JP2002206079A - 接着剤及びその利用 - Google Patents

接着剤及びその利用

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JP2002206079A
JP2002206079A JP2001002355A JP2001002355A JP2002206079A JP 2002206079 A JP2002206079 A JP 2002206079A JP 2001002355 A JP2001002355 A JP 2001002355A JP 2001002355 A JP2001002355 A JP 2001002355A JP 2002206079 A JP2002206079 A JP 2002206079A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、プラスチックフィルムと金属板と
を貼着し、積層するための接着剤であって、貼着・積層
時にプラスチックフィルムの端面からはみ出さない接着
剤を提供することを目的とする。 【解決手段】 エポキシ樹脂(a1)を必須成分とする
数平均分子量5000〜30000のポリマー(A)
と、80〜120℃で解離し得るブロック化剤でブロッ
ク化されてなるブロック化イソシアネート化合物(b
1)と、130〜160℃で解離し得るブロック化剤で
ブロック化されてなるブロック化イソシアネート化合物
(b2)とを含有することを特徴とする接着剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着剤に関し、詳
しくはプラスチックフィルムと金属板とを貼着し、積層
するための接着剤に関し、さらに詳しくは印刷層の設け
られたプラスチックフィルムと金属板とを印刷層を介し
て積層する際に用いられる接着剤に関する。さらに、本
発明は、上記接着剤の利用に関し、詳しくは印刷層の設
けられたプラスチックフィルムの印刷層上に接着剤層を
形成してなる接着剤層付きプラスチックフィルム、並び
に該接着剤層付きプラスチックフィルムと金属板とを貼
着し、積層してなるプラスチックフィルム被覆金属板に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、食物や飲料(以下、飲料等と
いう)を保存し収容する缶の内・外面は、それぞれ耐食
性、装飾性等を付与する目的で各種の塗装や印刷が施さ
れている。ところで、飲料等用の缶は、その形態から大
きく3ピース缶と2ピース缶とに分類できる。3ピース
缶は、円筒状の側面部、即ち缶胴部と、底部と蓋部とか
らなる。一方、2ピース缶は、一体化した缶胴部・底
部、即ち有底缶胴部と、蓋部とからなる。これら缶のう
ち3ピース缶の缶胴部は、一般に予め所定の大きさに切
った金属板に、内面塗料及び外面下塗り塗料を塗布した
後、外面側に印刷層を設け、該印刷層の上に外面仕上げ
塗料を塗布した後、一缶毎の大きさの四辺形に切断し、
次いでその四辺形の金属板を円筒状に丸め、端面を接
着、溶接等することによって形成される。その後、円筒
状の缶胴部の上端部及び下端部を縮める加工(ネックイ
ン加工)が施される。一方、これら缶のうち2ピース缶
の一体化した缶胴部・底部は、一缶分の金属板を有底円
筒状にした後、内面塗料及び外面下塗り塗料を塗布した
後、外面側に印刷層を設け、該印刷層の上に外面仕上げ
塗料を塗布し、形成される。
【0003】近年、2ピース缶、3ピース缶いずれの場
合も、金属に直に塗料を塗布したり、インキを印刷した
りする上記の方法の他に、缶胴部の金属の内・外面をプ
ラスチックフィルムで被覆する方法が提案されている。
例えば、2ピース缶の有底缶胴部は、金属板の一方の面
に金属内面被覆用プラスチックフィルムを、金属板の他
方の面に金属外面被覆用プラスチックフィルムをそれぞ
れ積層し、両面をプラスチックフィルムで被覆した金属
板を得た後、該プラスチックフィルム被覆金属板を一缶
分毎に打ち抜き、打ち抜いたものを有底円筒状にし、次
いで円筒部の外面に、印刷層を設け、その印刷層の上に
外面仕上げ塗料を塗布することによって形成される。
【0004】一方、3ピース缶の缶胴部は、外面被覆用
のプラスチックフィルムの一方の面に仕上げ用塗料層
を、外面被覆用のプラスチックフィルムの他方の面に印
刷層を設け、該印刷層上に接着剤層を設けてなる金属外
面被覆用の接着剤層付きプラスチックフィルムを得、金
属板の一方の面に金属内面被覆用プラスチックフィルム
を、金属板の他方の面に前記金属外面被覆用接着剤層付
きプラスチックフィルムの接着剤層をそれぞれ積層して
なるプラスチックフィルム被覆金属板を得、該プラスチ
ックフィルム被覆金属板を一缶毎の大きさの四辺形に切
断し、次いでその四辺形の金属板を円筒状に丸め、端部
