JP2002219048A - カーテンレールと治具レールとランナー - Google Patents

カーテンレールと治具レールとランナー

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JP2002219048A
JP2002219048A JP2001016423A JP2001016423A JP2002219048A JP 2002219048 A JP2002219048 A JP 2002219048A JP 2001016423 A JP2001016423 A JP 2001016423A JP 2001016423 A JP2001016423 A JP 2001016423A JP 2002219048 A JP2002219048 A JP 2002219048A
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rail
groove
runner
curtain
jig
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JP2001016423A
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English (en)
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Hiroshi Maeda
浩志 前田
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Kawashima Textile Manufacturers Ltd
Original Assignee
Kawashima Textile Manufacturers Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーテンの取付・取外時に、逐一フックをラ
ンナーから外したり引っ掛けたりせずに済むようにす
る。 【解決手段】 チャンネル型本体レール27の端部に、
その本体レール27と同じ断面形状のカーテン交換用治
具レール31を係脱自在に取付ける。ランナー23が走
行可能な治具レール31の走行溝21の有効長さを、走
行溝21の長さ方向における複数個の各ランナー23の
寸法の合計寸法よりも長く、且つ、その合計寸法の2倍
以下にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテンレールに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】カーテンは、カーテンレールから外され
た状態で販売されており、又、洗濯されている。従っ
て、カーテンを吊るす場合や洗濯する場合、或いは、取
替える場合には、カーテンに装着されている多数のフッ
クをカーテンレールに装填されているランナーから1個
づつ外し、又、多数のフックを1個づつランナーに引っ
掛けることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのようなカーテンの
取付・取外作業は、カーテンレールを仰視した不自然な
姿勢での手作業になるので多大な労力と時間を要し、カ
ーテンレールが背丈以上の高所に取り付けられている場
合には危険を伴う。又、カーテンレールから外された状
態のカーテンは、それに装着されているフックに位置を
合わせて折り畳まれるが、それも手作業になるので多大
な労力と時間を要する。特に、ホテルや列車、観光バス
等で使用される業務用カーテンの取付・取外作業は、そ
れらの利用客が入れ代わる限られた時間内に短時間で行
わなければならないので、多くの人手を要し、カーテン
のメンテナンスがコスト高になる。
【0004】
【発明の目的】そこで本発明は、カーテンレールの端部
にカーテン交換用の治具を係脱自在に取付け、カーテン
の取付・取外時には、カーテンを治具に移動させ、治具
ごと一括して取付・取外しを行い、逐一フックをランナ
ーから外したり引っ掛けたりせずに済むようにしようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカーテンレール
は、ランナー走行溝21を縁取る左右の溝材56・56
の側縁から起立して向き合う左右の側面材39・39を
背面材34で連結したC字形断面形状を成すチャンネル
型本体レール27の端部に、その本体レール27と同じ
断面形状のカーテン交換用治具レール31が係脱自在に
取付けられており、走行溝21を走行する複数個のラン
ナー23が装填されており、ランナー23が走行可能な
治具レール31の走行溝21の有効長さ(L)が、走行
溝21の長さ方向における複数個の各ランナー23の寸
法の合計寸法よりも長く、且つ、その合計寸法の2倍以
下であることを第1の特徴とする。
【0006】本発明のカーテンレールの第2の特徴は、
