JP2002220178A - エレベーター用引き戸 - Google Patents

エレベーター用引き戸

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JP2002220178A
JP2002220178A JP2001016597A JP2001016597A JP2002220178A JP 2002220178 A JP2002220178 A JP 2002220178A JP 2001016597 A JP2001016597 A JP 2001016597A JP 2001016597 A JP2001016597 A JP 2001016597A JP 2002220178 A JP2002220178 A JP 2002220178A
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JP
Japan
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front plate
reinforcing member
sliding door
back surface
upper reinforcing
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Application number
JP2001016597A
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English (en)
Inventor
Yoshito Goto
義人 五藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表板の上縁部に高い信頼性により上部補強材
を装着できて所要の剛性を備え、かつ生産性よく製作で
きるエレベーター用引き戸を得る。 【解決手段】 幅方向の両側の縁部に第一屈折部21及
びこの屈折部をさらに屈折した第二屈折部22を有する
表板20に、横断面溝形をなし表板20裏面の上縁部に
溝底外面を接着手段24により第一上部補強材23を接
着する。そして、横断面L字状をなす第二上部補強材2
5を第一上部補強材23に沿って配置し、L字の一辺2
6の長手端部を対向した第二屈折部22に締結具27に
より締結し、L字の他辺28を第一上部補強材23の上
面に締結具27により締結する。このような構成によっ
て、表板20に上部補強材を溶接することによる歪の発
生を解消して生産性を向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、昇降路に設けら
れた乗場の出入口等を開閉するエレベーター用引き戸に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4〜図6は、従来のエレベーター用引
き戸を示す図で、図4はエレベーター乗場の出入口装置
の縦断側面図、図5は図4の引き戸の上縁部を拡大して
示す斜視図、図6は図5のA−A線断面図である。図に
おいて、1はエレベーターの昇降路2に設けられた出入
口(図示しない)の上縁部を形成する昇降路壁、3は出
入口の下縁部を形成する敷居である。
【0003】4は昇降路壁1に固定された出入口装置
で、詳細な説明を省略するがハンガーケース5、戸のレ
ール6、戸のレール6に案内される戸の吊り手7、開閉
機構8を主要機器として構成されている。9は上部に戸
の吊り手7が設けられ下部は敷居3に案内されて開閉機
構8の動作によって駆動されて開閉動作する引き戸で、
次に述べるように構成されている。
【0004】すなわち、10は引き戸9の表板で、金属
板からなり引き戸9の幅方向の両側の縁部がそれぞれ裏
面側へ直角に屈折された第一屈折部11及びこの第一屈
折部11の前縁がさらに裏面に対向する方向に直角に屈
折されて裏面と空隙を形成して対向する第二屈折部12
が形成されている。
【0005】13は引き戸9の上部補強材で、横断面溝
形をなし表板10裏面の上縁部に引き戸9の幅方向に沿
って配置されて、溝形の溝底外面が互いに離れたスポッ
ト溶接14によって表板10裏面に固定され、溝形の開
口部が表板10の第二屈折部12裏面に隅肉溶接15に
よって固定されている。
【0006】16は補助補強材で、上部補強材13の溝
形内に溶接によって装着され上部補強材13の長手に沿
って配置されている。17は仕切り板で、長手が上部補
強材13の上面に長手に沿って配置されて取付ねじ18
によって締結され、引き戸9の上端面から上方へ突設さ
れている。
【0007】従来のエレベーター用引き戸は上記のよう
に構成され、引き戸9の上縁部の剛性を得るために、表
板10に上部補強材13が溶接手段によって固定され
る。そして、開閉機構8によって駆動されて動作しエレ
ベーターの出入口を開閉するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーター用引き戸では、表板10の上縁部に上部補強
