JP2002211259A - 車両用駆動力配分装置 - Google Patents
車両用駆動力配分装置Info
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- planetary gear
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/20—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
- F16H48/22—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using friction clutches or brakes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/20—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
- F16H48/30—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using externally-actuatable means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/20—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
- F16H2048/204—Control of arrangements for suppressing differential actions
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 駆動力配分装置の遊星歯車機構に対してトル
ク伝達手段を着脱自在に結合するための特別の部品を廃
止して部品点数を削減するとともに、駆動力配分装置の
軸方向寸法の小型化を図る。 【解決手段】 遊星歯車機構Dのサンギヤ5が、トルク
伝達手段10の一方の出力軸9Rの軸端部に結合された
車両用駆動力配分装置において、遊星歯車機構Dのリン
グギヤ4の右側板37をトルクコンバータケース39に
回転可能に支持する支持部37aと、プラネタリキャリ
ヤ8の右側板42をスリーブ44の左端に分離可能に結
合する結合部42a,44aとを半径方向に整列させ
る。これにより、一方の出力軸9Rの軸端部を前記支持
部37aから浅い位置に設けることができ、トルク伝達
手段10をストロークL1移動させるだけで、特別の連
結軸を用いることなく遊星歯車機構Dに対してトルク伝
達手段10を着脱できる。
ク伝達手段を着脱自在に結合するための特別の部品を廃
止して部品点数を削減するとともに、駆動力配分装置の
軸方向寸法の小型化を図る。 【解決手段】 遊星歯車機構Dのサンギヤ5が、トルク
伝達手段10の一方の出力軸9Rの軸端部に結合された
車両用駆動力配分装置において、遊星歯車機構Dのリン
グギヤ4の右側板37をトルクコンバータケース39に
回転可能に支持する支持部37aと、プラネタリキャリ
ヤ8の右側板42をスリーブ44の左端に分離可能に結
合する結合部42a,44aとを半径方向に整列させ
る。これにより、一方の出力軸9Rの軸端部を前記支持
部37aから浅い位置に設けることができ、トルク伝達
手段10をストロークL1移動させるだけで、特別の連
結軸を用いることなく遊星歯車機構Dに対してトルク伝
達手段10を着脱できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右の駆動輪にそ
れぞれ接続された左右の出力軸にエンジンのトルクを配
分する遊星歯車機構と、左右の出力軸間で相互にトルク
を伝達するトルク伝達手段とを備えた車両用駆動力配分
装置に関する。
れぞれ接続された左右の出力軸にエンジンのトルクを配
分する遊星歯車機構と、左右の出力軸間で相互にトルク
を伝達するトルク伝達手段とを備えた車両用駆動力配分
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】2個のクラッチを備えた駆動力配分装置
を介してエンジンのトルクを左右の駆動輪に配分可能に
し、旋回外輪に配分するトルクを増加させて旋回内輪に
配分するトルクを減少させることにより、旋回方向のヨ
ーモーメントを発生させて旋回性能を高める技術は公知
である。かかる駆動力配分装置を遊星歯車機構およびト
ルク伝達手段から構成したものが、特許第310415
7号公報により公知である。
を介してエンジンのトルクを左右の駆動輪に配分可能に
し、旋回外輪に配分するトルクを増加させて旋回内輪に
配分するトルクを減少させることにより、旋回方向のヨ
ーモーメントを発生させて旋回性能を高める技術は公知
である。かかる駆動力配分装置を遊星歯車機構およびト
ルク伝達手段から構成したものが、特許第310415
7号公報により公知である。
【0003】ところで、遊星歯車機構およびトルク伝達
手段を備えた駆動力配分装置において、トルク伝達手段
を遊星歯車機構から取り外す際に、あるいはトルク伝達
手段を遊星歯車機構に組み付ける際に、その結合部を着
脱するために必要なトルク伝達手段の軸方向のストロー
ク量が大きくなると、トルク伝達手段が他部材と干渉し
て組み付けや取り外しが困難になる問題がある。そこで
従来は、相互に結合すべきトルク伝達手段の軸部と遊星
歯車機構の軸部とを特別な連結軸を介して連結すること
で、遊星歯車機構に対するトルク伝達手段の組み付けや
取り外しを可能にしていた。その詳細は図7および図8
に基づいて後から説明する。
手段を備えた駆動力配分装置において、トルク伝達手段
を遊星歯車機構から取り外す際に、あるいはトルク伝達
手段を遊星歯車機構に組み付ける際に、その結合部を着
脱するために必要なトルク伝達手段の軸方向のストロー
ク量が大きくなると、トルク伝達手段が他部材と干渉し
て組み付けや取り外しが困難になる問題がある。そこで
従来は、相互に結合すべきトルク伝達手段の軸部と遊星
歯車機構の軸部とを特別な連結軸を介して連結すること
で、遊星歯車機構に対するトルク伝達手段の組み付けや
取り外しを可能にしていた。その詳細は図7および図8
に基づいて後から説明する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにトルク伝達手段の軸部と遊星歯車機構の軸部とを
特別な連結軸を介して連結すると、この連結軸の分だけ
部品点数が増加するだけでなく、駆動力配分装置の軸方
向寸法が増加する問題がある。