上記第1の特徴に加えて、上記本体レール27と治具レ
ール31の内部空洞24に走行溝21に向けて隆起して
走行溝31に平行に続く内畝25が設けられており、そ
の内畝25を境にして走行溝21の左右の溝縁22・2
2に沿って平行に続く左右2条の内溝26に内部空洞2
4が分かれていることにある。
【0007】本発明のカーテン交換用治具レール31
は、左右の溝材56・56で縁取られたランナー走行溝
21を有し、それら左右の溝材56・56の側縁から起
立して向き合う左右の側面材39・39を背面材34で
連結して囲まれたランナー23の走行可能な内部空洞2
4を有するC字形断面形状を成すチャンネル型レールで
あり、ランナー走行溝21の長さ2cmにつき1個以上
の割合でランナー23が装填されており、走行溝21の
端部にランナーの走行を妨げるストッパー10がランナ
ーの走行する内部空洞24に向けて出没自在に取り付け
られていることを第1の特徴とする。
【0008】本発明のカーテン交換用治具レール31の
第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、上記内部空洞
24に走行溝21に向けて隆起して走行溝31に平行に
続く内畝25が設けられており、その内畝25を境にし
て走行溝21の左右の溝縁22・22に沿って平行に続
く左右2条の内溝26に内部空洞24が分かれているこ
とにある。
【0009】本発明のカーテンレールランナー23は、
上記走行溝21の左右の溝材56・56の内側に当接す
る左右の係合部28・28と、コ字状に分かれて左右の
上記内溝26・26に嵌合する左右のガイド29・29
と、その左右のガイド29・29に挟まれて上記内畝2
5に嵌合する嵌合溝30を有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、左右の溝材、左
右の溝縁、左右の側面材と言う「左右」とは、走行溝を
真下に向けたカーテンレールの横断面(側面図)におい
て向き合う溝材や溝縁や側面材の位置関係を意味する。
又、「治具レールの走行溝の長さ2cmにつき1個以上
の割合でランナーが装填されている」とは、治具レール
31が、本体レール27と同じ形状を成すものであって
も、ランナー23が互いに触れ合う程度に多数装填さ
れ、治具レール31の内でランナー23を大きく移動さ
せることが出来ず、ランナー23にカーテンを引っ掛け
ても治具レール31の内で走行溝21に沿ってランナー
23を移動しカーテンを開閉することが出来ず、カーテ
ンを開閉するためのカーテンレールとして治具レール3
1だけを使用することが出来ないこと、即ち、治具レー
ル31はあくまでもカーテン交換用の「治具」であって
カーテンを開閉するために使用されるカーテンレールで
ある本体レール27とは用途が異なるものとして区別さ
れるものであることを意味する。
【0011】治具レール31は、1本の本体レール27
の端末にだけ取付けられる場合と、向き合う2本のカー
テンレールを連結する連結部材として2本の本体レール
27・27の端末と端末の間に挟み込んで取付けられる
場合とがある。図1〜7と図9は、1本の本体レール2
7の端末に取り付けられる治具レール31を図示し、そ
の一端にだけストッパー10が取付けられ、他端には閉
鎖部材32が取付けられていて走行溝22が封鎖されて
いる。図8は、2本のカーテンレールを連結する連結部
材として2本の本体レール27・27の端末と端末の間
に挟み込んで取付けられる治具レール31を図示し、そ
の両端にストッパー10が取付けられる。そのように2
本のカーテンレールの連結部材として使用される治具レ
ール31では、その走行溝22の両端の中間に仕切りを
設け、ランナー23が走行溝22の端から端まで移動せ
ず、治具レール31に装填されたランナー23が仕切り
の片側の本体レール27に移動させることが出来るよう
にすることも出来る。
【0012】ストッパー10は、本体レール27から取
外された治具レール31に装填されているランナー23
が飛び出さないように走行溝22の端を一時的に封鎖す
るものであればよく、図1〜7は、その具体例を図示す
るものである。図1に図示するストッパー11は、天秤
状にピン33によって可回転に軸支されている。治具レ
ール31の背面材34には、ストッパー11の先端35
が内溝26に向けて入り込むための開口36が設けられ
ている。ストッパー11は、バネ(図示せず)によって
開口36から内溝26へと先端35が入り込むように付
勢されており、その先端35には鉤(35)が突設され
ている。この鉤(35)がランナー23のガイド29に
当たり、ランナー23の治具レール31からの飛び出し
が防止される。
【0013】図2に図示するストッパー12は、平行に
並んだ2本のアーム43・43の先端を中間部材40で
連結したアーチ型を成し、各アーム43の端末38が治
具レール31の側面材39にピン接合され、側面材39
