JP2002216303A - 回転ドラム装置 - Google Patents

回転ドラム装置

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JP2002216303A
JP2002216303A JP2001014850A JP2001014850A JP2002216303A JP 2002216303 A JP2002216303 A JP 2002216303A JP 2001014850 A JP2001014850 A JP 2001014850A JP 2001014850 A JP2001014850 A JP 2001014850A JP 2002216303 A JP2002216303 A JP 2002216303A
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circuit board
contact
reinforcing plate
drum
rotary
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JP2001014850A
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English (en)
Inventor
Takayuki Mogi
隆幸 茂木
Keizo Kamikui
圭三 神喰
Shinichi Hasegawa
真一 長谷川
Isao Kogure
伊左夫 木暮
Masahiro Sakai
雅弘 酒井
Sunao Kushiro
素直 久代
Tetsuyuki Yoshida
哲之 吉田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ドラムの小型軽量化を図りつつ、中継コ
ンタクトのばね端子の反力による回路基板の浮き上がり
を防止して電気的接触の信頼性を確保すると共に、バラ
ンス調整リングの信頼性を向上し、かつヘッドや回路基
板を静電気あるいは電磁場から保護できるようにした回
転ドラム装置を得る。 【解決手段】 回転側ドラム10上に回路基板13が搭
載される方式において、回路基板13をその上から補強
板24をねじ14で共締めすることによって、回路基板
13がこれに取り付けられている中継コンタクト17の
ばね端子17aの反力による反り上がりを防止し、回路
基板13の電気的接触不良を防止するようにした。また
補強板24にバランス調整リング27を一体成形すると
共に、補強板24にシールド効果を持たせ回路基板13
及び磁気ヘッド11を静電気あるいは外部電磁場から保
護するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば超小型化さ
れたミニデジタルビデオカメラ装置に適用されて好適な
回転ドラム装置に関し、詳しくは、回転側ドラム上に回
路基板が搭載される方式において、回路基板をその上か
らねじ固定した補強板により撓みを防止し、回路基板の
電気的接触不良を防止するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】回転ドラムに磁気テープをヘリカルに巻
き付け、高速回転する記録ヘッドにより磁気テープに画
像等の情報信号を記録動作したり、あるいは磁気テープ
に記録された情報信号を再生ヘッドによりトレースし再
生動作が行えるようにした磁気記録再生装置において、
例えば再生された情報信号の増幅を回転ドラム上に搭載
した回路基板で行えるようにすることで信号ノイズを低
減させ、再生された情報信号の特性を改善することは従
来から広く行われている。
【0003】この際、再生ヘッドで再生された情報信号
を回路基板に電気的に導通させる方法として、ヘッドと
回路基板とを中継のリード線等を半田付けで電気的に接
続する方法や、あるいはヘッドと回路基板とをばね式の
接点で電気的に接続する方法がある。前者のリード線等
を使用する方法では、半田付け作業を狭いスペースで行
うが技術的に困難であり、しかも半田付け作業にかかる
工数も煩雑となることからコストアップとなる。このた
め、後者のばね式の接点を採用することが広く普及して
いる。
【0004】図7にばね式接点でヘッドと回路基板とを
電気的に接続された方式の回転ドラムを左側では回路基
板と接点コンタクトとの接続部分の断面図を示し、右側
では再生ヘッドと接点コンタクトとの接続部分の断面図
を示す。
