JP2002212899A - 抄き合わせ紙の製造方法 - Google Patents
抄き合わせ紙の製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 紙層形成後の湿潤紙層を抄き合わせ後プレス
し、さらに乾燥する工程を含む2層以上の抄き合わせ紙
の製造方法において、抄紙前の製紙原料中に紙力増強剤
を内添し、抄き合わせ前の湿潤紙層表面に層間接着剤を
塗布あるいはスプレ−して層間強度を向上する場合、前
段階の内添紙力増強剤と後段階の層間接着剤の反応を完
全に行わせることにより、十分な層間強度向上と紙シ−
ト自体の引っ張りや破裂強度の向上も達成できる抄き合
わせ紙の製造方法を提供する。 【解決手段】 両性紙力増強剤を含有する抄き合わせ前
の湿潤紙層表面に、(メタ)アクリル酸を主体とする単
量体をイオン性高分子からなる分散剤を共存させ、塩水
溶液中で分散重合することにより製造した粒系100μ
m以下のアニオン性水溶性高分子微粒子からなる分散液
をスプレ−添加することにより達成できる。
し、さらに乾燥する工程を含む2層以上の抄き合わせ紙
の製造方法において、抄紙前の製紙原料中に紙力増強剤
を内添し、抄き合わせ前の湿潤紙層表面に層間接着剤を
塗布あるいはスプレ−して層間強度を向上する場合、前
段階の内添紙力増強剤と後段階の層間接着剤の反応を完
全に行わせることにより、十分な層間強度向上と紙シ−
ト自体の引っ張りや破裂強度の向上も達成できる抄き合
わせ紙の製造方法を提供する。 【解決手段】 両性紙力増強剤を含有する抄き合わせ前
の湿潤紙層表面に、(メタ)アクリル酸を主体とする単
量体をイオン性高分子からなる分散剤を共存させ、塩水
溶液中で分散重合することにより製造した粒系100μ
m以下のアニオン性水溶性高分子微粒子からなる分散液
をスプレ−添加することにより達成できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抄き合わせ紙の製
造法に関するものであり、さらに詳しくは紙層形成後の
湿潤紙層を抄き合わせ後プレスし、さらに乾燥する工程
を含む2層以上の抄き合わせ紙の製造方法において、両
性紙力増強剤を含有する抄き合わせ前の湿潤紙層表面
に、(メタ)アクリル酸を主体とする水溶性単量体をイ
オン性高分子からなる分散剤を共存させ、塩水溶液中で
分散重合することにより製造した粒系1〜100μmの
アニオン性水溶性高分子微粒子からなる分散液をスプレ
−添加することを特徴とする抄き合わせ紙の製造方法に
関する。
造法に関するものであり、さらに詳しくは紙層形成後の
湿潤紙層を抄き合わせ後プレスし、さらに乾燥する工程
を含む2層以上の抄き合わせ紙の製造方法において、両
性紙力増強剤を含有する抄き合わせ前の湿潤紙層表面
に、(メタ)アクリル酸を主体とする水溶性単量体をイ
オン性高分子からなる分散剤を共存させ、塩水溶液中で
分散重合することにより製造した粒系1〜100μmの
アニオン性水溶性高分子微粒子からなる分散液をスプレ
−添加することを特徴とする抄き合わせ紙の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来紙の層間強度向上剤としては、生澱
粉あるいは燐酸エステル澱粉があり、それらのスラリ−
をスプレ−する方法が一般的である。特開平11−36
195号公報には、両性高分子電解質を水に溶解し、ポ
リイオンコンプレックスを形成させこれを層間強度向上
剤としてスプレ−する方法が提案されている。また特開
平10−331100号公報には、(メタ)アクリル酸
を含有する高分子微粒子を含む分散液をスプレ−する方
法が提案されている。また、紙質向上方法としてはアニ
オン性あるいは両性アクリルアミド系ポリマ−をウェッ
トエンドに添加して紙質向上を計っている。この内添紙
質向上剤は高添加領域では歩留率が悪くなり、希望の紙
質が得られない欠点を有する。さらに特公平8−330
00号公報には、アニオン性紙力増強剤及びカチオン性
紙力増強剤を含有する抄き合わせ前の湿潤紙層の表面
に、アニオン性高分子物質の水溶性及び/又は水分散液
を塗布した後、定法により抄き合わせ抄造する板紙の製
造方法が開示されている。
粉あるいは燐酸エステル澱粉があり、それらのスラリ−
をスプレ−する方法が一般的である。特開平11−36
195号公報には、両性高分子電解質を水に溶解し、ポ
リイオンコンプレックスを形成させこれを層間強度向上
剤としてスプレ−する方法が提案されている。また特開
平10−331100号公報には、(メタ)アクリル酸
を含有する高分子微粒子を含む分散液をスプレ−する方
法が提案されている。また、紙質向上方法としてはアニ
オン性あるいは両性アクリルアミド系ポリマ−をウェッ
トエンドに添加して紙質向上を計っている。この内添紙
質向上剤は高添加領域では歩留率が悪くなり、希望の紙
質が得られない欠点を有する。さらに特公平8−330
00号公報には、アニオン性紙力増強剤及びカチオン性
紙力増強剤を含有する抄き合わせ前の湿潤紙層の表面
に、アニオン性高分子物質の水溶性及び/又は水分散液
を塗布した後、定法により抄き合わせ抄造する板紙の製
造方法が開示されている。
【0003】しかしながら前記特公平8−33000号
公報記載の抄き合わせ紙の製造方法のように、アニオン
性紙力増強剤とカチオン性紙力増強剤とを内添した場
合、後に塗布あるいはスプレ−添加する層間接着剤との
反応において効率的では無く、層間強度も十分発現しな
い。その理由として、アニオン性紙力増強剤とカチオン
性紙力増強剤とを別々に添加すると、紙力増強剤が「薄
く」均一に平均的に分布してしまい、シ−ト自体の引っ
張りや破裂強度が発現しない。紙の強度はパルプ繊維間
の接点水素結合力によって発現する。紙力増強剤は、そ
の接点の強度の補強と接点数の増加によって強度を向上
させると考えられる。しかし紙力増強剤添加によって生
成した高分子微粒子の大きさは、繊維間距離や接点面積
に較べると非常に小さい。このスケ−ルの違いをすこし
でも近ずけるため、イオンコンプレックス型紙力増強剤
(両性型や混合型)や分散型紙力増強剤が開発されてい
る。
公報記載の抄き合わせ紙の製造方法のように、アニオン
性紙力増強剤とカチオン性紙力増強剤とを内添した場
合、後に塗布あるいはスプレ−添加する層間接着剤との
反応において効率的では無く、層間強度も十分発現しな
い。その理由として、アニオン性紙力増強剤とカチオン
性紙力増強剤とを別々に添加すると、紙力増強剤が「薄
