JP2002222215A - 商品デザイン設計装置及び商品デザイン設計システム - Google Patents

商品デザイン設計装置及び商品デザイン設計システム

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JP2002222215A
JP2002222215A JP2001018789A JP2001018789A JP2002222215A JP 2002222215 A JP2002222215 A JP 2002222215A JP 2001018789 A JP2001018789 A JP 2001018789A JP 2001018789 A JP2001018789 A JP 2001018789A JP 2002222215 A JP2002222215 A JP 2002222215A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信回線網を介して一般ユーザが製品の各部
品を自由にカスタマイズ出来、更にその製品の受発注及
び製造工程を制御する、商品デザイン設計装置、及び商
品デザイン設計システムを提供することである。 【解決手段】 部品の画像データを含む部品情報を記憶
している部品情報記憶手段と、部品中の一の部品と、当
該一の部品に対して適合する適合部品候補に関する適合
部品情報とを関連付けて記憶している適合部品情報記憶
手段と、部品を選択する選択手段と、この選択手段によ
り選択された複数の選択部品同士が適合するか否かを、
前記適合部品情報に基づいて判別する判別手段と、この
判別手段によって選択部品同士が適合するか否かの判別
結果に応じて、選択部品と他の部品との組み合わせ、ま
たは選択部品同士の組み合わせのいずれかを選定し、こ
の選定された組み合わせにより、選定された各部品の画
像データを合成して商品デザイン設計図を作成する商品
デザイン設計手段と、この商品デザイン設計手段によっ
て設計された商品デザイン設計図をユーザに提供する提
供手段と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品を構成する部
品を組合せて商品デザイン設計装置およびインターネッ
ト等の通信回線網を利用して、業者が提供する部品を、
ユーザが組合せて商品デザイン設計を行う商品デザイン
設計システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットなどを利用してメ
ーカや販売店等の業者が、ネット上で提供した商品を、
ユーザが端末のブラウザ上で注文して購入する、いわゆ
るネット販売システムが盛んである。
【0003】このようなネット販売システムの一態様と
して、特願平10−517396号広報に示されている
ように、業者側が用意した何種類かのパーツ部品を、ユ
ーザに提供し、ユーザがそのパーツ部品をブラウザ上か
ら選択して組合せたり、一部を自らデザインして、商品
の受発注を行うデザイン作成システムが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の商品デザイン作成システムは、業者側が用意した部
品をユーザが自由に組合せた結果、その部品の組合せ
が、商品として不都合な事態を避けるために、ユーザが
選択出来る部品が、形状等において、統一されていた
り、或いはカテゴリー別に部品が限定されており、その
結果として、ユーザの選択の幅が狭められてしまってい
る。
【0005】ところで、昨今、例えば、デジタルカメラ
を搭載した携帯電話や、音楽再生機能を搭載した時計等
のように、多数の機能を搭載した商品が多く出ている。
それに伴い、ユーザが、各機能ごとのモジュールを複数
組合せて、そういった多機能のオリジナル商品をデザイ
ン作成する場合に、形状等が統一された部品を提供する
だけでは、画一化された商品となり、ユーザの多種多様
なニーズに応えられないという問題があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、ユーザの多様なニーズに応えた商品デザイン
設計が出来る商品デザイン設計装置、及び通信回線網を
介して商品デザイン設計が出来る商品デザイン設計シス
テムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、例えば、図1〜18図に示
すように、商品を構成する部品を組合せて商品デザイン
設計を行う商品デザイン設計装置(カスタマイズ設計注
文管理装置3等)であって、前記部品の画像データを含
む部品情報を記憶している部品情報記憶手段(部品DB
323等)と、前記部品中の一の部品と、当該一の部品
に対して適合する適合部品に関する適合部品情報とを関
連付けて記憶している適合部品情報記憶手段(設計情報
DB322等)と、部品を選択する選択手段(入力部3
4e、入力部24等)と、この選択手段により選択され
た複数の選択部品同士が適合するか否かを、前記適合部
品情報に基づいて判別する判別手段(CPU32a等)
と、この判別手段によって選択部品同士が適合するか否
かの判別結果に応じて、選択部品と他の部品との組み合
わせ、または選択部品同士の組み合わせのいずれかを選
定し、この選定された組み合わせにより、選定された各
部品の画像データを合成して商品デザイン設計図を作成
する商品デザイン設計手段(CAD設計ワークステーシ
ョン32等)と、この商品デザイン設計手段によって設
計された商品デザイン設計図をユーザに提供する提供手
段(伝送制御手段31f等)と、を備えていることを特
徴としている。
【0008】請求項1記載の発明によれば、選択手段に
より選択された複数の選択部品同士が適合するか否か
が、判別手段により適合部品情報に基づいて判別され、
この判別結果に応じて、選択部品と他の部品との組み合
わせ、または選択部品同士の組み合わせのいずれかが選
定され、この選定された組み合わせにより、選定された
各部品の画像データが合成されて商品デザイン設計図が
商品デザイン設計手段により作成され、この商品デザイ
ン設計手段によって設計された商品デザイン設計図が提
供手段によってユーザに提供されるので、ユーザは取り
あえず好みの部品を自由に選択することが出来る。そし
て判別手段による選択部品同士の適合の判別結果に応じ
た商品デザイン設計が出来る。従って、従来の商品デザ
インシステムに比べてユーザの多様なニーズに応えるこ
とが出来る。
【0009】ここで、商品は、例えば、時計、携帯電
話、モバイルパソコン、関数電卓等の構成部品の選択が
可能なものであれば、いかなるものものであってもよ
い。
【0010】提供手段は、例えば、画面に表示すること
による提供、紙等に印刷することによる提供、Faxに
よる提供など、商品デザイン設計図面を表現可能な媒体
であればどのような手段であってもよい。商品デザイン
設計装置は、いわゆるスタンドアロン型であってもよい
し、一部の機能をネットワーク上で分散させた構成のも
のであってもよい。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の商
品デザイン設計装置において、前記判別手段によって選
択部品同士が適合しないと判別された場合に、各選択部
品 に適合する他の部品との組み合わせパターンを所定
の条件に基づいて選定する選定手段(CPU32a)を
備え、前記商品デザイン設計手段は、前記選定手段によ
って選定された組み合わせパターンによる複数の商品デ
ザイン設計図を作成するように構成されていることを特
徴としている。
【0012】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、判別手段によって選択部品同士が適合しないと判別
された場合に、選定手段により各選択部品 に適合する
他の部品との組み合わせパターンが所定の条件に基づい
て選定され、選定手段によって選定された組み合わせパ
ターンによる複数の商品デザイン設計図が、商品デザイ
ン設計手段により作成されるので、選択部品同士が適合
しなくとも、選択部品と適合する他の部品との組み合わ
せによる商品デザイン設計図が提供されるので、その中
から最も好みに合うものを選ぶことが出来る。
【0013】即ち、本発明は、部品を選択する段階で
は、部品間の適合関係を考慮せずユーザの趣味趣向を尊
重して選ぶことが出来、選択部品同士が適合すればその
まま商品デザイン設計が出来、たまたま選択部品同士が
適合しない場合には、それに変わる他の部品の組み合わ
せによる商品デザイン設計が出来る。従って、従来の商
品デザインシステムに比べてユーザの多様なニーズに応
えることが出来る。ここで、所定の条件とは、設計事項
であるが、例えば、部品に優先順位を付けておき、優先
順位の高いものから順に組み合わせていくようにしても
よい。また、例えば、予め予算を設定し、この予算に合
う組み合わせを選ぶようにしてもよい。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の商
品デザイン設計装置において、前記部品中の一の部品
と、当該一の部品に対して修正加工した場合に適合する
修正部品適合候補に関する修正部品適合情報とを関連付
けて記憶する修正部品適合情報記憶手段(設計情報DB
322等)と、前記判別手段によって選択部品同士が適
合しないと判別された場合に、選択部品のうち少なくと
も一つについて、部品の修正加工をすることにより前記
選択部品同士が適合するか否かを前記修正部品適合情報
に基づいて判断する修正判断手段(CPU32a等)を
備え、前記商品デザイン設計手段は、前記修正判断手段
によって修正可能であると判断された選択部品の画像デ
ータを修正して商品デザイン設計図を作成するように構
成されていることを特徴としている。
【0015】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、判別手段によって選択部品同士が適合しないと判別
された場合に、選択部品のうち少なくとも一つについ
て、部品の修正加工をすることにより前記選択部品同士
が適合するか否かが修正判断により修正部品適合情報に
基づいて判断され、修正判断手段によって修正可能であ
ると判断された選択部品の画像データが、商品デザイン
設計手段によって修正され商品デザイン設計図が作成さ
れるので、更に部品選択の組み合わせパターンが増える
こととなって、よりユーザの多様化するニーズに応える