【0005】符号1が回転ドラムの固定側ドラムであ
り、この固定側ドラム1に一体成形されたねじ孔を有す
る取付台2が図示しないメカシャーシ側のドラムベース
に位置決め固定される。固定側ドラム2の中心にはその
筒状フランジ2aに上下2段のベアリング3,3を介し
て回転軸4が支持されている。取付台2の裏面側にはド
ラムモータ5が配置され、ドラムモータ5のロータ6が
フレーム6aを介して回転軸4を回転駆動する。尚、符
号7はドラムモータ5へ電源供給するためのフレキシブ
ル配線フィルムである。
【0006】回転軸4にはその上部にスリーブ8が圧入
固定され、このスリーブ8のフランジ8aの裏面にロー
タリートランスのロータ9aが接着等により固定されて
いる。これに対して固定側ドラム2上には上述したロー
タ9aに対峙するようにしてロータリートランスのステ
ータ9bが接着等により固定されている。
【0007】スリーブ8には回転側ドラム10が圧入に
より固定され、固定側ドラム2と組み合わされてドラム
が構成される。そして、回転側ドラム10の周面にイン
ダクティブ形ヘッド(プラス/マイナスアジマス各1
個)からなる2つの記録ヘッドと、MRヘッド(プラス
/マイナスアジマス各1個)からなる2つの再生ヘッド
を備えた磁気ヘッド11が配置されている。ここで、磁
気ヘッド11は右側断面図で示すようにスリーブ8のフ
ランジ8a上に形成されているばね式の接点コンタクト
12と電気的に接続されている。
【0008】一方、回転側ドラム10上には回路基板1
3が取り付けられ、回路基板13は複数のねじ14によ
り回転側ドラム10に固定されているボス15にねじ固
定されている。回路基板13にはその裏面にチップ部品
16が搭載され回路を構成している。また、回路基板1
3には中継コンタクト17が接続されている。この中継
コンタクト17は回転側ドラム10に開口した抜き孔1
0aから挿入され、その下端部に設けたばね端子17a
が左側断面図で示すようにスリーブ8のフランジ8a上
に形成されている接片18と電気的に接続されている。
符号19はビデオ信号等の給電線であるフレキシブル配
線フィルムである。
【0009】また、符号20は回路基板13に接着によ
り固定されているバランス調整リングであり、符号21
はドラムモータ5のロータ6のフレーム6aに接着等に
より固定されているバランス調整リングである。さら
に、符号22は回転軸4にボール状コンタクト22aを
接触し、回転ドラム内に発生する漏れ電流をプレート2
3を介して取付台2に接地するようにしている軸アース
である。
【0010】上述のように構成した回転ドラムへの電源
供給の経路は、給電線19からロータリートランスのス
テータ9b及びロータ9aを経て接片18より中継コン
タクト17を経由し回路基板13に給電される。また、
記録信号は、給電線19からロータリートランスのステ
ータ9b及びロータ9aを経て接点コンタクト12より
磁気ヘッド11(記録ヘッド)へ給電される。また、再
生信号は磁気ヘッド11(再生ヘッド)より接点コンタ
クト12、接片18を経て中継コンタクト17から回路
基板13に給電されて増幅され、増幅された再生信号が
中継コンタクト17より接片18を経てロータリートラ
ンスのロータ9a及びステータ9bより給電線19から
出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、中継コンタ
クト17のばね端子17aは接片18と所定のばね圧で
接触されているため、中継コンタクト17に発生するば
ね圧の反力により左側断面図で示すように回路基板13
が反り上がるように変形する。このため、中継コンタク
ト17のばね端子17aが接片18から浮き上がり電気
的接触の信頼性が確保できないといった問題が発生す
る。
【0012】例えば上述した問題の一つの対策として、
回路基板13を肉厚化して剛性を高めることで当該基板
の反りを回避することができるが、超小型軽量化が求め
られる場合の回転ドラムにあっては小型軽量化に反する
ものである。
【0013】また、回路基板13にバランス調整リング
20を接着されている方式では、回路基板13が反り上
がるとバランス調整リング20との接着が剥離し易く、
バランス調整リング20の信頼性が低下するといった問
題もある。
【0014】さらに、磁気ヘッド11のうち、再生ヘッ
ドに用いられているMRヘッドは薄膜素子を使用したデ
バイスであるため、記録ヘッドに用いられているインダ
クティブ形ヘッドに比べて静電気に対する耐性が著しく
