JP4483093B2 - 商品デザイン設計装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品を構成する部品を組合せて商品デザイン設計装置およびインターネット等の通信回線網を利用して、業者が提供する部品を、ユーザが組合せて商品デザイン設計を行う商品デザイン設計装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットなどを利用してメーカや販売店等の業者が、ネット上で提供した商品を、ユーザが端末のブラウザ上で注文して購入する、いわゆるネット販売システムが盛んである。
【0003】
このようなネット販売システムの一態様として、特願平10−517396号広報に示されているように、業者側が用意した何種類かのパーツ部品を、ユーザに提供し、ユーザがそのパーツ部品をブラウザ上から選択して組合せたり、一部を自らデザインして、商品の受発注を行うデザイン作成システムが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の商品デザイン作成システムは、業者側が用意した部品をユーザが自由に組合せた結果、その部品の組合せが、商品として不都合な事態を避けるために、ユーザが選択出来る部品が、形状等において、統一されていたり、或いはカテゴリー別に部品が限定されており、その結果として、ユーザの選択の幅が狭められてしまっている。
【0005】
ところで、昨今、例えば、デジタルカメラを搭載した携帯電話や、音楽再生機能を搭載した時計等のように、多数の機能を搭載した商品が多く出ている。それに伴い、ユーザが、各機能ごとのモジュールを複数組合せて、そういった多機能のオリジナル商品をデザイン作成する場合に、形状等が統一された部品を提供するだけでは、画一化された商品となり、ユーザの多種多様なニーズに応えられないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、ユーザの多様なニーズに応えた商品デザイン設計が出来る商品デザイン設計装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、次のような構成を備えている。なお、各構成要素につけた括弧内の用語、数字などは、対応する実施形態の用語、数字などである。
請求項1記載の発明は、例えば、図1〜18図に示すように、
商品を構成する複数の部品を組合せて商品デザイン設計を行う商品デザイン設計装置(カスタマイズ設計注文管理装置3等)であって、
前記複数の部品の画像データを含む部品情報を記憶している部品情報記憶手段(部品DB323等)と、
前記複数の部品中の一の部品と、当該一の部品に対して適合する適合部品に関する適合部品情報とを関連付けて記憶している適合部品情報記憶手段(設計情報DB322等)と、
前記複数の部品の中からユーザにより選択部品として複数の部品が選択されたことに応答してこの選択された複数の選択部品同士が適合するか否かを、前記適合部品情報記憶手段に記憶されている適合部品情報に基づいて判別する判別手段(図5のS7−2;図7のS72−1.S72−2;「0099」CPU31a、(図7のS7−1;「0095」)CPU32a等)と、
この判別手段によって複数の選択部品同士が適合すると判別された場合に、各選択部品の画像データを合成して商品デザイン設計図を作成する商品デザイン設計手段(CAD設計ワークステーション32等;図7のS72−3a;「0100」)と、
この商品デザイン設計手段によって設計された商品デザイン設計図をユーザに提供する提供手段(伝送制御手段31f等;図7のS7−3、図5のS8;「0113」、「0114」)と、
前記複数の部品中の一の部品と、当該一の部品に対して修正加工した場合に適合する修正部品適合候補に関する修正部品適合情報とを関連付けて記憶している修正部品適合情報記憶手段(設計情報DB322等;請求項3)と、
前記判別手段によって複数の選択部品同士が適合しないと判別された場合において、この適合しないと判別された複数の選択部品のうち少なくとも 一の選択部品について 前記修正部品適合情報記憶手段に記憶されている修正部品適合情報に基づいて修正可能か否かを判断する修正判断手段(CPU32a等;図7のS72−4;「0102」;請求項3)とを備え、
前記商品デザイン設計手段は、前記修正判断手段によって修正可能であると判断された選択部品の画像データを修正して商品デザイン設計図を作成する作成手段(CPU32a等;図7のS72−5c;「0103」、「0104」;図7のS72−7c;「0106」、S72−8;「0112」;請求項3)を備えていることを特徴とする。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、複数の部品の中からユーザにより選択部品として複数の部品が選択されたことに応答して、この選択された複数の選択部品同士が適合するか否かを、適合部品情報記憶手段に記憶されている適合部品情報に基づいて判別し、この複数の選択部品同士が適合すると判別された場合に、各選択部品の画像データを合成して商品デザイン設計図を作成し、この設計された商品デザイン設計図をユーザに提供することができる一方で、複数の選択部品同士が適合しないと判別された場合において、この適合しないと判別された複数の選択部品のうち少なくとも 一の選択部品について、修正部品適合情報記憶手段に記憶されている修正部品適合情報に基づいて修正可能か否かを判断することができる。また、修正可能であると判断された選択部品の画像データを修正して商品デザイン設計図を作成することができる。
この結果、ユーザは取りあえず好みの部品を自由に選択することが出来る。そして判別手段による選択部品同士の適合の判別結果に応じた商品デザイン設計が出来る。従って、従来の商品デザインシステムに比べてユーザの多様なニーズに応えることが出来る。
【0009】
ここで、商品は、例えば、時計、携帯電話、モバイルパソコン、関数電卓等の構成部品の選択が可能なものであれば、いかなるものものであってもよい。
【0010】
提供手段は、例えば、画面に表示することによる提供、紙等に印刷することによる提供、Faxによる提供など、商品デザイン設計図面を表現可能な媒体であればどのような手段であってもよい。
商品デザイン設計装置は、いわゆるスタンドアロン型であってもよいし、一部の機能をネットワーク上で分散させた構成のものであってもよい。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施例を、図面を参照して説明する。尚、本実施例では、ユーザ側がデザインする対象を腕時計に特定し、業者側から、ユーザがデザイン設計した腕時計を、製作して販売する、腕時計デザイン注文販売システムとして説明を行う。
[第1の実施の形態]
以下、図1〜図18を参照して本発明の第1の実施の形態における腕時計デザイン注文販売システムについて詳細に説明する。
【0025】
まず構成を説明する。
図1は、本発明に係る腕時計デザイン注文販売システム1の全体構造を示す図である。
図1に示す腕時計デザイン注文販売システム1(商品デザイン設計システム)は、ユーザ側のユーザ端末2と、受注・製造を行う業者側のカスタマイズ設計注文管理装置3(商品デザイン設計装置)とがインターネット等の通信回線網4によって接続されている。
【0026】
インターネット等の通信回線網4を介し、ユーザ端末2とカスタマイズ設計注文管理装置3との間でやり取りされるデータは、図2に示すように、例えば、ユーザがそのユーザ端末2上でデータ処理するためのアプリケーションに必要とされる各機能を提供する、アプリケーション層(HTTP)、トランスポート層(TCP/IP)、ネットワーク層を経て、インターネットに送り出され、そして、業者側のカスタマイズ設計注文管理装置3へ伝送されると、ネットワークインタフェース層(EtherNet/or/PPP)から、前記ネットワーク層、トランスポート層(TCP/IP)を介してアプリケーション層(HTTP)へと伝送され、アプリケーションソフト上等で実際のシステムが実行する。
