。
【0002】
【従来の技術】弾球遊技機は、遊技者の操作で発射され
た遊技球が遊技盤の盤面上に設けられた入賞口に入ると
賞球として遊技球を払い出す遊技機で、パチンコ遊技機
が広く普及している。パチンコ遊技機には、遊技者と向
かい合う遊技盤の下方に発射前の遊技球や賞球として払
い出された遊技球を容れる遊技球皿が設けられており、
遊技球皿は通常、上下に上皿と下皿とが配設される。上
皿は発射前の遊技球を容れておくもので、上皿内の遊技
球が上皿に隣接して設けられた発射装置に順次送られ
る。入賞時には上皿の側面に開口する払い出し口から賞
球として遊技球が払い出されて上皿の遊技球が補充さ
れ、スムーズに遊技が続けられるようにしている。上皿
の払い出し口に通じる遊技球払い出し用の通路は下皿に
も通じており、入賞が連続する等で賞球の払い出しが増
え上皿が満杯になると上皿に入りきらない溢れ球が下皿
に払い出されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常、かか
る弾球遊技機は入賞しやすさにダイナミックな波があ
り、大当たり等の多くの入賞が見込める期間に入ると、
遊技者はこのチャンスを捉えて一気に多くの賞球の払い
出しを目指す。これが遊技者にとって醍醐味となる。し
たがって賞球の払い出し数は遊技をする間一定しておら
ず大きく変化し、大当たりのように入賞が連続して賞球
の払い出しが飛躍的に増加する場合には、上皿と下皿で
間に合わず、さらに別箱に移し、別箱が遊技者の足元に
積み上げられていくことになる。一方、大当たり終了等
で入賞が減り上皿の遊技球が不足してくると、今度は逆
に遊技球を下皿や別箱から再び上皿に戻している。この
ため、遊技者の遊技に対する集中が削がれたり遊技が中
断したりし、上記弾球遊技機の特徴であるスピード感を
遊技者が十分に堪能できないおそれがあった。
【0004】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
遊技者が遊技球の移動に煩わされることなくスピード感
のある遊技を楽しむことのできる弾球遊技機を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、遊技球が容れられた遊技球皿から遊技球の発射装置
に遊技球を順次供給して発射装置が遊技盤の盤面上に遊
技球を発射するようになし、発射装置から発射された遊
技球の入賞を検出する入賞検出手段と、賞球として上記
遊技球皿内に遊技球を払い出す賞球払出手段と、上記入
賞検出手段により検出された入賞の情報に基づいて上記
賞球払出手段の作動を制御する賞球払出制御手段とを有
する弾球遊技機において、上記遊技球皿に遊技球が所定
量以上あるか否かを検出する満杯検出手段を具備せしめ
る。上記賞球払出制御手段を、上記入賞検出手段により
検出された入賞の情報を一時記憶するとともに記憶され
た入賞情報に基づいて上記賞球払出手段を制御して遊技
球の払い出しを実行せしめ、かつ、上記満杯検出手段に
より、上記遊技球皿に遊技球が所定量以上ある状態にな
ったことが検出されると、該状態が解消されたことが検
出されるまで入賞情報の記憶のみ実行して上記賞球払出
手段による賞球の払い出しを保留せしめる構成とする。
かつ、停電時に上記入賞情報の記憶を保持せしめるバッ
クアップ給電手段を具備せしめる。
【0006】遊技球皿の遊技球が上記所定量以上ある状
態になると賞球の払い出しが停止するので、入賞が頻繁
に生じても賞球を別箱等に移動する必要がなく、一方、
大当たり終了等で入賞頻度が低下し遊技球皿の上記状態
が解消されれば、それまでに記憶した入賞情報に基づい
て順次、遊技球の払い出しがなされるので、発射装置に
供給する遊技球が不足することがない。しかして、遊技
者が遊技球皿における遊技球の量を顧みることなく遊技
に集中できる環境が整えられ、遊技者はスピード感のあ
る遊技を楽しむことができる。
【0007】しかも、賞球の払い出しが保留された状態
で停電が発生しても、未払いの入賞情報を停電から回復
した時の払い出し用として残すことができるので、保留
した賞球の払い出しを正確に行うことができる。
【0008】さらに、少なくとも遊技中は別箱が不要で
あるから、遊技中に足元が窮屈になることもない。
【0009】ここで、満杯検出手段が、遊技球が所定量
以上ある状態が解消されたことを検出した場合、直ちに
賞球の払い出しを実行させずに所定時間(例えば30秒
〜60秒)遅延させる構成としてもよい。これにより所
謂ハンチング状態の発生を防止することができる。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1の発明
の構成において、上記満杯検出手段を、上記遊技球皿の
側面に開口し上記賞球払出手段からの遊技球が払い出さ
れる払い出し口の奥まった位置に、近接する遊技球を検
出する物体検出センサを設けて上記払い出し口近傍に存
在する遊技球の有無から上記遊技球皿内に遊技球が所定
量以上あるか否かを検出する構成とする。
【0011】遊技球皿が満杯状態になると払い出し口近
傍まで遊技球が溢れてくるから、これを検出すること
で、遊技球皿に遊技球が所定量以上ある状態であること
を検出することができる。遊技球皿の遊技球の数等を直
接計測しないので構成が簡単である。また、物体検出セ
ンサは払い出し口の奥まった所に設けられて目立たない
から、弾球遊技機の外観を損ねることもない。
【0012】請求項3記載の発明では、請求項1または
2の発明の構成において、遊技者が賞球としての遊技球
の払い出しを請求する場合に遊技者の操作でオンする払
い出し請求スイッチを具備せしめる。上記賞球払出制御
手段を、上記払い出し請求スイッチがオンすると、上記
満杯検出手段の検出結果によらず、記憶された上記入賞
情報に基づいて上記賞球払出手段を制御して遊技球の払
い出しを実行せしめる構成とする。
【0013】強制的に遊技球の払い出しを行うことがで
きるので、遊技終了後等にそれまでに払い出しが保留さ
れた入賞分についてスムーズに遊技球の払い出しを済ま
せることができる。
【0014】請求項4記載の発明では、請求項1ないし
3の発明の構成において、上記払い出し制御手段を、払
い出しを保留した賞球の数を算出する構成とする。か
つ、算出された賞球数を表示する表示手段を具備せしめ
る。
【0015】遊技者が未払いの遊技球の数を知ることが
でき、しかも表示内容が遊技の進行に応じて変化するか
ら臨場感が高められる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態を図面
にしたがって説明する。図1は本発明を適用したパチン
コ遊技機の全体を示すもので、本パチンコ遊技機は、後
述する遊技盤等の遊技機本体部分を保持する長方形の外
枠111と前面枠112とを有し、外枠111の左隣に
公知のプリペードカードユニット131が設置されてい
る。前面枠112は、左端上下のヒンジ116a,11
6bにより外枠111に対し水平方向に回動自在に取り
付けられており、メンテナンス時等に上記遊技機本体部
分を手前側に出すことが可能である。
【0017】前面枠112の内側には、前面枠112の
高さ方向の上側略2/3の大きさをカバーする金枠11