低い。また、MRヘッドを動作させるためにはセンス電
流と呼ばれる電流を再生ヘッドに供給する必要がある。
このため、ヘリカルスキャン方式でMRヘッドを用いる
場合、回転ドラム上にセンス電流を供給するための回路
基板13が必要となる。
【0015】また、回路基板13にはICチップ等が搭
載されているので、回路基板13自体も静電気に対して
保護する必要がある。このため、回路基板13を静電気
から保護することはMRヘッドも保護することにもな
る。
【0016】しかし、回路基板13が回転ドラム上にむ
き出しにされていることは、ドラムの組み立て中に作業
者が回路基板に触れると人体の静電気が回路基板に放電
される可能性があり、回路基板やMRヘッドの破壊に到
る危険性がある。また、ドラムがシャーシに組み込まれ
た後にも回路基板13が回転ドラム上にむき出しになっ
ていると、外部からの電磁場により回路基板13上のI
Cチップ等が破壊や誤動作する危険性がある。
【0017】本発明は、上述したような課題を解消する
ためになされたもので、回転ドラムの小型軽量化を図り
つつ、中継コンタクトのばね端子の反力による回路基板
の浮き上がりを防止して電気的接触の信頼性を確保する
と共に、バランス調整リングの信頼性を向上し、かつヘ
ッドや回路基板を静電気あるいは電磁場から保護できる
ようにした回転ドラム装置を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明による回転ドラム装置は、回路基板の上から
補強板をねじ固定し、中継コンタクトのばね端子の反力
による回路基板の撓みを防止するようにしたものであ
る。
【0019】このように構成したことによって、補強板
により回路基板の反り上がりによる撓みが防止できるの
で、中継コンタクトのばね端子が接点コンタクトから浮
き上がることもなく接点不良を回避することができる。
【0020】また、本発明による回転ドラム装置は、補
強板の上面にバランス調整リングを一体成形したもので
ある。
【0021】さらに、本発明による回転ドラム装置は、
補強板が金属材から成形し、回路基板及び磁気ヘッドへ
の静電気あるいはノイズから保護するシールド機能を兼
ねるようにしたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明における回転ドラム
装置の実施の形態を、超小型化されたミニデジタルビデ
オカメラ装置の回転ドラムを例にとって図面を参照して
説明する。
【0023】図1は回転ドラムを左側では回路基板と接
点コンタクトとの接続部分の断面図、右側では再生ヘッ
ドと接点コンタクトとの接続部分の断面図を示し、図2
は回転ドラムの組み立て状態の外観斜視図、図3に回転
ドラムの要部の分解状態の斜視図を示し、図7に示した
従来の回転ドラムと同一構成部分には同じ符号を付して
説明する。
【0024】符号1が回転ドラムの固定側ドラムであ
り、この固定側ドラム1に一体成形されたねじ孔2bを
有する取付台2が図示しないメカシャーシ側のドラムベ
ースに位置決めされねじ孔2bによってねじ固定され
る。固定側ドラム2の中心にはその筒状フランジ2aに
上下2段のベアリング3,3を介して回転軸4が支持さ
れている。取付台2の裏面側にはドラムモータ5が配置
され、ドラムモータ5のロータ6がフレーム6aを介し
て回転軸4を回転駆動する。尚、符号7はドラムモータ
5へ電源供給するためのフレキシブル配線フィルムであ
る。
【0025】回転軸4にはその上部にスリーブ8が圧入
固定され、このスリーブ8のフランジ8aの裏面にロー
タリートランスのロータ9aが接着等により固定されて
いる。これに対して固定側ドラム2上には上述したロー
タ9aに対峙するようにしてロータリートランスのステ
ータ9bが接着等により固定されている。
【0026】スリーブ8には回転側ドラム10が圧入固
定され、固定側ドラム2と組み合わされてドラムが構成
される。そして、回転側ドラム10の周面にインダクテ
ィブ形ヘッド(プラス/マイナスアジマス各1個)から
なる2つの記録ヘッドと、MRヘッド(プラス/マイナ
スアジマス各1個)からなる2つの再生ヘッドを備えた
磁気ヘッド11が配置されている。ここで、磁気ヘッド
11は右側断面図で示すようにスリーブ8のフランジ8
a上に形成されているばね式の接点コンタクト12と電
気的に接続されている。
【0027】一方、回転側ドラム10上には周囲に複数
の切欠き13aを有する回路基板13がその中心の孔1
3bをスリーブ8に挿入され取り付けられる。回路基板
