JP2001092804A - Eepromインターフェース内蔵マイクロコンピュータ - Google Patents
Eepromインターフェース内蔵マイクロコンピュータInfo
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Abstract
ンターフェース・ソフトウェアのコードサイズが小さ
く、EEPROMとの通信中にCPU負荷が少ないEE
PROMインターフェース内蔵マイクロコンピュータを
提供すること。 【解決手段】 本発明のマイクロコンピュータは、通常
のSPIのハードを少し改修したEEPROMインター
フェースを内蔵しており、同インターフェースは、送受
信回路、ダミークロック信号生成回路、空読み手段およ
び送信データ生成手段をもつ。送受信回路は、マイクロ
コンピュータの集積回路の一部としてハードウェア的に
構成されており、CPUに負荷をかけることがない上に
処理速度が非常に速い。その結果、大きなインターフェ
ースソフトなしに、CPUに負担をかけることなく、高
速でEEPROMとの送受信をすることができる。ま
た、ハードは小改修で済むのでコストアップはほとんど
ない。
Description
ータの技術分野に属し、より詳しくは、EEPROMと
のシリアル通信に適したインターフェースを内蔵したマ
イクロコンピュータの技術分野に属する。
のデータ通信においては、パラレル通信方式とシリアル
通信方式との大きく分けて二つの方式のうちいずれかが
採用されている。一般に、シリアル通信には、数本の信
号線でマイクロコンピュータと他のデバイスとの通信が
可能になるので、パラレル通信よりもずっと少ない信号
線での通信が可能であり、パッケージングおよび配線が
容易になるという利点がある。
コンピュータ1’と他のデバイス2’(EEPROMを
除く各種メモリや他のマイクロコンピュータ)との間で
シリアル通信が行われる際には、シリアルクロック端
子、データ送信端子およびデータ受信端子を介して通信
が行われる。この際に使用されるシリアル同期通信リソ
ースは、マイクロコンピュータに内蔵されたクロック同
期シリアルインターフェースであって、データの入力お
よび出力は、互いに半クロックずつずらして行われる。
すなわち、図5および図6に示すように、パルス状のク
ロック信号の立ち上がり時および立ち下がり時のうち一
方のタイミングに合わせてデータ送信端子からの出力が
始まり、逆に他方のタイミングに合わせてデータ受信端
子での読み込みが行われる。このような通常のシリアル
通信方式を、SPI(シリアル・パラレル・インターフ
ェース)通信方式と呼ぶ。
はチップセレクト端子(端子または信号、以下同様)、
SCKはシリアルクロック端子、CTXはデータ送信端
子、CRXはデータ受信端子、そしてCBUSYは通信
ビジー端子である。これらの各端子での信号入出力の別
は、マスター側の従来のマイクロコンピュータ1’から
見て、CSN,SCK,CTXはポート出力であり、残
りのCRX,CBUSYはポート入力である。なお、図
5および図6の右端にそれぞれLSB/MSBとあるの
は、LSBファーストでもMSBファーストでもデータ
通信が可能であるとの意である。また、図5と図6と
は、SCKのシリアルクロック信号タイミングが逆転し
ている点以外は、互いに同一である。
来の通常のマイクロコンピュータとEEPROMとの間
でシリアル通信を行う場合には、既存のポートリソース
を通信ソフトウェアで制御しながら通信を行っている。
すなわち、CS(BUSY),SK(CSK),DO,
DIに相当する各ポートの信号値を、通信ソフトウェア
で直接的に0か1に制御する。こうしてEEPROMと
のシリアル通信が行われている間には、マイクロコンピ
ュータのCPUは通信ソフトウェアの処理にかかりきり
になるので、他の処理を行うことができない。かといっ
て、他の処理を割り込みさせて時分割で並行処理させよ
うとすると、一回分の通信を細切れにし複数回に分割し
てシリアル通信を行わざるを得なくなるので、一回分の
通信にかかる所要時間が長くなる。それゆえ、他の処理
と並行して高速でEEPROMと通信することができ
ず、不都合である。
に、EEPROMとの通信方式では、前述のSPI通信
方式とデータ入出力タイミングが異なるので、マイクロ
コンピュータが通常内蔵しているSPI方式のシリアル
インターフェースをそのまま適用することは容易ではな
い。しかしながら、EEPROMの通信プロトコルはす
でに業界標準として確立されてしまっているので、マイ
クロコンピュータのインターフェースリソースをEEP