3が取り付けられ、金枠113の左側を支軸にして金枠
113の内周を縁取るガラス枠114が開閉可能に蝶着
される。ガラス枠114には板ガラス115が二重には
め込まれている。ガラス枠114と金枠113とにガラ
ス枠114の開放を検出するガラス枠開放スイッチ16
1が取り付けられている。板ガラス115の奥には図示
しない遊技盤が収納され、板ガラス115を挟んで遊技
者と対向するようになっている。
【0018】前面枠112の内側にはまた、金枠113
の下方にバスタブ状の遊技球皿である上皿121と下皿
124とが手前側に突出して設けられている。上皿12
1は遊技球を容れる凹み部分がやや左側に偏して形成さ
れ、凹み非形成の右端部には上面に払出請求釦133、
貸出釦134、精算釦135および残高表示部136が
設けられている。残高表示部136には、上記プリペー
ドカードユニット131のカード口132にプリペード
カードを挿入するとプリペードカードに記憶された残高
が表示され、貸出釦134を押下すると所定数の遊技球
の貸出しが実行され、上皿121の側面に開口する払い
出し口122から上皿121内に遊技球が払い出され
る。
【0019】下皿124は遊技者が上皿球抜きレバー1
23を操作することにより上皿121と連通自在に構成
され、上皿121の遊技球を溢れ球排出口125から下
皿124に移動することが可能である。また、下皿12
4が遊技球で満杯となった時には、下皿球抜きレバー1
26の操作により下皿124の底面が開口して下皿12
4の下方に排出可能であり、遊技球を別箱に移すことが
できる。
【0020】下皿124の右側には発射ハンドル141
が設けられている。発射ハンドル141は、手前側に突
出して取り付けられたグリップ部142の外周にリング
状のタッチプレート143を同軸に設けてなり、遊技者
がタッチプレート143を時計方向に回動すれば、上皿
121から供給される遊技球を後述する遊技盤の盤面上
に発射することができる。
【0021】また、前面枠112には、上辺部に確変表
示部152と大当たり表示部153とを備えたトップラ
ンプ151が設けてあり、前面枠112の右辺部には発
射ハンドル141が操作されていることを示すタッチラ
ンプ154が設けられている。
【0022】次に、図2により遊技盤について説明す
る。遊技盤21の盤面上には、盤面上を略円形に縁取る
ように盤面に対して垂直に帯状のレール22、23が設
けてある。レール22、23は図中左側の一部が二重に
なっており、発射ハンドル141の操作で遊技球が外側
レール23に沿って発射され、レール22、23で囲ま
れた盤面の略円形領域内に入る。この略円形領域の中央
の開口部には図柄表示枠24が嵌設され、図柄表示枠2
4内に特別図柄を表示するLCDパネルユニット641
が表示面を手前に向けて設けられる。図柄表示枠24の
上部には普通図柄表示部41が設けられ、図柄表示枠2
4の下部には普通図柄保留表示部42が設けられる。そ
して、普通図柄表示部41に表示される図柄の変動開始
に用いられる普通図柄作動ゲート34が図柄表示枠24
の左右に設けられる。
【0023】図柄表示枠24の下方には、入賞口である
第1種始動口としての普通電動役物31と、アタッカー
扉33が電動で開閉する大入賞口32とがこの順に設け
られる。遊技盤21の盤面上にはまた、その他の各種の
入賞口35、36が各所に配置されるとともに、盤面の
最下部にはアウト口37が開口している。また盤面に
は、多数の遊技釘25、風車26、27等が備えられて
いる。
【0024】遊技盤21の盤面上に発射された遊技球
は、上記各入賞口31等に入賞すれば遊技盤21の裏側
へと入賞球として取り込まれ、入賞しなければアウト口
37からアウト球として取り込まれる。
【0025】また、遊技盤21の盤面にはその左右両端
部にサイドランプ28が設けられ、また、一部の風車2
7は、色付き透明プラスティック製とするとともに、そ
の背後に図示しないランプを設けて輝くように構成さ
れ、さらに、図示しないスピーカから遊技の進行に合わ
せて音を発生させて、臨場感を高めている。
【0026】図3によりパチンコ遊技機の裏側の構成に
ついて説明する。上述の遊技盤21には、その裏面に沿
って機構盤51が脱着可能に設けてある。機構盤51に
は、上部に球タンク52が設けられ、遊技球がタンクレ
ール53、カーブレール54を介して貸球払い出し装置
55と賞球払い出し装置56とにそれぞれ供給可能とな
っている。上皿121にある上記貸出釦134を押下す
ることで貸球払い出し装置55に内蔵の球切りモータが
作動して所定数の遊技球が払い出し口122から上皿1
21内に払い出される。また、遊技盤21の上記各入賞
口31等に遊技球が入賞すれば後述する制御にしたがっ
て賞球払い出し装置56に内蔵の球切りモータが作動し
て所定個数の遊技球が払い出し口122から上皿121
内に払い出される。
【0027】遊技盤21や機構盤51には、遊技の進行
全体を司る主制御基板61が、また、主制御基板61と
の一方向通信により本パチンコ遊技機各部を作動せしめ
る種々のサブ制御基板62、63、642、65、66
が取り付けられる。サブ制御基板62〜66には、貸球
や賞球の払い出しを制御するもの(以下、適宜、貸球賞
球払出制御基板という)62、遊技球の発射を制御する
もの(以下、適宜、発射制御基板という)63、LCD
パネルユニット641における表示を制御するもの(以
下、適宜、図柄制御基板という)642、種々の表示
用、演出用のランプの発光を制御するもの(以下、適
宜、ランプ制御基板という)65、スピーカの出力音を
制御するもの(以下、適宜、音制御基板という)66が
ある。かかる制御用の基板61〜66の他、本パチンコ
遊技機の各部に給電するための電源基板67が設けられ
ている。図柄制御基板642は上記LCDパネルユニッ
ト641や図示しない付属ユニットとともにアッセンブ
リ化され特別図柄表示装置64となっている。また、第
1の外部接続端子基板68と第2の外部接続端子基板6
8aとが設けられており、第1外部接続端子基板68と
第2外部接続端子基板68aとは、図示を省略したパチ
ンコ店管理コンピュータに接続され、パチンコ遊技機等
の管理をしている。第1外部接続端子基板68は遊技状
況の送信手段を備えており、大当たり、特別図柄表示装
置64の図柄変動および入賞状況の送信を行っている。
第2外部接続端子基板68aは遊技状況を除く当該パチ
ンコ遊技機の動作状況を送信するものであって、ガラス
枠114の開放、満杯検出、払出個数、遊技客がタッチ
プレート143を回動していた時間等が送信され、さら
に当該パチンコ遊技機の稼働を停止目的の打ち止め信号
を受信するようにもなっている。これら外部接続端子基
板68,68aから出力される情報に基づいて、入賞信
号、払出信号および満杯信号から停電現象により記憶さ
れた入賞情報が当該パチンコ遊技機に記憶されたものと
管理コンピュータに記憶されたものとに不一致が生じな
いように管理している。また、当該パチンコ遊技機より
送信されるこれらの種々の情報に基づいて、パチンコ店
管路コンピュータは、遊技中におけるベース値管理を行
っている。このベース値管理は、例えば設定値40とし
て打ち球数100に対して遊技球を40個、賞球として