13にはその裏面にIC等のチップ部品16が搭載され
回路を構成していると共に、複数の中継コンタクト17
が接続されている。この中継コンタクト17は回転側ド
ラム10に開口した抜き孔10aから挿入され、下端部
に設けたばね端子17aが左側断面図で示すようにスリ
ーブ8のフランジ8a上に形成されている接片18と電
気的に接続される。符号19はビデオ信号等の給電線で
あるフレキシブル配線フィルムである。
【0028】ここで、回路基板13の上には例えばステ
ンレス等の薄い金属材からなるほぼ円盤状の補強板24
が取り付けられる。この補強板24は回路基板13の外
径寸法より若干小径にされているが、回路基板13のほ
ぼ全面を覆うようにされ、補強板24の外周部に回路基
板13の切欠き13aと対応する位置に切欠部24aが
形成されている。この切欠部24aの形成によって補強
板24の外周部分が羽根形状にされ、一つの対向する羽
根部分は下方へ曲げ成形してばね部25,25が形成さ
れている。
【0029】また、上述した補強板24には全面に亘っ
て多数の小孔26が形成されバランス調整リング27が
一体成形されている。このバランス調整リング27は所
定の小孔26にボール26a(図1参照)を取り付ける
ことで回転ドラムの回転バランスが調整される。バラン
ス調整リング27は樹脂成形され、従って金属材の補強
板24と一体成形する方法として例えば、インサート成
形あるいはアウトサート成形により成形することができ
る。
【0030】回路基板13の上に補強板24を取り付け
る手順は図3に示すように、回路基板13を上述したよ
うに中継コンタクト17を回転側ドラム10の抜き孔1
0aに挿入し組付けた後、バランス調整リング27が一
体化された補強板24をその中心に貫通した孔28をボ
ス8に挿着すると共に、羽根部分の先端部に下方へ曲げ
形成されている位置決め片29を回路基板13の外周部
に形成されている位置決め孔13bに挿入し、さらに、
位置決め片29を回転側ドラム10に形成されている孔
10bに挿入する。これによって、回路基板13に対し
て補強板24は周方向に位相ずれすることもなく正しい
位置に組付けられる。
【0031】このあと、補強板24をその羽根部のばね
部25,25と直交し避けるようにした位置に形成され
ているねじ孔24b,24bから挿入したねじ14,1
4を回路基板13のねじ孔13c,13cを通じ、回転
側ドラム10に固定されているボス15にねじ固定され
る。これによって、回路基板13と補強板24は回転側
ドラム10上に共締めされた状態で組付けることができ
る。
【0032】ここで、回路基板13が補強板24によっ
て補強される様子を図4及び図5を参照して説明する。
尚、ここでは理解を容易にするため、補強板24のばね
部25とねじ14との位置関係を同時に示してある。
【0033】図4は補強板24のねじ締め前の組付け状
態であり、この状態では回路基板13には補強板24に
よる補強作用は発生せず、このため、回路基板13は中
継コンタクト17のばね端子17aの反力により反り上
がり、中継コンタクト17のばね端子17aが接点コン
タクト18から浮き上がり接触不良を生じている。
【0034】かくして、補強板24がねじ14により締
め付けられると、ばね部25のばね圧により回路基板1
3は下方へ押し付けられて反り上がりが解消され、中継
コンタクト17のばね端子17aが接点コンタクト18
に正常に接触させ電気的導通を図ることができる。
【0035】しかし、実際には補強板24のばね部25
とねじ固定部分とは直交する位置にあるので、補強板2
4をねじ締めしたとき、ばね部25により回路基板13
が必要以上な大きな力で押し付けられることもない。従
って、回路基板13の全体に亘って均一に押し付け力か
作用し、各中継コンタクト17のばね端子17aと接点
コンタクト18との接触圧を均一にすることができる。
【0036】また、回路基板13の上面に補強板24を
直に接触させることは、回路基板13の配線パターンが
短絡することもあるので、回路基板13と補強板24と
の間に絶縁性の接着性フィルムシートを介在するとよ
い。
【0037】尚、符号21はドラムモータ5のロータ6
のフレーム6aに接着等により固定されているバランス
調整リングである。また、符号22は回転軸4にボール
状コンタクト22aを接触し、回転ドラム内に発生する
リーク電流をプレート23を介して取付台2に接地する
ようにしている軸アースである。
【0038】上述のように構成した回転ドラムへの電源
