JP2001120814A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
ドを常に確実に受け渡しして遊技者に不利益を与えるこ
とのない遊技機を提供する。 【解決手段】 電源基板に搭載されている第1の電源監
視回路からの電圧低下信号が、遅延回路936を介して
賞球制御用CPU371の割込端子に入力されている。
賞球制御用CPU371は、割込処理で電源断時処理を
実行する。主基板のCPUおよび賞球制御基板37の賞
球制御用CPU371には、電源基板に搭載されている
第1の電源監視回路から同一の電圧低下信号が供給され
ている。遅延回路936が設けられているので、賞球制
御用CPU371は、必ず主基板のCPUよりも遅れて
電源断時処理を開始する。よって、主基板からの賞球制
御コマンド受信中に電源断しても、賞球制御コマンド受
信処理が確実に完了する。
Description
じて遊技が行われるパチンコ遊技機やコイン遊技機等の
遊技機に関し、特に、遊技盤における遊技領域において
遊技者の操作に応じて遊技が行われる遊技機に関する。
発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けら
れている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞する
と、所定個の賞球が遊技者に払い出されるものがある。
さらに、表示状態が変化可能な可変表示部が設けられ、
可変表示部の表示結果があらかじめ定められた特定の表
示態様となった場合に所定の遊技価値を遊技者に与える
ように構成されたものがある。
があらかじめ定められた特定の表示態様の組合せとなる
ことを、通常、「大当り」という。なお、遊技価値と
は、遊技機の遊技領域に設けられた可変入賞球装置の状
態が打球が入賞しやすい遊技者にとって有利な状態にな
ることや、遊技者にとって有利な状態となるための権利
を発生させたりすることである。
所定回数開放して打球が入賞しやすい大当り遊技状態に
移行する。そして、各開放期間において、所定個(例え
ば10個)の大入賞口への入賞があると大入賞口は閉成
する。そして、大入賞口の開放回数は、所定回数(例え
ば16ラウンド)に固定されている。なお、各開放につ
いて開放時間(例えば29.5秒)が決められ、入賞数
が所定個に達しなくても開放時間が経過すると大入賞口
は閉成する。また、大入賞口が閉成した時点で所定の条
件(例えば、大入賞口内に設けられているVゾーンへの
入賞)が成立していない場合には、大当り遊技状態は終
了する。
の組合せのうち、複数の可変表示部の表示結果のうちの
一部が未だに導出表示されていない段階において、既に
表示結果が導出表示されている可変表示部の表示態様が
特定の表示態様の組合せとなる表示条件を満たしている
状態を「リーチ」という。そして、可変表示部に可変表
示される識別情報の表示結果が「リーチ」となる条件を
満たさない場合には「はずれ」となり、可変表示状態は
終了する。遊技者は、大当りをいかにして発生させるか
を楽しみつつ遊技を行う。
入賞口に遊技球が入賞すると、あらかじめ決められてい
る個数の賞球払出が行われる。遊技の進行は主基板に搭
載された遊技制御手段によって制御されるので、入賞に
もとづく賞球個数は、遊技制御手段によって決定され、
賞球制御基板に送信される。
給が停止したときには、遊技制御手段等の各制御手段を
駆動するための駆動電圧(例えば+5V)は徐々に低下
する。各制御手段は一般にマイクロコンピュータを含む
が、素子のばらつき等に起因して、各制御手段が動作不
能になる電圧は異なる。遊技制御手段から各制御手段に
コマンドを送信する際に、遊技制御手段が搭載された遊
技制御基板への不正信号入力防止等の観点から、各制御
手段からの応答をとらないように構成されている。する
と、例えば、遊技機に対する電源供給が停止する直前に
遊技制御手段がコマンドを送出したにもかかわらず、コ
マンドを受信する側の制御手段が既に動作不能になって
いることもある。その場合、遊技制御手段はコマンドを
送出したと認識するが、コマンドを受信する側の制御手
段はコマンドを受信できていない。その場合、一般に
は、駆動電圧がなくなって遊技制御手段および他の各制
御手段が動作しなくなり、その後、電源再投入されたと
きにリセットされるので問題は生じないことが多い。た
だし、制御上の問題は生じないが、入賞にもとづく賞球
払出が完了していないうちに不測の停電等が生ずると、
未払出賞球が発生して遊技者に不利益が与えられること
になる。
るために、賞球制御手段が遊技制御手段から指示された
賞球個数をバックアップRAMに保存し、電源断後に電
源復旧したときに保存されている賞球個数にもとづいて
賞球払出を継続するように構成されている場合でも、電
源断直前に遊技制御手段が所定個の賞球払出指示を行っ
たにもかかわらず、賞球制御手段は、その指示を受け取
っていないということが考えられる。その場合、電源復
旧後に賞球制御手段が記憶にもとづく賞球払出を再開し
たとしても、本来払い出されるべき賞球数よりも少ない
個数の賞球払出が行われる。すなわち、遊技者に対して
不利益を与えることになる。
が発生したときに必要なデータを保存して電源復旧時に
電源断時の状態から遊技を再開できるように構成された
場合に、遊技制御手段と賞球制御手段との間でコマンド
を常に確実に受け渡しして遊技者に不利益を与えること
のない遊技機を提供することを目的とする。
所定の遊技を行った結果として遊技者に遊技結果価値を
付与可能な遊技機であって、電源投入時(遊技店員等に
よって人為的に遊技機に電源が投入されたときおよび停
電からの復旧時等、電源が供給されていない状態から供
給される状態になったときの全てを含む概念)に電源断
直前の内容が保持されている保持データにもとづいて遊
技状態を復帰させる遊技状態復帰制御を行うことが可能
であり、遊技進行を制御する遊技制御手段が搭載された
遊技制御基板と、賞球払出制御を行う賞球制御手段が搭
載された賞球制御基板と、所定電位電源の電圧低下を検
出するための電源監視手段とを備え、遊技制御手段は遊
技制御マイクロコンピュータを含み、賞球制御手段は賞
球制御用マイクロコンピュータを含み、遊技制御マイク
ロコンピュータおよび賞球制御用マイクロコンピュータ
は、電源監視手段からの検出出力の入力に応じて所定の
電源断時処理を実行し、電源監視手段から遊技装置制御
マイクロコンピュータに与えられる検出出力と賞球制御
用マイクロコンピュータに与えられる検出出力とは同タ
イミングで出力され、賞球制御用マイクロコンピュータ
が電源断時処理を開始するタイミングを遅らせるための
遅延時間を作成する遅延手段を備えたことを特徴とす
る。なお、遊技結果価値とは、遊技球の払い出しや、画
像式遊技機の場合の得点の加点を示す概念である。
電源電圧を作成する電源基板が遊技装置制御基板とは別
個に設けられ、遊技制御基板および賞球制御基板に検出
出力を供給する共通の電源監視手段が電源基板に搭載さ
れているように構成されていてもよい。
検出出力を遅延させて賞球制御用マイクロコンピュータ
に入力させる遅延回路である。
出出力の入力に応じて遅延を開始するように構成された
ソフトウェアであってもよい。
賞球制御手段に送信される賞球制御コマンドを受信可能
な時間であることが好ましい。
用マイクロコンピュータの割込端子に入力されるように
構成されていてもよい。
断時処理の最終部でホールト状態に設定するように構成
されていてもよい。
た所定期間後に電源電圧の電圧低下を検出する第2の電
源監視手段を備え、賞球制御用マイクロコンピュータ
が、第2の電源監視手段からの検出出力の入力に応じて
システムリセットされるように構成されていてもよい。
されている構成であってもよい。
に入力され、賞球制御用マイクロコンピュータが、入力
ポートへの検出出力の入力に応じて、少なくとも賞球制
御コマンドを受信可能な時間だけ電源断時処理の開始タ
イミングを遅延させるように構成されていてもよい。
を参照して説明する。まず、遊技機の一例であるパチン
コ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチン
コ遊技機1を正面からみた正面図、図2はパチンコ遊技
機1の内部構造を示す全体背面図、図3はパチンコ遊技
機1の遊技盤を背面からみた背面図である。なお、ここ
では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本
発明はパチンコ遊技機に限られず、例えばコイン遊技機
等であってもよい。また、画像式の遊技機やスロット機
に適用することもできる。
額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠
2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿3の
下部には、打球供給皿3からあふれた景品玉を貯留する
余剰玉受皿4と打球を発射する打球操作ハンドル(操作
ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2の後方には、
遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。また、遊技
盤6の前面には遊技領域7が設けられている。
柄を可変表示するための可変表示部9と7セグメントL
EDによる可変表示器10とを含む可変表示装置8が設
けられている。この実施の形態では、可変表示部9に
は、「左」、「中」、「右」の3つの図柄表示エリアが
ある。可変表示装置8の側部には、打球を導く通過ゲー
ト11が設けられている。通過ゲート11を通過した打
球は、玉出口13を経て始動入賞口14の方に導かれ
る。通過ゲート11と玉出口13との間の通路には、通
過ゲート11を通過した打球を検出するゲートスイッチ
12がある。また、始動入賞口14に入った入賞球は、
遊技盤6の背面に導かれ、始動口スイッチ17によって
検出される。また、始動入賞口14の下部には開閉動作
を行う可変入賞球装置15が設けられている。可変入賞
球装置15は、ソレノイド16によって開状態とされ
る。
状態(大当り状態)においてソレノイド21によって開
状態とされる開閉板20が設けられている。この実施の
形態では、開閉板20が大入賞口を開閉する手段とな
る。開閉板20から遊技盤6の背面に導かれた入賞球の
うち一方(Vゾーン)に入った入賞球はVカウントスイ
ッチ22で検出される。また、開閉板20からの入賞球
はカウントスイッチ23で検出される。可変表示装置8
の下部には、始動入賞口14に入った入賞球数を表示す
る4個の表示部を有する始動入賞記憶表示器18が設け
られている。この例では、4個を上限として、始動入賞
がある毎に、始動入賞記憶表示器18は点灯している表
示部を1つずつ増やす。そして、可変表示部9の可変表
示が開始される毎に、点灯している表示部を1つ減ら
す。
