JPH0455667B2 - - Google Patents
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- JPH0455667B2 JPH0455667B2 JP56140415A JP14041581A JPH0455667B2 JP H0455667 B2 JPH0455667 B2 JP H0455667B2 JP 56140415 A JP56140415 A JP 56140415A JP 14041581 A JP14041581 A JP 14041581A JP H0455667 B2 JPH0455667 B2 JP H0455667B2
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- JP
- Japan
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- hinge
- curved wall
- piece
- claw
- wall
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- Expired - Lifetime
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 35
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 10
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 9
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N3/00—Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for
- B60N3/08—Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of receptacles for refuse, e.g. ash-trays
- B60N3/083—Ash-trays
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動車用などの灰皿などの箱体を押込
んで格納位置に引つ込め、格納位置の箱体を外に
出た使用位置にするには再び押込む、いわゆるプ
ツシユ−プツシユ式の箱体の開閉作動装置に関す
る。
んで格納位置に引つ込め、格納位置の箱体を外に
出た使用位置にするには再び押込む、いわゆるプ
ツシユ−プツシユ式の箱体の開閉作動装置に関す
る。
このような灰皿は自動車の内側パネル、例えば
ドアパネルに装着し、引つ込んで壁面に一致した
格納位置と、壁面から突出した使用位置、又はそ
の反対に動けるようになつている。
ドアパネルに装着し、引つ込んで壁面に一致した
格納位置と、壁面から突出した使用位置、又はそ
の反対に動けるようになつている。
従来の灰皿の開閉作動装置は金属の部品と、非
金属、通常は合成樹脂で成形した合成樹脂の部品
とからなり、車輌走行時の振動を受けて合成樹脂
の部品が金属の部品と擦れて摩耗するので比較的
短期間に使用不能になる欠点があつた。
金属、通常は合成樹脂で成形した合成樹脂の部品
とからなり、車輌走行時の振動を受けて合成樹脂
の部品が金属の部品と擦れて摩耗するので比較的
短期間に使用不能になる欠点があつた。
又、その開閉作動装置は可成り複雑で、部品の
使用点数が多く、組立てに手数がかゝるため、経
済的、機能的及び騒音などの見地から部品の使用
点数が少なく、組立てに手数、時間のかゝらない
ものゝ出現が望まれている。
使用点数が多く、組立てに手数がかゝるため、経
済的、機能的及び騒音などの見地から部品の使用
点数が少なく、組立てに手数、時間のかゝらない
ものゝ出現が望まれている。
本発明は上記に鑑み、簡単且つ安価で、従来の
ものの欠点が無い灰皿の開閉作動装置を提供する
ことを目的に開発されたもので、 車体に固定する合成樹脂製の基板2と、中空部
1′を有し、箱体28を取外し可能に取付けるた
めに上記基板2にヒンジ3で一体に連接され、上
記ヒンジを曲げて中空部1′の一端を基板上に対
向させることができるホツパ形のボデー1と、前
