JP2002222024A - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

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JP2002222024A
JP2002222024A JP2001326368A JP2001326368A JP2002222024A JP 2002222024 A JP2002222024 A JP 2002222024A JP 2001326368 A JP2001326368 A JP 2001326368A JP 2001326368 A JP2001326368 A JP 2001326368A JP 2002222024 A JP2002222024 A JP 2002222024A
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oscillator
usb
microcomputer
reset signal
output
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JP2001326368A
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Hideo Kondo
英雄 近藤
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バスリセット信号の発行後直ちに通信データを
送出した場合であっても、確実に通信データを受信する
ことができるマイクロコンピュータを提供する。 【解決手段】USB信号線が接続される端子と兼用され
た出力端子P1と、USB信号線からの電源供給を受け
てリセット信号RESを発生するパワーオンリセット回路
80と、リセット信号RESに応じて直ちに発振を開始す
るRC発振器81とを設ける。RC発振器81の出力を
システムクロック用としてマイクロコンピュータを動作
させ、出力端子P1のレベル設定を行うことにより、U
SBインターフェース回路30がホストからのバスリセ
ット信号に応答することが可能になるまでの期間、US
B信号線110,111を非接続状態のレベルに強制設
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、USB信号線を介
してホストとマイクロコンピュータ間のデータ送受信の
インターフェイスを行うUSBインターフェース回路を
備えたマイクロコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ等におい
て、周辺デバイスの拡張性の自由度を高めるために、U
SB(Universal Serial Bus)のサポートが始められて
いる。USBはユーザの利便性を考慮して考案されたシ
リアルインターフェイス規格であって、キーボード、マ
ウス、カメラ、プリンタ、スキャナー、スピーカ等の様
々な周辺デバイスとパーソナルコンピュータ等との通信
に共通に使用できる。
【0003】図4はUSBを利用したパーソナルコンピ
ュータと周辺デバイスとの接続構成例を示す図である。
上位のパーソナルコンピュータ100とハブ101との
間はUSBケーブルで接続され、さらにハブ101の下
位には周辺デバイス102〜105が接続され得る。そ
して、パーソナルコンピュータ100によって周辺デバ
イス102〜105の管理が行われる仕組みになってい
る。このように、USBは多重スター型のネットワーク
構造の双方向通信可能なシリアルバスといえる。
【0004】ここで、USBケーブルには4本の信号線
が含まれる。その内訳は電源用2本と、データ信号用2
本である。データ信号は基本的には差動信号(D+,D
)として扱われる。また、USBを利用したデータ転
送は、転送単位がフレームという概念で時間分割され、
そのフレームを積み重ねていくことにより行う。
【0005】1つのフレームはSOF(Start Of Fram
e)パケットにより開始する。そして、ホストのパーソ
ナルコンピュータは予めそのフレームの中にスケジュー
リングされたデータ転送要求トークン(キーボードやカ
メラからのデータ入力要求や、音声データの出力要求)
を順次送出することにより、複数の周辺デバイスとのデ
ータ転送を並行して行う。
【0006】なお、USBに関する技術文献として、例
えば「Interface」(1997年1月号)、特開平11
−205412号公報等がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】デバイスがUSBケー
ブルに接続されると、パーソナルコンピュータ100は
データ信号線の状態変化(2本の信号線のうち一方がプ