設けられ、遊技球の入賞口19,24への入賞は入賞口
スイッチ19a,24aによって検出される。遊技領域
7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプ
25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球を吸収
するアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左
右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27が設け
られている。遊技領域7の外周には、遊技効果LED2
8aおよび遊技効果ランプ28b,28cが設けられて
いる。
の近傍に、景品玉払出時に点灯する賞球ランプ51が設
けられ、他方のスピーカ27の近傍に、補給玉が切れた
ときに点灯する球切れランプ52が設けられている。さ
らに、図1には、パチンコ遊技台1に隣接して設置さ
れ、プリペイドカードが挿入されることによって玉貸し
を可能にするカードユニット50も示されている。
あるか否かを示す使用可表示ランプ151、カード内に
記録された残額情報に端数(100円未満の数)が存在
する場合にその端数を打球供給皿3の近傍に設けられる
度数表示LEDに表示させるための端数表示スイッチ1
52、カードユニット50がいずれの側のパチンコ遊技
機1に対応しているのかを示す連結台方向表示器15
3、カードユニット50内にカードが投入されているこ
とを示すカード投入表示ランプ154、記録媒体として
のカードが挿入されるカード挿入口155、およびカー
ド挿入口155の裏面に設けられているカードリーダラ
イタの機構を点検する場合にカードユニット50を解放
するためのカードユニット錠156が設けられている。
レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7
を下りてくる。打球が通過ゲート11を通ってゲートス
イッチ12で検出されると、可変表示器10の表示数字
が連続的に変化する状態になる。また、打球が始動入賞
口14に入り始動口スイッチ17で検出されると、図柄
の変動を開始できる状態であれば、可変表示部9内の図
柄が回転を始める。図柄の変動を開始できる状態でなけ
れば、始動入賞記憶を1増やす。
が経過したときに停止する。停止時の画像の組み合わせ
が大当り図柄の組み合わせであると、大当り遊技状態に
移行する。すなわち、開閉板20が、一定時間経過する
まで、または、所定個数(例えば10個)の打球が入賞
するまで開放する。そして、開閉板20の開放中に打球
が特定入賞領域に入賞しVカウントスイッチ22で検出
されると、継続権が発生し開閉板20の開放が再度行わ
れる。継続権の発生は、所定回数(例えば15ラウン
ド)許容される。
せが確率変動を伴う大当り図柄の組み合わせである場合
には、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわち、高
確率状態という遊技者にとってさらに有利な状態とな
る。また、可変表示器10における停止図柄が所定の図
柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所
定時間だけ開状態になる。さらに、高確率状態では、可
変表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が
高められるとともに、可変入賞球装置15の開放時間と
開放回数が高められる。
いて図2を参照して説明する。可変表示装置8の背面で
は、図2に示すように、機構板36の上部に景品玉タン
ク38が設けられ、パチンコ遊技機1が遊技機設置島に
設置された状態でその上方から景品玉が景品玉タンク3
8に供給される。景品玉タンク38内の景品玉は、誘導
樋39を通って玉払出装置に至る。
変表示部9を制御する可変表示制御ユニット29、基板
ケース32に覆われ遊技制御用マイクロコンピュータ等
が搭載された遊技制御基板(主基板)31、可変表示制
御ユニット29と遊技制御基板31との間の信号を中継
するための中継基板33、および景品玉の払出制御を行
う賞球制御用マイクロコンピュータ等が搭載された賞球
制御基板37が設置されている。さらに、機構板36の
下部には、モータの回転力を利用して打球を遊技領域7
に発射する打球発射装置34と、遊技効果ランプ・LE
D28a,28b,28c、賞球ランプ51および球切
れランプ52に信号を送るためのランプ制御基板35が
設置されている。
背面からみた背面図である。誘導樋39を通った玉は、
図3に示されるように、球切れ検出器187a,187
bを通過して玉供給樋186a,186bを経て玉払出
装置97に至る。玉払出装置97から払い出された景品
玉は、連絡口45を通ってパチンコ遊技機1の前面に設
けられている打球供給皿3に供給される。連絡口45の
側方には、パチンコ遊技機1の前面に設けられている余
剰玉受皿4に連通する余剰玉通路46が形成されてい
る。入賞にもとづく景品玉が多数払い出されて打球供給
皿3が満杯になり、ついには景品玉が連絡口45に到達
した後さらに景品玉が払い出されると景品玉は、余剰玉
通路46を経て余剰玉受皿4に導かれる。さらに景品玉
が払い出されると、感知レバー47が満タンスイッチ4
8を押圧して満タンスイッチ48がオンする。その状態
では、玉払出装置97内のステッピングモータの回転が
停止して玉払出装置97の動作が停止するとともに、必
要に応じて打球発射装置34の駆動も停止する。なお、
この実施の形態では、電気的駆動源の駆動によって遊技
球を払い出す玉払出装置として、ステッピングモータの
回転によって遊技球が払い出される玉払出装置97を例
示するが、その他の駆動源によって遊技球を送り出す構
造の玉払出装置を用いてもよいし、電気的駆動源の駆動
によってストッパを外し遊技球の自重によって払い出し
がなされる構造の玉払出装置を用いてもよい。
チ19a,24a、始動口スイッチ17およびVカウン
トスイッチ22からの信号が、主基板31に送られる。
主基板31のCPU56は、始動口スイッチ17がオン
すると6個の賞球払出に対応した入賞が発生したことを
知る。また、カウントスイッチ23がオンすると15個
の賞球払出に対応した入賞が発生したことを知る。そし
て、入賞口スイッチがオンすると10個の賞球払出に対
応した入賞が発生したことを知る。なお、この実施の形
態では、例えば、入賞口24に入賞した遊技球は、入賞
口24からの入賞球流路に設けられている入賞口スイッ
チ24aで検出され、入賞口19に入賞した遊技球は、
入賞口19からの入賞球流路に設けられている入賞口ス
イッチ19aで検出される。
例を示すブロック図である。なお、図4には、賞球制御
基板37、ランプ制御基板35、音制御基板70、発射
制御基板91および表示制御基板80も示されている。
主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技機1
を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ12、始動
口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウントス
イッチ23および入賞口スイッチ19a,24aからの
信号を基本回路53に与えるスイッチ回路58と、可変
入賞球装置15を開閉するソレノイド16および開閉板
20を開閉するソレノイド21を基本回路53からの指
令に従って駆動するソレノイド回路59と、始動記憶表
示器18の点灯および滅灯を行うとともに7セグメント
LEDによる可変表示器10と装飾ランプ25とを駆動
するランプ・LED回路60とが搭載されている。
に従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示部
9の画像表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す
有効始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等
をホール管理コンピュータ等のホストコンピュータに対
して出力する情報出力回路64を含む。
ム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用さ
れる揮発性記憶手段の一例であるRAM55、制御用の
プログラムに従って制御動作を行うCPU56およびI
/Oポート部57を含む。この実施の形態では、ROM
54,RAM55はCPU56に内蔵されている。すな
わち、CPU56は、1チップマイクロコンピュータで
ある。なお、1チップマイクロコンピュータは、少なく
ともRAM55が内蔵されていればよく、ROM54お
よびI/Oポート部57は外付けであっても内蔵されて
いてもよい。また、I/Oポート部57は、マイクロコ
ンピュータにおける情報入出力可能な端子である。
本回路53をリセットするための初期リセット回路65
と、基本回路53から与えられるアドレス信号をデコー
ドしてI/Oポート部57のうちのいずれかのI/Oポ
ートを選択するための信号を出力するアドレスデコード
回路67とが設けられている。なお、玉払出装置97か
ら主基板31に入力されるスイッチ情報もあるが、図4
ではそれらは省略されている。
発射制御基板91上の回路によって制御される駆動モー
タ94で駆動される。そして、駆動モータ94の駆動力
は、操作ノブ5の操作量に従って調整される。すなわ
ち、発射制御基板91上の回路によって、操作ノブ5の
操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御され
る。
置97の構成要素などの賞球に関連する構成要素を示す
ブロック図である。図5に示すように、満タンスイッチ
48からの検出信号は、中継基板71を介して主基板3
1のI/Oポート57に入力される。満タンスイッチ4
8は、余剰玉受皿4の満タンを検出するスイッチであ
る。
イッチ187(187a,187b)からの検出信号
は、中継基板72および中継基板71を介して主基板3
1のI/Oポート57に入力される。球切れ検出スイッ
チ167は景品玉タンク38内の補給玉の不足を検出す
るスイッチであり、球切れスイッチ187は、景品玉通
路内の景品玉の有無を検出するスイッチである。
イッチ167または球切れスイッチ187からの検出信
号が球切れ状態を示しているか、または、満タンスイッ
チ48からの検出信号が満タン状態を示していると、玉
貸し禁止を指示する賞球制御コマンドを送出する。玉貸
し禁止を指示する賞球制御コマンドを受信すると、賞球
制御基板37の賞球制御用CPU371は、玉貸し処理
を停止する。
らの検出信号も、中継基板72および中継基板71を介
して主基板31のI/Oポート57に入力される。ま
た、主基板31のI/Oポート57から入賞球排出ソレ
ノイド127への駆動信号は、中継基板71を介して入