払い出したかを監視するもので、ベース値が設定値より
も異常に上昇したら、当該パチンコ遊技機に何らかの故
障が発生したか又は遊技客の違法行為によりベース値が
変化したものと判断し、即座にこれらの事態に対応する
ことができる。この他にも管理コンピュータは、パチン
コ遊技機の良否の判定材料となる稼働率の監視および稼
働率に対してガラス枠114が何回開放されたかも調査
対象となっており、発射ハンドル141の操作中を示す
タッチ信号、上皿121の満杯を示す満杯信号およびガ
ラス枠114の開放信号とで、遊技客と店員とのなれ合
いによる不正の調査もしている。なお、管理コンピュー
タの作動に関わる詳細説明は省略する。
【0028】図4により、上記主制御基板61、サブ制
御基板62〜66等により構成される本パチンコ遊技機
の電気的構成を説明する。なお、図中には信号の受け渡
しを行う所謂中継基板等は記載を省略している。
【0029】主制御基板61は、遊技制御プログラムを
記憶したROMおよび演算等の作業領域として働くRA
Mを内蔵した8ビットワンチップマイコンを中心とした
論理演算回路として構成され、この他に各基板または各
種スイッチ類および各種アクチュエータ類との入出力を
行うための外部入出力回路も設けられている。
【0030】主制御基板61に入力するスイッチ類とし
て、第1種始動口スイッチ711、普通図柄作動スイッ
チ712、役物連続作動スイッチ(以下、単にVスイッ
チという)713、カウントスイッチ714、複数のそ
の他入賞口スイッチ715、満タンスイッチ716、補
給スイッチ717等が設けられている。また、主制御基
板61の出力側には、普通役物ソレノイド721、大入
賞口ソレノイド722、Vソレノイド723および外部
接続端子基板68等が接続されている。
【0031】第1種始動口スイッチ711は普通電動役
物31内に、普通図柄作動スイッチ712は普通図柄作
動ゲート34内に設けられ、Vスイッチ713は大入賞
口32内の特別装置作動領域(以下、特別領域という)
内に、カウントスイッチ714も同じく大入賞口32内
に設けられ、その他入賞口スイッチ715は普通電動役
物31および大入賞口32以外の各入賞口35、36に
設けられ、それぞれの作動ゲート34や入賞口31等を
遊技球が通過したことを検知する。ここで、Vスイッチ
713は大入賞口32内に入賞した遊技球が特別領域を
通過したことを、カウントスイッチ714は大入賞口3
2内に入賞するすべての遊技球を検出する。満タンスイ
ッチ716は下皿124内に設けられ、下皿124が遊
技球で満タン状態になったことを検出する。補給スイッ
チ717は球タンク52内に設けられ、球タンク52内
に遊技球が存在することを検出する。
【0032】また、主制御基板61の出力側に接続され
た普通役物ソレノイド721は普通電動役物31の開閉
に、大入賞口ソレノイド722はアタッカー扉33の開
閉に、Vソレノイド723は大入賞口32内の上記特別
領域の開閉に、それぞれ使用される。
【0033】貸球賞球払出制御基板(以下、単に払出制
御基板という)62はマイクロコンピュータを用いた論
理演算回路として構成され、主制御基板61からの指令
コマンドに従って入賞があった場合に賞球の払い出しの
制御を行うとともに、上記のプリペードカードユニット
131およびCR精算表示基板69と双方向通信を行い
貸球の払い出しの制御を行う。CR精算表示基板69は
上記上皿121内の釦類134、135および残高表示
部136形成位置に内蔵され、貸出釦134の押下でオ
ンする貸出スイッチ691、精算釦134の押下でオン
する精算スイッチ692および残高表示部136におけ
る数値表示用のLED693から構成されている。
【0034】払出制御基板62の入力側には、上記主制
御基板61の他、賞球払い出しスイッチ731、満杯検
出手段である満杯検出スイッチ732、払出請求スイッ
チ733が接続されている。
【0035】払出制御基板62の出力側には、上記払い
出し装置55,56にそれぞれ内蔵された球切りモータ
741が接続される。
【0036】賞球払い出しスイッチ731は球切りモー
タ741の下方にそれぞれ備えられ、球切りモータ74
1により払い出される遊技球を検出し所定数の遊技球の
払い出しを実現する。払出請求スイッチ733は上皿1
21の払出請求釦133形成位置に内蔵され、払出請求
釦133の押下でオンする。
【0037】満杯検出スイッチ732は本発明の特徴部
分であり、上皿121位置における断面を示す図5によ
り上記満杯検出スイッチ732の取り付け位置を説明す
る。上皿121の背後には上皿121の払い出し口12
2位置に、断面が略払い出し口122と同じ長方形で両
端開口の筒部材58が略水平に設けてある。この筒部材
58の背後には、上記払い出し装置55、56を通過し
た遊技球を筒部材58へと案内するガイド通路59の終
端部が位置しており、ガイド通路59の側壁は、上記筒
部材58の開口端と対向する位置で筒部材58の断面と
同形状に開口せしめてある。これにより、遊技球がガイ
ド通路59から筒部材58を介して上皿121内に到る
ようになっている。
【0038】上記満杯検出スイッチ732は、ガイド通
路59の側壁の、筒部材58に通じる開口部591と対
向する位置に側壁を貫通して設けられ、検出面がガイド
通路59の内側に向けてある。満杯検出スイッチ732
は、遊技球が近接距離にあると、その遊技球を検出する
物体検出センサで、静電容量式、機械式等の公知の近接
スイッチが用いられ得る。しかして、満杯検出スイッチ
732の出力から、上皿121内が所定数を越える遊技
球で満杯になり、遊技球が上記筒部材58内まで溢れて
きたことが知られる。
【0039】なお、上皿121が満杯であることを検出
する手段は、ガイド通路59に取り付けられるセンサ自
体がオン/オフの二値を出力するものではなく、ガイド
通路59には遊技球との間隔がアナログで出力可能なも
のを配置し、払出制御基板62において検出間隔が予め
設定した所定値以下か否かで上皿121内が満杯か否か
を判断するのもよい。
【0040】また、かかる所定位置まで溢れてきた球を
検出する物体検出センサにより上皿121が満杯状態で
あることを検出する本具体例のような場合には、物体検
出センサの設置位置は払い出し口122近傍であればよ
いが、本具体例のガイド通路59や筒部材58のよう
な、払い出し口122の奥まった位置が、遊技者からは
目立たずパチンコ遊技機の外観を損ねないので望まし
い。
【0041】また、上皿121内が払い出された遊技球
で満杯になったことが検知可能なものであれば、物体検
出センサに限られるものではなく、例えば、上皿121
を、上皿121内の遊技球の重量や数量を検出可能に構
成したもの等でもよい。例えば、上皿121内の遊技球
の重量に応じた上皿121底壁の歪みを検出して遊技球
重量を検出し、遊技球が所定量以上あるか否かを判断す
る。
【0042】発射制御基板63は、遊技者が操作する発
射ハンドル141からの回動量に応じて発射モータ76
1を駆動制御するもので、入力側にはまた、タッチスイ
ッチ751、発射停止スイッチ752が接続される。タ
ッチスイッチ751は発射ハンドル141に内蔵され、
遊技者が発射ハンドル141に触れていることを検出す