材13が溶接によって固定されるので、溶接によって表
板10が加熱されて歪み反り、変形が発生する。このよ
うな歪みの修正に多くの作業時間を要し生産性が低下す
るという問題点があった。また、スポット溶接14によ
って表板10に発生するスポット痕のために鋼板塗装仕
上げの引き戸9では下地の塗膜を厚くすることになり余
計な処理時間が掛かることになる。
【0009】また、ステンレス鋼板製等であって塗装し
ない引き戸9ではスポット痕を隠すことができない。こ
のため、上部補強材13を接着剤によって表板10に固
定する構造が考えられる。この場合に、上部補強材13
及び表板10相互の対向面の表板10面に接着剤を塗布
する。そして、上部補強材13を表板10に宛てがって
上部補強材13が表板10に接した状態で、上部補強材
13を摺動して接着位置に移動することになるが、この
ときに塗布された接着剤がしごき取られる不具合が発生
する。
【0010】さらに、上部補強材13に補助補強材16
が設けられて横断面において箱状の構造になっているの
で、接着のために図6における補助補強材16側から加
圧すると接着面の加圧が不均一になる。このため、接着
強度の信頼性が不足することになる。また、表板10に
対して接着剤のみによって上部補強材13が装着される
ので、接着剤の剥がれ発生に対する対策がなく構造体と
しての信頼性が不足する。なお、開閉機構8の吊り手7
が引き戸9の上縁部に装着されるので、この上縁部の剛
性を確保する必要がある。
【0011】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、表板の上縁部に高い信頼性によ
って上部補強材を容易に装着することができるエレベー
ター用引き戸を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター用引き戸においては、幅方向の両側の縁部がそれぞ
れ裏面側へ直角に屈折されてなる第一屈折部及びこの第
一屈折部の前縁がさらに裏面に対向する方向に直角に屈
折されて裏面と空隙を形成して対向する第二屈折部を有
する表板と、横断面溝形をなし表板裏面の上縁部に長手
が表板幅方向に沿って配置され、溝形の溝底外面が接着
手段を介して表板裏面に接着された第一上部補強材と、
横断面L字状をなし長手が第一上部補強材の長手に沿っ
て配置されてL字の一辺が長手両端部において、それぞ
れ対向した第二屈折部に重合されて締結具によって締結
され、L字の他辺は第一上部補強材の溝形における上側
の側壁に重合されて締結具によって締結された第二上部
補強材とが設けられる。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図3は、こ
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は引き戸の
上縁部を拡大して示す斜視図、図2は図1のB部拡大
図、図3は図1のC−C線断面図である。図において、
19は引き戸で、次に述べるように構成されている。す
なわち、20は引き戸19の表板で、金属板からなり幅
方向の両側の縁部がそれぞれ裏面側へ直角に屈折された
第一屈折部21及びこの第一屈折部21の前縁がさらに
裏面に対向する方向に直角に屈折されて裏面と空隙を形
成して対向する第二屈折部22が形成されている。
【0014】23は引き戸19の第一上部補強材で、横
断面溝形をなし長手が表板20裏面の上縁部に引き戸1
9の幅方向に沿って配置されて、溝形の溝底外面が接着
剤、両面接着テープ等の接着手段24を介して表板20
裏面に接着されている。
【0015】25は第二上部補強材で、横断面L字状を
なし長手が第一上部補強材23の長手に沿って配置され
てL字の一辺26が長手両端部において、それぞれ対向
した表板20の第二屈折部22に重合されて後述する締
結具27によって締結され、L字の他辺28は第一上部
補強材23の溝形における上側の側壁に重合されて締結
具27によって締結されている。
【0016】なお、締結具27は、例えば商品名でPO
Pリベットと呼称される締結具であり、頭部から被締結
部材に嵌合される締結部へ牽引芯材が挿通されていて、
被締結部材に嵌入された状態で牽引芯材を頭部側から引
き抜くことによって、貫通した締結部の先端部直径が塑
性変形して拡大することによって締結作用が生じるよう
に構成されている。
【0017】17は仕切り板で、長手が第一上部補強材
23の上面に長手に沿って配置されて取付ねじ18によ
って締結され、引き戸19の上端面から上方へ突設され
ている。29は縦補強材で、表板20裏面に装着されて
長手が上下方向に配置されて引き戸19幅のほぼ中央位
置に設けられている。
【0018】なお、第一上部補強材23の溝形における
側壁の奥行き寸法は、「第一屈折部21の奥行き寸法」
−「表板20の板厚」よりも2mm薄くすることによっ
て、次に述べる作用を得ることができる。すなわち、表
板20裏面に接着剤を塗布して第一上部補強材23が表
板20裏面に接しようとした状態で、第一上部補強材2
