JP2002213471A - 軸受の取付け構造及びこれを用いた軌間可変台車用主電動機 - Google Patents

軸受の取付け構造及びこれを用いた軌間可変台車用主電動機

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JP2002213471A
JP2002213471A JP2001007857A JP2001007857A JP2002213471A JP 2002213471 A JP2002213471 A JP 2002213471A JP 2001007857 A JP2001007857 A JP 2001007857A JP 2001007857 A JP2001007857 A JP 2001007857A JP 2002213471 A JP2002213471 A JP 2002213471A
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bearing
groove
shaft
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installing structure
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Ryutaro Oka
竜太郎 岡
Hiroaki Inukai
広亮 犬飼
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NTN Corp
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NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C35/00Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
    • F16C35/04Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
    • F16C35/06Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
    • F16C35/063Fixing them on the shaft
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内輪と軸との嵌め合いがすき間嵌めとなる軸
受、例えば、鉄道車軸用軸受において、軸方向への動き
の改善、フレッティングの防止し、組込性の改善を課題
とする。 【解決手段】 内輪5と軸1との嵌め合いがすき間嵌め
となる軸受の取付け構造において、前記内輪5に軸方向
に貫通した溝6を形成し、その溝6に対応した軸1にボ
ール4を埋め込み、前記溝6とボール4とが周方向に係
合できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内輪と軸との嵌
め合いが、すき間嵌めとなる軸受の取付け構造及びこれ
を用いた軌間可変台車用主電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内輪と軸との嵌め合いが、すき間嵌めと
なる軸受の取付け構造の一例を、図6に示した鉄道車軸
用の軸受について説明する。図6は、在来線と新幹線の
ように線路11、11の幅(軌間)が異なる線区を、車
輪12、12の間隔を変えることによって直通運転がで
きるようにした軌間可変電車の台車構造を示す。車軸1
3に各車輪12、12に対応した外筒14、14がスラ
イド自在に嵌挿され、各外筒14ごとに車輪12が車輪
側軸受15を介して取付けられる。各車輪12に主電動
機16の回転子17の一端が一体に設けられ、また、主
電動機16の固定子18が前記の外筒14に取付けられ
る。回転子17の他端は電動機側軸受19を介して外筒
14に取付けられる。軌間に合わせて車輪12と主電動
機16とが外筒14とともに一体に軸方向に移動するこ
とにより車輪11、11の間隔を調整することができ
る。その他、20はスプリング、21は台車枠である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記の電
動機側軸受19に関するものである。この軸受19は、
ボール軸受が用いられ、外輪回転するようになってい
る。車輪側軸受15は固定軸受になっているため、昇温
による電動機の主軸(この場合は外筒14)の伸びを吸
収するには、各軸受19の内輪内径の嵌め合いを軸方向
に移動可能なようにすき間嵌めにする必要がある。しか
し、すき間嵌めでは内輪と軸の間にクリープが発生する
ことが懸念されるので、クリープ防止用の回り止めが必
要となる。
【0004】一般に、回り止めとしては、キーとキー溝
の係合構造や、部分的な切り欠きと突起の係合構造が採
用されるが、キーとキー溝の係合構造では、軸方向への
動きに円滑性を欠き、角部当たりによりフレッティング
の発生原因となる。また、切り欠きと突起の係合構造の
場合は、切り欠き位置が奥側になった場合、組み立て時
に回り止め位置が確認できないため、位置決めが困難と
なり組込性が悪い問題がある。
【0005】そこで、この発明は、前述のように内輪内
径が軸に対しすき間嵌めされる軸受において、軸方向へ
の動きを改善するとともに、フレッティングを防止し、
さらに組込性を改善した軸受の取付け構造、及びこの構
造を用いた鉄道用軌間可変台車用主電動機を提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、内輪と軸との嵌め合いがすき間ばめ
