JP2008014419A - デファレンシャル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクチュエータをデフケースのフランジ部側に配置しながら、デフケースをフランジ部以外の部分で分割する。
【解決手段】デフケース15と;デフケース15の貫通孔23に連結されたピニオンシャフト25,27と、これらに支持されたピニオンギア3と、ピニオンギア3と噛み合うサイドギア5,7とを有する差動機構9と;差動機構9の差動回転を制限する差動制限装置11と、差動制限装置11を制御するアクチュエータ13を備え、デフケース15のフランジ部17には駆動トルクが入力するリングギアが固定され、フランジ部17はデフケース15の軸方向一側にオフセット配置され、アクチュエータ11はフランジ部17に対して隣接配置され、デフケース15はフランジ部17に対して軸方向反対側に設けられた分割部19で分割され、連結部材21によって一体に連結されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、デファレンシャル装置に関する。
特許文献1には「デファレンシャル装置」が記載されており、このデファレンシャル装置は、フランジ部に固定されたリングギアから原動機の駆動トルクが入力するアウターデフケースと、このアウターデフケースに対して相対回転自在に配置されたインナーデフケースと、インナーデフケースに連結されたベベルギア式の差動機構と、インナーデフケースとアウターデフケースとの間で駆動トルクを断続する断続機構と、この断続機構を操作するアクチュエータなどを備えており、アウターデフケースは内蔵部材を組み付けるためにフランジ部で2分割され、アクチュエータはフランジ部の軸方向反対側に配置されている。
特許文献2には、「電磁式アクチュエータ及びこれを用いたデファレンシャル装置及び動力断続装置」が記載されており、このデファレンシャル装置は、フランジ部に固定されたリングギアから原動機の駆動トルクが入力するデフケースと、デフケースに連結されたベベルギア式の差動機構と、差動制限機構と、この差動制限機能を操作するアクチュエータなどから構成されており、デフケースは内蔵部材を組み付けるためにフランジ部で2分割され、アクチュエータはフランジ部の軸方向反対側に配置されている。
また、特許文献3には、「差動装置システムおよびそのモードの切り替え方法」が記載されており、この差動装置システムは、フランジ部に固定されたリングギアから原動機の駆動トルクが入力するデフケースと、デフケースから駆動トルクが入力する差動機構と、差動ロック機構と、この差動ロック機構を操作する電磁式アクチュエータなどから構成されており、デフケースは内蔵部材を組み付けるためにフランジ部で2分割され、電磁式アクチュエータはフランジ部側に配置されている。
特開2002−364729号公報 特開2004−100924号公報 特開2005−106281号公報
特許文献1と特許文献2のデファレンシャル装置は、アウターデフケース及びデフケースをフランジ部で2分割したことによってフランジ部の肉厚が薄くなっており、強度を上げるためにフランジ部を肉厚にすると、アウターデフケース及びデフケースがそれだけ大型で重くなる上に、アクチュエータをフランジ部側に配置するレイアウトを成立させることが困難になる。
また、これらのデファレンシャル装置ではアクチュエータがデフケースのフランジ部に対して軸方向の反対側に配置されているから、アクチュエータを支持しているデフケースのボス部からピニオンシャフトの軸芯までの間隔を広くする(ピニオンシャフトをオフセットする)必要があり、この間隔が広くなり過ぎると、サイドギアにスプライン連結される出力軸(ドライブシャフト)に対する要求寸法とこの間隔とが合わなくなり、デファレンシャル装置周辺のレイアウトが成立せず、車両に搭載できなくなる恐れがある。
また、特許文献3の差動装置システムは、アクチュエータをデフケースのフランジ部側に配置したことによって、デフケースのボス部からピニオンシャフトの軸芯までの間隔をサイドギア側の出力軸(ドライブシャフト)に対する要求寸法に合わせることが容易になるが、デフケースをフランジ部で2分割することに伴う上記の問題を持っている。
そこで、この発明は、アクチュエータをデフケースのフランジ部側に配置しながら、強度を向上しつつ、大型化を抑制することができるデファレンシャル装置の提供を目的としている。
請求項1のデファレンシャル装置は、入力する駆動トルクによって回転可能な入力部材と、前記入力部材からの駆動トルクが伝達される差動部材と、前記差動部材と相対回転可能に連結された一対の出力部材とを含み、前記入力部材と共に同軸回転可能な差動機構と、前記差動機構の差動回転を制限する差動制限装置と前記駆動トルクを断続する断続装置のいずれか一方とを含み、前記差動制限装置と前記断続装置は、それぞれの差動制限力と断続機能を制御するアクチュエータを含み、前記入力部材は、前記差動機構を収容するデフケースを含み、前記デフケースは、前記駆動トルクが入力するリングギアが固定されたフランジ部を含み、前記フランジ部は、前記デフケースの軸方向一側にオフセット配置され、前記アクチュエータは、前記フランジ部に対して隣接配置されており、前記デフケースは、前記フランジ部に対して軸方向反対側に設けられた分割部で分割され、連結部材によって一体に連結されていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載されたデファレンシャル装置であって、前記差動機構は、連結部で前記デフケースに連結されたピニオンシャフトを含み、前記差動部材は、前記ピニオンシャフトに支持されており、前記デフケースの分割部は、前記連結部を分割して設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載されたデファレンシャル装置であって、前記差動機構は、連結部で前記デフケースに連結されたピニオンシャフトを含み、前記差動部材は、前記ピニオンシャフトに支持されており、前記デフケースの分割部は、前記フランジ部に対して前記連結部の軸方向反対側に設けられていることを特徴とする。