る。発射制御基板63は上記タッチスイッチ751がオ
ン状態のときタッチランプ154を点灯させたり、遊技
者が発射停止スイッチ752を押下したとき発射を停止
させる。
【0043】上記図柄制御基板642は上記LCDパネ
ルユニット641を駆動制御するもので、上記主制御基
板61と同様に8ビットワンチップマイコンを中心とし
た論理演算回路として構成される。図柄制御基板642
は、上述のようにバックライトやインバータ基板等の付
属ユニット643および上記LCDパネルユニット64
1とともに特別図柄表示装置64を構成する。
【0044】ランプ制御基板65は、主としてトランジ
スタ等の駆動素子から構成されており、主制御基板61
からの指令を受けて普通図柄表示部41の7セグメント
のLED771、普通図柄保留表示部42のランプ77
2、大当たり表示部153に内蔵のランプ等の各種ラン
プ773やLED類774を点灯させるためのものであ
る。
【0045】音制御基板66は多数の音声データを記憶
したマスクROM内蔵の1チップCPUと、このCPU
に制御される音源ICおよびアンプ等から構成されてお
り、主制御基板61および図柄制御基板642の指令を
受けてスピーカ781を駆動制御する。例えば満杯検出
スイッチ732により満杯が検出されると「遊技球を取
り出して下さい。」のメッセージが出力される。なお、
このとき一緒に上記ランプ制御基板65による制御でタ
ッチランプ154が小刻みに点滅して満杯を報知する。
また、払い出しの実行中に停電現象が生じると、上記マ
スクROMから別のデータが読み込まれて「停電しまし
た。払い出しの遊技球が残っています。払出請求釦を押
してください。」のメッセージが出力される。
【0046】主制御基板61と上記サブ制御基板62〜
66との間の送受信回路は、主制御基板61からのみ送
信する一方向通信の回路として構成されている、この一
方向通信の構成はインバータ回路やラッチ回路を用いて
構成できる。
【0047】上記主制御基板61、サブ制御基板62〜
66等へは、電源基板67から各種電源が供給されてい
る。図6は本パチンコ遊技機の給電系統を示すもので
(主制御基板61、払出制御基板62、図柄制御基板6
42のみ図示)、電源基板67はAC24V電源からD
C32V、DC12V、更にバックアップ給電手段であ
るコンデンサ81によりDC5Vのバックアップ電源
(VBB)を生成する構成となっている。そして主制御基
板61、払出制御基板62および図柄制御基板642等
の各基板では、供給されたDC12VからIC駆動用の
DC5Vを生成する。
【0048】また、主制御基板61には、電源基板67
から供給されるDC12Vの電源を入力として電圧監視
回路82が設けてあり、入力電圧を所定の基準値LV1
をしきい値として比較してハイレベルとロウレベルの二
値信号を出力する。この電圧監視回路82の出力はCP
U(以下、適宜、主制御基板CPUという)83のリセ
ット(RES)端子に入力せしめてある。
【0049】同様に、払出制御基板62には、電源基板
67から供給されるDC12Vの電源を入力として電圧
監視回路84が設けてあり、入力電圧を所定の基準値L
V2をしきい値として比較してハイレベルとロウレベル
の二値信号を出力する。この電圧監視回路84の出力は
CPU(以下、適宜、払出制御基板CPU(またはサブ
制御基板CPU)という)86のリセット(RES)端
子に入力せしめてある。払出制御基板62にはまた、電
源基板67から供給されるDC12Vの電源およびDC
5Vバックアップ電源を入力としてバックアップ電圧監
視回路85が設けてあり、両電源をそれぞれ所定の分圧
比で分圧した電圧を比較してハイレベルとロウレベルの
二値信号を出力する。このバックアップ電圧監視回路8
5の出力はCPU86のXNMI端子に入力せしめてあ
る。
【0050】また、上記DC5Vバックアップ電源は上
記CPU86のバックアップ端子(VBB) に接続されて
いる。
【0051】同様に、他のサブ制御基板(図例では図柄
制御基板642)には、電源基板67から供給されるD
C12V電源を入力として、上記電圧監視回路84と同
じ回路構成の電圧監視回路87が設けてあり、基準値L
V2をしきい値として二値出力し、その出力がCPU
(以下、適宜、図柄制御基板CPU(またはサブ制御基
板CPU)という)88のリセット(RES)端子に入
力せしめてある。
【0052】上記構成により、パチンコ遊技機に電源が
投入されたときの主制御基板61のCPU83と上記払
出制御基板62、図柄制御基板642等のサブ制御基板
62〜66の各CPU86、88等の動作立ち上がり状
態を、図7に示すタイミングチャートにより説明する。
【0053】パチンコ遊技機に電源が投入されると、電
源基板67によりDC32V、DC12V、バックアッ
プ電源(VBB)であるDC5Vが生成され、DC12
V電源は各制御基板61〜66に供給される。
【0054】ここで、図7に示すように、電源が投入さ
れると(ポイントP1)、DC12V電源の電圧は放物
線を描いて0Vから漸次12Vに立ち上がる。その途中
基準値LV2になるとサブ制御基板62〜66の電圧監
視回路84、87等の出力がLレベルからHレベルとな
りサブ制御基板62〜66のCPU86、88等のリセ
ットが解除され、サブ制御基板62〜66のCPU8
6、88等がセキュリティチェック動作を開始する(ポ
イントP2)。
【0055】DC12V電源の電圧が基準値LV2の時
には主制御基板61の電圧監視回路82の出力はロウレ
ベルの状態を維持している。
【0056】DC12V電源の電圧が基準値LV2を越
え基準値LV1に達すると、主制御基板61の電圧監視
回路82の出力はロウレベルからハイレベルとなり主制
御基板CPU83のリセットが解除され、該CPU83
がセキュリティチェック動作を開始する(ポイントP
3)。
【0057】主制御基板CPU83のセキュリティチェ
ック時間は各サブ制御基板CPU86、88等のセキュ
リティチェック時間T2と同等かそれ以上長くなるよう
に設計されている。
【0058】なおセキュリティチェックとは周知のごと
くワンチップマイコンである各CPU83、86、88
等が遊技の進行内容を書き込んだROMの内容が正規の
内容であるか否かをチェックすることである。
【0059】主制御基板CPU83のセキュリティチェ
ック時間T1がサブ制御基板CPU86、88等のセキ
ュリティチェック時間T2以上であり、かつ、主制御基
板CPU83のセキュリティチェック開始時期がサブ制
御基板CPU86、88等のセキュリティチェック開始
時期よりも遅く実行されるから、主制御基板CPU83
がROMに書き込まれたプログラムにしたがって遊技の
制御を開始する時には、各サブ制御基板CPU86、8
8等は既に遊技の制御を実行している。この結果、電源
投入後、主制御基板CPU83が直ちに各サブ制御基板
62〜66にデータを送信しても、その各CPU86、
88等はセキュリティチェックを終え各自の制御を実行
しているので確実にデータを受信することができる。
【0060】なお、セキュリティチェック時間T1は例
えば約439msであり、主制御CPU83が電源の投
入から遊技の制御を開始するまでの時間は、例えば約5