を接着、溶接等することによって形成される。
【0005】3ピース缶の缶胴部形成に際し、金属板に
金属外面被覆用接着剤層付きプラスチックフィルムを積
層せしめる場合、まず金属板と金属外面被覆用接着剤層
付きプラスチックフィルムとを重ね合わせつつ150〜
210℃に加熱したロール間を通過させ熱圧着した後、
180〜230℃で1〜数分間加熱し、接着剤を十分に
硬化させる必要がある。しかし、ポリエチレンテレフタ
レートに代表されるプラスチックフィルムは、積層時の
上記のような温度条件において収縮してしまう。プラス
チックフィルムが収縮すると、プラスチックフィルムと
金属板との間に位置する印刷層及び接着剤が端部におい
てプラスチックフィルムの外にはみ出してしまうことと
なる。一般に接着剤層は印刷層に比して厚いので、端部
におけるはみ出しも印刷層に比して顕著になる。接着剤
が熱圧着時の温度条件で端部からはみ出してしまうと、
圧着の際に使用するロールの表面に付着し、その結果ロ
ール表面の付着物が積層中のプラスチックフィルム被覆
金属板表面を汚してしまうこととなる。
【0006】ところで、金属外面被覆用接着剤層付きプ
ラスチックフィルムに使用される接着剤は、金属とプラ
スチックフィルムとを貼着する機能を担うばかりでな
く、酸化チタン等の白色顔料を含有することにより貼着
後金属地を隠蔽し、印刷層の美粧性を引き立てる機能を
も担う。熱圧着時及びその後の加熱時にプラスチックフ
ィルムが収縮し、プラスチックフィルムの端部から接着
剤がはみ出したり、はみ出した接着剤が積層中のプラス
チックフィルム被覆金属板表面に付着すると、接着剤が
白色顔料を含有しているが故に目立ち、積層物の外観を
著しく損なうこととなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プラスチッ
クフィルムと金属板とを貼着し、積層するための接着剤
であって、貼着・積層時にプラスチックフィルムの端面
からはみ出さない接着剤を提供すること、及び金属板と
の貼着・積層時に端部からはみ出したりしない接着剤層
を印刷層の設けられたプラスチックフィルムの印刷層上
に形成してなる接着剤層付きプラスチックフィルム、並
びに該接着剤層付きプラスチックフィルムと金属板とを
貼着し、積層してなるプラスチックフィルム被覆金属板
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み鋭意検討した結果、解離温度の異なるブロック化
剤でブロックされてなる2種類のブロック化イソシアネ
ート化合物を接着剤に用いることにより、貼着・積層時
のプラスチックフィルムの収縮を抑制し得ることを見出
し、本発明を完成した。即ち、第1の発明は、エポキシ
樹脂(a1)を必須成分とする数平均分子量5000〜
30000のポリマー(A)と、80〜120℃で解離
し得るブロック化剤でブロック化されてなるブロック化
イソシアネート化合物(b1)と、130〜160℃で
解離し得るブロック化剤でブロック化されてなるブロッ
ク化イソシアネート化合物(b2)とを含有することを
特徴とする接着剤である。
【0009】第2の発明は、ポリマー(A)の合計10
0重量部に対して、ブロック化イソシアネート化合物
(b1)及びブロック化イソシアネート化合物(b2)
を合計で5〜15重量部含有することを特徴とする第1
の発明記載の接着剤である。
【0010】第3の発明は、ブロック化イソシアネート
化合物(b1)とブロック化イソシアネート化合物(b
2)とが重量比で、(b1)/(b2)=1/4〜4/
1であることを特徴とする第2の発明記載の接着剤であ
る。
【0011】第4の発明は、ポリマー(A)100重量
部中にエポキシ樹脂(a1)を60〜100重量部含有
することを特徴とする第1ないし第3の発明いずれか記
載の接着剤である。
【0012】第5の発明は、白色顔料を含有することを
特徴とする第1ないし第4いずれか記載の接着剤であ
る。
【0013】第6の発明は、ポリマー(A)中のエポキ
シ樹脂(a1)以外のポリマー(a2)が、水酸基及び
/又はアミノ基を有するポリウレタンであることを特徴
とする第1ないし第5の発明いずれか記載の接着剤であ
る。
【0014】第7の発明は、ポリマー(A)中のエポキ
シ樹脂(a1)以外のポリマー(a2)が、水酸基を有
するポリエステルであることを特徴とする第1ないし第
6の発明いずれか記載の接着剤である。
【0015】第8の発明は、印刷層を設けたプラスチッ
クフィルム/金属板貼着用であることを特徴とする第1
ないし第7の発明いずれか記載の接着剤である。
【0016】第9の発明は、プラスチックフィルムの一
方の面に印刷層が設けられ、該印刷層上に第1ないし第
7の発明いずれか記載の接着剤を用いてなる接着剤層が
設けられていることを特徴とする接着剤層付きプラスチ
ックフィルムである。