ROMモードに適合させざるを得ない。そこで、前述の
ように、マイクロコンピュータの側でEEPROMとの
シリアル通信のために大きなインターフェース制御用ソ
フトウェアを用意し、同ソフトウェアによってマイクロ
コンピュータのデータ送受信タイミングを制御している
のが現状である。
前述のようにマイクロコンピュータのソフトウェアによ
ってEEPROMと入出力制御を行っているので、EE
PROMインターフェース制御用ソフトウェアのコード
サイズが大きくなるという不都合があった。すると、同
ソフトウェアを格納するために大きなROM容量が必要
とされるという不都合が生じていた。そればかりではな
く、同ソフトウェアのコードサイズが大きいので、その
演算処理にCPUタイムが少なからず消費されてしま
い、その間はCPUが他の処理を行うことができないと
いう不都合があった。
ら、EEPROMインターフェース制御用ソフトウェア
のコードサイズが小さく、EEPROMとの通信に要す
るCPU負荷が少ないEEPROMインターフェース内
蔵マイクロコンピュータを提供することを解決すべき課
題とする。
に、発明者は以下の手段を発明した。
ータ送信端子からのデータ出力に対し、データ受信端子
からのデータ入力を半ステップ遅らせるように、SPI
用のハードウェア構成をわずかに改修するだけで済むこ
とを、発明者らは発見した。その結果、シリアルインタ
ーフェースをもつマイクロコンピュータが標準的に装備
している通信用ハードウェアをわずかに改修するだけ
で、EEPROMモードのタイミングでの通信が基本的
に可能になり、第1手段を発明するに至った。さらに、
第1手段を補完する目的で、第2手段および第3手段を
発明した。そして、第1手段、第2手段および第3手段
の全ての要件を揃えたマイクロコンピュータを試作して
EEPROMとの通信試験を行い、同マイクロコンピュ
ータが完璧に機能することを確認して本発明を完成させ
た。
1記載のEEPROMインターフェース内蔵マイクロコ
ンピュータである。
PROMインターフェースは、シリアルクロック信号の
立ち下がり時にデータ送信端子からの送信とデータ受信
端子での受信とを行う送受信回路をもつ。この送受信回
路により、データ入出力タイミングがハードウェア的に
同期させられているので、タイミング調整用のソフトウ
ェアが不要になり、また、出力データを待機させたり入
力データを読みとり処理するソフトウェアが大幅に簡素
化される。つまり、通常のSPIモード用のインターフ
ェース・ハードウェアをわずかに改修するだけで、EE
PROMとの通信用のインターフェース・ソフトウェア
のコードサイズを大幅に低減することができる。
のROM容量はわずかで済むようになり、同ソフトウェ
アの処理時間が大幅に短縮され、短時間でのマイクロコ
ンピュータとEEPROMとのシリアル通信が可能にな
る。そればかりではなく、同ソフトウェアの演算処理に
かかるCPUタイムもわずかで済むので、EEPROM
との通信に割かれるCPUタイムが大幅に低減され、C
PUがすぐに他の処理にかかることができるようにな
る。すなわち、シリアル通信はEEPROMインターフ
ェースにほとんど任せきりにして、EEPROMとのシ
リアル通信を行っている間に、マイクロコンピュータの
CPUは他のタスクを処理することができるようにな
る。
改修はわずかであるうえに、EEPROMモード用のイ
ンターフェース・ソフトウェアを格納するためのROM
容量が少なくて済むので、コストアップはほとんどな
い。逆に、インターフェース・ソフトウェアの開発費用
とROM容量との低減分により、かえってコストダウン
さえできる可能性がある。
ーフェース・ハードウェアの構成は、通常のSPI通信
方式のものとわずかに違うにすぎないので、インターフ
ェース・ハードウェアをSPIと兼用にすることも容易
である。兼用にしてもコストアップはわずかであるか
ら、マイクロコンピュータの汎用性の観点から見て、S
PIおよびEEPROM兼用インターフェース・ハード
ウェアを備えたマイクロコンピュータとする事が望まし
い。
ーフェース内蔵マイクロコンピュータによれば、コスト
アップを防ぎながら、EEPROMシリアルインターフ
ェース制御用ソフトウェアのコードサイズを大幅に低減
することができる。その結果、同ソフトウェアの格納に
必要とされるROM容量が減るばかりではなく、短時間
でEEPROMとの通信ができるようになるうえに、C
PUをより有効に利用できるようになるという効果があ
る。
2記載のEEPROMインターフェース内蔵マイクロコ