ことが出来る。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載の商品デザイン設計装置において、前記部品
情報には、各部品の単価情報が含まれ、前記商品デザイ
ン設計手段によって、デザイン設計された商品の見積も
り金額を、各部品の前記単価情報に基づいて計算する見
積もり金額計算手段を備え、前記提供手段は、前記見積
もり金額計算手段によって計算された商品の見積もり金
額の情報を提供するように構成されていることを特徴と
している。
【0017】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3の何れかに記載の発明と同様の効果が得られることは
無論のこと、特に、部品情報には、各部品の単価情報が
含まれ、商品デザイン設計手段によって、デザイン設計
された商品の見積もり金額が、見積もり金額計算手段に
より各部品の単価情報に基づいて計算され、見積もり金
額計算手段によって計算された商品の見積もり金額の情
報が提供手段によって提供されるので、ユーザは商品デ
ザイン設計図と見積もり金額の両方を考慮して商品デザ
インを選ぶことが出来ることなって、商品デザイン選択
の参考とすることが出来る。
【0018】請求項5記載の発明は、商品を構成する部
品を組合せて商品デザイン設計を行う商品デザイン設計
装置(カスタマイズ設計注文管理装置3)と、ユーザ端
末2とが通信回線網4によって接続され、前記ユーザ端
末を介して商品デザイン設計を行う商品デザイン設計シ
ステム(腕時計デザイン注文販売システム1)であっ
て、前記ユーザ端末は、前記商品デザイン設計装置から
送信された部品の画像を表示する部品画像表示手段(表
示部23等)と、前記部品画像表示手段に表示された部
品画像から部品を選択するための選択手段(入力手段2
4等)と、前記選択手段によって選択された選択部品情
報を前記商品デザイン設計装置に送信する送信手段(伝
送制御部26等)と、前記商品デザイン設計装置から送
信された商品デザイン設計図を受信する受信手段(伝送
制御部26等)と、前記受信手段によって受信された商
品デザイン設計図を表示する商品デザイン設計図表示手
段(表示部23等)と、備え、前記商品デザイン設計装
置(カスタマイズ設計注文管理装置3)は、前記部品の
画像データを含む部品情報を記憶している部品情報記憶
手段(部品DB323等)と、前記部品中の一の部品
と、当該一の部品に対して適合する適合部品候補に関す
る適合部品情報とを関連付けて記憶している適合部品情
報記憶手段(設計情報DB322等)と、前記ユーザ端
末から送信された選択部品情報に基づいて複数の選択部
品同士が適合するか否かを、前記適合部品情報に基づい
て判別する判別手段(CPU32a等)と、この判別手
段によって選択部品同士が適合するか否かの判別結果に
応じて、選択部品と他の部品との組み合わせ、または選
択部品同士の組み合わせのいずれかを選定し、この選定
された組み合わせにより、選定された各部品の画像デー
タを合成して商品デザイン設計図を作成する商品デザイ
ン設計手段(CAD設計ワークステーション32等)
と、この商品デザイン設計手段によって作成された商品
デザイン設計図をユーザに送信する設計図送信手段(伝
送制御部31f等)と、を備えていることを特徴として
いる。
【0019】請求項5記載の発明によれば、商品デザイ
ン設計装置と通信回線網を介して接続されるユーザ端末
の部品画像表示手段に表示された商品の構成部品から所
望する部品を複数選択すると、選択された部品同士が適
合するか否かが適合部品情報に基づいて判別され、この
判別結果に応じて選択部品と他の部品との組み合わせ、
又は選択部品同士の組み合わせの何れかが選定され、選
定された各部品の画像データが合成されて商品デザイン
設計図が作成され、作成された商品デザイン設計図がユ
ーザ端末の商品デザイン設計図表示手段に表示されるの
で、通信回線網を介して、従来よりもユーザの多様なニ
ーズに対応した商品デザイン設計を行うことが出来る。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項5記載の商
品デザイン設計システムにおいて、前記商品デザイン設
計装置は、商品デザイン設計を行うためのソフトウェア
を前記ユーザ端末に提供するソフトウェア提供手段(C
PU31a、伝送制御部31f、ソフト提供サーバ等)
を備え、前記ユーザ端末は、前記ソフトウェア提供手段
によって提供されたソフトウェアを受信し、当該ソフト
ウェアにより商品デザイン設計を行うユーザ商品デザイ
ン設計手段(CAD設計ワークステーション32等)を
備えていることを特徴としている。
【0021】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、ソフトウェア提供手段により商品デザイン設計を行
うためのソフトウェアがユーザ端末に提供され、ユーザ
端末では、このソフトウェアを実行させることにより商
品デザイン設計が行われるので、いちいち商品デザイン
設計装置を介さずともユーザ端末で商品デザイン設計す
ることが出来る。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項5又は6記
載の商品デザイン設計システムにおいて、前記ユーザ端
末は、前記デザイン設計された商品の注文データを入力
するための入力手段(入力部24等)と、前記入力手段
によって入力された注文データを、前記商品デザイン設
計装置に送信する注文データ送信手段(伝送制御部26
等)と、を備え、前記商品デザイン設計装置は、前記注
文データ送信手段によって送信された注文データに基づ
いて、商品の注文を受け付ける注文受付手段(CPU3
1a等)と、前記注文受付手段によって受け付けた商品
の商品デザイン設計図を含む注文データを製造元に送信
する発注データ送信手段(CPU31a、伝送制御部3
1f等)とを備えていることを特徴としている。
【0023】請求項7記載の発明によれば、請求項5又
は6記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、入力手段によって入力された商品の注文デー
タが、商品デザイン設計装置を介して製造元に送信され
るので、自分でデザイン設計した商品を製造の注文が出
来る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を、図面
を参照して説明する。尚、本実施例では、ユーザ側がデ
ザインする対象を腕時計に特定し、業者側から、ユーザ
がデザイン設計した腕時計を、製作して販売する、腕時
計デザイン注文販売システムとして説明を行う。[第1
の実施の形態]以下、図1〜図18を参照して本発明の
第1の実施の形態における腕時計デザイン注文販売シス
テムについて詳細に説明する。
【0025】まず構成を説明する。図1は、本発明に係
る腕時計デザイン注文販売システム1の全体構造を示す
図である。図1に示す腕時計デザイン注文販売システム
1(商品デザイン設計システム)は、ユーザ側のユーザ
端末2と、受注・製造を行う業者側のカスタマイズ設計
注文管理装置3(商品デザイン設計装置)とがインター
ネット等の通信回線網4によって接続されている。
【0026】インターネット等の通信回線網4を介し、
ユーザ端末2とカスタマイズ設計注文管理装置3との間
でやり取りされるデータは、図2に示すように、例え
ば、ユーザがそのユーザ端末2上でデータ処理するため
のアプリケーションに必要とされる各機能を提供する、
アプリケーション層(HTTP)、トランスポート層
(TCP/IP)、ネットワーク層を経て、インターネ
ットに送り出され、そして、業者側のカスタマイズ設計
注文管理装置3へ伝送されると、ネットワークインタフ
ェース層(EtherNet/or/PPP)から、前
記ネットワーク層、トランスポート層(TCP/IP)
を介してアプリケーション層(HTTP)へと伝送さ
れ、アプリケーションソフト上等で実際のシステムが実
行する。
【0027】ユーザ端末2は、図3で示すように、例え
ばパーソナルコンピューター等を指し、CPU21、R
AM22、表示部23、入力部24、印刷部25、伝送
制御部26、記憶部27及び記憶媒体28により構成さ
れ、記憶媒体28を除く各部はバス29により接続され
ている。
【0028】CPU21は、記憶部27に格納されたプ
ログラムやWWWブラウザ等を読み出してRAM22へ
のデータの一時的な格納を行い、各部の制御、データの
転送、種々の演算を行う。
【0029】RAM22は、CPU21により実行され
る各種処理において、プログラムやデータ等の一時的に
記憶する記憶領域、入力指示と入力データとによって処
理される作業領域などを形成する。
【0030】表示部23は、例えば、CRTやLCD等
により構成され、CPU21から入力される各種表示デ
ータや画像を表示する。
【0031】入力部24は、選択手段として機能し、例
えば、マウス、キーボード及びスキャナー等を備え、表
示部23の画面に表示された指定情報を選択して指定し
たり、あるいは所望する指定情報や画像を入力すること
ができる。
【0032】印刷部25は、CPU21から出力された
印刷データや画像を印刷する。
【0033】伝送制御部26は、モデム、ターミナルア
ダプタ、あるいはルーター等によって構成され、電話回
線、ISDN回線、あるいは専用線等の通信回線を介し
て外部機器との通信を行うための制御を行う。
【0034】記憶部27は、プログラムやデータ等が予
め記憶されている記憶媒体28を有しており、この記憶
媒体28は磁気的、光学的記憶媒体、もしくは半導体メ
モリで構成されている。この記憶媒体28は、記憶装置
に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するも
のであり、この記憶媒体28は、当該ユーザ端末2に対
応するWWWブラウザ等の各種アプリケーションプログラ
ム、各処理プログラム、及び同処理プログラムで処理さ
れたデータ等を記憶する。
【0035】また、記憶媒体28に記憶するプログラ
ム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクラ
イアント等の他の機器からネットワーク回線4等の伝送
媒体を介して伝送制御部26から受信して記憶する構成
にしてもよく、さらに、記憶媒体28はネットワーク上
に構築されたサーバの記憶媒体であってもよい。
【0036】メーカ側のカスタマイズ設計注文管理装置
3は、図3で示すように、例えば、WWWサーバ31、C