賞球排出ソレノイド127に供給される。なお、賞球カ
ウントスイッチ301Aは、玉払出装置97の賞球機構
部分に設けられ、実際に払い出された賞球を検出する。
基板31の出力ポート(ポートG,H)577,578
から賞球個数を示す賞球制御コマンドが入力される。出
力ポート577は8ビットのデータを出力し、出力ポー
ト578は1ビットのストローブ信号(INT信号)を
出力する。賞球個数を示す賞球制御コマンドは、入力バ
ッファ回路373を介してI/Oポート372aに入力
される。賞球制御用CPU371は、I/Oポート37
2aを介して賞球制御コマンドを入力し、賞球制御コマ
ンドに応じて玉払出装置97を駆動して賞球払出を行
う。なお、この実施の形態では、賞球制御用CPU37
1は、1チップマイクロコンピュータであり、少なくと
もRAMが内蔵されている。
ァは、主基板31から賞球制御基板37へ向かう方向に
のみ信号を通過させることができる。従って、賞球制御
基板37側から主基板31側に信号が伝わる余地はな
い。賞球制御基板37内の回路に不正改造が加えられて
も、不正改造によって出力される信号が主基板31側に
伝わることはない。なお、入力バッファ回路373の入
力側にノイズフィルタを設けてもよい。
ンドを出力する出力ポート577,578の外側にバッ
ファ回路68が設けられている。このような構成によれ
ば、外部から主基板31の内部に入力される信号が阻止
されるので、賞球制御基板37から主基板31に信号が
与えらる可能性がある信号ラインをより確実になくすこ
とができる。
ート372gを介して、貸し玉数を示す玉貸し個数信号
をターミナル基板160に出力し、ブザー駆動信号をブ
ザー基板75に出力する。ブザー基板75にはブザーが
搭載されている。さらに、出力ポート372eを介し
て、エラー表示用LED374にエラー信号を出力す
る。
72bには、中継基板72を介して、賞球カウントスイ
ッチ301Aの検出信号および玉貸しカウントスイッチ
301Bの検出信号が入力される。玉貸しカウントスイ
ッチ301Bは、実際に貸し出された遊技球を検出す
る。賞球制御基板37からの払出モータ289への駆動
信号は、出力ポート372cおよび中継基板72を介し
て玉払出装置97の賞球機構部分における払出モータ2
89に伝えられる。
制御用マイクロコンピュータが搭載されている。また、
カードユニット50には、端数表示スイッチ152、連
結台方向表示器153、カード投入表示ランプ154お
よびカード挿入口155が設けられている(図1参
照)。残高表示基板74には、打球供給皿3の近傍に設
けられている度数表示LED、玉貸しスイッチおよび返
却スイッチが接続される。
には、遊技者の操作に応じて、玉貸しスイッチ信号およ
び返却スイッチ信号が賞球制御基板37を介して与えら
れる。また、カードユニット50から残高表示基板74
には、プリペイドカードの残高を示すカード残高表示信
号および玉貸し可表示信号が賞球制御基板37を介して
与えられる。カードユニット50と賞球制御基板37の
間では、ユニット操作信号(BRDY信号)、玉貸し要
求信号(BRQ信号)、玉貸し完了信号(EXS信号)
およびパチンコ機動作信号(PRDY信号)がI/Oポ
ート372fを介してやりとりされる。
賞球制御基板37の賞球制御用CPU371は、カード
ユニット50にPRDY信号を出力する。カードユニッ
ト50においてカードが受け付けられ、玉貸しスイッチ
が操作され玉貸しスイッチ信号が入力されると、カード
ユニット制御用マイクロコンピュータは、賞球制御基板
37にBRDY信号を出力する。この時点から所定の遅
延時間が経過すると、カードユニット制御用マイクロコ
ンピュータは、賞球制御基板37にBRQ信号を出力す
る。そして、賞球制御基板37の賞球制御用CPU37
1は、払出モータ289を駆動し、所定個の貸し玉を遊
技者に払い出す。そして、払出が完了したら、賞球制御
用CPU371は、カードユニット50にEXS信号を
出力する。
信号は全て賞球制御基板37に入力される構成になって
いる。従って、玉貸し制御に関して、カードユニット5
0から主基板31に信号が入力されることはなく、主基
板31の基本回路53にカードユニット50の側から不
正に信号が入力される余地はない。なお、主基板31お
よび賞球制御基板37には、ソレノイドおよびモータや
ランプを駆動するためのドライバ回路が搭載されている
が、図5では、それらの回路は省略されている。
1のCPU56および賞球制御用CPU371が有する
RAMの一部は、バックアップ電源でバックアップされ
ている。すなわち、遊技機に対する電力供給が停止して
も、バックアップ電源によってバックアップRAMは記
憶内容を保持することができる。そして、各CPUは、
電源電圧の低下を検出すると、所定の処理を行った後に
電源断待ちの状態になる。
のためのCPU56周りの一構成例を示すブロック図で
ある。図6に示すように、電源基板に搭載されている第
1の電源監視回路(第1の電源監視手段)からの電圧低
下信号が、CPU56の割込端子(IRQ端子)に接続
されている。第1の電源監視回路は、遊技機が使用する
各種直流電源のうちのいずれかの電源の電圧を監視して
電源電圧低下を検出する回路である。従って、CPU5
6は、割込処理によって電源断の発生を確認することが
できる。
3が搭載されている。この例では、第2の電源監視回路
903において、電源監視用IC904が、第1の電源
監視回路が監視する電源電圧と等しい電源電圧である+
30V電源電圧を監視して電圧値が所定値以下になると
ローレベルの電圧低下信号を発生する。そして、例え
ば、電源基板に搭載される第1の電源監視回路の検出電
圧(電圧低下信号を出力することになる電圧)を+16
Vとし、第2の電源監視回路903の検出電圧を+8V
とする。そのように構成した場合には、同一の電圧を監
視するので、第1の電圧監視回路が電圧低下信号を出力
するタイミングと第2の電圧監視回路が電圧低下信号を
出力するタイミングの差を所望の所定期間に確実に設定
することができる。所望の所定期間とは、第1の電源監
視回路からの電圧低下信号に応じて電源断時処理を開始
してから電源断時処理が確実に完了するまでの期間であ
る。
信号は、初期リセット回路65からの初期リセット信号
と論理和をとられた後に、CPU56のリセット端子に
入力される。従って、CPU56は、初期リセット回路
65からの初期リセット信号がローレベルを呈している
とき、または、第2の電源監視回路903からの電圧低
下信号がローレベルを呈しているときに、リセット状態
(非動作状態)になる。
C651は、遊技機に電源が投入され+5V電源の電圧
が上昇していくときに、+5V電源電圧が所定値以上に
なると、出力信号をハイレベルにする。すなわち、初期
リセット信号をオフ状態にする。
から電力が供給されていない間、RAMの少なくとも一
部は、電源基板から供給されるバックアップ電源によっ
てバックアップされ、遊技機に対する電源が断しても内
容は保存される。そして、+5V電源が復旧すると、初
期リセット回路65からリセット信号が発せられるの
で、CPU56は、通常の動作状態に復帰する。そのと
き、必要なデータがバックアップされているので、停電
等からの復旧時には停電発生時の遊技状態に復帰するこ
とができる。
ブロック図である。電源基板910は、主基板31、表
示制御基板80、音制御基板70、ランプ制御基板35
および賞球制御基板37等の遊技装置制御基板と独立し
て設置され、遊技機内の各遊技装置制御基板および機構
部品が使用する電圧を生成する。この例では、AC24
V、DC+30V、DC+21V、DC+12Vおよび
DC+5Vを生成する。また、バックアップ電源となる
コンデンサ916は、DC+5Vすなわち各基板上のI
C等を駆動する電源のラインから充電される。
圧を24Vに変換する。AC24V電圧は、コネクタ9
15に出力される。また、整流回路912は、AC24
Vから+30Vの直流電圧を生成し、DC−DCコンバ
ータ913およびコネクタ915に出力する。DC−D
Cコンバータ913は、+21V、+12Vおよび+5
Vを生成してコネクタ915に出力する。コネクタ91
5は例えば中継基板に接続され、中継基板から各遊技装
置制御基板および機構部品に必要な電圧の電力が供給さ
れる。なお、トランス911の入力側には、遊技機に対
する電源供給を停止したり開始させたりするための電源
スイッチ918が設置されている。
ラインは分岐してバックアップ+5Vラインを形成す
る。バックアップ+5Vラインとグラウンドレベルとの
間には大容量のコンデンサ916が接続されている。コ
ンデンサ916は、遊技機に対する電力供給が遮断され
たときの遊技装置制御基板のバックアップRAM(電源
バックアップされているRAMすなわち記憶内容保持状
態となりうる記憶手段)に対して記憶状態を保持できる
ように電力を供給するバックアップ電源となる。また、
+5Vラインとバックアップ+5Vラインとの間に、逆
流防止用のダイオード917が挿入される。
源から充電可能な電池を用いてもよい。電池を用いる場
合には、+5V電源から電力供給されない状態が所定時
間継続すると容量がなくなるような充電池が用いられ
る。
の電源回路を構成する電源監視用IC902が搭載され
ている。電源監視用IC902は、+30V電源電圧を
導入し、+30V電源電圧を監視することによって電源
断の発生を検出する。具体的には、+30V電源電圧が
所定値(この例では+16V)以下になったら、電源断
が生ずるとして電圧低下信号を出力する。なお、+30
V電源電圧は、交流から直流に変換された直後の電圧で
ある。電源監視用IC902からの電圧低下信号は、主
基板31や賞球制御基板37等に供給される。
ための所定値は、通常時の電圧より低いが、各遊技装置
制御基板上のCPUが暫くの間動作しうる程度の電圧で
ある。また、電源監視用IC902が、CPUを駆動す
るための電圧(この例では+5V)よりも高く、かつ、
交流から直流に変換された直後の電圧を監視するように
構成されているので、CPUが必要とする電圧に対して
監視範囲を広げることができる。従って、より精密な監
視を行うことができる。さらに、監視電圧として+30
Vを用いる場合には、遊技機の各種スイッチに供給され
る電圧が+12Vであることから、電源瞬断時のスイッ
チオン誤検出の防止も期待できる。すなわち、+30V
電源の電圧を監視すると、+30V作成の以降に作られ
る+12Vが落ち始める以前の段階でそれの低下を検出
できる。よって、+12V電源の電圧が低下するとスイ
ッチ出力がオン状態を呈するようになるが、+12Vよ
り早く低下する+30V電源電圧を監視して電源断を認
識すれば、スイッチ出力がオン状態を呈する前に電源復
旧待ちの状態に入ってスイッチ出力を検出しない状態と
なることができる。
制御基板とは別個の電源基板910に搭載されているの
で、第1の電源監視回路から複数の遊技装置制御基板に
電圧低下信号を供給することができる。電圧低下信号を