【0027】
ユーザ端末2は、図3で示すように、例えばパーソナルコンピューター等を指し、CPU21、RAM22、表示部23、入力部24、印刷部25、伝送制御部26、記憶部27及び記憶媒体28により構成され、記憶媒体28を除く各部はバス29により接続されている。
【0028】
CPU21は、記憶部27に格納されたプログラムやWWWブラウザ等を読み出してRAM22へのデータの一時的な格納を行い、各部の制御、データの転送、種々の演算を行う。
【0029】
RAM22は、CPU21により実行される各種処理において、プログラムやデータ等の一時的に記憶する記憶領域、入力指示と入力データとによって処理される作業領域などを形成する。
【0030】
表示部23は、例えば、CRTやLCD等により構成され、CPU21から入力される各種表示データや画像を表示する。
【0031】
入力部24は、選択手段として機能し、例えば、マウス、キーボード及びスキャナー等を備え、表示部23の画面に表示された指定情報を選択して指定したり、あるいは所望する指定情報や画像を入力することができる。
【0032】
印刷部25は、CPU21から出力された印刷データや画像を印刷する。
【0033】
伝送制御部26は、モデム、ターミナルアダプタ、あるいはルーター等によって構成され、電話回線、ISDN回線、あるいは専用線等の通信回線を介して外部機器との通信を行うための制御を行う。
【0034】
記憶部27は、プログラムやデータ等が予め記憶されている記憶媒体28を有しており、この記憶媒体28は磁気的、光学的記憶媒体、もしくは半導体メモリで構成されている。この記憶媒体28は、記憶装置に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものであり、この記憶媒体28は、当該ユーザ端末2に対応するWWWブラウザ等の各種アプリケーションプログラム、各処理プログラム、及び同処理プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0035】
また、記憶媒体28に記憶するプログラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやクライアント等の他の機器からネットワーク回線4等の伝送媒体を介して伝送制御部26から受信して記憶する構成にしてもよく、さらに、記憶媒体28はネットワーク上に構築されたサーバの記憶媒体であってもよい。
【0036】
メーカ側のカスタマイズ設計注文管理装置3は、図3で示すように、例えば、WWWサーバ31、CAD設計ワークステーション32、認証決済サーバ33、生産管理サーバ34等から構成されている。
そして、それぞれのサーバは、LAN5(Local Area Network)により接続されている。また、インターネット等の外部の通信ネットワークと、上記LAN5との境にはファイアウォール6が設けてあり、外部からの不正侵入を防いでいる。
【0037】
WWWサーバ31は、ユーザ端末2との間で直接データのやり取りを行う装置であって、ユーザ端末2から要求された命令情報に基づいて各データベースから必要なデータを取得して、HTML変換し、このHTML変換されたデータをユーザ端末2に送信する装置である。
【0038】
具体的に、WWWサーバ31は、図2に示すようにCGI(Common Gateway Interface)31iを備えている。そして、ユーザがURL等を要求した場合に、後述のCPU31aが、同CGI31iを介して、CGIプログラム311b(後述)を実行する。そして、このCGIプログラム311bによって、他のサーバ等に格納されている外部プログラムが実行されて、例えば、データベースの検索等といった目的処理が、該当サーバ等のCPU制御の下、行われる。そして、WWWサーバ31は、その処理結果を、HTML変換した後、ユーザ端末2に送信して、WWWブラウザにより表示部23に表示させる。そうして、ユーザ端末2とカスタマイズ設計注文管理装置3との間で対話的な機能が実現されている。
【0039】
また、前記WWWサーバ31は、カスタマイズ設計注文管理装置3全体の各種サーバやワークステーション等の動作を制御する。そして、内部に、例えば、図4に示すように、CPU31a、RAM31b、表示部31c、入力部31d、出力部31e、伝送制御部31f、記憶部31g及び記憶媒体31h等を備えている。
【0040】
CPU31aは、記憶部31gに格納されたプログラムを読み出して各部の制御やデータの転送、種々の演算、RAM31bへのデータの一時的な格納等を行う。
【0041】
また、CPU31aは、ユーザ端末2からのURL要求に応じて、CGIプログラム311bを実行する。すると、そのCGIプログラム311bにより、各種サーバやワークステーションに格納されている各種外部プログラムが実行され、そのプログラムに従って、各々のサーバのCPUが、同じく備えられた各種データベース(後述)中の情報を検索し、該当情報をWWWサーバ31に送信する動作、等の制御を行う。そして、WWWサーバ31のCPU31aは、受信した情報をHTML変換し、伝送制御部31fを介してユーザ端末2に送信する。
【0042】
また、WWWサーバ31のCPU31aは、カスタマイズ設計注文管理装置3の情報更新処理等の管理を行う。例えば、定期的に生産管理サーバ34の記憶部34gに格納されている資材・在庫DB342に部品の在庫情報を問い合わせ、在庫の有無に関する最新情報をホームページ上でユーザに提示するように情報の更新を行う。
【0043】
RAM31bは、CPU31aにより実行される各種処理において、プログラムやデータ等の一時的な格納領域を形成する。
【0044】
表示部31cは、例えば、CRT、LCD等により構成され、CPU31aによる表示制御に従い画面上に各種データ等を表示する。
【0045】
入力部31dは、例えば、マウスやキーボード等で構成され、情報更新等のための情報入力手段として用いられる。
出力部31eは、例えば、印刷機等で構成され、ユーザの注文情報をプリントアウトする等の処理を行う。
【0046】
伝送制御部31fは、LAN、WAN(Wide Area Network)、あるいはインターネット等の各種ネットワークに接続された伝送媒体に接続可能なインタフェースである。ここで、伝送媒体とは、電話回線や対金属線や同軸ケーブル、光ファイバーケーブル等により構成され、各種装置と接続されることにより上記ネットワークを形成するものである。伝送制御部31fは、モデム(MODEM:Modulator/DEModulator)、ターミナルアダプタ(TA:Terminal Adapter)、または、ルーター等によって、構成され、電話回線、ISDN回線、或いは専用線等の通信回線を介して外部機器との通信を行うための制御を行う。
【0047】
記憶部31gは、プログラムやデータ等が予め記憶されている記憶媒体31hを有しており、この記憶媒体31hは、磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記憶媒体31hは記憶装置に固定的に設けたもの、若しくは、着脱自在に装着するものである。また、この記憶媒体31hには、本発明の処理に必要なHTMLに関するシステムプログラム(図示なし)、それぞれの処理に対応するアプリケーションソフト311a等、及び各処理プログラムで処理された結果等を記憶する。
【0048】
また、この記憶媒体31hに記憶するプログラム、データ等は、通信回線等を介して接続された他の機器から受信して記憶する構成にしてもよく、更に、通信回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体31hを備えた記憶装置を設け、この記憶媒体31hに記憶されているプログラム、データを、通信回線を介して使用する構成にしてもよい。