ンピュータである。
スは、データ受信端子でEEPROMからの最終信号を
受信できるように、シリアルクロック信号が終了した後
でダミークロック信号を生成するダミークロック信号生
成回路をもつ。
データを読み出す際には、通常のSPIインターフェー
スを改修したEEPROMインターフェースでは、最後
のシリアルクロック信号から後で読み出しデータの最後
の一ビットが送られてくる。それゆえ、通常のシリアル
クロック信号だけを参照していては、最後の一ビットを
読み落とすおそれが生じる。そこで本手段では、シリア
ルクロック信号が終了した後に、EEPROMインター
フェースの内部でダミークロック信号生成回路がダミー
クロック信号を生成することにより、EEPROMから
送られてくる最後の一ビットを確実に受信できるように
している。その結果、本手段のマイクロコンピュータ
は、EEPROMから送られてくる読み出しデータの最
後の一ビットに至るまで、読み落とすことなく受信する
ことができるようになる。
段の効果に加えて、SPIインターフェースからのハー
ドウェア改修がわずかであっても、EEPROMから送
られてきた受信データの最後の一ビットまで確実に受信
することができるようになるという効果がある。
3記載のEEPROMインターフェース内蔵マイクロコ
ンピュータである。
スは、データ受信端子で受信する信号のうち前半の無意
味な信号を空読みする空読み手段と、データ送信端子か
らの送信データにダミーデータを付け加えて送信データ
のデータ長を調整することができる送信データ生成手段
とをもつ。
ではデータの送受信を並行して行うようになっているの
で、SPIインターフェースを改修したEEPROMイ
ンターフェースでは、以下の二つの不都合が生じる恐れ
がある。
OMに対して命令およびアドレスを送っている間に、マ
イクロコンピュータのEEPROMインターフェース
が、データ受信端子にかかる電位を有意なデータとして
読み込んでしまう恐れがある。そこで本手段では、EE
PROMインターフェースに空読み手段を設けることに
より、データ受信端子で受信する信号のうち前半の無意
味な信号は、空読みされて読み捨てられるようになって
いる。その結果、本手段のマイクロコンピュータは、デ
ータ受信端子にかかる無意味な電位をEEPROMから
の有意なデータとして読み込んでしまうという不都合
を、確実に防止することができる。
し時において、マイクロコンピュータのEEPROMイ
ンターフェースにおいて、データ送信端子からの電位が
不定であっては、EEPROMの動作に何らかの不具合
が起きる恐れがある。そこで本手段では、マイクロコン
ピュータのEEPROMインターフェースに適正な送信
データ生成手段を設けることにより、データ送信端子か
らの送信データに無害なダミーデータを付け加えて、送
信データのデータ長を適正に調整することができるよう
にしてある。その結果、EEPROMからのデータ読み
出し時においても、データ送信端子からEEPROMに
送られる信号は無害になり、EEPROMの誤動作は確
実に防止される。
ては、送受信できるデータの長さは8ビットか16ビッ
トに限られるのが普通であるが、送信データ生成手段に
よりこのようなデータ長の拘束から解放される。すなわ
ち、EEPROMと送受信すべきデータの長さに合わせ
て送信データにダミーデータを付け加えて送信データ長
を調整することにより、8ビットや16ビット以外の長
さのデータでも送受しすることができるようになる。
PROMからのデータ読み出し時には、マイクロコンピ
ュータからの送信データは、[ダミーデータ]+[送信
データ]+[受信データ長のダミーデータ]という構成
で、希望の受信データ長に合わせて送信される。逆に、
EEPROMへのデータ書き込み時には、マイクロコン
ピュータからの送信データは、[ダミーデータ]+[送
信データ]という構成で、希望の送信データ長に合わせ
て送信される。その結果、送受信のデータ長が所望の長
さに設定できるようになるので、EEPROMとの通信
においてデータ長に関する自由度が増す。
段または第2手段の効果に加えて、SPIインターフェ
ースからのハードウェア改修がわずかであっても、次の
二つの効果を生じる。すなわち、先ず、送受信のデータ
長が所望の長さに設定できるようになりデータ長に関す
る自由度が増すという効果があり、次に、より高い信頼
性をもってEEPROMとのデータ送受信をすることが
できるようになるという効果がある。
4記載のEEPROMインターフェース内蔵マイクロコ
ンピュータである。
スのハードウェアは、SPI(シリアル・パラレル・イ