請求項1のデファレンシャル装置は、デフケースをフランジ部の軸方向反対側に設けた分割部(フランジ部以外の部分)で分割したことにより、従来例と異なて、フランジ部でデフケースを分割することによるフランジ部の薄肉化と、強度向上のためのフランジ部の厚肉化に伴うデフケースの大型化及び重量化が抑制される。
また、フランジ部が厚肉化しないから、アクチュエータをフランジ部側に配置するレイアウトの成立が容易になると共に、アクチュエータをフランジ部側に配置したことによって、デフケースのボス部からピニオンシャフトの軸芯までの間隔をサイドギア側の出力軸(ドライブシャフト)に対する要求寸法に合わせることが容易になり、デファレンシャル装置周辺のレイアウト性と車両への搭載性が向上する。
請求項2のデファレンシャル装置は、デフケースの分割部を、デフケースにピニオンシャフトを連結するための連結部に設ける構成によれば、ピニオンシャフトの本数と形状とピニオンギアの個数に対する自由度が向上する。
請求項3のデファレンシャル装置は、デフケースの分割部をフランジ部に対してピニオンシャフト用連結部の軸方向反対側に設けるこの構成では、分割部材を連結する連結部材には、両方のサイドギアとピニオンギア間の噛み合い反力のうち、フランジ部側サイドギアからの噛み合い反力が入力せずそれだけ負担が軽減される。
<第1実施例>
図1〜図3によってリヤデフ1(本発明の第1実施例:デファレンシャル装置)の説明をする。以下の説明の中で左右の方向はリヤデフ1が用いられた4輪駆動車及び図1での左右の方向である。
[リヤデフ1の特徴]
リヤデフ1は、駆動トルクを受けて回転する入力部材と、前記入力部材からの駆動トルクが伝達される4個のピニオンギア3(差動部材:図3)と、ピニオンギア3と相対回転可能に連結されたサイドギア5,7(一対の出力部材)とを含み、前記入力部材と共に同軸回転可能な差動機構9と、差動機構9の差動回転を制限する差動ロック装置11(差動制限装置)とを含み、差動ロック装置11は差動制限力を制御する電磁式アクチュエータ13を含み、前記入力部材は、差動機構9を収容するデフケース15を含み、デフケース15は前記駆動トルクが入力するリングギアが固定されたフランジ部17を含み、フランジ部17はデフケース15の軸方向一側にオフセット配置され、電磁式アクチュエータ13はフランジ部17に対して隣接配置されている。
また、デフケース15は、フランジ部17に対して軸方向反対側に設けられた分割部19で分割され、ボルト21(連結部材)によって一体に連結されており、
差動機構9は、貫通孔23(連結部)でデフケース15に連結された1本の長いピニオンシャフト25及び2本の短いピニオンシャフト27を含み、ピニオンギア3はピニオンシャフト25,27に支持され、デフケース15の分割部19はフランジ部17に対して貫通孔23の軸方向反対側に設けられている。
[4輪駆動車の構成]
上記4輪駆動車は、4輪駆動走行するとき、トランスファ内蔵の2−4切替え機構を連結させると、エンジンの駆動トルクはトランスファから前輪側と後輪側に配分され、前輪側に送られた駆動力はフロントデフを介して左右の前輪に配分され、後輪側に送られた駆動力はプロペラシャフトからリヤデフ1を介して左右の後輪に配分される。
また、2−4切替え機構の連結を解除すると、車両は2輪駆動状態になる。
[リヤデフ1の構成]
リヤデフ1は、デフキャリヤに収容されており、上記のように差動機構9と差動ロック装置11とデフケース15などから構成されている。
デフケース15は、上記の分割部19で、デフケース本体29とエンドカバー31とに2分割され、これらは分割部19に形成された印籠形状の連結部33で係合して互いにセンターリングし合い、ボルト21で固定されている。ボルト21はピニオンシャフト25とピニオンシャフト27との周方向間にそれぞれ2本配置され、合計8本用いられている。また、デフケース本体29のボス部35とエンドカバー31のボス部37はベアリングを介してデフキャリヤに支持され、フランジ部17はデフケース本体29に設けられ、リングギアはフランジ部17にボルト39で固定されている。
差動機構9のサイドギア5,7は左右から各ピニオンギア3と噛み合っており、スプライン連結された出力軸を介して左右の後輪に連結されている。図3のように、短いピニオンシャフト27,27は径方向外側端部を貫通孔23に係合しスプリングピン41で抜け止めされ、径方向内側端部を長いピニオンシャフト25との間に設けられた連結部43でピニオンシャフト25に連結されており、長いピニオンシャフト25は径方向外側端部を貫通孔23に係合し、連結された短いピニオンシャフト27,27を介して抜け止めされている。
差動ロック装置11は、電磁式アクチュエータ13とドッグクラッチ45とリターンスプリング47とコントローラなどから構成されており、電磁式アクチュエータ13は、電磁ソレノイド49と電磁ソレノイド49を包むコイルハウジング51とプランジャ53などから構成されている。