ルダウン状態からプルアップ状態に変化する)を認識し
て、デバイスの電源投入を知る。そして、パーソナルコ
ンピュータ100は、データ通信に先立って、バスリセ
ット信号を発行する。このバスリセット信号を受ける
と、デバイスは一定時間内に初期化を行っていた。
【0008】しかしながら、かかる初期化には相当の時
間を要するので、バスリセット信号の発行後に送信され
てくる通信データをデバイス側で受信できないことがあ
った。特に、マイクロコンピュータの場合には、電源投
入によりパワーオンリセットによる初期化が行われる。
この初期化の過程で、USBに対応した同期システムク
ロック作成用の水晶発振器の動作が安定するまでに相当
の時間を要する。
【0009】ところが、パーソナルコンピュータ100
がバスリセット信号を発行した直後に通信データを送出
して来た場合には、マイクロコンピュータ100のシス
テムクロックが不安定であるために通信データを正常に
受信できない場合があった。
【0010】本発明の目的とするところは、マイクロコ
ンピュータがUSBケーブルに接続されたことをホスト
であるパーソナルコンピュータが知り、バスリセット信
号の発行後直ちに通信データを送出した場合であって
も、確実に通信データを受信することができる、USB
インターフェースを備えたマイクロコンピュータを提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロコンピ
ュータは、USB信号線を介してホストとマイクロコン
ピュータ間のデータ送受信のインターフェイスを行うU
SBインターフェース回路を備えたマイクロコンピュー
タにおいて、前記USBインターフェース回路がホスト
からのバスリセット信号に応答することが可能になるま
での期間、前記USB信号線を非接続状態のレベルに設
定する状態設定手段を備えたことを特徴とする。
【0012】これにより、マイクロコンピュータがUS
B信号線に接続されたことをホストが知り、バスリセッ
ト信号の発行後直ちに通信データを送出した場合であっ
ても、確実に通信データを受信することができる、ま
た、前記状態設定手段は、前記USB信号線が接続され
る端子と兼用された出力端子と、前記USB信号線から
の電源供給を受けてリセット信号を発生するリセット信
号発生回路と、前記リセット信号に応じて直ちに発振を
開始する第1の発振器と、を備え、前記第1の発振器の
出力をシステムクロック用としてマイクロコンピュータ
を動作させ、前記出力端子のレベル設定を行うことによ
り、前記USB信号線を非接続状態のレベルに強制設定
することを特徴とする。
【0013】かかる構成によれば、マイクロコンピュー
タの機能を利用してソフト的に状態設定を行うことがで
きるので特別なタイミング回路等が不要であるという利
点がある。また、前記USB信号線が接続される端子と
兼用された出力端子を有しているので、出力端子を有効
に活用できるという利点もある。
【0014】また、前記リセット信号に応じて発振を開
始し、前記第1の発振器に比して発振周波数が安定で、
かつ発振開始時間が長い第2の発振器と、前記第1及び
第2の発振器の出力を選択してシステムクロック用とし
て出力する選択回路と、を備え、前記リセット信号に応
じて前記選択回路は第1の発振器の出力を選択すると共
に、前記第2の発振器の発振状態が安定化した後に、前
記第2の発振器の出力を選択することを特徴とする。
【0015】かかる構成によれば、第2の発振器の発振
状態が安定化するまでは第1の発振器の出力をシステム
クロックとして利用してUSB信号線の状態設定を行
い、第2の発振器の発振状態が安定化した後は、USB
通信用のシステムクロックとして利用することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図1は本発明が適用され
るUSBシステム全体の構成を示す図である。パーソナ
ルコンピュータ100とマイクロコンピュータ10内の
USBインターフェース回路30とはUSBケーブルに
よって接続されるが、その間にハブ101が介在してい
る。1対のUSB信号線110,111はプルダウン抵
抗112,113によってプルダウンされている。
【0017】ここで、USBケーブルがコネクター(不
図示)を介してマイクロコンピュータ10が搭載された
基板116に接続されると、例えば、一方のUSB信号
線(D+)が基板115に設けられたプルアップ抵抗1
14を介して電源電位VDDにプルアップされると共に、
マイクロコンピュータ10にはレギュレータ115を介
して所定の電源電位(例えば3.3V)が供給される。
【0018】すると、パーソナルコンピュータ100は
USB信号線111の状態がロウレベルからハイレベル
に変化したことを検知して、USBケーブルがマイクロ