く」均一に平均的に分布してしまい、シ−ト自体の引っ
張りや破裂強度が発現しない。紙の強度はパルプ繊維間
の接点水素結合力によって発現する。紙力増強剤は、そ
の接点の強度の補強と接点数の増加によって強度を向上
させると考えられる。しかし紙力増強剤添加によって生
成した高分子微粒子の大きさは、繊維間距離や接点面積
に較べると非常に小さい。このスケ−ルの違いをすこし
でも近ずけるため、イオンコンプレックス型紙力増強剤
(両性型や混合型)や分散型紙力増強剤が開発されてい
る。
【0004】また、抄き合わせ時塗布(スプレ−)添加
する層間接着剤は、水溶性では効果は非常に低い。プレ
ス脱水時大部分、水と一緒に脱離してしまう。これを補
うため抄き合わせ前、内添する方法が考案されている
が、十分ではない。さらに水分散性微粒子を添加する方
法において、前段階の内添剤が「薄く」均一に平均的に
分布してしまうと、後段階で水分散性微粒子を添加して
も、内添剤と水分散性微粒子との反応が起き難く効率が
悪い。特に、前記特公平8−33000号公報記載の水
分散性微粒子は、スチレン/マレイン酸モノアルキルエ
ステル/メチルメタクリレ−ト三元共重合体あるいはス
チレン60モル%/アクリル酸エステル25モル%/ア
クリルアミド10モル%/アクリル酸アンモニウム5モ
ル%からなる共重合体であり、アクリルアミドを主体と
する重合体のような水素結合能力の強い重合体ではな
く、接着効果としては弱い。
する層間接着剤は、水溶性では効果は非常に低い。プレ
ス脱水時大部分、水と一緒に脱離してしまう。これを補
うため抄き合わせ前、内添する方法が考案されている
が、十分ではない。さらに水分散性微粒子を添加する方
法において、前段階の内添剤が「薄く」均一に平均的に
分布してしまうと、後段階で水分散性微粒子を添加して
も、内添剤と水分散性微粒子との反応が起き難く効率が
悪い。特に、前記特公平8−33000号公報記載の水
分散性微粒子は、スチレン/マレイン酸モノアルキルエ
ステル/メチルメタクリレ−ト三元共重合体あるいはス
チレン60モル%/アクリル酸エステル25モル%/ア
クリルアミド10モル%/アクリル酸アンモニウム5モ
ル%からなる共重合体であり、アクリルアミドを主体と
する重合体のような水素結合能力の強い重合体ではな
く、接着効果としては弱い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、紙層
形成後の湿潤紙層を抄き合わせ後プレスし、さらに乾燥
する工程を含む2層以上の抄き合わせ紙の製造方法にお
いて、抄紙前の製紙原料中に紙力増強剤を内添し、抄き
合わせ前の湿潤紙層表面に層間接着剤を塗布あるいはス
プレ−して層間強度を向上する場合、前段階の内添紙力
増強剤と後段階の層間接着剤の反応を完全に行わせるこ
とにより、十分な層間強度向上と紙シ−ト自体の引っ張
りや破裂強度の向上も達成できる抄き合わせ紙の製造方
法を提供することを目的とする。
形成後の湿潤紙層を抄き合わせ後プレスし、さらに乾燥
する工程を含む2層以上の抄き合わせ紙の製造方法にお
いて、抄紙前の製紙原料中に紙力増強剤を内添し、抄き
合わせ前の湿潤紙層表面に層間接着剤を塗布あるいはス
プレ−して層間強度を向上する場合、前段階の内添紙力
増強剤と後段階の層間接着剤の反応を完全に行わせるこ
とにより、十分な層間強度向上と紙シ−ト自体の引っ張
りや破裂強度の向上も達成できる抄き合わせ紙の製造方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
鋭意検討した結果、以下のような発明に達した。即ち、
請求項1の発明は、紙層形成後の湿潤紙層を抄き合わせ
後プレスし、さらに乾燥する工程を含む2層以上の抄き
合わせ紙の製造方法において、両性紙力増強剤を含有す
る抄き合わせ前の湿潤紙層表面に、(メタ)アクリル酸
を主体とする単量体をイオン性高分子からなる分散剤を
共存させ、塩水溶液中で分散重合することにより製造し
た粒系100μm以下のアニオン性水溶性高分子微粒子
からなる分散液をスプレ−添加することを特徴とする抄
き合わせ紙の製造方法である。
鋭意検討した結果、以下のような発明に達した。即ち、
請求項1の発明は、紙層形成後の湿潤紙層を抄き合わせ
後プレスし、さらに乾燥する工程を含む2層以上の抄き
合わせ紙の製造方法において、両性紙力増強剤を含有す
る抄き合わせ前の湿潤紙層表面に、(メタ)アクリル酸
を主体とする単量体をイオン性高分子からなる分散剤を
共存させ、塩水溶液中で分散重合することにより製造し
た粒系100μm以下のアニオン性水溶性高分子微粒子
からなる分散液をスプレ−添加することを特徴とする抄
き合わせ紙の製造方法である。
【0007】請求項2の発明は、(メタ)アクリル酸を
主体とする単量体が、(メタ)アクリル酸30〜100
モル%、アクリルアミド0〜70モル%および共重合可
能な他の単量体0〜20モル%からなることを特徴とす
る請求項1に記載の抄き合わせ紙の製造方法である。
主体とする単量体が、(メタ)アクリル酸30〜100
モル%、アクリルアミド0〜70モル%および共重合可
能な他の単量体0〜20モル%からなることを特徴とす
る請求項1に記載の抄き合わせ紙の製造方法である。
【0008】請求項3の発明は、両性紙力増強剤が、カ
チオン性ビニル単量体2〜20モル%、α、β−不飽和
モノ及び/またはジカルボン酸2〜20モル%及びアク
リルアミド60〜96モル%からなる単量体混合物を共
重合して製造した重合体であることを特徴とする請求項
1に記載の抄き合わせ紙の製造方法である。
チオン性ビニル単量体2〜20モル%、α、β−不飽和
モノ及び/またはジカルボン酸2〜20モル%及びアク
リルアミド60〜96モル%からなる単量体混合物を共
重合して製造した重合体であることを特徴とする請求項
1に記載の抄き合わせ紙の製造方法である。
【0009】請求項4の発明は、イオン性高分子からな
る分散剤のイオン当量が、1.5〜15meq/gであ
ることを特徴とする請求項1に記載の抄き合わせ紙の製
造方法である。
る分散剤のイオン当量が、1.5〜15meq/gであ
ることを特徴とする請求項1に記載の抄き合わせ紙の製
造方法である。
【0010】請求項5の発明は、スプレ−添加時のアニ
オン性水溶性高分子微粒子からなる分散液濃度が、0.
01〜5.0重量%であることを特徴とする、請求項1
〜請求項4のいずれかに記載の抄き合わせ紙の製造方法
である。
オン性水溶性高分子微粒子からなる分散液濃度が、0.
