JP2002219220A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2002219220A
JP2002219220A JP2001017491A JP2001017491A JP2002219220A JP 2002219220 A JP2002219220 A JP 2002219220A JP 2001017491 A JP2001017491 A JP 2001017491A JP 2001017491 A JP2001017491 A JP 2001017491A JP 2002219220 A JP2002219220 A JP 2002219220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game ball
player
game
notification
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001017491A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Fujita
武志 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2001017491A priority Critical patent/JP2002219220A/ja
Publication of JP2002219220A publication Critical patent/JP2002219220A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技盤への遊技球の放出を再開する際に遊技
球の落下位置を再調整することを不要にできると共に、
手の疲労を防止できると共に寿命を長くできる遊技機を
得る。 【解決手段】 パチンコ機10では、ハンドル26の操
作部材28を回転操作することで、遊技球22が遊技盤
18の上部に放出される。遊技盤18への遊技球22の
放出が不要な遊技球不要期間中では、遊技盤18に放出
された遊技球22を制御装置が計数し、計数された数の
遊技球22を払出装置が上皿20に還元することで、無
駄球の発生を防止する。ここで、自動で無駄球の発生が
防止されるため、遊技盤18への遊技球22の放出を再
開する際に遊技球22の落下位置を再調整することを不
要にでき、さらに、従来のストップスイッチを廃止でき
て手の疲労を防止できると共にパチンコ機10の寿命を
長くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤に遊技球を
放出する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機は、例えば、遊技盤を備えて
おり、遊技盤の右下方にはハンドルが設けられている。
ハンドルには操作部材が回転可能に設けられており、操
作部材は、バネ等により反時計回り方向へ付勢力が付与
された状態で初期回転位置に配置されている。ここで、
ハンドルを把持して操作部材を時計回り方向へ回転操作
することで、遊技者が保有する遊技球が発射される。ま
た、パチンコ機内にはハンドルの近傍において発射レー
ルが設けられると共に、遊技盤左側には円弧状の発射バ
ンドが発射レールに略連通して設けられており、発射さ
れた遊技球が発射レール及び発射バンドを経て遊技盤の
上部に放出される。さらに、操作部材の操作角度を調整
することで、遊技球の発射強度が調整されて、遊技盤へ
の遊技球の落下位置が調整される。
【0003】遊技盤の中央下部には、始動入賞口が設け
られており、始動入賞口に遊技球が入賞した際には所謂
大当たりの成否が抽選される。始動入賞口の直上には表
示装置が設けられており、表示装置では、例えば図柄が
変動表示されて始動入賞口に遊技球が入賞したことを知
らせる入賞報知が行われると共に、入賞報知の最後には
所謂大当たり図柄または所謂はずれ図柄が表示されて大
当たりの成否が報知される。また、表示装置では、大当
たり図柄またははずれ図柄が表示される前に所謂リーチ
図柄が表示されて大当たりが成立した可能性があること
を報知可能とされている。
【0004】始動入賞口の下方には大入賞口が開閉可能
に設けられており、表示装置が大当たりの成立を報知し
た後に特別状態が発生されることで、大入賞口が所定時
間開放されて遊技球の入賞が可能となる。大入賞口内に
は特定領域が設けられており、大入賞口が開放されてい
る間に遊技球が特定領域に入賞することで、大入賞口が
一旦閉鎖された後に再度所定時間開放される。また、大
入賞口が開放されている間に遊技球が特定領域に入賞し
ない場合や遊技球の特定領域への入賞による大入賞口の
開閉が所定回繰り返された場合には、特別状態が消滅す
る。
【0005】このパチンコ機では所謂保留球数が記憶さ
れる構成とされており、この保留球数は、表示装置が入
賞報知を行う間及び表示装置が大当たりを報知してから
特別状態が消滅するまでの間に遊技球が始動入賞口に入
賞する毎に1個ずつ加算され、かつ、4個を越えて加算
されない。さらに、表示装置が大当たりの不成立を報知
した際及び特別状態が消滅した際に保留球数が0個でな
いと、保留球数が1個減算されて記憶されると共に、表
示装置が入賞報知を行う。
【0006】ここで、例えば表示装置が入賞報知を行う
間において保留球数が4個である期間、表示装置がリー
チ図柄を表示してから大当たりの成否を表示するまでの
期間、表示装置が大当たりの成立を報知してから大入賞
口が開放されるまでの期間及び特定領域への遊技球の入
賞により大入賞口が一旦閉鎖されてから再度開放される
までの期間等(以下、これらの期間を「遊技球不要期
間」という)では、遊技盤への遊技球の放出が不要であ
り、この遊技球不要期間に遊技盤へ放出される遊技球は
所謂無駄球となる。
【0007】このため、このパチンコ機では、操作部材
の近傍(例えばハンドルの裏面側等)にストップスイッ
チが設けられており、遊技球不要期間においては、スト
ップスイッチを所望のタイミングで押圧操作及び解除操
作することで、操作部材の操作状態に拘らず遊技球の発
射が停止及び復帰され、無駄球の発生を防止できる。
【0008】また、遊技球不要期間において、ハンドル