ドッグクラッチ45は、クラッチリング55と左サイドギア5にそれぞれ設けられ軸方向に対向する噛み合い歯57,59によって構成されており、クラッチリング55は、電磁式アクチュエータ13側に配置され、デフケース15(デフケース本体29)の内周で軸方向移動可能に支持されており、脚部61をデフケース15の貫通孔63に係合して回り止めされている。クラッチリング55が右に移動するとドッグクラッチ45が噛み合い、図1のようにクラッチリング55が左に移動するとドッグクラッチ45の噛み合いが解除される。リターンスプリング47はサイドギア5(噛み合い歯59)とクラッチリング55(噛み合い歯57)との間に配置され、クラッチリング55をドッグクラッチ45の噛み合い解除側(左方)に付勢している。
電磁ソレノイド49のコイルハウジング51は、デフケース15の環状支持部65で半径方向に支持され、外周に設けられた周溝67に係合したプレート69をボルト71でデフケース15に固定することにより軸方向相対移動不能に支持されている。また、コイルハウジング51には回り止め部材73が固定され、その先端部74をデフキャリヤ側に係合させることによって回り止めされている。電磁ソレノイド49のリード線75はコイルハウジング51からゴム製の密封栓を介して引き出され、クリップでコイルハウジング51の側面に固定され、さらにコネクター77などを介してデフキャリヤの外部に引き出され、バッテリーに接続されている。
プランジャ53は、JIS−S10Cなどの磁性材料で作られたプランジャ本体79の内周にステンレスなどの非磁性材料で作られたガイド部材81を固定して構成されており、ガイド部材81は左ボス部35(デフケース本体29)の外周で軸方向移動可能に支持され、その先端は貫通孔63を通してクラッチリング55の脚部61を押圧できるようになっている。
JIS−S10Cなどの磁性材料で作られたコイルハウジング51とプランジャ53とデフケース15は電磁ソレノイド49の磁路を構成しており、コントローラは電磁ソレノイド49の励磁と励磁停止を行う。電磁ソレノイド49が励磁されると、プランジャ53が右方へ移動操作され、クラッチリング55が押圧されてドッグクラッチ45が噛み合い、差動機構9(リヤデフ1)の差動がロックされる。電磁ソレノイド49の励磁を停止すると、図1のように、リターンスプリング47によってプランジャ53が左方へ戻り、ドッグクラッチ45の噛み合いと差動ロックが解除される。また、非磁性のガイド部材81は電磁ソレノイド49の磁束がデフケース15側に漏れることを防止すると共に、電磁ソレノイド49は、支持部65でデフケース15と径方向に対向して接触し、プレート69とボルト71とによってデフケース15に軸方向支持されているので、デフケース15を透過する磁束の変動が少なく、ドッグクラッチ45の操作機能が安定している。
差動機構9が駆動トルクを伝達している間、サイドギア5,7にはピニオンギア3との噛み合いクラッチが生じ、左サイドギア5の噛み合い反力はスラストワッシャ83,83を介してデフケース本体29に入力し、右サイドギア7の噛み合い反力はスラストワッシャ85を介してエンドカバー31に入力するが、デフケース本体29とエンドカバー31とを固定するボルト21には右サイドギア7の噛み合い反力だけが入力する。
また、ドッグクラッチ45には噛み合い歯57,59のカム作用によって噛み合い反力が生じるが、クラッチリング55(噛み合い歯57)側の噛み合い反力はデフケース本体29に入力し、左サイドギア5(噛み合い歯59)側の噛み合い反力はピニオンギア3とピニオンシャフト25,27とを介して貫通孔23(デフケース本体29に)入力し、デフケース本体29の内部で相殺されるから、ボルト21には負担を与えない。
図2のように、リヤデフ1は、先ず、デフケース本体29に、クラッチリング55とリターンスプリング47とスラストワッシャ83,83と左サイドギア5とピニオンシャフト25,27とピニオンギア3と電磁式アクチュエータ13(電磁ソレノイド49とコイルハウジング51とプランジャ53)などを組み付けてサブアセンブリーし、次いで、このサブアセンブリーに右サイドギア7とスラストワッシャ85を組み付け、エンドカバー31をボルト21でデフケース本体29に固定する。
[リヤデフ1の効果]
リヤデフ1は次のような効果が得られる。
デフケース15(デフケース本体29とエンドカバー31)をフランジ部17の軸方向反対側に設けられた分割部19で分割したので、フランジ部17でデフケース15を分割することによるフランジ部17の薄肉化と、強度向上のためにフランジ部17を厚肉化することによるデフケース15の大型化及び重量化が防止される。
また、フランジ部17が厚肉化しないから、電磁式アクチュエータ13をフランジ部17側に配置するレイアウトが容易に成立すると共に、電磁式アクチュエータ13をフランジ部17側に配置したことにより、デフケース15のボス部35,37からピニオンシャフト25,27の軸芯までの間隔をサイドギア5,7側の出力軸(ドライブシャフト)に対する要求寸法に合わせることが容易になり、リヤデフ1周辺のレイアウト性と車両への搭載性が向上する。
また、電磁式アクチュエータ13をデフケース15のフランジ部17側に隣接配置したことによって、差動ロック装置11を構成するドッグクラッチ45もフランジ部17側に配置されることになり、これに伴い貫通孔63や環状支持部65が形成されてデフケース15の無駄肉が削除され、それだけ肉厚部が少なくなって軽量化される。
また、デフケース15の分割部19を、ピニオンシャフト25,27用の貫通孔23に対してフランジ部17の軸方向反対側に設けたリヤデフ1では、フランジ部17側サイドギア5からの噛み合い反力はボルト21に入力せず、それだけ負担が軽減されるから、ボルト21の径を細くしてコストと重量を低減することが可能になる。