必要とする遊技装置制御基板が幾つあっても第1の電源
監視手段は1つ設けられていればよいので、各遊技装置
制御基板における各遊技装置制御手段が後述する電源復
帰制御を行っても、遊技機のコストはさほど上昇しな
い。さらに、電源基板901は、遊技機枠側ではなく遊
技機本体側に設置されているので、機構板36を交換す
る場合でも電源基板901は交換不要である。よって、
電源基板910の使い回しができ、このことからも遊技
機のコスト上昇を抑えることができる。
は、主基板31におけるCPU56が実行するメイン処
理を示すフローチャートである。遊技機に対する電源が
投入されると、メイン処理において、CPU56は、ま
ず、停電からの復旧時であったか否か確認する(ステッ
プS1)。停電からの復旧時であったか否かは、例え
ば、電源断時にバックアップRAM領域に設定される電
源断フラグによって確認される。
されている状態で遊技機に電源が再投入されるとRAM
には電源断時の状態が保存されているので電源断フラグ
も正確に保存されている。RAM領域が電源バックアッ
プされていない状態で遊技機に電源が投入されると、R
AMの内容は不定になっているので、電源断フラグの値
は正しくない。従って、電源断フラグのセット状態に応
じて停電からの復旧時であったか否か確認することがで
きる。なお、仮に、電源バックアップされていない状態
で遊技機に電源が投入されたときに電源断フラグがセッ
ト状態になってしまったとしても、後述するパリティ診
断によって、停電からの復旧時であったと誤って判断さ
れてしまうことは防止される。
U56は、後述する停電復旧処理を実行する(ステップ
S4)。なお、停電からの復旧時でない場合には、CP
U56は、通常の初期化処理を実行する(ステップS
1,S2)。その後、メイン処理では、タイマ割込フラ
グの監視(ステップS6)の確認を行うループ処理に移
行する。なお、ループ内では、表示用乱数更新処理(ス
テップS5)も実行される。
に、レジスタおよびRAMのクリア処理(ステップS2
a)と、必要な初期値設定処理(ステップS2b)が行
われた後に、2ms毎に定期的にタイマ割込がかかるよ
うにCPU56に設けられているタイマレジスタの初期
設定(タイムアウトが2msであることと繰り返しタイ
マが動作する設定)が行われる(ステップS2c)。す
なわち、ステップS2cで、タイマ割込を能動化する処
理と、タイマ割込インタバルを設定する処理とが実行さ
れる。
の内部タイマが繰り返しタイマ割込を発生するように設
定される。この実施の形態では、繰り返し周期は2ms
に設定される。そして、図10に示すように、タイマ割
込が発生すると、CPU56は、タイマ割込フラグをセ
ットする(ステップS11)。
イマ割込フラグがセットされたことを検出すると、タイ
マ割込フラグをリセットするとともに(ステップS
7)、遊技制御処理を実行する(ステップS10)。以
上の制御によって、この実施の形態では、遊技制御処理
は2ms毎に起動されることになる。なお、この実施の
形態では、タイマ割込処理ではフラグセットのみがなさ
れ、遊技制御処理はメイン処理において実行されるが、
タイマ割込処理で遊技制御処理を実行してもよい。
ートである。遊技制御処理において、CPU56は、ま
ず、表示制御基板80に送出される表示制御コマンドを
RAM55の所定の領域に設定する処理を行った後に
(表示制御データ設定処理:ステップS21)、表示制
御コマンドを出力する処理を行う(表示制御データ出力
処理:ステップS22)。
を各出力ポートに出力する処理を行う(データ出力処
理:ステップS23)。また、ホール管理用コンピュー
タに出力される大当り情報、始動情報、確率変動情報な
どの出力データを格納領域に設定する出力データ設定処
理を行う(ステップS24)。さらに、パチンコ遊技機
1の内部に備えられている自己診断機能によって種々の
異常診断処理が行われ、その結果に応じて必要ならば警
報が発せられる(エラー処理:ステップS25)。
の乱数等の各判定用乱数を示す各カウンタを更新する処
理を行う(ステップS26)。
処理を行う(ステップS27)。特別図柄プロセス制御
では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序
で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当
する処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄
プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更
新される。また、普通図柄プロセス処理を行う(ステッ
プS28)。普通図柄プロセス処理では、7セグメント
LEDによる可変表示器10を所定の順序で制御するた
めの普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選
び出されて実行される。そして、普通図柄プロセスフラ
グの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
を介して、ゲートセンサ12、始動口センサ17、カウ
ントセンサ23および入賞口スイッチ19a,24aの
状態を入力し、各入賞口や入賞装置に対する入賞があっ
たか否か判定する(スイッチ処理:ステップS29)。
CPU56は、さらに、停止図柄の種類を決定する乱数
等の表示用乱数を更新する処理を行う(ステップS3
0)。
の間の信号処理を行う(ステップS31)。すなわち、
所定の条件が成立すると賞球制御基板37に賞球制御コ
マンドを出力する。賞球制御基板37に搭載されている
賞球制御用CPUは、賞球制御コマンドに応じて玉払出
装置97を駆動する。
理に移行すべきか否かを判定する処理が含まれ、CPU
56の内部タイマが定期的に発生するタイマ割込にもと
づくタイマ割込処理で遊技制御処理に移行すべきか否か
を判定するためのフラグがセットされるので、遊技制御
処理の全てが確実に実行される。つまり、遊技制御処理
の全てが実行されるまでは、次回の遊技制御処理に移行
すべきか否かの判定が行われないので、遊技制御処理中
の全ての各処理が実行完了することは保証されている。
発生する外部割込によって、強制的に最初の状態に戻さ
れていた。図11に示された例に則して説明すると、例
えば、ステップS31の処理中であっても、強制的にス
テップS21の処理に戻されていた。つまり、遊技制御
処理中の全ての各処理が実行完了する前に、次回の遊技
制御処理が開始されてしまう可能性があった。
が実行する遊技制御処理は、CPU56の内部タイマが
定期的に発生するタイマ割込にもとづくタイマ割込処理
でセットされるフラグに応じて実行されたが、定期的に
クロック信号を発生するハードウェア回路を設け、その
回路からの信号をCPU56のタイマ動作用クロック入
力端子に導入し、外部クロックにもとづくタイマ割込に
よって遊技制御処理に移行すべきか否かを判定するため
のフラグをセットするようにしてもよい。そのように構
成した場合にも、遊技制御処理の全てが実行されるまで
は、フラグの判定が行われないので、遊技制御処理中の
全ての各処理が実行完了することが保証される。
視回路からの電圧低下信号にもとづく割込に応じて実行
される停電発生割込処理の一例を示すフローチャートで
ある。停電発生割込処理において、CPU56は、ま
ず、割込禁止に設定する(ステップS41)。停電割込
発生処理ではRAM内容の保存を確実にするためにチェ
ックサムの生成処理を行う。その処理中に他の割込処理
が行われたのではチェックサムの生成処理が完了しない
うちにCPUが動作し得ない電圧にまで低下してしまう
ことがことも考えられるので、まず、他の割込が生じな
いような設定がなされる。
をオフ状態にする(ステップS42)。そして、必要な
らば各レジスタの内容をバックアップRAM領域に格納
する(ステップS43)。また、電源断フラグをセット
する(ステップS44)。さらに、バックアップRAM
領域のバックアップチェックデータ領域に適当な初期値
を設定し(ステップS45)、初期値およびバックアッ
プRAM領域のデータについて順次排他的論理和をとっ
て(ステップS46)、最終的な演算値をバックアップ
パリティデータ領域に設定する(ステップS47)。そ
の後、RAMアクセス禁止状態にする(ステップS4
8)。電源電圧が低下していくときには、各種信号線の
レベルが不安定になってRAM内容が化ける可能性があ
るが、このようにRAMアクセス禁止状態にしておけ
ば、バックアップRAM内のデータが化けることはな
い。
ALT命令)を発行する(ステップS49)。すなわ
ち、CPU自身を、リセット解除または割込発生以外で
は動作しない状態にする。ただし、ステップS41で割
込禁止に設定されているので、割込は発生しない。従っ
て、図5に示された電源監視用IC904からのリセッ
ト信号によって外部から動作禁止状態にされる前に、内
部的に動作停止状態になる。よって、電源断時に確実に
CPU56は動作停止する。その結果、上述したRAM
アクセス禁止の制御および動作停止制御によって、電源
電圧が低下していくことに伴って生ずる可能性がある異
常動作に起因するRAMの内容破壊等を確実に防止する
ことができる。
処理は、最終部でホールト命令を発行するように構成さ
れるが、プログラムをループ状態にしてもよい。
トされる電源断フラグは、上述したように、電源投入時
において停電からの復旧か否かを判断する際に使用され
る。また、ステップS41からS49の処理は、第2の
電源監視手段が電圧低下信号を発生する前に完了する。
換言すれば、第2の電源監視手段が電圧低下信号を発生
する前に完了するように、第1の電圧監視手段および第
2の電圧監視手段の検出電圧の設定が行われている。
の一例を示すフローチャートである。停電復旧処理にお
いて、CPU56は、まず、バックアップRAM領域の
データチェック(この例ではパリティチェック)を行う
(ステップS51)。不測の電源断が生じた後に復旧し
た場合には、バックアップRAM領域のデータは保存さ
れていたはずであるから、チェック結果は正常になる。
チェック結果が正常でない場合には、内部状態を電源断
時の状態に戻すことができないので、停電復旧時でない
電源投入時に実行される初期化処理(ステップS2)と
同様の初期化処理を実行する(ステップS52,S5
4)。
は、内部状態を電源断時の状態に戻すための遊技状態復
旧処理を行うとともに(ステップS53)、電源断フラ
グをクリアする(ステップS55)。
の復旧か否かを確認し、停電からの復旧時であればパリ
ティチェックを行ったが、最初に、パリティチェックを
実行し、チェック結果が正常でなければ停電からの復旧
ではないと判断してステップS2の初期化処理を実行
し、チェック結果が正常であれば遊技状態復帰処理を行
ってもよい。すなわち、パリティチェックの結果をもっ
て停電からの復旧であるか否かを判断してもよい。