から手を離して操作部材の回転操作を解除することで
も、遊技球の発射を停止でき、これにより、無駄球の発
生を防止できる。
【0009】しかしながら、このようなパチンコ機で
は、遊技球不要期間にハンドルから手を離すことで遊技
球の発射を停止させると、操作部材が付勢力により初期
回転位置に戻ってしまうため、遊技球の発射を再開する
際には操作部材の操作角度(遊技球の落下位置)を再調
整しなければならず、遊技が中断して煩わしいという問
題がある。
【0010】一方、上述の如き操作部材の操作角度の再
調整を不要にするために、ハンドルを把持する手の指先
でストップスイッチを操作しようとすると、ストップス
イッチはこの指先で操作しにくい位置に設けられている
ため、ハンドルを把持する手が無理な姿勢となって疲労
し易いという問題がある。
【0011】また、頻繁にストップスイッチを操作する
と、ストップスイッチ等が損傷してパチンコ機の寿命を
短くするという問題もある。
【0012】さらにまた、初心者は遊技球不要期間を把
握しにくいため、無駄球の発生を防止することが困難で
ある一方、熟練者は遊技球不要期間を把握しているた
め、無駄球の発生を防止できる。これにより、初心者と
熟練者との間に遊技球の減少の度合いにおける格差が生
じるという問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、遊技盤への遊技球の放出を再開する際における遊
技球の落下位置の再調整を不要にできると共に、従来の
ストップスイッチを廃止して手の疲労を防止できかつ寿
命を長くできる遊技機を得ることが目的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の遊技機
は、遊技者の操作により作動されて遊技者が保有する遊
技球を遊技盤に放出する放出装置と、前記遊技盤への前
記遊技球の放出が不要な遊技球不要期間中では前記遊技
者が保有する前記遊技球の減少を防止する遊技球維持装
置と、を備えている。
【0015】請求項1に記載の遊技機では、放出装置が
操作されることで作動されて、遊技者が保有する遊技球
が遊技盤に放出される。
【0016】さらに、遊技盤への遊技球の放出が不要な
遊技球不要期間中では、遊技球維持装置が自動で遊技者
が保有する遊技球の減少を防止して、所謂無駄球の発生
が防止される。
【0017】ここで、上述の如く遊技球維持装置によっ
て自動で無駄球の発生が防止されるため、遊技者は遊技
球不要期間に特別な操作をしなくてもよく、これによ
り、遊技球不要期間中であるか否かに拘らず遊技球の落
下位置を調整することのみに集中して単純に放出装置の
操作を継続させればよい。したがって、従来の如く遊技
球への遊技盤の放出を再開する際に遊技球の落下位置を
再調整することを不要にできて遊技が中断されることが
なく、さらに、従来のストップスイッチを廃止できて手
の疲労を防止できると共に遊技機の寿命を長くできる。
【0018】また、無駄球の発生が自動で防止されるた
め、遊技球不要期間を把握しにくい初心者でも遊技球不
要期間を把握している熟練者と同等に無駄球の発生を防
止できる。これにより、初心者と熟練者との間に遊技球
の減少の度合いにおける格差が生じることを防止でき
る。
【0019】請求項2に記載の遊技機は、請求項1に記
載の遊技機において、前記遊技球維持装置は、前記遊技
球不要期間中に前記遊技盤に放出された前記遊技球を計
数する計数手段と、前記計数手段によって計数された数
の前記遊技球を前記遊技者に還元する還元手段と、を有
することを特徴としている。
【0020】請求項2に記載の遊技機では、遊技球維持
装置が計数手段及び還元手段を有しており、遊技球不要
期間中に遊技盤に放出された遊技球が計数手段により計
数され、計数手段によって計数された数の遊技球が還元
手段により遊技者に還元される。これにより、無駄球の
発生を確実に防止できる。
【0021】また、一般に、放出装置を操作してから最
初の遊技球が遊技盤に放出されるまでには、遊技球が放
出装置から遊技盤に到達するまでの時間のみならず、放
出装置が操作されてから作動(起動)するまでの時間も
必要となる。このため、仮に遊技球不要期間中に放出装
置の作動を中止すると、遊技球不要期間終了直後に適切
なタイミングで遊技球を狙い打ちするのは困難である。
ここで、請求項2に記載の遊技機では、遊技球不要期間
中に放出装置の作動を中止する必要がないため、遊技球
不要期間終了直後でも適切なタイミングで遊技球を狙い
打ちすることができる。
【0022】請求項3に記載の遊技機は、請求項1に記
載の遊技機において、前記遊技球維持装置は、前記遊技
球不要期間中に前記遊技盤に放出された前記遊技球を回
収する回収手段と、前記回収手段によって回収された前
記遊技球を前記遊技者に返還する返還手段と、を有する
ことを特徴としている。
【0023】請求項3に記載の遊技機では、遊技球維持
装置が回収手段及び返還手段を有しており、遊技球不要
期間中に遊技盤に放出された遊技球が回収手段により回
収され、回収手段によって回収された遊技球が返還手段
によって遊技者に返還される。これにより、無駄球の発
生を確実に防止できる。
【0024】また、一般に、放出装置を操作してから最
初の遊技球が遊技盤に放出されるまでには、遊技球が放
出装置から遊技盤に到達するまでの時間のみならず、放
出装置が操作されてから作動(起動)するまでの時間も
必要となる。このため、仮に遊技球不要期間中に放出装
置の作動を中止すると、遊技球不要期間終了直後に適切
なタイミングで遊技球を狙い打ちするのは困難である。
ここで、請求項2に記載の遊技機では、遊技球不要期間
中に放出装置の作動を中止する必要がないため、遊技球
不要期間終了直後でも適切なタイミングで遊技球を狙い
打ちすることができる。
【0025】請求項4に記載の遊技機は、請求項1に記
載の遊技機において、前記遊技球維持装置は、前記遊技
球不要期間中に前記遊技盤への前記遊技球の放出を阻止
する阻止手段と、前記阻止手段によって放出が阻止され
た前記遊技球を前記遊技者に返却する返却手段と、を有
することを特徴としている。
【0026】請求項4に記載の遊技機では、遊技球維持
装置が阻止手段及び返却手段を有しており、遊技球不要
期間中に遊技盤への遊技球の放出が阻止手段により阻止