【0017】第10の発明は、プラスチックフィルムの
非印刷層側にトップコート層が設けられていることを特
徴とする第9の発明記載の接着剤層付きプラスチックフ
ィルムである。
【0018】第11の発明は、第9又は第10の発明記
載の接着剤層付きプラスチックフィルムの接着剤層上に
金属板が積層されていることを特徴とするプラスチック
フィルム被覆金属板。
【0019】第12の発明は、第11の発明に記載のプ
ラスチックフィルム被覆金属板を用いてなる飲料用缶で
ある。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の接着剤に用いられるエポ
キシ樹脂(a1)について説明する。エポキシ樹脂(a
1)は、数平均分子量(以下、Mnという)が4000
〜30000であること重要であり、7000〜200
00であることが好ましい。Mnが4000未満だと、
塗装に適する粘度における接着剤の固形分が高くなり、
一方Mnが30000を越えると塗装に適する粘度接着
剤の固形分が低くなるので目標とする塗膜量を確保する
ことが困難となる。また、エポキシ樹脂(a1)の軟化
点は、100〜160℃であることが好ましく、130
〜160℃であることがより好ましい。軟化点が100
℃未満だと、接着剤を塗布・乾燥させ巻き取った場合に
ブロッキングを生じやすく、一方軟化点が160℃を越
えると溶剤への溶解性が低下する結果接着剤としての安
定性が損なわれ易い。具体的には、ジャパンエポキシレ
ジン(株)製の「エピコート1010(Mn=約800
0、軟化点=約150℃)、旭チバ(株)製の「AER
6009(Mn=約5000、軟化点=約130℃)、
旭電化工業(株)製の「EP−5900(Mn=約60
00、軟化点=約140℃)、東都化成(株)製の「Y
D−020(Mn=約10000、軟化点=約150
℃)等が挙げられる。
【0021】本発明の接着剤は、上記したエポキシ樹脂
(a1)の他に数平均分子量1000〜30000のポ
リマー(a2)を含有することができ、該ポリマー(a
2)はイソシアネート基と反応し得る官能基を有するこ
とが好ましく、エポキシ樹脂(a1)に比して可撓性に
富むことが好ましい。このようなポリマー(a2)とし
ては、イソシアネート基と反応し得る官能基として水酸
基やアミノ基等を有するポリウレタン、同様の官能基を
有するポリエステル、同様の官能基を有するアクリル系
(共)重合体等が挙げられ、中でもポリウレタン又はポ
リエステルが好ましい。
【0022】本発明において用い得るポリマー(a2)
のうちポリエステルは、常法に従い得ることができる。
例えば、例えばエチレングリコール、1,2−プロパン
ジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタン
ジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、ペンタンジオール、3−メチル−1,5ペンタ
ンジオール、ヘキサンジオール、1,4−ブチンジオー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ジプロピレングリコールなどの飽和および不飽和の低分
子グリコール類、n−ブチルグリシジルエーテル、2−
エチルヘキシルグリシジルエーテル類のアルキルグリシ
ジルエーテル類やバーサティック酸グリシジルエステル
等のモノカルボン酸グリシジルエステル類と、アジピン
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン
酸、フマル酸、こはく酸、しゅう酸、マロン酸、グルタ
ル酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシ
ン酸、ダイマー酸などの二塩基酸もしくはこれらの無水
物とを脱水縮合せしめたり、又は環状エステル化合物を
開環重合せしめたりしてポリエステルポリオールを得る
ことができる。
【0023】本発明において用いるポリマー(a2)の
うちポリウレタンも、常法に従い得ることができる。例
えば、(1)ポリオールとポリイソシアネート化合物と
を、水酸基過剰の条件下に反応せしめる、(2)ポリオ
ールとポリイソシアネート化合物とを、イソシアネート
基過剰の条件下に反応せしめ、イソシアネート基を有す
るポリウレタンプレポリマーを得、次いで該ポリウレタ
ンプレポリマーと、鎖伸長剤としてジアミン化合物又は
ジオール化合物とを反応せしめる、(3)上記(2)の
場合において、必要に応じて反応停止剤として単官能の
アミン化合物又はアルコールを反応せしめる。上記
(2)(3)の場合において、鎖伸長剤としてのジアミ
ン化合物とジオール化合物、反応停止剤としての単官能
アミン化合物と単官能アルコールとをそれぞれ併用する
こともできるし、また鎖伸長剤としてのジアミン化合物