成方法を説明するための説明図である。ただし、図14
に示す例では、簡単のために、バックアップデータRA
M領域のデータのサイズを3バイトとする。電源電圧低
下にもとづく停電発生処理において、図14(A)に示
すように、バックアップチェックデータ領域に、初期デ
ータ(この例では00H)が設定される。次に、「00
H」と「F0H」の排他的論理和がとられ、その結果と
「16H」の排他的論理和がとられる。さらに、その結
果と「DFH」の排他的論理和がとられる。そして、そ
の結果(この例では「39H」)がバックアップパリテ
ィデータ領域に設定される。
理においてパリティ診断が行われるが、図14(B)は
パリティ診断の例を示す説明図である。バックアップ領
域の全データがそのまま保存されていれば、電源再投入
時に、図14(A)に示すようなデータがバックアップ
領域に設定されている。
6は、バックアップRAM領域のバックアップパリティ
データ領域に設定されていたデータ(この例では「39
H」)を初期データとして、バックアップデータ領域の
各データについて順次排他的論理和をとる処理を行う。
バックアップ領域の全データがそのまま保存されていれ
ば、最終的な演算結果は、「00H」、すなわちバック
アップチェックデータ領域に設定されているデータと一
致する。バックアップRAM領域内のデータにビット誤
りが生じていた場合には、最終的な演算結果は「00
H」にならない。
とバックアップチェックデータ領域に設定されているデ
ータとを比較して、一致すればパリティ診断正常とす
る。一致しなければ、パリティ診断異常とする。
制御手段には、遊技機の電源が断しても、所定期間電源
バックアップされる記憶手段(この例ではバックアップ
RAM)が設けられ、電源投入時に、CPU56(具体
的にはCPU56が実行するプログラム)は、記憶手段
がバックアップ状態にあればバックアップデータにもと
づいて遊技状態を回復させる遊技状態復旧処理(ステッ
プS53)を行うように構成される。
15は、主基板31から賞球制御基板37に送信される
賞球制御コマンドのビット構成の一例を示す説明図であ
る。図15に示すように、1バイト中の上位4ビットが
制御指定部として使用され、下位4ビットが賞球数を示
す領域として用いられる。
て、ビット7,6,5,4が「0,1,0,0」であれ
ば払出個数指定コマンドであることを示し、「0,1,
0,1」であれば払出指定コマンドであることを示す。
払出個数指定コマンドは、主基板31のCPU56が入
賞を検出すると直ちに賞球制御基板37に送出される。
0」である球切れ指定コマンドは、玉切れ検出スイッチ
167または玉切れスイッチ187がオンしたとき(玉
切れ状態フラグがオンしたとき)に、主基板31から送
信される。また、ビット7,6,5,4が「1,0,
0,1」である発射停止指定コマンドは、余剰玉受皿4
が満タンになって満タンスイッチ48がオンしたとき
(満タン状態フラグがオンしたとき)に、主基板31か
ら送信される。
制御基板37に、1バイト(8ビット:賞球制御コマン
ドD7〜D0)のデータとして出力される。賞球制御コ
マンドD7〜D0は正論理で出力される。また、賞球制
御コマンドD7〜D0が出力されたときには、負論理の
賞球制御INT信号が出力される。
は、出力ポート577を介して送信される。そして、こ
の実施の形態では、図17に示すように、主基板31か
ら賞球制御コマンドD7〜D0が出力されるときに、賞
球制御INT信号が5μs以上ローレベルになる。賞球
制御INT信号は、賞球制御基板37において、賞球制
御用CPU371の割込端子に接続されている。よっ
て、賞球制御用CPU371は、割り込みがあると、賞
球制御コマンドD7〜D0が主基板31から送出された
ことを認識でき、割込処理において賞球制御コマンド受
信処理を行う。
例であって、他の構成にしてもよい。例えば、1バイト
中の上位下位を、図15に示された構成とは逆にしても
よい。
は、賞球制御コマンドに賞球数そのものが設定される
が、賞球制御コマンドにおいて、賞球数そのものではな
く、賞球数を示す情報(例えば、00,01,10等)
が設定されていてもよい。
S29のスイッチ処理を示すフローチャートである。ス
イッチ処理において、CPU56は、まず、ゲートスイ
ッチ12がオンしたか否かを検出する(ステップS12
0)。次いで、始動口スイッチ17がオンしたか否かを
検出する(ステップS140)。また、カウントスイッ
チ23がオンしたか否かを検出する(ステップS16
0)。さらに、Vカウントスイッチ22がオンしたか否
かを検出する(ステップS180)。そして、入賞口ス
イッチ19a,24aがオンしたか否かを検出する(ス
テップS200,S220)。
に関わる処理について詳しく説明する。図19は、始動
口スイッチ17がオンしたか否かを検出する始動口スイ
ッチチェック処理(ステップS120)を示すフローチ
ャートである。始動口スイッチチェック処理において、
CPU56は、始動口スイッチ17がオン状態を示して
いるか否か確認する(ステップS141)。オン状態を
示していれば、始動口スイッチオンカウンタが最大値に
なっているか否か確認し(ステップS142)、最大値
になっていれば、始動口スイッチエラーフラグをセット
する(ステップS149)。
イッチ17のオン状態を検出した回数を計数するための
カウンタである。また、最大値は、その値までカウンタ
値が進んでしまうと断線エラー(オン状態が長期間継続
する)等であると判定するための値である。すなわち、
カウント値が最大値まで進むと、最大値に応じた期間オ
ン状態が継続したことになり、始動口スイッチ17に異
常が生じたと判定される。なお、始動口スイッチエラー
フラグは、遊技制御処理のエラー処理(ステップS2
5)で参照される。
っていない場合には、CPU56は、始動口スイッチオ
ンカウンタを+1する(ステップS144)。そして、
始動口スイッチオンカウンタの値をチェックし(ステッ
プS145)、その値が2になっていれば、始動入賞口
14に遊技球が入賞したと判断する。
した場合には、CPU56は、6個カウンタの値を+1
する(ステップS145)。6個カウンタの値は、メイ
ン処理の入賞球信号処理(ステップS16)で参照され
る。入賞球信号処理では、始動口賞球記憶カウンタの値
が0でない場合には、6個の賞球数を示すコマンドを賞
球制御基板37に送信するとともに、6個カウンタの値
を−1する。
大値(この例では4)になっているか否か確認し(ステ
ップS146)、最大値になっていなければ、大当り決
定用乱数を抽出して抽出値を保存する(ステップS14
7)。保存された大当り決定用乱数値は特別図柄プロセ
ス処理で使用される。また、始動入賞記憶数を+1する
(ステップS148)。
17がオン状態でないことが確認されると、CPU56
は、始動口スイッチオンカウンタをクリアするとともに
(ステップS150)、始動口スイッチエラーフラグを
クリアする(ステップS151)。なお、図19に示さ
れた処理は2msに1回起動されるので、結局、スイッ
チオン状態が4ms継続すると、スイッチがオンしたと
判定される。
たか否かを検出するカウントスイッチチェック処理(ス
テップS160)を示すフローチャートである。カウン
トスイッチチェック処理において、CPU56は、カウ
ントスイッチ23がオン状態を示しているか否か確認す
る(ステップS161)。オン状態を示していれば、カ
ウントスイッチオンカウンタが最大値になっているか否
か確認し(ステップS162)、最大値になっていれ
ば、カウントスイッチエラーフラグをセットする(ステ
ップS167)。
なっていない場合には、CPU56は、カウントスイッ
チオンカウンタを+1する(ステップS163)。そし
て、カウントスイッチオンカウンタの値をチェックし
(ステップS164)、その値が2になっていれば、大
入賞口に遊技球が入賞したと判断する。
合には、CPU56は、大入賞口入賞個数カウンタを+
1するとともに(ステップS165)、15個カウンタ
の値を+1する(ステップS166)。大入賞口入賞個
数カウンタの値は、特別図柄プロセス処理で参照され
る。特別図柄プロセス処理では、例えば、大入賞口入賞
個数カウンタの値が10になると大当り遊技の1ラウン
ドが終了したと判断される。また、15個カウンタの値
は、メイン処理の入賞球信号処理(ステップS16)で
参照される。入賞球信号処理では、15個カウンタの値
が0でない場合には、15個の賞球数を示すコマンドを
賞球制御基板37に送信するとともに、15個カウンタ
の値を−1する。
チ23がオン状態でないことが確認されると、CPU5
6は、カウントスイッチオンカウンタをクリアするとと
もに(ステップS168)、カウントスイッチエラーフ
ラグをクリアする(ステップS169)。
たか否かを検出する入賞口スイッチ19aチェック処理
(ステップS200)を示すフローチャートである。入
賞口スイッチ19aチェック処理において、CPU56
は、入賞口スイッチ19aがオン状態を示しているか否
か確認する(ステップS201)。オン状態を示してい
れば、入賞口スイッチ19aオンカウンタが最大値にな
っているか否か確認し(ステップS202)、最大値に
なっていれば、入賞口スイッチ19aエラーフラグをセ
ットする(ステップS206)。
値になっていない場合には、CPU56は、入賞口スイ
ッチ19aオンカウンタを+1する(ステップS20
3)。そして、入賞口スイッチ19aオンカウンタの値
をチェックし(ステップS204)、その値が2になっ
ていれば、入賞口スイッチ19aで入賞検出される入賞
口19に遊技球が入賞したと判断する。
場合には、CPU56は、10個カウンタの値を+1す
る(ステップS205)。10個カウンタの値は、メイ
ン処理の入賞球信号処理(ステップS16)で参照され
る。入賞球信号処理では、10個カウンタの値が0でな
い場合には、10個の賞球数を示すコマンドを賞球制御
基板37に送信するとともに、10個カウンタの値を−
1する。
19aがオン状態でないことが確認されると、CPU5
6は、入賞口スイッチ19aオンカウンタをクリアする
とともに(ステップS207)、入賞口スイッチ19a
エラーフラグをクリアする(ステップS208)。
たか否かを検出する入賞口スイッチ24aチェック処理
(ステップS220)を示すフローチャートである。入
賞口スイッチ24aチェック処理において、CPU56
は、入賞口スイッチ24aがオン状態を示しているか否
か確認する(ステップS221)。オン状態を示してい
れば、入賞口スイッチ24aオンカウンタが最大値にな
っているか否か確認し(ステップS222)、最大値に
なっていれば、入賞口スイッチ24aエラーフラグをセ
ットする(ステップS226)。
値になっていない場合には、CPU56は、入賞口スイ
ッチ24aオンカウンタを+1する(ステップS22
3)。そして、入賞口スイッチ24aオンカウンタの値
をチェックし(ステップS224)、その値が2になっ