記基板2とボデー1との間に介装され、ボデー1
を弾力的に押圧して基板2上から離し、ボデー1
に取付けた箱体を使用位置に付勢するばね34と
を備え、 上記基板2には前記ヒンジ3の中心と同心の円
弧状で、前記ボデー1の中空部1′中に突入する
湾曲壁9を立設してその凹弧面の上端に鉤10を
形成すると共に、前記ヒンジ3と連なり、上記湾
曲壁9の凹弧面と対向するボデー1の揺動壁4
に、ヒンジを中心にボデー1が使用位置に揺動し
たときに上記鉤10と係合する弾性のフツク片1
7を設け、又、前記湾曲壁9の凸弧面と対向する
ボデー1の対向壁5に、ヒンジを中心にボデー1
が使用位置と格納位置との間を揺動する際に湾曲
壁9の凸弧面の円周方向に沿つて移動する爪体2
1を回動可能に枢着し、前記爪体21には平行な
二つの側面a,bと、この両側面の一端間と、他
端間に位置するほゞV次形のノツチb,cを設
け、前記湾曲壁9の凸弧面上には円周方向に離し
て上下二つのリブ片13,14を円周方向に立設
し、その上部リブ片13は前記爪体21の側面と
摺接する位置に設け、下部リブ片14は前記爪体
21の二つの側面間の幅よりも短い距離、前記上
部リブ片13から軸方向に離して設け、且つ上部
リブ片13の下端16と、下部リブ片14の上端
15との間に前記爪体の全長よりも長い距離を保
つたことを特徴とする。
ものの欠点が無い灰皿の開閉作動装置を提供する
ことを目的に開発されたもので、 車体に固定する合成樹脂製の基板2と、中空部
1′を有し、箱体28を取外し可能に取付けるた
めに上記基板2にヒンジ3で一体に連接され、上
記ヒンジを曲げて中空部1′の一端を基板上に対
向させることができるホツパ形のボデー1と、前
記基板2とボデー1との間に介装され、ボデー1
を弾力的に押圧して基板2上から離し、ボデー1
に取付けた箱体を使用位置に付勢するばね34と
を備え、 上記基板2には前記ヒンジ3の中心と同心の円
弧状で、前記ボデー1の中空部1′中に突入する
湾曲壁9を立設してその凹弧面の上端に鉤10を
形成すると共に、前記ヒンジ3と連なり、上記湾
曲壁9の凹弧面と対向するボデー1の揺動壁4
に、ヒンジを中心にボデー1が使用位置に揺動し
たときに上記鉤10と係合する弾性のフツク片1
7を設け、又、前記湾曲壁9の凸弧面と対向する
ボデー1の対向壁5に、ヒンジを中心にボデー1
が使用位置と格納位置との間を揺動する際に湾曲
壁9の凸弧面の円周方向に沿つて移動する爪体2
1を回動可能に枢着し、前記爪体21には平行な
二つの側面a,bと、この両側面の一端間と、他
端間に位置するほゞV次形のノツチb,cを設
け、前記湾曲壁9の凸弧面上には円周方向に離し
て上下二つのリブ片13,14を円周方向に立設
し、その上部リブ片13は前記爪体21の側面と
摺接する位置に設け、下部リブ片14は前記爪体
21の二つの側面間の幅よりも短い距離、前記上
部リブ片13から軸方向に離して設け、且つ上部
リブ片13の下端16と、下部リブ片14の上端
15との間に前記爪体の全長よりも長い距離を保
つたことを特徴とする。
以下、箱体を灰皿とした本発明の図示の一実施
例を説明する。
例を説明する。
第2図は成形状態における開閉作動装置の斜視
図で、中空部1′を有するホツパ形のボデー1の
揺動壁4にヒンジ3で一体に結合した基板2を有
し、ボデー1は揺動壁4の他に、揺動壁4にほゞ
対向する対向壁5と、両方の壁4,5を結合する
2つの側壁6,7を備えている。
図で、中空部1′を有するホツパ形のボデー1の
揺動壁4にヒンジ3で一体に結合した基板2を有
し、ボデー1は揺動壁4の他に、揺動壁4にほゞ
対向する対向壁5と、両方の壁4,5を結合する
2つの側壁6,7を備えている。
基板2はスロツト8を有し、スロツトの長手方
向の一縁部にヒンジ3の中心と同心な円弧状の湾
曲壁9が立設してあり、湾曲壁の凹弧面の先端に
鉤10が設けてある。この湾曲壁は凸弧面の両側
部に沿う二つの補強リブ11,12を有すると共
に、この両補強リブ11,12の間に位置して湾
曲壁9の円周方向沿いに基板2から延びる下部リ
ブ片13と、湾曲壁の軸方向及び円周方向に上記
下部リブ片13から離れて同様に湾曲壁の長さ沿
いに延びる上部リブ片14とが湾曲壁9の凸弧面
から突出する。上部リブ片14、下部リブ片13
