JP2002211836A - フィルム剥離装置 - Google Patents

フィルム剥離装置

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JP2002211836A
JP2002211836A JP2001003429A JP2001003429A JP2002211836A JP 2002211836 A JP2002211836 A JP 2002211836A JP 2001003429 A JP2001003429 A JP 2001003429A JP 2001003429 A JP2001003429 A JP 2001003429A JP 2002211836 A JP2002211836 A JP 2002211836A
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JP
Japan
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film
peeling
roller
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width direction
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Application number
JP2001003429A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Igarashi
十 嵐 晃 五
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Adtec Engineering Co Ltd
Original Assignee
Adtec Engineering Co Ltd
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Publication date
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Circuit Boards (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムの亀裂を生じることなく、確実に且
つ迅速にフィルムの剥離を行えるフィルム剥離装置を提
供する。 【解決手段】 プリント基板WのフィルムFの端部に上
下からローレットローラ1を当接させ、プリント基板W
の中央部から端部方向にローレットローラ1を走行させ
て、フィルムFの端部に剥離開始部を形成し、粘着ロー
ラ20により剥離開始部から剥離を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドライフィルムフォ
トレジストの表面に装着されているポリエステルカバー
フィルム等のフィルムを剥離するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基板などに回路を形成する際に、IC製
造技術に用いられているリソグラフィ法が近年用いられ
るようになってきている。その際に基板上に塗布される
フォトレジストとしてドライフィルムフォトレジストが
使用されるようになってきている。そして、該フォトレ
ジストの上にポリエステル製の保護用のカバーフィルム
が貼着されるのが普通である。このフィルムは、フォト
レジスト上に回路パターンを焼き付ける露光工程の後に
剥す必要があり、従来よりこの種のフィルムを自動的に
効率よく剥離する装置の開発が試みられている。その中
の1つに本願出願人により提案された特開平7−239
553号に開示されたものが知られている。この発明で
は、表面に凹凸が設けられたローレットローラによりフ
ィルム端部を引っかけて部分的に剥離部を形成し、ここ
から粘着ローラなどにより剥離を行う構成になってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のものは
剥離部が一部分であるため、剥がれにくい上、フィルム
端部に傷が生じて、剥離の際にそこから裂けが生じる等
の問題があった。そのため、ローラを基板の側方の端部
から当接させて、幅方向全体に剥離部を形成する方法も
提案されているが、この場合もローラと端部とが衝突し
て、その際にフィルムの亀裂などが生じる問題があっ
た。また、幅方向全体にローラを走行させるために動作
時間が長くなる等の問題があった。本発明は、このよう
な従来技術の問題点を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は対象物に貼着されたフィルムを剥離するフ
ィルム剥離装置であって、対象物の幅方向のほぼ中央部
から端部へ向けて前記フィルムの端部に当接して凹凸を
形成し、前記フィルム端部に幅方向に剥離開始部を形成