01〜5.0重量%であることを特徴とする、請求項1
〜請求項4のいずれかに記載の抄き合わせ紙の製造方法
である。
【0011】請求項6の発明は、紙層形成後の湿潤紙層
を抄き合わせた後、プレスし、さらに乾燥する工程を含
む2層以上の抄き合わせ紙の製造方法において、紙層形
成後の抄き合わせ前の湿潤紙層に対し0.025〜1.
5g/m2スプレ−添加することを特徴とする、請求項
1〜請求項5のいずれかに記載の抄き合わせ紙の製造方
法である。
を抄き合わせた後、プレスし、さらに乾燥する工程を含
む2層以上の抄き合わせ紙の製造方法において、紙層形
成後の抄き合わせ前の湿潤紙層に対し0.025〜1.
5g/m2スプレ−添加することを特徴とする、請求項
1〜請求項5のいずれかに記載の抄き合わせ紙の製造方
法である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明で使用する分散重合法によ
り製造された分散液からなるアニオン性水溶性高分子
は、(メタ)アクリル酸を含有する水溶性単量体を、塩
水溶液中で該塩水溶液に可溶な高分子からなる分散剤共
存下で分散重合法により製造された高分子分散液であ
る。使用する酸の単量体としては、メタクリル酸、アク
リル酸あるいはイタコン酸あるいはマレイン酸などであ
る。さらにこの高分子微粒子からなる分散液は、他の非
イオン性の単量体との共重合体でも良い。例えば(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミ
ド、酢酸ビニル、アクリロニトリル、アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、ジアセ
トンアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニ
ルホルムアミド、N−ビニルアセトアミドなどがあげら
れ、これら酸の単量体あるいは非イオン性単量体のうち
から一種または二種以上と組み合わせ共重合が可能であ
る。最も好ましい組み合わせとしては、アクリル酸とア
クリルアミドである。これら酸の単量体が(共)重合体
中でしめる割合は20〜100モル%であり、好ましく
は30〜100モル%である。
り製造された分散液からなるアニオン性水溶性高分子
は、(メタ)アクリル酸を含有する水溶性単量体を、塩
水溶液中で該塩水溶液に可溶な高分子からなる分散剤共
存下で分散重合法により製造された高分子分散液であ
る。使用する酸の単量体としては、メタクリル酸、アク
リル酸あるいはイタコン酸あるいはマレイン酸などであ
る。さらにこの高分子微粒子からなる分散液は、他の非
イオン性の単量体との共重合体でも良い。例えば(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミ
ド、酢酸ビニル、アクリロニトリル、アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、ジアセ
トンアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、N−ビニ
ルホルムアミド、N−ビニルアセトアミドなどがあげら
れ、これら酸の単量体あるいは非イオン性単量体のうち
から一種または二種以上と組み合わせ共重合が可能であ
る。最も好ましい組み合わせとしては、アクリル酸とア
クリルアミドである。これら酸の単量体が(共)重合体
中でしめる割合は20〜100モル%であり、好ましく
は30〜100モル%である。
【0013】分散液を構成する高分子の分子量として
は、50万〜500万であり、好ましくは、100万〜
500万である。50万未満では層間接着効果が十分で
はなく、500万以上ではドライヤ−乾燥時の溶解性が
低下する結果、接着効果が低下する。
は、50万〜500万であり、好ましくは、100万〜
500万である。50万未満では層間接着効果が十分で
はなく、500万以上ではドライヤ−乾燥時の溶解性が
低下する結果、接着効果が低下する。
【0014】本発明で使用する高分子微粒子からなる分
散液を製造する際、分散剤としてはアニオン性、カチオ
ン性のいずれの高分子でも使用することができる。アニ
オン性高分子としては、アニオン性単量体の単独重合体
あるいアニオン性単量体と非イオン性単量体との共重合
体が使用可能である。非イオン性単量体の例としては、
アクリルアミド、N−ビニルホルムアミド、、N−ビニ
ルアセトアミド、N−ビニルピロリドン、N、N−ジメ
チルアクリルアミド、アクリロニトリル、ジアセトンア
クリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
−トのなどである。アニオン性単量体は、アクリルアミ
ド2−メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン
酸、(メタ)アクリル酸などである。
散液を製造する際、分散剤としてはアニオン性、カチオ
ン性のいずれの高分子でも使用することができる。アニ
オン性高分子としては、アニオン性単量体の単独重合体
あるいアニオン性単量体と非イオン性単量体との共重合
体が使用可能である。非イオン性単量体の例としては、
アクリルアミド、N−ビニルホルムアミド、、N−ビニ
ルアセトアミド、N−ビニルピロリドン、N、N−ジメ
チルアクリルアミド、アクリロニトリル、ジアセトンア
クリルアミド、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
−トのなどである。アニオン性単量体は、アクリルアミ
ド2−メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン
酸、(メタ)アクリル酸などである。
【0015】また、カチオン性高分子としては、(メ
タ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム
塩化物、ジメチルジアリルアンモニウム塩化物、(メ
タ)アクリロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウ
ム塩化物などの単独重合体、これらカチオン性単量体と
上記非イオン性単量体との共重合体である。好ましく使
用されるのは、アクリロイルオキシエチルトリメチルア
ンモニウム塩化物あるいはジメチルジアリルアンモニウ
ム塩化物の単独重合体である。これら分散剤として使用
するカチオン性高分子のカチオン当量は、1.5〜15
meq/gであり、好ましくは4.0〜15meq/g
である。単量体に対する添加割合は、1%〜10%であ
り、好ましくは2%〜5%である。
タ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウム
塩化物、ジメチルジアリルアンモニウム塩化物、(メ
タ)アクリロイルアミノプロピルトリメチルアンモニウ
ム塩化物などの単独重合体、これらカチオン性単量体と
上記非イオン性単量体との共重合体である。好ましく使
用されるのは、アクリロイルオキシエチルトリメチルア
ンモニウム塩化物あるいはジメチルジアリルアンモニウ
ム塩化物の単独重合体である。これら分散剤として使用
するカチオン性高分子のカチオン当量は、1.5〜15
meq/gであり、好ましくは4.0〜15meq/g
である。単量体に対する添加割合は、1%〜10%であ