【0049】
具体的に、記憶部31gまたは記憶媒体31hに格納されているものとして、システムプログラムDB311、HTML文書DB312等がある。
【0050】
システムプログラムDB311は、本発明の腕時計カスタマイズ設計販売システム1の動作を実行するための各種プログラムを格納しているデータベースであって、前記システムプログラム(図示なし)のほか、各種動作に必要な各種アプリケーションソフト311a、CGIプログラム311b、データベース管理プログラム311c等を格納している。
【0051】
特に、CGIプログラム311bは、ホームページ上で、外的プログラムを実行するためのものであって、具体的に、CAD設計ワークステーション32の記憶部32g(後述)、認証決済サーバ33、及び生産管理サーバ34等に格納されている、後述の例えば、設計ソフト321a、データベース管理プログラム311c、認証決済ソフト331等を実行させるのに用いられる。そしてそれらのプログラムは、例えば、SQL等を用いて、同じく同サーバ等に格納されているデータベースにアクセスして該当情報を引き出す処理等が実行可能にプログラミングされている。
【0052】
データベース管理プログラム311cは、例えば、RDBMS(Relational Database Management System)等が用いられ、SQL(Structured Query Language)等を介して、CAD設計ワークステーション32、認証決済サーバ33、生産管理サーバ34等に格納されている各種データベース、例えば、設計情報DB322等のリレーショナルデータベースを操作するためのプログラムである。
【0053】
CAD設計ワークステーション32は、汎用のコンピュータ等からなり、ユーザ端末2から、WWWサーバ31を介して指示された時計のカスタマイズ設計における部品の組合せ等の設計処理を実行する装置である。
そして、内部構成は、CPU32a、RAM32b、表示部32c、入力部32d、出力部32e、伝送制御部32f、記憶部32g、及び記憶媒体32hである。それらの機能は、WWWサーバ31のそれとほぼ同様であるので、詳しい説明は省略し、特徴的な部分についてのみ説明する。
【0054】
特にCPU32aは、全体システムの管理を担うWWWサーバ31によって起動されるCGIプログラム311bに従って、時計カスタマイズ設計に関する動作の制御を行う。
【0055】
CPU32aは、WWWサーバ31のCPU31aが起動したCGIプログラム311bによって実行された設計ソフト321に従って、設計処理を制御したり、同じくWWWサーバ31のCPU31aが制御するデータベース管理プログラム311cに従って、SQL、RDBMS等を用いて設計情報DB322、部品DB323の情報検索等の動作を制御する。そして、その処理結果を、伝送制御部32fを介してWWWサーバ31に送信する。
【0056】
具体的に、CPU32aは、ユーザ選択の部品に対応する情報を設計情報DB322及び部品DB323等から引出してその情報に基づき、設計ソフト321のプログラムに従って、画像合成処理、不適合部品の変形修正処理、ユーザによる部品形状変更処理における、可否判断や、実行の制御等を行う。
【0057】
また、記憶部32g若しくは記憶媒体32hに、設計ソフト321、設計情報DB322、部品DB323、ユーザ設計DB324等を備えている。
【0058】
設計ソフト321は、CPU32aの制御下で、ユーザ端末2の表示部23の画面上において、ユーザが選択した部品等を組合せて時計のカスタマイズ設計を行うための、CADを用いたアプリケーションソフトウェアである。具体的に、設計情報DB322、部品DB323に格納されている情報を用いて、選択された部品の画像合成処理等の時計カスタマイズにおける設計処理がプログラミングされている。
【0059】
また、設計ソフト321は、ユーザが選択した部品で設計された時計の見積書作成処理もプログラムされている。具体的に、ユーザの部品選択情報を受け、部品DB323に記憶されている部品単価を合計して見積り金額を算出して見積書に書き込む処理である。そして、部品が選択し直される度に見積もり金額も更新され、更新された見積り金額をユーザ端末2の表示部23に表示させるようになっている。
【0060】
また、設計ソフト321は、WWWサーバ31の前記CGIプログラム311bによって実行されるプログラムであって、ユーザの選択部品情報を受け、CAD設計がオンラインで実行されて、合成された設計図をユーザ端末2に送信するために用いられる。尚、設計ソフト321が、通信回線を介したWeb画面から、外の機器である、ソフト提供サーバ(図示省略)によってダウンロードされることによって、若しくは、記憶媒体等を介して、ユーザ端末2にインストールされ、腕時計のカスタマイズ設計の全部或いは一部をユーザ端末2上で行うようにしてもよい。
【0061】
設計情報DB322は、ユーザが、時計部品のカスタマイズ設計を行うための設計基礎データを記憶しているデータベースである。
具体的には、例えば、CADの設計ソフト321によって、ユーザ選択の部品と部品との画像が、合成設計される際の合成情報を記憶している。また、ユーザが、ある一の部品を選択した場合、CAD設計ワークステーション32のCPU32aは、その部品と部品とが適合し得るか否かの判断を行うが、その判断基準となる部品と部品の適合情報を記憶している。即ち、設計情報DB322は、ある一の部品ごとに、それに適合しうる他の部品を関連付けて記憶した適合部品情報を記憶している。
例えば、図11(B)に示すように、側ケースK1〜K6とモジュールM1〜M6とは、互いに、外観形状等において適合する部品同士である。
すなわち、外径方向に突出するセンサー部K1a、K2a、K3aをそれぞれ備えた全体が丸形形状の側ケースK1〜K3と、同じく外径方向に突出するセンサー部M1a(図14参照)、M2a、M3aをそれぞれ備えた全体が丸形形状のモジュールM1〜M3とは、互いに、外観形状等において適合する部品同士であり、また、バンド取付部Bを除く全体が丸形形状の側ケースK4と、同じく全体が丸形形状のモジュールM4とは、互いに、外観形状等において適合する部品同士であり、また、バンド取付部Bを除く全体が八角形形状の側ケースK5と、同じく全体が八角形形状のモジュールM5とは、互いに、外観形状等において適合する部品同士であり、また、バンド取付部を除く全体が長方形形状の側ケースK6と、同じく全体が長方形形形状のモジュールM6とは、互いに、外観形状等において適合する部品同士である。
図11(A)は、このように、互いに、外観形状等において適合する部品同士であることを示すための適合部品情報が、設計情報DB322内の適合不適合情報ROM322Aに記憶されている。なお、外観形状等において、互い適合しない不適合な部品同士であることを示すための不適合部品情報も、設計情報DB322内の適合不適合情報ROM322Aに記憶されている。
具体的には、例えば、バンド取付部Bを除く全体が丸形形状の側ケースK4と、同じく全体が丸形形状のモジュールM4とは、互いに、外観形状等において適合する部品同士であるので、適合部品情報として、数値の「1」が記憶されており、
逆に、外径方向に突出するセンサー部K1a、K2a、K3aをそれぞれ備えた全体が丸形形状の側ケースK1〜K3と、センサー部を持たない形状のモジュールM4〜M6とは、互いに、外観形状等において適合しない不適合な部品同士であるので、不適合部品情報として、数値の「0」が記憶されている。
【0062】
さらに、設計情報DB322は、部品の変形修正に関する情報も記憶している。たとえば、ユーザにより適合し得ない2つの部品が選択された場合、その2つの部品のどちらか若しくは双方の変形修正可否判断をCPU32aが行うが、その際に判断基準となる、変形修正に関する情報を部品ごとに、記憶している。