コンピュータ10に接続されたことを知る。すなわち、
1対のUSB信号線110,111は通信データの伝送
路としてだけでなく、デバイスの接続状態をパーソナル
コンピュータ100に知らせる。
【0019】また、USB信号線110,111の状態
変化は同時にデバイスの種類をパーソナルコンピュータ
100に知らせる。すなわち、USB信号線110がロ
ウレベルからハイレベルに変化した場合には高速のデバ
イスであり、USB信号線111がロウレベルからハイ
レベルに変化した場合には低速のデバイスである。
【0020】USB信号線110の状態変化を検知した
パーソナルコンピュータ100は、バスリセット信号を
送信してくる。一方、電源投入に応じてマイクロコンピ
ュータ10は初期化を行っているが、バスリセット信号
の直後に通信データが送られてくる場合には、システム
クロックがいまだ不安定であるために通信データを正常
に受信できない。
【0021】そこで、本発明はマイクロコンピュータ1
0にUSB信号線110,111を擬似的に非接続状態
のレベルに設定するようにした。すなわち、USB信号
線110,111がマイクロコンピュータ10に接続さ
れているにもかかわらず、システムクロックが安定する
までの期間、USB信号線の状態変化が生じないように
設定したものである。
【0022】以下、本発明の実施形態に係るマイクロコ
ンピュータの構成について詳細に説明する。図2は、本
発明の実施形態に係るマイクロコンピュータの構成を示
すブロック図である。マイクロコンピュータ10は8ビ
ット構成として説明する。
【0023】上述したように、マイクロコンピュータ1
0とパーソナルコンピュータ100とは1対のUSB信
号線110,111によって接続される。そして、US
B信号線110,111上のUSB差動信号(D+,D
)はマイクロコンピュータ10の端子P1,P2を介
して入出力される。
【0024】マイクロコンピュータ10に内蔵されたU
SBインターフェイス回路30は、パーソナルコンピュ
ータ100との間のデータ送受信のインターフェイスを
行うもので、特にデータ受信時は入出力回路20からの
USB差動信号(D+,D)を受けて各種のデータ処
理を行う。USB差動信号(D+,D)は、USB通
信プロトコルに従ったシリアルデータ信号である。
【0025】USBインターフェイス回路30は、上記
シリアルデータ信号から必要なデータを抽出する。この
時、USBインターフェイス回路30は当該シリアルデ
ータ信号が如何なる転送フォーマットであるかを判別す
ると共に、エラー信号処理等を行う。またUSBインタ
ーフェイス回路30は、上記データ処理が施されたシリ
アル信号をマイクロコンピュータ100が処理可能な所
定形式のパラレル信号(例えば8ビット構成)に変換す
る。
【0026】さらに、USBインターフェイス回路30
は、パラレル変換された8ビット×4=32ビットのプ
ログラムデータを一時記憶するテンポラリレジスタ31
及び制御レジスタ(不図示)を備えている。制御レジス
タにはパーソナルコンピュータ100がホストとして管
理すべき各種データ(デバイスに割り付けられるアドレ
スデータ等)がセットされる。
【0027】上記の端子P1,P2は、マイクロコンピ
ュータの出力端子を兼ねている。すなわち、端子P1に
は第1の出力回路31が接続され、端子2には第2の出
力回路32が接続され、マイクロコンピュータのプログ
ラム動作により端子P1,P2の状態をソフト的にレベ
ル設定可能に構成している。
【0028】RAM40はUSBインターフェイス回路
30のテンポラリレジスタ31のデータから逐次転送さ
れる32ビット単位のプログラムデータを一時記憶する
ために利用される。そして、USBインターフェイス回
路30とRAM40との間のデータ転送を行うために、
専用の32本の信号線が設けられている。RAM40に
蓄積されたプログラムデータが所定量(例えば128バ
イト)に達すると、128バイトのプログラムデータは
マイクロコンピュータ10のバス41を経由して後述す
るフラッシュROM50へ転送される。
【0029】逆に、フラッシュROM50に書き込まれ
たプログラムデータをRAM40へ転送し、そのRAM
40内に記憶されたプログラムデータをUSBインター
フェイス回路30のテンポラリレジスタ31へ転送する
ことも可能である。
【0030】50はフラッシュROMであり、USB制
御プログラム(具体的には書き込み制御プログラム)が
予め書き込まれ、格納された第1のプログラム領域52
と、パーソナルコンピュータ100からのプログラムデ
ータがRAM40を経由して書き込まれる第2のプログ
ラム領域53とに分割されている。ここで、フラッシュ
ROM50は、電気的に書き込み、読み出し及び消去が