ンターフェース)のハードウェアを兼ねているので、イ
ンターフェース・ハードウェアの構成が簡素でありなが
ら機能が充実している。ここで、前述した第1手段のイ
ンターフェース・ハードウェアの構成は、通常のSPI
通信方式のものとわずかに違うにすぎないので、インタ
ーフェース・ハードウェアをSPIと兼用にすること
は、技術的に容易である。そして、兼用にしてもコスト
アップはわずかであるから、マイクロコンピュータの汎
用性が増すという利点がある。
トアップでマイクロコンピュータの汎用性を向上させる
ことができるという効果がある。
ェース内蔵マイクロコンピュータの実施の形態について
は、当業者に実施可能な理解が得られるよう、以下の実
施例で明確かつ十分に説明する。
OMインターフェース内蔵マイクロコンピュータ1は、
図1に示すように、ワンチップ・マイクロコンピュータ
であって、少なくとも四本の信号線でEEPROM2と
接続されている。これら四本の導線は、同図中の上から
順に、通信ビジー信号線BUSY、シリアルクロック信
号線SCK、データ出力信号線DOおよびデータ入力信
号線DIである。本実施例のマイクロコンピュータ1
は、通信ビジー端子1b、シリアルクロック端子1c、
データ送信端子1dおよびデータ受信端子1eを有し、
これらの各端子には、前述の各信号線が接続されてい
る。
れらの端子1b〜1eを介してEEPROM2とのシリ
アル通信によるデータの授受が可能なEEPROMイン
ターフェース10を内蔵している。EEPROMインタ
ーフェース10は、通常のSPIを少し改修した構成を
もち、通常のSPIと異なって、送受信回路11、ダミ
ークロック信号生成回路12、空読み手段13および送
信データ生成手段14をもつ。ここで、三つの信号BU
SY,SCK,DOは、EEPROMインターフェース
10のポート出力であり、残る一つの信号DIだけは、
EEPROMインターフェース10のポート入力であ
る。なお、EEPROMインターフェース10は、通常
のSPIと兼用できる構成になっている。
ように、シリアルクロック信号SCKの立ち下がり時
に、データ送信端子1dからの送信とデータ受信端子1
eでの受信とを行う回路である。送受信回路11は、マ
イクロコンピュータ1の集積回路の一部としてハードウ
ェア的に構成されており、CPUに負荷をかけることが
ない上に処理速度が非常に速い。
タ受信端子1eでEEPROM2からの最終信号D0を
受信できるように、図3の右端に示すように、シリアル
クロック信号SCKが終了した後で内部的なダミークロ
ック信号を生成する回路である。ダミークロック信号生
成回路12も、マイクロコンピュータ1の集積回路の一
部としてハードウェア的に構成されており、やはりCP
Uに負荷をかけることがない。なお、ダミークロック信
号生成回路12は、送受信回路11の一部として構成さ
れている。
うに、データ受信端子1eで受信する信号DIのうち前
半の無意味な信号を空読みするソフトウェア的に構成さ
れた手段である。一方、送信データ生成手段14は、図
2および図3の右上方に示すように、データ送信端子1
dからの送信データDOにダミーデータを付け加えて送
信データDOのデータ長を調整することができる手段で
あり、ソフトウェア的に構成されている。空読み手段1
3および送信データ生成手段14のソフトウェアは、マ
イクロコンピュータ1のRAMまたはROMに格納され
ており、CPUによって演算処理される。
Mインターフェース内蔵マイクロコンピュータ1は、以
上のように構成されているので、以下のような作用を発
揮する。
ように、シリアルクロック信号SCKの立ち下がり時
に、データ送信端子1dからの送信データDOの送信と
データ受信端子1eでの受信データDIの受信とを行う
作用をもつ。それゆえ、EEPROM2と通信するに際
して、従来技術と異なって、CPUで処理するインター
フェース制御用ソフトウェアは不要であり、ハードウェ
アによってデータ送受信が高速処理される。
からのデータ読み出し時に、図3の左半部に示すよう
に、データ受信端子1eで受信する受信データDIを含
む信号のうち前半の無意味な信号を空読みする作用をも
つ。すなわち、データ受信端子1eで受信する信号のう
ち前半の無意味な信号は、空読みされて読み捨てられる
ので、データ受信端子1eにかかる無意味な電位をEE
PROM2からの有意なデータとして読み込んでしまう
ような不都合は生じない。
よび図3の上部の数列に示すように、データ送信端子1
dからの送信データDOに主にゼロからなる無害なダミ