また、デフケース15をピニオンシャフト25,27用の貫通孔23で分割する構成に較べると、ボルト21がそれだけ短くてすむから、ボルト21の重量とコストをさらに低減することができる。
<第2実施例>
図4〜図7によってリヤデフ101(本発明の第2実施例:デファレンシャル装置)の説明をする。以下の説明の中で左右の方向はリヤデフ101が用いられた4輪駆動車及び図4での左右の方向である。なお、以下の説明において、リヤデフ1(第1実施例)と同一の機能部及び機能部材には同一の符号を付しており、重複する説明文は省略するが、必要に応じて第1実施例の説明文を参照するものとする。
[リヤデフ101の特徴]
リヤデフ101は、駆動トルクを受けて回転する入力部材と、前記入力部材からの駆動トルクが伝達される4個のピニオンギア3(差動部材:図6)と、ピニオンギア3と相対回転可能に連結されたサイドギア5,7(一対の出力部材)とを含み、前記入力部材と共に同軸回転可能な差動機構9と、前記駆動トルクを断続する断続装置103とを含み、断続装置103はその断続機能を制御する電磁式アクチュエータ13を含み、前記入力部材は、アウターデフケース105とインナーデフケース107とを含み、アウターデフケース105は前記駆動トルクが入力するリングギアが固定されたフランジ部109を含み、フランジ部109はアウターデフケース105の軸方向一側にオフセット配置され、電磁式アクチュエータ13はフランジ部109に対して隣接配置されている。
アウターデフケース105は、フランジ部109に対して軸方向反対側に設けられた分割部111で分割され、ボルト21(連結部材)によって一体に連結されており、差動機構9は、貫通孔113(連結部)でインナーデフケース107に連結された1本の長いピニオンシャフト25及び2本の短いピニオンシャフト27を含み、ピニオンギア3はピニオンシャフト25,27に支持され、アウターデフケース105の分割部111はフランジ部109に対して貫通孔113の軸方向反対側に設けられている。
[4輪駆動車の構成]
上記4輪駆動車は、4輪駆動走行するとき、トランスファ内蔵の2−4切替え機構とリヤデフ101(断続装置103)をそれぞれ連結させると、エンジンの駆動トルクはトランスファから前輪側と後輪側に配分され、前輪側に送られた駆動トルクはフロントデフから前車軸を介して左右の前輪に配分され、後輪側に送られた駆動トルクは後輪側プロペラシャフトとリヤデフ101から後車軸を介して左右の後輪に配分される。
また、2輪駆動走行するときは、2−4切替え機構とリヤデフ101(断続装置103)の連結をそれぞれ解除すると、車両は前輪駆動の2輪駆動状態になる。
[リヤデフ101の構成]
リヤデフ101はデフキャリヤに収容されており、上記のように差動機構9と断続装置103とアウターデフケース105とインナーデフケース107などから構成され、断続装置103は、電磁式アクチュエータ13とドッグクラッチ115とリターンスプリング47とコントローラなどから構成されている。
アウターデフケース105は、分割部111でデフケース本体117とエンドカバー119とに2分割され、これらは分割部111に形成された印籠形状の連結部116で係合して互いにセンターリングし合い、ボルト21で固定されている。図5のように、ボルト21は合計8本用いられており、ボルト21はピニオンシャフト25とピニオンシャフト27との周方向間にそれぞれ2本ずつ配置されている。また、デフケース本体117のボス部121とエンドカバー119のボス部123はベアリングを介してデフキャリヤに支持され、フランジ部109はデフケース本体117に設けられ、リングギアはフランジ部109にボルト39で固定され、アウターデフケース105はリングギアから入力するエンジンの駆動トルクによって回転駆動される。
図6のように、短いピニオンシャフト27,27はそれぞれの径方向外側端部を貫通孔113に係合してスプリングピン41で抜け止めされ、径方向内側端部を長いピニオンシャフト25との間に設けられた連結部43でピニオンシャフト25に連結されており、長いピニオンシャフト25は径方向外側端部を貫通孔113に係合し、連結された短いピニオンシャフト27,27を介して抜け止めされている。
ドッグクラッチ115は、クラッチリング55の噛み合い歯57と、インナーデフケース107の左端に設けられた噛み合い歯125からなり、各噛み合い歯57,125は軸方向に対向して設けられており、クラッチリング55はアウターデフケース105の左ボス部121上で軸方向移動自在に支持され、脚部61をアウターデフケース105の貫通孔127に係合して回り止めされている。クラッチリング55が右に移動するとドッグクラッチ115が噛み合い、図4のようにクラッチリング55が左に移動するとドッグクラッチ115の噛み合いが解除される。リターンスプリング47はサイドギア5とクラッチリング55との間に配置され、クラッチリング55をドッグクラッチ115の噛み合い解除側(左方)に付勢している。
電磁ソレノイド49のコイルハウジング51は、アウターデフケース105の環状支持部129で半径方向に支持され、外周に設けられた周溝67に係合したプレート69をボルト71でアウターデフケース105に固定することにより軸方向相対移動不能に支持されている。