ていれば、入賞口スイッチ24aで入賞検出される入賞
口24に遊技球が入賞したと判断し、10個カウンタの
値を+1する(ステップS225)。
24aがオン状態でないことが確認されると、CPU5
6は、入賞口スイッチ24aオンカウンタをクリアする
とともに(ステップS227)、入賞口スイッチ24a
エラーフラグをクリアする(ステップS228)。
(ステップS6)における賞球コマンド出力処理を示す
フローチャートである。賞球コマンド出力処理におい
て、CPU56は、まず、割込マスクを設定する(ステ
ップS360)。割込マスクが設定されることによっ
て、マスク可能割込が発生してもその受付が待たされ
る。この実施の形態では、電源断時処理がマスク可能割
込処理で実行される。よって、賞球コマンド出力処理中
に電源電圧の低下を示す信号が入力されても、直ちに電
源断時処理は開始されない。電源断時処理は、割込マス
クが解除されるまで待たされる。割込マスクは賞球コマ
ンド出力処理が終了するときに解除されるので、結局、
賞球コマンド出力処理中に電源電圧の低下を示す信号が
入力された場合でも、賞球制御コマンドの送出処理は完
了する。
値が0であるか否か確認する(ステップS361)。0
でなければ、賞球制御コマンドである払出個数指示(1
5個)コマンドを出力ポート577に出力する(ステッ
プS362)。そして、INT信号をオン状態にする
(ステップS363)。次いで、5μsのディレイタイ
ムをおいて(ステップS364)、INT信号をオフ状
態にする(ステップS365)。そして、15個カウン
タの値を−1する(ステップS366)。また、払出指
令個数累積値を+15する(ステップS367)。払出
指令個数累積値は、賞球制御基板37に対して指示した
払出個数の累積値を示すものであり、CPU56は、払
出指令個数累積値を用いて賞球が完了したか否か確認す
る。
56は、10個カウンタの値が0であるか否か確認する
(ステップS371)。0でなければ、賞球制御コマン
ドである払出個数指示(10個)コマンドを出力ポート
577に出力する(ステップS372)。そして、IN
T信号をオン状態にする(ステップS373)。次い
で、5μsのディレイタイムをおいて(ステップS37
4)、INT信号をオフ状態にする(ステップS37
5)。そして、10個カウンタの値を−1する(ステッ
プS376)。また、払出指令個数累積値を+10する
(ステップS377)。
56は、6個カウンタの値が0であるか否か確認する
(ステップS381)。0でなければ、賞球制御コマン
ドである払出個数指示(6個)コマンドを出力ポート5
77に出力する(ステップS382)。そして、INT
信号をオン状態にする(ステップS383)。次いで、
5μsのディレイタイムをおいて(ステップS38
4)、INT信号をオフ状態にする(ステップS38
5)。そして、6個カウンタの値を−1する(ステップ
S386)。また、払出指令個数累積値を+6する(ス
テップS387)。
10個および6個の賞球払出指示に優先させ、10個の
賞球払出指示を6個の賞球払出指示に優先させたが、入
賞が発生した順に、対応する賞球個数を示すコマンドを
賞球制御手段に送出してもよい。
技制御プログラムにおける賞球制御コマンドを送出する
ルーチンの開始時で割込マスクがセットされ、賞球制御
コマンド送出完了時に割込マスクが解除される。よっ
て、賞球制御コマンド送出処理が行われている間では割
込処理は開始されず、第1の電圧低下信号が電圧低下状
態を示しても停電発生処理は開始されない。従って、例
えば停電発生の直前に発生した入賞にもとづく賞球個数
情報も確実に賞球制御基板37に転送される。
は、電源基板からの第1の電圧低下信号(第1の電源監
視手段からの電圧低下信号)をマスク可能外部割込端子
(IRQ端子)を介して検知したが、第1の電圧低下信
号をマスク不能割込割込端子(NMI端子)または入力
ポートに導入してもよい。
には、図23に示された賞球コマンド送出処理において
割り込みマスクをセットしてもNMI割込が生ずるた
め、NMI処理において、賞球コマンド送出中であれば
賞球コマンド送出処理を継続実行するように構成され
る。また、第1の電圧低下信号を入力ポートに導入した
場合には、CPU56は、第1の電圧低下信号を検知し
たときに賞球コマンド送出中であれば賞球コマンド送出
処理を継続実行し、処理が完了したらRAMアクセス禁
止処理等を行うように構成される。
プのための賞球制御用CPU371周りの一構成例を示
すブロック図である。図24に示すように、電源基板9
10に搭載されている第1の電源監視回路(第1の電源
監視手段)からの電圧低下信号が、遅延回路936を介
して賞球制御用CPU371の割込端子(IRQ端子)
に入力されている。従って、賞球制御用CPU371
は、割込処理によって電源断の発生を確認することがで
きる。なお、遅延回路936の遅延時間は、少なくとも
1つの賞球制御コマンドを受信しうる時間に設定され
る。
板37の賞球制御用CPU371には、電源基板910
に搭載されている第1の電源監視回路から電圧低下信号
が供給されている。すなわち、主基板31のCPU56
および賞球制御用CPU371が、電源断時処理を行う
ための電源監視手段の検出電圧は同じである。よって、
主基板31のCPU56と賞球制御用CPU371と
は、同時に電源断時処理を開始するはずである。しか
し、何らかの原因で主基板31のCPU56と賞球制御
用CPU371とが電源断時処理を開始するタイミング
がずれてしまう可能性がある。しかし、この実施の形態
では、遅延回路936が設けられているので、賞球制御
用CPU371が、必ず主基板31のCPU56が電源
断時処理を開始した後に、電源断時処理を開始するよう
に構成することができる。
る+5V電源から電力が供給されていない間、賞球制御
用CPU371の内蔵RAMの少なくとも一部は、電源
基板910から供給されるバックアップ電源がバックア
ップ端子に接続されることによってバックアップされ、
遊技機に対する電源が断しても内容は保存される。そし
て、+5V電源が復旧すると、初期リセット回路935
からリセット信号が発せられるので、賞球制御用CPU
371は、通常の動作状態に復帰する。そのとき、必要
なデータがバックアップされているので、停電等からの
復旧時には停電発生時の遊技状態に復帰することができ
る。
には、第2の電源監視回路933が搭載されている。こ
の例では、第2の電源監視回路933において、電源監
視用IC934が、電源基板910の第1の電源監視回
路が監視する電源電圧と等しい電圧である+30V電源
電圧を監視して電圧値が所定値以下になるとローレベル
の電圧低下信号を発生する。第2の電源監視回路933
が設けられている場合には、第2の電源監視回路933
の検出電圧(電圧低下信号を出力することになる電圧)
を、電源基板910に搭載されている第1の電源監視回
路の検出電圧よりも低くする。
信号は、初期リセット回路935からの初期リセット信
号と論理和をとられた後に、賞球制御用CPU371の
リセット端子に入力される。従って、賞球制御用CPU
371は、初期リセット回路935からの初期リセット
信号がローレベルを呈しているとき、または、第2の電
源監視回路933からの電圧低下信号がローレベルを呈
しているときに、リセット状態(非動作状態)になる。
ン処理を示すフローチャートである。メイン処理では、
賞球制御用CPU371は、まず、RAM領域をクリア
する等の初期値設定処理を行う(ステップS701)。
なお、内蔵RAMの電源バックアップされたRAM領域
(バックアップRAM領域)にデータが設定されている
場合には、それらの領域のクリア処理はなされない。そ
の後、この実施の形態では、賞球制御用CPU371
は、タイマ割込フラグの監視(ステップS702)の確
認を行うループ処理に移行する。
ば、後述する総合個数記憶の値が0でない場合には、非
バックアップRAM領域をクリアする処理が行われる。
そして、賞球再開のための設定を行う。例えば、賞球中
処理中フラグのセット等を行う。なお、バックアップR
AM領域であっても、賞球個数に関わらない領域である
ならば、それらのアドレスを指定してクリアするように
してもよい。さらに、それら処理の他に、2ms毎に定
期的にタイマ割込がかかるように賞球制御用CPU37
1に設けられているタイマレジスタの初期設定(タイム
アウトが2msであることと繰り返しタイマが動作する
設定)が行われる。すなわち、タイマ割込を能動化する
処理と、タイマ割込インタバルを設定する処理とが実行
される。
CPU371の内部タイマが繰り返しタイマ割込を発生
するように設定される。この実施の形態では、繰り返し
周期は2msに設定される。そして、図26に示すよう
に、タイマ割込が発生すると、賞球制御用CPU371
は、タイマ割込フラグをセットする(ステップS71
1)。
02において、タイマ割込フラグがセットされたことを
検出すると、タイマ割込フラグをリセットするとともに
(ステップS703)、賞球制御処理を実行する(ステ
ップS705)。以上の制御によって、この実施の形態
では、賞球制御処理は2ms毎に起動されることにな
る。
するRAMの使用例を示す説明図である。この例では、
バックアップRAM領域に総合個数記憶(例えば2バイ
ト)が形成されている。総合個数記憶は、主基板31の
側から指示された払出個数の総数を記憶するものであ
る。
ド受信処理を示すフローチャートである。この実施の形
態では、主基板31からの賞球制御INT信号は賞球制
御用CPU371の割込端子に入力されている。よっ
て、主基板31からの賞球制御INT信号がオン状態に
なると、賞球制御用CPU371に割込がかかり、図2
8に示す賞球制御コマンドの受信処理が開始される。
球制御用CPU371は、まず、賞球制御コマンドデー
タの入力に割り当てられている入力ポートから1バイト
のデータを読み込む(ステップS852)。読み込んだ
データが払出個数指示コマンドであれば(ステップS8
53)、払出個数指示コマンドで指示された個数を総合
個数記憶に加算する(ステップS855)。そうでなけ
れば、通信終了フラグをセットする(ステップS85
4)。なお、通信終了フラグは、この例では、払出個数
指示コマンド以外のコマンドを受信したことを示すフラ
グである。
れた賞球制御用CPU371は、主基板31のCPU5
6から送られた払出個数指示コマンドに含まれる賞球数
をバックアップRAM領域(総合個数記憶)に記憶す
る。
御処理(ステップS711)を示すフローチャートであ
る。賞球制御処理において、賞球制御用CPU371
は、総合個数記憶が0でないか否かの確認を行う(ステ
ップS511)。総合個数記憶が0でなければ、賞球制
御用CPU371は、賞球払出処理を行う(ステップS
512)。賞球払出処理では、払出モータ289がオン
していなければオンするとともに、賞球カウントスイッ
チ301Aの検出出力によって遊技球の払出がなされた