ーデータを付け加えて送信データDOのデータ長を調整
する作用をもつ。その結果、送信データDOのデータ長
の調整が可能になるばかりではなく、EEPROMの誤
動作も確実に防止される。
は、図3の右端に示すように、シリアルクロック信号S
CKが終了した後、送受信回路11の内部でダミークロ
ック信号を生成する作用をもつ。その結果、シリアルク
ロック信号SCKの最後のパルスの後にくるEEPRO
M2からの最終信号D0は、データ受信端子1eで確実
に受信されるようになり、受信データDIの最後の一ビ
ットまで読み落としがなくなる。
ンピュータ1は、前述のように構成されており、以上の
作用をもつので、以下のような効果を奏する。
出力タイミングがハードウェア的に同期させられている
ので、従来技術のインターフェース制御用ソフトウェア
が不要になり、インターフェース・ソフトウェアが大幅
に簡素化される。つまり、通常のSPIのインターフェ
ース・ハードウェアをわずかに改修するだけで、EEP
ROM2との通信用のインターフェース・ソフトウェア
のコードサイズを大幅に低減することができる。
のROM容量はわずかで済むようになるという効果があ
る。また、同ソフトウェアの処理時間が大幅に短縮さ
れ、短時間でのマイクロコンピュータ1とEEPROM
2とのシリアル通信が可能になるという効果がある。さ
らに、同ソフトウェアの演算処理にかかるCPUタイム
もわずかで済むので、EEPROM2との通信に割かれ
るCPUタイムが大幅に低減され、CPUがすぐに他の
処理にかかることができるようになるという効果があ
る。すなわち、シリアル通信はEEPROMインターフ
ェースにほとんど任せきりにして、EEPROM2との
シリアル通信を行っている間に、マイクロコンピュータ
1のCPUは他のタスクを処理することができるように
なるという効果がある。
ース・ハードウェアの改修はわずかであるうえに、EE
PROMモード用のインターフェース・ソフトウェアを
格納するためのROM容量が少なくて済むので、コスト
アップはほとんどない。むしろインターフェース・ソフ
トウェアの開発費用とROM容量との低減分により、か
えってコストダウンになるという効果がある。
OMインターフェース内蔵マイクロコンピュータ1によ
れば、コストアップを防ぎながら、EEPROMシリア
ルインターフェース制御用ソフトウェアのコードサイズ
を大幅に低減することができる。その結果、同ソフトウ
ェアの格納に必要とされるROM容量が減るばかりでは
なく、短時間でEEPROMとの通信ができるようにな
るうえに、CPUをより有効に利用できるようになると
いう効果がある。また、送受信のデータ長が所望の長さ
に設定できるようになり、データ長に関する自由度が増
すという効果もある。
成を示す模式図
ングチャート
ングチャート
続を示す模式図
イミングチャート
イミングチャート
ュータ 10:EEPROMインターフェース(SPIと兼用) 11:送受信回路 12:ダミークロック信号生成回
路 13:空読み手段 14:送信データ生成手段 1b:通信ビジー端子 1c:シリアルクロック端子 1d:データ送信端子 1e:データ受信端子 2:EEPROM 1’:従来のマイクロコンピュータ(マスター側) 2’:他のデバイス(スレーブ側)
Claims (4)
- 【請求項1】シリアルクロック端子、データ送信端子お
よびデータ受信端子を有し、EEPROMとのシリアル
通信によるデータの授受が可能なEEPROMインター
フェースを内蔵したマイクロコンピュータであって、 前記EEPROMインターフェースは、シリアルクロッ
ク信号の立ち下がり時に前記データ送信端子からの送信
と前記データ受信端子での受信とを行う送受信回路をも
つことを特徴とする、 EEPROMインターフェース内蔵マイクロコンピュー
タ。 - 【請求項2】前記EEPROMインターフェースは、前
記データ受信端子で前記EEPROMからの最終信号を
受信できるように、前記シリアルクロック信号が終了し
た後でダミークロック信号を生成するダミークロック信
号生成回路をもつ、 請求項1記載のEEPROMインターフェース内蔵マイ
クロコンピュータ。 - 【請求項3】前記EEPROMインターフェースは、 前記データ受信端子で受信する信号のうち前半の無意味
な信号を空読みする空読み手段と、 前記データ送信端子からの送信データにダミーデータを
付け加えて該送信データのデータ長を調整することがで
きる送信データ生成手段とをもつ、 請求項1および請求項2のうち一方に記載のEEPRO