され、阻止手段によって放出が阻止された遊技球が返却
手段により遊技者に返却される。これにより、無駄球の
発生を確実に防止できる。
【0027】また、一般に、放出装置を操作してから最
初の遊技球が遊技盤に放出されるまでには、遊技球が放
出装置から遊技盤に到達するまでの時間のみならず、放
出装置が操作されてから作動(起動)するまでの時間も
必要となる。このため、仮に遊技球不要期間中に放出装
置の作動を中止すると、遊技球不要期間終了直後に適切
なタイミングで遊技球を狙い打ちするのは困難である。
ここで、請求項3に記載の遊技機では、遊技球不要期間
中に放出装置の作動を中止する必要がないため、遊技球
不要期間終了直後でも適切なタイミングで遊技球を狙い
打ちすることができる。
【0028】請求項5に記載の遊技機は、請求項1に記
載の遊技機において、前記遊技球維持装置は、前記遊技
球不要期間中に前記放出装置の作動を操作状態に拘らず
禁止することを特徴としている。
【0029】請求項5に記載の遊技機では、遊技球維持
装置によって遊技球不要期間中に放出装置の作動が操作
状態に拘らず禁止される。これにより、無駄球の発生を
確実に防止できる。
【0030】請求項6に記載の遊技機は、請求項1乃至
請求項5の何れか1項に記載の遊技機において、前記遊
技盤に設けられ、前記遊技球が入賞した際に遊技者に有
利な権利の成否が抽選される始動入賞口と、前記始動入
賞口に前記遊技球が入賞したことを知らせる入賞報知を
行うと共に前記入賞報知の最後に前記遊技者に有利な権
利の成否を報知する報知装置と、前記報知装置が前記遊
技者に有利な権利の成立を報知した後に遊技者に有利な
特別状態を発生かつ消滅させる制御手段と、前記報知装
置が前記入賞報知を行う間及び前記報知装置が前記遊技
者に有利な権利の成立を報知してから前記特別状態が消
滅するまでの間に前記遊技球が前記始動入賞口に入賞す
る毎に加算されかつ所定数を越えて加算されない保留球
数を記憶すると共に、前記報知装置が前記遊技者に有利
な権利の不成立を報知した際及び前記特別状態が消滅し
た際に前記保留球数が0個でないと前記保留球数を減算
して記憶しかつ前記報知装置が前記入賞報知を行う保留
手段と、を備え、かつ、前記遊技球不要期間を、前記報
知装置が前記入賞報知を行う間において前記保留球数が
前記所定数である期間とした、ことを特徴としている。
【0031】請求項6に記載の遊技機では、遊技盤の始
動入賞口に遊技球が入賞した際に、遊技者に有利な権利
の成否が抽選される。また、報知装置が、始動入賞口に
遊技球が入賞したことを知らせる入賞報知を行うと共
に、入賞報知の最後に遊技者に有利な権利の成否を報知
する。さらに、報知装置が遊技者に有利な権利の成立を
報知した後には、制御手段が遊技者に有利な特別状態を
発生かつ消滅させる。
【0032】さらにまた、保留手段によって保留球数が
記憶され、保留球数は、報知装置が入賞報知を行う間及
び報知装置が遊技者に有利な権利の成立を報知してから
特別状態が消滅するまでの間に遊技球が始動入賞口に入
賞する毎に加算され、かつ、所定数を越えて加算されな
い。また、報知装置が遊技者に有利な権利の不成立を報
知した際及び特別状態が消滅した際に保留球数が0個で
ないと、保留手段が保留球数を減算して記憶すると共
に、報知装置が入賞報知を行う。
【0033】ここで、報知装置が入賞報知を行う間にお
いて保留球数が所定数である期間を遊技球不要期間とし
たため、この期間において無駄球の発生を防止できる。
【0034】請求項7に記載の遊技機は、請求項1乃至
請求項5の何れか1項に記載の遊技機において、前記遊
技盤に設けられ、前記遊技球が入賞した際に遊技者に有
利な権利の成否が抽選される始動入賞口と、前記遊技者
に有利な権利が成立した可能性があることを報知可能と
されると共に前記遊技者に有利な権利の成否を報知する
報知装置と、を備え、かつ、前記遊技球不要期間を、前
記報知装置が前記遊技者に有利な権利が成立した可能性
があることを報知してから前記遊技者に有利な権利の成
否を報知するまでの期間とした、ことを特徴としてい
る。
【0035】請求項7に記載の遊技機では、遊技盤の始
動入賞口に遊技球が入賞した際に、遊技者に有利な権利
の成否が抽選される。また、報知装置が、遊技者に有利
な権利が成立した可能性があることを報知可能とされる
と共に、遊技者に有利な権利の成否を報知する。
【0036】ここで、報知装置が遊技者に有利な権利が
成立した可能性があることを報知してから記遊技者に有
利な権利の成否を報知するまでの期間を遊技球不要期間
としたため、この期間において無駄球の発生を防止でき
る。
【0037】請求項8に記載の遊技機は、請求項1乃至
請求項5の何れか1項に記載の遊技機において、前記遊
技盤に設けられ、前記遊技球が入賞した際に遊技者に有
利な権利の成否が抽選される始動入賞口と、前記遊技者
に有利な権利の成否を報知する報知装置と、前記遊技盤
に開閉可能に設けられ、前記報知装置が前記遊技者に有
利な権利の成立を報知した後に所定時間開放されて前記
遊技球の入賞が可能となる大入賞口と、を備え、かつ、
前記遊技球不要期間を、前記報知装置が前記遊技者に有
利な権利の成立を報知してから前記大入賞口が開放され
るまでの期間とした、ことを特徴としている。
【0038】請求項8に記載の遊技機では、遊技盤の始
動入賞口に遊技球が入賞した際に、遊技者に有利な権利
の成否が抽選される。また、報知装置が、遊技者に有利
な権利の成否を報知する。さらに、報知装置が遊技者に
有利な権利の成立を報知した後には、遊技盤の大入賞口
が所定時間開放されて遊技球の入賞が可能となる。
【0039】ここで、報知装置が遊技者に有利な権利の
成立を報知してから大入賞口が開放されるまでの期間を
遊技球不要期間としたため、この期間において無駄球の
発生を防止できる。
【0040】請求項9に記載の遊技機は、請求項1乃至
請求項5の何れか1項に記載の遊技機において、前記遊
技盤に設けられ、前記遊技球が入賞した際に遊技者に有
利な権利の成否が抽選される始動入賞口と、前記遊技者
に有利な権利の成否を報知する報知装置と、前記遊技盤
に開閉可能に設けられ、前記報知装置が前記遊技者に有
利な権利の成立を報知した後に所定時間開放されて前記
遊技球の入賞が可能となる大入賞口と、前記大入賞口内
