JP2002211061A - 保護固定シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存のプリンタを使用してプリント用紙に
両面および全面に印字することを目的とする。 【解決手段】 保護固定シート(１)にプリント用紙(４)
を所定の位置に置くために示す指定位置ライン(２)に合
せて密着して固定させ或は、固定材又は、粘着材を使用
した用紙固定部(３)でプリント用紙を固定し、保護固定
シートとプリント用紙を密着固定した２枚(５)をプリン
タ(１０)に供給してプリント用紙の両面に印字すること
(両面プリト)を可能にし或は、プリント用紙(４)と保護
固定シート(１)の２枚を密着し固定させて、印字範囲設
定(９)をプリント用紙(４)サイズ以上に設定して、プリ
ンタ(１０)でプリント用紙の全面に印字すること(全面
プリント)を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、既存のプリンタで
両面に印字を行い(両面プリント)或いは全面に印字を行
う(全面プリント) ための保護固定シートに関するもの
である。

【０００２】

【従来の技術】プリンタを使用して両面印字(両面プリ
ント)又は、全面印字(全面プリント)を実施しようとす
ると、プリント用紙の用紙サイズや用紙種類、或はプリ
ンタに制限があり、限られた用紙にしか、両面印字(両
面プリント)や全面印字(全面プリント)を実行すること
が出来ない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】両面印字(両面プリン
ト)の場合、一部の限られたプリント用紙にしか両面に印
字(両面プリント)が出来ない。

【０００４】両面印字(両面プリント)の場合、プリント
用紙印面の薬剤が搬送部及びローラ又はベルト或いは紙
押え部等の材質との摩擦抵抗により、プリント用紙を搬
送しなくなるなど、搬送が著しく悪くなり、正確な印字
が出来なくなる。

【０００５】両面印字(両面プリント)の場合、プリント
用紙の未印面(裏面)に搬送部のローラ、ベルト又は、紙
押え部等の汚れ，キズ、インクが付着する。

【０００６】従来の両面プリント用紙は，印面に高画質
用の薬剤を表面に使用した場合、上記のようにプリンタ
の搬送性が著しく悪くなるので、一定サイズ以上の高画
質プリント用紙に両面印字(両面プリント)はできなかっ
た。

【０００７】従来の全面プリント用紙は、プリント用紙
の中に 切り込みを入れて印字した部分を切り抜く方法
なのでコストが高くなる。

【０００８】現在の全面プリント用紙は特定サイズの特
定の用紙にしか全面印字 (全面プリント)が出来ない。

【０００９】現在の全面プリント用紙は、切り込みを切
り抜くときにプリント用紙がやぶれる等、切り抜く手間
がかかる。

【００１０】現在、既存のプリント用紙の全面に印字す
ること(全面プリント)は出来ない。

【００１１】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の保護固定シートを、プリント用紙に密着さ
せ固定し、プリント用紙の印面を片面ずつ印字して、プ
リント用紙の両面に印字する(両面プリント)又は、プリ
ント用紙の全面に印字すること(全面プリント)を特徴と
する。

【００１３】本発明の保護固定シートをプリント用紙サ
イズより大きいサイズにして、プリント用紙を保護固定
シートの所定の位置に密着固定させ、或は固定材又は粘
着材で固定し、プリント用紙サイズ以上の印字範囲を設
定し印字することで、プリント用紙の全面に印字(全面
プリント)ができることを特徴とする。

【００１４】本発明の保護固定シートに、両面プリント
用紙を密着させ固定し、プリント用紙をプリンタへ供給
することにより、両面プリント用紙の未印面(裏面)の薬
剤と搬送部及び搬送ベルト又はローラ等の接触によるト
ラブル又は搬送停止の原因となる未印面(裏面)の薬剤が
付着した面を保護固定シートが覆うことで搬送をスムー
ズに行い、搬送性の問題を解決する。