の上端15より高い位置で湾曲壁9設けられ、1
6はその下端を示し、上部リブ片の下端16と下
部リブ片の上端との間には後述の爪体21の長さ
よりも長い距離を保つてある。
向の一縁部にヒンジ3の中心と同心な円弧状の湾
曲壁9が立設してあり、湾曲壁の凹弧面の先端に
鉤10が設けてある。この湾曲壁は凸弧面の両側
部に沿う二つの補強リブ11,12を有すると共
に、この両補強リブ11,12の間に位置して湾
曲壁9の円周方向沿いに基板2から延びる下部リ
ブ片13と、湾曲壁の軸方向及び円周方向に上記
下部リブ片13から離れて同様に湾曲壁の長さ沿
いに延びる上部リブ片14とが湾曲壁9の凸弧面
から突出する。上部リブ片14、下部リブ片13
の上端15より高い位置で湾曲壁9設けられ、1
6はその下端を示し、上部リブ片の下端16と下
部リブ片の上端との間には後述の爪体21の長さ
よりも長い距離を保つてある。
揺動壁4の内面からは2つのリブ18(第2図
にはその一方だけを示した。)と、弾性のフツク
片17が突出する。前記対向壁5は段19を有す
る端部で終り、拡大した頭を有するピン20が段
19の起立部から内向きに突出し、第3図に斜視
図で示した爪体21を上記ピン20に遊装する。
にはその一方だけを示した。)と、弾性のフツク
片17が突出する。前記対向壁5は段19を有す
る端部で終り、拡大した頭を有するピン20が段
19の起立部から内向きに突出し、第3図に斜視
図で示した爪体21を上記ピン20に遊装する。
基板2からは2つのガイド片(第2図にはその
一方のみを示した。)22が突出し、ラグ23が
側壁6,7の各々に設けられる。ガイド片22の
内面とラグ23の外面はヒンジ3と同心の円弧面
で滑り接触する。又、上端が丸められた截頭円錐
形のボス24が基板2から突出し、同様なボス2
5が対向壁5段19の踏面から上向きに突出す
る。又、灰皿を組付けるパネルに基板2をねじで
固定するため、2つのボス26,27が基板2に
設けてある。
一方のみを示した。)22が突出し、ラグ23が
側壁6,7の各々に設けられる。ガイド片22の
内面とラグ23の外面はヒンジ3と同心の円弧面
で滑り接触する。又、上端が丸められた截頭円錐
形のボス24が基板2から突出し、同様なボス2
5が対向壁5段19の踏面から上向きに突出す
る。又、灰皿を組付けるパネルに基板2をねじで
固定するため、2つのボス26,27が基板2に
設けてある。
組立てるにはコイルばね34の一端をボス24
に嵌め、爪体21を中心にある孔でピン20にス
ナツプ嵌めして取付ける(第2図破線)。この時
点で揺動壁4、対向壁5、両側壁6と7で形成さ
れたボデー1を第2A図の矢印で示したようにヒ
ンジ3を撓めて反転させ、フツク片17を弾性に
よつて鉤10を通り越えさせる。これにより基板
2とボデー1は第1図に示した状態になり、ガイ
ド片22の内面はラグ23の外面に滑り接触し、
湾曲壁9はボデーの中空部1′に突入し、ピン2
0に取付けた爪体21は湾曲壁9の凸弧面上に位
置する。そして、コイルばね34の他端をボス2
5に嵌め、ボデー1に上向きの力を作用させるよ
うにする。尚、箱体である灰皿体28はボデー1
に対して後述のように着脱可能に取付ける。
に嵌め、爪体21を中心にある孔でピン20にス
ナツプ嵌めして取付ける(第2図破線)。この時
点で揺動壁4、対向壁5、両側壁6と7で形成さ
れたボデー1を第2A図の矢印で示したようにヒ
ンジ3を撓めて反転させ、フツク片17を弾性に
よつて鉤10を通り越えさせる。これにより基板
2とボデー1は第1図に示した状態になり、ガイ
ド片22の内面はラグ23の外面に滑り接触し、
湾曲壁9はボデーの中空部1′に突入し、ピン2
0に取付けた爪体21は湾曲壁9の凸弧面上に位
置する。そして、コイルばね34の他端をボス2
5に嵌め、ボデー1に上向きの力を作用させるよ
うにする。尚、箱体である灰皿体28はボデー1
に対して後述のように着脱可能に取付ける。
第1図は灰皿を格納位置に引つ込めた状態、第
1A図は灰皿が使用位置に飛び出た状態を示す。
1A図は灰皿が使用位置に飛び出た状態を示す。
第4〜9図は灰皿を使用位置から格納位置、又
はその逆に動かした場合に、灰皿と一体に湾曲壁
9の凸弧面上を動く爪体21が上下のリブ片1
3,14に対して把る種々な状態を図式的に示
す。
はその逆に動かした場合に、灰皿と一体に湾曲壁