に設けられ、前記大入賞口が開放されている間に前記遊
技球が入賞することで前記大入賞口が一旦閉鎖された後
に再度前記所定時間開放される特定領域と、を備え、か
つ、前記遊技球不要期間を、前記特定領域への前記遊技
球の入賞により前記大入賞口が一旦閉鎖されてから再度
開放されるまでの期間とした、ことを特徴としている。
【0041】請求項9に記載の遊技機では、遊技盤の始
動入賞口に遊技球が入賞した際に、遊技者に有利な権利
の成否が抽選される。また、報知装置が、遊技者に有利
な権利の成否を報知する。さらに、報知装置が遊技者に
有利な権利の成立を報知した後には、遊技盤の大入賞口
が所定時間開放されて遊技球の入賞が可能となる。さら
にまた、大入賞口が開放されている間に、大入賞口内の
特定領域に遊技球が入賞することで、大入賞口が一旦閉
鎖された後に再度所定時間開放される。
【0042】ここで、特定領域への遊技球の入賞により
大入賞口が一旦閉鎖されてから再度開放されるまでの期
間を遊技球不要期間としたため、この期間において無駄
球の発生を防止できる。
【0043】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1の実施の
形態に係る遊技機としてのパチンコ機10が正面図にて
示されており、図2には、パチンコ機10の内部構造が
斜視図にて示されている。また、図3には、パチンコ機
10のブロック図が示されている。
【0044】本実施の形態に係るパチンコ機10は、パ
チンコ機本体12を備えている。パチンコ機本体12の
前面上側には、前窓14が設けられた前扉16が取り付
けられており、前扉16はパチンコ機本体12に対し展
開可能とされている。パチンコ機本体12には、遊技盤
18が設けられており、遊技盤18は前窓14から視認
可能とされている。
【0045】パチンコ機本体12の前面には、前扉16
の直下において上皿20が取り付けられており、上皿2
0はパチンコ機本体12に対し展開可能とされている。
上皿20には、遊技者が保有する遊技球22が収容され
る。さらに、パチンコ機本体12の前面には、上皿20
の直下において下皿24が設けられている。
【0046】パチンコ機本体12の前面右下部には、放
出装置を構成するハンドル26が設けられている。ハン
ドル26には操作部材28が回転可能に設けられてお
り、操作部材28は、バネ等(図示省略)により反時計
回り方向へ付勢力が付与された状態で初期回転位置に配
置されている。ハンドル26の上方には、放出装置を構
成する打球槌30が設けられており、ハンドル26を把
持して操作部材28を時計回り方向へ回転操作すること
で、操作部材28の操作角度に応じた強度で上皿20の
遊技球22が打球槌30によって打ち出される。また、
打球槌30は、遊技盤18の裏面側に設けられた制御装
置32(図3参照)に接続されている。
【0047】パチンコ機本体12には、打球槌30に対
応して発射レール34が設けられており、発射レール3
4は、打球槌30から左斜め上方へ傾斜された配置とさ
れている。発射レール34に対応して遊技盤18には円
弧状の発射バンド36が設けられており、発射バンド3
6は発射レール34に略連通している。これにより、発
射された遊技球22が、発射レール34から発射バンド
36に乗り移り、さらに、発射バンド36に案内されて
遊技盤18の上部に放出される。この際、上述の如く操
作部材28の操作角度を調整することで遊技球22の打
出強度が調整されて、遊技盤18への遊技球22の落下
位置が調整される。また、発射レール34と発射バンド
36との間には、ファール樋38が設けられており、フ
ァール樋38は下皿24に連通されている。これによ
り、打球槌30の打出強度が不足したり打出タイミング
が悪くて遊技盤18の上部に到達できなかった遊技球2
2(所謂ファール球)が、発射バンド36からファール
樋38に落下して下皿24に収容される。
【0048】遊技盤18の中央下部には、始動入賞口4
0が設けられており、始動入賞口40は制御装置32に
接続されている。始動入賞口40に遊技球22が入賞し
た際には、制御装置32の制御により所謂大当たり(遊
技者に有利な権利)の成否が抽選される。
【0049】始動入賞口40の直上(遊技盤18の中
央)には、報知装置としての表示装置42が設けられて
おり、表示装置42は制御装置32に接続されている。
表示装置42では、制御装置32の制御により、例えば
図柄が変動表示されて始動入賞口40に遊技球が入賞し
たことを知らせる入賞報知が行われると共に、入賞報知
の最後には、所謂大当たり図柄(例えば「7」−「7」
−「7」に揃った図柄)または所謂はずれ図柄が表示さ
れて、大当たりの成否が報知される。また、表示装置4
2では、大当たり図柄またははずれ図柄が表示される前
に、所謂リーチ図柄が表示されて、大当たりが成立した
可能性があることを報知可能とされている。
【0050】始動入賞口40の下方には大入賞口44が
開閉可能に設けられており、大入賞口44は、制御装置
32に接続されることで、制御装置32の制御により開
閉可能とされている。制御装置32は制御手段を構成し
ており、表示装置42が大当たりの成立を報知した後に
は、制御装置32の制御により遊技者に有利な特別状態
を発生させることで、大入賞口44が所定時間開放され
て遊技球22の入賞が可能となる。
【0051】大入賞口44内の中央には特定領域46が
設けられており、大入賞口44が開放されている間に遊
技球22が特定領域46に入賞することで、大入賞口4
4が一旦閉鎖された後に再度所定時間開放される。ま
た、大入賞口44が開放されている間に遊技球22が特
定領域46に入賞しない場合や遊技球22の特定領域4
6への入賞による大入賞口44の開閉が所定回(例えば
15回または16回)繰り返された場合には、制御装置
32の制御により特別状態が消滅する。
【0052】さらに、遊技盤18には、始動入賞口40
及び大入賞口44の他に、複数の入賞口48が設けられ
ている。
【0053】遊技盤18の裏面側には払出装置50(図
3参照)が設けられており、払出装置50は制御装置3
2に接続されている。これにより、大入賞口44や入賞
口48に遊技球22が入賞すると、制御装置32の制御
により払出装置50が所定数の遊技球22を払出通路