ようにトルク伝達手段の軸部と遊星歯車機構の軸部とを
特別な連結軸を介して連結すると、この連結軸の分だけ
部品点数が増加するだけでなく、駆動力配分装置の軸方
向寸法が増加する問題がある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、駆動力配分装置の遊星歯車機構に対してトルク伝達
手段を着脱自在に結合するための特別の部品を廃止して
部品点数を削減するとともに、駆動力配分装置の軸方向
寸法の小型化を図ることを目的とする。
で、駆動力配分装置の遊星歯車機構に対してトルク伝達
手段を着脱自在に結合するための特別の部品を廃止して
部品点数を削減するとともに、駆動力配分装置の軸方向
寸法の小型化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、左右の駆動輪
にそれぞれ接続された左右の出力軸にエンジンのトルク
を配分する遊星歯車機構と、左右の出力軸間で相互にト
ルクを伝達するトルク伝達手段とを備えた車両用駆動力
配分装置であって、前記トルク伝達手段が、一方の出力
軸まわりに回転可能に支持されたキャリヤ部材と、相互
に異なる異なるピッチ円を有する第1ピニオン、第2ピ
ニオンおよび第3ピニオンを相互に相対回転不能に備え
てキャリヤ部材に回転可能に支持された3連ピニオン部
材と、第1ピニオンを他方の出力軸に連結する第1連結
手段と、第2ピニオンを一方の出力軸に連結する第2連
結手段と、第3ピニオンをトルク伝達手段のハウジング
に連結する第3連結手段と、キャリヤ部材を前記ハウジ
ングに連結する第4連結手段とから構成され、前記遊星
歯車機構のサンギヤが一方の出力軸の軸端部に結合され
た車両用駆動力配分装置において、遊星歯車機構のリン
グギヤを固定部材に回転可能に支持する支持部と、第1
連結手段の中間部を分離可能に結合する結合部とを半径
方向に整列させたことを特徴とする車両用駆動力配分装
置が提案される。
に、請求項1に記載された発明によれば、左右の駆動輪
にそれぞれ接続された左右の出力軸にエンジンのトルク
を配分する遊星歯車機構と、左右の出力軸間で相互にト
ルクを伝達するトルク伝達手段とを備えた車両用駆動力
配分装置であって、前記トルク伝達手段が、一方の出力
軸まわりに回転可能に支持されたキャリヤ部材と、相互
に異なる異なるピッチ円を有する第1ピニオン、第2ピ
ニオンおよび第3ピニオンを相互に相対回転不能に備え
てキャリヤ部材に回転可能に支持された3連ピニオン部
材と、第1ピニオンを他方の出力軸に連結する第1連結
手段と、第2ピニオンを一方の出力軸に連結する第2連
結手段と、第3ピニオンをトルク伝達手段のハウジング
に連結する第3連結手段と、キャリヤ部材を前記ハウジ
ングに連結する第4連結手段とから構成され、前記遊星
歯車機構のサンギヤが一方の出力軸の軸端部に結合され
た車両用駆動力配分装置において、遊星歯車機構のリン
グギヤを固定部材に回転可能に支持する支持部と、第1
連結手段の中間部を分離可能に結合する結合部とを半径
方向に整列させたことを特徴とする車両用駆動力配分装
置が提案される。
【0007】上記構成によれば、遊星歯車機構のリング
ギヤを固定部材に回転可能に支持する支持部と、第1連
結手段の中間部を分離可能に結合する結合部とを半径方
向に整列させたので、前記支持部および結合部を軸方向
にずらして配置する場合に比べて、遊星歯車機構のサン
ギヤに着脱自在に結合される一方の出力軸の軸端部を、
前記支持部から浅い位置に設けることができる。その結
果、トルク伝達手段を一方の出力軸の軸端部から前記支
持部までの距離であるL1だけストロークさせること
で、特別の連結軸を用いることなく遊星歯車機構に対す
るトルク伝達手段の着脱が可能となり、部品点数の削減
および駆動力配分装置の軸方向寸法の小型化が可能にな
る。
ギヤを固定部材に回転可能に支持する支持部と、第1連
結手段の中間部を分離可能に結合する結合部とを半径方
向に整列させたので、前記支持部および結合部を軸方向
にずらして配置する場合に比べて、遊星歯車機構のサン
ギヤに着脱自在に結合される一方の出力軸の軸端部を、
前記支持部から浅い位置に設けることができる。その結
果、トルク伝達手段を一方の出力軸の軸端部から前記支
持部までの距離であるL1だけストロークさせること
で、特別の連結軸を用いることなく遊星歯車機構に対す
るトルク伝達手段の着脱が可能となり、部品点数の削減
および駆動力配分装置の軸方向寸法の小型化が可能にな
る。
【0008】尚、実施例の右電磁クラッチCRは本発明
の第3連結手段に対応し、実施例の左電磁クラッチCL
は本発明の第4連結手段に対応し、実施例の差動装置D
は本発明の遊星歯車機構に対応し、実施例のプラネタリ
キャリヤ8は本発明の第1連結手段に対応し、実施例の
右出力軸9Rは本発明の一方の出力軸に対応し、実施例
の左出力軸9Lは本発明の他方の出力軸に対応し、実施
例の第1サンギヤ17は本発明の第1連結手段に対応
し、実施例の第2サンギヤ18は本発明の第2連結手段
に対応し、実施例の第3サンギヤ19は本発明の第3連
結手段に対応し、実施例のスリーブ31は本発明の第3
連結手段に対応し、実施例のトルクコンバータケース3
9はは本発明の固定部材に対応し、実施例のスリーブ4
4は本発明の第1連結手段に対応する。
の第3連結手段に対応し、実施例の左電磁クラッチCL
は本発明の第4連結手段に対応し、実施例の差動装置D
は本発明の遊星歯車機構に対応し、実施例のプラネタリ
キャリヤ8は本発明の第1連結手段に対応し、実施例の
右出力軸9Rは本発明の一方の出力軸に対応し、実施例
の左出力軸9Lは本発明の他方の出力軸に対応し、実施
例の第1サンギヤ17は本発明の第1連結手段に対応
し、実施例の第2サンギヤ18は本発明の第2連結手段
に対応し、実施例の第3サンギヤ19は本発明の第3連
結手段に対応し、実施例のスリーブ31は本発明の第3
連結手段に対応し、実施例のトルクコンバータケース3
9はは本発明の固定部材に対応し、実施例のスリーブ4
4は本発明の第1連結手段に対応する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0010】図1〜図6は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は駆動力配分装置の構造を示す図、図2は図1
の2部拡大図、図3は図2の3部拡大図、図4は図1の
4部拡大図、図5は中低車速域での左旋回時における駆
動力配分装置の作用を示す図、図6は中低車速域での右
旋回時における駆動力配分装置の作用を示す図である。