の両端の端面41と端面44の間で中間部材40が回転
移動するようになっている。アーム43の長さは、ピン
接合点42から両端の端面41・44までの距離よりも
若干長くなっており、ピン接合点42の位置は、ランナ
ー走行溝側(21)より背面材側(34)に偏ってい
る。このためストッパー12を回転すると、中間部材4
0がそれぞれ前後の端面41・44に当たって止まり、
ストッパー12がピン接合点42を中心に360度回転
することはない。その内部空洞24が開かれている端面
41に中間部材40が当たって止まるときは、その中間
部40にガイド29が当たるので、ランナー23の治具
レール31からの飛び出しが防止される。
【0014】図3と4に図示するストッパー13は、平
行に並んだ2本のアームの両端をそれぞれ軸材45・4
8で連結した細長い矩形輪奈ないし枠状を成し、その平
行に並んだ2本のアームは細長く続く方向において弓形
に反り返っている。このストッパー13は治具レールの
内部空洞24に装填されており、後端の軸材45は治具
レールの背面材34と封鎖部材32の間で可回転に挟持
され、先端の軸材46はランナー23のガイド29に当
たる位置まで突き出されており、その先端の軸材46に
よってランナー23の治具レール31からの飛び出しが
防止される。2本のアームには鋼や硬質プラスチック等
のバネ弾性を有する材料が使用されており、軸材46を
治具レールの背面材側(34)に押圧すると、ストッパ
ー13は反り返った弓形形状から平板な形状へと弾性変
形する(図4)。
【0015】図5と6に図示するストッパー14はバネ
弾性を有する材料で構成され、片持ち梁状に一端48が
治具レールの側面材39に接合されており、他端49に
は治具レールの側面材39に向けて鉤50が突設されて
いる。側面材39の鉤50に向き合う部分には開口51
が開かれており、その開口51から鉤先50が治具レー
ルの内部空洞24へと突き出るようになっている。その
鉤先50にガイド29が当たるので、ランナー23の治
具レール31からの飛び出しが防止される。
【0016】図1〜6に図示する治具レール31は、何
れも、走行溝21に向けて隆起して走行溝31に平行に
続く内畝25が内部空洞24に設けられており、その内
畝25を境にして走行溝21の左右の溝縁22・22に
沿って平行に続く左右2条の内溝26に内部空洞24が
分かれた内部二重溝構造になっており、それぞれ、走行
溝21の左右の溝材56・56の内側に当接する左右の
係合部28・28と、コ字状に分かれて左右の内溝26
・26に嵌合する左右のガイド29・29と、その左右
のガイド29・29に挟まれて内畝25に嵌合する嵌合
溝30を有するランナー23が装填されている。
【0017】このような内部二重溝構造の治具レール3
1は、それと同じ内部二重溝構造の本体レール27に取
付けられる。治具レール31を本体レール27に内嵌さ
せて取付ける場合には、その内嵌する本体レール27の
部分の内畝26は切除される(図4)。図1に示す治具
レール31を本体レール27に内嵌させるときは、本体
レールの背面材から内部空洞に突き出た突起物(図示せ
ず)にストッパー11の端末37が当たって押し下げら
れ、その反対側の鉤35が押し上げられてガイド29か
ら外れ、ランナー23が治具レール31から本体レール
(27)へと移動(走行)可能になる。
【0018】図2に示す治具レール31を本体レール2
7に内嵌させて取付ける場合には、中間部材40が後端
の端面44に当るまで約180度ストッパー12を反転
させる。その状態では、ガイド29がストッパーの中間
部材40に突き当たらず、ランナー23が治具レール3
1から本体レール(27)へと移動可能になる。
【0019】図3と4に示す治具レール31を内嵌させ
る本体レール27の切除された内畝25の先端部分は、
背面材34に向き合う上向きの斜面47とする。そうす
ると、治具レール31を本体レール27の内部空洞24
へと押し込むとき、その斜面27にストッパー13の先
端の軸材46が当接し、その斜面47がカムの作用をし
て軸材46が背面材34へと押し上げられてガイド29
から離れることになる。従って、治具レール31を本体
レール27に内嵌させると、自動的にランナー23が治
具レール31と本体レール27の間で走行可能になる。
【0020】図5と6に示す治具レール31は、ストッ
パー14を摘んで鉤50を開口51から引き出し、本体
レール27に内嵌させる。治具レール31が本体レール
27に内嵌した状態では、その鉤50が本体レール27
の側面材39に遮られて開口51に入り込むことがない
ので、治具レール31と本体レール27の間でランナー
23が自然に走行可能になる。
【0021】このように、図1〜6に示す治具レール3
1は、本体レール27に内嵌させて取付けられる内嵌型
のものであるが、それを本体レール24に突き合わせて
取付ける突設型にすることも出来る。図7〜9は、その