例えば、図11(B)に示すように、側ケースK4とモジュールM1とは、互いに、外観形状等において適合しない部品同士である。すなわち、モジュールM1には、外径方向に突出するセンサー部M1aを備えているが、これに対して側ケースK4には、センサー部M1aに対応した突出部分が存在していない。このため、側ケースK4とモジュールM1とが使用者により選択された場合には、これら部品同士を適合させるために他の変形部品を指定するための変形修正に関する情報が設計情報DB322に記憶されている。
また、前記変形修正可能範囲情報は、例えば、ユーザが部品の形状等を自ら変更修正する際に、CPU32aがその可否判断を行う際の判断基準情報にもなる。
【0063】
部品DB323は、時計のカスタマイズに用いられる部品の情報、画像等の部品デジタル情報を記憶しているデータベースである。
具体的に部品の情報とは、品番、サイズ、カラー、価格等である。
【0064】
ユーザ設計DB324は、ユーザの選択によりカスタマイズ設計され、注文された時計の設計データを記憶しているデータベースで、実際に製造する際の設計情報を、例えば、生産管理サーバ34に提供するために用いられる。また、ユーザ設計DB324は、発注した顧客の個人情報をも含む。
【0065】
認証決済サーバ33は、オンライン設計後、実際の商品の受注処理において、ユーザの認証処理及び決済処理を行う装置である。内部に、CPU33a、RAM33b、表示部33c、入力部33d、出力部33e、伝送制御部33f、記憶部33g、記憶媒体33h等を備え、記憶媒体33hを除いて、それぞれバスを介してCPU33aと接続されている。
また、それぞれの機能は、WWWサーバ31のそれとほぼ同じであるので詳説は省き、特徴的な部分についてのみ説明する。
【0066】
特に、CPU33aは、WWWサーバ31のCGIプログラム311bによって実行される、後述の認証決済ソフト331のプログラムに従って、認証処理、及び課金決算処理を制御する。
【0067】
認証処理において、具体的に、CPU33aは、認証決済ソフト331に従って、ユーザによって入力された情報を、個人認証DB332の情報に問い合わせ、正しいか否かを判断し、本人であると確認できた場合には、ユーザ要求の情報をユーザ端末2に送信し、確認できない場合は、個人認証が失敗した旨を、ユーザ端末2に表示させる。
【0068】
また、記憶部33g若しくは記憶媒体33hは、特に、認証決済ソフト331、個人認証DB332及び課金決済DB333を格納している。
【0069】
認証決済ソフト331は、本発明における認証処理及び課金決済処理の動作をプログラミングしたソフトウェアである。
具体的に、認証決済ソフト331は、WWWサーバ31のCGIプログラム311bによって起動されるプログラムであって、認証決済サーバ33のCPU33aの制御下で動作する。
【0070】
また、認証決済ソフト331には、例えば、暗号通信プロトコルのSSL(Secure Sockets Layer)や、クレジットカード決済を安全に処理するためのプロトコルである、SET(Secure Electronic Transactions)等を用いて、ユーザ端末2のWWWブラウザに入力された、ユーザ認証、及び決済情報のデータ暗号化を行い、同暗号化情報をWWWサーバ31に送信する電子商取引の仕組みもプログラムされている。
【0071】
更に、同認証決済ソフト331は、前述のSQLやRDBMSを用いて、個人認証DB332や課金決済DB333に格納されているデータ等を検索し読み出す動作もプログラムされている。
【0072】
個人認証DB332は、ネットワーク経由でコンピュータにアクセスしてくるユーザが登録済みか否かを確認するのに用いられる、ユーザの名前やパスワードなどを一括管理するデータベースである。
【0073】
課金決済DB333は、注文された時計の課金決済処理に用いられる課金決済のデータを記憶し、管理するデータベースである。
具体的に、クレジットカード決済、銀行振替、代引き、電子決済等の決済種類の決済データやその種類に応じた入力画面データ等が記憶されている。
【0074】
生産管理サーバ34は、CAD設計ワークステーション32でカスタマイズ設計され、記憶部34gの顧客注文DB343に格納されている受注時計データに基づき、実際の生産工程を管理、制御する装置であって、工場等の製造現場のNC工作機等に接続されており、製造に関する指示を送る。
【0075】
生産管理サーバ34は内部に、CPU34a、RAM34b、表示部34c、入力部34d、出力部34e、伝送制御部34f、記憶部34g、及び記憶媒体34h等を備え、記憶媒体34hを除いて、それぞれバスを介してCPU34aと接続されており、それぞれの機能は、WWWサーバ31のそれとほぼ同様である。従って、詳細な説明は省略し、特徴的な部分についてのみ説明する。
【0076】
特に、CPU34aは、WWWサーバ31のCPU31aからの要求に従い、生産工程の制御を行う。具体的に、WWWサーバ31から送信された受注データに基づき、デザイン指示、製造指示をNC工作機等に送信する。また、生産のみならず、梱包、配送手配処理の制御をも行う。
【0077】
また、記憶部34g、又は記憶媒体34hには、資材・在庫DB341、組立・製造DB342、顧客注文DB343が格納されている。
【0078】
資材・在庫DB341は、部品の在庫状況を管理するデータベースであって、部品の情報と対応付けられて、その在庫情報が記憶されている。
【0079】
組立・製造DB342は、実際の部品で、商品を組立て、製造するための基礎情報を記憶し管理するデータベースであって、WWWサーバ31から送信される受注時計の設計データに対応した、組立及び製造情報が、CPU34aがよって引き出されて用いられる。
【0080】
顧客注文DB343は、顧客が注文した時計の設計データ、及び商品完成後に、配送するための個人情報等を記憶、管理するデータベースである。
【0081】
次に、本実施例の動作を図5〜図7に示すフローチャートに沿って説明する。最初に、ユーザ端末2が、インターネット等の通信回線網4を介して、業者側のカスタマイズ設計注文管理装置3に接続されると、WWWサーバ31のCPU31aは、記憶部31gから所定のプログラムを読み出し、それに従って、各種処理を実行する。
【0082】
まず、ユーザ端末2のCPU21は、業者が公開している腕時計のカスタマイズ設計のホームページを呼び出すためのURLをカスタマイズ設計注文管理装置3に送信する(ステップS1)。
【0083】
すると、カスタマイズ設計注文管理装置3のWWWサーバ31は、上記URLを受信し(ステップS2)、WWWサーバ31のCPU31aの制御の下、ユーザ端末2に、注文設計メニュー画面のHTML文書を送信する(ステップS3)。
【0084】
そして、ユーザ端末2の表示部23に、例えば図8に示すような部品の選択、及び設計を行うためのカスタマイズ設計画面が表示される(ステップS4)。
【0085】
図8に示すカスタマイズ設計画面は、画面上部に機能メニューAと、コントロール・ツールバーB、画面中央部左側に部品のパレット表示部C、画面中央部右側に設計図表示部D、画面下側には、ユーザ選択部品の情報表示部Eなどにより構成されている。
【0086】
画面上部の機能メニューAは、図9に示すような構成になっており、ユーザが設計を行う際において、例えば、「ファイルを開く」といったコマンドを実行したり、画面中央部右側の設計図表示部Dに表示される図の種類を、「投影図」に変更するといったコマンドの選択を行う場合に用いられる。そして、選択したコマンドの実行結果は、設計図表示部Dに表示される。
【0087】
機能メニューAの下側のコントロール・ツールバーBは、例えば、図10に示すような構成になっており、ユーザが設計をする際のツール選択に用いられる。