29〜549msである。また、セキュリティチェック
時間T2は例えば約200msであり、サブ制御基板の
一つである払出制御基板62のCPU86が電源の投入
から遊技の制御を開始するまでの時間は例えば約202
〜203msである。
【0061】次に停電等の不測の事態によりパチンコ遊
技機への給電が遮断されるときの動作を図8に示すタイ
ミングチャートにしたがって説明する。
【0062】パチンコ遊技機への給電が遮断されると
(ポイントP6)、DC12V電源電圧は、遮断直後の
低下が著しいものの、その後は略直線的に漸次低下して
ゆき所定時間後に0Vになる。この漸次低下してゆく途
中で、上記基準電圧LV1に達すると(ポイントP
7)、主制御基板61の電圧監視回路82の出力がハイ
レベルからロウレベルに変化し、CPU83がリセット
状態となる。この時、時間の経過にともなってDC12
Vの電源電圧がさらに低下するが、基準電圧LV3に到
ると(ポイントP8)、払出制御基板62のバックアッ
プ電圧監視回路85の出力電圧がハイレベルからロウレ
ベルに変化する。これによりCPU86のXNMI端子
がロウレベルとなり、CPU86にノンマスカブルイン
タラプトがかかることになる。
【0063】DC12Vの電源電圧が基準電圧LV3か
らさらに低下し基準電圧LV2に達すると(ポイントP
9)、各サブ制御基板62〜66の電圧監視回路84、
87等の出力はハイレベルからロウレベルに変化する。
これにより、各サブ制御基板CPU86、88等がリセ
ット状態となる。
【0064】ここで、払出制御基板CPU86のRAM
は上記コンデンサ81からのDC5Vバックアップ電源
によりバックアップされており、電源遮断時もRAMに
記憶されたデータは所定時間(例えば発明者らの計測で
は約1時間20分〜約3時間30分)保持される。とこ
ろで、上記のごとく払出制御CPU86がリセット状態
とされる前にXNMI端子の入力が有効とされる。これ
により払出制御基板CPU86はRAMへのアクセスを
禁止して書き込みを阻止する。これにより、リセット状
態となる不安定な状態でのRAMの内容をバッテリバッ
クアップするのではなく、リセット前の安定したRAM
の内容をバッテリバックアップすることができる。
【0065】上記のごとく、電源が遮断される場合、先
ず、主制御基板CPU83をリセット状態とし、その
後、各サブ制御基板CPU86、88等をリセット状態
とする。これにより、主制御基板CPU83が電源遮断
される前に送信したデータを各サブ制御基板62〜66
が確実に受信することができる。
【0066】なお、基準電圧LV1は例えば9.39V
〜10.21Vであり、基準電圧LV3は例えば8.0
0V〜9.23Vであり、基準電圧LV2は例えば7.
20V〜7.75Vとなるように設計される。
【0067】本具体例における賞球の払い出し制御を図
9〜図14により説明する。図9は主制御CPU86に
より実行される入賞記憶ルーチンであり、ハード割り込
みにより定期的に実行される。主制御CPU83は入賞
記憶ルーチンに移行すると、先ず、入賞があるか否かが
判定される(ステップS100)。なお以下の説明にお
いて、普通電動役物31は賞球が5個の入賞、大入賞口
32は賞球が15個の入賞、その他入賞口35、36は
賞球が10個の入賞口として説明する。上記のごとく、
普通電動役物31に入賞したことは第1種始動口スイッ
チ711により、大入賞口32に入賞したことはカウン
トスイッチ714により、その他入賞口35、36に入
賞したことはその他入賞口スイッチ715により検知さ
れる。
【0068】入賞がある、との肯定判断がなされると
(ステップS100)、未払入賞数MMNの値がインク
リメント(+1)され(ステップS101)、入賞順番
記憶処理がなされる(ステップS102)。
【0069】入賞順番記憶処理(ステップS102)
は、図14のメモリマップに示すように、20バイトの
メモリ空間上に1入賞に対して2ビットのメモリを使用
して賞球数を判別するデータ(以下、適宜、入賞情報と
いう)が入賞の順番に書き込まれる。本具体例では、賞
球5個の入賞に対して01(H)、賞球10個の入賞に
対して10(H)、賞球15個の入賞に対して11
(H)のデータが書き込まれる。本具体例では入賞が検
知された順番に最下位ビットから2ビットずつ使用され
て1バイト中に4つの入賞に対する賞球個数を表すデー
タが書き込まれ、1バイトのメモリが使用されれば、次
の上位アドレスのメモリに書き込まれる。このように下
位のアドレスから、そして各アドレスにおいては最下位
ビットから書き込むことで、書き込むメモリ空間上の位
置を、インクリメントされた未払入賞数MMNの値によ
り判定することができる。
【0070】図10は、上記入賞記憶ルーチンにおいて
記憶された入賞情報を払出制御基板62に送信する入賞
送信ルーチンを示すもので、入賞送信ルーチンもハード
割り込みにより定期的に実行される。
【0071】入賞送信ルーチンでは未払入賞数MMNの
値が零でないか否かを先ず判定する(ステップS20
0)。未払入賞数MMNが零でないとの肯定判断がなさ
れると入賞送信処理が実行される(ステップS20
1)。本具体例では最下位のアドレスA000(H)の
1バイトのデータがそのまま、すなわち4個分の入賞に
ついての入賞情報が一度に払出制御基板62に送信され
る。なお、未払入賞数MMNが1〜3であっても1バイ
トのデータがそのまま送信される。
【0072】入賞送信処理が実行されると、未払入賞数
MMNの値から、払出制御基板62への入賞情報の送信
単位である1バイトの入賞情報に相当する4が減算され
(ステップS202)、次いで減算処理後の未払入賞数
MMNの値が零以下か否かが判定される(ステップS2
03)。零以下ではないとの否定判断がなされると、記
憶更新処理が実行される(ステップS204)。
【0073】記憶更新処理(ステップS204)は、各
アドレスの1バイトのデータを1つ下位のアドレスにコ
ピーする処理を、アドレスA001(H)のデータのア
ドレスA000(H)へのコピーを皮切りに、データが
書き込まれていないアドレスまで繰り返し実行する処理
である。すなわち、アドレスA000(H)にアドレス
A001(H)のデータをコピーし、アドレスA001
(H)にアドレスA002(H)のデータをコピーし、
順次、各アドレスのデータを1つ下のアドレスにコピー
していく。
【0074】なお、上記ステップS203において未払
入賞数MMNは零以下との肯定判断がなされると、すな
わち送信すべき入賞情報はすべて送信されたものと判断
して、未払入賞数MMNの値を零クリアし(ステップS
205)、アドレスA000(H)〜A013(H)の
メモリを零クリアする(ステップS206)。
【0075】このように、アドレスA000(H)〜A
013(H)のメモリは、常に最下位アドレスA000
(H)に最初に送信すべき入賞情報が書き込まれ、A0
01(H)以降のアドレスには、次に送信すべき入賞情
報が順次書き込まれた状態に更新される。
【0076】本具体例では入賞送信処理(ステップS2
01)を1バイトのデータを1回の処理により送信する
構成としたが、最下位アドレスA000(H)の、1回
分の入賞データである最下位ビットである1ビット目お