り、好ましくは2%〜5%である。
【0016】重合時使用する塩類としては、ナトリウム
やカリウムのようなアルカリ金属イオンやアンモニウム
イオンとハロゲン化物イオン、硫酸イオン、硝酸イオ
ン、リン酸イオンなどとの塩であるが、多価陰イオンと
の塩がより好ましい。塩類溶液の濃度としては、5重量
%以上、飽和濃度以下である。
やカリウムのようなアルカリ金属イオンやアンモニウム
イオンとハロゲン化物イオン、硫酸イオン、硝酸イオ
ン、リン酸イオンなどとの塩であるが、多価陰イオンと
の塩がより好ましい。塩類溶液の濃度としては、5重量
%以上、飽和濃度以下である。
【0017】次ぎに本発明で使用する高分子微粒子から
なる分散液の製造方法について説明する。分散媒として
使用する無機塩類の水溶液を調整し、分散剤となるイオ
ン性高分子を前記塩水溶液に添加し、原料として使用す
る(メタ)アクリル酸と非イオン性単量体などと混合し
均一溶液とした後、攪拌下重合する。この際、酸の単量
体は、中和を行わない。従って本発明の重合体は、酸性
〜弱酸性領域において重合体粒子は溶解せず、pH7付
近に達したときに初めて粒子は溶解を始める。重合条件
は通常、使用する単量体や共重合モル%によって適宜決
めていき、温度としては0〜100℃の範囲で行う。
なる分散液の製造方法について説明する。分散媒として
使用する無機塩類の水溶液を調整し、分散剤となるイオ
ン性高分子を前記塩水溶液に添加し、原料として使用す
る(メタ)アクリル酸と非イオン性単量体などと混合し
均一溶液とした後、攪拌下重合する。この際、酸の単量
体は、中和を行わない。従って本発明の重合体は、酸性
〜弱酸性領域において重合体粒子は溶解せず、pH7付
近に達したときに初めて粒子は溶解を始める。重合条件
は通常、使用する単量体や共重合モル%によって適宜決
めていき、温度としては0〜100℃の範囲で行う。
【0018】重合開始はラジカル重合開始剤を使用し、
油溶性あるいは水溶性のどちらでも良く、アゾ系、過酸
化物系、レドックス系いずれでも重合することが可能で
ある。油溶性アゾ系開始剤の例としては、2、2’−ア
ゾビスイソブチロニトリル、1、1’−アゾビス(シク
ロヘキサンカルボニトリル)、2、2’−アゾビス(2
−メチルブチロニトリル)、2、2’−アゾビス(2−
メチルプロピオネ−ト)、4、4−アゾビス(4−メト
キシ−2、4ジメチル)バレロニトリルなどがあげら
れ、水混溶性溶剤に溶解し添加する。
油溶性あるいは水溶性のどちらでも良く、アゾ系、過酸
化物系、レドックス系いずれでも重合することが可能で
ある。油溶性アゾ系開始剤の例としては、2、2’−ア
ゾビスイソブチロニトリル、1、1’−アゾビス(シク
ロヘキサンカルボニトリル)、2、2’−アゾビス(2
−メチルブチロニトリル)、2、2’−アゾビス(2−
メチルプロピオネ−ト)、4、4−アゾビス(4−メト
キシ−2、4ジメチル)バレロニトリルなどがあげら
れ、水混溶性溶剤に溶解し添加する。
【0019】水溶性アゾ系開始剤の例としては、2、
2’−アゾビス(アミジノプロパン)二塩化水素化物、
2、2’−アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミダゾ
リン−2−イル)プロパン〕二塩化水素化物、4、4’
−アゾビス(4−シアノ吉草酸)などがあげられる。ま
たレドックス系の例としては、ペルオクソ二硫酸アンモ
ニウムと亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、ト
リメチルアミン、テトラメチルエチレンジアミンなどと
の組み合わせがあげられる。さらに過酸化物の例として
は、ペルオクソ二硫酸アンモニウムあるいはカリウム、
過酸化水素,ベンゾイルペルオキサイド、ラウロイルペ
ルオキサイド、オクタノイルペルオキサイド、サクシニ
ックペルオキサイド、t-ブチルペルオキシ2−エチルヘ
キサノエ−トなどをあげることができる。これら開始剤
の中で最も好ましいのは、水溶性アゾ開始剤である2、
2’−アゾビス(アミジノプロパン)二塩化水素化物、
2、2’−アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミダゾ
リン−2−イル)プロパン〕二塩化水素化物である。
2’−アゾビス(アミジノプロパン)二塩化水素化物、
2、2’−アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミダゾ
リン−2−イル)プロパン〕二塩化水素化物、4、4’
−アゾビス(4−シアノ吉草酸)などがあげられる。ま
たレドックス系の例としては、ペルオクソ二硫酸アンモ
ニウムと亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、ト
リメチルアミン、テトラメチルエチレンジアミンなどと
の組み合わせがあげられる。さらに過酸化物の例として
は、ペルオクソ二硫酸アンモニウムあるいはカリウム、
過酸化水素,ベンゾイルペルオキサイド、ラウロイルペ
ルオキサイド、オクタノイルペルオキサイド、サクシニ
ックペルオキサイド、t-ブチルペルオキシ2−エチルヘ
キサノエ−トなどをあげることができる。これら開始剤
の中で最も好ましいのは、水溶性アゾ開始剤である2、
2’−アゾビス(アミジノプロパン)二塩化水素化物、
2、2’−アゾビス〔2−(5−メチル−2−イミダゾ
リン−2−イル)プロパン〕二塩化水素化物である。
【0020】本発明で使用される高分子微粒子からなる
分散液をスプレ−塗布する場合、希望の濃度に希釈して
スプレ−塗布されるが、希釈倍率は自由に選択できる。
一般的に従来の澱粉は0.5〜5重量%程度の濃度に希
釈分散させてスプレ−塗布されているのに対し、本発明
品は、凡そ0.01〜5重量%濃度、好ましくは0.1
〜5重量%濃度でスプレ−塗布する方法が使用できる。
紙質向上剤としてより多くのポリマ−をスプレ−塗布し
たい場合には凡そ0.5〜5重量%濃度でもスプレ−塗
布が可能である。
分散液をスプレ−塗布する場合、希望の濃度に希釈して
スプレ−塗布されるが、希釈倍率は自由に選択できる。
一般的に従来の澱粉は0.5〜5重量%程度の濃度に希
釈分散させてスプレ−塗布されているのに対し、本発明
品は、凡そ0.01〜5重量%濃度、好ましくは0.1
〜5重量%濃度でスプレ−塗布する方法が使用できる。
紙質向上剤としてより多くのポリマ−をスプレ−塗布し
たい場合には凡そ0.5〜5重量%濃度でもスプレ−塗
布が可能である。
【0021】本発明で使用する高分子微粒子からなる分
散液は、中性あるいは弱アルカリ性で抄紙された湿潤紙
層にスプレ−した場合、乾燥過程で加熱されるまでは溶
解することが少なく、湿潤紙層内部に高分子微粒子が浸
透さず紙層表面に留まる。抄紙後、湿潤紙層が合わさり
ク−チロ−ルがかかり脱水された状態では高分子び粒子
は紙層−紙層間に留まる。この後、ドライヤ−パ−トで
加熱されて初めて高分子微粒子が、紙層中に残る水分に
より溶解し、微粒子周囲のみ高分子が拡散しパルプ繊維
間の接着が行われる。
散液は、中性あるいは弱アルカリ性で抄紙された湿潤紙
層にスプレ−した場合、乾燥過程で加熱されるまでは溶
解することが少なく、湿潤紙層内部に高分子微粒子が浸
透さず紙層表面に留まる。抄紙後、湿潤紙層が合わさり
ク−チロ−ルがかかり脱水された状態では高分子び粒子
は紙層−紙層間に留まる。この後、ドライヤ−パ−トで