9の凸弧面上を動く爪体21が上下のリブ片1
3,14に対して把る種々な状態を図式的に示
す。
第4図は灰皿が第1A図の使用位置にある際の
爪体21の状態を示す。この状態では、爪体は平
な一側面aで上部リブ片14の側面に接し、従つ
て、コイルばね34の上向きの弾力でボデーが上
向きに回動するのを阻止できない。しかし、ボデ
ー1が上向きに所定量回動して第1A図の使用位
置になると、フツク片17が湾曲壁9の凹弧面の
先端の鉤10に引つ掛かるのでそれ以上は上向き
に回動できなくなり、灰皿は使用位置に停止す
る。
爪体21の状態を示す。この状態では、爪体は平
な一側面aで上部リブ片14の側面に接し、従つ
て、コイルばね34の上向きの弾力でボデーが上
向きに回動するのを阻止できない。しかし、ボデ
ー1が上向きに所定量回動して第1A図の使用位
置になると、フツク片17が湾曲壁9の凹弧面の
先端の鉤10に引つ掛かるのでそれ以上は上向き
に回動できなくなり、灰皿は使用位置に停止す
る。
灰皿を格納位置に戻すには、灰皿体28に上か
ら力を加えて押込む。これにより灰皿と一体に動
く爪体は第4図の矢印に示した様に上部リブ片1
4の側面に接して湾曲壁9上を下向きに移動し、
やがて第5図の如くそのまゝの姿勢で上部リブ片
14の下端16から下に離れ、爪体の下端のV形
のノツチbが下部リブ片13の上端15に当接す
る。そして、引続き加えられる矢印方向の下向き
の力で爪体は下部リブ片13の上端15によつて
第5図の破線に示すように時計方向に少し回動
し、爪体の上端のV形のノツチcは上部リブ片1
4の下端16に当接できるようになる。灰皿体2
8をこゝまで押込んだら押込みを止める。これに
よつてコイルばね34はボデー1を上向きに少し
押し戻し、これに伴い爪体21の上端のV形のノ
ツチcは第6図に示した様に上部リブ片14の下
端16に引つ掛かるのでそれ以上は押し戻すこと
ができず、灰皿は押込まれた第1図の格納位置に
止まる。
ら力を加えて押込む。これにより灰皿と一体に動
く爪体は第4図の矢印に示した様に上部リブ片1
4の側面に接して湾曲壁9上を下向きに移動し、
やがて第5図の如くそのまゝの姿勢で上部リブ片
14の下端16から下に離れ、爪体の下端のV形
のノツチbが下部リブ片13の上端15に当接す
る。そして、引続き加えられる矢印方向の下向き
の力で爪体は下部リブ片13の上端15によつて
第5図の破線に示すように時計方向に少し回動
し、爪体の上端のV形のノツチcは上部リブ片1
4の下端16に当接できるようになる。灰皿体2
8をこゝまで押込んだら押込みを止める。これに
よつてコイルばね34はボデー1を上向きに少し
押し戻し、これに伴い爪体21の上端のV形のノ
ツチcは第6図に示した様に上部リブ片14の下
端16に引つ掛かるのでそれ以上は押し戻すこと
ができず、灰皿は押込まれた第1図の格納位置に
止まる。
灰皿を使用位置にするには灰皿体28を再び押
込む。そうすると爪体21は灰皿と一体に下向き
に移動し、第7図に示す様に上部リブ片14から
下に離れ、爪体の下端のノツチbは下部リブ片1
3の上端15に当接し、引続き加えられる力によ
つて下部リブ片13の上端15で爪体は更に時計
方向に回動し、上部リブ片14の下端16の下方
で第8図に示す様に横になる。こゝで押込むのを
止めると、コイルばね34の力でボデーは上向き
に押され、略々横になつた爪体21は第9図の様
に上部リブ片14の下端16に接触し、引続き加
えられるコイルばね34の押戻力で爪体21は他
方の側面dが上部リブ片14の側面に接するまで
時計方向に回動し、結果的に半回転して第4図の
状態に戻り、灰皿体28はフツク片17が湾曲壁
の先端の鉤10に引つ掛かるまで飛び出し、灰皿
は第1A図の使用位置になる。尚、爪体21はピ
ン20を中心に回動し、その上端のノツチcと下
端のノツチbは夫々第5図から第6図の状態、第
7図から第8図の状態に傾くための二つのカム面
と、第6図の状態で上部リブ片14の下端に引つ
掛かる係止部を形成する。従つて、この灰皿は合
成樹脂の部品に対して摩擦接触する金属部品が無
いので合成樹脂部品の摩耗による欠点が排除され
る。
込む。そうすると爪体21は灰皿と一体に下向き
に移動し、第7図に示す様に上部リブ片14から
下に離れ、爪体の下端のノツチbは下部リブ片1