よび2ビット目のあわせて2ビットのデータを1回の処
理により送信する構成としてもよい。この構成の場合に
は、送信処理の後に、未払入賞数MMNの値が、払出制
御基板62への入賞情報の送信単位である2ビット分の
入賞情報に相当する1減算され、記憶更新処理は各アド
レスにおいてデータを2ビットずつ右シフトし、7ビッ
ト目と8ビット目には1つ上のアドレスの1ビット目と
2ビット目のデータがコピーされる。
【0077】図11は、上記入賞送信ルーチンにおいて
送信された入賞情報を受信する払出制御基板CPU86
により実行される受信データ記憶ルーチンであり、ハー
ド割り込みにより定期的に実行される。払出制御基板C
PU86は入賞記憶ルーチンに移行すると、先ず、主制
御基板61からの入賞情報の送信があるか否かを判定し
(ステップS300)、肯定判断されると未払入賞数Z
MNを加算する処理を実行する(ステップS301)。
【0078】ステップS301の加算処理は、送信され
た1バイトのデータが4個の入賞に対する各々の賞球個
数を表したデータであれば未払入賞数ZMNを+4、3
個の入賞に対する各々の賞球個数を表したデータであれ
ば未払入賞数ZMNを+3、、2個の入賞に対する各々
の賞球個数を表したデータであれば未払入賞数ZMNを
+2加算する処理である。なお、送信された1バイトの
データが1〜4のうちいずれの入賞個数を含むかは、上
記1バイトの最上位ビットから00(H)がいくつ続く
かにより判断できる。入賞があれば最下位ビットの方か
ら01(H)、10(H)、11(H)のいずれかが順
次書き込まれているからである。
【0079】未払入賞数ZMNの加算処理がなされると
(ステップS301)、未払入賞数ZMNがメモリオー
バでないか否かが判定される(ステップS302)。本
具体例では、賞球個数データを記憶する払出制御基板C
PU86のメモリは、図14に示した賞球個数データを
記憶する主制御基板61のメモリと同様に20バイトの
領域が用意されており、1個の入賞に対して2ビットを
割り当て80個の入賞情報を記憶する。メモリオーバか
否かは、メモリに、送信された1バイトのデータが含む
入賞個数(1〜4)の入賞情報の全部を書き込む空き容
量があるか否かで判断する。
【0080】メモリオーバではないとの判定がなされる
と、入賞順番記憶処理が実行される(ステップS30
3)。この処理は主制御基板61で行ったステップS1
02の処理と同様に、払い出すべき賞球個数を識別する
入賞情報をメモリ上に書き込む処理である。入賞情報
は、主制御CPU86の場合と同様に1個の入賞に2ビ
ットが割り当てられ、賞球5個の入賞を01(H)、賞
球10個の入賞を10(H)、賞球15個の入賞を11
(H)と表す。送信された1バイトに含まれる入賞数を
k(k=1〜4)とすれば新たに書き込まれるデータ
は、上記加算前の未払入賞数ZMNの値+1〜上記加算
前の未払入賞数ZMNの値+kに対応するメモリ空間上
に、送信された入賞情報01(H)、10(H)または
11(H)が書き込まれる。
【0081】ステップS302においてメモリオーバと
の否定判断がなされた場合には、メモリの空き容量の分
だけ入賞情報を書き込み、オーバ入賞数OMNをメモリ
オーバにより書き込めなかった入賞数を加算して更新す
る(ステップS304)。
【0082】ステップS303またはS304の処理が
実行されると、入賞個数M5D、MAD、MEDの計算
処理が実行される(ステップS305)。この処理は、
送信された1バイトのデータの中に01(H)のデータ
があれば入賞個数M5Dをインクリメント(+1)し、
10(H)のデータがあれば入賞個数MADをインクリ
メント(+1)し、11(H)のデータがあれば入賞個
数MEDをインクリメント(+1)する。
【0083】このように、受信データ記憶ルーチンを実
行することにより、払い出すべき最大80個の入賞の順
番が記憶され、また、払い出すべき5個入賞の入賞数が
入賞個数M5Dとして、払い出すべき10個入賞の入賞
数が入賞個数MADとして、払い出すべき15個入賞の
入賞数が入賞個数MEDとして記憶される。
【0084】1回の送信処理により1バイトではなく2
ビットのデータ、すなわち、1個の入賞に対するデータ
を送信する構成とした場合には、送信があれば未払入賞
数ZMNをインクリメント(+1)するとともにメモリ
オーバか否かを判断し、メモリオーバでなければアドレ
スA000(H)〜A013(H)のメモリに2ビット
ずつ順次記憶し、送信された入賞情報が賞球5個の入
賞、10個の入賞または15個の入賞のどれであるかが
判断され、対応する入賞個数M5D、MAD、MEDを
インクリメントする。メモリオーバであればオーバ入賞
数OMNをインクリメント(+1)する。
【0085】図12は、払出制御基板CPU86が球切
りモータ741を駆動制御して賞球の払い出しを行う賞
球払い出しルーチンであり、ハード割り込みにより定期
的に実行される。払出制御基板CPU86は賞球払い出
しルーチンに移行すると、先ず、上記ステップS301
の処理により加算処理される未払入賞数ZMNの値が0
ではないか否かが判断され(ステップS400)、肯定
判断されると、ステップS401、S402にて、ステ
ップS403以降の賞球払い出しを行うステップを実行
するか否かが判断される。すなわち、ステップS401
では払い出し請求がなかったか否かが判断される。
【0086】ステップS401で払い出し請求がなかっ
たとの肯定判断がされると、上皿121が満杯ではない
か否かが判断される(ステップS402)。上皿が満杯
ではないとの肯定判断がされるとステップS403に進
む。またステップS401において払出し請求ありと判
断された時はステップS402をスキップして上記ステ
ップS403に進む。ステップS402において上皿1
21が満杯と判断された場合のみ上記ステップS403
以降のステップを実行することなくリターンに抜ける。
払い出し請求の有無および満杯か否かは、定期的に立ち
上がる別のルーチンにおいて上記払出請求スイッチ73
3、上記満杯検出スイッチ732がオンされたか否かを
判断して判断結果に応じて所定のメモリ領域にフラグを
立てるようにしておき、このフラグから判断すればよ
い。
【0087】ステップS403以降のステップについて
説明する。ステップS403ではオーバ入賞数OMNが
零であるか否かが判断される。零であれば未だ払出され
ていない入賞はメモリのアドレスA000(H)〜A0
13(H)に記憶されたもののみということであり、こ
の場合には払出制御CPU86は、先ず、アドレスA0
00(H)の最下位ビットである1ビット目と2ビット
目に書き込まれたデータが01(H)、10(H)、1
1(H)のいずれであるかを判定する(ステップS40
4)。
【0088】ステップS404における判定処理により
11(H)と判定されれば、球切りモータ741を駆動
制御して賞球払出しスイッチ731が15個の遊技球の
払出しを検知するまで遊技球を払い出し(ステップS4
05)、次いで入賞個数MEDの値をデクリメント(−
1)する(ステップS406)。また、ステップS40
4において10(H)と判定されれば、球切りモータ7
41を駆動制御して賞球払出しスイッチ731が10個