加熱されて初めて高分子微粒子が、紙層中に残る水分に
より溶解し、微粒子周囲のみ高分子が拡散しパルプ繊維
間の接着が行われる。
【0022】発明のさらなる開示として、本発明で抄き
合わせ時併用する両性紙力増強剤について説明する。す
なわち、両性紙力増強剤は、カチオン性ビニル単量体2
〜20モル%、α、β−不飽和モノ及び/またはジカル
ボン酸2〜20モル%及びアクリルアミド60〜96モ
ル%からなる単量体混合物を共重合して製造した重量平
均分子量100、000〜5、000、000の共重合
体である。共重合体は、既知の重合法を用いて製造する
ことができるが、水溶液重合法で得たものが便利であ
る。重合開始剤としては、アゾ系、過硫酸系あるいはレ
ドクッス系いずれでも使用可能である。メチレンビスア
クリルアミドなどの多不飽和結合架橋剤を用いる場合
は、アゾ系、過硫酸系あるいはレドクッス系いずれでも
良いが、N−置換アクリルアミドなど熱架橋性単量体を
用いて架橋性あるいは分岐性重合体を合成する場合は、
過硫酸系あるいはレドクッス系を使用するほうが良い。
合わせ時併用する両性紙力増強剤について説明する。す
なわち、両性紙力増強剤は、カチオン性ビニル単量体2
〜20モル%、α、β−不飽和モノ及び/またはジカル
ボン酸2〜20モル%及びアクリルアミド60〜96モ
ル%からなる単量体混合物を共重合して製造した重量平
均分子量100、000〜5、000、000の共重合
体である。共重合体は、既知の重合法を用いて製造する
ことができるが、水溶液重合法で得たものが便利であ
る。重合開始剤としては、アゾ系、過硫酸系あるいはレ
ドクッス系いずれでも使用可能である。メチレンビスア
クリルアミドなどの多不飽和結合架橋剤を用いる場合
は、アゾ系、過硫酸系あるいはレドクッス系いずれでも
良いが、N−置換アクリルアミドなど熱架橋性単量体を
用いて架橋性あるいは分岐性重合体を合成する場合は、
過硫酸系あるいはレドクッス系を使用するほうが良い。
【0023】カチオン性ビニル単量体は、一般的に第三
級アミノ基を有するビニル系水溶性単量体であり、ジメ
チルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノプロピ
ルアクリレート及びこれに対応するメタクリレート、あ
るいはアクリルアミドやメタアクリルアミドの誘導体で
あるN−(ジメチルアミノプロピル)アクリルアミド、
N−(ジエチルアミノプロピル)アクリルアミド及び対
応するメタアクリルアミドなどである。これらカチオン
性ビニル単量体の共重合モル%は、2〜20モル%であ
り、好ましくは3〜10モル%である。
級アミノ基を有するビニル系水溶性単量体であり、ジメ
チルアミノエチルアクリレート、ジメチルアミノプロピ
ルアクリレート及びこれに対応するメタクリレート、あ
るいはアクリルアミドやメタアクリルアミドの誘導体で
あるN−(ジメチルアミノプロピル)アクリルアミド、
N−(ジエチルアミノプロピル)アクリルアミド及び対
応するメタアクリルアミドなどである。これらカチオン
性ビニル単量体の共重合モル%は、2〜20モル%であ
り、好ましくは3〜10モル%である。
【0024】一方、α,β−不飽和モノ及び/またはジ
カルボン酸は、α,β−不飽和モノカルボン酸の例とし
てアクリル酸、メタクリル酸など、またα,β−不飽和
ジカルボン酸の例としてマレイン酸、フマール酸、イタ
コン酸、シトラコン酸を挙げることができる。これらは
アルカリ金属塩又はアンモニウム塩として用いることも
できる。共重合モル%は、2〜20モル%であり、好ま
しくは2〜15モル%である。
カルボン酸は、α,β−不飽和モノカルボン酸の例とし
てアクリル酸、メタクリル酸など、またα,β−不飽和
ジカルボン酸の例としてマレイン酸、フマール酸、イタ
コン酸、シトラコン酸を挙げることができる。これらは
アルカリ金属塩又はアンモニウム塩として用いることも
できる。共重合モル%は、2〜20モル%であり、好ま
しくは2〜15モル%である。
【0025】本発明に用いるモノマー混合物には前記必
須成分の他に本発明の目的をそこなわない範囲で、他の
共重合可能なモノマー例えば、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、アルキルアクリレート、アルキルメタ
アクリレート、酢酸ビニル、スチレンなども含有するこ
とができる。
須成分の他に本発明の目的をそこなわない範囲で、他の
共重合可能なモノマー例えば、アクリロニトリル、メタ
クリロニトリル、アルキルアクリレート、アルキルメタ
アクリレート、酢酸ビニル、スチレンなども含有するこ
とができる。
【0026】以下に実施例によって本発明をより詳細に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。また、各実施例における%はいずれも重量%であ
る。
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。また、各実施例における%はいずれも重量%であ
る。
【0027】(合成例1)攪拌機、還流冷却管、温度計
および窒素導入管を備えた4つ口500mlセパラブル
フラスコに脱イオン水:182g、80%アクリル酸:
38.1g、50%アクリルアミド:72g、40%ジ
メチルジアリルアンモニウムクロリドポリマ−(固有粘
度:0.8)7.5g、硫酸ナトリウム:12gを仕込
み攪拌しながら窒素導入管より窒素を導入し溶存酸素の
除去を行う。この間恒温水槽により45℃に内部温度を
調整する。窒素導入30分後、2%の2、2’−アゾビ
ス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジ
ハイドロクロリド水溶液:1gを添加して重合反応を開
始させる。45℃で10時間重合反応を続けた後停止し
た。この反応物を試作−1とする。
および窒素導入管を備えた4つ口500mlセパラブル
フラスコに脱イオン水:182g、80%アクリル酸:
38.1g、50%アクリルアミド:72g、40%ジ
メチルジアリルアンモニウムクロリドポリマ−(固有粘
度:0.8)7.5g、硫酸ナトリウム:12gを仕込
み攪拌しながら窒素導入管より窒素を導入し溶存酸素の
除去を行う。この間恒温水槽により45℃に内部温度を
調整する。窒素導入30分後、2%の2、2’−アゾビ
ス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン]ジ
ハイドロクロリド水溶液:1gを添加して重合反応を開
始させる。45℃で10時間重合反応を続けた後停止し
た。この反応物を試作−1とする。
【0028】試作−1は分散剤を除いたポリマ−濃度が
21.3%で,アクリル酸:40モル%、アクリルアミ
ド:60モル%のコポリマ−であり、分散液粘度は14
80mPa・sであった。なお、顕微鏡観察の結果、5
〜20μmの粒子であることが判明した。試作−1を蒸
留水で20倍に希釈した分散液は73℃で溶解した。結
果を表1に示す。
21.3%で,アクリル酸:40モル%、アクリルアミ
ド:60モル%のコポリマ−であり、分散液粘度は14
80mPa・sであった。なお、顕微鏡観察の結果、5
〜20μmの粒子であることが判明した。試作−1を蒸
留水で20倍に希釈した分散液は73℃で溶解した。結
果を表1に示す。
【0029】(合成例2)攪拌機、還流冷却管、温度計