突設型の治具レール31を図示するものである。そのよ
うに治具レール31を突設型にすることは、図7に示す
ように治具レール31か本体レール27の一方の走行溝
を彎曲させる必要があり、走行溝の長さ方向における形
状の相異によって治具レール31を本体レール27に内
嵌させることが出来ない場合、或いは、図8に示すよう
に向き合う2本の本体レール27・27に跨がる連結部
材として治具レール31を取付けなければならない場合
に必要となる。1本の本体レール27の端末にだけ突き
合わせて取付ける突設型の治具レール31では、図7と
図9に示すように、治具レール31の先端には、その突
き合わせる本体レール27の内部空洞24に内嵌する接
続部材52を突設するとよい。接続部材52は、本体レ
ール27の左右の側面材39の内面54に密着する形状
にすればよいが、好ましくは、本体レール27の左右の
背面材34の内面55にも密着するL形断面の形状にす
る。又、走行溝が彎曲した治具レール31では、左右の
側面材39の先端部分に貫通孔53を開け、その貫通孔
53にピン15を差し込んでストッパー(10)とす
る。
【0022】内嵌型であっても突設型であっても、1本
の本体レール27の端末にだけ治具レール31を取付け
る場合、その取付けた治具レール31が本体レール27
から外れないようにするには、治具レール31と本体レ
ール27の各背面材34・34か各側面材39・39
に、互いに係合する一対の接合部材を取り付けておくと
よい。図9は、その接合部材の一例を示し、治具レール
31の背面材34に一端が固定されて本体レール側(2
7)へと片持ち梁状に突き出た鉤57と、本体レール2
7の背面材34に穿設した開口58によって構成されて
いる。この接合部材では、治具レール31を本体レール
27に取付けたとき、鉤37が開口58に入り込んで係
合し、鉤37を開口58から引き上げない限り、治具レ
ール39が本体レール27から外れなくなる。
【0023】図8に示す治具レール31は、2本の本体
レール27・27の間を連結する連結部材の役目をもな
すものであり、本体レール27の走行溝側(21)から
背面材側(34)へと押し上げて取付けられるようにな
っている。2本の本体レール27・27は、それらの背
面材34・34に固定した連結部材17によって連結さ
れており、治具レールの背面材34の外側には、その連
結部材17と嵌合する舌片16・16が側面材39に上
下対称型に突設されている。舌片16と連結部材17の
嵌合して重なり合う位置にはビス孔18が穿設されてお
り、それらのビス孔18に差し込んだピンやビスによっ
て治具レール31を連結部材17に固定する。
【0024】この連結部材17と舌片16・16を上下
に嵌合させる連結型の治具レール31では、図1に示す
天秤状のストッパー11(10)を背面材34の前後両
端に取り付けるとよい。そうすると、治具レール31を
押し上げて2本の本体レール27・27の間に挟み込む
とき、舌片16と舌片16の間に連結部材17が嵌合
し、その嵌合する連結部材17によって各ストッパー1
1(10)の後端37が押し下げられ、ストッパー11
(10)の先端の鉤35が治具レール31の内部空洞2
4から押し上げられてガイド29から外れ、ランナー2
3が治具レール31と本体レール27の間で自動的に移
動(走行)可能になる。
【0025】又、連結部材17と舌片16・16を上下
に嵌合させる連結型の治具レール31では、治具レール
31と本体レール27の突き合わされる各左右の溝材5
6の先端に、互いに向き合って嵌合する凹部19と凸部
20を付設しておくとよく、そうすると、突き合わされ
る治具レール31の溝材56と本体レール27の溝材5
6の間に、走行溝21に直交する隙間が出来ず、治具レ
ール31と本体レール27の間でのランナー23の走行
がスムースになる。
【0026】図1〜9に図示する治具レール31と本体
レール27は内部二重溝構造になっており、それらの走
行溝21の左右の溝材56・56の内側に当接する左右
の係合部28・28と、コ字状に分かれて左右の内溝2
6・26に嵌合する左右のガイド29・29と、その左
右のガイド29・29に挟まれて内畝25に嵌合する嵌
合溝30を有するランナー23が装填されている。しか
し本発明は、そのように内部二重溝構造のカーテンレー
ルに限定されず、走行溝21を縁取る左右の溝材56・
56の側縁から起立して向き合う左右の側面材39・3
9を背面材34で連結したC字形断面形状を成す在来の
チャンネル型カーテンレールに適用することが出来る。
【0027】しかし図1〜9に図示する内部二重溝構造
のカーテンレールでは、内部空洞24が側面材39に平
行に並んだ内畝25によって左右2条の内溝26・26
に分かれており、その内畝25が背面材34から走行溝
21に向けて突き出ている分だけ在来品に比して断面二
次係数が大きくなり強度的に安定したものとなる。この