AD設計ワークステーション32、認証決済サーバ3
3、生産管理サーバ34等から構成されている。そし
て、それぞれのサーバは、LAN5(Local Ar
ea Network)により接続されている。また、
インターネット等の外部の通信ネットワークと、上記L
AN5との境にはファイアウォール6が設けてあり、外
部からの不正侵入を防いでいる。
【0037】WWWサーバ31は、ユーザ端末2との間
で直接データのやり取りを行う装置であって、ユーザ端
末2から要求された命令情報に基づいて各データベース
から必要なデータを取得して、HTML変換し、このH
TML変換されたデータをユーザ端末2に送信する装置
である。
【0038】具体的に、WWWサーバ31は、図2に示す
ようにCGI(Common Gateway Int
erface)31iを備えている。そして、ユーザが
URL等を要求した場合に、後述のCPU31aが、同
CGI31iを介して、CGIプログラム311b(後
述)を実行する。そして、このCGIプログラム311
bによって、他のサーバ等に格納されている外部プログ
ラムが実行されて、例えば、データベースの検索等とい
った目的処理が、該当サーバ等のCPU制御の下、行わ
れる。そして、WWWサーバ31は、その処理結果を、
HTML変換した後、ユーザ端末2に送信して、WWW
ブラウザにより表示部23に表示させる。そうして、ユ
ーザ端末2とカスタマイズ設計注文管理装置3との間で
対話的な機能が実現されている。
【0039】また、前記WWWサーバ31は、カスタマイ
ズ設計注文管理装置3全体の各種サーバやワークステー
ション等の動作を制御する。そして、内部に、例えば、
図4に示すように、CPU31a、RAM31b、表示
部31c、入力部31d、出力部31e、伝送制御部3
1f、記憶部31g及び記憶媒体31h等を備えてい
る。
【0040】CPU31aは、記憶部31gに格納され
たプログラムを読み出して各部の制御やデータの転送、
種々の演算、RAM31bへのデータの一時的な格納等
を行う。
【0041】また、CPU31aは、ユーザ端末2から
のURL要求に応じて、CGIプログラム311bを実
行する。すると、そのCGIプログラム311bによ
り、各種サーバやワークステーションに格納されている
各種外部プログラムが実行され、そのプログラムに従っ
て、各々のサーバのCPUが、同じく備えられた各種デ
ータベース(後述)中の情報を検索し、該当情報をWW
Wサーバ31に送信する動作、等の制御を行う。そし
て、WWWサーバ31のCPU31aは、受信した情報
をHTML変換し、伝送制御部31fを介してユーザ端
末2に送信する。
【0042】また、WWWサーバ31のCPU31a
は、カスタマイズ設計注文管理装置3の情報更新処理等
の管理を行う。例えば、定期的に生産管理サーバ34の
記憶部34gに格納されている資材・在庫DB342に
部品の在庫情報を問い合わせ、在庫の有無に関する最新
情報をホームページ上でユーザに提示するように情報の
更新を行う。
【0043】RAM31bは、CPU31aにより実行
される各種処理において、プログラムやデータ等の一時
的な格納領域を形成する。
【0044】表示部31cは、例えば、CRT、LCD
等により構成され、CPU31aによる表示制御に従い
画面上に各種データ等を表示する。
【0045】入力部31dは、例えば、マウスやキーボ
ード等で構成され、情報更新等のための情報入力手段と
して用いられる。出力部31eは、例えば、印刷機等で
構成され、ユーザの注文情報をプリントアウトする等の
処理を行う。
【0046】伝送制御部31fは、LAN、WAN(Wi
de Area Network)、あるいはインターネット等の各
種ネットワークに接続された伝送媒体に接続可能なイン
タフェースである。ここで、伝送媒体とは、電話回線や
対金属線や同軸ケーブル、光ファイバーケーブル等によ
り構成され、各種装置と接続されることにより上記ネッ
トワークを形成するものである。伝送制御部31fは、
モデム(MODEM:Modulator/DEModulator)、ター
ミナルアダプタ(TA:Terminal Adapter)、また
は、ルーター等によって、構成され、電話回線、ISD
N回線、或いは専用線等の通信回線を介して外部機器と
の通信を行うための制御を行う。
【0047】記憶部31gは、プログラムやデータ等が
予め記憶されている記憶媒体31hを有しており、この
記憶媒体31hは、磁気的、光学的記録媒体、若しくは
半導体メモリで構成されている。この記憶媒体31hは
記憶装置に固定的に設けたもの、若しくは、着脱自在に
装着するものである。また、この記憶媒体31hには、
本発明の処理に必要なHTMLに関するシステムプログ
ラム(図示なし)、それぞれの処理に対応するアプリケ
ーションソフト311a等、及び各処理プログラムで処
理された結果等を記憶する。
【0048】また、この記憶媒体31hに記憶するプロ
グラム、データ等は、通信回線等を介して接続された他
の機器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、
通信回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒
体31hを備えた記憶装置を設け、この記憶媒体31h
に記憶されているプログラム、データを、通信回線を介
して使用する構成にしてもよい。
【0049】具体的に、記憶部31gまたは記憶媒体3
1hに格納されているものとして、システムプログラム
DB311、HTML文書DB312等がある。
【0050】システムプログラムDB311は、本発明
の腕時計カスタマイズ設計販売システム1の動作を実行
するための各種プログラムを格納しているデータベース
であって、前記システムプログラム(図示なし)のほ
か、各種動作に必要な各種アプリケーションソフト31
1a、CGIプログラム311b、データベース管理プ
ログラム311c等を格納している。
【0051】特に、CGIプログラム311bは、ホー
ムページ上で、外的プログラムを実行するためのもので
あって、具体的に、CAD設計ワークステーション32
の記憶部32g(後述)、認証決済サーバ33、及び生
産管理サーバ34等に格納されている、後述の例えば、
設計ソフト321a、データベース管理プログラム31
1c、認証決済ソフト331等を実行させるのに用いら
れる。そしてそれらのプログラムは、例えば、SQL等
を用いて、同じく同サーバ等に格納されているデータベ
ースにアクセスして該当情報を引き出す処理等が実行可
能にプログラミングされている。
【0052】データベース管理プログラム311cは、
例えば、RDBMS(Relational Data
base Management System)等が
用いられ、SQL(Structured Query
Language)等を介して、CAD設計ワークス
テーション32、認証決済サーバ33、生産管理サーバ
34等に格納されている各種データベース、例えば、設
計情報DB322等のリレーショナルデータベースを操
作するためのプログラムである。
【0053】CAD設計ワークステーション32は、汎
用のコンピュータ等からなり、ユーザ端末2から、WW
Wサーバ31を介して指示された時計のカスタマイズ設
計における部品の組合せ等の設計処理を実行する装置で
ある。そして、内部構成は、CPU32a、RAM32
b、表示部32c、入力部32d、出力部32e、伝送
制御部32f、記憶部32g、及び記憶媒体32hであ
る。それらの機能は、WWWサーバ31のそれとほぼ同
様であるので、詳しい説明は省略し、特徴的な部分につ
いてのみ説明する。
【0054】特にCPU32aは、全体システムの管理
を担うWWWサーバ31によって起動されるCGIプロ
グラム311bに従って、時計カスタマイズ設計に関す
る動作の制御を行う。
【0055】CPU32aは、WWWサーバ31のCP
U31aが起動したCGIプログラム311bによって
実行された設計ソフト321に従って、設計処理を制御
したり、同じくWWWサーバ31のCPU31aが制御
するデータベース管理プログラム311cに従って、S
QL、RDBMS等を用いて設計情報DB322、部品
DB323の情報検索等の動作を制御する。そして、そ
の処理結果を、伝送制御部32fを介してWWWサーバ
31に送信する。
【0056】具体的に、CPU32aは、ユーザ選択の
部品に対応する情報を設計情報DB322及び部品DB
323等から引出してその情報に基づき、設計ソフト3
21のプログラムに従って、画像合成処理、不適合部品
の変形修正処理、ユーザによる部品形状変更処理におけ
る、可否判断や、実行の制御等を行う。
【0057】また、記憶部32g若しくは記憶媒体32
hに、設計ソフト321、設計情報DB322、部品D
B323、ユーザ設計DB324等を備えている。
【0058】設計ソフト321は、CPU32aの制御
下で、ユーザ端末2の表示部23の画面上において、ユ
ーザが選択した部品等を組合せて時計のカスタマイズ設
計を行うための、CADを用いたアプリケーションソフ
トウェアである。具体的に、設計情報DB322、部品
DB323に格納されている情報を用いて、選択された
部品の画像合成処理等の時計カスタマイズにおける設計
処理がプログラミングされている。
【0059】また、設計ソフト321は、ユーザが選択
した部品で設計された時計の見積書作成処理もプログラ
ムされている。具体的に、ユーザの部品選択情報を受
け、部品DB323に記憶されている部品単価を合計し
て見積り金額を算出して見積書に書き込む処理である。
そして、部品が選択し直される度に見積もり金額も更新
され、更新された見積り金額をユーザ端末2の表示部2
3に表示させるようになっている。
【0060】また、設計ソフト321は、WWWサーバ
31の前記CGIプログラム311bによって実行され
るプログラムであって、ユーザの選択部品情報を受け、
CAD設計がオンラインで実行されて、合成された設計
図をユーザ端末2に送信するために用いられる。尚、設
計ソフト321が、通信回線を介したWeb画面から、
外の機器である、ソフト提供サーバ(図示省略)によっ
てダウンロードされることによって、若しくは、記憶媒
体等を介して、ユーザ端末2にインストールされ、腕時
計のカスタマイズ設計の全部或いは一部をユーザ端末2
上で行うようにしてもよい。
【0061】設計情報DB322は、ユーザが、時計部