3を表板20に対して摺動して接着位置に移動しても、
第一上部補強材23の摺動によって、塗布された接着剤
がしごき取られる不具合の発生を防止することができ
る。
【0019】上記のように構成されたエレベーター用引
き戸において、表板20の上縁部に第一上部補強材23
が接着手段24によって固定され、また第二上部補強材
25の長手端部が締結具27によって表板20の第二屈
折部22及び第一上部補強材23の上側に締結される。
これにより、表板20の上縁部に上部補強材を溶接によ
って固定することによる加熱に起因する歪の発生を解消
することができる。
【0020】このため、加熱による変形の修正作業時
間、塗装仕上げの下地処理時間の増大を防止することが
できる。また、ステンレス鋼板等製であって塗装しない
引き戸19にも第一上部補強材23等による構成を容易
に適用することができる。さらに、第一上部補強材23
の溝形における開口部の下側の縁部に、第二上部補強材
25のL字の一辺26を突き合わせて筒状の構造体が形
成される。そして、このような筒状構造体により剛性の
高い上部補強材を実現することができる。
【0021】以上説明したように、表板20の上縁部に
高い信頼性によって第一上部補強材23及び第二上部補
強材25を容易に装着でき、上縁部において所要の剛性
を有する引き戸19を高い生産性で製作することができ
製作費用を低減することができる。また、第二上部補強
材25が締結具27によって表板20の第二屈折部22
に締結されるので、接着手段24の劣化時に表板20か
ら第一上部補強材23が直ちに離剥する不具合を防ぐこ
とができる。
【0022】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、幅方向
の両側の縁部がそれぞれ裏面側へ直角に屈折されてなる
第一屈折部及びこの第一屈折部の前縁がさらに裏面に対
向する方向に直角に屈折されて裏面と空隙を形成して対
向する第二屈折部を有する表板と、横断面溝形をなし表
板裏面の上縁部に長手が表板幅方向に沿って配置され、
溝形の溝底外面が接着手段を介して表板裏面に接着され
た第一上部補強材と、横断面L字状をなし長手が第一上
部補強材の長手に沿って配置されてL字の一辺が長手両
端部において、それぞれ対向した第二屈折部に重合され
て締結具によって締結され、L字の他辺は第一上部補強
材の溝形における上側の側壁に重合されて締結具によっ
て締結された第二上部補強材とを設けたものである。
【0023】これによって、表板の上縁部に第一上部補
強材が接着手段によって固定され、また第二上部補強材
の長手端部が締結具によって表板の第二屈折部及び第一
上部補強材の上側に締結される。このような構成によっ
て、表板の上縁部に上部補強材を溶接によって固定する
ことによる加熱に起因する歪の発生を解消することがで
きる。したがって、加熱による変形の修正作業時間、塗
装仕上げの下地処理時間の増大を防止でき、またステン
レス鋼板製等であって塗装しない引き戸にも第一上部補
強材等による構成を容易に適用することができる。この
ように、表板の上縁部に高い信頼性によって上部補強材
を容易に装着でき、所要の剛性を有する引き戸を高い生
産性で製作することができて製作費用を低減する効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、引き戸
の上縁部を拡大して示す斜視図。
【図2】 図1のB部拡大図。
【図3】 図1のC−C線断面図。
【図4】 従来のエレベーター用引き戸を示す図で、エ
レベーター乗場の出入口装置の縦断側面図。
【図5】 図4の引き戸の上縁部を拡大して示す斜視
図。
【図6】 図5のA−A線断面図。
【符号の説明】
20 表板、 21 第一屈折部、 22 第二屈折
部、 23 第一上部補強材、 24 接着手段、 2
5 第二上部補強材、 26 一辺、 27 締結具、
28 他辺。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅方向の両側の縁部がそれぞれ裏面側へ
    直角に屈折されてなる第一屈折部及びこの第一屈折部の
    前縁がさらに上記裏面に対向する方向に直角に屈折され
    て上記裏面と空隙を形成して対向する第二屈折部を有す
    る表板と、横断面溝形をなし上記表板裏面の上縁部に長
    手が上記表板幅方向に沿って配置され、上記溝形の溝底
    外面が接着手段を介して上記表板裏面に接着された第一
    上部補強材と、横断面L字状をなし長手が上記第一上部
    補強材の長手に沿って配置されてL字の一辺が長手両端
    部において、それぞれ対向した上記第二屈折部に重合さ
    れて締結具によって締結され、L字の他辺は上記第一上
    部補強材の溝形における上側の側壁に重合されて締結具
    によって締結された第二上部補強材とを備えたエレベー
    ター用引き戸。
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