可能なEEPROMで構成されている。また、「フラッ
シュ」とはメモリのブロック単位で一括消去可能という
意味である。
【0031】60はプログラムカウンタであって、その
出力はフラッシュROM50のアドレスデコーダ51に
印加されている。プログラムカウンタ60の出力値は後
に説明するようにUSB通信の状態に応じて、CPU7
0からの命令により所定番地にジャンプする。すなわ
ち、パーソナルコンピュータ100から到来するプログ
ラムデータの書き込み時には、プログラムカウンタ60
は第1のプログラム領域(書き込み制御プログラム)の
先頭アドレスである(FF00)番地にジャンプすると
共に、プログラムデータの書き込み後は、第2のプログ
ラム領域の先頭アドレスである(0000)番地にジャ
ンプする。そして、CPU70は、フラッシュROM5
0から読み出されるプログラム命令に従ってマイクロコ
ンピュータ10の動作を実行する。
【0032】80は、パワーオンリセット回路であっ
て、マイクロコンピュータ10の電源投入に伴い、電源
電位の上昇を検知してハイレベルに立ち上がり、電源電
位が所定のレベルになるとロウレベルに解除されるリセ
ット信号RESを発生する。
【0033】81はRC発振器(第1の発振器)であ
り、リセット信号RESに応じて直に発振を開始する。一
方、82は水晶発振器(第2の発振器)であり、リセッ
ト信号RESに応じて発振を開始する。この水晶発振器8
2は発振周波数が非常に安定しており、USB通信に適
している。しかし、発振開始時間が比較的長くという特
性を有している。水晶発振器82の周波数は32Kzで
あるため、PLL83によって、USB通信に必要な6
MHzの同期クロックに変換される。なお、水晶発振器
82に代えて6MHzのCF発振器を用いれば、PLL
83は不要である。
【0034】選択回路84は、オア回路85の出力に応
じて、RC発振器81と水晶発振器82の出力のいずれ
か一方を選択して出力するマルチプレクサである。ここ
で、オア回路85(加算回路)にはリセット信号RES及
びCPU70からの遅延リセット信号DRESが入力され
る。遅延リセット信号DRESは、パワーオンリセット回路
80からのリセット信号RESを遅延させた信号であり、
リセット信号RESがロウレベルに解除された後、一定期
間ハイレベルを維持する信号である。すなわち、選択回
路84は、オア回路85の出力がハイレベルの場合は、
RC発振器81の出力が選択され、一方、オア回路85
の出力がロウレベルの場合は、水晶発振器82の出力が
選択されるように構成されている。
【0035】また、クロック作成回路86は選択回路8
4の出力に基づいて、マイクロコンピュータ10を動作
させるために必要な複数のシステムクロックSCLKを作成
する。
【0036】次に、上述したマイクロコンピュータ10
の動作例について、図3のフローチャートを参照しなが
ら説明する。まず、最初のステップ200では、マイク
ロコンピュータ10がUSBケーブルに接続される。こ
のとき、USBケーブルの電源ラインによってマイクロ
コンピュータ10に電源が投入されることにより、パワ
ーオンリセット回路80が動作し、リセット信号RES
(ハイレベル)が発生する。
【0037】すると、RC発振器81が直に発振を開始
する。この時、上記オア回路85はハイレベルを出力す
る。すると、選択回路84はRC発振器81を選択す
る。この発振出力を基にして、クロック作成回路86に
よりシステムクロックSCLKが作成される。そして、この
システムクロックSCLKに応じてプログラムカウンタ80
及びCPU70が動作を開始する。
【0038】まず、ステップ201において、プログラ
ムカウンタ60の値は、第1のプログラム領域(書き込
み制御プログラム)の先頭アドレスである(FF00)
番地へジャンプする。従って、その後マイクロコンピュ
ータ10は当該書き込み制御プログラムに従って以下の
処理を実行する。
【0039】ステップ201では、第1の出力回路31
から端子P1にロウレベルを出力する。第1の出力回路
31は十分に低インピーダンスであるとする。このと
き、USB信号線111はプルアップされているが、第
1の出力回路31のロウレベルの出力により、強制的に
ロウレベルに設定される。これにより、パーソナルコン
ピュータ100はUSB信号線110、111が非接続
状態であると認識するので、この状態ではバスリセット
信号は発行されない。
【0040】この強制設定の期間は、リセット信号RES
及びCPU70からの遅延リセット信号DRESによって規
定される。遅延リセット信号DRESはリセット信号RESの
発生後に所定期間、選択回路40の選択状態(つまり、
RC発振回路81の出力が選択された状態)を維持する