および窒素導入管を備えた4つ口500mlセパラブル
フラスコに脱イオン水:112g、80%アクリル酸:
16.88g、50%アクリルアミド:108g、分散
剤として20%アクリロイルオキシエチルトリメチルア
ンモニウムクロリドポリマ−(固有粘度1.0)15
g、硫酸ナトリウム:15gを仕込み攪拌しながら窒素
導入管より窒素を導入し溶存酸素の除去を行う。この間
恒温水槽により40℃に内部温度を調整する。窒素導入
30分後、アクリロニトリル:22.5gを仕込み、続
いて2%の2、2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリ
ン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロリド水溶液:
1.6gを添加して重合反応を開始させる。45℃で1
6時間重合反応を続けた後、硫酸ナトリウム:9gを添
加して試作−2を得た。
および窒素導入管を備えた4つ口500mlセパラブル
フラスコに脱イオン水:112g、80%アクリル酸:
16.88g、50%アクリルアミド:108g、分散
剤として20%アクリロイルオキシエチルトリメチルア
ンモニウムクロリドポリマ−(固有粘度1.0)15
g、硫酸ナトリウム:15gを仕込み攪拌しながら窒素
導入管より窒素を導入し溶存酸素の除去を行う。この間
恒温水槽により40℃に内部温度を調整する。窒素導入
30分後、アクリロニトリル:22.5gを仕込み、続
いて2%の2、2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリ
ン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロリド水溶液:
1.6gを添加して重合反応を開始させる。45℃で1
6時間重合反応を続けた後、硫酸ナトリウム:9gを添
加して試作−2を得た。
【0030】試作−2は分散剤を除いたポリマ−濃度が
30%で,アクリル酸:15モル%、アクリロニトリ
ル:25モル%、アクリルアミド:60モル%のコポリ
マ−であり、分散液粘度は960mPa・sであった。
なお、顕微鏡観察の結果、粒径は10〜80μmであっ
た。試作−2を蒸留水で30倍に希釈した熱可溶性ポリ
マ−を含む分散液は68℃で溶解した。結果を表1にし
めす。
30%で,アクリル酸:15モル%、アクリロニトリ
ル:25モル%、アクリルアミド:60モル%のコポリ
マ−であり、分散液粘度は960mPa・sであった。
なお、顕微鏡観察の結果、粒径は10〜80μmであっ
た。試作−2を蒸留水で30倍に希釈した熱可溶性ポリ
マ−を含む分散液は68℃で溶解した。結果を表1にし
めす。
【0031】(合成例3)攪拌機、還流冷却管、温度計
および窒素導入管を備えた4つ口500mlセパラブル
フラスコに脱イオン水:175g、80%アクリル酸:
3.8g、50%アクリルアミド:74.4g、分散剤
として20%メタクリロイルオキシエチルトリメチルア
ンモニウムクロリドポリマ−(固有粘度1.1)15
g、硫酸ナトリウム:27gを仕込み攪拌しながら窒素
導入管より窒素を導入し溶存酸素の除去を行う。この間
恒温水槽により45℃に内部温度を調整する。窒素導入
30分後、アクリロニトリル:18.8gを仕込み、続
いて2%の2、2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリ
ン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロリド水溶液:
1.0gを添加して重合反応を開始させる。45℃で1
0時間重合反応を続けた後、硫酸ナトリウム:12gを
添加して試作−3を得た。試作−3は分散剤を除いたポ
リマ−濃度が16.1%で,アクリル酸:20モル%、
アクリルアミド:80モル%のコポリマ−であり、分散
液粘度は670mPa・sであった。なお、顕微鏡観察
の結果、粒径は5〜15μmであった。試作−3を蒸留
水で20倍に希釈した熱可溶性ポリマ−を含む分散液は
75℃で溶解した。結果を表1に示す。
および窒素導入管を備えた4つ口500mlセパラブル
フラスコに脱イオン水:175g、80%アクリル酸:
3.8g、50%アクリルアミド:74.4g、分散剤
として20%メタクリロイルオキシエチルトリメチルア
ンモニウムクロリドポリマ−(固有粘度1.1)15
g、硫酸ナトリウム:27gを仕込み攪拌しながら窒素
導入管より窒素を導入し溶存酸素の除去を行う。この間
恒温水槽により45℃に内部温度を調整する。窒素導入
30分後、アクリロニトリル:18.8gを仕込み、続
いて2%の2、2’−アゾビス[2−(2−イミダゾリ
ン−2−イル)プロパン]ジハイドロクロリド水溶液:
1.0gを添加して重合反応を開始させる。45℃で1
0時間重合反応を続けた後、硫酸ナトリウム:12gを
添加して試作−3を得た。試作−3は分散剤を除いたポ
リマ−濃度が16.1%で,アクリル酸:20モル%、
アクリルアミド:80モル%のコポリマ−であり、分散
液粘度は670mPa・sであった。なお、顕微鏡観察
の結果、粒径は5〜15μmであった。試作−3を蒸留
水で20倍に希釈した熱可溶性ポリマ−を含む分散液は
75℃で溶解した。結果を表1に示す。
【0032】(両性紙力増強剤の合成例)攪拌機、温度
計、還流冷却器および窒素ガス管を備えた四つ口フラス
コに、50%アクリルアミド319部、60%アクリル
酸 22部、ジメチルアミノエチルメタアクリレート2
4.6部、N,N−ジメチルアクリルアミド3.4部お
よびイオン交換水631部を仕込み、反応液のpHは塩
酸を用いてpH4.0に調整後、窒素ガスを通して系内
の溶存酸素を除去した。モノマー水溶液の温度を40℃
として攪拌条件下重合開始剤として過硫酸アンモニゥム
1部および亜硫酸水素ナトリウム 0.1部を添加
後、80℃まで昇温させ反応液を5時間保温した。重合
終了後、イオン交換水を加えて重合物総量を1333部
として、固形分15%、ブルックフィールド粘度計
7,800cpsの共重合体を得た。また、静的光散乱
法による分子量測定器(大塚電子DLS−7000)に
よって重量平均分子量を測定すると2、500、000
であった。これを試作−4とする。同様にして試作5〜
6を合成した。以上の結果を表2に示す。
計、還流冷却器および窒素ガス管を備えた四つ口フラス
コに、50%アクリルアミド319部、60%アクリル
酸 22部、ジメチルアミノエチルメタアクリレート2
4.6部、N,N−ジメチルアクリルアミド3.4部お
よびイオン交換水631部を仕込み、反応液のpHは塩
酸を用いてpH4.0に調整後、窒素ガスを通して系内
の溶存酸素を除去した。モノマー水溶液の温度を40℃
として攪拌条件下重合開始剤として過硫酸アンモニゥム
1部および亜硫酸水素ナトリウム 0.1部を添加
後、80℃まで昇温させ反応液を5時間保温した。重合
終了後、イオン交換水を加えて重合物総量を1333部
として、固形分15%、ブルックフィールド粘度計
7,800cpsの共重合体を得た。また、静的光散乱
法による分子量測定器(大塚電子DLS−7000)に
よって重量平均分子量を測定すると2、500、000
であった。これを試作−4とする。同様にして試作5〜
6を合成した。以上の結果を表2に示す。
【0033】
【実施例1〜9】LBKPをナイヤガラ式ビ−タ−にて
叩解し、カナデイアンスタンダ−ドフリネス(C.F.