【0088】
具体的に、例えば、「回転ツール」を用いて、設計図表示部Dに表示される図を回転させたり、他のツールを用いて、選択部品の形状を変更する場合等に用いる。
【0089】
部品パレット表示部Cには、図11(B)に示すように、部品項目名をクリックすると、その下に、該当部品項目の部品が画像と共に表示される。そして、その部品をマウスのクリック等を用いて指定すると、その部品が設計図表示部Dに表示されるようになっている。 尚、在庫切れの部品には、その旨が表示される。
【0090】
また、設計図表示部Dには、ユーザが選択した部品の合成画像及びユーザの選択コマンドの実行結果などが表示される。例えば、機能バーAのコマンド選択に従って、図12に示すように、正面設計図D1、平面設計図D2、側面設計図D3、組立画像図D4のようにさまざまな種類の設計図の表示がされるようになっている。
【0091】
選択部品の情報表示部Eは、図13に示すように、ユーザが選択した部品に関するデータが表示される。例えば、その部品名、規格・仕様、単価、見積り総額等の項目である。尚、これら項目は、ユーザが部品を選択し直す度にその表示内容が更新されるようになっている。
【0092】
上記の様に構成されたカスタマイズ設計画面上にて、ユーザは、その入力部24を用いて、まず、設計条件Aとして、例えば、外装ケース、ベルト、モジュールといった組込部品を選択・指定する(ステップS5)。
【0093】
ここで、上記モジュールは、例えば、計時機能の他、圧力計測機能をもつモジュール、温度計測機能をもつモジュール、音楽再生機能をもつモジュール、携帯電話機能をもつモジュール、ゲーム機能をもつモジュール、データバンク機能をもつモジュール、テレビ・ラジオ機能をもつモジュール等である。
【0094】
ステップS5の設計条件Aの入力データは、ユーザ端末2の伝送制御部26を介してWWWサーバ31に送信され、それを受信したWWWサーバ31のCPU31aは、CGI31iによって、設計条件Aの動作を行うためのCGIプログラム311bを起動させる(ステップS6)。
【0095】
次いで、CGIプログラム311iが起動して、上記ユーザ入力データの入力処理が行われる(ステップS7−1)。
【0096】
次いで、上記入力データに応じて、データベース管理プログラム311cの例えば、RDBMSやCAD設計ワークステーション32の設計ソフト321が起動され、データベース管理プログラム311cや設計ソフト321に従って、CAD設計ワークステーション32のCPU32aが、SQL等を用いたDB検索処理や、設計処理を制御する。
【0097】
すなわち、CPU32aは、設計ソフト321等に従って、ユーザが設計条件Aとして選択した部品らを部品DB323から検索する。そして、設計情報DB322の設計情報に基づいて、その部品の画像合成処理を行うと共に、部品の単価を合計して見積り金額を演算する演算処理等を行って、新しい設計図を作成する(ステップS7−2)。その詳細な説明を図7に沿って行う。
【0098】
ステップS7−1における、ユーザ選択部品の入力処理に次いで、CPU32aは、同ユーザ選択部品に対応する部品情報、設計情報、適合情報を、例えば、RDBMSや設計ソフト321に従って、設計情報DB322、部品DB323に問い合わせて引き出す(ステップS72−1)。
【0099】
次いで、CPU32aは、ステップS72−1で得た部品情報、部品適合情報、部品不適合情報(図11(A)を参照)に基づいて、ユーザにより選択された部品同士が適合しているか否かの判断を行う(ステップS72−2)。
【0100】
そして、CPU32aは、ユーザにより選択された各部品、例えば、外装ケースとモジュールとケースとが、部品適合情報の「1」に従って、全て適合しうると判断した場合、すなわち、(ステップS72−2:Yes)、ステップS72−3aに移行する。
すなわち、複数の部品のなかから、ユーザが、外装ケースとして、外装ケースK4(15−1a)を、他方、モジュールとして、モジュールM4を選択した場合、これらの部品は、互いに、外観形状等において適合する部品同士であり、設計情報DB322内の適合部品情報ROM322Aに記憶されている適合部品情報の「1」に従って、適合部品同士であると判断されるため、これらの場合は、(ステップS72−2:Yes)、ステップS72−3aに移行することとなる。
このステップS72−3aに移行後、更に、ステップS72−1で引き出した設計情報に基づいて、画像合成処理と、見積り金額の演算処理とを行って、設計画面を作成した後、ステップS7−3に移行する。
【0101】
一方、ユーザ選択の部品が、部品不適合情報の「0」に従って、適合し得ない場合(ステップS72−2:No)、CPU32aは、適合し得ない部品のうち、どれが優先部品であるかの選択を促す優先順位選択画面データを、WWWサーバ31を介し、ユーザ端末2に送信する。すると、当該優先順位選択画面が表示部23に表示される。そして、ユーザは、適合不可能な部品のうち、どれを優先するかを、入力部24を用いて決定する(ステップS72−3b)。
【0102】
次いで、選択部品の優先順位情報を、WWWサーバ31を介して受信したCAD設計ワークステーション32のCPU32aは、優先順位1位および2位の部品を合成設計する場合に、どちらか若しくは双方の部品の変形修正が可能であるか否かの判断を、設計情報DB322に記憶されている変形修正可能範囲情報に基づき行う(ステップS72−4)。
【0103】
そして、変形修正が可能であると判断した場合(ステップS72−4:Yes)、CPU32aは、変形修正パターンの表示及びパターン選択を行う画面データを作成し、WWWサーバ31を介してユーザ端末2に送信する。そして、ユーザ端末2の表示部23に、当該変形修正パターン表示及びパターン選択画面が表示される(ステップS72−3a)。
【0104】
具体的に、図15に示すように、複数の部品のなかから、ユーザが選択した部品が、例えば、外装ケースが「外装ケース15−1a」であり、モジュールが「モジュール15−1b」である場合、これらの部品は、互いに、外観形状等において適合する部品同士でないことが、設計情報DB322に記憶されている適合部品情報に従って判断されるため、これら不適合部品同士の場合は、設計情報DB322内の適合部品情報ROM322Aに記憶されている不適合部品情報の「0」と判断された後に、これら部品同士を適合させるために他の変形部品が指定される。
例えば、センサー部K1aを備えている丸形形状のモジュール15−1bにあわせた、センサー部K7aを備えている丸形形状の外装ケースの変形修正パターン15‐1cが部品DB323内で指定される。これにより、モジュール15−1bにあわせて外装ケースを変形した場合における、変形外装ケース(15−1c)と、当該モジュール(15−1b)と、を合成した参考の設計図面15−1dが作成される。
または、外装ケース15−1aに合わせたモジュールの変形修正パターン(図示なし)が指定される。これにより、図示しないが、外装ケース15−1aと、それにあわせた変形モジュールの合成設計図もユーザに提示される。
尚、上記参考合成設計図には、他の装飾部品等(15−2a)を付加した参考設計図(15−2b)が提示されてもよい。
【0105】
次いでユーザは、上記のような部品の変形修正パターンをみて、入力部24を用いて、変形修正する部品を選択する。例えば、図15の例に従えば、外装ケースとモジュールのどちらを変形修正するかを選択する(ステップS72−6c)。
【0106】
ユーザの変形修正部品の選択情報を受信したCAD設計ワークステーション32のCPU32aは、同情報に従って修正設計処理を行って、ユーザに確認する画面を作成する。そして、同確認画面はWWWサーバ31によってHTML文書化されて、ユーザ端末2に送信される(ステップS72−7c)。
【0107】