で、図1は駆動力配分装置の構造を示す図、図2は図1
の2部拡大図、図3は図2の3部拡大図、図4は図1の
4部拡大図、図5は中低車速域での左旋回時における駆
動力配分装置の作用を示す図、図6は中低車速域での右
旋回時における駆動力配分装置の作用を示す図である。
【0011】図1に示すように、フロントエンジン・フ
ロントドライブの車両の車体前部に横置きに搭載したエ
ンジンEの左端にトランスミッションMが接続されてお
り、これらエンジンEおよびトランスミッションMの後
部に駆動力配分装置Tが配置される。駆動力配分装置T
の左端および右端から左右に延びる左ドライブシャフト
ALおよび右ドライブシャフトARには、それぞれ左前
輪WFLおよび右前輪WFRが接続される。
ロントドライブの車両の車体前部に横置きに搭載したエ
ンジンEの左端にトランスミッションMが接続されてお
り、これらエンジンEおよびトランスミッションMの後
部に駆動力配分装置Tが配置される。駆動力配分装置T
の左端および右端から左右に延びる左ドライブシャフト
ALおよび右ドライブシャフトARには、それぞれ左前
輪WFLおよび右前輪WFRが接続される。
【0012】駆動力配分装置Tは、トランスミッション
Mから延びる入力軸1に設けた入力ギヤ2に噛み合う外
歯ギヤ3から駆動力が伝達される差動装置Dを備える。
差動装置Dはダブルピニオン式の遊星歯車機構よりな
り、前記外歯ギヤ3と一体に形成されたリングギヤ4
と、このリングギヤ4の内部に同軸に配設されたサンギ
ヤ5と、前記リングギヤ4に噛み合うアウタプラネタリ
ギヤ6および前記サンギヤ5に噛み合うインナプラネタ
リギヤ7を、それらが相互に噛み合う状態で支持するプ
ラネタリキャリヤ8とから構成される。差動装置Dは、
そのリングギヤ4が入力要素として機能するとともに、
一方の出力要素として機能するサンギヤ5が右出力軸9
Rを介して右前輪WFRに接続され、また他方の出力要
素として機能するプラネタリキャリヤ8が左出力軸9L
を介して左前輪WFLに接続される。
Mから延びる入力軸1に設けた入力ギヤ2に噛み合う外
歯ギヤ3から駆動力が伝達される差動装置Dを備える。
差動装置Dはダブルピニオン式の遊星歯車機構よりな
り、前記外歯ギヤ3と一体に形成されたリングギヤ4
と、このリングギヤ4の内部に同軸に配設されたサンギ
ヤ5と、前記リングギヤ4に噛み合うアウタプラネタリ
ギヤ6および前記サンギヤ5に噛み合うインナプラネタ
リギヤ7を、それらが相互に噛み合う状態で支持するプ
ラネタリキャリヤ8とから構成される。差動装置Dは、
そのリングギヤ4が入力要素として機能するとともに、
一方の出力要素として機能するサンギヤ5が右出力軸9
Rを介して右前輪WFRに接続され、また他方の出力要
素として機能するプラネタリキャリヤ8が左出力軸9L
を介して左前輪WFLに接続される。
【0013】駆動力配分装置Tは、左右の前輪WFL,
WFR間でトルク伝達するトルク伝達手段10を備え
る。トルク伝達手段10のキャリヤ部材11は右出力軸
9Rの外周に回転自在に支持されており、円周方向に9
0°間隔で配置された4本のピニオン軸12の各々に、
第1ピニオン13、第2ピニオン14および第3ピニオ
ン15を一体に形成した3連ピニオン部材16が回転自
在に支持される。
WFR間でトルク伝達するトルク伝達手段10を備え
る。トルク伝達手段10のキャリヤ部材11は右出力軸
9Rの外周に回転自在に支持されており、円周方向に9
0°間隔で配置された4本のピニオン軸12の各々に、
第1ピニオン13、第2ピニオン14および第3ピニオ
ン15を一体に形成した3連ピニオン部材16が回転自
在に支持される。
【0014】右出力軸9Rの外周に回転自在に支持され
て前記第1ピニオン13に噛み合う第1サンギヤ17
は、差動装置Dのプラネタリキャリヤ8に連結される。
また右出力軸9Rの外周に固定された第2サンギヤ18
は前記第2ピニオン14に噛み合う。更に、右出力軸9
Rの外周に回転自在に支持された第3サンギヤ19は前
記第3ピニオン15に噛み合う。
て前記第1ピニオン13に噛み合う第1サンギヤ17
は、差動装置Dのプラネタリキャリヤ8に連結される。
また右出力軸9Rの外周に固定された第2サンギヤ18
は前記第2ピニオン14に噛み合う。更に、右出力軸9
Rの外周に回転自在に支持された第3サンギヤ19は前
記第3ピニオン15に噛み合う。
【0015】実施例における第1ピニオン13、第2ピ
ニオン14、第3ピニオン15、第1サンギヤ17、第
2サンギヤ18および第3サンギヤ19の歯数は以下の
とおりである。
ニオン14、第3ピニオン15、第1サンギヤ17、第
2サンギヤ18および第3サンギヤ19の歯数は以下の
とおりである。
【0016】第1ピニオン13の歯数 Zb=17 第2ピニオン14の歯数 Zd=17 第3ピニオン15の歯数 Zf=34 第1サンギヤ17の歯数 Za=32 第2サンギヤ18の歯数 Zc=28 第3サンギヤ19の歯数 Ze=32 第3サンギヤ19は右電磁クラッチCRを介してトルク
伝達手段10のハウジング20に結合可能であり、右電
磁クラッチCRの係合によってキャリヤ部材11の回転
数が増速される。またキャリヤ部材11は左電磁クラッ
チCLを介してハウジング20に結合可能であり、左電
磁クラッチCLの係合によってキャリヤ部材11の回転
数が減速される。そして前記左電磁クラッチCLおよび
右電磁クラッチCRは、マイクロコンピュータを含む電
子制御ユニットUにより制御される。
伝達手段10のハウジング20に結合可能であり、右電
磁クラッチCRの係合によってキャリヤ部材11の回転
数が増速される。またキャリヤ部材11は左電磁クラッ
チCLを介してハウジング20に結合可能であり、左電
磁クラッチCLの係合によってキャリヤ部材11の回転
数が減速される。そして前記左電磁クラッチCLおよび
右電磁クラッチCRは、マイクロコンピュータを含む電
子制御ユニットUにより制御される。
【0017】電子制御ユニットUは、エンジントルクT
e、エンジン回転数Ne、車速Vおよび操舵角θを所定
のプログラムに基づいて演算処理し、前記左電磁クラッ
チCLおよび右電磁クラッチCRを制御する。
e、エンジン回転数Ne、車速Vおよび操舵角θを所定
のプログラムに基づいて演算処理し、前記左電磁クラッ
チCLおよび右電磁クラッチCRを制御する。
【0018】次に、図2および図3に基づいて差動装置
Dおよびトルク伝達手段10の構造を更に詳細に説明す
る。
Dおよびトルク伝達手段10の構造を更に詳細に説明す
る。
【0019】遊星歯車機構よりなる差動装置Dのリング