ための信号である。この遅延リセット信号DRESがロウレ
ベルに解除されると、選択回路40は水晶発振器82の
出力を選択する。上記の所定期間は水晶発振器82の発
振安定期間を考慮して設定することが可能である。
【0041】そして、ステップ203では、第1の出力
回路31はハイインピーダンスに設定されることによ
り、端子P1の強制設定状態が解除される。すると、U
SB信号線110,111は本来の接続に状態変化する
ので、パーソナルコンピュータ10は所定期間後にバス
リセット信号を送出する。こうして、バスリセット信号
が送出される前に、マイクロコンピュータ10のシステ
ムクロックを安定化することができる。
【0042】以下、パーソナルコンピュータ10からマ
イクロコンピュータ10にプログラムデータをロードす
る場合の動作を説明する。
【0043】ステップ204では、このUSBバスリセ
ット信号待ち状態である。
【0044】ステップ205は、USBバスリセット信
号を受信したか否かを判定するステップであり、NOと
判定された場合には待ち状態を維持する。YESと判定
されると、次のステップ206に進む。
【0045】ステップ206は、エニュミュレーション
(Enumeration)によるUSBの初期化を行う。ここ
で、エミュミュレーションとは、一般にマイクロコンピ
ュータ10とパーソナルコンピュータ100との間でU
SBデータの送受信を行うことが可能な環境設定を行う
ための一連のソフトウエア処理である。
【0046】エミュミュレーションによりで行われる主
な処理は、パーソナルコンピュータ100の初期化と、
パーソナルコンピュータ100が支配するデバイスにア
ドレスを割り付ける処理である。後者において、USB
インターフェース回路30内の制御レジスタ(アドレス
レジスタ)内に、パーソナルコンピュータ100が割り
当てた特定のアドレスが記憶される。これにより、マイ
クロコンピュータ10は、パーソナルコンピュータ10
0が送信して来たUSBパケット内のアドレスと上記ア
ドレスレジスタ内のアドレスとを照合し、それらが一致
した場合にのみ送信されきたUSBデータの処理を行
う。
【0047】こうして、USBデータの送受信を行うこ
とが可能な環境設定が終了すると、ステップ207では
パーソナルコンピュータ100からフラッシュROMに
書き込むべきプログラムデータがUSB差動信号データ
(D+,D)の形で入力されてくる。
【0048】ステップ208ではこの入力されたUSB
差動信号データ(D+,D)をUSBインターフェイ
ス回路30によってデータ処理する。このデータ処理内
容は上述した通りであるが、シリアルデータ(8ビット
×4)を所定のパラレルデータ(32ビット)に変換す
るのがその主な処理である。
【0049】ステップ209では、USBインターフェ
イス回路30からRAM40へパラレル変換されたプロ
グラムデータが書き込まれる。そして、RAM40へ書
き込まれたプログラムデータ量が所定量(例えば128
バイト)に達すると、この所定量を単位としてRAM4
0から内部バス41を介してフラッシュROM50の第
1の領域へ書き込みが開始される(ステップ208)。
これはフラッシュROM50が複数ブロックに分割され
ており、128バイトをブロックとして構成されている
ことによる。したがって、RAM40のデータの蓄積量
はフラッシュROM50のブロック構成に応じて適宜に
選択可能である。
【0050】ここで、実際にはUSBインターフェイス
回路30からRAM40へパラレル変換されたプログラ
ムデータの書き込み動作と、RAM40からフラッシュ
ROM50へ書き込み動作は並行して行われるために、
高速書き込みが実現される。
【0051】ステップ210において、フラッシュRO
Mへの書き込みが開始されるがこれには所定の時間を要
する。そこで、ステップ209ではマイクロコンピュー
タ10はソフト的にNACK状態にセットされる。これ
はUSBパケットのハンドシェイク・パケットの一種で
あって、ホストであるパーソナルコンピュータ100か
らのデータを受け付けることができないことを知らせる
ためにパーソナルコンピュータ100へ返される。
【0052】そして、ステップ212では書き込み終了
か否かを判定する。その判定結果がNOであれば、NA
CK状態を維持する。その判定結果がYESであれば、
ACK状態にセットされ、ACKはマイクロコンピュー
タ10側でデータを受け付け可能であることを知らせる
ためにパーソナルコンピュータ100へ返される。
【0053】そして、次のステップ214ではフラッシ
ュROM50へのプログラムデータの書き込みが全て終
了したかを判定する。その判定結果がNOであれば、ス
テップ207へ戻り、残余のプログラムデータの書き込
みを続行する。ここで、プログラムデータの書き込みは