そしてユーザが、部品の変形修正の確認を行い、部品の変形修正を決定する場合(ステップS72−7c:Yes)は、ステップS72−8に進み、設計条件Aの他の部品を含めた合成設計処理、価格演算処理が、CPU32aによって行われる。
【0108】
一方、ユーザが、部品の変形修正をやり直す場合(ステップS72−7c:No)は、ステップS72−3bに移行する。
【0109】
また、ステップS72−4において、ユーザ選択の優先順位1位、2位部品の変形修正が不可能である場合(ステップS72−4:No)、CPU32aは、設計情報DB322の適合情報に基づき優先順位1位、2位それぞれの部品に適合する、他の適合部品を表した一覧表を、WWWサーバ31を介してユーザ端末2に送信し(ステップS72−5d)、送信された一覧表は表示部23に表示される。
【0110】
具体的に、例えば、優先1位、2位部品が外装ケースと、モジュールである場合、カスタマイズ設計画面の設計図表示部Dに、優先部品の外装ケースに適合する、選択外のモジュールの一覧情報が表示され、それと並行して、もう一方の優先部品であるモジュールに適合する選択外の外装ケースの一覧情報が表示されるので、ユーザは、それらを比較して、優先部品である外装ケースとモジュールのうち、どちらかを妥協して選択部品の変更を行う(ステップS72−6d)。
【0111】
次いで、ユーザは、ステップS72‐6dで決定した部品以外の残りの部品を、部品パレット表示部Cを用いて任意で変更するなどして、全ての部品の選択を完了させる(ステップS72−d)。
【0112】
設計条件Aの全部品選択情報を受けたCPU32aは、設計情報DB322、及び部品DB323の情報を用いて、画像合成処理、及び見積り金額の演算処理を行って、本設計図作成処理を終了し(ステップS72−8)、再び図5に示すステップS7−3に移行する。
【0113】
ステップS7−3において、CPU32aは、上記の設計条件Aの設計図面、及び見積り金額情報、及び次にユーザが選択する項目である、設定条件Bのデータを部品DB323等から取得して、CAD設計ワークステーション32の伝送制御部32fを介してWWWサーバ31に転送する。
【0114】
次いで、設計条件A及び設計条件Bのデータを受信したWWWサーバ31のCPU31aは、当該データをHTML文書化してユーザ端末2に送信する(ステップS8)。
【0115】
次いで、ユーザ端末2のCPU21は、受信した設計条件A及び設計条件Bのデータのうち、設計図面をカスタマイズ設計画面上の設計図表示部Dに更新表示し、見積り金額情報を選択部品情報表示部Eに更新表示する共に、部品パレット表示部Cに設計条件Bのデータを更新表示する(ステップS9)。
【0116】
次いで、ユーザは、パレット表示部Cに表示された設計条件Bから、入力部24を用いて、例えば、色・柄・デザイン・文字盤の印刷・刻印等の選択・指定を行う(ステップS10)。
【0117】
すると、ユーザによって選択・指定された設計条件BのデータがWWWサーバ31に送信され、当該データを受信したWWWサーバ31のCPU31aは、該当CGIプログラム311bを起動する(ステップS11)。
【0118】
次いで、ステップS7と同様に、設計ソフト321、データベース管理プログラム311c等が起動され、それらに従ってCAD設計ワークステーション32のCPU32aが、DB検索処理、部品の合成処理、演算処理、適性部品判断処理等の設計図作成処理を行う。そして、その処理結果が、WWWサーバ31に転送されると共に、ユーザ設計DBに格納される(ステップS12)。
【0119】
そして、WWWサーバ31のCPU31aは、受信した検索結果や、設計図表示部D、更新価格等の部品情報表示部Eの更新情報及び、設計条件Cデータ等をHTML文書化して、ユーザ端末2に送信する(ステップS13)。
【0120】
設計条件Cデータ等を受信したユーザ端末2のCPU21は、ステップS7と同様に、設計図表示部D、選択部品情報表示部Eの更新を行って、新しい情報を表示する(ステップS14)。
【0121】
次いで、ユーザは、入力部24を用いて、部品パレット表示部Cに表示された、例えば、時計の組込仕様・ソフトといった項目の設計条件Cの選択・指定を行う(ステップS15)。
【0122】
次いで、ユーザ選択の設計条件Cのデータが、伝送制御部26から、WWWサーバ31に送信され、受信したWWWサーバ31のCPU31aは、該当CGIプログラム311bを起動する(ステップS16)。
【0123】
そして、ステップS7と同様に、設計ソフト321等が起動され、CPU32aが、最終処理となる設計図画面データ、見積もり画面データを作成し(ステップS17)、WWWサーバ31から、その伝送制御部31fを介して、新しい設計図画面データ、及び見積もり画面データがユーザ端末2に送信される(ステップS18)。
【0124】
新しい設計図画面データ、及び見積もり画面データを受信したユーザ端末2のCPU21は、ステップS7又はステップS11と同様にして設計図表示部D及び見積もり表示部Eの表示データを更新する(ステップS19)。
【0125】
次いで、ユーザは、入力部24を用いて、完成した設計図面、仕様、金額でよいかどうかの判断結果を入力する(ステップS20)。そして、設計処理のやり直しを選択した場合(ステップS20:NO)、ステップS5の工程に戻り、設計図、仕様、金額に納得した場合(ステップS20:YES)、次画面が表示部23に表示される。
【0126】
次画面で、価格・納期・条件等の確認が行なわれ、次いで、注文申込書が表示部23に表示される。そして、ユーザは入力部24を用いて、必要事項を入力して、WWWサーバ31に送信する(ステップS21)。
【0127】
注文申込書の必要事項とは、例えば、氏名、住所、連絡先、商品配送先等の個人情報や、その商品の決済方法情報等である。決済方法として、クレジットカード決済の場合はクレジットカード番号が入力され、銀行振替の場合は、口座名等が入力される。
【0128】
また、ユーザ端末2から、上記注文申込書がWWWサーバ31に送信される際に、機密性が要求される情報は、SSLやSET等を用いて暗号化されて送信される。
【0129】
必要事項に関するデータを受信したWWWサーバ31のCPU31aは、受注・認証のCGIプログラム311bを起動して、それによって、認証決済サーバ33の認証決済ソフト331が実行される(ステップS22)。
【0130】
そして、認証決済ソフト331に基づいて、認証決済サーバ33のCPU33aは、暗号通信用プロトコルを用いて、暗号化された個人データを個人認証DB332に送信して記憶させると同時に、個人認証No.等を自動的に配布して記憶する。しかし、注文が二回目以降である場合は、本人確認等の認証処理を行う。
【0131】
また、CPU33aは、例えば、クレジットカード等による前払いの場合は、課金決済DB333に、ユーザの決済データを問い合わせて、決済処理を行う(ステップS23)。そして、認証確認結果をWWWサーバ31に転送する。
【0132】
認証確認結果を受信したWWWサーバ31は、最終受注確認画面及び、認証結果をHTML文書化して、ユーザ端末2に送信する(ステップS24)。
【0133】
ユーザ端末2のCPU21は、最終受注確認画面及び認証結果等を受信すると、データを更新して表示部23に表示させる(ステップS25)。
【0134】
そして、ユーザが、入力部24を用いて、最終注文をキャンセルした場合(ステップS26:No)、ステップS1の最初の画面に戻る。また、最終注文を確認して、発注を行う場合(ステップS26:Yes)は、WWWサーバ31が、ユーザ設計DB324に格納されている受注設計データを、生産管理サーバ34に転送する(ステップS27a)。その一方で、ユーザ端末2に、注文設計メニューの終了確認画面データを送信して、ユーザが、終了を選択すると(ステップS27b:Yes)、受注設計処理が終了し、カスタマイズ設計処理をやり直す場合は(ステップS27b:No)、ステップS1に移行する。