供給の経路は、給電線19からロータリートランスのス
テータ9b及びロータ9aを経て接片18より中継コン
タクト17を経由し回路基板13に給電される。また、
記録信号は、給電線19からロータリートランスのステ
ータ9b及びロータ9aを経て接点コンタクト12より
磁気ヘッド11(記録ヘッド)へ給電される。また、再
生信号は磁気ヘッド11(再生ヘッド)より接点コンタ
クト12、接片18を経て中継コンタクト17から回路
基板13に給電されて増幅され、増幅された再生信号が
中継コンタクト17より接片18を経てロータリートラ
ンスのロータ9a及びステータ9bより給電線19から
出力される。
【0039】以上のように本発明による回転ドラムは、
補強板24を用いることによって、中継コンタクト17
のばね端子17aの反力による回路基板13の反り上が
りを防止し、中継コンタクト17のばね端子17aと接
点コンタクト18とを確実に電気的導通を図り信頼性の
高い接触を可能にすることができる。
【0040】また、ねじ締めしたときの補強板24には
ばね部25の反力が発生することから、回転ドラムの回
転に伴う振動等が生じてもねじ14の緩みもなく信頼性
を向上することができる。
【0041】また、補強板24は回路基板13との位置
決め片29を備えていることで、工具なしで回路基板1
3に対して正しい取付け位置に組付けることができると
共に、回路基板13に対して周方向に位相ずれすること
もなく、組み立ての信頼性も向上できる。
【0042】また、補強板24とバランス調整リング2
6とを一体成形したことで、たとえ補強板24がばね部
25の反力により撓むようなことがあっても、補強板2
4からバランス調整リング26が剥離するようなことが
一切なく信頼性の向上が図れる。
【0043】また、補強板24は回路基板13のシール
ド作用も兼ねることができることから、回路基板13に
搭載されているICチップ等を静電気による破壊から保
護でき、しかも、回路基板13が静電気から保護できる
ことは、MRヘッドからなる再生ヘッドを静電気による
破壊から保護できることにもなる。さらに、補強板24
は外部電磁場(ノイズ)に対してもシールド効果を有
し、回路基板13の誤動作や情報信号の劣化等も未然に
防止することができる。
【0044】さらに、本発明の超小型化された回転ドラ
ムは、図6に示すように軸アース22のプレート23に
一体に把持部30を形成したものである。このように構
成したことで、作業者が把持部30を把持して回転ドラ
ムをメカデッキに組み込めるので取り付け作業の安定性
が向上できる。特に、ドラム面や磁気ヘッドに作業者の
手が触れることもないので、指紋等の汚れによるテープ
走行に支障をきたすこともなく記録/再生特性が低下す
ることもない。また、回転ドラムの取り扱い中における
落下や破損を防止することができる。さらに、把持部3
0を形成したことで、軸アース22やプレート23の剛
性が向上できるといった利点がある。
【0045】尚、本発明は、上述しかつ図面に示した実
施の形態に限定するものでなく、その要旨を逸脱しない
範囲内で種々の変形実施が可能となる。
【0046】補強板24は本例では、ステンレス材を使
用した場合について説明したが、回路基板13や磁気ヘ
ッドを静電気や外部電磁場からシールド可能なものであ
ればその他の金属材を使用することであってもよい。
【0047】また、補強板24の材質や厚みによって剛
性を高め、従って、本例のようにばね部の機能を用いる
ことなく回路基板13の反り上がり防止するような手段
であってもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明における回転
ドラム装置は、回路基板の上から補強板をねじ固定して
中継コンタクトのばね端子の反力による回路基板の撓み
を防止するようにしたので、中継コンタクトのばね端子
と接点コンタクトとの確実な電気的導通を可能にし信頼
性の高い回転ドラム装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本例による回転ドラム装置の断面図である。
【図2】回転ドラム装置の組み立て状態の外観斜視図で
ある。
【図3】回転ドラム装置の要部の分解斜視図である。
【図4】補強板のねじ締め前の要部の断面図である。
【図5】補強板のねじ締め状態の要部の断面図である。
【図6】回転ドラム装置の軸アースに把持部を備えた外
観斜視図である。
【図7】従来の回転ドラム装置の断面図である。
【符号の説明】