【００１５】保護固定シートが両面プリント用紙の未印
面(裏面)を覆うことで搬送中に未印面(裏面)に付くイン
ク、キズ、汚れの付着を防止することができる。

【００１６】本発明の保護固定シートをプリント用紙サ
イズ以上のおおきさのサイズに設定して、プリント用紙
を保護固定シートの所定の位置に密着固定させて、プリ
ント用紙サイズ以上の印字範囲を設定し、印字すること
でプリント用紙の全面に印字すること(全面プリント)を
可能にし、現在使用されている既存のプリント用紙に全
面印字(全面プリント)ができるようになる。

【００１７】

【実施の形態】以下、本発明の実施例について図面の図
１〜図９を参照して説明する。

【００１８】図１は、保護固定シートの一例を示し、１
は保護固定シート、２は保護固定シート１にプリント用
紙を所定の位置にセットするための指定位置ライン、３
はプリント用紙を保護固定シート１に固定材又は粘着材
で固定させるための用紙固定部である。

【００１９】図２は、上記保護固定シート１にプリント
用紙４を所定の位置を示す指定位置ライン２にプリント
用紙４の未印面(裏面)側にくっ付き合わせて動かないよ
うに密着させ固定する。

【００２０】図３は、保護固定シート１とプリント用紙
４の２枚をくっ付き合わせて密着させても、プリント用
紙４が固定せずに動く場合は、固定材又は粘着材で用紙
固定部３を保護固定シート１に設置し、プリント用紙４
をくっ付き合わせ、密着させて固定する。

【００２１】図４は、保護固定シート１とプリント用紙
４の２枚をくっ付き合わせ、又は密着させ固定すること
でプリント用紙４の印面をずらさずにプリンタに給紙
し、また正確に印字することができる状態になる。

【００２２】図５は、保護固定シート１とプリント用紙
４の２枚を合せた用紙５をプリンタ１０へ供給し、印字
終了後、上記の２枚を合せた用紙５に印字された面６が
表れる。

【００２３】図６は、印字された面６が乾くのを待っ
て、保護固定シート１からプリント用紙４をゆっくりは
がす。

【００２４】図７は、プリント用紙４のすでに印字され
た面６側を保護固定シート１の指定位置ライン２に、も
う一度合せて密着固定させ、或は用紙固定部３で固定
し、プリント用紙４の未印面７を表にして、保護固定シ
ート１に密着固定させ、図５の上記の説明と同じよう
に、プリンタ１０へ２枚を合せた用紙５を再び 供給
し、未印面７に印字終了後、保護固定シート１からプリ
ント用紙４をゆっくりはがせば両面に印字 (両面プリン
ト)が完了する。

【００２５】全面印字(全面プリント)についての実施例
の一例は、図１の保護固定シート１を、プリント用紙４の
サイズよりも大きいサイズにする。

【００２６】図２のプリント用紙４を保護固定シート１
に所定の位置を示す指定位置ライン２に合せて密着させ
て固定する。

【００２７】図３の保護固定シート１にプリント用紙４
が密着又は、固定しにくい場合、固定材又は粘着材で固
定させるための用紙固定部３を設置してプリント用紙４
を保護固定シート１に、はり合わせ固定させる。

【００２８】図８は、プリント用紙４と保護固定シート
１の２枚を密着し固定させて、印字範囲設定９をプリン
ト用紙４のサイズ以上に設定し、図５の上記の説明と同
じようにプリンタ１０に給紙して印字すると、印字面８
がプリント用紙４と同じサイズに印字され或は、プリン
ト用紙４と保護固定シート１の２枚にまたがって印字さ
れる。

【００２９】図９は、印字終了後、保護固定シート１から
プリント用紙４をはがし、プリント用紙４の全面印字
(全面プリント)が完了する。

【００３０】本発明は、次のような実施態様をとること
ができる。

【００３１】図１における保護固定シート１は、上記の
要件をみたす平滑性のある材質であればその種類を問わ
ない。

【００３２】図９のプリント用紙４の両面に全面印字
(全面プリント)も可能である。

【００３３】

【発明の効果】両面印字(両面プリント)の場合、光沢
紙、写真専用紙等のプリント用紙の種類を問わず両面印
字(両面プリント)ができる。

【００３４】両面印字(両面プリント)の場合、プリント
用紙印面の薬剤が搬送部のローラ又はベルト或は紙押え
部等の材質との摩擦抵抗により、プリント用紙の搬送が
著しく悪くなるところをプリント用紙の未印面(裏面)の
薬剤面を保護固定シートが覆うことで、搬送をスムーズ
に行うことができる。