と反応停止剤としての単官能アルコールとを組み合わせ
ることも、鎖伸長剤としてのジオール化合物と反応停止
剤としての単官能アミン化合物とを組み合わせることも
できる。
【0024】ポリマー(a2)のうちポリウレタンを得
る際に用いられるポリオールとしては、水酸基を2個以
上有するものであればよく、比較的低分子量のジオール
の他、一般にポリウレタンの合成に供される比較的高分
子量のジオール成分等が用いられる。低分子量ジオール
としては、例えばエチレングリコール、1,2−プロパ
ンジオール、1,3−プロパンジオール、1,3−ブタ
ンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグ
リコール、ペンタンジオール、3−メチル−1,5ペン
タンジオール、ヘキサンジオール、1,4−ブチンジオ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコールなどの飽和および不飽和の
低分子グリコール類、n−ブチルグリシジルエーテル、
2−エチルヘキシルグリシジルエーテル類のアルキルグ
リシジルエーテル類等が挙げられる。
【0025】また、高分子量ジオールとしては、例えば
酸化エチレン、酸化プロピレン、テトラヒドロフランな
どを重合または共重合してなるポリエーテルポリオール
類;バーサティック酸グリシジルエステル等のモノカル
ボン酸グリシジルエステル類と、アジピン酸、フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマル
酸、こはく酸、しゅう酸、マロン酸、グルタル酸、ピメ
リン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ダイ
マー酸などの二塩基酸もしくはこれらの無水物とを脱水
縮合せしめて得られるポリエステルポリオール類;環状
エステル化合物を開環重合して得られるポリエステルポ
リオール類;ビスフェノールAに酸化エチレンまたは酸
化プロピレンを付加して得られるグリコール類;その他
ポリカーボネートポリオール類、ポリブタジエングリコ
ール類等が挙げられる。なお、高分子量ジオールのう
ち、グリコール類と二塩基酸とから得られるポリエステ
ルポリオールを用いる場合は、グリコール類のうち5モ
ル%までを以下の各種ポリオールに置換することが出来
る。すなわち、たとえばグリセリン、トリメチロールプ
ロパン、トリメチロールエタン、1,2,6−ヘキサン
トリオール、1,2,4−ブタントリオール、ソルビト
ール、ペンタエスリトール等のポリオールに置換しても
よい。
【0026】ポリマー(a2)のうちポリウレタンを得
る際に用いられるポリイソシアネート化合物としては、
芳香族、脂肪族または脂環族の各種公知の種々のジイソ
シアネート類や、3官能のイソシアネート類も必要に応
じて使用することが出来る。例えば、芳香族ジイソシア
ネートとしては、1,5−ナフチレンジイソシアネー
ト、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
4,4’−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネー
ト、4,4’−ジベンジルイソシアネート、ジアルキル
ジフェニルメタンジイソシアネート、テトラアルキルジ
フェニルメタンジイソシアネート、1,3−フェニレン
ジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネー
ト、トリレンジイソシアネート等が、脂肪族ジイソシア
ネートとしては、ブタン−1,4−ジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、イソプロピレンジイ
ソシアネート、メチレンジイソシアネート、2,2,4
−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、キシリ
レンジイソシアネート、m−テトラメチルキシリレンジ
イソシアネート、ダイマー酸のカルボキシル基をイソシ
アネート基に転化したダイマージイソシアネート等が、
また、脂環族ジイソシアネートとしては、シクロヘキサ
ン−1,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、リジンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメ
タン−4、4’−ジイソシアネート、1,3ービス(イ
ソシアネートメチル)シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネー
ト等が挙げられる。
【0027】ポリマー(a2)のうちポリウレタンを得
る際に用いられる鎖伸長剤としては、各種公知のジアミ