か否かの確認を行う。そして、1個の払出が行われたこ
とを確認したら(ステップS513)、総合個数記憶の
値を−1する(ステップS514)。また、総合個数記
憶の値が0になったら(ステップS515)、払出モー
タ289をオフする(ステップS516)。
しても、所定期間電源基板910のバックアップ電源に
よって保存される。従って、所定期間中に電源が回復す
ると、賞球制御用CPU371は、総合個数記憶の内容
にもとづいて賞球払出処理を継続することができる。
に、バックアップRAM領域のデータを確認するだけ
で、通常の初期設定処理を行うのか賞球中の状態を復元
するのか決定できる。すなわち、簡単な判断によって、
未払出賞球について賞球処理再開を行うことができる。
31から指示された賞球個数を総合個数記憶で総数とし
て管理したが、賞球数毎(例えば15個、10個、6
個)に管理してもよい。例えば、賞球数毎に対応した個
数カウンタを設け、払出個数指定コマンドを受信する
と、そのコマンドで指定された個数に対応する個数カウ
ンタを+1する。そして、賞球数毎の賞球払出が終了す
ると、対応する個数カウンタを−1する。その場合に
も、各個数カウンタはバックアップRAM領域に形成さ
れる。よって、遊技機の電源が断しても、所定期間中に
電源が回復すれば、賞球制御用CPU371は、各個数
カウンタの内容にもとづいて賞球払出処理を継続するこ
とができる。
する停電発生処理(停電発生割込処理)を示すフローチ
ャートである。電源基板910の第1の電源監視回路
(電源監視用IC902)が電源電圧の低下を検出する
と電圧低下信号が電圧低下を示す状態となり、停電発生
処理が開始される。停電発生処理において、賞球制御用
CPU371は、まず、割込禁止に設定する(ステップ
S801)。そして、RAMアクセス禁止状態に設定し
て(ステップS802)、ホールト命令(HALT命
令)を発行する(ステップS803)。すなわち、CP
U自身を、リセット解除または割込発生以外では動作し
ない状態にする。
されているので、一般の割込は発生しない。従って、図
24示された電源監視用IC934からのリセット信号
によって外部から動作禁止状態にされる前に、内部的に
動作停止状態になる。よって、電源断時に確実に賞球制
御用CPU371は動作停止する。その結果、上述した
RAMアクセス禁止の制御および動作停止制御によっ
て、電源電圧が低下していくことに伴って生ずる可能性
がある異常動作に起因するRAMの内容破壊等を確実に
防止することができる。
投入時に実行する初期化処理の一部を示すフローチャー
トである。電源が投入され、または、電源が復旧したと
きには、賞球制御用CPU371は、まず、バックアッ
プRAM領域に形成されている総合個数記憶の値が0で
ないかどうか確認する(ステップS901)。0である
場合には、前回の電源オフ時に未払出賞球はなかったこ
とになるので、通常の初期設定処理を行う。すなわち、
レジスタおよび全RAM領域をクリアして(ステップS
903)、スタックポインタの初期設定を行う(ステッ
プS904)。
ドレスを指定してレジスタと非バックアップRAM領域
をクリアする(ステップS905)。そして、賞球再開
のための設定を行う。例えば、賞球中処理中フラグのセ
ット等を行う(ステップS906)。なお、バックアッ
プRAM領域であっても、賞球個数に関わらない領域で
あるならば、それらのアドレスを指定してクリアするよ
うにしてもよい。
電源投入時に、バックアップRAM領域のデータを確認
するだけで、通常の初期設定処理を行うのか賞球中の状
態を復元するのか決定できる。すなわち、簡単な判断に
よって、未払出賞球について賞球処理再開を行うことが
できる。
PU371は、電源投入時に、バックアップRAM領域
のデータを確認したが、そのような判断を行わなくても
よい。すなわち、電源投入時に、電源バックアップされ
ていないRAM領域のみをアドレスを指定してクリアす
る。なお、ここで、レジスタのクリア処理も行う。そし
て、そのような初期化処理を行うように構成されている
場合、電源断時に、レジスタの退避は行われない。
うに、電源基板に搭載されている第1の電源監視手段か
らの電圧低下信号が、遅延回路936を介して賞球制御
用CPU371のIRQ端子に入力されている。第1の
電源監視手段からの電圧低下信号(第1の電圧低下信
号)は、主基板31にも入力されている。賞球制御基板
37における遅延回路936は第1の電圧低下信号を所
定時間遅延させて賞球制御用CPU371のIRQ端子
に入力する。よって、主基板31のCPU56が、第1
の電源監視手段が電圧低下を検出したことを認識するタ
イミングは、賞球制御基板37の賞球制御用CPU37
1が認識するタイミングよりも早い。
はそれぞれ第1の電圧低下信号に応じて電源断時処理を
行うのであるが、CPU56は、賞球制御用CPU37
1よりも早く電源断時処理を開始する。すなわち、賞球
制御用CPU371による賞球制御処理が停止するより
も早くCPU56による遊技制御処理が停止する。する
と、図32に例示するように、遊技制御処理中に送出さ
れた賞球制御コマンドは、電源断が生ずるときであって
も、確実に賞球制御用CPU371で受信される。賞球
制御用CPU371は受信した賞球制御コマンドにもと
づく賞球数をバックアップRAM領域に保存するので、
賞球数は、停電中でも保持され停電復旧後に処理され
る。よって、この実施の形態によれば、遊技制御手段が
検出した入賞にもとづく賞球払出が確実になされる。よ
って、遊技者に不利益が与えられることはない。
PU371は、マスク可能割込端子(IRQ端子)を介
して電源基板からの第1の電圧低下信号(第1の電源監
視手段からの電圧低下信号)を検知したが、第1の電圧
低下信号をマスク不能割込割込端子または入力ポートに
導入してもよい。
用CPU371のタイマカウンタのクロック入力端子
(CLK/TRG端子)に導入してもよい。図33は、
そのような形態を示すブロック図である。図33におい
て、反転回路937は、単に信号の立ち上がりで動作す
るタイマカウンタに対する信号極性を調整するだけのも
のである。
カウンタは、例えば、CLK/TRG端子に立ち上がり
信号が入力されるとレジスタ値を1減らす。そして、レ
ジスタ値が0になると内部的に割込を発生する。従っ
て、図34に示すように、タイマカウンタレジスタに初
期値として「1」を設定しておけば、第1の電圧低下信
号が入力されると割込が発生する。よって、タイマカウ
ンタにもとづく割込処理によっても、電源断時処理を開
始することができる。電源断時処理は、図30に示され
た処理と同じでよい。
圧低下信号をソフトウェア的に遅延させてもよい。その
ように構成する場合には、図24や図33に示された構
成を用いることができるが、遅延回路936は設けられ
ない。そして、その場合、第1の電圧低下信号にもとづ
く割込処理では、図35に示すように、遅延時間タイマ
が起動される(ステップS811)。遅延時間は、少な
くとも1つの賞球制御コマンドを受信しうる時間に設定
される。
に、遅延時間タイマが動作中であれば(ステップS72
0)、遅延時間タイマがタイムアウトするのを待ち(ス
テップS722)、遅延時間タイマがタイムアウトした
ら、賞球制御用CPU371は、割込禁止に設定し(ス
テップS801)、RAMアクセス禁止状態に設定して
(ステップS802)、ホールト命令(HALT命令)
を発行する(ステップS803)。すなわち、CPU自
身を、リセット解除または割込発生以外では動作しない
状態にする。
割込処理によって実行される(図28参照)。よって、
遅延時間タイマがタイムアウトするまでコマンド受信割
込処理が実行可能になっている。すなわち、ハードウェ
アの遅延回路936を設けた場合と同様に、第1の電圧
低下信号が発生してから所定期間、賞球制御コマンドの
受信が可能になっている。
に、停電発生割込処理では遅延時間タイマの起動のみが
行われ、遅延時間タイマがタイムアウトするまで電源断
時処理を行わずコマンド受信割込処理を実行可能な状態
としたが、停電発生割込処理において、遅延時間タイマ
がタイムアウトするまでコマンド受信処理を実行するよ
うに構成してもよい。
御コマンド受信中であるか否かを確認し受信中であれば
賞球制御コマンド受信処理を完了させ、その後に電源断
時処理を行うように構成してもよい。
ドウェア的に作成するにせよソフトウェア的に作成する
にせよ、第1の電圧低下信号は、割込を発生させる端子
に導入されていた。しかし、第1の電圧低下信号を入力
ポートに導入してもよい。図37は、そのような形態を
示すブロック図である。
8に示すように、メイン処理において、賞球制御用CP
U371は、入力ポートの入力信号を監視することによ
って電圧異常が(電源電圧低下)が生じたか否かを確認
する(ステップS704)。そして、電圧異常を検出し
たら、電源断時処理を実行する。すなわち、割込禁止に
設定し(ステップS801)、RAMアクセス禁止状態
に設定して(ステップS802)、ホールト命令(HA
LT命令)を発行する(ステップS803)。
も、遅延回路936を設けず、ソフトウェア的に遅延時
間を作成してもよい。図39は、図37に示された構成
において遅延回路936が設けられていない場合の賞球
制御用CPU371が実行するメイン処理を示すフロー
チャートである。
71は、入力ポートの入力信号を監視することによって
電圧異常を検出したら(ステップS704)、遅延時間
タイマを起動し(ステップS721)、遅延時間タイマ
がタイムアウトしたら、賞球制御用CPU371は、電
源断時処理を実行する。すなわち、割込禁止に設定し
(ステップS801)、RAMアクセス禁止状態に設定
して(ステップS802)、ホールト命令(HALT命
令)を発行する(ステップS803)。なお、電圧異常
を検出した段階で、払出モータ289をオフしておくこ
とが望ましい。
されるので、遅延時間タイマがタイムアウトするまでコ
マンド受信割込処理が実行可能になっている。すなわ
ち、ハードウェアの遅延回路936を設けた場合と同様
に、第1の電圧低下信号が発生してから所定期間、賞球
制御コマンドの受信が可能になっている。
うに、電源基板910に第1の電源監視手段を構成する
電源監視用IC902が搭載され、電源監視用IC90
2からの第1の電圧低下信号が主基板31および賞球制
御基板37に供給された。そして、図40(A)に示す
ように賞球制御基板37に第1の電圧低下信号を遅延さ
せて賞球制御用CPU371に供給する遅延回路936
が設けられるか、または、図40(B)に示すように、
第1の電圧低下信号を賞球制御用CPU371にそのま
ま供給してソフトウェア的に遅延時間を生成した。
10に電源監視用IC902とともに遅延回路936を
搭載し、電源監視用IC902からの、第1の電圧低下
信号を主基板31に供給し、遅延回路936で遅延させ
た第1の電圧低下信号を賞球制御基板37に供給するよ
うに構成してもよい。そのように構成された場合にも、
