JP2002219399A - ダイコータ - Google Patents
ダイコータInfo
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Abstract
く流動させ、かつペースト温度を一定にし、スロットダ
イに最も近いところで、ペーストを供給するダイコータ
を提供する。 【解決手段】スロットダイへのペースト供給が、ポンプ
やシリンジ等のペースト圧送機構を介したサークル配管
からの分岐により行われ、かつ分岐は前記スロットダイ
に接した部分で実施される
Description
し、特に、プラズマディスプレイパネル(以下、PDP
と略記する)製造用等に用いられるガラスペーストまた
は銀ペースト等塗布用のスロットダイコータに関する。
は、スクリーン印刷やロールコータによる塗工と異な
り、基本的に非接触で塗布を行うために、ペーストのレ
オロジーが塗工精度に大きく影響する。そのための、ペ
ーストタンクに温調機能を具備するなどの改良が施され
てきた。
厚分布を改善するために、例えば、ポンプの脈動による
塗布膜での波打ちを回避するために、ペースト圧送方式
をモーノポンプからシリンジに変えたりしている。更
に、スロットダイコータによる塗工で膜厚に乱れが生じ
易いのは、塗工の塗りはじめと塗り終わりであり、この
ことにはペーストのダイへの供給系での圧力のタイムラ
グによるものである。そのため配管系を短くしたり、圧
損の生じにくく膨張のし難い材料で形成したりする改良
がなされてきた。
106123号公報、または特開平10−000421
号公報に開示されている。
0μm以下といった比較的膜厚の薄い塗工を行う場合
は、塗工原理からスロットダイと基板とのギャップを精
度よく小さくとることと低粘度のペーストを用いる必要
がある。
統の模式図を図3に示す。従来のダイコータのペースト
供給は、ペースト供給タンク310から、配管314お
よび配管313を経由し、ペースト供給ポンプ309に
よりスロットダイ303へペースト304を圧送する一
方通行のペーストの流れであった。
板302に非接触でペーストを塗布する。また、PDP
の製造工程に用いられる場合は、ガラスペーストや銀ペ
ースト、さらには蛍光体ペースト等の分散系のペースト
が用いらる。
の製造工程に用いられる場合は、上述のように、ガラス
ペーストや銀ペースト、さらには蛍光体ペースト等の分
散系のペーストが用いられ、インクなどとは異なり、フ
ィラーとしての銀粉末、ガラス粉末、蛍光体粉末の比重
が大きいために、低粘度のペーストにおいては沈降分離
が発生しやすい問題があった。
能を持つが、配管系には及んでいないため、塗工の初期
や、塗工の中断再開時などには、ペーストタンクと配管
系に残ったペーストにレオロジーの差が出るため、安定
した膜厚分布での塗工が困難であった。
スロットダイのリップ部の間が配管系で繋がれているた
め、圧送機構のスタートとリップ部でのペースト吐出に
タイムラグが生じる。そのため塗工のスタート部におけ
る膜厚の乱れが生じる問題もあった。
まれており、この気泡が塗工膜に悪影響を及ぼすため、
ペースト供給タンクに脱泡機構を付加するが、時間がか
かることと配管系に存在するペースト中の脱泡は不可能
であった。
ペーストをサークル配管の中で滞留することなく流動さ
せ、かつペースト温度を一定にし、スロットダイに最も
近いところで、ペーストを供給するダイコータを提供す
ることにある。
ペーストを供給するペースト供給タンクと、前記ペース
トを圧送させるポンプと、前記ペースト供給タンクと前
記ポンプとを接続し、前記ペーストを循環させるサーク
ル配管と、前記ペーストを基板に塗布するスッロトダイ
コータと、前記スッロトダイコータの近傍に設置された
第1の三方弁とを備え、 前記第1の三方弁の開閉を制
御して、前記ペーストを前記サークル配管の中で滞留す
ることなく流動させる構成である。
ダイへのペースト供給が、ペースト圧送機構を介して前
記サークル配管からの分岐により行われ、かつ前記分岐
は、前記スロットダイに接した部分で実施される構成で
ある。