品のカスタマイズ設計を行うための設計基礎データを記
憶しているデータベースである。具体的には、例えば、
CADの設計ソフト321によって、ユーザ選択の部品
と部品との画像が、合成設計される際の合成情報を記憶
している。また、ユーザが、ある一の部品を選択した場
合、CAD設計ワークステーション32のCPU32a
は、その部品と部品とが適合し得るか否かの判断を行う
が、その判断基準となる部品と部品の適合情報を記憶し
ている。即ち、設計情報DB322は、ある一の部品ご
とに、それに適合しうる他の部品を関連付けて記憶した
適合部品情報を記憶している。例えば、図11(B)に
示すように、側ケースK1〜K6とモジュールM1〜M
6とは、互いに、外観形状等において適合する部品同士
である。すなわち、外径方向に突出するセンサー部K1
a、K2a、K3aをそれぞれ備えた全体が丸形形状の
側ケースK1〜K3と、同じく外径方向に突出するセン
サー部M1a(図14参照)、M2a、M3aをそれぞ
れ備えた全体が丸形形状のモジュールM1〜M3とは、
互いに、外観形状等において適合する部品同士であり、
また、バンド取付部Bを除く全体が丸形形状の側ケース
K4と、同じく全体が丸形形状のモジュールM4とは、
互いに、外観形状等において適合する部品同士であり、
また、バンド取付部Bを除く全体が八角形形状の側ケー
スK5と、同じく全体が八角形形状のモジュールM5と
は、互いに、外観形状等において適合する部品同士であ
り、また、バンド取付部を除く全体が長方形形状の側ケ
ースK6と、同じく全体が長方形形形状のモジュールM
6とは、互いに、外観形状等において適合する部品同士
である。図11(A)は、このように、互いに、外観形
状等において適合する部品同士であることを示すための
適合部品情報が、設計情報DB322内の適合不適合情
報ROM322Aに記憶されている。なお、外観形状等
において、互い適合しない不適合な部品同士であること
を示すための不適合部品情報も、設計情報DB322内
の適合不適合情報ROM322Aに記憶されている。具
体的には、例えば、バンド取付部Bを除く全体が丸形形
状の側ケースK4と、同じく全体が丸形形状のモジュー
ルM4とは、互いに、外観形状等において適合する部品
同士であるので、適合部品情報として、数値の「1」が
記憶されており、逆に、外径方向に突出するセンサー部
K1a、K2a、K3aをそれぞれ備えた全体が丸形形
状の側ケースK1〜K3と、センサー部を持たない形状
のモジュールM4〜M6とは、互いに、外観形状等にお
いて適合しない不適合な部品同士であるので、不適合部
品情報として、数値の「0」が記憶されている。
【0062】さらに、設計情報DB322は、部品の変
形修正に関する情報も記憶している。たとえば、ユーザ
により適合し得ない2つの部品が選択された場合、その
2つの部品のどちらか若しくは双方の変形修正可否判断
をCPU32aが行うが、その際に判断基準となる、変
形修正に関する情報を部品ごとに、記憶している。例え
ば、図11(B)に示すように、側ケースK4とモジュ
ールM1とは、互いに、外観形状等において適合しない
部品同士である。すなわち、モジュールM1には、外径
方向に突出するセンサー部M1aを備えているが、これ
に対して側ケースK4には、センサー部M1aに対応し
た突出部分が存在していない。このため、側ケースK4
とモジュールM1とが使用者により選択された場合に
は、これら部品同士を適合させるために他の変形部品を
指定するための変形修正に関する情報が設計情報DB3
22に記憶されている。また、前記変形修正可能範囲情
報は、例えば、ユーザが部品の形状等を自ら変更修正す
る際に、CPU32aがその可否判断を行う際の判断基
準情報にもなる。
【0063】部品DB323は、時計のカスタマイズに
用いられる部品の情報、画像等の部品デジタル情報を記
憶しているデータベースである。具体的に部品の情報と
は、品番、サイズ、カラー、価格等である。
【0064】ユーザ設計DB324は、ユーザの選択に
よりカスタマイズ設計され、注文された時計の設計デー
タを記憶しているデータベースで、実際に製造する際の
設計情報を、例えば、生産管理サーバ34に提供するた
めに用いられる。また、ユーザ設計DB324は、発注
した顧客の個人情報をも含む。
【0065】認証決済サーバ33は、オンライン設計
後、実際の商品の受注処理において、ユーザの認証処理
及び決済処理を行う装置である。内部に、CPU33
a、RAM33b、表示部33c、入力部33d、出力
部33e、伝送制御部33f、記憶部33g、記憶媒体
33h等を備え、記憶媒体33hを除いて、それぞれバ
スを介してCPU33aと接続されている。また、それ
ぞれの機能は、WWWサーバ31のそれとほぼ同じであ
るので詳説は省き、特徴的な部分についてのみ説明す
る。
【0066】特に、CPU33aは、WWWサーバ31
のCGIプログラム311bによって実行される、後述
の認証決済ソフト331のプログラムに従って、認証処
理、及び課金決算処理を制御する。
【0067】認証処理において、具体的に、CPU33
aは、認証決済ソフト331に従って、ユーザによって
入力された情報を、個人認証DB332の情報に問い合
わせ、正しいか否かを判断し、本人であると確認できた
場合には、ユーザ要求の情報をユーザ端末2に送信し、
確認できない場合は、個人認証が失敗した旨を、ユーザ
端末2に表示させる。
【0068】また、記憶部33g若しくは記憶媒体33
hは、特に、認証決済ソフト331、個人認証DB33
2及び課金決済DB333を格納している。
【0069】認証決済ソフト331は、本発明における
認証処理及び課金決済処理の動作をプログラミングした
ソフトウェアである。具体的に、認証決済ソフト331
は、WWWサーバ31のCGIプログラム311bによ
って起動されるプログラムであって、認証決済サーバ3
3のCPU33aの制御下で動作する。
【0070】また、認証決済ソフト331には、例え
ば、暗号通信プロトコルのSSL(Secure So
ckets Layer)や、クレジットカード決済を
安全に処理するためのプロトコルである、SET(Se
cure Electronic Transacti
ons)等を用いて、ユーザ端末2のWWWブラウザに
入力された、ユーザ認証、及び決済情報のデータ暗号化
を行い、同暗号化情報をWWWサーバ31に送信する電
子商取引の仕組みもプログラムされている。
【0071】更に、同認証決済ソフト331は、前述の
SQLやRDBMSを用いて、個人認証DB332や課
金決済DB333に格納されているデータ等を検索し読
み出す動作もプログラムされている。
【0072】個人認証DB332は、ネットワーク経由
でコンピュータにアクセスしてくるユーザが登録済みか
否かを確認するのに用いられる、ユーザの名前やパスワ
ードなどを一括管理するデータベースである。
【0073】課金決済DB333は、注文された時計の
課金決済処理に用いられる課金決済のデータを記憶し、
管理するデータベースである。具体的に、クレジットカ
ード決済、銀行振替、代引き、電子決済等の決済種類の
決済データやその種類に応じた入力画面データ等が記憶
されている。
【0074】生産管理サーバ34は、CAD設計ワーク
ステーション32でカスタマイズ設計され、記憶部34
gの顧客注文DB343に格納されている受注時計デー
タに基づき、実際の生産工程を管理、制御する装置であ
って、工場等の製造現場のNC工作機等に接続されてお
り、製造に関する指示を送る。
【0075】生産管理サーバ34は内部に、CPU34
a、RAM34b、表示部34c、入力部34d、出力
部34e、伝送制御部34f、記憶部34g、及び記憶
媒体34h等を備え、記憶媒体34hを除いて、それぞ
れバスを介してCPU34aと接続されており、それぞ
れの機能は、WWWサーバ31のそれとほぼ同様であ
る。従って、詳細な説明は省略し、特徴的な部分につい
てのみ説明する。
【0076】特に、CPU34aは、WWWサーバ31
のCPU31aからの要求に従い、生産工程の制御を行
う。具体的に、WWWサーバ31から送信された受注デ
ータに基づき、デザイン指示、製造指示をNC工作機等
に送信する。また、生産のみならず、梱包、配送手配処
理の制御をも行う。
【0077】また、記憶部34g、又は記憶媒体34h
には、資材・在庫DB341、組立・製造DB342、
顧客注文DB343が格納されている。
【0078】資材・在庫DB341は、部品の在庫状況
を管理するデータベースであって、部品の情報と対応付
けられて、その在庫情報が記憶されている。
【0079】組立・製造DB342は、実際の部品で、
商品を組立て、製造するための基礎情報を記憶し管理す
るデータベースであって、WWWサーバ31から送信さ
れる受注時計の設計データに対応した、組立及び製造情
報が、CPU34aがよって引き出されて用いられる。
【0080】顧客注文DB343は、顧客が注文した時
計の設計データ、及び商品完成後に、配送するための個
人情報等を記憶、管理するデータベースである。
【0081】次に、本実施例の動作を図5〜図7に示す
フローチャートに沿って説明する。最初に、ユーザ端末
2が、インターネット等の通信回線網4を介して、業者
側のカスタマイズ設計注文管理装置3に接続されると、
WWWサーバ31のCPU31aは、記憶部31gから
所定のプログラムを読み出し、それに従って、各種処理
を実行する。
【0082】まず、ユーザ端末2のCPU21は、業者
が公開している腕時計のカスタマイズ設計のホームペー
ジを呼び出すためのURLをカスタマイズ設計注文管理
装置3に送信する(ステップS1)。
【0083】すると、カスタマイズ設計注文管理装置3
のWWWサーバ31は、上記URLを受信し(ステップ
S2)、WWWサーバ31のCPU31aの制御の下、
ユーザ端末2に、注文設計メニュー画面のHTML文書
を送信する(ステップS3)。
【0084】そして、ユーザ端末2の表示部23に、例
えば図8に示すような部品の選択、及び設計を行うため
のカスタマイズ設計画面が表示される(ステップS
4)。
【0085】図8に示すカスタマイズ設計画面は、画面
上部に機能メニューAと、コントロール・ツールバー
B、画面中央部左側に部品のパレット表示部C、画面中
央部右側に設計図表示部D、画面下側には、ユーザ選択
部品の情報表示部Eなどにより構成されている。
【0086】画面上部の機能メニューAは、図9に示す
ような構成になっており、ユーザが設計を行う際におい