1…固定側ドラム、2…取付台、4…回転軸、5…ドラ
ムモータ、9a…ロータリートランスのロータ、9b…
ロータリートランスのステータ、10…回転側ドラム、
11…磁気ヘッド、13…回路基板、14…ねじ、15
…ボス、17…中継コンタクト、17a…ばね端子、1
8…接点コンタクト、22…軸アース、24…補強板、
25…ばね部、27…バランス調整リング、29…位置
決め片、30…把持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 真一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 木暮 伊左夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 酒井 雅弘 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 久代 素直 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 吉田 哲之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D091 AA03 EE24 HH20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側ドラムと、 上記固定ドラムの中心に回転可能に支持されている回転
    軸と、 上記回転軸を回転駆動するドラムモータと、 上記固定ドラム側に支持されているステータと、上記ス
    テータに対峙し上記回転軸と共に一体に回転するロータ
    とからなるロータリートランスと、 上記回転軸と一体に回転可能に支持されている回転側ド
    ラムと、 上記回転側ドラムに取り付けられ、上記ロータリートラ
    ンスから接点コンタクトを経由して記録信号及び再生信
    号をそれぞれ出力する磁気ヘッドと、 上記回転側ドラムの上面に配置され、上記磁気ヘッドか
    らの再生信号及び電源信号を上記ロータリートランス及
    び接点コンタクト、中継コンタクトを経由して入出力す
    る回路基板と、 上記回路基板の上からねじ固定され、上記中継コンタク
    トのばね端子の反力による当該回路基板の撓みを防止
    し、上記接点コンタクトと中継コンタクトとの接点不良
    を回避するための補強板とを備えたことを特徴とする回
    転ドラム装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回転ドラム装置におい
    て、 上記補強板の一部にばね板部が曲げ形成され、上記ばね
    板部を避けた位置から上記補強板が上記回路基板にねじ
    固定されていることを特徴とする回転ドラム装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の回転ドラム装置におい
    て、 上記補強板に上記回路基板との位相ずれを防止するため
    の位置決め手段を備えたことを特徴とする回転ドラム装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の回転ドラム装置におい
    て、 上記補強板の上面にバランス調整リングが一体成形され
    ていることを特徴とする回転ドラム装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の回転ドラム装置におい
    て、 上記補強板が金属材から成形され、上記回路基板及び磁
    気ヘッドへの静電気あるいはノイズから保護するシール
    ド機能を兼ねていることを特徴とする回転ドラム装置。
JP2001014850A 2001-01-23 2001-01-23 回転ドラム装置 Pending JP2002216303A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100449531B1 (ko) * 2002-06-04 2004-09-22 삼성전자주식회사 Vcr용 드럼모터 조립체
US7637589B2 (en) 2006-06-22 2009-12-29 Seiko Epson Corporation Carriage device and recording apparatus

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