の遊技球の払出しを検知するまで遊技球を払い出し(ス
テップS407)、次いで入賞個数MADの値をデクリ
メント(−1)する(ステップS408)。また、ステ
ップS404において01(H)と判定されれば、球切
りモータ741を駆動制御して賞球払出しスイッチ73
1が5個の遊技球の払出しを検知するまで遊技球を払い
出し(ステップS409)、次いで入賞個数M5Dの値
をデクリメント(−1)する(ステップS410)。
【0089】賞球払出し処理(ステップS405〜S4
10)がなされると、入賞順番記憶更新処理を実行する
(ステップS411)。入賞順番記憶更新処理はアドレ
スA000(H)の1バイトのデータを2回右にシフト
する。すなわち最下位ビットである1ビット目と2ビッ
ト目に3ビット目と4ビット目の2ビットのデータを移
動し、順次2ビットずつデータを移動していき、7ビッ
ト目と8ビット目にはアドレスA001(H)の1ビッ
ト目と2ビット目のデータを移動させる。かかる処理を
データが書き込まれていないアドレスまで繰り返す。
【0090】入賞順番記憶更新処理(ステップS41
1)の後は、未払入賞数ZMNをデクリメント(−1)
する(ステップS413)。
【0091】上記ステップS403においてオーバ入賞
数OMNが零でないとの判定がなされたときは、入賞の
順番がアドレスA000(H)〜A013(H)に記憶
されていない入賞球について遊技球を払い出すオーバ賞
球払い出し処理を実行する(ステップS412)。
【0092】このオーバ賞球払い出し処理では、図13
に示すように、先ず、15個入賞の入賞個数MEDが零
か否か(ステップS500)、10個入賞の入賞個数M
ADが零か否か(ステップS501)、5個入賞の入賞
個数M5Dが零か否か(ステップS502)を判断す
る。
【0093】入賞個数MEDが零でなければ(ステップ
S500)、球切りモータ741の駆動制御により遊技
球を15個払い出し(ステップS503)、入賞個数M
EDをデクリメント(−1)する(ステップS50
4)。入賞個数MEDが零で(ステップS500)かつ
入賞個数MADが零でなければ(ステップS501)、
球切りモータの駆動制御により遊技球を10個払い出し
(ステップS505)、入賞個数MADをデクリメント
(−1)する(ステップS506)。また、入賞個数M
EDが零で(ステップS500)かつ入賞個数MADが
零で(ステップS501)かつ入賞個数M5Dが零でな
ければ(ステップS502)、球切りモータ741の駆
動制御により遊技球を5個払い出し(ステップS50
7)、入賞個数M5Dをデクリメント(−1)する(ス
テップS508)。しかして、メモリオーバした分の入
賞は、賞球個数の異なる入賞が混在する場合には15個
入賞が最優先で遊技球の払い出しが行われ、次いで10
個入賞の遊技球払い出しが、最後に5個入賞の遊技球払
い出しが行われる。
【0094】入賞個数MED、MAD、M5Dのいずれ
かをデクリメントした(ステップS504、S506、
S508)後は、オーバ入賞数OMNの値をデクリメン
トし(ステップS509)、リターンに抜ける。
【0095】かかる制御を行うことにより、入賞に対し
て順次、賞球の払い出しが行われるとともに、大当たり
等で賞球の払い出しが集中し上皿121が満杯になる
と、賞球の払い出しが保留され、遊技者は上皿121、
下皿124から溢れる遊技球の移動等に煩わされること
なく、遊技に集中できることになる。その間も、払出制
御基板CPU86は未払いの入賞情報を記憶し続け、2
0バイトのメモリがオーバしたときには賞球個数別に入
賞個数のみを記憶する。
【0096】そして、入賞頻度が低下して上皿121の
満杯状態が解消されると、再び賞球の払い出しの保留状
態が解除され、記憶されていた入賞分の賞球の払い出し
が、先ずメモリオーバした分の賞球個数別の入賞個数M
ED、MAD、M5Dに基づいて、次いで20バイトの
メモリに記憶された入賞の順番に基づいて順次、行われ
る。遊技者は下皿124や別箱から遊技球を上皿121
に移動することなく発射装置57に遊技球が供給され、
依然として遊技に集中することができ、スピード感のあ
る遊技を堪能することができる。しかも、少なくとも遊
技中は遊技球を別箱に移動する必要がないので遊技者の
足元を窮屈にならず、またパチンコ店の通路に余裕がで
きる。
【0097】遊技終了後等には、遊技者は払出請求釦1
33を押下することにより払出請求スイッチ733をオ
ンし、上皿121が満杯状態であると否とにかかわら
ず、強制的に賞球払い出し装置56に賞球を払い出させ
ることができるので、払出請求釦133を押下した時点
における未払いの入賞分の賞球の払い出しを一気に行う
ことができる。
【0098】本パチンコ遊技機では、上記のごとく遊技
者に快適な遊技環境を提供するべく、入賞情報を一時記
憶して賞球の払い出しを保留する構成としているが、停
電等でパチンコ遊技機への給電が停止しても、メモリの
バックアップ機能を備えているので、停電から復帰した
時に記憶保持されたデータにしたがって実際の入賞内容
に対応した個数の賞球を払い出すことができ、パチンコ
店と遊技者の双方に不利益を与えることがない。
【0099】また、上皿が満杯でなくなれば順次未払い
の賞球が払い出されてくるから、遊技球皿として上皿と
下皿の両方を設ける必要はなく、1つにまとめることが
可能であり、パチンコ遊技機の前面のデザインバリエー
ションが広がる。
【0100】なお、払出制御CPUにおいて未払いの入
賞数を賞球個数別にカウントするとともにそのカウント
値に基づいて未払いの賞球個数の総数を積算して表示す
るのもよい。遊技者が未払いの遊技球の数を知ることが
でき、しかも表示内容が遊技の進行に応じて変化するか
ら臨場感が高められる。なお、賞球数を表示する表示手
段は、賞球個数のデータをCR精算表示基板69に送信
して残高表示部136が表示する構成とするのもよい。
【0101】また、払出請求釦により強制的な賞球の払
い出しを可能として遊技者の利便性を高めているが、要
求される利便性によっては省略することもできる。
【0102】また、入賞順番を記憶するメモリの容量
等、具体的な構成は本実施形態に記載のものに限定され
るものではなく、本発明の趣旨に反しない限り任意であ
る。
【0103】また、本実施形態では、プリペードカード
を使用して遊技球の貸し出しを行うパチンコ遊技機につ
いて説明したが、本発明は現金の投入により遊技球の貸
し出しを行うパチンコ遊技機についても適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパチンコ遊技機の全体斜視図
である。
【図2】上記パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。
【図3】上記パチンコ遊技機の背面図である。
【図4】上記パチンコ遊技機の電気構成を示すブロック
図である。
【図5】上記パチンコ遊技機を構成する満杯検出センサ
の取り付け場所を説明する、図1におけるV−V線に沿
う断面図である。
【図6】上記パチンコ遊技機の給電系統の一部のブロッ
ク図である。
【図7】上記パチンコ遊技機の作動を示す第1のタイミ
ングチャートである。
【図8】上記パチンコ遊技機の作動を示す第2のタイミ