3の上端15に当接し、引続き加えられる力によ
つて下部リブ片13の上端15で爪体は更に時計
方向に回動し、上部リブ片14の下端16の下方
で第8図に示す様に横になる。こゝで押込むのを
止めると、コイルばね34の力でボデーは上向き
に押され、略々横になつた爪体21は第9図の様
に上部リブ片14の下端16に接触し、引続き加
えられるコイルばね34の押戻力で爪体21は他
方の側面dが上部リブ片14の側面に接するまで
時計方向に回動し、結果的に半回転して第4図の
状態に戻り、灰皿体28はフツク片17が湾曲壁
の先端の鉤10に引つ掛かるまで飛び出し、灰皿
は第1A図の使用位置になる。尚、爪体21はピ
ン20を中心に回動し、その上端のノツチcと下
端のノツチbは夫々第5図から第6図の状態、第
7図から第8図の状態に傾くための二つのカム面
と、第6図の状態で上部リブ片14の下端に引つ
掛かる係止部を形成する。従つて、この灰皿は合
成樹脂の部品に対して摩擦接触する金属部品が無
いので合成樹脂部品の摩耗による欠点が排除され
る。
その上、基板2に対してボデー1が動く際、ガ
イド片22がラグ23に沿つて支持されながら動
くため、ボデー1の揺動壁4が横方向に動くこと
は無い。又、組立て状態で、仮にヒンジ3が切断
しても、ラグ23とガイド片22の係合、並びに
フツク片17と鉤10の係合によつて作用状態を
維持する。
イド片22がラグ23に沿つて支持されながら動
くため、ボデー1の揺動壁4が横方向に動くこと
は無い。又、組立て状態で、仮にヒンジ3が切断
しても、ラグ23とガイド片22の係合、並びに
フツク片17と鉤10の係合によつて作用状態を
維持する。
上述の灰皿をパネル、例えば、自動車のドアや
車体の内壁のパネルに取付けるには基板にあるボ
スにねじを挿入して基板2をパネルに固定する。
又、灰皿体を適当な態様でボデーに取付けるが、
その取付けかたは本発明の内容をなすものではな
い。この実施例では灰皿体の両側にある溝部(図
示せず)をボデーの両側壁6,7の外面に設けた
ガイドリブ29に摺動させ、壁5から外方に突出
し、先端に突起を有する係止片30を灰皿体の壁
面に設けた孔ないし窪み31に係合させて取付け
てある。必要ならば灰皿体28の開放面はピン3
3で枢着した蓋板32で開閉できる様にすると共
に、蓋板32は図示してないばねで開放面を常に
閉じる様にしてもよい。
車体の内壁のパネルに取付けるには基板にあるボ
スにねじを挿入して基板2をパネルに固定する。
又、灰皿体を適当な態様でボデーに取付けるが、
その取付けかたは本発明の内容をなすものではな
い。この実施例では灰皿体の両側にある溝部(図
示せず)をボデーの両側壁6,7の外面に設けた
ガイドリブ29に摺動させ、壁5から外方に突出
し、先端に突起を有する係止片30を灰皿体の壁
面に設けた孔ないし窪み31に係合させて取付け
てある。必要ならば灰皿体28の開放面はピン3
3で枢着した蓋板32で開閉できる様にすると共
に、蓋板32は図示してないばねで開放面を常に
閉じる様にしてもよい。
以上、本発明の一実施例を説明したが、本発明
はこの実施例に限定されず特許請求の範囲に記載
された技術思想の枠内で種々に設計を変えて実施
することができる。又、本発明の箱体は自動車以
外に例えば鉄道の客車、航空機その他に使用する
こともできる。
はこの実施例に限定されず特許請求の範囲に記載
された技術思想の枠内で種々に設計を変えて実施
することができる。又、本発明の箱体は自動車以
外に例えば鉄道の客車、航空機その他に使用する
こともできる。
本発明の箱体の開閉作動装置は、コイルばねを
除き合成樹脂で作られ、この合成樹脂の部品が金
属の部品と摩擦して摩耗する欠点は全く無い。
又、合成樹脂の部品はヒンジで連接されて一体と
なつている基板及びボデーと、これと別体の爪体
の僅か二点だけである。
除き合成樹脂で作られ、この合成樹脂の部品が金
属の部品と摩擦して摩耗する欠点は全く無い。
又、合成樹脂の部品はヒンジで連接されて一体と
なつている基板及びボデーと、これと別体の爪体
の僅か二点だけである。
そして、爪体を回転可能にボデーの対向壁に取
付け、コイルばねを基板と該対向壁の間に位置さ
せ、ボデーを基板に対し反転して基板の湾曲壁を
ボデーの中空部に突入させると共に、ボデーの揺