スト供給が、ポンプやシリンジ等のペースト圧送機構を
介したサークル配管からの分岐により行われ、かつ分岐
はスロットダイに接した部分で実施されることを特徴と
する。
ペースト供給が、開度を調整可能な弁を有し、スロット
ダイへのペースト供給量の調整を行うことを特徴とす
る。
タリミキサー等の攪拌機能と、ペースト粘度自動調整機
能を持たせ、そして、サークル配管の一部にペーストド
レインバルブを設けている。
ータについて説明する。図1は、本発明の第1の実施の
形態のダイコータの配管系統の模式図である。
形態のダイコータは、内部に液溜りを持つスロットダイ
103にペーストを供給し、ダイ103の先端リップよ
り均一な量のペースト104を吐出し、対向して設置さ
れたガラス基板102とスロットダイ103の相対位置
を変化させることで、搬送テーブル101上のガラス基
板102上に均一なペースト塗布膜104を得る構成で
ある。
コータのスロットダイ103へのペースト供給は以下の
ようにする。
ためペースト供給ポンプ109として、例えば、モーノ
ポンプを図1に示すように循環するように配管する。ポ
ンプの下流にバルブ1(105)、バルブ2(106)
およびバルブ3(107)からなる三方弁115を設
け、その一個所をスロットダイ103のペースト供給口
近傍に取付けられた開度の調節できるバルブ1(10
5)に接続する。
使用方法としては、塗布しない時は、バルブ2(10
6)とバルブ3(107)を開け、配管112、配管1
13および配管114を経由して、ペースト供給ポンプ
109とペースト供給タンク110中とを絶えずペース
トを流しておく。
じ、バルブ1(105)を開けてスロットダイ103に
ペーストを供給し塗布を行う。この時、バルブ3(10
7)とバルブ1(105)の開閉タイミング、と開度の
調節により、塗布初期の膜厚ムラを改善するように制御
する。
(107)は、開度の調整可能な弁とし、各々の開度を
時間と共に制御可能なものとする。
バルブであり、用途は設備立上げ時に配管系に滞留した
ペーストを除去したり、設備保守時の配管系およびペー
スト供給タンク中のペーストの除去を目的としたもので
ある。
は直接作用しないが、保守用に取付られたバルブであ
る。
調節機能、温調機能、攪拌機能を具備したものとする。
薄い場合は、ペースト粘度が低いことが要求される。そ
のため分散系であるガラスペーストや銀ペーストは、フ
ィラーとしての銀粉末やガラス粉末の比重が高いため
に、ペースト粘度を下げると沈降分離が生じていた。
を設けるなどの処置を行ったが、ペーストタンク、配管
系、スロットダイ中でも放置によりペースト中のガラス
成分の沈降分離が発生する。
は絶えず流動するため、滞留による沈降分離は極めて発
生しにくい。更にペースト供給タンク中での、調整され
たペースト温度、ペースト粘度が、ペースト供給系全域
に反映されるため、供給系の中での場所による不均一が
ない。このことは脱泡機構を持ったペースト供給タンク
へ絶えずペーストが帰還するためペースト中の脱泡も短
時間で確実に行えることに通じる。
の圧送において配管系の圧損が生じ、応答性が悪いた
め、盛り上がり等の塗布膜の乱れが生じたが、本発明で
は、配管系に絶えず圧力がかかっているため、塗布膜の
先端と終端の乱れが少ない。
ータについて説明する。図2は、本発明の第2の実施の
形態のダイコータの配管系統の模式図である。
形態のダイコータは、本発明の第1の実施の形態のダイ
コータに対して、ペースト循環系を連続でなく、間歇的
なものとすることを特徴とする。
は、本発明の第1の実施の形態のダイコータのポンプ1
09の代りに、バルブ5(205)、バルブ6(20
6)およびバルブ7(207)からなる第2の三方弁2
01およびモータ210で駆動されるシリンジ209の
それぞれを具備する構成である。
の形態のダイコータと同一であり、同一の参照符号を付
してある。
は、シリンジ209に取り付けられた第2の三方弁20
1を制御することで、シリンジ209中へのペーストの
引き込みと、シリンジ209から配管202へのペース
トの吐き出しを繰り返す。