ブロック(ページ)単位(例えば128バイト)で行わ
れるため、全部のページが書き込まれるまでこの処理は
繰り返される。
【0054】判定結果がYESの場合には、プログラム
カウンタ60の値は第2のプログラム領域の先頭アドレ
スである(0000)番地にジャンプする。
【0055】そしてステップ215では、マイクロコン
ピュータ10はパーソナルコンピュータ10から供給さ
れたプログラムデータを読み出し、CPU70は解読さ
れたプログラム命令に基づいてマイクロコンピュータの
動作を実行開始する。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、マイクロコンピュータ
がUSBケーブルに接続されたことをホストであるパー
ソナルコンピュータが知り、バスリセット信号の発行後
直ちに通信データを送出した場合であっても、確実に通
信データを受信することができるマイクロコンピュータ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるUSBシステム全体の構成
を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係るマイクロコンピュータ
を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係るマイクロコンピュータ
10の動作例を示すフローチャートである。
【図4】USBを利用したパーソナルコンピュータと周
辺デバイスとの接続構成例を示す図である。
【符号の説明】
10 マイクロコンピュータ 30 USBインターフェイス回路 31 第1の出力回路 32 第2の出力回路 40 RAM 41 バス 50 フラッシュROM 51 アドレスデコーダ 52 第1のプログラム領域 53 第2のプログラム領域 60 プログラムカウンタ 70 CPU 80 パワーオンリセット 81 RC発振器 82 水晶発振器 83 PLL 84 選択回路 85 オア回路 86 クロック作成回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 USB信号線を介してホストとマイクロ
    コンピュータ間のデータ送受信のインターフェイスを行
    うUSBインターフェース回路を備えたマイクロコンピ
    ュータにおいて、前記USBインターフェース回路がホ
    ストからのバスリセット信号に応答することが可能にな
    るまでの期間、前記USB信号線を非接続状態のレベル
    に設定する状態設定手段を備えたことを特徴とするマイ
    クロコンピュータ。
  2. 【請求項2】 前記状態設定手段は、前記USB信号線
    が接続される端子と兼用された出力端子と、前記USB
    信号線からの電源供給を受けてリセット信号を発生する
    リセット信号発生回路と、前記リセット信号に応じて直
    ちに発振を開始する第1の発振器と、を備え、前記第1
    の発振器の出力をシステムクロック用としてマイクロコ
    ンピュータを動作させ、前記出力端子のレベル設定を行
    うことにより、前記USB信号線を非接続状態のレベル
    に強制設定することを特徴とする請求項1に記載のマイ
    クロコンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記リセット信号に応じて発振を開始
    し、前記第1の発振器に比して発振周波数が安定で、か
    つ発振開始時間が長い第2の発振器と、前記第1及び第
    2の発振器の出力を選択してシステムクロック用として
    出力する選択回路と、を備え、前記リセット信号に応じ
    て前記選択回路は第1の発振器の出力を選択すると共
    に、前記第2の発振器の発振状態が安定化した後に、前
    記第2の発振器の出力を選択することを特徴とする請求
    項2に記載のマイクロコンピュータ。
  4. 【請求項4】 前記リセット信号及びこのリセット信号
    を遅延させた遅延リセット信号が入力された加算回路を
    備え、前記選択回路は該加算回路の出力に応じて、第1
    の発振器の出力または第2の発振器の出力を選択するこ
    とを特徴とする請求項3に記載のマイクロコンピュー
    タ。
  5. 【請求項5】 前記第1の発振器はRC発振器であるこ
    とを特徴とする請求項2、3、4のいずれかに記載のマ
    イクロコンピュータ。
  6. 【請求項6】 前記第2の発振器は水晶発振器であるこ
    とを特徴とする請求項3または4に記載のマイクロコン
    ピュータ。
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