て、例えば、「ファイルを開く」といったコマンドを実
行したり、画面中央部右側の設計図表示部Dに表示され
る図の種類を、「投影図」に変更するといったコマンド
の選択を行う場合に用いられる。そして、選択したコマ
ンドの実行結果は、設計図表示部Dに表示される。
【0087】機能メニューAの下側のコントロール・ツ
ールバーBは、例えば、図10に示すような構成になっ
ており、ユーザが設計をする際のツール選択に用いられ
る。
【0088】具体的に、例えば、「回転ツール」を用い
て、設計図表示部Dに表示される図を回転させたり、他
のツールを用いて、選択部品の形状を変更する場合等に
用いる。
【0089】部品パレット表示部Cには、図11(B)
に示すように、部品項目名をクリックすると、その下
に、該当部品項目の部品が画像と共に表示される。そし
て、その部品をマウスのクリック等を用いて指定する
と、その部品が設計図表示部Dに表示されるようになっ
ている。 尚、在庫切れの部品には、その旨が表示され
る。
【0090】また、設計図表示部Dには、ユーザが選択
した部品の合成画像及びユーザの選択コマンドの実行結
果などが表示される。例えば、機能バーAのコマンド選
択に従って、図12に示すように、正面設計図D1、平
面設計図D2、側面設計図D3、組立画像図D4のよう
にさまざまな種類の設計図の表示がされるようになって
いる。
【0091】選択部品の情報表示部Eは、図13に示す
ように、ユーザが選択した部品に関するデータが表示さ
れる。例えば、その部品名、規格・仕様、単価、見積り
総額等の項目である。尚、これら項目は、ユーザが部品
を選択し直す度にその表示内容が更新されるようになっ
ている。
【0092】上記の様に構成されたカスタマイズ設計画
面上にて、ユーザは、その入力部24を用いて、まず、
設計条件Aとして、例えば、外装ケース、ベルト、モジ
ュールといった組込部品を選択・指定する(ステップS
5)。
【0093】ここで、上記モジュールは、例えば、計時
機能の他、圧力計測機能をもつモジュール、温度計測機
能をもつモジュール、音楽再生機能をもつモジュール、
携帯電話機能をもつモジュール、ゲーム機能をもつモジ
ュール、データバンク機能をもつモジュール、テレビ・
ラジオ機能をもつモジュール等である。
【0094】ステップS5の設計条件Aの入力データ
は、ユーザ端末2の伝送制御部26を介してWWWサー
バ31に送信され、それを受信したWWWサーバ31の
CPU31aは、CGI31iによって、設計条件Aの
動作を行うためのCGIプログラム311bを起動させ
る(ステップS6)。
【0095】次いで、CGIプログラム311iが起動
して、上記ユーザ入力データの入力処理が行われる(ス
テップS7−1)。
【0096】次いで、上記入力データに応じて、データ
ベース管理プログラム311cの例えば、RDBMSや
CAD設計ワークステーション32の設計ソフト321
が起動され、データベース管理プログラム311cや設
計ソフト321に従って、CAD設計ワークステーショ
ン32のCPU32aが、SQL等を用いたDB検索処
理や、設計処理を制御する。
【0097】すなわち、CPU32aは、設計ソフト3
21等に従って、ユーザが設計条件Aとして選択した部
品らを部品DB323から検索する。そして、設計情報
DB322の設計情報に基づいて、その部品の画像合成
処理を行うと共に、部品の単価を合計して見積り金額を
演算する演算処理等を行って、新しい設計図を作成する
(ステップS7−2)。その詳細な説明を図7に沿って
行う。
【0098】ステップS7−1における、ユーザ選択部
品の入力処理に次いで、CPU32aは、同ユーザ選択
部品に対応する部品情報、設計情報、適合情報を、例え
ば、RDBMSや設計ソフト321に従って、設計情報
DB322、部品DB323に問い合わせて引き出す
(ステップS72−1)。
【0099】次いで、CPU32aは、ステップS72
−1で得た部品情報、部品適合情報、部品不適合情報
(図11(A)を参照)に基づいて、ユーザにより選択
された部品同士が適合しているか否かの判断を行う(ス
テップS72−2)。
【0100】そして、CPU32aは、ユーザにより選
択された各部品、例えば、外装ケースとモジュールとケ
ースとが、部品適合情報の「1」に従って、全て適合し
うると判断した場合、すなわち、(ステップS72−
2:Yes)、ステップS72−3aに移行する。すな
わち、複数の部品のなかから、ユーザが、外装ケースと
して、外装ケースK4(15−1a)を、他方、モジュ
ールとして、モジュールM4を選択した場合、これらの
部品は、互いに、外観形状等において適合する部品同士
であり、設計情報DB322内の適合部品情報ROM3
22Aに記憶されている適合部品情報の「1」に従っ
て、適合部品同士であると判断されるため、これらの場
合は、(ステップS72−2:Yes)、ステップS7
2−3aに移行することとなる。このステップS72−
3aに移行後、更に、ステップS72−1で引き出した
設計情報に基づいて、画像合成処理と、見積り金額の演
算処理とを行って、設計画面を作成した後、ステップS
7−3に移行する。
【0101】一方、ユーザ選択の部品が、部品不適合情
報の「0」に従って、適合し得ない場合(ステップS7
2−2:No)、CPU32aは、適合し得ない部品の
うち、どれが優先部品であるかの選択を促す優先順位選
択画面データを、WWWサーバ31を介し、ユーザ端末
2に送信する。すると、当該優先順位選択画面が表示部
23に表示される。そして、ユーザは、適合不可能な部
品のうち、どれを優先するかを、入力部24を用いて決
定する(ステップS72−3b)。
【0102】次いで、選択部品の優先順位情報を、WW
Wサーバ31を介して受信したCAD設計ワークステー
ション32のCPU32aは、優先順位1位および2位
の部品を合成設計する場合に、どちらか若しくは双方の
部品の変形修正が可能であるか否かの判断を、設計情報
DB322に記憶されている変形修正可能範囲情報に基
づき行う(ステップS72−4)。
【0103】そして、変形修正が可能であると判断した
場合(ステップS72−4:Yes)、CPU32a
は、変形修正パターンの表示及びパターン選択を行う画
面データを作成し、WWWサーバ31を介してユーザ端
末2に送信する。そして、ユーザ端末2の表示部23
に、当該変形修正パターン表示及びパターン選択画面が
表示される(ステップS72−3a)。
【0104】具体的に、図15に示すように、複数の部
品のなかから、ユーザが選択した部品が、例えば、外装
ケースが「外装ケース15−1a」であり、モジュール
が「モジュール15−1b」である場合、これらの部品
は、互いに、外観形状等において適合する部品同士でな
いことが、設計情報DB322に記憶されている適合部
品情報に従って判断されるため、これら不適合部品同士
の場合は、設計情報DB322内の適合部品情報ROM
322Aに記憶されている不適合部品情報の「0」と判
断された後に、これら部品同士を適合させるために他の
変形部品が指定される。例えば、センサー部K1aを備
えている丸形形状のモジュール15−1bにあわせた、
センサー部K7aを備えている丸形形状の外装ケースの
変形修正パターン15‐1cが部品DB323内で指定
される。これにより、モジュール15−1bにあわせて
外装ケースを変形した場合における、変形外装ケース
(15−1c)と、当該モジュール(15−1b)と、
を合成した参考の設計図面15−1dが作成される。ま
たは、外装ケース15−1aに合わせたモジュールの変
形修正パターン(図示なし)が指定される。これによ
り、図示しないが、外装ケース15−1aと、それにあ
わせた変形モジュールの合成設計図もユーザに提示され
る。尚、上記参考合成設計図には、他の装飾部品等(1
5−2a)を付加した参考設計図(15−2b)が提示
されてもよい。
【0105】次いでユーザは、上記のような部品の変形
修正パターンをみて、入力部24を用いて、変形修正す
る部品を選択する。例えば、図15の例に従えば、外装
ケースとモジュールのどちらを変形修正するかを選択す
る(ステップS72−6c)。
【0106】ユーザの変形修正部品の選択情報を受信し
たCAD設計ワークステーション32のCPU32a
は、同情報に従って修正設計処理を行って、ユーザに確
認する画面を作成する。そして、同確認画面はWWWサ
ーバ31によってHTML文書化されて、ユーザ端末2
に送信される(ステップS72−7c)。
【0107】そしてユーザが、部品の変形修正の確認を
行い、部品の変形修正を決定する場合(ステップS72
−7c:Yes)は、ステップS72−8に進み、設計
条件Aの他の部品を含めた合成設計処理、価格演算処理
が、CPU32aによって行われる。
【0108】一方、ユーザが、部品の変形修正をやり直
す場合(ステップS72−7c:No)は、ステップS
72−3bに移行する。
【0109】また、ステップS72−4において、ユー
ザ選択の優先順位1位、2位部品の変形修正が不可能で
ある場合(ステップS72−4:No)、CPU32a
は、設計情報DB322の適合情報に基づき優先順位1
位、2位それぞれの部品に適合する、他の適合部品を表
した一覧表を、WWWサーバ31を介してユーザ端末2
に送信し(ステップS72−5d)、送信された一覧表
は表示部23に表示される。
【0110】具体的に、例えば、優先1位、2位部品が
外装ケースと、モジュールである場合、カスタマイズ設
計画面の設計図表示部Dに、優先部品の外装ケースに適
合する、選択外のモジュールの一覧情報が表示され、そ
れと並行して、もう一方の優先部品であるモジュールに
適合する選択外の外装ケースの一覧情報が表示されるの
で、ユーザは、それらを比較して、優先部品である外装
ケースとモジュールのうち、どちらかを妥協して選択部
品の変更を行う(ステップS72−6d)。
【0111】次いで、ユーザは、ステップS72‐6d
で決定した部品以外の残りの部品を、部品パレット表示
部Cを用いて任意で変更するなどして、全ての部品の選
択を完了させる(ステップS72−d)。
【0112】設計条件Aの全部品選択情報を受けたCP
U32aは、設計情報DB322、及び部品DB323
の情報を用いて、画像合成処理、及び見積り金額の演算
処理を行って、本設計図作成処理を終了し(ステップS
72−8)、再び図5に示すステップS7−3に移行す
る。
【0113】ステップS7−3において、CPU32a
は、上記の設計条件Aの設計図面、及び見積り金額情