ギヤ4および外歯ギヤ3は、左側板36および右側板3
7に挟まれて複数本のボルト38で固定される。右側板
37に形成した筒状の支持部37aが、差動装置Dのケ
ーシングを兼ねるトルクコンバータケース39にローラ
ベアリング40を介して支持され、かつ左側板36に形
成した支持部36aの外周がローラベアリング35を介
してトルクコンバータケース39に支持されるととも
に、前記支持部36aの内周に左出力軸9Lの外周が相
対回転自在に嵌合する。プラネタリキャリヤ8は左側板
41および右側板42を複数本のボルト43で結合して
なり、左側板41に形成した結合部41aに左出力軸9
Lがスプライン結合S1される。右出力軸9Rの外周に
嵌合する筒状のスリーブ44は、ニードルベアリング4
5を介して右出力軸9Rに支持されるとともに、ボール
ベアリング46を介してトルクコンバータケース39に
支持される。右側板42に一体に形成した結合部42a
とスリーブ44の左端に一体に形成した結合部44aと
がスプライン結合S2され、スリーブ44の右端に3連
ピニオン部材16の第1サンギヤ17がスプライン結合
S3される。サンギヤ5は左側板41の結合部41aの
外周にニードルベアリング47を介して相対回転自在に
支持されており、その右端に一体に形成した結合部5a
に右出力軸9Rの左端がスプライン結合S4される。
ギヤ4および外歯ギヤ3は、左側板36および右側板3
7に挟まれて複数本のボルト38で固定される。右側板
37に形成した筒状の支持部37aが、差動装置Dのケ
ーシングを兼ねるトルクコンバータケース39にローラ
ベアリング40を介して支持され、かつ左側板36に形
成した支持部36aの外周がローラベアリング35を介
してトルクコンバータケース39に支持されるととも
に、前記支持部36aの内周に左出力軸9Lの外周が相
対回転自在に嵌合する。プラネタリキャリヤ8は左側板
41および右側板42を複数本のボルト43で結合して
なり、左側板41に形成した結合部41aに左出力軸9
Lがスプライン結合S1される。右出力軸9Rの外周に
嵌合する筒状のスリーブ44は、ニードルベアリング4
5を介して右出力軸9Rに支持されるとともに、ボール
ベアリング46を介してトルクコンバータケース39に
支持される。右側板42に一体に形成した結合部42a
とスリーブ44の左端に一体に形成した結合部44aと
がスプライン結合S2され、スリーブ44の右端に3連
ピニオン部材16の第1サンギヤ17がスプライン結合
S3される。サンギヤ5は左側板41の結合部41aの
外周にニードルベアリング47を介して相対回転自在に
支持されており、その右端に一体に形成した結合部5a
に右出力軸9Rの左端がスプライン結合S4される。
【0020】トルク伝達手段10のハウジング20はト
ルクコンバータケース39に結合面pにおいて結合され
る。トルク伝達手段10のキャリヤ部材11の左右両端
は、一対のボールベアリング48,49によりトルクコ
ンバータケース39およびハウジング20にそれぞれ支
持される。3連ピニオン部材16の第2サンギヤ18は
右出力軸9Rの外周にスプライン結合S5され、3連ピ
ニオン部材16の第3サンギヤ19は、右出力軸9Rの
外周に相対回転自在に嵌合するスリーブ31の左端に一
体に形成される。
ルクコンバータケース39に結合面pにおいて結合され
る。トルク伝達手段10のキャリヤ部材11の左右両端
は、一対のボールベアリング48,49によりトルクコ
ンバータケース39およびハウジング20にそれぞれ支
持される。3連ピニオン部材16の第2サンギヤ18は
右出力軸9Rの外周にスプライン結合S5され、3連ピ
ニオン部材16の第3サンギヤ19は、右出力軸9Rの
外周に相対回転自在に嵌合するスリーブ31の左端に一
体に形成される。
【0021】次に、図4に基づいて左右の電磁クラッチ
CL,CRの構造を説明する。尚、左右の電磁クラッチ
CL,CRは、左右の出力軸9L,9Rの軸線Lに直交
する対称面Pに関して実質的に左右対称な構造を有して
いるため、その代表として右電磁クラッチCRの構造を
説明する。左電磁クラッチCLの構成要素の符号は、右
電磁クラッチCRの構成要素の符号の添字「R」を
「L」に変えたものである。
CL,CRの構造を説明する。尚、左右の電磁クラッチ
CL,CRは、左右の出力軸9L,9Rの軸線Lに直交
する対称面Pに関して実質的に左右対称な構造を有して
いるため、その代表として右電磁クラッチCRの構造を
説明する。左電磁クラッチCLの構成要素の符号は、右
電磁クラッチCRの構成要素の符号の添字「R」を
「L」に変えたものである。
【0022】アルミ合金等の非磁性材で形成されたハウ
ジング20の内部に収納された右電磁クラッチCRは、
磁性材で概略円筒状に形成されたコア21Rを備える。
コア21Rはハウジング20の内周面に回転不能かつ軸
方向(左右方向)に移動不能に固定されており、このコ
ア21Rの内部に励磁コイル22Rが収納されるととも
に、この励磁コイル22Rの左端面に直接対峙するよう
に磁性材で環状に形成されたアマチュア23Rが左右移
動自在に配置される。右出力軸9Rの外周に第3サンギ
ヤ19と一体のスリーブ31が同軸かつ相対回転可能に
嵌合しており、アマチュア23Rの内周面に溶接W1に
より固定された伝達部材25Rの円筒部25aが、前記
スリーブ31の外周面とコア21Rの内周面との間に左
右移動可能に配置される。
ジング20の内部に収納された右電磁クラッチCRは、
磁性材で概略円筒状に形成されたコア21Rを備える。
コア21Rはハウジング20の内周面に回転不能かつ軸
方向(左右方向)に移動不能に固定されており、このコ
ア21Rの内部に励磁コイル22Rが収納されるととも
に、この励磁コイル22Rの左端面に直接対峙するよう
に磁性材で環状に形成されたアマチュア23Rが左右移
動自在に配置される。右出力軸9Rの外周に第3サンギ
ヤ19と一体のスリーブ31が同軸かつ相対回転可能に
嵌合しており、アマチュア23Rの内周面に溶接W1に
より固定された伝達部材25Rの円筒部25aが、前記
スリーブ31の外周面とコア21Rの内周面との間に左
右移動可能に配置される。
【0023】ハウジング20の内周面に、伝達部材25
Rに一体に形成されたプレッシャプレート25bと、5
枚のクラッチプレート27Rと、1枚のストッパプレー
ト28Rとが回転不能かつ軸方向移動可能にスプライン
嵌合S6する。伝達部材25Rのプレッシャプレート2
5bの右側面は、最左端のクラッチプレート27Rの左
側面に当接可能に対向する。またスリーブ31の右端に
一体に設けられたガイド部32Rの外周面に5枚のクラ