【0135】
また、受注設計データをWWWサーバ31から受信した、生産管理サーバ34のCPU34aは、同受注設計データを製造工場の製造機器34iに送信し、注文腕時計の製造工程が開始される(ステップS28)。そして業者側は、その製作状況を随時入力して、ホームページ上に公開される(ステップS29)。
【0136】
従って、ユーザは、カスタマイズ商品注文後に、任意で最初のページから製作状況確認メニューを選択し、商品発注時の認証処理において発行された個人認証No、商品番号等を入力することで、上記製作状況が告知された画面にアクセスでき、発注商品の製作状況を把握することができる(ステップS29')。
【0137】
そして、受注商品の製造が完成すると、生産管理サーバ34は、梱包指示処理、配送指示処理等を行い(ステップS30)、完成された受注商品は注文ユーザ指定の配送先に配送される。
【0138】
ユーザ指定の届け先に注文商品が到着することをもって、本実施例の動作が終了する。尚、料金後払いの場合は、商品配達後に決済処理が行われる(ステップS31)。
【0139】
尚、設定条件A、設定条件B、設定条件Cの部品の種類・内容等は、本実施例で説明に限定されるものではなく、ユーザの自由設定とする。
【0140】
また、部品パレット表示部Cで、ある一の部品を選択し、次の部品を選択する際に、その次選択部品の項目のうち、前選択部品と適合するものには、アイコンを点滅させる等によって、情報提供しておく構成でもよい。
【0141】
また、図16に示すように、ユーザは、カスタマイズ設計図面のコントロール・ツールバーB等を用いて、選択部品の形状等をユーザ自ら変更・修正してもよい。
その場合、CAD設計ワークステーション32のCPU32aは、設計情報DB322に記憶されている変形修正可能範囲データにしたがって、ユーザの変更・修正が可能であるかの判断を行う。
【0142】
また、例えば、写真、イラスト等を用いて、時計の文字盤をユーザ自らデザインして、それを部品として組み込んでもよい。
【0143】
上記のように、ユーザ自らによるデザイン設計の場合、その設計に用いられるソフトを、Web上から、外機器であるソフト提供サーバ(図示なし)からダウンロードするか、CD−ROM等の記憶媒体を介してユーザ端末2にインストールして、予めオフラインでデザイン設計を行い、そのデータを、発注するときに送信することも可能な構成となっている。ここで、ソフトウェアは、例えばShockwaveムービー(Macromedia社の商標)等であって、同ソフトウェアがユーザ端末2にプラグインされると、カスタマイズ設計画面がユーザ端末2の表示部23に表示され、デザイン作成処理が可能な状態となる。
【0144】
また、上記のように、既製部品の変更・修正を行う場合や、不適合部品の変形修正処理を行う場合に、認証決済サーバ33を介して追加課金処理を行うようにしてもよい。
【0145】
[第2の実施の形態]
次に、図2〜図17を参照して、本発明の第2の実施の形態における腕時計デザイン注文販売システム1について詳細に説明する。
【0146】
第1の実施の形態において、カスタマイズ設計注文管理装置3として、WWWサーバ31、CAD設計ワークステーション32、認証決済サーバ33、生産管理サーバ34が、LAN5で接続され、一つの装置として構成されている。第2の実施の形態では、図17に示すように、WWWサーバ31、CAD設計ワークステーション32、認証決済サーバ33は、例えば、製品メーカに設置され、生産管理サーバ34は、例えば、製造工場等に設置されて、実際の製造を行う製造装置34iに直結している一方で、インターネット等の通信回線4を通じて、WWWサーバ31等と接続されているシステムとして説明する。
【0147】
尚、第2の実施の形態におけるWWWサーバ31、CAD設計ワークステーション32、認証決済サーバ33、及び生産管理サーバ34の内部構成は、第1の実施の形態において図4で示した、それぞれのサーバ、及びワークステーションの構成と同様であるので、詳細な説明を省略し、同一の各部は同一の符号で表す。
【0148】
第2の実施の形態では、生産管理サーバ34が、製造工場等の実際の受注時計を製造し、完成商品を梱包して出荷する現場に設置され、直接、製造機器装置34iとLANで接続されている。製造機器装置34iは、例えば、コンピュータからなる、部品選択制御装置344、モジュール組立制御装置345、製品組立制御装置346、ソフト書込み制御装置347、調整・試験制御装置348、梱包・出荷制御装置349と、それぞれの制御装置に制御される、工作機械のNCロボットなど、から構成されている。
【0149】
また、生産管理サーバ34は、製品メーカ等に設置され、ユーザ端末2との窓口として時計の設計処理、受注処理を行うWWWサーバ31、CAD設計ワークステーション32、認証決済サーバ33等と、インターネット等の通信回線網4を介して接続されている。
【0150】
次に、第1の実施の形態のフローチャートである図4を参照して、第2の実施の形態における動作を説明する。
第2の実施の形態の動作は、図4に示したフローチャートにおけるステップS1~27までの動作と、ほぼ同様であるが、ステップS28における製造工程について特徴があるので、この製造工程について詳細に説明する。
【0151】
ステップS27において、受注が決定され、WWWサーバ31から、注文設計情報が、伝送制御部31fを介して生産管理サーバ34に送信される。
【0152】
受信した生産管理サーバ34は、同情報を顧客注文DB343に格納する。そして、注文設計情報と共に、資材・在庫DB342及び組立・製造DB343から必要な情報を引き出して、各種制御装置による商品製造過程の制御を始める。
【0153】
まず、部品選択制御装置344は、生産管理サーバ34の指令に従い、NCロボットを制御して、部品倉庫等より、必要部品を収集させる。
【0154】
次いで、部品選択制御装置344の制御によって揃った部品は、モジュール組立制御装置345によりNCロボットが駆動され、モジュールに組立られる。
【0155】
尚、ユーザが設計過程において、そのままでは適合不可能な部品を選び、その部品の適合修正を希望した場合や、既製部品の形状等をユーザ自ら変更設計した場合は、その変更情報が、前記モジュール組立制御装置345に送られ、同変更情報に基づいて部品の修正変更処理が行われる。
【0156】
次いで、モジュールの組立が完了すると、製品組立制御装置346が、製品の組立を行うNCロボットを駆動させて、ユーザの注文設計情報に基づき、部品の組立を行う。
【0157】
次いで、ユーザ選択の仕様データを生産管理サーバ34から送信したソフト書込み制御装置347は、NCロボットを制御して、ユーザ希望の仕様プログラムソフト347を書込む。
【0158】
次いで、調整・試験制御装置348により駆動制御されたNCロボットによって、組立が完成した製品の調整・試験が行われる。
【0159】
次いで、梱包制御装置349の制御によって、完成製品が梱包され、出荷すべく製品倉庫・配送センター等に運ばれ、ステップS30と同様にして、運送会社等によって、ユーザ指定の届け先に配送される。
【0160】
[第3の実施の形態]
次に、図2〜図18を参照して本発明の第3の実施の形態における腕時計デザイン注文販売システム1について詳細に説明する。
【0161】
第3の実施の形態における腕時計デザイン注文販売システム1の構成は、図18に示すように、WWWサーバ31、及びCAD設計ワークステーション32は、製品メーカ等に設置され、生産受注出荷管理サーバ35、及び生産出荷管理サーバ36として、それぞれ部品製造メーカ、及び製品製造工場に設置され、認証決済サーバ33は、金融決済事業者に設置され、それぞれが、インターネット等の通信回線網4を介して接続されている構成として説明する。
【0162】