スト供給が無い場合の期間中、すなわち、塗布しないと
き、断続的に繰り返される。当然、バルブ2(106)
とバルブ3(107)は開となっており、シリンジ20
9から吐き出されたペーストは、タンク110に戻され
る。
イコータと同じく、一旦バルブ3(107)を閉じ、バ
ルブ1(105)を開けて、スロットダイ103にペー
ストを供給し塗布を行う。この時、バルブ3(107)
とバルブ1(105)の開閉タイミング、と開度の調節
により、塗布初期の膜厚ムラを改善するように制御す
る。
(107)は開度の調整可能な弁とし、各々の開度を時
間と共に制御可能なものとする。
は、塗布とシリンジ209からのペーストの吐き出しの
時間的なタイミングとペースト量を合せる必要がある。
は、本発明の第1の実施の形態のダイコータに比べて、
スロットダイからの塗布量の安定化がはかれ、塗布膜に
ペースト吐出の脈動の影響が抑えられるメリットをも
つ。
は、本発明において直接作用しないが、保守等を目的と
して具備されている。
明の第1の実施の形態のダイコータと同様の目的のため
に具備されている。
沈降分離しやすい低粘度のペーストの塗布が可能とな
り、くり返し再現性が向上する。また、従来よりも膜厚
の薄い塗布に対して、膜厚分布が改善される。さらに、
塗布端、すなわち塗工の最初と最後の制御性が改善され
る。
図である。
る。
07 バルブ 109,309 ペースト供給ポンプ 110,310 ペースト供給タンク 111,112,113,114 配管 115,201 三方弁 202 配管 209 シリンジ
Claims (11)
- 【請求項1】 ペーストを供給するペースト供給タンク
と、前記ペーストを圧送させるポンプと、前記ペースト
供給タンクと前記ポンプとを接続し、前記ペーストを循
環させるサークル配管と、前記ペーストを基板に塗布す
るスッロトダイコータと、前記スッロトダイコータの近
傍に設置された第1の三方弁とを備え、 前記第1の三
方弁の開閉を制御して、前記ペーストを前記サークル配
管の中で滞留することなく流動させることを特徴とする
ダイコータ。 - 【請求項2】 前記スロットダイへのペースト供給が、
ペースト圧送機構を介して前記サークル配管からの分岐
により行われ、かつ前記分岐は、前記スロットダイに接
した部分で実施されることを特徴とするする請求項1記
載のダイコータ。 - 【請求項3】 前記ペースト圧送機構は、シリンジを具
備することを特徴とする請求項2記載のダイコータ。 - 【請求項4】 前記ペースト圧送機構は、第2の三方弁
を具備することを特徴とする請求項3記載のダイコー
タ。 - 【請求項5】 前記第2の三方弁は、開度が調整可能な
弁である請求項4記載のダイコータ。 - 【請求項6】 前記第1の三方弁は、開度が調整可能な
弁である請求項1、2、3、4または5記載のダイコー
タ。 - 【請求項7】 前記ペースト供給タンクは、温度調整手
段を具備する請求項1、2、3、4、5または6記載の
ダイコータ。 - 【請求項8】 前記ペースト供給タンクは、攪拌手段を
具備する請求項1、2、3、4、5、6または7記載の
ダイコータダイコータ。 - 【請求項9】 前記攪拌手段は、プラネタリミキサーを
備える請求項8記載のダイコータ。 - 【請求項10】 前記ペースト供給タンクは、粘度自動
調整手段を具備する請求項1、2、3、4、5、6、
7、8または9記載のダイコータ。 - 【請求項11】 前記ペースト供給タンクは、減圧脱泡
手段を具備する請求項1、2、3、4、5、6、7、8
または9記載のダイコータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001020515A JP2002219399A (ja) | 2001-01-29 | 2001-01-29 | ダイコータ |
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Publications (1)
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