ッチディスク33Rが回転不能かつ軸方向移動可能にス
プライン嵌合S7する。これら5枚のクラッチディスク
33Rは、5枚のクラッチプレート27Rおよび1枚の
ストッパプレート28Rに対して交互に重ね合わされ
る。
Rに一体に形成されたプレッシャプレート25bと、5
枚のクラッチプレート27Rと、1枚のストッパプレー
ト28Rとが回転不能かつ軸方向移動可能にスプライン
嵌合S6する。伝達部材25Rのプレッシャプレート2
5bの右側面は、最左端のクラッチプレート27Rの左
側面に当接可能に対向する。またスリーブ31の右端に
一体に設けられたガイド部32Rの外周面に5枚のクラ
ッチディスク33Rが回転不能かつ軸方向移動可能にス
プライン嵌合S7する。これら5枚のクラッチディスク
33Rは、5枚のクラッチプレート27Rおよび1枚の
ストッパプレート28Rに対して交互に重ね合わされ
る。
【0024】而して、電子制御ユニットUからの指令で
右電磁クラッチCRを締結すべく励磁コイル22Rに給
電すると、図4に破線で示すように、磁性材のコア21
Rおよびアマチュア23Rよりなる閉じた磁路に沿って
磁束が形成され、アマチュア23Rが励磁コイル22R
に向けて図中右方向に吸引される。するとアマチュア2
3Rに接続された伝達部材25Rが右方向に移動し、伝
達部材25Rに設けたプレッシャプレート25bとスト
ッパプレート28Rとの間にクラッチプレート27Rお
よびクラッチディスク33Rが挟まれる。その結果、ハ
ウジング20にスプライン嵌合S6するクラッチプレー
ト27Rと、ガイド部32Rにスプライン嵌合S7する
クラッチディスク33Rとが一体化され、ガイド部32
Rを支持するスリーブ31がハウジング20に結合され
る。
右電磁クラッチCRを締結すべく励磁コイル22Rに給
電すると、図4に破線で示すように、磁性材のコア21
Rおよびアマチュア23Rよりなる閉じた磁路に沿って
磁束が形成され、アマチュア23Rが励磁コイル22R
に向けて図中右方向に吸引される。するとアマチュア2
3Rに接続された伝達部材25Rが右方向に移動し、伝
達部材25Rに設けたプレッシャプレート25bとスト
ッパプレート28Rとの間にクラッチプレート27Rお
よびクラッチディスク33Rが挟まれる。その結果、ハ
ウジング20にスプライン嵌合S6するクラッチプレー
ト27Rと、ガイド部32Rにスプライン嵌合S7する
クラッチディスク33Rとが一体化され、ガイド部32
Rを支持するスリーブ31がハウジング20に結合され
る。
【0025】同様にして、電子制御ユニットUからの指
令で左電磁クラッチCLを締結すべく励磁コイル22L
に給電すると、図4に破線で示すように、磁性材のコア
21Lおよびアマチュア23Lよりなる閉じた磁路に沿
って磁束が形成され、アマチュア23Lが励磁コイル2
2Lに向けて左方向に吸引される。するとアマチュア2
3Lに接続された伝達部材25Lが左方向に移動し、伝
達部材25Lに設けたプレッシャプレート25bとスト
ッパプレート28Lとの間にクラッチプレート27Lお
よびクラッチディスク33Lが挟まれる。その結果、ハ
ウジング20にスプライン嵌合S6するクラッチプレー
ト27Lと、ガイド部32Lにスプライン嵌合S7する
クラッチディスク33Lとが一体化され、ガイド部32
Lを支持するキャリヤ部材11がハウジング20に結合
される。
令で左電磁クラッチCLを締結すべく励磁コイル22L
に給電すると、図4に破線で示すように、磁性材のコア
21Lおよびアマチュア23Lよりなる閉じた磁路に沿
って磁束が形成され、アマチュア23Lが励磁コイル2
2Lに向けて左方向に吸引される。するとアマチュア2
3Lに接続された伝達部材25Lが左方向に移動し、伝
達部材25Lに設けたプレッシャプレート25bとスト
ッパプレート28Lとの間にクラッチプレート27Lお
よびクラッチディスク33Lが挟まれる。その結果、ハ
ウジング20にスプライン嵌合S6するクラッチプレー
ト27Lと、ガイド部32Lにスプライン嵌合S7する
クラッチディスク33Lとが一体化され、ガイド部32
Lを支持するキャリヤ部材11がハウジング20に結合
される。
【0026】上記構成の駆動力配分装置Tにより、図5
に示すように車両の中低車速域での左旋回時には、電子
制御ユニットUからの指令で左電磁クラッチCLを締結
すべくコイル22Lに給電する。その結果、磁性材のコ
ア21Lおよびアマチュア23Lよりなる閉じた磁路に
沿って磁束が形成されてアマチュア23Lがコア21L
に向けて図中左方向に吸引され、アマチュア23Lに押
圧されてクラッチプレート27Lおよびクラッチディス
ク26Lが相互に密着し、キャリヤ部材11がコア21
Lを介してハウジング20に結合されて回転を停止す
る。このとき、右前輪WFRと一体の右出力軸9Rと、
左前輪WFLと一体の左出力軸9L(即ち、差動装置D
のプラネタリキャリヤ8)とは、第2サンギヤ18、第
2ピニオン14、第1ピニオン13および第1サンギヤ
17を介して連結されているため、右前輪WFRの回転
数NRは左前輪WFLの回転数NLに対して次式の関係
で増速される。
に示すように車両の中低車速域での左旋回時には、電子
制御ユニットUからの指令で左電磁クラッチCLを締結
すべくコイル22Lに給電する。その結果、磁性材のコ
ア21Lおよびアマチュア23Lよりなる閉じた磁路に
沿って磁束が形成されてアマチュア23Lがコア21L
に向けて図中左方向に吸引され、アマチュア23Lに押
圧されてクラッチプレート27Lおよびクラッチディス
ク26Lが相互に密着し、キャリヤ部材11がコア21
Lを介してハウジング20に結合されて回転を停止す
る。このとき、右前輪WFRと一体の右出力軸9Rと、
左前輪WFLと一体の左出力軸9L(即ち、差動装置D
のプラネタリキャリヤ8)とは、第2サンギヤ18、第
2ピニオン14、第1ピニオン13および第1サンギヤ
17を介して連結されているため、右前輪WFRの回転
数NRは左前輪WFLの回転数NLに対して次式の関係
で増速される。
【0027】 NR/NL=(Zd/Zc)×(Za/Zb) =1.143 …(1) 上述のようにして右前輪WFRの回転数NRが左前輪W
FLの回転数NLに対して増速されると、図5に斜線を
施した矢印で示したように、旋回内輪である左前輪WF
Lのトルクの一部を旋回外輪である右前輪WFRに伝達
し、車両の左旋回をアシストして旋回性能を高めること
ができる。
FLの回転数NLに対して増速されると、図5に斜線を
施した矢印で示したように、旋回内輪である左前輪WF
Lのトルクの一部を旋回外輪である右前輪WFRに伝達