ため、カーテンレールを比重の小さいプラスチックによ
って射出成形する場合でも、金属製の在来品と同等の強
度のものが得られ、カーテンレールを軽量化することが
出来、又、細く嵩張らない形にすることが出来る。
【0028】そして内部二重溝構造のカーテンレールに
装填されるランナー23は、その内部二重溝構造の断面
形状に合わせた形、即ち、走行溝21の左右の溝材56
・56の内側に当接する左右の係合部28・28と、コ
字状に分かれて左右の内溝26・26に嵌合する左右の
ガイド29・29と、その左右のガイド29・29に挟
まれて内畝25に嵌合する嵌合溝30が形成された形に
なり、そのようなランナー23では、その走行溝21の
長さ方向における寸法(厚みt)が、走行溝21の溝幅
(D)よりも薄く、ランナー全体が薄板状をなす場合で
も、内畝25が嵌合溝30に嵌合し、嵌合溝30の左右
のガイド29・29が内畝25に当たるので、ガイド2
9・29を左右に分ける軸芯60を中心にランナー23
が走行溝21の中で回転することがなく、走行(移動)
中にランナー23がカーテンレールから外れることがな
い。
【0029】例えば、溝幅Dが7mmのカーテンレール
では、ランナー23の厚みtを3mm前後にすることが
出来る。そうすると、10cm前後の間隔でフックが装
着されており、車窓の90cm前後のカーテンレールに
吊るされたカーテンでは、それを開けて寄せ集められる
ランナーの合計寸法が3cmとなり、頭部の太さが12
mm前後のランナーを使用した在来品のランナー合計寸
法(12cm)の4分の1になって、カーテンの開口面
積が大きく広がることになる。
【0030】そのようにランナー合計寸法が短くなるの
で、治具レール31を短くコンパクトにし、本体レール
27に取付けたり取外したりし易くし、取り扱い易くす
ることが出来る。本体レール27に取付けた治具レール
31は、その取付手順の逆順に、カーテンをランナー2
3に係合させたまま本体レール27から取外すことが出
来る。従って、カーテンを本体レール27から取外すと
き逐一個々のランナー23からカーテンを取外したり、
カーテンを本体レール27に取付けるとき個々のランナ
ー23にカーテン12を引っ掛けたりせずに済む。そし
て、治具レール31と共に取外されたカーテンは、治具
レール31を付けたまま洗濯機に投入して洗濯すること
が出来、カーテンは治具レール31を介して結束された
状態にあるので、洗濯中にフックやランナー23が絡ま
り合うことはない。カーテンレール(本体レール)を干
し物竿に代用し、それにランナーを移動させればカーテ
ンを拡布状態で乾燥することが出来ることになり、乾燥
後再びランナーを治具レールに移動させれば、ランナー
毎に襞をとって折り畳んだ状態になり、その折り畳みに
手間取らず、カーテンのメンテナンスが楽になる。
【0031】
【発明の効果】このように本発明(請求項1〜4)によ
ると、カーテンのカーテンレールからの取外作業とカー
テンレールへの取付作業において、逐一個々のランナー
からカーテンを取外したり、ランナーにカーテンを引っ
掛けたりせずに済み、治具レールごと一括して取付・取
外すことが出来、ホテルや列車、観光バス等で使用され
る業務用カーテンの取付・取外作業も多くの人手を要せ
ず短時間に行うことが出来る。
【0032】本発明(請求項2と4)によると、内畝に
よって断面二次係数が増え強度的に安定したものとなる
ので、カーテンレールを軽量化し嵩張らない形にするこ
とが出来る。従って、居住空間が狭く、又、燃費節減の
ために軽量化を必要とする列車や観光バス等の車両に適
したカーテンレールが得られる。
【0033】本発明(請求項3と4)によると、治具レ
ールと共に本体レールから取外されたランナーがストッ
パーに係止されて治具レールから外れることがなく、治
具レールに取付けた状態でカーテンを洗濯することも出
来、カーテンが取り扱い易くなる。
【0034】本発明(請求項5)によると、治具レール
を短くコンパクトすることが出来て取り扱い易くなり、
ランナー合計寸法が短くなるので、カーテンを引き寄せ
て開けられる窓の開口面積も広くなる。このため、車内
のように狭い空間にカーテンを取付けても、カーテンに
よって圧迫感を受けることもなく、カーテンの用途が広
がり、カーテンの販売促進にもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る治具レールの斜視図である。
【図2】本発明に係る治具レールの斜視図である。
【図3】本発明に係るカーテンレールの要部斜視図であ
る。
【図4】本発明に係るカーテンレールの要部断面正面図
である。
【図5】本発明に係る治具レールの斜視図である。
【図6】本発明に係るカーテンレールの要部底面図であ
る。
【図7】本発明に係るカーテンレールの要部斜視図であ
る。
【図8】本発明に係るカーテンレールの要部斜視図であ
る。
【図9】本発明に係るカーテンレールの要部斜視図であ
る。