賞球制御用CPU371が電源断時処理を開始するタイ
ミングを、主基板31のCPU56が電源断時処理を開
始するタイミングよりも確実に遅らせることができ、賞
球制御用CPU371が賞球制御コマンドを確実に受信
することができる。
C902を主基板31に搭載し、電源監視用IC902
と同一の電源電圧を監視するとともに検出電圧(第1の
電圧低下信号を出力することになる電圧)も同じである
電源監視用IC932を賞球制御基板37に搭載しても
よい。図42(A)は、賞球制御基板37に遅延回路9
36が設けられ、ハードウェア的に第1の電圧低下信号
を遅延させる構成を示し、図42(B)は、第1の電圧
低下信号を直接賞球制御用CPU371に供給してソフ
トウェア的に第1の電圧低下信号を遅延させる場合の構
成を示す。
た場合にも、賞球制御用CPU371が電源断時処理を
開始するタイミングを、主基板31のCPU56が電源
断時処理を開始するタイミングよりも確実に遅らせるこ
とができる。
ば、遊技制御手段に電源断時処理を開始させるための検
出信号および賞球制御手段に電源断時処理を開始させる
ための検出信号を同時に供給するような電源監視手段を
設け、賞球制御手段に対して検出信号を遅延させる遅延
手段を設けたので、賞球制御手段が電源断時処理を開始
するタイミングを、遊技制御手段が電源断時処理を開始
するタイミングよりも確実に遅らせることができる。
ような場合でも、少なくともコマンド受信が完了するま
で電源断時処理開始を遅らせるように遅延時間が設定さ
れるので、賞球制御コマンド受信処理が確実に完了す
る。
したときに賞球制御コマンドを受信中であったとして
も、賞球制御コマンドを確実に受信でき、受信した賞球
制御コマンドにもとづく賞球数を確実にバックアップR
AMに記憶することができる。
機1は、始動入賞にもとづいて可変表示部9に可変表示
される特別図柄の停止図柄が所定の図柄の組み合わせに
なると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になる第1種
パチンコ遊技機であったが、始動入賞にもとづいて開放
する電動役物の所定領域への入賞があると所定の遊技価
値が遊技者に付与可能になる第2種パチンコ遊技機や、
始動入賞にもとづいて可変表示される図柄の停止図柄が
所定の図柄の組み合わせになると開放する所定の電動役
物への入賞があると所定の権利が発生または継続する第
3種パチンコ遊技機であっても、本発明を適用できる。
を、遊技制御マイクロコンピュータおよび賞球制御用マ
イクロコンピュータが、電源監視手段からの検出出力の
入力に応じて所定の電源断時処理を実行し、電源監視手
段から遊技装置制御マイクロコンピュータに与えられる
検出出力と賞球制御用マイクロコンピュータに与えられ
る検出出力とは同タイミングで出力され、賞球制御用マ
イクロコンピュータが電源断時処理を開始するタイミン
グを遅らせるための遅延時間を作成する遅延手段を備え
たと構成したので、停電等の不測の電源断が発生したと
きに必要なデータを保存して電源復旧時に電源断時の状
態から遊技を再開できるように構成された場合に、遊技
制御手段と賞球制御手段との間でコマンドを確実に受け
渡しして遊技者に不利益を与えることがないという効果
がある。
力を供給する共通の電源監視手段が、遊技装置制御基板
とは別個に設けられている電源基板に搭載されているよ
うに構成されている場合には、電源監視手段からの検出
出力を必要とする複数の遊技装置制御基板に対して電源
監視手段は1つ設けられていればよいので遊技機のコス
トはさほど上昇しない。
を遅延させて賞球制御用マイクロコンピュータに入力さ
せる遅延回路である場合には、ソフトウェアの負担を増
大させることなく遅延手段を実現できる。
の入力に応じて遅延を開始するように構成されたソフト
ウェアである場合には、遅延手段を実現する際にハード
ウェアの増加はないので、コスト上昇させることなく遅
延手段を実現できる。
賞球制御手段に送信される賞球制御コマンドを受信可能
な時間である場合には、遊技制御手段と賞球制御手段と
の間で賞球制御コマンドを常に確実に受け渡しすること
ができる。
用マイクロコンピュータの割込端子に入力されている場
合には、割込処理によって電源断時処理を行うことが可
能になり、検出出力監視制御を簡略に実現することがで
きる。
断時処理の最終部でホールト状態に設定するように構成
されている場合には、電源電圧が低下していくことに伴
って生ずる可能性がある記憶手段の内容破壊等を確実に
防止でき、電源断時に確実にデータを保存することがで
きる。
間後に電源電圧の電圧低下を検出する第2の電源監視手
段を備え、賞球制御用マイクロコンピュータが、第2の
電源監視手段からの検出出力の入力に応じてシステムリ
セットされるように構成されている場合には、システム
リセットによってマイクロコンピュータの動作が外部か
らも停止されるので、電源断時により確実なデータ保存
を行うことができる。
されている場合には、第2の電源監視手段が電源基板等
の賞球制御基板とは別の基板に搭載されている場合に比
べて、第2の電源監視手段からの検出出力をケーブル等
を介して伝達する必要はなく、第2の電源監視手段から
の検出出力が確実に賞球制御手段に伝達される効果があ
る。
ポートへの検出出力の入力に応じて、少なくとも賞球制
御コマンドを受信可能な時間だけ電源断時処理の開始タ
イミングを遅延させるように構成されている場合には、
割込を使用しなくてよいので、他の処理で割込を使用し
ているような場合に割込要因の解析等を行わなくてよ
く、割込処理が簡略化するという効果がある。
る。
図である。
る。
ブロック図である。
である。
PU周りの一構成例を示すブロック図である。
る。
を示すフローチャートである。
トである。
る。
る。
る。
明するための説明図である。
ある。
図である。
すタイミング図である。
る。
チャートである。
ーチャートである。
フローチャートである。
フローチャートである。
トである。
賞球制御用CPU周りの一構成例を示すブロック図であ
る。
示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
示す説明図である。
すフローチャートである。
る。
を示すフローチャートである。
一例を示すフローチャートである。
一例を示すタイミング図である。
賞球制御用CPU周りの他の構成例を示すブロック図で
ある。
示す背説明図である。
の他の例を示すフローチャートである。
他の例を示すフローチャートである。
賞球制御用CPU周りのさらに他の構成例を示すブロッ
ク図である。
さらに他の例を示すフローチャートである。
さらに他の例を示すフローチャートである。
関係を示すブロック図である。
関係の他の例を示すブロック図である。
関係のさらに他の例を示すブロック図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 所定の遊技を行った結果として遊技者に
遊技結果価値を付与可能な遊技機であって、電源投入時
に電源断直前の内容が保持されている保持データにもと
づいて遊技状態を復帰させる遊技状態復帰制御を行うこ
とが可能であり、 遊技進行を制御する遊技制御手段が搭載された遊技制御
基板と、賞球払出制御を行う賞球制御手段が搭載された
賞球制御基板と、所定電位電源の電圧低下を検出するた
めの電源監視手段とを備え、 前記遊技制御手段は遊技制御マイクロコンピュータを含
み、前記賞球制御手段は賞球制御用マイクロコンピュー
タを含み、 前記遊技制御マイクロコンピュータおよび賞球制御用マ
イクロコンピュータは、前記電源監視手段からの検出出
力の入力に応じて所定の電源断時処理を実行し、 前記電源監視手段は、前記遊技装置制御マイクロコンピ
ュータに与えられる検出出力と前記賞球制御用マイクロ
コンピュータに与えられる検出出力とを同タイミングで
出力し、 前記賞球制御用マイクロコンピュータが電源断時処理を
開始するタイミングを遅らせるための遅延時間を作成す
る遅延手段を備えたことを特徴とする遊技機。 - 【請求項2】 少なくとも遊技装置制御基板で使用され
る電源電圧を作成する電源基板が遊技装置制御基板とは
別個に設けられ、 遊技制御基板および賞球制御基板に検出出力を供給する
共通の電源監視手段が前記電源基板に搭載されている請
求項1記載の遊技機。 - 【請求項3】 遅延手段は、電源監視手段からの検出出
力を遅延させて賞球制御用マイクロコンピュータに入力
させる遅延回路である請求項1または請求項2記載の遊
技機。 - 【請求項4】 遅延手段は、電源監視手段からの検出出
力の入力に応じて遅延を開始するように構成されたソフ
トウェアである請求項1または請求項2記載の遊技機。 - 【請求項5】 遅延時間は、少なくとも遊技制御手段か
ら賞球制御手段に送信される賞球制御コマンドを受信可
能な時間である請求項1ないし請求項4記載の遊技機。 - 【請求項6】 電源監視手段からの検出出力は、賞球制
御用マイクロコンピュータの割込端子に入力されている
請求項1ないし請求項5記載の遊技機。 - 【請求項7】 賞球制御用マイクロコンピュータは、電
源断時処理の最終部でホールト状態に設定する請求項1
ないし請求項6記載の遊技機。 - 【請求項8】 電源監視手段が電圧低下を検出した所定
期間後に電源電圧の電圧低下を検出する第2の電源監視
手段を備え、 賞球制御用マイクロコンピュータは、前記第2の電源監
視手段からの検出出力の入力に応じてシステムリセット
される請求項1ないし請求項7記載の遊技機。 - 【請求項9】 第2の電源監視手段は賞球制御基板に搭
載されている請求項8記載の遊技機。 - 【請求項10】 電源監視手段からの検出出力は入力ポ
ートに入力され、 賞球制御用マイクロコンピュータは、前記入力ポートへ
の検出出力の入力に応じて、少なくとも賞球制御コマン
ドを受信可能な時間だけ電源断時処理の開始タイミング
を遅延させる請求項1または請求項2記載の遊技機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112134628A (zh) * | 2020-09-18 | 2020-12-25 | 上海闻泰信息技术有限公司 | 天线发射功率调节方法、装置、存储介质和终端设备 |
-
1999
- 1999-10-27 JP JP30609599A patent/JP3609303B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN112134628B (zh) * | 2020-09-18 | 2022-06-14 | 上海闻泰信息技术有限公司 | 天线发射功率调节方法、装置、存储介质和终端设备 |
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JP3609303B2 (ja) | 2005-01-12 |
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