となる軸受の取付け構造において、前記内輪又は前記軸
のいずれか一方に少なくとも1か所の軸方向に貫通した
溝を形成し、前記溝に対応する面に転動体を保持する穴
部を設け、前記溝と前記転動体が円周方向に係合して回
り止めとなる構成を採用した。
【0007】上記の構成によると、転動体と溝との接触
は角部当たりが生じないので、フレッティングが防止さ
れる。また、軸方向への移動も円滑になる。
【0008】前記溝の断面形状を円弧状に形成するとと
もに、転動体が球状体である構成を採用すると、フレッ
ティングの防止が一層確実となり、軸方向への移動も一
層円滑になる。
【0009】また、軌間可変台車用主電動機に係る発明
は、上記のような軸受取付け構造を用いたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を添付
図面に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、
実施形態の軸受取付け構造は、軸1の回りに玉軸受2を
すき間嵌めにより取付ける構造であり、図示の場合、軸
1に外周面の等配4か所に穴3を設け、各穴3に部分的
に露出させた転動体としてのボール4が埋め込まれる。
【0011】前記軸受2の内輪5の内径面の等配4か所
に軸方向に貫通した溝6が形成され、前記のボール4の
露出部分がその溝6に部分的に嵌入され、周方向に係合
される。溝6は、図3に示すように、断面形状が円弧状
をなし、その頂部はボール4に接触しない深さに形成さ
れる。
【0012】その他、図1、図2において、7は外輪、
8は玉、9はその保持器である。
【0013】実施形態の軸受取付け構造は以上のような
ものであり、後述の鉄道車軸の軸受として、外輪7を回
転側として使用される。軸受2と軸1との軸方向への相
対的移動は、ボール4が断面円弧状の溝6に案内される
ことになるので、円滑な移動となる。また、軸受2と軸
1との相対的な周方向への移動は、ボール4と溝6の円
弧面との当たりで係合阻止されるので、フレッティング
が防止される。また、溝6は軸受2の両側へ貫通してい
るため、該軸受2の前後いずれから見てもその溝を見る
ことができるので、組込み性が向上する。
【0014】なお、図5(a)(b)に示すように、前
記の溝6を内輪5に設け、ボール4を内輪5に設けた穴
3に埋め込むようにしても同様のことがいえる。
【0015】上記いずれの実施形態においても、ボール
4及びこれが嵌入される溝6の数は少なくとも1箇所で
よく、必要に応じて複数箇所に設けられる。
【0016】また、上記の各実施形態の軸受の取付け構
造は、前述の図6に示した軌間可変台車用主電動機16
の電動機側軸受19に適用することができる(図6参
照)。この台車構造の詳細は先に説明したのでここでは
省略する。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明の軸受の取付け
構造によると、軸方向への相対移動が円滑であるととも
に、フレッティング防止が図られ、組込み時の作業性も
良好である等の顕著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の断面図
【図2】図1のII−II線の断面図
【図3】図1の一部拡大断面図
【図4】図2の一部拡大断面図
【図5】(a)他の実施形態の一部拡大断面図 (b)(a)図のb−b線の断面図
【図6】使用例の概略図
【符号の説明】
1 軸 2 玉軸受 3 穴 4 ボール 5 内輪 6 溝 7 外輪 8 玉 9 保持器 11 線路 12 車輪 13 車軸 14 外筒 15 車輪側軸受 16 主電動機 17 回転子 18 固定子 19 電動機側軸受 20 スプリング 21 台車枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J017 AA02 CA01 DA02 DB04 3J101 AA03 AA32 AA42 AA52 AA62 AA81 AA90 BA53 BA77 FA35 FA46 GA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪と軸との嵌め合いがすき間嵌めとな
    る軸受の取付け構造において、前記内輪又は前記軸のい
    ずれか一方に少なくとも1か所の軸方向に貫通した溝を
    形成し、前記溝に対応する面に転動体を保持する穴部を
    設け、前記溝と前記穴に保持した転動体とが周方向に係
    合できるようにしたことを特徴とする軸受の取付け構
    造。
  2. 【請求項2】 前記溝の断面形状が円弧状であり、前記
    転動体が球状体であることを特徴とする請求項1に記載
    の軸受の取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記転動体が前記溝内を転動することが
    できることを特徴とする請求項1又は2に記載の軸受の
    取付け構造。
  4. 【請求項4】 前記軸の両端部に取付けられ、外輪回転
    をする固定用軸受でることを特徴とする請求項1から3
    のいずれかに記載の軸受の取付け構造。
  5. 【請求項5】 軌間可変台車用主電動機において、その
    軸受の取付け構造に請求項1から4のいずれかに記載の
    軸受取付け構造を採用したことを特徴とする軌間可変台
    車用主電動機。
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