動壁にあるフツク片を基板の湾曲壁の鉤に係合さ
せるだけで極めて簡単、且つ迅速に組立てること
ができる。
付け、コイルばねを基板と該対向壁の間に位置さ
せ、ボデーを基板に対し反転して基板の湾曲壁を
ボデーの中空部に突入させると共に、ボデーの揺
動壁にあるフツク片を基板の湾曲壁の鉤に係合さ
せるだけで極めて簡単、且つ迅速に組立てること
ができる。
図面は本発明の箱体の開閉作動装置の一実施例
を示すもので、第1図は箱体を格納位置に引つ込
めた状態の縦断面図、第1A図は箱体を使用位置
に出した状態の縦断面図、第2図は基板、ボデー
の成形状態の斜視図、第2A図は第2図の断面
図、第3図は爪体の斜視図、第4図から第9図は
箱体を使用位置や、格納位置に動かしたときの爪
体の作動状態を示す説明図で、図中、1はボデ
ー、1′はボデーの中空部、2は基板、3はヒン
ジ、4はボデーの揺動壁、5は対向壁、9は湾曲
壁、10は鉤、13,14は上下のリブ片、17
はフツク片、20はピン、21は爪体、28は箱
体としての灰皿体、34はコイルばね、a,dは
爪体22の平行な二つの側面、b,cは爪体の上
端と下端にあるV形のノツチを示す。
を示すもので、第1図は箱体を格納位置に引つ込
めた状態の縦断面図、第1A図は箱体を使用位置
に出した状態の縦断面図、第2図は基板、ボデー
の成形状態の斜視図、第2A図は第2図の断面
図、第3図は爪体の斜視図、第4図から第9図は
箱体を使用位置や、格納位置に動かしたときの爪
体の作動状態を示す説明図で、図中、1はボデ
ー、1′はボデーの中空部、2は基板、3はヒン
ジ、4はボデーの揺動壁、5は対向壁、9は湾曲
壁、10は鉤、13,14は上下のリブ片、17
はフツク片、20はピン、21は爪体、28は箱
体としての灰皿体、34はコイルばね、a,dは
爪体22の平行な二つの側面、b,cは爪体の上
端と下端にあるV形のノツチを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 車体に固定する合成樹脂製の基板2と、中空
部1′を有し、箱体28を取外し可能に取付ける
ために上記基板2にヒンジ3で一体に連接され、
上記ヒンジを曲げて中空部1′の一端を基板上に
対向させることができるホツパ形のボデー1と、
前記基板2とボデー1との間に介装され、ボデー
1を弾力的に押圧して基板2上から離し、ボデー
1に取付けた箱体を使用位置に付勢するばね34
とを備え、 上記基板2には前記ヒンジ3の中心と同心の円
弧状で、前記ボデー1の中空部1′中に突入する
湾曲壁9を立設してその凹弧面の上端に鉤10を
形成すると共に、前記ヒンジ3と連なり、上記湾
曲壁9の凹弧面と対向するボデー1の揺動壁4
に、ヒンジを中心にボデー1が使用位置に揺動し
たときに上記鉤10と係合する弾性のフツク片1
7を設け、又、前記湾曲壁9の凸弧面と対向する
ボデー1の対向壁5に、ヒンジを中心にボデー1
が使用位置と格納位置との間を揺動する際に湾曲
壁9の凸弧面の円周方向に沿つて移動する爪体2
1を回動可能に枢着し、前記爪体21には平行な
二つの側面a,bと、この両側面の一端間と、他
端間に位置するほゞV字形のノツチb,cを設
け、前記湾曲壁9の凸弧上には円周方向に離して
上下二つのリブ片13,14を円周方向に立設
し、その上部リブ片13は前記爪体21の側面と
摺接する位置に設け、下部リブ片14は前記爪体
21の二つの側面間の幅よりも短い距離、前記上
部リブ片13から軸方向に離して設け、且つ上部
リブ片13の下端16と、下部リブ片14の上端
15との間に前記爪体の全長よりも長い距離を保
つたことを特徴とする箱体の開閉作動装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT24538/80A IT1194692B (it) | 1980-09-08 | 1980-09-08 | Posacenere rettrattile,particolarmente per autoveicoli |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63220583A Division JPH01101243A (ja) | 1980-09-08 | 1988-09-05 | 箱体の開閉作動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5779875A JPS5779875A (en) | 1982-05-19 |