尚、第3の実施の形態におけるWWWサーバ31、CAD設計ワークステーション32、認証決済サーバ33、及び生産管理サーバ35、36の内部構成は、第1の実施の形態、及び第2の実施の形態で説明したそれらの構成と同様であるので、詳細の説明を省略し、同一の各部は同一の符号で表す。
【0163】
第3の実施の形態では、第1の実施の形態、及び第2の実施の形態で説明したシステムよりもそれぞれのサーバ等が、分散環境に置かれている。特に、認証決済サーバ33が、金融決済事業者に設置されている。それによって、図6のステップS24において行われる認証・決済処理が、顧客口座管理DB334の情報等を用いて、直接にかつ即座に、ユーザの認証確認することができるようになっている。
【0164】
また、部品製造メーカ、及び製品製造工場等の、時計のカスタマイズ設計に関わる複数の企業・業者に、例えば、生産受注出荷管理サーバ35、36のように設置されている。従って、複数業者に渡る部品等の受発注及び製造情報が、ネットワーク上で送受信出来、且つ共有化がされている。
【0165】
即ち、例えば、部品に関する形状等の変更修正が要求された場合には、WWWサーバ31が、その部品を製造する該当業者に、ネットワークを介して変更修正情報を送信する。その変更情報を受信した該当業者の生産受注発注出荷管理サーバ35が、第2の実施の形態で説明したのと同様にして、製造制御処理を行う。そして、その変更修正の完成した部品が、製品製造工場に運ばれて、生産受注出荷管理サーバ36の制御の下、製造組立処理が行われる。
【0166】
したがって、第3の実施の形態における腕時計注文販売システム1は、第1及び第2の実施に形態に示したそれよりも、分業機能が高まり、より広範囲にわたる一貫型受注生産システムが実現されている。
【0167】
尚、上記第1、第2、及び第3の実施の形態は、一例に過ぎず、適宜変更可能である。即ち、腕時計のカスタマイズ設計に限定されず、その構成部品の選択が可能なものであれば、いかなるものものであってもよい。例えば、対象製品として、携帯電話、モバイルパソコン等でもよい。
【0168】
また、ユーザが選択した複数の部品が、適合しない場合に、それらの部品及びそれに適合する選択外の部品を用いた全ての組合せ候補を、例えば、設計情報DB322等を用いてリストアップする。そして、ユーザが、例えば、必須の部品、価格等び条件設定をして候補を絞り込んでいき、ユーザの希望にあった商品をみつけていく方法でもよい。
【0169】
このように、腕時計デザイン注文販売システム1は、ユーザ端末2と、腕時計業者等に設置された、腕時計のデザイン受注・製造を行うカスタマイズ設計注文管理装置3とが、通信回線網4を介して接続されることにより、ユーザはネット上で腕時計のカスタマイズ設計をすることができ、思い通りの腕時計の製造を注文することができる。
【0170】
また、適性部品以外を選択した場合は、カスタマイズ設計注文管理装置3による、適合しない部品のどちらか一方、若しくは双方の変更・修正が可能であり、また、ユーザ自身による、既製部品の形状等の変更・修正を行うことができるので、カスタマイズ設計におけるユーザの選択の幅がとても大きい。
【0171】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、ユーザは取りあえず好みの部品を自由に選択することが出来る。そして判別手段による選択部品同士の適合の判別結果に応じた商品デザイン設計が出来る。従って、従来の商品デザインシステムに比べてユーザの多様なニーズに応えることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる腕時計デザイン注文販売システムの全体構成を示した図である。
【図2】図1の腕時計デザイン注文販売システムにおけるデータの通信経路を示したブロック図である。
【図3】図1の腕時計デザイン注文販売システムのユーザ端末、及びカスタマイズ設計注文管理装置の要部構成を示したブロック図である。
【図4】図1のカスタマイズ設計注文管理装置の内部構成を詳細に示したブロック図である。
【図5】本発明における腕時計デザイン注文販売システムを説明するためのフローチャートの前半部である。
【図6】図5のフローチャートの後半部である。
【図7】図5のステップS7−2の設計条件Aの設計図作成処理の動作を詳細に説明したフローチャートである。
【図8】カスタマイズ設計画面の表示例を示した図である。
【図9】図7のカスタマイズ設計画面の機能バーAの内容説明を示した図である。
【図10】図7のカスタマイズ設計画面のツールコントロールバーBの内容を説明した図である。
【図11】(A)は適合部品情報ROMの内容を示す図、(B)は図7のカスタマイズ設計画面の部品パレットCの詳しい表示例を示した図である。
【図12】図7のカスタマイズ設計画面の設計図表示部Dの表示例を示した図である。
【図13】図7のカスタマイズ設計画面の選択部品情報表示部Eの表示例を示した図である。
【図14】図12の設計図表示部Dのモジュール組込における表示例を示した図である。
【図15】選択部品合成処理における、部品変形修正処理を含んだ設計工程を示した図である。
【図16】ユーザによる部品の変更・修正処理を含んだ設計工程を示した図である。
【図17】本発明の腕時計デザイン注文システムにおける第2の実施の形態の全体構造を示した図である。
【図18】本発明の腕時計デザイン注文販売システムにおける第3の実施の形態の全体構想を示した図である。
【符号の説明】
1 腕時計デザイン注文販売システム
2 ユーザ端末
3 カスタマイズ設計注文管理装置
4 通信回線網
23 表示部(表示手段)
24 入力部(選択手段)
31 WWWサーバ
31a CPU(制御手段)
31f 伝送制御装部(提供手段)
32a CAD設計ワークステーション32のCPU(判別手段、選定手段、修正判断手段)
322 設計情報DB(適合部品情報記憶手段、修正部品適合情報記憶手段)
322A 適合部品情報ROM
323 部品DB(部品情報記憶手段)
33 生産管理サーバ

Claims (1)

  1. 商品を構成する複数の部品を組合せて商品デザイン設計を行う商品デザイン設計装置であって、
    前記複数の部品の画像データを含む部品情報を記憶している部品情報記憶手段と、
    前記複数の部品中の一の部品と、当該一の部品に対して適合する適合部品に関する適合部品情報とを関連付けて記憶している適合部品情報記憶手段と、
    前記複数の部品の中からユーザにより選択部品として複数の部品が選択されたことに応答してこの選択された複数の選択部品同士が適合するか否かを、前記適合部品情報記憶手段に記憶されている適合部品情報に基づいて判別する判別手段と、
    この判別手段によって複数の選択部品同士が適合すると判別された場合に、各選択部品の画像データを合成して商品デザイン設計図を作成する商品デザイン設計手段と、
    この商品デザイン設計手段によって設計された商品デザイン設計図をユーザに提供する提供手段と、
    前記複数の部品中の一の部品と、当該一の部品に対して修正加工した場合に適合する修正部品適合候補に関する修正部品適合情報とを関連付けて記憶している修正部品適合情報記憶手段と、
    前記判別手段によって複数の選択部品同士が適合しないと判別された場合において、この適合しないと判別された複数の選択部品のうち少なくとも 一の選択部品について、前記修正部品適合情報記憶手段に記憶されている修正部品適合情報に基づいて修正可能か否かを判断する修正判断手段とを備え、
    前記商品デザイン設計手段は、前記修正判断手段によって修正可能であると判断された選択部品の画像データを修正して商品デザイン設計図を作成する作成手段を備えていることを特徴とする商品デザイン設計装置。
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