報、及び次にユーザが選択する項目である、設定条件B
のデータを部品DB323等から取得して、CAD設計
ワークステーション32の伝送制御部32fを介してW
WWサーバ31に転送する。
【0114】次いで、設計条件A及び設計条件Bのデー
タを受信したWWWサーバ31のCPU31aは、当該
データをHTML文書化してユーザ端末2に送信する
(ステップS8)。
【0115】次いで、ユーザ端末2のCPU21は、受
信した設計条件A及び設計条件Bのデータのうち、設計
図面をカスタマイズ設計画面上の設計図表示部Dに更新
表示し、見積り金額情報を選択部品情報表示部Eに更新
表示する共に、部品パレット表示部Cに設計条件Bのデ
ータを更新表示する(ステップS9)。
【0116】次いで、ユーザは、パレット表示部Cに表
示された設計条件Bから、入力部24を用いて、例え
ば、色・柄・デザイン・文字盤の印刷・刻印等の選択・指定
を行う(ステップS10)。
【0117】すると、ユーザによって選択・指定された
設計条件BのデータがWWWサーバ31に送信され、当
該データを受信したWWWサーバ31のCPU31a
は、該当CGIプログラム311bを起動する(ステッ
プS11)。
【0118】次いで、ステップS7と同様に、設計ソフ
ト321、データベース管理プログラム311c等が起
動され、それらに従ってCAD設計ワークステーション
32のCPU32aが、DB検索処理、部品の合成処
理、演算処理、適性部品判断処理等の設計図作成処理を
行う。そして、その処理結果が、WWWサーバ31に転
送されると共に、ユーザ設計DBに格納される(ステッ
プS12)。
【0119】そして、WWWサーバ31のCPU31a
は、受信した検索結果や、設計図表示部D、更新価格等
の部品情報表示部Eの更新情報及び、設計条件Cデータ
等をHTML文書化して、ユーザ端末2に送信する(ス
テップS13)。
【0120】設計条件Cデータ等を受信したユーザ端末
2のCPU21は、ステップS7と同様に、設計図表示
部D、選択部品情報表示部Eの更新を行って、新しい情
報を表示する(ステップS14)。
【0121】次いで、ユーザは、入力部24を用いて、
部品パレット表示部Cに表示された、例えば、時計の組
込仕様・ソフトといった項目の設計条件Cの選択・指定を
行う(ステップS15)。
【0122】次いで、ユーザ選択の設計条件Cのデータ
が、伝送制御部26から、WWWサーバ31に送信さ
れ、受信したWWWサーバ31のCPU31aは、該当
CGIプログラム311bを起動する(ステップS1
6)。
【0123】そして、ステップS7と同様に、設計ソフ
ト321等が起動され、CPU32aが、最終処理とな
る設計図画面データ、見積もり画面データを作成し(ス
テップS17)、WWWサーバ31から、その伝送制御
部31fを介して、新しい設計図画面データ、及び見積
もり画面データがユーザ端末2に送信される(ステップ
S18)。
【0124】新しい設計図画面データ、及び見積もり画
面データを受信したユーザ端末2のCPU21は、ステ
ップS7又はステップS11と同様にして設計図表示部
D及び見積もり表示部Eの表示データを更新する(ステ
ップS19)。
【0125】次いで、ユーザは、入力部24を用いて、
完成した設計図面、仕様、金額でよいかどうかの判断結
果を入力する(ステップS20)。そして、設計処理の
やり直しを選択した場合(ステップS20:NO)、ス
テップS5の工程に戻り、設計図、仕様、金額に納得し
た場合(ステップS20:YES)、次画面が表示部2
3に表示される。
【0126】次画面で、価格・納期・条件等の確認が行な
われ、次いで、注文申込書が表示部23に表示される。
そして、ユーザは入力部24を用いて、必要事項を入力
して、WWWサーバ31に送信する(ステップS2
1)。
【0127】注文申込書の必要事項とは、例えば、氏
名、住所、連絡先、商品配送先等の個人情報や、その商
品の決済方法情報等である。決済方法として、クレジッ
トカード決済の場合はクレジットカード番号が入力さ
れ、銀行振替の場合は、口座名等が入力される。
【0128】また、ユーザ端末2から、上記注文申込書
がWWWサーバ31に送信される際に、機密性が要求さ
れる情報は、SSLやSET等を用いて暗号化されて送
信される。
【0129】必要事項に関するデータを受信したWWW
サーバ31のCPU31aは、受注・認証のCGIプロ
グラム311bを起動して、それによって、認証決済サ
ーバ33の認証決済ソフト331が実行される(ステッ
プS22)。
【0130】そして、認証決済ソフト331に基づい
て、認証決済サーバ33のCPU33aは、暗号通信用
プロトコルを用いて、暗号化された個人データを個人認
証DB332に送信して記憶させると同時に、個人認証
No.等を自動的に配布して記憶する。しかし、注文が
二回目以降である場合は、本人確認等の認証処理を行
う。
【0131】また、CPU33aは、例えば、クレジッ
トカード等による前払いの場合は、課金決済DB333
に、ユーザの決済データを問い合わせて、決済処理を行
う(ステップS23)。そして、認証確認結果をWWW
サーバ31に転送する。
【0132】認証確認結果を受信したWWWサーバ31
は、最終受注確認画面及び、認証結果をHTML文書化
して、ユーザ端末2に送信する(ステップS24)。
【0133】ユーザ端末2のCPU21は、最終受注確
認画面及び認証結果等を受信すると、データを更新して
表示部23に表示させる(ステップS25)。
【0134】そして、ユーザが、入力部24を用いて、
最終注文をキャンセルした場合(ステップS26:N
o)、ステップS1の最初の画面に戻る。また、最終注
文を確認して、発注を行う場合(ステップS26:Ye
s)は、WWWサーバ31が、ユーザ設計DB324に
格納されている受注設計データを、生産管理サーバ34
に転送する(ステップS27a)。その一方で、ユーザ
端末2に、注文設計メニューの終了確認画面データを送
信して、ユーザが、終了を選択すると(ステップS27
b:Yes)、受注設計処理が終了し、カスタマイズ設
計処理をやり直す場合は(ステップS27b:No)、
ステップS1に移行する。
【0135】また、受注設計データをWWWサーバ31
から受信した、生産管理サーバ34のCPU34aは、
同受注設計データを製造工場の製造機器34iに送信
し、注文腕時計の製造工程が開始される(ステップS2
8)。そして業者側は、その製作状況を随時入力して、
ホームページ上に公開される(ステップS29)。
【0136】従って、ユーザは、カスタマイズ商品注文
後に、任意で最初のページから製作状況確認メニューを
選択し、商品発注時の認証処理において発行された個人
認証No、商品番号等を入力することで、上記製作状況
が告知された画面にアクセスでき、発注商品の製作状況
を把握することができる(ステップS29')。
【0137】そして、受注商品の製造が完成すると、生
産管理サーバ34は、梱包指示処理、配送指示処理等を
行い(ステップS30)、完成された受注商品は注文ユ
ーザ指定の配送先に配送される。
【0138】ユーザ指定の届け先に注文商品が到着する
ことをもって、本実施例の動作が終了する。尚、料金後
払いの場合は、商品配達後に決済処理が行われる(ステ
ップS31)。
【0139】尚、設定条件A、設定条件B、設定条件C
の部品の種類・内容等は、本実施例で説明に限定される
ものではなく、ユーザの自由設定とする。
【0140】また、部品パレット表示部Cで、ある一の
部品を選択し、次の部品を選択する際に、その次選択部
品の項目のうち、前選択部品と適合するものには、アイ
コンを点滅させる等によって、情報提供しておく構成で
もよい。
【0141】また、図16に示すように、ユーザは、カ
スタマイズ設計図面のコントロール・ツールバーB等を
用いて、選択部品の形状等をユーザ自ら変更・修正して
もよい。その場合、CAD設計ワークステーション32
のCPU32aは、設計情報DB322に記憶されてい
る変形修正可能範囲データにしたがって、ユーザの変更
・修正が可能であるかの判断を行う。
【0142】また、例えば、写真、イラスト等を用い
て、時計の文字盤をユーザ自らデザインして、それを部
品として組み込んでもよい。
【0143】上記のように、ユーザ自らによるデザイン
設計の場合、その設計に用いられるソフトを、Web上
から、外機器であるソフト提供サーバ(図示なし)から
ダウンロードするか、CD−ROM等の記憶媒体を介し
てユーザ端末2にインストールして、予めオフラインで
デザイン設計を行い、そのデータを、発注するときに送
信することも可能な構成となっている。ここで、ソフト
ウェアは、例えばShockwaveムービー(Mac
romedia社の商標)等であって、同ソフトウェア
がユーザ端末2にプラグインされると、カスタマイズ設
計画面がユーザ端末2の表示部23に表示され、デザイ
ン作成処理が可能な状態となる。
【0144】また、上記のように、既製部品の変更・修
正を行う場合や、不適合部品の変形修正処理を行う場合
に、認証決済サーバ33を介して追加課金処理を行うよ
うにしてもよい。
【0145】[第2の実施の形態]次に、図2〜図17を
参照して、本発明の第2の実施の形態における腕時計デ
ザイン注文販売システム1について詳細に説明する。
【0146】第1の実施の形態において、カスタマイズ
設計注文管理装置3として、WWWサーバ31、CAD
設計ワークステーション32、認証決済サーバ33、生
産管理サーバ34が、LAN5で接続され、一つの装置
として構成されている。第2の実施の形態では、図17
に示すように、WWWサーバ31、CAD設計ワークス
テーション32、認証決済サーバ33は、例えば、製品
メーカに設置され、生産管理サーバ34は、例えば、製
造工場等に設置されて、実際の製造を行う製造装置34
iに直結している一方で、インターネット等の通信回線
4を通じて、WWWサーバ31等と接続されているシス
テムとして説明する。
【0147】尚、第2の実施の形態におけるWWWサー
バ31、CAD設計ワークステーション32、認証決済
サーバ33、及び生産管理サーバ34の内部構成は、第
1の実施の形態において図4で示した、それぞれのサー
バ、及びワークステーションの構成と同様であるので、
詳細な説明を省略し、同一の各部は同一の符号で表す。
【0148】第2の実施の形態では、生産管理サーバ3
4が、製造工場等の実際の受注時計を製造し、完成商品
を梱包して出荷する現場に設置され、直接、製造機器装