図7のように、コイルハウジング51には2個所に回り止め部材131が固定され、各回り止め部材131の先端部133をデフキャリヤ側に係合させることによってデフキャリヤに回り止めされている。また、コイルハウジング51にはクリップ135が固定されており、電磁ソレノイド49のリード線75はコイルハウジング51からゴム製の密封栓137を介して引き出され、クリップ135でコイルハウジング51に固定され、さらにコネクター77などを介してデフキャリヤの外部に引き出され、バッテリーに接続されている。
電磁ソレノイド49が励磁されると、プランジャ53が右方へ移動操作され、クラッチリング55が押圧されてドッグクラッチ115が噛み合って断続装置103が連結され、車両は4輪駆動状態になる。電磁ソレノイド49の励磁を停止すると、リターンスプリング47によってプランジャ53が左方に戻り、ドッグクラッチ129の噛み合い(断続装置103の連結)が解除され、車両は前輪駆動の2輪駆動状態になる。
リヤデフ101は、先ず、デフケース本体117に、クラッチリング55とリターンスプリング47とスラストワッシャ83,83と左サイドギア5と、ピニオンシャフト25,27とピニオンギア3を組み付けたインナーデフケース107と、電磁式アクチュエータ13(電磁ソレノイド49とコイルハウジング51とプランジャ53)などを組み付けてサブアセンブリーし、次いで、このサブアセンブリーに右サイドギア7とスラストワッシャ85を組み付け、エンドカバー119をボルト21でデフケース本体117に固定する。
[リヤデフ101の効果]
リヤデフ101は次のような効果が得られる。
アウターデフケース105(デフケース本体117とエンドカバー119)をフランジ部109の軸方向反対側に設けられた分割部111で分割したので、フランジ部109でアウターデフケース105を分割することによるフランジ部109の薄肉化と、強度向上のためにフランジ部109を厚肉化することによるアウターデフケース105の大型化及び重量化が防止される。
また、フランジ部109が厚肉化しないから、電磁式アクチュエータ13をフランジ部109側に配置するレイアウトが容易に成立すると共に、電磁式アクチュエータ13をフランジ部109側に配置したことによって、アウターデフケース105のボス部121,123からピニオンシャフト25,27の軸芯までの間隔をサイドギア5,7側の出力軸(ドライブシャフト)に対する要求寸法に合わせることが容易になり、リヤデフ101周辺のレイアウト性と車両への搭載性が向上する。
また、電磁式アクチュエータ13をアウターデフケース105のフランジ部109側に隣接配置したことによって、断続装置103を構成するドッグクラッチ115もフランジ部109側に配置されることになり、これに伴い貫通孔127や環状支持部129が形成されてアウターデフケース105の無駄肉が削除され、それだけ肉厚部が少なくなって軽量化される。
また、アウターデフケース105をピニオンシャフト25,27用の貫通孔113の位置で分割する構成に較べると、ボルト21がそれだけ短くてすむから、ボルト21の重量とコストをさらに低減することができる。
<第3実施例>
図8と図9によってリヤデフ201(本発明の第3実施例:デファレンシャル装置)の説明をする。以下の説明の中で左右の方向はリヤデフ201が用いられた4輪駆動車及び図8での左右の方向である。なお、以下の説明において、リヤデフ1(第1実施例)と同一の機能部及び機能部材には同一の符号を付しており、重複する説明文は省略するが、必要に応じて第1実施例の説明文を参照するものとする。
[リヤデフ201の特徴]
リヤデフ201は、駆動トルクを受けて回転する入力部材と、前記入力部材からの駆動トルクが伝達される4個のピニオンギア3(差動部材:図9)と、ピニオンギア3と相対回転可能に連結されたサイドギア5,7(一対の出力部材)とを含み、前記入力部材と共に同軸回転可能な差動機構9と、差動機構9の差動回転を制限する差動ロック装置11(差動制限装置)とを含み、差動ロック装置11は差動制限力を制御する電磁式アクチュエータ13を含み、前記入力部材は、差動機構9を収容するデフケース203を含み、デフケース203は前記駆動トルクが入力するリングギアが固定されたフランジ部205を含み、フランジ部205はデフケース203の軸方向一側にオフセット配置され、電磁式アクチュエータ13はフランジ部205に対して隣接配置されている。
また、デフケース203は、フランジ部205に対して軸方向反対側に設けられた分割部207で分割され、ボルト209(連結部材)によって一体に連結されており、差動機構9は、貫通孔211(連結部)でデフケース203に連結された4本のピニオンシャフト213(図9)を含み、ピニオンギア3はピニオンシャフト213に支持され、デフケース203の分割部207は貫通孔211を分割して設けられている。
[リヤデフ201の構成]
リヤデフ201は、デフキャリヤに収容されており、上記のように差動機構9と差動ロック装置11とデフケース203などから構成され、差動ロック装置11は、電磁式アクチュエータ13とドッグクラッチ45とリターンスプリング47とコントローラなどから構成され、電磁式アクチュエータ13は、電磁ソレノイド49とコイルハウジング51とプランジャ53などから構成されている。
デフケース203は、上記の分割部207で、デフケース本体215とエンドカバー217とに2分割され、これらは分割部207に形成された印籠形状の連結部219で係合して互いにセンターリングし合い、ボルト209で固定されている。図9のように、ボルト209は各ピニオンシャフト213の周方向間にそれぞれ2本配置され、合計8本用いられている。また、デフケース本体215のボス部221とエンドカバー217のボス部223はベアリングを介してデフキャリヤに支持され、フランジ部205はデフケース本体215に設けられ、リングギアはフランジ部205にボルト39で固定されている。