するローレットローラと、該ローレットローラにより形
成されたフィルム端部の剥離開始部から該フィルムを剥
離する剥離手段と、を備えたことを特徴とする。ローレ
ットローラは表面に凹凸を設けたローラであり、該ロー
ラによりフィルムに凹凸を形成する。この凹凸の形成に
より部分的にフィルムが剥離し、この凹凸部分を剥離開
始部として、剥離手段によりフィルムの剥離を行う。該
剥離開始部はフィルム端部の幅方向に設けられるため、
広い範囲で剥離の開始が行える。しかも該開始部は中央
から端部に向けて形成されるため、ローラとフィルムの
衝突による亀裂などが生じない。しかも、前記ローレッ
トローラを少なくとも2個設け、各ローレットローラが
前記中央部から幅方向反対方向に剥離開始部を形成する
ように構成すれば、動作時間を半分に短縮できる。な
お、対象物の表裏にフィルムが貼着されている場合に
は、前記ローレットローラを対象物の表裏にそれぞれ対
向して少なくとも2個設け、各ローレットローラは対象
物の表裏のフィルム端部に剥離開始部を形成するように
構成すれば効率的である。前記剥離手段としては種々の
ものが採用可能であるが、好適な実施形態では粘着ロー
ラを用いている。また本装置の対象物としては、典型的
には回路基板と、該基板上に設けられたフォトレジスト
であり、該フォトレジスト上に前記フィルムが貼着され
ている構成が一般的である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1において、搬送ローラ30によ
り搬送されてきたプリント基板Wはローレットローラ1
により、そのフィルムFの先端部において幅方向(プリ
ント基板W搬送方向と直交する方向)に剥離開始部50
を形成されるようになっている。基板Wは表裏にフォト
レジストとフィルムFを装着しており、ここで表裏のフ
ィルムFを同時に剥離するようになっている。
【0006】ローレットローラ1は図2に示すように2
個一対のものが上下に合計4個設けられており、プリン
ト基板Wの上下から当接するようなっている。この実施
形態では該4個のローレットローラ1がプリント基板W
の幅方向に2基配設され、図3に示すようにプリント基
板Wの中央から幅方向端部に向けてローレットローラ1
をプリント基板WのフィルムF上で回転接触させて、図
4に示すようにプリント基板WのフィルムFの先端部に
剥離開始部50を形成するようになっている。
【0007】ローレットローラ1は支持台3に昇降エア
シリンダ2を介して上下方向昇降可能に装着され、プリ
ント基板Wに対して接離するようになっている。該支持
台3は更にガイドレール5を介して基台10に幅方向移
動可能に支持され、横移動エアシリンダ4の駆動により
幅方向に移動するようになっている。該支持台3の移動
によりローレットローラ1は図3に示すようにフィルム
F上を回転しながら、移動するように構成されている。
【0008】ローレットローラ1のプリント基板W搬送
方向下流側にはストッパ6が設けられており、ストッパ
エアシリンダ7により昇降するようになっている。この
ストッパ6によりプリント基板Wを所定位置で停止さ
せ、ローレットローラ1によりプリント基板Wのフィル
ムFの先端部の位置に正確に剥離開始部50を形成する
ように構成されている。基板確認センサ9はプリント基
板Wの到来を検出するためのもので、該基板確認センサ
9からの信号により一連の動作を実行するようになって
いる。
【0009】ローレットローラ1のプリント基板W搬送
方向上流側には、基板クランプ8が設けられ、プリント
基板Wを基台10との間でクランプしてローレットロー
ラ1のフィルムF上の走行時にプリント基板Wを固定す
るようになっている。
【0010】昇降エアシリンダ2の更に下流側には粘着
ローラ20、20が設けられており、フィルムFに密着
して剥離開始部50が形成された端部からフィルムFを
剥がすように構成されている。粘着ローラ20に代え
て、他のどのような剥離手段も採用可能である。
【0011】図5によりローレットローラ1のフィルム
F上の走行のパターンを説明する。ローレットローラ1
はプリント基板Wの幅方向中央部から端部方向に走行さ
せる。これによりフィルムFの幅方向端部に裂け目等を
生じないようになっている。ローレットローラ1の走行
は1回だけに限定されるものではなく、図示するように
必要に応じて複数回行うことが可能である。但し、Rで
示すプリント基板W幅方向中央部方向へ向かう走行の場
合には、端部を出発点とせずに、図示するようにプリン
ト基板Wの幅方向途中から走行を行わせる。これにより
フィルムFの裂け等を防止することが可能である。
【0012】図6乃至図9により動作を説明する。プリ
ント基板Wが搬送ローラ30により基台10に搬送され
(図6)、ストッパ6に当接して停止すると、基板クラ
ンプ8が下降して基台10との間でプリント基板Wをク
ランプする(図7)。そして、ローレットローラ1によ