【００３５】両面印字(両面プリント)の場合、プリント
用紙の未印面(裏面)に搬送部のローラ又はベルト或は紙
押え部等のヨゴレ、キズ、インクが付着するところを保
護固定シートが覆い、保護することで防止することがで
きる。

【００３６】従来の両面プリント用紙は高画質光沢用紙
等の種類のプリント用紙は上記の理由により搬送性が悪
くなるので一定サイズ以上の高画質用紙の使用は困難で
あったが、プリント用紙を保護固定シートが覆うことで
搬送性が良くなり、プリント用紙の印面の種類に捕われ
ることなく、全サイズを両面印字(両面プリント)できる
ようになる。

【００３７】本発明の保護固定シートにプリント用紙を
密着固定して印字することで従来の全面プリント用紙の
ように切り込みをいれずに全面印字(全面プリント)が出
来るので、プリント用紙のコストが安くなる。

【００３８】本発明の保護固定シートを使用してプリン
ト用紙を全面印字(全面プリント)すれば、従来の全面プ
リント用紙のように切り込み部が無くプリント用紙を切
り抜く手間がかかったり、やぶれたりしなくなる。

【００３９】本発明の保護固定シートを使用すれば、現
在、既存のプリント用紙に全面印字(全面プリント)をす
る事ができる。

【００４０】本発明の保護固定シートを使用すれば、プ
リント用紙の両面に全面印字(全面プリント)が出来る。

【００４１】本発明の保護固定シートを使用すれば、
両面プリンタを新たに開発することなく既存のプリンタ
で両面印字(両面プリント)ができる。

【００４２】プリント用紙に両面印字(両面プリント)と
全面印字(全面プリント)が出来ることで、個人、家庭、
会社などで手軽に製本の作製が出来るようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す保護固定シートの斜視
図

【図２】本発明の一実施例を示す保護固定シートとプリ
ント用紙の斜視図

【図３】本発明の一実施例を示す保護固定シートとプリ
ント用紙の斜視図

【図４】本発明の一実施例を示す保護固定シートとプリ
ント用紙の斜視図

【図５】本発明の一実施例を示す保護固定シートとプリ
ント用紙をプリンタへ供給している斜視図

【図６】本発明の一実施例を示す保護固定シートとプリ
ント用紙の斜図

【図７】本発明の一実施例を示す保護固定シートとプリ
ント用紙の斜視図

【図８】本発明の一実施例を示す保護固定シートとプリ
ント用紙の斜視図

【図９】本発明の一実施例を示す保護固定シートとプリ
ント用紙の斜視図

【符号の説明】

１…保護固定シート ２…指定位置ライン ３…用紙固定部 ４…プリント用紙 ５…(保護固定シートとプリント用紙の)２枚を合せた用
紙 ６…(２枚を合せた用紙に)印字された面 ７…プリント用紙の未印面 ８…印字面 ９…印字範囲設定 １０…プリンタ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】本発明はプリント用紙(４)に保護固定シー
   ト(１)を密着して固定させ、或いは固定材又は粘着材に
   て固定し、その２枚を合せた用紙(５)をプリンタ(１０)
   に供給し、プリント用紙の片面ずつを両面に印字するこ
   と(両面プリント)を特徴とする保護固定シート。
2. 【請求項２】本発明は保護固定シート(１)をプリント用
   紙サイズよりも大きいサイズにして、プリント用紙を保
   護固定シートに密着して固定させ、或いは固定材又は粘
   着材にて固定し、プリント用紙サイズ以上の印字範囲設
   定(９)を行い、印字することでプリント用紙(４)の全面
   に印字を行うこと(全面プリント)を特徴とする保護固定
   シート。