【符号の説明】
10・11・12・13・14 ストッパー 15 ピン(ストッパー) 16 舌片 17 連結部材 18 ビス孔 19 凹部 20 凸部 21 ランナー走行溝 22 溝縁 23 ランナー 24 内部空洞 25 内畝 26 内溝 27 カーテンレール 28 係合部 29 ガイド 30 嵌合溝 31 治具レール 32 封鎖部材 33 ピン 34 背面材 35 鉤 36 開口 37 ストッパーの端末 38 端末 39 側面材 40 中間部材 41 側面材の端面 42 ピン結合点 43 アーム 44 端面 45・46 軸材 47 斜面 48 一端 49 他端 50 鉤 51 開口 52 接続部材 53 貫通孔 54 側面材の内面 55 背面材の内面 56 溝材 57 鉤 58 開口 60 軸芯

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランナー走行溝(21)を縁取る左右の
    溝材(56・56)の側縁から起立して向き合う左右の
    側面材(39・39)を背面材(34)で連結したC字
    形断面形状を成すチャンネル型本体レール(27)の端
    部に、その本体レール(27)と同じ断面形状のカーテ
    ン交換用治具レール(31)が係脱自在に取付けられて
    おり、走行溝(21)を走行する複数個のランナー(2
    3)が装填されており、ランナー(23)が走行可能な
    治具レール(31)の走行溝(21)の有効長さ(L)
    が、走行溝(21)の長さ方向における複数個の各ラン
    ナー(23)の寸法の合計寸法よりも長く、その合計寸
    法の2倍以下であるカーテンレール。
  2. 【請求項2】 前掲請求項1に記載の本体レール(2
    7)と治具レール(31)の内部空洞(24)に走行溝
    (21)に向けて隆起して走行溝(31)に平行に続く
    内畝(25)が設けられており、その内畝(25)を境
    にして走行溝(21)の左右の溝縁(22・22)に沿
    って平行に続く左右2条の内溝(26)に内部空洞(2
    4)が分かれている前掲請求項1に記載のカーテンレー
    ル。
  3. 【請求項3】 左右の溝材(56・56)で縁取られた
    ランナー走行溝(21)を有し、それら左右の溝材(5
    6・56)の側縁から起立して向き合う左右の側面材
    (39・39)を背面材(34)で連結して囲まれたラ
    ンナー(23)の走行可能な内部空洞(24)を有する
    C字形断面形状を成すチャンネル型レールであり、ラン
    ナー走行溝(21)の長さ2cmにつき1個以上の割合
    でランナー(23)が装填されており、走行溝(21)
    の端部にランナーの走行を妨げるストッパー(10)が
    ランナーの走行する内部空洞(24)に向けて出没自在
    に取り付けられているカーテン交換用治具レール。
  4. 【請求項4】 前掲請求項2に記載の内部空洞(24)
    に走行溝(21)に向けて隆起して走行溝(31)に平
    行に続く内畝(25)を設けられており、その内畝(2
    5)を境にして走行溝(21)の左右の溝縁(22・2
    2)に沿って平行に続く左右2条の内溝(26)に内部
    空洞(24)が分かれている前掲請求項3に記載のカー
    テン交換用治具レール。
  5. 【請求項5】 左右の溝材(56・56)で縁取られた
    ランナー走行溝(21)を有し、それら左右の溝材(5
    6・56)の側縁から起立して向き合う左右の側面材
    (39・39)を背面材(34)で連結して囲まれたラ
    ンナー(23)の走行可能な内部空洞(24)を有し、
    内部空洞(24)に走行溝(21)に向けて隆起して走
    行溝(31)に平行に続く内畝(25)が設けられてお
    り、その内畝(25)を境にして走行溝(21)の左右
    の溝縁(22・22)に沿って平行に続く左右2条の内
    溝(26)に内部空洞(24)が分かれているカーテン
    レールの内部空洞(24)に装填されるランナー(2
    3)において、 走行溝(21)の左右の溝材(56・
    56)の内側に当接する左右の係合部(28・28)
    と、コ字状に分かれて左右の内溝(26・26)に嵌合
    する左右のガイド(29・29)と、その左右のガイド
    (29・29)に挟まれて内畝(25)に嵌合する嵌合
    溝(30)を有するカーテンレールランナー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI606803B (zh) * 2016-09-23 2017-12-01 亦欣企業股份有限公司 彎軌結構及其安裝方法

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