りプリント基板Wを表裏から挟み(図8)、横移動エア
シリンダ4によりローレットローラ1を幅方向に横移動
させる。ローレットローラ1は当初は図2に示すように
プリント基板Wの中央側に寄せておき、プリント基板W
の中央から端部方向に走行させる。
【0013】該走行によりローレットローラ1は図3に
示すように回転しながらプリント基板WのフィルムFに
接触して、フィルムF上に凹凸を形成する。この凹凸が
図4に示す剥離開始部50となる。該剥離開始部50は
プリント基板Wの中央部を境にフィルムFの先端部に左
右に1対形成される。
【0014】ローレットローラ1を所定回数横行させた
ら、ローレットローラ1と基板クランプ8をプリント基
板Wから離してフリーにし、搬送ローラ30により、粘
着ローラ20に搬送する(図9)。そして、粘着ローラ
20により剥離開始部50からフィルムFが剥がされ
る。
【0015】以上説明した実施形態では、剥離開始部5
0はフィルムF先端の幅方向ほぼ全体に形成されるた
め、粘着ローラ20による剥離作業が極めて円滑に行わ
れ、部分的な剥離不良に起因するフィルムFの裂け等が
生じない。また、剥離開始部50はプリント基板Wの幅
方向中央部から端部に向かって形成されているため、ロ
ーレットローラ1とフィルムF端部との衝突による亀裂
等が生じておらず、剥離中にフィルムFが裂ける等の問
題がない。更に4個のローレットローラ1を備えた機器
を2基配設して、同時に走行させるため作業時間が大幅
に短縮できる等の効果がある。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明の剥離装置に
よれば、フィルムの亀裂などが生じない正確なフィルム
の剥離作業が行え、しかも作業時間も短い等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略立面図。
【図2】本発明の一実施形態の動作を示す概略正面図。
【図3】本発明の一実施形態の動作を示す説明図。
【図4】本発明の一実施形態の動作を示す説明図。
【図5】本発明の一実施形態の動作を示す説明図。
【図6】本発明の一実施形態の動作を示す概略立面図。
【図7】本発明の一実施形態の動作を示す概略立面図。
【図8】本発明の一実施形態の動作を示す概略立面図。
【図9】本発明の一実施形態の動作を示す概略立面図。
【符号の説明】
1:ローレットローラ、2:昇降エアシリンダ、3:支
持台、4:横移動エアシリンダ、5:ガイドレール、
6:ストッパ、7:ストッパエアシリンダ、8:基板ク
ランプ、9:基板確認センサ、10:基台、20:粘着
ローラ、30:搬送ローラ、50:剥離開始部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物に貼着されたフィルムを剥離する
    フィルム剥離装置であって、 対象物の幅方向のほぼ中央部から端部へ向けて前記フィ
    ルムの端部に当接して凹凸を形成し、前記フィルム端部
    に幅方向に剥離開始部を形成するローレットローラと、 該ローレットローラにより形成されたフィルム端部の剥
    離開始部から該フィルムを剥離する剥離手段と、 を備えたことを特徴とするフィルム剥離装置。
  2. 【請求項2】 前記ローレットローラが少なくとも2個
    設けられ、各ローレットローラが前記中央部から幅方向
    反対方向に剥離開始部を形成する、請求項1に記載のフ
    ィルム剥離装置。
  3. 【請求項3】 対象物の表裏にフィルムが貼着され、 前記ローレットローラが対象物の表裏にそれぞれ対向し
    て少なくとも2個設けられ、各ローレットローラは対象
    物の表裏のフィルム端部に剥離開始部を形成する、 請求項1又は2に記載のフィルム剥離装置。
  4. 【請求項4】 前記剥離手段が、前記フィルム端部に形
    成された剥離開始部に当接し、粘着して該フィルムを対
    象物から剥離する粘着ローラである、 請求項1又は2又は3に記載のフィルム剥離装置。
  5. 【請求項5】 前記対象物が回路基板と、該基板上に設
    けられたフォトレジストであり、該フォトレジスト上に
    前記フィルムが貼着されている、 請求項1又は2又は3又は4に記載のフィルム剥離装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008019021A (ja) * 2006-07-11 2008-01-31 Fujifilm Corp インクジェット記録装置
CN100428016C (zh) * 2004-09-14 2008-10-22 株式会社高鸟 叠片剥离方法及装置
CN1963665B (zh) * 2005-11-11 2011-08-17 株式会社阿迪泰克工程 薄膜剥离装置

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