図9のように、各ピニオンシャフト213は、径方向内側端部を中空の基部225と一体に形成されて十字状に配置され、各径方向外側端部を貫通孔211に係合し、互いに抜け止めをしている。
ドッグクラッチ45のクラッチリング55は、デフケース203(デフケース本体215)の内周で軸方向移動可能に支持され、脚部61をデフケース203の貫通孔227に係合して回り止めされている。クラッチリング55が右に移動するとドッグクラッチ45が噛み合い、図8のようにクラッチリング55が左に移動するとドッグクラッチ45の噛み合いが解除される。プランジャ53のガイド部材81は左ボス部221(デフケース203)の外周で軸方向移動可能に支持され、その先端は貫通孔227を通してクラッチリング55の脚部61を押圧できるようになっている。
電磁ソレノイド49のコイルハウジング51は、デフケース203の環状支持部229で半径方向に支持され、外周に設けられた周溝67に係合したプレート69をボルト71でデフケース203に固定することにより軸方向相対移動不能に支持されている。電磁ソレノイド49が励磁されると、プランジャ53が右方へ移動操作されてドッグクラッチ45が噛み合い、差動機構9(リヤデフ201)の差動がロックされ、電磁ソレノイド49の励磁を停止すると、リターンスプリング47によってプランジャ53が左方へ戻り、ドッグクラッチ45の噛み合いと差動ロックが解除される。
差動機構9が駆動トルクを伝達している間、サイドギア5,7にはピニオンギア3との噛み合いクラッチが生じ、左サイドギア5の噛み合い反力はスラストワッシャ83,83を介してデフケース本体215に入力し、右サイドギア7の噛み合い反力はスラストワッシャ85を介してエンドカバー217に入力する。
リヤデフ201は、先ず、デフケース本体215に、クラッチリング55とリターンスプリング47とスラストワッシャ83,83と左サイドギア5と電磁式アクチュエータ13(電磁ソレノイド49とコイルハウジング51とプランジャ53)などを組み付けてサブアセンブリーし、次いで、このサブアセンブリーとエンドカバー217との間に、4本のピニオンシャフト213を一体に形成したピニオンシャフトアッシーにピニオンギア3を取り付けたものと、右サイドギア7とスラストワッシャ85を組み付け、エンドカバー217をボルト209でデフケース本体215に固定する。
[リヤデフ201の効果]
リヤデフ201は次のような効果が得られる。
デフケース203(デフケース本体215とエンドカバー217)をフランジ部205の軸方向反対側に設けられた分割部207で分割したので、フランジ部205でデフケース203を分割することによるフランジ部205の薄肉化と、強度向上のためにフランジ部205を厚肉化することによるデフケース203の大型化及び重量化が防止される。
また、フランジ部205が厚肉化しないから、電磁式アクチュエータ13をフランジ部205側に配置するレイアウトが容易に成立すると共に、電磁式アクチュエータ13をフランジ部205側に配置したことによって、デフケース203のボス部221,223からピニオンシャフト213の軸芯までの間隔をサイドギア5,7側の出力軸(ドライブシャフト)に対する要求寸法に合わせることが容易になり、リヤデフ201周辺のレイアウト性と車両への搭載性が高くなる。
また、電磁式アクチュエータ13をデフケース203のフランジ部205側に隣接配置したことによって、差動ロック装置11を構成するドッグクラッチ45もフランジ部205側に配置されることになり、これに伴い貫通孔227や環状支持部229が形成されてデフケース203の無駄肉が削除され、それだけ肉厚部が少なくなって軽量化される。
また、基部225を中心にして4本のピニオンシャフト213を放射状に配置した一体のピニオンシャフト構造は、デフケース203をピニオンシャフト213用の貫通孔211で分割しなければ組付けが不可能であるが、デフケース203の分割部207を貫通孔211に設けた(貫通孔211の中心で分割した)この構成によれば、上記のような一体のピニオンシャフト構造を組み付けることが容易になり、ピニオンシャフト213の本数(4本)と形状(十字形状)とピニオンギア3の個数(4個)などに対する自由度が向上し、4個のピニオンギア3を用いて大トルクを扱うことができる。
また、デフケース203を貫通孔211で分割する構成によれば、ピニオンシャフト213とピニオンギア3の組み付けだけでなく、サイドギア5,7の組み付けも容易である。
<第4実施例>
図10によってリヤデフ301(本発明の第4実施例:デファレンシャル装置)の説明をする。以下の説明の中で左右の方向はリヤデフ301が用いられた4輪駆動車及び図10での左右の方向である。
[リヤデフ301の特徴]
リヤデフ301は、駆動トルクを受けて回転する入力部材と、前記入力部材からの駆動トルクが伝達される4個のピニオンギア3(差動部材)と、ピニオンギア3と相対回転可能に連結されたサイドギア5,7(一対の出力部材)とを含み、前記入力部材と共に同軸回転可能な差動機構9と、差動機構9の差動回転を制限する差動ロック装置11(差動制限装置)とを含み、差動ロック装置11は差動制限力を制御する電磁式アクチュエータ13を含み、前記入力部材は、差動機構9を収容するデフケース303を含み、デフケース303は前記駆動トルクが入力するリングギアが固定されたフランジ部305,307を含み、フランジ部305,307はデフケース303の軸方向一側にオフセット配置され、電磁式アクチュエータ13はフランジ部305,307に対して隣接配置されている。