し、車両の左旋回をアシストして旋回性能を高めること
ができる。
【0028】尚、キャリヤ部材11を左電磁クラッチC
Lにより停止させる代わりに、左電磁クラッチCLの締
結力を適宜調整してキャリヤ部材11の回転数を減速す
れば、その減速に応じて右前輪WFRの回転数NRを左
前輪WFLの回転数NLに対して増速し、旋回内輪であ
る左前輪WFLから旋回外輪である右前輪WFRに任意
のトルクを伝達することができる。
Lにより停止させる代わりに、左電磁クラッチCLの締
結力を適宜調整してキャリヤ部材11の回転数を減速す
れば、その減速に応じて右前輪WFRの回転数NRを左
前輪WFLの回転数NLに対して増速し、旋回内輪であ
る左前輪WFLから旋回外輪である右前輪WFRに任意
のトルクを伝達することができる。
【0029】一方、図6に示すように車両の中低車速域
での右旋回時には、電子制御ユニットUからの指令によ
り右電磁クラッチCRを締結すべくコイル22Rに給電
する。その結果、磁性材のコア21Rおよびアマチュア
23Rよりなる閉じた磁路に沿って磁束が形成されてア
マチュア23Rがコア21Rに向けて図中右方向に吸引
され、アマチュア23Rに押圧されてクラッチプレート
27Rおよびクラッチディスク26Rが相互に密着する
ことにより、スリーブ31がコア21Rを介してハウジ
ング20に結合されて回転を停止する。その結果、スリ
ーブ31に第3サンギヤ19を介して接続された第3ピ
ニオン15も回転を停止するため、右出力軸9Rの回転
数に対してキャリヤ部材11の回転数が増速され、左前
輪WFLの回転数NLは右前輪WFRの回転数NRに対
して次式の関係で増速される。
での右旋回時には、電子制御ユニットUからの指令によ
り右電磁クラッチCRを締結すべくコイル22Rに給電
する。その結果、磁性材のコア21Rおよびアマチュア
23Rよりなる閉じた磁路に沿って磁束が形成されてア
マチュア23Rがコア21Rに向けて図中右方向に吸引
され、アマチュア23Rに押圧されてクラッチプレート
27Rおよびクラッチディスク26Rが相互に密着する
ことにより、スリーブ31がコア21Rを介してハウジ
ング20に結合されて回転を停止する。その結果、スリ
ーブ31に第3サンギヤ19を介して接続された第3ピ
ニオン15も回転を停止するため、右出力軸9Rの回転
数に対してキャリヤ部材11の回転数が増速され、左前
輪WFLの回転数NLは右前輪WFRの回転数NRに対
して次式の関係で増速される。
【0030】 NL/NR={1−(Ze/Zf)×(Zb/Za)} ÷{1−(Ze/Zf)×(Zd/Zc)} =1.167 …(2) 上述のようにして左前輪WFLの回転数NLが右前輪W
FRの回転数NRに対して増速されると、図6に斜線を
施した矢印で示したように、旋回内輪である右前輪WF
Rのトルクの一部を旋回外輪である左前輪WFLに伝達
することができる。この場合にも、右電磁クラッチCR
の締結力を適宜調整してキャリヤ部材11の回転数を増
速すれば、その増速に応じて左前輪WFLの回転数NL
を右前輪WFRの回転数NRに対して増速し、旋回内輪
である右前輪WFRから旋回外輪である左前輪WFLに
任意のトルクを伝達し、車両の右旋回をアシストして旋
回性能を高めることができる。
FRの回転数NRに対して増速されると、図6に斜線を
施した矢印で示したように、旋回内輪である右前輪WF
Rのトルクの一部を旋回外輪である左前輪WFLに伝達
することができる。この場合にも、右電磁クラッチCR
の締結力を適宜調整してキャリヤ部材11の回転数を増
速すれば、その増速に応じて左前輪WFLの回転数NL
を右前輪WFRの回転数NRに対して増速し、旋回内輪
である右前輪WFRから旋回外輪である左前輪WFLに
任意のトルクを伝達し、車両の右旋回をアシストして旋
回性能を高めることができる。
【0031】この場合にも、スリーブ31を右電磁クラ
ッチCRにより停止させる代わりに、右電磁クラッチC
Rの締結力を適宜調整してスリーブ31の回転数を減速
すれば、その減速に応じて左前輪WFLの回転数NLを
右前輪WFRの回転数NRに対して増速し、旋回内輪で
ある右前輪WFRから旋回外輪である左前輪WFLに任
意のトルクを伝達することができる。
ッチCRにより停止させる代わりに、右電磁クラッチC
Rの締結力を適宜調整してスリーブ31の回転数を減速
すれば、その減速に応じて左前輪WFLの回転数NLを
右前輪WFRの回転数NRに対して増速し、旋回内輪で
ある右前輪WFRから旋回外輪である左前輪WFLに任
意のトルクを伝達することができる。
【0032】(1)式および(2)式を比較すると明ら
かなように、第1ピニオン13、第2ピニオン14、第
3ピニオン15、第1サンギヤ17、第2サンギヤ18
および第3サンギヤ19の歯数を前述の如く設定したこ
とにより、左前輪WFLから右前輪WFRへの増速率
(約1.143)と、右前輪WFRから左前輪WFLへ
の増速率(約1.167)とを略等しくすることができ
る。
かなように、第1ピニオン13、第2ピニオン14、第
3ピニオン15、第1サンギヤ17、第2サンギヤ18
および第3サンギヤ19の歯数を前述の如く設定したこ
とにより、左前輪WFLから右前輪WFRへの増速率
(約1.143)と、右前輪WFRから左前輪WFLへ
の増速率(約1.167)とを略等しくすることができ
る。
【0033】さて、駆動力配分装置Tの分解時に、トル
クコンバータケース39の右端に対してトルク伝達手段
10のハウジング20の左端が結合面pにおいて軸方向
右側に分離される。これと同時に、右出力軸9Rの左端
が差動装置Dのサンギヤ5の結合部5aから軸方向右側
に分離されるとともに、スリーブ44の左端の結合部4
4aがプラネタリキャリヤ8の右側板42の結合部42
aから軸方向右側に分離される。このとき、トルク伝達
手段10を軸方向右側に無制限に移動させることができ
れば、トルク伝達手段10を差動装置Dから支障なく取
り外すことができるが、実際には他部材との干渉により
トルク伝達手段10の軸方向右側への移動可能距離は制
限されている。しかしながら本実施例によれば、下記の
理由により、トルク伝達手段10の軸方向右側への移動
可能距離が小さくても、その取り外しを容易に行うこと
ができる。またトルク伝達手段10を差動装置Dに組み
付ける場合にも、同じ理由でトルク伝達手段10の組み
付けを容易に行うことができる。
クコンバータケース39の右端に対してトルク伝達手段
10のハウジング20の左端が結合面pにおいて軸方向
右側に分離される。これと同時に、右出力軸9Rの左端