(図示省略)を介して上皿20に払い出す。
【0054】制御装置32は保留手段を構成しており、
制御装置32内にはメモリが設けられている。このメモ
リには、所謂保留球数が記憶される構成とされており、
この保留球数は、表示装置42が入賞報知を行う間及び
表示装置42が大当たりを報知してから特別状態が消滅
するまでの間に遊技球22が始動入賞口40に入賞する
毎に1個ずつ加算され、かつ、所定数(例えば4個)を
越えて加算されない。さらに、表示装置42が大当たり
の不成立を報知した際及び特別状態が消滅した際に保留
球数が0個でないと、保留球数が1個減算されてメモリ
に記憶されると共に、表示装置42が入賞報知を行う。
【0055】遊技盤18の最下部にはアウト口52が設
けられており、遊技盤18の最下部まで落下した遊技球
22がアウト口52からアウト球回収通路54(図3参
照)を介して回収される。
【0056】また、上記始動入賞口40、大入賞口44
及び入賞口48に入賞した遊技球22は、共に入賞球回
収通路56(図3参照)を介して回収される。
【0057】ところで、表示装置42が入賞報知を行う
間において保留球数が所定数である期間、表示装置42
がリーチ図柄を表示してから大当たりの成否を表示する
までの期間、表示装置42が大当たりの成立を報知して
から大入賞口44が開放されるまでの期間及び特定領域
46への遊技球22の入賞により大入賞口44が一旦閉
鎖されてから再度開放されるまでの期間(以下、これら
の期間を「遊技球不要期間」という)では、遊技盤18
への遊技球22の放出が不要であり、この遊技球不要期
間に遊技盤18へ放出される遊技球22は所謂無駄球と
なる。
【0058】ここで、制御装置32は、遊技球維持装置
の計数手段を構成してアウト球回収通路54または入賞
球回収通路56に接続されており、遊技球不要期間中に
アウト口52、始動入賞口40、大入賞口44及び入賞
口48からアウト球回収通路54または入賞球回収通路
56を介して回収された遊技球22(遊技盤18に放出
された遊技球22)を制御装置32が計数する。
【0059】また、払出装置50は、遊技球維持装置の
還元手段を構成しており、制御装置32が計数した数の
遊技球22が、制御装置32の制御により払出装置50
から払い出されて、払出通路を介して上皿20に還元さ
れる構成である。
【0060】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0061】以上の構成のパチンコ機10では、ハンド
ル26の操作部材28が回転操作されることで打球槌3
0が作動されて、遊技者が保有する上皿20の遊技球2
2が遊技盤18の上部に放出される。
【0062】さらに、遊技盤18への遊技球22の放出
が不要な遊技球不要期間中では、遊技盤18に放出され
た遊技球22が制御装置32により計数され、制御装置
32によって計数された数の遊技球22が払出装置50
により上皿20(遊技者)に還元される。これにより、
遊技者が保有する遊技球22の減少が自動で防止され
て、無駄球の発生を確実に防止できる。
【0063】ここで、上述の如く制御装置32及び払出
装置50によって自動で無駄球の発生が防止されるた
め、遊技者は遊技球不要期間に特別な操作をしなくても
よく、これにより、遊技球不要期間中であるか否かに拘
らず遊技球22の落下位置を調整することのみに集中し
て単純に操作部材28の回転操作を継続させればよい。
したがって、従来の如く遊技盤18への遊技球22の放
出を再開する際に遊技球22の落下位置を再調整するこ
とを不要にできて遊技が中断されることがなく、さら
に、従来のストップスイッチを廃止できて手の疲労を防
止できると共にパチンコ機10の寿命を長くできる。
【0064】また、無駄球の発生が自動で防止されるた
め、遊技球不要期間を把握しにくい初心者でも遊技球不
要期間を把握している熟練者と同等に無駄球の発生を防
止できる。これにより、初心者と熟練者との間に遊技球
22の減少の度合いにおける格差が生じることを防止で
きる。
【0065】さらに、本実施の形態では、操作部材28
を操作してから最初の遊技球22が遊技盤18に放出さ
れるまでには、遊技球22が打球槌30から遊技盤18
に到達するまでの時間のみならず、操作部材28が操作
されてから打球槌30が作動(起動)するまでの時間も
必要となる。このため、仮に遊技球不要期間中に打球槌
30の作動を中止すると、遊技球不要期間終了直後に適
切なタイミングで遊技球22を狙い打ちするのは困難で
あり、場合によっては特別状態が消滅してしまう。ここ
で、本実施の形態では、遊技球不要期間中に打球槌30
の作動を中止する必要がないため、遊技球不要期間終了
直後でも適切なタイミングで遊技球22を狙い打ちする
ことができる。
【0066】次に、図4に従い無駄球の発生を防止する
工程を説明する。
【0067】ステップ100で、遊技球不要期間が開始
したか否かを制御装置32が判断し、遊技球不要期間が
開始していない場合には、再度ステップ100で、継続
して遊技球不要期間が開始したか否かを制御装置32が
判断する。ステップ100で、遊技球不要期間が開始し
た場合には、ステップ102で、アウト口52、始動入
賞口40、大入賞口44及び入賞口48から回収された
遊技球22を制御装置32が計数する。次に、ステップ
104で、遊技球不要期間が終了したか否かを制御装置
32が判断し、遊技球不要期間が終了していない場合に
は、ステップ102で、継続して上記回収された遊技球
22を制御装置32が計数する。ステップ104で、遊
技球不要期間が終了した場合には、ステップ106で、
制御装置32が計数した数の遊技球22を払出装置50
が上皿20に還元する。
【0068】なお、本実施の形態では、遊技球不要期間
を、表示装置42が入賞報知を行う間において保留球数
が所定数である期間、表示装置42がリーチ図柄を表示
してから大当たりの成否を表示するまでの期間、表示装
置42が大当たりの成立を報知してから大入賞口44が
開放されるまでの期間及び特定領域46への遊技球22
の入賞により大入賞口44が一旦閉鎖されてから再度開
放されるまでの期間としたが、これらの期間の少なくと
も1つを遊技球不要期間としたものであればよい。
【0069】また、本実施の形態において、パチンコ機