S.)430MLに調整したパルプを1%に希釈した
後、液体バンド1%添加した後,パルプスラリ−のpH
を5.0%炭酸ナトリウム水溶液でpH6.5に調整し
た。この紙料500mlを採取し、試作−4〜試作−6
の両性紙力増強剤を対パルプ0.2%添加して20秒間
攪拌し、タッピスタンダ−ドシ−トマシン(1/16m
2)に投入し乾燥坪量80g/m2の紙を抄紙した。ワイ
ヤ−上のウェットシ−トに濾紙、ク−チプレ−トを乗せ
ク−チロ−ル3回かけ湿紙を濾紙に転写した。これをA
層とした。次いで同様に乾燥坪量80g/m2の紙を抄
紙し、ワイヤ−ごと湿紙を直示天秤に乗せ、試作−1〜
試作−3を表1に記載した所定の希釈濃度に希釈して作
ったポリマ−分散液を圧力2.5気圧で10.0gノズ
ルよりスプレ−塗布した。これをB層とした。
叩解し、カナデイアンスタンダ−ドフリネス(C.F.
S.)430MLに調整したパルプを1%に希釈した
後、液体バンド1%添加した後,パルプスラリ−のpH
を5.0%炭酸ナトリウム水溶液でpH6.5に調整し
た。この紙料500mlを採取し、試作−4〜試作−6
の両性紙力増強剤を対パルプ0.2%添加して20秒間
攪拌し、タッピスタンダ−ドシ−トマシン(1/16m
2)に投入し乾燥坪量80g/m2の紙を抄紙した。ワイ
ヤ−上のウェットシ−トに濾紙、ク−チプレ−トを乗せ
ク−チロ−ル3回かけ湿紙を濾紙に転写した。これをA
層とした。次いで同様に乾燥坪量80g/m2の紙を抄
紙し、ワイヤ−ごと湿紙を直示天秤に乗せ、試作−1〜
試作−3を表1に記載した所定の希釈濃度に希釈して作
ったポリマ−分散液を圧力2.5気圧で10.0gノズ
ルよりスプレ−塗布した。これをB層とした。
【0034】A層を濾紙がついたままB層に合わせ、そ
の後濾紙を剥がした。これをワイヤ−ごとシ−トマシン
に戻し、シ−トマシンに水を張りワイヤ−の下まで満た
した水を排水することにより減圧脱水し、新たに濾紙を
乗せ、ク−チロ−ルを3回かけ濾紙に転写させた。転写
した湿紙を2枚の濾紙に挟み、3kg/m2の圧力で5
分間プレス後、ロ−タリ−ドライヤ−で乾燥させて抄き
合わせ紙をえた。得られた抄き合わせ紙を調湿後J−T
APPI紙パルプ試験法NO.19−77に従って、T
字剥離強さ(gf/5cm)を測定した。結果を表3に
示す。使用したアニオン性水溶性高分子からなる分散液
及び両性紙力増強剤の試料名、希釈濃度、塗布量も合わ
せて表3に示す。
の後濾紙を剥がした。これをワイヤ−ごとシ−トマシン
に戻し、シ−トマシンに水を張りワイヤ−の下まで満た
した水を排水することにより減圧脱水し、新たに濾紙を
乗せ、ク−チロ−ルを3回かけ濾紙に転写させた。転写
した湿紙を2枚の濾紙に挟み、3kg/m2の圧力で5
分間プレス後、ロ−タリ−ドライヤ−で乾燥させて抄き
合わせ紙をえた。得られた抄き合わせ紙を調湿後J−T
APPI紙パルプ試験法NO.19−77に従って、T
字剥離強さ(gf/5cm)を測定した。結果を表3に
示す。使用したアニオン性水溶性高分子からなる分散液
及び両性紙力増強剤の試料名、希釈濃度、塗布量も合わ
せて表3に示す。
【0035】
【比較例1〜7】比較として、紙力増強剤をアニオン性
水溶性重合体(アクリルアミド/アクリル酸ナトリウム
=93/7(モル比)共重合体、分子量180万)とカ
チオン性水溶性重合体(アクリルアミド/メタアクリル
酸ジメチルアミノエチル=90/10(モル比)共重合
体、分子量215万)とによるイオンコンプレクッス
(比較−1)を用い、スプレ−による層間強度剤として
試作−1〜試作−3を用いた場合、及び両性紙力増強剤
の試作−4〜試作−6を内部添加し、アニオン性紙力増
強剤をアクリルアミド/アクリル酸ナトリウム=89/
11(モル比)(分子量200万)からなる共重合体
(比較−2)をスプレ−した場合につき試験を行った。
また、同時にコ−ンスタ−チ(比較−3)の分散液をス
プレ−した場合についても試験した。結果を表3に示
す。
水溶性重合体(アクリルアミド/アクリル酸ナトリウム
=93/7(モル比)共重合体、分子量180万)とカ
チオン性水溶性重合体(アクリルアミド/メタアクリル
酸ジメチルアミノエチル=90/10(モル比)共重合
体、分子量215万)とによるイオンコンプレクッス
(比較−1)を用い、スプレ−による層間強度剤として
試作−1〜試作−3を用いた場合、及び両性紙力増強剤
の試作−4〜試作−6を内部添加し、アニオン性紙力増
強剤をアクリルアミド/アクリル酸ナトリウム=89/
11(モル比)(分子量200万)からなる共重合体
(比較−2)をスプレ−した場合につき試験を行った。
また、同時にコ−ンスタ−チ(比較−3)の分散液をス
プレ−した場合についても試験した。結果を表3に示
す。
【0036】表3から、本発明の両性紙力増強剤と分散
液からなるアニオン性水溶性高分子を用いた実施例1〜
9の場合は、T字剥離強さが高く、層間強度向上した紙
が得られることがわかる。それに対して、紙力増強剤と
してポリイオンコンプレクッスを用いた比較例1〜3、
層間強度として溶液タイプのアニオン性水溶性高分子を
用いた比較例4〜6の場合は、それぞれT字剥離強さが
低く、層間強度が向上していない。
液からなるアニオン性水溶性高分子を用いた実施例1〜
9の場合は、T字剥離強さが高く、層間強度向上した紙
が得られることがわかる。それに対して、紙力増強剤と
してポリイオンコンプレクッスを用いた比較例1〜3、
層間強度として溶液タイプのアニオン性水溶性高分子を
用いた比較例4〜6の場合は、それぞれT字剥離強さが
低く、層間強度が向上していない。
【0037】
【実施例10〜18】実施例1〜9と同様に、ダンボ−
ル古紙を400mlに叩解した紙料について両性紙増強
剤試作−4〜試作−6を内部添加し、水溶性アニオン性
高分子からなる分散液、試作−1〜試作−3をスプレ−
添加し、抄き合わせ試験片を得て、T字剥離強さの測定
を行った。結果を表4に示す。
ル古紙を400mlに叩解した紙料について両性紙増強
剤試作−4〜試作−6を内部添加し、水溶性アニオン性
高分子からなる分散液、試作−1〜試作−3をスプレ−
添加し、抄き合わせ試験片を得て、T字剥離強さの測定
を行った。結果を表4に示す。
【0038】
【比較例8〜14】段ボ−ル古紙を用い、比較例1〜7
と同様な組合せあるいはコンスタ−チを用いた場合につ
き試験した。結果を表4に示す。
と同様な組合せあるいはコンスタ−チを用いた場合につ
き試験した。結果を表4に示す。
【0039】表4から、本発明の両性紙力増強剤と分散
液からなるアニオン性水溶性高分子を用いた実施例10
〜18の場合は、T字剥離強さが高く、層間強度が向上
した抄き合わせ紙が得られることがわかる。それに対し
て、紙力増強剤としてポリイオンコンプレクッスを用い