が差動装置Dのサンギヤ5の結合部5aから軸方向右側
に分離されるとともに、スリーブ44の左端の結合部4
4aがプラネタリキャリヤ8の右側板42の結合部42
aから軸方向右側に分離される。このとき、トルク伝達
手段10を軸方向右側に無制限に移動させることができ
れば、トルク伝達手段10を差動装置Dから支障なく取
り外すことができるが、実際には他部材との干渉により
トルク伝達手段10の軸方向右側への移動可能距離は制
限されている。しかしながら本実施例によれば、下記の
理由により、トルク伝達手段10の軸方向右側への移動
可能距離が小さくても、その取り外しを容易に行うこと
ができる。またトルク伝達手段10を差動装置Dに組み
付ける場合にも、同じ理由でトルク伝達手段10の組み
付けを容易に行うことができる。
【0034】トルク伝達手段10を差動装置Dから分離
するには、トルク伝達手段10に組み付けられた右出力
軸9Rの左端がリングギヤ4の右側板37の支持部37
aを通過するように、距離L1(図3参照)だけトルク
伝達手段10を右方向に移動させれば良い。右出力軸9
Rの左端が支持部37aを通過すれば、トルク伝達手段
10を比較的自由に傾けることができるため、トルク伝
達手段10が他部材と干渉するのを回避しながら、右出
力軸9Rの左端がトルクコンバータケース39の結合面
pを図3において下方に通過できるからである。
するには、トルク伝達手段10に組み付けられた右出力
軸9Rの左端がリングギヤ4の右側板37の支持部37
aを通過するように、距離L1(図3参照)だけトルク
伝達手段10を右方向に移動させれば良い。右出力軸9
Rの左端が支持部37aを通過すれば、トルク伝達手段
10を比較的自由に傾けることができるため、トルク伝
達手段10が他部材と干渉するのを回避しながら、右出
力軸9Rの左端がトルクコンバータケース39の結合面
pを図3において下方に通過できるからである。
【0035】本実施例では、プラネタリキャリヤ8の右
側板42の結合部42aおよびスリーブ44の結合部4
4aがスプライン結合S2される位置が、リングギヤ4
の右側板37の支持部37aをトルクコンバータケース
39に支持するローラベアリング40と半径方向に整列
しているので、前記距離L1を最小限に抑えてトルク伝
達手段10を着脱するのに必要なストローク量を減少さ
せることができる。
側板42の結合部42aおよびスリーブ44の結合部4
4aがスプライン結合S2される位置が、リングギヤ4
の右側板37の支持部37aをトルクコンバータケース
39に支持するローラベアリング40と半径方向に整列
しているので、前記距離L1を最小限に抑えてトルク伝
達手段10を着脱するのに必要なストローク量を減少さ
せることができる。
【0036】それに対して図7および図8に示す従来の
駆動力配分装置Tは、トルク伝達手段10をトルクコン
バータケース39に対して着脱するために必要なトルク
伝達手段10のストローク量が、前記L1よりも大きい
L2(図8参照)となる。即ち、従来の駆動力配分装置
Tは、差動装置Dのサンギヤ5の結合部5aと右出力軸
9Rとが内側連結軸50を介して連結され、かつプラネ
タリキャリヤ8の右側板42の結合部42aとスリーブ
44とが外側連結軸51を介して連結される。そして右
側板42のスリーブ44に対する結合部42aは、リン
グギヤ4の右側板37をローラベアリング40を介して
トルクコンバータケース39に支持する支持部37aよ
りも軸方向左側に偏倚している。従って、内側連結軸5
0の左端に対するサンギヤ5の結合部5aからリングギ
ヤ4の右側板37の支持部37aまでの距離L2は本実
施例における前記距離L1よりも大きくなってしまう。
駆動力配分装置Tは、トルク伝達手段10をトルクコン
バータケース39に対して着脱するために必要なトルク
伝達手段10のストローク量が、前記L1よりも大きい
L2(図8参照)となる。即ち、従来の駆動力配分装置
Tは、差動装置Dのサンギヤ5の結合部5aと右出力軸
9Rとが内側連結軸50を介して連結され、かつプラネ
タリキャリヤ8の右側板42の結合部42aとスリーブ
44とが外側連結軸51を介して連結される。そして右
側板42のスリーブ44に対する結合部42aは、リン
グギヤ4の右側板37をローラベアリング40を介して
トルクコンバータケース39に支持する支持部37aよ
りも軸方向左側に偏倚している。従って、内側連結軸5
0の左端に対するサンギヤ5の結合部5aからリングギ
ヤ4の右側板37の支持部37aまでの距離L2は本実
施例における前記距離L1よりも大きくなってしまう。
【0037】そのため、トルク伝達手段10を他部材と
干渉せずに距離L2だけ軸方向右側に移動させることが
できなくなり、トルク伝達手段10をトルクコンバータ
ケース39から分離するために、先ず右出力軸9Rを内
側連結軸50から分離するとともに、スリーブ44を外
側連結軸51から分離した後に、内側連結軸50および
外側連結軸51をそれぞれサンギヤ5および右側板42
から分離することが必要となる。
干渉せずに距離L2だけ軸方向右側に移動させることが
できなくなり、トルク伝達手段10をトルクコンバータ
ケース39から分離するために、先ず右出力軸9Rを内
側連結軸50から分離するとともに、スリーブ44を外
側連結軸51から分離した後に、内側連結軸50および
外側連結軸51をそれぞれサンギヤ5および右側板42
から分離することが必要となる。
【0038】以上のように本実施例によれば、内側連結
軸50および外側連結軸51を必要とせずにトルク伝達
手段10を差動装置Dに対して着脱することが可能とな
って部品点数が削減され、しかも駆動力配分装置Tの軸
方向寸法を小型化することができる。
軸50および外側連結軸51を必要とせずにトルク伝達
手段10を差動装置Dに対して着脱することが可能とな
って部品点数が削減され、しかも駆動力配分装置Tの軸
方向寸法を小型化することができる。
【0039】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、遊星歯車機構のリングギヤを固定部材に回転
可能に支持する支持部と、第1連結手段の中間部を分離
可能に結合する結合部とを半径方向に整列させたので、
前記支持部および結合部を軸方向にずらして配置する場
合に比べて、遊星歯車機構のサンギヤに着脱自在に結合
される一方の出力軸の軸端部を、前記支持部から浅い位
置に設けることができる。その結果、トルク伝達手段を
一方の出力軸の軸端部から前記支持部までの距離である
L1だけストロークさせることで、特別の連結軸を用い
ることなく遊星歯車機構に対するトルク伝達手段の着脱
