JPH10211356A - 業務用ゲーム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 落下してくる落下物を入賞口目掛けて叩き込
むことにより、スピード感あふれるプレイを楽しむこと
ができ、また技量の優劣に関係なく、自分の技量に応じ
た景品の獲得を楽しめるゲーム機を提供する。 【解決手段】 ゲーム機内部に納められた落下物８を落
下させる落下手段と、落下中の落下物８を叩く叩き手段
と、落下物８が叩き込まれる入賞口７ａ、７ｂ、７ｃ
と、落下物８の入賞を検知して景品を払い出す景品払い
出し手段とを有する業務用ゲーム装置である。この業務
用ゲーム装置は、落下してくる落下物を入賞口目掛けて
叩き込むため、スピード感あふれるプレイを楽しむこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ゲーム機内部を落
下する落下物を入賞口に直接叩き込み景品を獲得する景
品獲得ゲーム機に関するものである。

【０００２】

【背景技術及び発明が解決しようとする課題】従来、上
記のような景品獲得ゲーム機として特開平７−２４１０
７号公報に開示されたものがある。このゲーム機では、
プレーヤーは発射装置から発射されたボールを、操作レ
バーを操作して、点数が異なる複数の入賞口が設けられ
た正面パネルに向けて打ち返し、その入賞口に入ったボ
ールの得点が一定以上の場合景品が払い出される。

【０００３】しかしながら、上記ゲーム機では、操作レ
バーを操作して発射されたボールを打ち返しているた
め、レバー操作の技量が劣るものは、景品を受けるため
の最低点が低く設定されていない限り景品を獲得するこ
とが出来なかった。また、技量の劣る者でも景品が獲得
できるようするために、最低点を低く設定した場合、設
置者はプレーヤーに提供する景品の単価を下げざるを得
なかった。このため、技量の優劣に関して幅広い客層に
楽しんでもらうには、技量に応じたゲーム機を用意する
必要があった。

【０００４】本発明は、上記した問題点に鑑みなされた
もので、その目的は落下してくる落下物を入賞口目掛け
て叩き込むことにより、スピード感あふれるプレイを楽
しむことができ、また技量の優劣に関係なく、自分の技
量に応じて楽しめるゲーム機を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、ゲーム機内部に納められた落下物を落
下させる落下手段と、落下中の落下物を叩く叩き手段
と、落下物が叩き込まれる入賞口と、落下物の入賞を検
知して景品を払い出す景品払い出し手段と、を有するこ
とを特徴とする。

【０００６】本発明によれば、落下してくる落下物を入
賞口目掛けて叩き込むため、スピード感あふれるプレイ
を楽しむことができる。

【０００７】また、本発明は、前記叩き手段を複数設け
ると、効果的である。

【０００８】即ち、落下する景品を叩く機会が増すこと
になり、より一層、面白みを増すことができる。

【０００９】さらにまた、前記叩き手段を個別に操作で
きることにより、プレーヤーは好みの位置で落下物を叩
くことが可能になる。このため、様々な角度から入賞口
への入賞を狙うことができ、ゲーム性を高めることがで
きる。

【００１０】さらにまた、前記入賞口を複数設けること
により、各プレーヤーは自分の狙った入賞口以外へ入賞
することが期待でき、より一層ゲームの面白味を増すこ
とができる。

【００１１】さらにまた、入賞口を異なる大きさで複数
用意することにより、難易度が高い入賞口に入賞した場
合は高価な景品を、難易度が低い入賞口に入賞した場合
は安価な景品を払い出す設定にすることが可能になり、
技量の優れたプレーヤーは、高価な景品の用意されてい
る難易度の高い入賞口を狙い、逆に技量の劣るプレーヤ
ーは難易度の低い入賞口を狙うことで確実に景品を取得
するようにすることもでき、プレーヤーのゲームへの興
味を高めることができる。

【００１２】

【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施の形態を
図面に基づき詳細に説明する。

【００１３】図１は本発明に係る景品獲得ゲーム装置の
全体図を示している。この景品獲得ゲーム装置の本体１
の中央部は、透明アクリル板４により囲われたゲーム空
間１０が形成され、このゲーム空間１０内の上部に叩き
装置６ａが、またゲーム空間１０内の下部には叩き装置
６ｂ、６ｃが配設されている。また、ゲーム空間１０の
一方の側のパネル５には、それぞれ大きさの異なる入賞
口７ａ、７ｂ、７ｃが設けられている。さらに、本体１
の上部にはゲーム空間１０に例えばボールなどの落下物
８を落下させる落下機構２０が設けられている。また、
本体１前面には、プレーヤーが使用する叩き装置を選択
決定するための選択ボタン２ａ、２ｂ、２ｃと、叩き装
置６ａ、６ｂ、６ｃの回転動作をスタートさせるスター
トボタン３が配設された操作部１３が設けられている。
そして、操作部１３の下部には、景品取り出し口９と、
コイン投入口１２が設けられている。

【００１４】この景品獲得ゲーム装置では、プレーヤー
はまず今回のゲームで使用する叩き装置を一つだけ選択
しなければならない。この場合叩き装置６ａは選択ボタ
ン２ａに、叩き装置６ｂは選択ボタン２ｂに、叩き装置
６ｃは選択ボタン２ｃにそれぞれ対応している。選択ボ
タンに続いてスタートボタン３を押すと落下物８が落下
を始める。