Mインターフェース内蔵マイクロコンピュータ。 - 【請求項4】前記EEPROMインターフェースのハー
ドウェアは、SPI(シリアル・パラレル・インターフ
ェース)のハードウェアを兼ねている、 請求項1〜3のうちいずれかに記載のEEPROMイン
ターフェース内蔵マイクロコンピュータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26431799A JP3829906B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | Eepromインターフェース内蔵マイクロコンピュータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26431799A JP3829906B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | Eepromインターフェース内蔵マイクロコンピュータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001092804A true JP2001092804A (ja) | 2001-04-06 |
JP3829906B2 JP3829906B2 (ja) | 2006-10-04 |
Family
ID=17401513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26431799A Expired - Lifetime JP3829906B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | Eepromインターフェース内蔵マイクロコンピュータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3829906B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010040035A (ja) * | 2008-07-07 | 2010-02-18 | Ricoh Co Ltd | メモリ読み書き装置および画像形成装置 |
JP2013520721A (ja) * | 2010-02-23 | 2013-06-06 | ラムバス・インコーポレーテッド | 異なるメモリ種類にアクセスする異なる速度での時分割多重化 |
US8614920B2 (en) | 2012-04-02 | 2013-12-24 | Winbond Electronics Corporation | Method and apparatus for logic read in flash memory |
JP2014071914A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-21 | Huabang Electronic Co Ltd | フラッシュメモリ装置およびメモリ装置の操作方法 |
-
1999
- 1999-09-17 JP JP26431799A patent/JP3829906B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010040035A (ja) * | 2008-07-07 | 2010-02-18 | Ricoh Co Ltd | メモリ読み書き装置および画像形成装置 |
JP2013520721A (ja) * | 2010-02-23 | 2013-06-06 | ラムバス・インコーポレーテッド | 異なるメモリ種類にアクセスする異なる速度での時分割多重化 |
US8614920B2 (en) | 2012-04-02 | 2013-12-24 | Winbond Electronics Corporation | Method and apparatus for logic read in flash memory |
JP2014071914A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-21 | Huabang Electronic Co Ltd | フラッシュメモリ装置およびメモリ装置の操作方法 |
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---|---|
JP3829906B2 (ja) | 2006-10-04 |
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