置34iとLANで接続されている。製造機器装置34
iは、例えば、コンピュータからなる、部品選択制御装
置344、モジュール組立制御装置345、製品組立制
御装置346、ソフト書込み制御装置347、調整・試
験制御装置348、梱包・出荷制御装置349と、それ
ぞれの制御装置に制御される、工作機械のNCロボット
など、から構成されている。
【0149】また、生産管理サーバ34は、製品メーカ
等に設置され、ユーザ端末2との窓口として時計の設計
処理、受注処理を行うWWWサーバ31、CAD設計ワ
ークステーション32、認証決済サーバ33等と、イン
ターネット等の通信回線網4を介して接続されている。
【0150】次に、第1の実施の形態のフローチャート
である図4を参照して、第2の実施の形態における動作
を説明する。第2の実施の形態の動作は、図4に示した
フローチャートにおけるステップS1~27までの動作
と、ほぼ同様であるが、ステップS28における製造工
程について特徴があるので、この製造工程について詳細
に説明する。
【0151】ステップS27において、受注が決定さ
れ、WWWサーバ31から、注文設計情報が、伝送制御
部31fを介して生産管理サーバ34に送信される。
【0152】受信した生産管理サーバ34は、同情報を
顧客注文DB343に格納する。そして、注文設計情報
と共に、資材・在庫DB342及び組立・製造DB34
3から必要な情報を引き出して、各種制御装置による商
品製造過程の制御を始める。
【0153】まず、部品選択制御装置344は、生産管
理サーバ34の指令に従い、NCロボットを制御して、
部品倉庫等より、必要部品を収集させる。
【0154】次いで、部品選択制御装置344の制御に
よって揃った部品は、モジュール組立制御装置345に
よりNCロボットが駆動され、モジュールに組立られ
る。
【0155】尚、ユーザが設計過程において、そのまま
では適合不可能な部品を選び、その部品の適合修正を希
望した場合や、既製部品の形状等をユーザ自ら変更設計
した場合は、その変更情報が、前記モジュール組立制御
装置345に送られ、同変更情報に基づいて部品の修正
変更処理が行われる。
【0156】次いで、モジュールの組立が完了すると、
製品組立制御装置346が、製品の組立を行うNCロボ
ットを駆動させて、ユーザの注文設計情報に基づき、部
品の組立を行う。
【0157】次いで、ユーザ選択の仕様データを生産管
理サーバ34から送信したソフト書込み制御装置347
は、NCロボットを制御して、ユーザ希望の仕様プログ
ラムソフト347を書込む。
【0158】次いで、調整・試験制御装置348により
駆動制御されたNCロボットによって、組立が完成した
製品の調整・試験が行われる。
【0159】次いで、梱包制御装置349の制御によっ
て、完成製品が梱包され、出荷すべく製品倉庫・配送セ
ンター等に運ばれ、ステップS30と同様にして、運送
会社等によって、ユーザ指定の届け先に配送される。
【0160】[第3の実施の形態]次に、図2〜図18を
参照して本発明の第3の実施の形態における腕時計デザ
イン注文販売システム1について詳細に説明する。
【0161】第3の実施の形態における腕時計デザイン
注文販売システム1の構成は、図18に示すように、W
WWサーバ31、及びCAD設計ワークステーション3
2は、製品メーカ等に設置され、生産受注出荷管理サー
バ35、及び生産出荷管理サーバ36として、それぞれ
部品製造メーカ、及び製品製造工場に設置され、認証決
済サーバ33は、金融決済事業者に設置され、それぞれ
が、インターネット等の通信回線網4を介して接続され
ている構成として説明する。
【0162】尚、第3の実施の形態におけるWWWサー
バ31、CAD設計ワークステーション32、認証決済
サーバ33、及び生産管理サーバ35、36の内部構成
は、第1の実施の形態、及び第2の実施の形態で説明し
たそれらの構成と同様であるので、詳細の説明を省略
し、同一の各部は同一の符号で表す。
【0163】第3の実施の形態では、第1の実施の形
態、及び第2の実施の形態で説明したシステムよりもそ
れぞれのサーバ等が、分散環境に置かれている。特に、
認証決済サーバ33が、金融決済事業者に設置されてい
る。それによって、図6のステップS24において行わ
れる認証・決済処理が、顧客口座管理DB334の情報
等を用いて、直接にかつ即座に、ユーザの認証確認する
ことができるようになっている。
【0164】また、部品製造メーカ、及び製品製造工場
等の、時計のカスタマイズ設計に関わる複数の企業・業
者に、例えば、生産受注出荷管理サーバ35、36のよ
うに設置されている。従って、複数業者に渡る部品等の
受発注及び製造情報が、ネットワーク上で送受信出来、
且つ共有化がされている。
【0165】即ち、例えば、部品に関する形状等の変更
修正が要求された場合には、WWWサーバ31が、その
部品を製造する該当業者に、ネットワークを介して変更
修正情報を送信する。その変更情報を受信した該当業者
の生産受注発注出荷管理サーバ35が、第2の実施の形
態で説明したのと同様にして、製造制御処理を行う。そ
して、その変更修正の完成した部品が、製品製造工場に
運ばれて、生産受注出荷管理サーバ36の制御の下、製
造組立処理が行われる。
【0166】したがって、第3の実施の形態における腕
時計注文販売システム1は、第1及び第2の実施に形態
に示したそれよりも、分業機能が高まり、より広範囲に
わたる一貫型受注生産システムが実現されている。
【0167】尚、上記第1、第2、及び第3の実施の形
態は、一例に過ぎず、適宜変更可能である。即ち、腕時
計のカスタマイズ設計に限定されず、その構成部品の選
択が可能なものであれば、いかなるものものであっても
よい。例えば、対象製品として、携帯電話、モバイルパ
ソコン等でもよい。
【0168】また、ユーザが選択した複数の部品が、適
合しない場合に、それらの部品及びそれに適合する選択
外の部品を用いた全ての組合せ候補を、例えば、設計情
報DB322等を用いてリストアップする。そして、ユ
ーザが、例えば、必須の部品、価格等び条件設定をして
候補を絞り込んでいき、ユーザの希望にあった商品をみ
つけていく方法でもよい。
【0169】このように、腕時計デザイン注文販売シス
テム1は、ユーザ端末2と、腕時計業者等に設置され
た、腕時計のデザイン受注・製造を行うカスタマイズ設
計注文管理装置3とが、通信回線網4を介して接続され
ることにより、ユーザはネット上で腕時計のカスタマイ
ズ設計をすることができ、思い通りの腕時計の製造を注
文することができる。
【0170】また、適性部品以外を選択した場合は、カ
スタマイズ設計注文管理装置3による、適合しない部品
のどちらか一方、若しくは双方の変更・修正が可能であ
り、また、ユーザ自身による、既製部品の形状等の変更
・修正を行うことができるので、カスタマイズ設計にお
けるユーザの選択の幅がとても大きい。
【0171】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、選択手段
により選択された複数の選択部品同士が適合するか否か
が、判別手段により適合部品情報に基づいて判別され、
この判別結果に応じて、選択部品と他の部品との組み合
わせ、または選択部品同士の組み合わせのいずれかが選
定され、この選定された組み合わせにより、選定された
各部品の画像データが合成されて商品デザイン設計図が
商品デザイン設計手段により作成され、この商品デザイ
ン設計手段によって設計された商品デザイン設計図が提
供手段によってユーザに提供されるので、ユーザは取り
あえず好みの部品を自由に選択することが出来る。そし
て判別手段による選択部品同士の適合の判別結果に応じ
た商品デザイン設計が出来る。従って、従来の商品デザ
インシステムに比べてユーザの多様なニーズに応えるこ
とが出来る。
【0172】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、判別手段によって選択部品同士が適合しないと判別
された場合に、選定手段により各選択部品 に適合する
他の部品との組み合わせパターンが所定の条件に基づい
て選定され、選定手段によって選定された組み合わせパ
ターンによる複数の商品デザイン設計図が、商品デザイ
ン設計手段により作成されるので、選択部品同士が適合
しなくとも、選択部品と適合する他の部品との組み合わ
せによる商品デザイン設計図が提供されるので、その中
から最も好みに合うものを選ぶことが出来る。
【0173】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、判別手段によって選択部品同士が適合しないと判別
された場合に、選択部品のうち少なくとも一つについ
て、部品の修正加工をすることにより前記選択部品同士
が適合するか否かが修正判断により修正部品適合情報に
基づいて判断され、修正判断手段によって修正可能であ
ると判断された選択部品の画像データが、商品デザイン
設計手段によって修正され商品デザイン設計図が作成さ
れるので、更に部品選択の組み合わせパターンが増える
こととなって、よりユーザの多様化するニーズに応える
ことが出来る。
【0174】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
3の何れかに記載の発明と同様の効果が得られることは
無論のこと、特に、部品情報には、各部品の単価情報が
含まれ、商品デザイン設計手段によって、デザイン設計
された商品の見積もり金額が、見積もり金額計算手段に
より各部品の単価情報に基づいて計算され、見積もり金
額計算手段によって計算された商品の見積もり金額の情
報が提供手段によって提供されるので、ユーザは商品デ
ザイン設計図と見積もり金額の両方を考慮して商品デザ
インを選ぶことが出来ることなって、商品デザイン選択
の参考とすることが出来る。
【0175】請求項5記載の発明によれば、商品デザイ
ン設計装置と通信回線網を介して接続されるユーザ端末
の部品画像表示手段に表示された商品の構成部品から所
望する部品を複数選択すると、選択された部品同士が適
合するか否かが適合部品情報に基づいて判別され、この
判別結果に応じて選択部品と他の部品との組み合わせ、
又は選択部品同士の組み合わせの何れかが選定され、選
定された各部品の画像データが合成されて商品デザイン
設計図が作成され、作成された商品デザイン設計図がユ
ーザ端末の商品デザイン設計図表示手段に表示されるの
で、通信回線網を介して、従来よりもユーザの多様なニ