【００１５】落下物８の落下タイミングにあわせてプレ
ーヤーが再度スタートボタン２を押すと、先に選択した
叩き装置が駆動し、落下物８を叩く動作に入る。この時
にプレーヤーは、叩き装置が落下物８を叩くタイミング
を計り、入賞口７ａ、７ｂ、７ｃに落下物８を叩き込む
ことを狙う。落下物８が入賞口に叩き込まれた場合、入
賞口７ａ、７ｂ、７ｃの中に設けられたセンサー（図示
せず）が落下物の入賞を検知する。入賞口７ａ、７ｂ、
７ｃにはそれぞれ対応する景品が用意されており、落下
物８が入賞した入賞口に応じた景品が景品払い出し口９
から払い出される。

【００１６】図２は落下物８が落下しているところを示
す正面図である。図２が示すように、落下機構２０から
落とされた落下物８は、叩き装置６ａを通過し、叩き装
置６ｂのところに近づきつつある。

【００１７】図３は落下物８を叩き装置６ｂの叩き部１
１ｂが叩いた状態を示す正面図である。図３が示すよう
に、さらに落下した落下物８が叩き部１１ｂによって叩
かれ、左方向の入賞口７ａ、７ｂ、７ｃが設けられたパ
ネル５の方向に飛んで行く状態を示している。

【００１８】図４は落下機構２０を示す正面図である。
落下機構２０は本体１の上部に設けられており、搬送機
構２２と傾斜板２３とを区切るシャッタ２４と、落下物
を傾斜板２３へと導くガイド板２５とで構成されてい
る。

【００１９】落下物８は本体１内の下部に設けられたベ
ルトコンベア（図示せず）に設けられた突起２７に乗り
搬送機構２２の上端に搬送される。搬送機構２２の上端
まで搬送された落下物８は、ガイド板２５により傾斜板
２３に送られ、さらに傾斜板２３を転がり、放出口２６
よりゲーム空間１０へと落下する。

【００２０】図５は、叩き装置の駆動系の正面図であ
る。プレーヤーがスタートボタン３を操作するとステッ
ピングモーター３０が作動し、ステッピングモーター３
０に設けられたカム３２を駆動させる。カム３２はシャ
フト３１に取り付けられたカム３３を駆動させる。カム
３３の駆動によりシャフト３１が回転し、シャフト３１
の一方端部に設けられた叩き部１１が叩き動作を行い、
落下物８を叩くことになる。

【００２１】次にゲーム動作について説明を行う。本体
１の前部に設けられたコイン投入口１２に所定の金額が
投入されるとゲーム動作が開始する。まずプレーヤー
は、自分が操作する叩き装置を選択ボタン２ａ、２ｂ、
２ｃのいずれかを押すことにより決定する。次にスター
トボタン３を押すことにより落下物８が落下機構２０か
ら開放されゲーム空間１０を落下する。このとき、先に
選択した叩き装置が操作可能状態になっでおり、プレー
ヤーは落下物８の落下タイミングにあわせて再度スター
トボタン３を押して叩き装置６ａ、６ｂ、６ｃを駆動さ
せる。叩き装置６ａ、６ｂ、６ｃがタイミングよく落下
物８を叩けた場合、落下物８は入賞口方向へ飛んでいく
ことになる。この場合の入賞口の大きさは、大きいほど
入賞し易く、逆に小さいほど入賞しにくくなっている。
落下物８が入賞口に入れば入賞となり本体１の正面下部
の景品払出口９より入賞口にあわせた景品（図示せず）
が払い出されるが、この場合入賞口の大きさによって価
値の異なる景品を払い出すことが望ましい。また叩き損
ねた落下物８は、本体１の内部に設けられた落下物収納
部（図示せず）に収納される。

【００２２】なお、本発明は、上記実施例で説明した物
に限らず、種々の変形実施が可能である。

【００２３】なお、本発明のゲーム装置における落下物
は、ボールに限られるものではない。例えば、落下物自
体を景品にしてもよい。さらに、カプセル状の容器に景
品を入れてプレーヤーに叩かせてもよい。

【００２３】本実施例では叩き部１１ａ、１１ｂ、１１
ｃを円筒状にしているが、平板な板状の物であっても野
球のバットを模した物にしてもよい。

【００２４】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る業務用ゲーム装置の一実施例を示
す斜視図である。

【図２】球体が落下する状態を示す正面図である。

【図３】落下する球体が叩き部材により叩かれた状態を
示す正面図である。

【図４】落下機構を示す正面図である。

【図５】叩き部材の駆動系の正面図である。

【符号の説明】

１ 本体 ３ スタートボタン ６ａ、６ｂ、６ｃ 叩き装置 ７ａ、７ｂ、７ｃ 入賞口 ８ 落下物 ９ 景品取り出し口 １１ 叩き部１１ａ、１１ｂ、１１ｃ ２０ 落下機構 ３０ ステッピングモーター ３１ シャフト

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゲーム機内部に納められた落下物を落下
   させる落下手段と、 落下中の前記落下物を叩く叩き手段と、 前記落下物が叩き込まれる入賞口と、 前記落下物の入賞を検知して景品を払い出す景品払い出
   し手段とからなる景品獲得ゲーム機。
2. 【請求項２】 請求項１において、 前記叩き手段が複数設けられていることを特徴とする景
   品獲得ゲーム機。
3. 【請求項３】 請求項２において、 前記叩き手段が個別に操作可能であることを特徴とする
   景品獲得ゲーム機。
4. 【請求項４】 請求項１ないし請求項３において、 前記入賞口が複数設けられていることを特徴とする景品
   獲得ゲーム機。
5. 【請求項５】 請求項４において、 前記複数の入賞口のうち少なくとも一つは他の入賞口と
   異なる大きさで設けられていることを特徴とする景品獲
   得ゲーム機。
6. 【請求項６】 請求項４および５において、 前記複数の入賞口それぞれに対応した景品が用意されて
   いることを特徴とする景品獲得ゲーム機。