10に表示部を設け、かつ、遊技球不要期間中に遊技盤
18に放出された遊技球22の数(制御装置32によっ
て計数された遊技球22の数)をこの表示部が表示する
構成としてもよい。
【0070】さらにまた、本実施の形態では、遊技球不
要期間中に遊技盤18に放出された遊技球22を制御装
置32が計数しかつ計数した数の遊技球22を払出装置
50が還元する構成としたが、アウト球回収通路54及
び入賞球回収通路56を回収手段として使用してアウト
球回収通路54及び入賞球回収通路56と払出通路とを
部分的に連通させると共に、この連通部分に制御装置3
2に接続された返還手段としての弁を設け、かつ、この
弁が、制御装置32の制御により、遊技球不要期間中以
外では上記連通部分を閉鎖する一方、遊技球不要期間中
では上記連通部分を開放する構成としてもよい。このよ
うな構成とすることにより、遊技球不要期間以外でアウ
ト球回収通路54及び入賞球回収通路56を介して回収
される遊技球22が払出通路を介して上皿20に返還さ
れることが防止される一方、遊技球不要期間中ではアウ
ト球回収通路54及び入賞球回収通路56を介して回収
される遊技球22が払出通路を介して上皿20(遊技
者)に自動で返還される。
【0071】さらに、制御装置32が、遊技球不要期間
中に打球槌30の作動を操作部材28の操作状態に拘ら
ず自動で禁止(停止)する構成としてもよい。
【0072】(第1変形例)図5には、本実施の形態の
第1変形例に係る遊技機としてのパチンコ機60の主要
部が正面図にて示されている。
【0073】本変形例に係るパチンコ機60では、発射
バンド36の下部近傍に、ソレノイド62が設けられて
おり、ソレノイド62は制御装置32に接続されてい
る。ソレノイド62のプランジャ64には、阻止手段を
構成する板状の回収板66が直接取り付けられており、
遊技球不要期間中には、制御装置32の制御によりソレ
ノイド62が作動されて、回収板66が、発射バンド3
6に設けられた挿通孔68から発射バンド36上に突出
する。これにより、遊技球不要期間中では、遊技盤18
への遊技球22の放出が回収板66によって阻止され
る。
【0074】また、ファール樋38が返却手段を構成し
ており、回収板66によって遊技盤18への放出が阻止
された遊技球22が、ファール樋38を介して下皿24
(遊技者)に自動で返却される。
【0075】これにより、上記実施の形態の如く遊技球
不要期間中に遊技盤18に放出された遊技球22を制御
装置32が計数しかつ計数した数の遊技球22を払出装
置50が還元する構成としなくても、上記実施の形態と
同様の効果を奏することができる。
【0076】(第2変形例)図6には、本実施の形態の
第2変形例に係る遊技機としてのパチンコ機70の主要
部が正面図にて示されている。
【0077】本変形例に係るパチンコ機70では、遊技
盤18の裏面側かつ発射バンド36の下端近傍にモータ
72が設けられており、モータ72は制御装置32に接
続されている。モータ72のモータ軸74は発射バンド
36の下端近傍に配置されており、モータ軸74には阻
止手段を構成する板状の回収板76の端部が取り付けら
れている。回収板76は、遊技球不要期間以外ではファ
ール樋38の内壁面に沿う回動位置に配置されると共
に、遊技球不要期間中では、制御装置32の制御により
モータ72が駆動されることで、モータ軸74を中心に
回収板76が回動されて上方へ突出する。これにより、
遊技球不要期間中では、発射レール34からの遊技球2
2が発射バンド36に乗り移ることが回収板76によっ
て阻止されて、遊技盤18への遊技球22の放出が阻止
される。
【0078】また、ファール樋38が返却手段を構成し
ており、回収板76によって遊技盤18への放出が阻止
された遊技球22が、ファール樋38を介して下皿24
(遊技者)に自動で返却される。
【0079】これにより、上記実施の形態の如く遊技球
不要期間中に遊技盤18に放出された遊技球22を制御
装置32が計数しかつ計数した数の遊技球22を払出装
置50が還元する構成としなくても、上記実施の形態と
同様の効果を奏することができる。
【0080】
【発明の効果】請求項1に記載の遊技機では、遊技球維
持装置によって自動で無駄球の発生が防止されるため、
従来の如く遊技球への遊技盤の放出を再開する際に遊技
球の落下位置を再調整することを不要にでき、さらに、
従来のストップスイッチを廃止できて手の疲労を防止で
きると共に遊技機の寿命を長くできる。
【0081】また、無駄球の発生が自動で防止されるた
め、初心者と熟練者との間に遊技球の減少の度合いにお
ける格差が生じることを防止できる。
【0082】請求項2に記載の遊技機では、遊技球不要
期間中に遊技盤に放出された遊技球が計数され、かつ、
計数された数の遊技球が遊技者に還元されるため、無駄
球の発生を確実に防止できる。
【0083】また、遊技球不要期間中に放出装置の作動
を中止する必要がないため、遊技球不要期間終了直後で
も適切なタイミングで遊技球を狙い打ちすることができ
る。
【0084】請求項3に記載の遊技機では、遊技球不要
期間中に遊技盤に放出された遊技球が回収され、かつ、
回収された遊技球が遊技者に返還されるため、無駄球の
発生を確実に防止できる。
【0085】また、遊技球不要期間中に放出装置の作動
を中止する必要がないため、遊技球不要期間終了直後で
も適切なタイミングで遊技球を狙い打ちすることができ
る。
【0086】請求項4に記載の遊技機では、遊技球不要
期間中に遊技盤への遊技球の放出が阻止され、かつ、放
出が阻止された遊技球が遊技者に返却されるため、無駄
球の発生を確実に防止できる。
【0087】また、遊技球不要期間中に放出装置の作動
を中止する必要がないため、遊技球不要期間終了直後で
も適切なタイミングで遊技球を狙い打ちすることができ
る。
【0088】請求項5に記載の遊技機では、遊技球不要
期間中に放出装置の作動が操作状態に拘らず禁止される
ため、無駄球の発生を確実に防止できる。
【0089】請求項6に記載の遊技機では、報知装置が
入賞報知を行う間において保留球数が所定数である期間
を遊技球不要期間としたため、この期間において無駄球
の発生を防止できる。
【0090】請求項7に記載の遊技機では、報知装置が