が可能となり、部品点数の削減および駆動力配分装置の
軸方向寸法の小型化が可能になる。
によれば、遊星歯車機構のリングギヤを固定部材に回転
可能に支持する支持部と、第1連結手段の中間部を分離
可能に結合する結合部とを半径方向に整列させたので、
前記支持部および結合部を軸方向にずらして配置する場
合に比べて、遊星歯車機構のサンギヤに着脱自在に結合
される一方の出力軸の軸端部を、前記支持部から浅い位
置に設けることができる。その結果、トルク伝達手段を
一方の出力軸の軸端部から前記支持部までの距離である
L1だけストロークさせることで、特別の連結軸を用い
ることなく遊星歯車機構に対するトルク伝達手段の着脱
が可能となり、部品点数の削減および駆動力配分装置の
軸方向寸法の小型化が可能になる。
【図1】駆動力配分装置の構造を示す図
【図2】図1の2部拡大図
【図3】図2の3部拡大図
【図4】図1の4部拡大図
【図5】中低車速域での左旋回時における駆動力配分装
置の作用を示す図
置の作用を示す図
【図6】中低車速域での右旋回時における駆動力配分装
置の作用を示す図
置の作用を示す図
【図7】従来例を示す、前記図2に対応する図
【図8】図7の8部拡大図
CR 右電磁クラッチ(第3連結手段) CL 左電磁クラッチ(第4連結手段) D 差動装置(遊星歯車機構) E エンジン WFR 右駆動輪 WFL 左駆動輪 4 リングギヤ 5 サンギヤ 8 プラネタリキャリヤ(第1連結手段) 9R 右出力軸(一方の出力軸) 9L 左駆動輪(他方の出力軸) 10 トルク伝達手段 11 キャリヤ部材 13 第1ピニオン 14 第2ピニオン 15 第3ピニオン 16 3連ピニオン部材 17 第1サンギヤ(第1連結手段) 18 第2サンギヤ(第2連結手段) 19 第3サンギヤ(第3連結手段) 20 ハウジング(固定部材) 31 スリーブ(第3連結手段) 37a 支持部 39 トルクコンバータケース(固定部) 42a 結合部 44 スリーブ(第1連結手段) 44a 結合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 恒徳 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 大熊 信司 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D042 AA06 AB02 CA05 CB02 3J027 FA36 FB03 GB01 GB10 GC13 GC23 GC26 GD02 GD08 GD09 GD13 GE22 GE29 3J028 EA09 EA25 EB05 EB25 EB33 EB35 EB62 FA06 FB14 FC13 FC26 FC62 FD01 GA01 HA14
Claims (1)
- 【請求項1】 左右の駆動輪(WFL,WFR)にそれ
ぞれ接続された左右の出力軸(9L,9R)にエンジン
(E)のトルクを配分する遊星歯車機構(D)と、左右
の出力軸(9L,9R)間で相互にトルクを伝達するト
ルク伝達手段(10)とを備えた車両用駆動力配分装置
であって、 前記トルク伝達手段(10)が、 一方の出力軸(9R)まわりに回転可能に支持されたキ
ャリヤ部材(11)と、 相互に異なる異なるピッチ円を有する第1ピニオン(1
3)、第2ピニオン(14)および第3ピニオン(1
5)を相互に相対回転不能に備えてキャリヤ部材(1
1)に回転可能に支持された3連ピニオン部材(16)
と、 第1ピニオン(13)を他方の出力軸(9L)に連結す
る第1連結手段(17,44,8)と、 第2ピニオン(14)を一方の出力軸(9R)に連結す
る第2連結手段(18)と、 第3ピニオン(15)をトルク伝達手段(10)のハウ
ジング(20)に連結する第3連結手段(19,31,
CR)と、 キャリヤ部材(11)を前記ハウジング(20)に対し
て連結する第4連結手段(CL)と、から構成され、 前記遊星歯車機構(D)のサンギヤ(5)が一方の出力
軸(9R)の軸端部に結合された車両用駆動力配分装置
において、 遊星歯車機構(D)のリングギヤ(4)を固定部材(3
9)に回転可能に支持する支持部(37a)と、第1連
結手段(17,44,8)の中間部を分離可能に結合す
る結合部(42a,44a)とを半径方向に整列させた
ことを特徴とする車両用駆動力配分装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001006086A JP2002211259A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | 車両用駆動力配分装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001006086A JP2002211259A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | 車両用駆動力配分装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002211259A true JP2002211259A (ja) | 2002-07-31 |
Family
ID=18874036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001006086A Pending JP2002211259A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | 車両用駆動力配分装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002211259A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008025658A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 発進装置 |
-
2001
- 2001-01-15 JP JP2001006086A patent/JP2002211259A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008025658A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 発進装置 |
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