また、デフケース303はフランジ部305,307に設けられた分割部309で分割され、ボルト39(連結部材)によって一体に連結されており、差動機構9は、貫通孔311(連結部)でデフケース303に連結された1本の長いピニオンシャフト25と2本の短いピニオンシャフト27を含み、ピニオンギア3はピニオンシャフト25,27に支持されている。
[4輪駆動車の構成]
上記4輪駆動車は、4輪駆動走行するとき、トランスファ内蔵の2−4切替え機構を連結させると、エンジンの駆動トルクはトランスファから前輪側と後輪側に配分され、前輪側に送られた駆動力はフロントデフを介して左右の前輪に配分され、後輪側に送られた駆動力はプロペラシャフトなどからリヤデフ301を介して左右の後輪に配分される。
また、2−4切替え機構の連結を解除すると、車両は2輪駆動状態になる。
[リヤデフ301の構成]
リヤデフ301は、デフキャリヤに収容されており、上記のように差動機構9と差動ロック装置11とデフケース303などから構成されている。
デフケース303は、上記の分割部309でフロントカバー313とデフケース本体315とに2分割され、これらは印籠形状の連結部317で互いに係合してセンターリングし合い、ボルト39で固定され、フロントカバー313のボス部319とデフケース本体315のボス部321はベアリングを介してデフキャリヤに支持され、フランジ部305,307はフロントカバー313とデフケース本体315にそれぞれ設けられ、リングギアはフランジ部305,307に上記のボルト39で共締めされている。
差動機構9のサイドギア5,7は左右から各ピニオンギア3と噛み合っており、スプライン連結された出力軸を介して左右の後輪に連結されている。短いピニオンシャフト27,27は径方向外側端部を貫通孔311に係合してスプリングピン323で抜け止めされ、径方向内側端部を長いピニオンシャフト25との間に設けられた連結部43でピニオンシャフト25に連結され、長いピニオンシャフト25は径方向外側端部を貫通孔311に係合し、連結された短いピニオンシャフト27,27を介して抜け止めされている。
差動ロック装置11は、電磁式アクチュエータ13とドッグクラッチ45とリターンスプリング325とコントローラなどから構成されており、電磁式アクチュエータ13は、電磁ソレノイド49と電磁ソレノイド49を包むコイルハウジング51とプランジャ53などから構成されている。
ドッグクラッチ45は、クラッチリング55と左サイドギア5にそれぞれ設けられ、軸方向に対向する噛み合い歯57,59によって構成されており、クラッチリング55は、電磁式アクチュエータ13側に配置され、デフケース303(フロントカバー313)の内周で軸方向移動可能に支持されており、脚部61をデフケース303の貫通孔327に係合して回り止めされている。クラッチリング55が右に移動するとドッグクラッチ45が噛み合い、図10のようにクラッチリング55が左に移動するとドッグクラッチ45の噛み合いが解除される。リターンスプリング325はサイドギア5(噛み合い歯59)とクラッチリング55(噛み合い歯57)との間に配置され、クラッチリング55をドッグクラッチ45の噛み合い解除側(左方)に付勢している。
電磁ソレノイド49のコイルハウジング51は、デフケース303の環状支持部329で半径方向に支持され、外周に設けられた周溝67に係合したプレート69をボルト71でデフケース303(フロントカバー313)に固定することにより軸方向相対移動不能に支持されている。また、コイルハウジング51には回り止め部材73が固定され、その先端部74をデフキャリヤ側に係合させることによって回り止めされている。電磁ソレノイド49のリード線75はコイルハウジング51からゴム製の密封栓を介して引き出され、クリップでコイルハウジング51の側面に固定され、さらにコネクター77などを介してデフキャリヤの外部に引き出され、バッテリーに接続されている。
プランジャ53は、JIS−S10Cなどの磁性材料で作られたプランジャ本体79の内周にステンレスなどの非磁性材料で作られたガイド部材81を固定して構成されており、ガイド部材81はフロントカバー313の左ボス部319の外周で軸方向移動可能に支持され、その先端は貫通孔327を通してクラッチリング55の脚部61を押圧できるようになっている。
JIS−S10Cなどの磁性材料で作られたコイルハウジング51とプランジャ53とデフケース303は電磁ソレノイド49の磁路を構成しており、コントローラは電磁ソレノイド49の励磁と励磁停止を行う。電磁ソレノイド49が励磁されると、プランジャ53が右方へ移動操作され、クラッチリング55が押圧されてドッグクラッチ45が噛み合い、差動機構9(リヤデフ301)の差動がロックされる。電磁ソレノイド49の励磁を停止すると、図10のように、リターンスプリング325によってプランジャ53が左方へ戻り、ドッグクラッチ45の噛み合いと差動ロックが解除される。また、非磁性のガイド部材81は電磁ソレノイド49の磁束がデフケース303側に漏れることを防止すると共に、電磁ソレノイド49は、支持部329でデフケース303と径方向に対向して接触し、プレート69とボルト71とによってデフケース303に軸方向支持されているので、デフケース303を透過する磁束の変動が少なく、ドッグクラッチ45の操作機能が安定している。