遊技者に有利な権利が成立した可能性があることを報知
してから記遊技者に有利な権利の成否を報知するまでの
期間を遊技球不要期間としたため、この期間において無
駄球の発生を防止できる。
【0091】請求項8に記載の遊技機では、報知装置が
遊技者に有利な権利の成立を報知してから大入賞口が開
放されるまでの期間を遊技球不要期間としたため、この
期間において無駄球の発生を防止できる。
【0092】請求項9に記載の遊技機では、特定領域へ
の遊技球の入賞により大入賞口が一旦閉鎖されてから再
度開放されるまでの期間を遊技球不要期間としたため、
この期間において無駄球の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチンコ機を示す正面図で
ある。
【図2】本実施の形態に係るパチンコ機の内部構造を示
す斜視図である。
【図3】本実施の形態に係るパチンコ機のブロック図で
ある。
【図4】本実施の形態に係るパチンコ機において無駄球
の発生を防止する工程を示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態の第1変形例に係るパチンコ機の
主要部を示す正面図である。
【図6】本実施の形態の第2変形例に係るパチンコ機の
主要部を示す正面図である。
【符号の説明】
10 パチンコ機(遊技機) 18 遊技盤 22 遊技球 26 ハンドル(放出装置) 30 打球槌(放出装置) 32 制御装置(遊技球維持装置、計数手段、制
御手段、保留手段) 38 ファール樋(遊技球維持装置、返却手段) 40 始動入賞口 42 表示装置(報知装置) 44 大入賞口 46 特定領域 50 払出装置(遊技球維持装置、還元手段) 54 アウト球回収通路(遊技球維持装置、回収
手段) 56 入賞球回収通路(遊技球維持装置、回収手
段) 60 パチンコ機(遊技機) 66 回収板(遊技球維持装置、阻止手段) 70 パチンコ機(遊技機) 76 回収板(遊技球維持装置、阻止手段)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者の操作により作動されて遊技者が
    保有する遊技球を遊技盤に放出する放出装置と、 前記遊技盤への前記遊技球の放出が不要な遊技球不要期
    間中では前記遊技者が保有する前記遊技球の減少を防止
    する遊技球維持装置と、 を備えた遊技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技球維持装置は、 前記遊技球不要期間中に前記遊技盤に放出された前記遊
    技球を計数する計数手段と、 前記計数手段によって計数された数の前記遊技球を前記
    遊技者に還元する還元手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技球維持装置は、 前記遊技球不要期間中に前記遊技盤に放出された前記遊
    技球を回収する回収手段と、 前記回収手段によって回収された前記遊技球を前記遊技
    者に返還する返還手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技球維持装置は、 前記遊技球不要期間中に前記遊技盤への前記遊技球の放
    出を阻止する阻止手段と、 前記阻止手段によって放出が阻止された前記遊技球を前
    記遊技者に返却する返却手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技球維持装置は、前記遊技球不要
    期間中に前記放出装置の作動を操作状態に拘らず禁止す
    ることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記遊技盤に設けられ、前記遊技球が入
    賞した際に遊技者に有利な権利の成否が抽選される始動
    入賞口と、 前記始動入賞口に前記遊技球が入賞したことを知らせる
    入賞報知を行うと共に前記入賞報知の最後に前記遊技者
    に有利な権利の成否を報知する報知装置と、 前記報知装置が前記遊技者に有利な権利の成立を報知し
    た後に遊技者に有利な特別状態を発生かつ消滅させる制
    御手段と、 前記報知装置が前記入賞報知を行う間及び前記報知装置
    が前記遊技者に有利な権利の成立を報知してから前記特
    別状態が消滅するまでの間に前記遊技球が前記始動入賞
    口に入賞する毎に加算されかつ所定数を越えて加算され
    ない保留球数を記憶すると共に、前記報知装置が前記遊
    技者に有利な権利の不成立を報知した際及び前記特別状
    態が消滅した際に前記保留球数が0個でないと前記保留
    球数を減算して記憶しかつ前記報知装置が前記入賞報知
    を行う保留手段と、 を備え、 かつ、前記遊技球不要期間を、前記報知装置が前記入賞
    報知を行う間において前記保留球数が前記所定数である
    期間とした、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記
    載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記遊技盤に設けられ、前記遊技球が入
    賞した際に遊技者に有利な権利の成否が抽選される始動
    入賞口と、 前記遊技者に有利な権利が成立した可能性があることを
    報知可能とされると共に前記遊技者に有利な権利の成否
    を報知する報知装置と、 を備え、 かつ、前記遊技球不要期間を、前記報知装置が前記遊技
    者に有利な権利が成立した可能性があることを報知して
    から前記遊技者に有利な権利の成否を報知するまでの期
    間とした、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記
    載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記遊技盤に設けられ、前記遊技球が入
    賞した際に遊技者に有利な権利の成否が抽選される始動
    入賞口と、 前記遊技者に有利な権利の成否を報知する報知装置と、 前記遊技盤に開閉可能に設けられ、前記報知装置が前記
    遊技者に有利な権利の成立を報知した後に所定時間開放