た比較例8〜10、層間強度として溶液タイプのアニオ
ン性水溶性高分子を用いた比較例11〜13の場合は、
それぞれT字剥離強さが低く、層間強度が向上していな
い。
液からなるアニオン性水溶性高分子を用いた実施例10
〜18の場合は、T字剥離強さが高く、層間強度が向上
した抄き合わせ紙が得られることがわかる。それに対し
て、紙力増強剤としてポリイオンコンプレクッスを用い
た比較例8〜10、層間強度として溶液タイプのアニオ
ン性水溶性高分子を用いた比較例11〜13の場合は、
それぞれT字剥離強さが低く、層間強度が向上していな
い。
【0040】
【表1】 AAC:アクリル酸、AAM:アクリルアミド、AN:
アクリロニトリル DMM:ジメチルアミノエチルメタクリレ−ト、 分散液(溶液)粘度:mPa・s、分子量:単位は万
アクリロニトリル DMM:ジメチルアミノエチルメタクリレ−ト、 分散液(溶液)粘度:mPa・s、分子量:単位は万
【0041】
【表2】 T字剥離強さ:gf/5cm、裂断長:Km
【0042】
【表3】 T字剥離強さ:gf/5cm、裂断長:Km
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L055 AA03 AA11 AC06 AG64 AG70 AG71 AG72 AG73 AG74 AG89 AH16 AH37 AJ01 BD04 BD10 BD17 BE08 EA14 EA16 EA25 EA29 EA32 FA13 GA05 GA06
Claims (6)
- 【請求項1】 紙層形成後の湿潤紙層を抄き合わせ後プ
レスし、さらに乾燥する工程を含む2層以上の抄き合わ
せ紙の製造方法において、両性紙力増強剤を含有する抄
き合わせ前の湿潤紙層表面に、(メタ)アクリル酸を主
体とする単量体をイオン性高分子からなる分散剤を共存
させ、塩水溶液中で分散重合することにより製造した粒
系100μm以下のアニオン性水溶性高分子微粒子から
なる分散液をスプレ−添加することを特徴とする抄き合
わせ紙の製造方法。 - 【請求項2】 (メタ)アクリル酸を主体とする水溶性
単量体が、(メタ)アクリル酸30〜100モル%、ア
クリルアミド0〜70モル%および共重合可能な他の単
量体0〜20モル%からなることを特徴とする請求項1
に記載の抄き合わせ紙の製造方法。 - 【請求項3】 両性紙力増強剤が、カチオン性ビニル単
量体2〜20モル%、α、β−不飽和モノ及び/または
ジカルボン酸2〜20モル%及びアクリルアミド60〜
96モル%からなる単量体混合物を共重合して製造した
重合体であることを特徴とする請求項1に記載の抄き合
わせ紙の製造方法。 - 【請求項4】 イオン性高分子からなる分散剤のイオン
当量が、1.5〜15meq/gであることを特徴とす
る請求項1に記載の抄き合わせ紙の製造方法。 - 【請求項5】 スプレ−添加時のアニオン性水溶性高分
子微粒子からなる分散液濃度が、0.01〜5.0重量
%であることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいず
れかに記載の抄き合わせ紙の製造方法。 - 【請求項6】 紙層形成後の湿潤紙層を抄き合わせた
後、プレスし、さらに乾燥する工程を含む2層以上の抄
き合わせ紙の製造方法において、紙層形成後の抄き合わ
せ前の湿潤紙層に対し0.025〜1.5g/m2スプ
レ−添加することを特徴とする、請求項1〜請求項5の
いずれかに記載の抄き合わせ紙の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000345231A JP2002212899A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 抄き合わせ紙の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000345231A JP2002212899A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 抄き合わせ紙の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002212899A true JP2002212899A (ja) | 2002-07-31 |
Family
ID=18819297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000345231A Pending JP2002212899A (ja) | 2000-11-13 | 2000-11-13 | 抄き合わせ紙の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002212899A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102704346A (zh) * | 2012-06-25 | 2012-10-03 | 湖南工业大学 | 一种多层沉积制备阻燃纸的方法 |
KR20200016222A (ko) * | 2017-06-14 | 2020-02-14 | 케미라 오와이제이 | 종이 또는 보드 제품의 강도 특성을 높이기 위한 방법 |
US10590604B2 (en) | 2015-01-27 | 2020-03-17 | Kemira Oyj | Polymer product in particle form and its use |
-
2000
- 2000-11-13 JP JP2000345231A patent/JP2002212899A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102704346A (zh) * | 2012-06-25 | 2012-10-03 | 湖南工业大学 | 一种多层沉积制备阻燃纸的方法 |
US10590604B2 (en) | 2015-01-27 | 2020-03-17 | Kemira Oyj | Polymer product in particle form and its use |
KR20200016222A (ko) * | 2017-06-14 | 2020-02-14 | 케미라 오와이제이 | 종이 또는 보드 제품의 강도 특성을 높이기 위한 방법 |
KR102605139B1 (ko) | 2017-06-14 | 2023-11-24 | 케미라 오와이제이 | 종이 또는 보드 제품의 강도 특성을 높이기 위한 방법 |
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