差動機構9が駆動トルクを伝達している間、サイドギア5,7にはピニオンギア3との噛み合いクラッチが生じ、左サイドギア5の噛み合い反力はスラストワッシャ83,83を介してフロントカバー313に入力し、右サイドギア7の噛み合い反力はスラストワッシャ85を介してデフケース本体315に入力するが、フロントカバー313とデフケース本体315とを固定するボルト39には左サイドギア5の噛み合い反力だけが入力する。なお、ボルト39は10本が周方向等間隔に配置されている。
リヤデフ301は、スラストワッシャ85と右サイドギア7とピニオンシャフト25,27とピニオンギア3と左サイドギア5とリターンスプリング325とクラッチリング55などを組み付けたデフケース本体315と、電磁式アクチュエータ13(電磁ソレノイド49とコイルハウジング51とプランジャ53)とスラストワッシャ83,83などを組み付けたフロントカバー313とを組み合わせた後、デフケース本体315とフロントカバー313とをボルト39で固定する。
[リヤデフ301の効果]
リヤデフ301は次のような効果が得られる。
電磁式アクチュエータ13をデフケース303のフランジ部305,307側に配置したことによって、デフケース303のボス部319,321からピニオンシャフト25,27の軸芯までの間隔をサイドギア5,7側の出力軸(ドライブシャフト)に対する要求寸法に合わせることが容易になり、リヤデフ301周辺のレイアウト性と車両への搭載性が向上している。
また、このように電磁式アクチュエータ13をフランジ部305,307側に隣接配置したことによって、差動ロック装置11を構成するドッグクラッチ45もフランジ部305,307側に配置されることになり、これに伴い貫通孔327や環状支持部329が形成されてデフケース303の無駄肉が削除され、それだけ肉厚部が少なくなって軽量化されている。
[本発明の範囲に含まれる他の態様]
本発明のデファレンシャル装置において、差動制限装置は、差動をロックするものに限らず、例えば、摩擦クラッチで差動制限力を連続的に制御するものでもよい。
また、本発明のデファレンシャル装置は、リヤデフだけでなく、フロントデフ(原動機の駆動トルクを左右の前輪に配分するデファレンシャル装置)や、センターデフ(原動機の駆動トルクを前輪と後輪に配分するデファレンシャル装置)として用いてもよい。
また、本発明における連結部材は各実施例で開示されたボルトに限られるものではない。例えば、外部への出張りスペースが少なく干渉の問題を生じない溶接域は部品点数が少なく組付が容易なネジ嵌合とスポット溶接、カシメ、ロックナットなどとの組合わせなどの連結部材(広義で連結手段)を用いることができる。
第1実施例のリヤデフ1を示す断面図である。 リヤデフ1の分解図である。 図1のA−A断面図である。 第2実施例のリヤデフ101を示す断面図である。 図4のB矢視図である。 図4のC−C断面図である。 図4のD矢視図である。 第3実施例のリヤデフ201を示す断面図である。 図8のE−E断面図である。 第4実施例のリヤデフ301を示す断面図である。
符号の説明
1 リヤデフ(デファレンシャル装置)
3 ピニオンギア(差動部材)
5,7 サイドギア(一対の出力部材)
9 差動機構
11 差動ロック装置(差動制限装置)
13 電磁式アクチュエータ
15 デフケース
17 フランジ部
19 分割部
21 ボルト(連結部材)
23 貫通孔(連結部)
25,27 ピニオンシャフト
101 リヤデフ(デファレンシャル装置)
103 断続装置
105 アウターデフケース
107 インナーデフケース
109 フランジ部
111 分割部
113 貫通孔(連結部)
201 リヤデフ(デファレンシャル装置)
203 デフケース
205 フランジ部
207 分割部
209 ボルト(連結部材)
211 貫通孔(連結部)
301 リヤデフ(デファレンシャル装置)
303 デフケース
305,307 フランジ部
309 分割部
311 貫通孔(連結部)

Claims (3)

  1. 入力する駆動トルクによって回転可能な入力部材と、前記入力部材からの駆動トルクが伝達される差動部材と、前記差動部材と相対回転可能に連結された一対の出力部材とを含み、前記入力部材と共に同軸回転可能な差動機構と、前記差動機構の差動回転を制限する差動制限装置と前記駆動トルクを断続する断続装置のいずれか一方とを含み、前記差動制限装置と前記断続装置は、それぞれの差動制限力と断続機能を制御するアクチュエータを含み、前記入力部材は、前記差動機構を収容するデフケースを含み、前記デフケースは、前記駆動トルクが入力するリングギアが固定されたフランジ部を含み、前記フランジ部は、前記デフケースの軸方向一側にオフセット配置され、前記アクチュエータは、前記フランジ部に対して隣接配置されており、
    前記デフケースは、前記フランジ部に対して軸方向反対側に設けられた分割部で分割され、連結部材によって一体に連結されていることを特徴とするデファレンシャル装置。
  2. 請求項1に記載された発明であって、
    前記差動機構は、連結部で前記デフケースに連結されたピニオンシャフトを含み、前記差動部材は、前記ピニオンシャフトに支持されており、
    前記デフケースの分割部は、前記連結部を分割して設けられていることを特徴とするデファレンシャル装置。
  3. 請求項1に記載された発明であって、
    前記差動機構は、連結部で前記デフケースに連結されたピニオンシャフトを含み、前記差動部材は、前記ピニオンシャフトに支持されており、
    前記デフケースの分割部は、前記フランジ部に対して前記連結部の軸方向反対側に設けられていることを特徴とするデファレンシャル装置。
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