ーズに対応した商品デザイン設計を行うことが出来る。
【0176】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、ソフトウェア提供手段により商品デザイン設計を行
うためのソフトウェアがユーザ端末に提供され、ユーザ
端末では、このソフトウェアを実行させることにより商
品デザイン設計が行われるので、いちいち商品デザイン
設計装置を介さずともユーザ端末で商品デザイン設計す
ることが出来る。
【0177】請求項7記載の発明によれば、請求項5又
は6記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこ
と、特に、入力手段によって入力された商品の注文デー
タが、商品デザイン設計装置を介して製造元に送信され
るので、自分でデザイン設計した商品を製造の注文が出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる腕時計デザイン注文販売システ
ムの全体構成を示した図である。
【図2】図1の腕時計デザイン注文販売システムにおけ
るデータの通信経路を示したブロック図である。
【図3】図1の腕時計デザイン注文販売システムのユー
ザ端末、及びカスタマイズ設計注文管理装置の要部構成
を示したブロック図である。
【図4】図1のカスタマイズ設計注文管理装置の内部構
成を詳細に示したブロック図である。
【図5】本発明における腕時計デザイン注文販売システ
ムを説明するためのフローチャートの前半部である。
【図6】図5のフローチャートの後半部である。
【図7】図5のステップS7−2の設計条件Aの設計図
作成処理の動作を詳細に説明したフローチャートであ
る。
【図8】カスタマイズ設計画面の表示例を示した図であ
る。
【図9】図7のカスタマイズ設計画面の機能バーAの内
容説明を示した図である。
【図10】図7のカスタマイズ設計画面のツールコント
ロールバーBの内容を説明した図である。
【図11】(A)は適合部品情報ROMの内容を示す
図、(B)は図7のカスタマイズ設計画面の部品パレッ
トCの詳しい表示例を示した図である。
【図12】図7のカスタマイズ設計画面の設計図表示部
Dの表示例を示した図である。
【図13】図7のカスタマイズ設計画面の選択部品情報
表示部Eの表示例を示した図である。
【図14】図12の設計図表示部Dのモジュール組込に
おける表示例を示した図である。
【図15】選択部品合成処理における、部品変形修正処
理を含んだ設計工程を示した図である。
【図16】ユーザによる部品の変更・修正処理を含んだ
設計工程を示した図である。
【図17】本発明の腕時計デザイン注文システムにおけ
る第2の実施の形態の全体構造を示した図である。
【図18】本発明の腕時計デザイン注文販売システムに
おける第3の実施の形態の全体構想を示した図である。
【符号の説明】
1 腕時計デザイン注文販売システム 2 ユーザ端末 3 カスタマイズ設計注文管理装置 4 通信回線網 23 表示部(表示手段) 24 入力部(選択手段) 31 WWWサーバ 31a CPU(制御手段) 31f 伝送制御装部(提供手段) 32a CAD設計ワークステーション32のCPU
(判別手段、選定手段、修正判断手段) 322 設計情報DB(適合部品情報記憶手段、修正
部品適合情報記憶手段) 322A 適合部品情報ROM 323 部品DB(部品情報記憶手段) 33 生産管理サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 336 G06F 17/60 336

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品を構成する部品を組合せて商品デザイ
    ン設計を行う商品デザイン設計装置であって、 前記部品の画像データを含む部品情報を記憶している部
    品情報記憶手段と、 前記部品中の一の部品と、当該一の部品に対して適合す
    る適合部品に関する適合部品情報とを関連付けて記憶し
    ている適合部品情報記憶手段と、 部品を選択する選択手段と、 この選択手段により選択された複数の選択部品同士が適
    合するか否かを、前記適合部品情報に基づいて判別する
    判別手段と、 この判別手段によって選択部品同士が適合するか否かの
    判別結果に応じて、選択部品と他の部品との組み合わ
    せ、または選択部品同士の組み合わせのいずれかを選定
    し、この選定された組み合わせにより、選定された各部
    品の画像データを合成して商品デザイン設計図を作成す
    る商品デザイン設計手段と、 この商品デザイン設計手段によって設計された商品デザ
    イン設計図をユーザに提供する提供手段と、 を備えていることを特徴とする商品デザイン設計装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の商品デザイン設計装置に
    おいて、 前記判別手段によって選択部品同士が適合しないと判別
    された場合に、各選択部品 に適合する他の部品との組
    み合わせパターンを所定の条件に基づいて選定する選定
    手段を備え、 前記商品デザイン設計手段は、前記選定手段によって選
    定された組み合わせパターンによる複数の商品デザイン
    設計図を作成するように構成されていることを特徴とす
    る商品デザイン設計装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の商品デザイン設計装置に
    おいて、 前記部品中の一の部品と、当該一の部品に対して修正加
    工した場合に適合する修正部品適合候補に関する修正部
    品適合情報とを関連付けて記憶する修正部品適合情報記
    憶手段と、 前記判別手段によって選択部品同士が適合しないと判別
    された場合に、選択部品のうち少なくとも一つについ
    て、部品の修正加工をすることにより前記選択部品同士
    が適合するか否かを前記修正部品適合情報に基づいて判
    断する修正判断手段を備え、 前記商品デザイン設計手段は、前記修正判断手段によっ
    て修正可能であると判断された選択部品の画像データを
    修正して商品デザイン設計図を作成するように構成され
    ていることを特徴とする商品デザイン設計装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載の商品デザ
    イン設計装置において、 前記部品情報には、各部品の単価情報が含まれ、 前記商品デザイン設計手段によって、デザイン設計され
    た商品の見積もり金額を、各部品の前記単価情報に基づ
    いて計算する見積もり金額計算手段を備え、 前記提供手段は、前記見積もり金額計算手段によって計
    算された商品の見積もり金額の情報を提供するように構
    成されていることを特徴とする商品デザイン設計装置。
  5. 【請求項5】 商品を構成する部品を組合せて商品デザ
    イン設計を行う商品デザイン設計装置と、ユーザ端末と
    が通信回線網によって接続され、前記ユーザ端末を介し
    て商品デザイン設計を行う商品デザイン設計システムで
    あって、 前記ユーザ端末は、 前記商品デザイン設計装置から送信された部品の画像を
    表示する部品画像表示手段と、前記部品画像表示手段に
    表示された部品画像から部品を選択するための選択手段
    と、前記選択手段によって選択された選択部品情報を前
    記商品デザイン設計装置に送信する送信手段と、前記商
    品デザイン設計装置から送信された商品デザイン設計図
    を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信され
    た商品デザイン設計図を表示する商品デザイン設計図表
    示手段と、備え、 前記商品デザイン設計装置は、 前記部品の画像データを含む部品情報を記憶している部
    品情報記憶手段と、 前記部品中の一の部品と、当該一の部品に対して適合す
    る適合部品に関する適合部品情報とを関連付けて記憶し
    ている適合部品情報記憶手段と、前記ユーザ端末から送
    信された選択部品情報に基づいて複数の選択部品同士が
    適合するか否かを、前記適合部品情報に基づいて判別す
    る判別手段と、この判別手段によって選択部品同士が適
    合するか否かの判別結果に応じて、選択部品と他の部品
    との組み合わせ、または選択部品同士の組み合わせのい
    ずれかを選定し、この選定された組み合わせにより、選
    定された各部品の画像データを合成して商品デザイン設
    計図を作成する商品デザイン設計手段と、この商品デザ
    イン設計手段によって作成された商品デザイン設計図を
    ユーザに送信する設計図送信手段と、を備えていること
    を特徴とする商品デザイン設計システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の商品デザイン設計システ
    ムにおいて、 前記商品デザイン設計装置は、 商品デザイン設計を行うためのソフトウェアを前記ユー
    ザ端末に提供するソフトウェア提供手段を備え、 前記ユーザ端末は、 前記ソフトウェア提供手段によって提供されたソフトウ
    ェアを受信し、当該ソフトウェアにより商品デザイン設
    計を行うユーザ商品デザイン設計手段を備えていること
    を特徴とする商品デザイン設計システム。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の商品デザイン設計
    システムにおいて、 前記ユーザ端末は、 前記デザイン設計された商品の注文データを入力するた
    めの入力手段と、 前記入力手段によって入力された注文データを、前記商
    品デザイン設計装置に送信する注文データ送信手段と、
    を備え、 前記商品デザイン設計装置は、 前記注文データ送信手段によって送信された注文データ
    に基づいて、商品の注文を受け付ける注文受付手段と、
    前記注文受付手段によって受け付けた商品の商品デザイ
    ン設計図を含む注文データを製造元に送信する発注デー
    タ送信手段とを備えていることを特徴とする商品デザイ
    ン設計システム。
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