    されて前記遊技球の入賞が可能となる大入賞口と、 を備え、 かつ、前記遊技球不要期間を、前記報知装置が前記遊技
    者に有利な権利の成立を報知してから前記大入賞口が開
    放されるまでの期間とした、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記
    載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記遊技盤に設けられ、前記遊技球が入
    賞した際に遊技者に有利な権利の成否が抽選される始動
    入賞口と、 前記遊技者に有利な権利の成否を報知する報知装置と、 前記遊技盤に開閉可能に設けられ、前記報知装置が前記
    遊技者に有利な権利の成立を報知した後に所定時間開放
    されて前記遊技球の入賞が可能となる大入賞口と、 前記大入賞口内に設けられ、前記大入賞口が開放されて
    いる間に前記遊技球が入賞することで前記大入賞口が一
    旦閉鎖された後に再度前記所定時間開放される特定領域
    と、 を備え、 かつ、前記遊技球不要期間を、前記特定領域への前記遊
    技球の入賞により前記大入賞口が一旦閉鎖されてから再
    度開放されるまでの期間とした、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記
    載の遊技機。
JP2001017491A 2001-01-25 2001-01-25 遊技機 Pending JP2002219220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001017491A JP2002219220A (ja) 2001-01-25 2001-01-25 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001017491A JP2002219220A (ja) 2001-01-25 2001-01-25 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002219220A true JP2002219220A (ja) 2002-08-06

Family

ID=18883692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001017491A Pending JP2002219220A (ja) 2001-01-25 2001-01-25 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002219220A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008237823A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Olympia:Kk パチンコ機
JP2008237824A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Olympia:Kk パチンコ機
JP2008237825A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Olympia:Kk パチンコ機
JP2016140541A (ja) * 2015-01-31 2016-08-08 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022086523A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008237823A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Olympia:Kk パチンコ機
JP2008237824A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Olympia:Kk パチンコ機
JP2008237825A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Olympia:Kk パチンコ機
JP4669853B2 (ja) * 2007-03-29 2011-04-13 株式会社オリンピア パチンコ機
JP2016140541A (ja) * 2015-01-31 2016-08-08 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022086523A (ja) * 2020-11-30 2022-06-09 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4104694B2 (ja) パチンコ遊技機
JPH0464377A (ja) 弾球遊技機
JP2002219220A (ja) 遊技機
JP4074010B2 (ja) パチンコ遊技機
JP3824558B2 (ja) 遊技機
JP3523162B2 (ja) 遊技機
JP3873201B2 (ja) 貯留球の不正排出防止装置を備えたパチンコ遊技機
JP4385420B2 (ja) 遊技機
JP4321389B2 (ja) 遊技機
JPH10337363A (ja) パチンコ機の賞球払い出し装置
JP3049236B1 (ja) 弾球遊技機
JPH11114193A (ja) パチンコ遊技機
JP4449548B2 (ja) 遊技機
JP4312556B2 (ja) パチンコ機
JP2715358B2 (ja) パチンコ機
JP5636237B2 (ja) パチンコ機
JP2005081057A (ja) 遊技機
JP2010063540A (ja) 弾球遊技機
JP3523165B2 (ja) 遊技機
JP2000167136A (ja) パチンコ遊技機
JPH0490780A (ja) パチンコ機の球排出装置
JP4657410B2 (ja) 弾球遊技機
JP2932984B2 (ja) パチンコ機
JPH10211356A (ja) 業務用ゲーム装置
JP2010029550A (ja) 弾球遊技機