ングチャートである。
【図9】上記パチンコ遊技機を構成する主制御基板のC
PUで実行されるソフトウェアを示す第1のフローチャ
ートである。
【図10】上記パチンコ遊技機を構成する主制御基板の
CPUで実行されるソフトウェアを示す第2のフローチ
ャートである。
【図11】上記パチンコ遊技機を構成する払出制御基板
のCPUで実行されるソフトウェアを示す第3のフロー
チャートである。
【図12】上記パチンコ遊技機を構成する払出制御基板
のCPUで実行されるソフトウェアを示す第4のフロー
チャートである。
【図13】上記パチンコ遊技機を構成する払出制御基板
のCPUで実行されるソフトウェアを示す第5のフロー
チャートである。
【図14】上記パチンコ遊技機を構成する主制御基板の
CPUのメモリマップである。
【符号の説明】
121 上皿 122 払い出し口 124 下皿 125 溢れ球排出口 21 遊技盤 31 普通電動役物(入賞口) 32 大入賞口 35、36 入賞口 37 アウト口 56 賞球払出装置(賞球払出手段) 57 発射装置 58 筒部材 59 ガイド通路 61 主制御基板 62 払出制御基板(賞球払出制御手段) 711 第1種始動口スイッチ(入賞検出手段) 713 Vスイッチ(入賞検出手段) 714 カウントスイッチ(入賞検出手段) 715 その他入賞口スイッチ(入賞検出手段) 732 満杯検出スイッチ(満杯検出手段) 81 コンデンサ(バックアップ給電手段) 111 外枠 112 前面枠 113 金枠 114 ガラス枠 121 上皿 122 払い出し口 123 上皿球抜きレバー 124 下皿 125 溢れ球排出口 126 灰皿 127 下皿球抜きレバー 131 プリペードカードユニット 132 発射ハンドル 133 グリップ部 134 タッチプレート 135 トップランプ 136 タッチ表示部 21 遊技盤 22、23 レール 24 図柄表示装置枠 25 遊技釘 26 風車 27 ランプ風車 28 サイドランプ 31 ワープ入賞口 32 電動チューリップ 33 大入賞口 34 アタッカー扉 35 通過チャッカ 36 チャッカ 37 アウト口 41 表示部 42 保留表示部 51 球タンク 52 タンクレール 53 カーブレール 54 貸球払い出し装置 55 賞球払い出し装置 56 発射装置 57 特別図柄表示装置 571 LCDパネルユニット 572 図柄表示装置制御基板 573 付属ユニット 58 払い出し通路 59 案内筒 61 主制御基板 62 払出制御基板 63 発射制御基板 64 ランプ制御基板 65 音制御基板 66 外部接続端子 711 第1種始動口スイッチ 712 普通図柄作動スイッチ 713 Vスイッチ 714 カウントスイッチ 715 その他入賞口スイッチ 716 満タンスイッチ 717 補給スイッチ 721 大入賞口ソレノイド 722 Vソレノイド 723 普通役物ソレノイド 731 賞球払い出しスイッチ 732 満杯検出スイッチ(満杯検出手段) 733 払い出し請求スイッチ 741 球切りモータ 751 タッチスイッチ 752 発射停止スイッチ 761 発射モータ 762 タッチランプ 771 普通図柄用LED 772 普通図柄用保留ランプ 773 各種ランプ 774 各種LED 78 スピーカ 8 バックアップ電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯村 光作 愛知県名古屋市中川区太平通1丁目3番地 株式会社高尾内 Fターム(参考) 2C088 BA13 BA21 BA27 BC23 BC25 BC58 CA27 EA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球が容れられた遊技球皿から遊技球
    の発射装置に遊技球を順次供給して発射装置が遊技盤の
    盤面上に遊技球を発射するようになし、発射装置から発
    射された遊技球の入賞を検出する入賞検出手段と、賞球
    として上記遊技球皿内に遊技球を払い出す賞球払出手段
    と、上記入賞検出手段により検出された入賞の情報に基
    づいて上記賞球払出手段の作動を制御する賞球払出制御
    手段とを有する弾球遊技機において、 上記遊技球皿に遊技球が所定量以上あるか否かを検出す
    る満杯検出手段を具備せしめ、 上記賞球払出制御手段を、上記入賞検出手段により検出
    された入賞の情報を一時記憶するとともに記憶された入
    賞情報に基づいて上記賞球払出手段を制御して遊技球の
    払い出しを実行せしめ、かつ、上記満杯検出手段によ
    り、上記遊技球皿に遊技球が所定量以上ある状態になっ
    たことが検出されると、該状態が解消されたことが検出
    されるまで入賞情報の記憶のみ実行して上記賞球払出手
    段による賞球の払い出しを保留せしめる構成とし、 かつ、停電時に上記入賞情報の記憶を保持せしめるバッ
    クアップ給電手段を具備せしめたことを特徴とする弾球
    遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機において、上
    記満杯検出手段を、上記遊技球皿の側面に開口し上記賞
    球払出手段からの遊技球が払い出される払い出し口の奥
    まった位置に、近接する遊技球を検出する物体検出セン
    サを設けて上記払い出し口近傍に存在する遊技球の有無
    から上記遊技球皿内に遊技球が所定量以上あるか否かを
    検出する構成とした弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2いずれか記載の弾球遊
    技機において、遊技者が賞球としての遊技球の払い出し
    を請求する場合に遊技者の操作でオンする払い出し請求
    スイッチを具備せしめ、 上記賞球払出制御手段を、上記払い出し請求スイッチが
    オンすると、上記満杯検出手段の検出結果によらず、記
    憶された上記入賞情報に基づいて上記賞球払出手段を制
    御して遊技球の払い出しを実行せしめる構成とした弾球
    遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載の弾球遊
    技機において、上記賞球払出制御手段を、払い出しを保
    留した賞球の数を算出する構成とし、 かつ、算出された賞球数を表示する表示手段を具備せし
    めた弾球遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002224399A (ja) * 2001-02-01 2002-08-13 Fuji Shoji:Kk 遊技機
JP2006297129A (ja) * 2006-06-28 2006-11-02 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2019041960A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 山佐株式会社 遊技機

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