JPH0455667B2 true JPH0455667B2 (ja) | 1992-09-04 |
Family
ID=11213899
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56140415A Granted JPS5779875A (en) | 1980-09-08 | 1981-09-08 | Suction type ash tray |
JP63220583A Granted JPH01101243A (ja) | 1980-09-08 | 1988-09-05 | 箱体の開閉作動装置 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63220583A Granted JPH01101243A (ja) | 1980-09-08 | 1988-09-05 | 箱体の開閉作動装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4392683A (ja) |
JP (2) | JPS5779875A (ja) |
IT (1) | IT1194692B (ja) |
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FR2549123B1 (fr) * | 1983-07-11 | 1985-12-13 | Peugeot | Agencement sur un support d'un cendrier ou autre organe mobile, muni d'un dispositif de verrouillage |
JP2912433B2 (ja) * | 1990-09-04 | 1999-06-28 | 株式会社ニフコ | 車載用のラッチ装置 |
JP2003276515A (ja) * | 2002-03-22 | 2003-10-02 | Nifco Inc | スライド及び回動運動のガイド機構、該ガイド機構を用いた蓋体の開閉機構、及び該開閉機構を用いた車載用内装品 |
JP2003276516A (ja) * | 2002-03-25 | 2003-10-02 | Nifco Inc | ガイド機構、該ガイド機構を用いた蓋体の開閉機構、及び該開閉機構を用いた車載用内装品 |
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- 1980-09-08 IT IT24538/80A patent/IT1194692B/it active
-
1981
- 1981-08-24 US US06/295,275 patent/US4392683A/en not_active Expired - Fee Related
- 1981-09-08 JP JP56140415A patent/JPS5779875A/ja active Granted
-
1988
- 1988-09-05 JP JP63220583A patent/JPH01101243A/ja active Granted
Patent Citations (3)
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Publication number | Publication date |
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JPH01101243A (ja) | 1989-04-19 |
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IT1194692B (it) | 1988-09-22 |
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JPS5779875A (en) | 1982-05-19 |
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