ン類およびグリコール類を使用できる。ジアミン類とし
ては、例えばエチレンジアミン、プロピレンジアミン、
ヘキサメチレンジアミン、トリエチレンテトラミン、ジ
エチレントリアミン、イソホロンジアミン、ジシクロヘ
キシルメタン-4,4'-ジアミン、2-ヒドロキシエチルエチ
レンジアミン、2-ヒドロキシエチルプロピレンジアミ
ン、ジ-2-ヒドロキシエチルエチレンジアミン、ジ-2-ヒ
ドロキシエチルプロピレンジアミン、2-ヒドロキシプロ
ピルエチレンジアミン、ジ-2-ヒドロキシプロピルエチ
レンジアミン等の分子内に水酸基を有するジアミン類お
よびダイマー酸のカルボキシル基をアミノ基に転化した
ダイマージアミン等が代表例として挙げられる。また、
グリコール類としては、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、1,2-プロパン
ジオール、1,3-プロパンジオール、1,3-ブタンジオー
ル、1,4-ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ペ
ンタンジオール、3-メチル-1,5- ペンタンジオール、1,
6-ヘキサンジオール、オクタンジオール、1,4-ブチルジ
オール、ジプロピレングリコール等の飽和および不飽和
の各種公知の低分子グリコール類およびダイマー酸のカ
ルボキシル基を水酸基に転化したダイマージオール等が
代表例として挙げられる。
【0028】更には、ポリマー(a2)のうちポリウレ
タンを得る際に反応停止剤を用いることもできる。かか
る反応停止剤としては、例えば、ジ−n-ブチルアミン等
のジアルキルアミン類、ジエタノールアミン等のアルカ
ノールアミン類やエタノール、イソプロピルアルコール
等のアルコール類が挙げられる。
【0029】本発明は上記したように解離温度の異なる
ブロック化剤でブロックされてなる2種類のブロック化
イソシアネート化合物を用いることが大きな特徴であ
る。即ち、80〜120℃で解離し得るブロック化剤で
ブロック化されてなるブロック化イソシアネート化合物
(b1)(以下、低温解離のブロック化イソシアネート
化合物(b1)という)と、130〜160℃で解離し
得るブロック化イソシアネート化合物(b2)(以下、
高温解離のブロック化イソシアネート化合物(b2)と
を用いることによって、貼着・積層時のプラスチックフ
ィルムの収縮を抑制し得る。
【0030】低温解離のブロック化イソシアネート化合
物(b1)だけを用いると、貼着・積層時のプラスチッ
クフィルムの収縮は抑制し得るので、接着剤層の端がプ
ラスチックフィルムからはみ出すことはないが、貼着・
積層後プラスチックフィルム被覆金属板に高度な加工を
加えると、金属板と接着剤層との界面で剥離したり、接
着剤層と印刷層との界面で剥離したり、印刷層とプラス
チックフィルムとの界面で剥離したりする(以下、高度
な加工を加えた後の密着性を加工密着性という)。他
方、高温解離のブロック化イソシアネート化合物(b
2)だけを用いると、低温解離のブロック化イソシアネ
ート化合物(b1)だけを用いる場合に比して加工密着
性は多少向上するものの、貼着・積層時のプラスチック
フィルムの収縮抑制効果は小さくなってしまう。低温解
離ブロック化イソシアネート化合物(b1)及び高温解
離ブロック化イソシアネート化合物(b2)は合計で、
ポリマー(A)100重量部に対して5〜15重量部用
いることが好ましく、7〜10重量部用いることが好ま
しい。また、低温解離ブロック化イソシアネート化合物
(b1)と高温解離ブロック化イソシアネート化合物
(b2)とは、重量比で(b1)/(b2)=1/4〜
4/1の比で用いることが好ましい。
【0031】イソシアネート化合物としては、ポリマー
(a2)のうちポリウレタンを得る際に用いることので
きる芳香族、脂肪族または脂環族の各種公知の種々のジ
イソシアネート類と同様のイソシアネート化合物を使用
することが出来る。
【0032】本発明で用いる低温解離のブロック化イソ
シアネート化合物(b1)は、上記種々のイソシアネー
ト化合物を80〜120℃で解離し得るブロック化剤で
ブロック化してなるものであり、80〜100℃で解離
し得るブロック化剤でブロック化してなるものが好まし
い。80〜120℃で解離し得るブロック化剤として
は、マロン酸ジエチル(解離温度:80℃、以下同
様)、アセト酢酸メチル(約80℃)等のβ−ジケトン
や、解離温度約120℃のヒンダードアミン等が挙げら
れ、β−ジケトン(約80℃)が好ましい。
【0033】本発明で用いる高温解離のブロック化イソ
シアネート化合物(b2)は、上記種々のイソシアネー
ト化合物を130〜160℃で解離し得るブロック化剤
でブロック化してなるものであり、135〜145℃で
解離し得るブロック化剤でブロックしてなるものが好ま
しい。130〜160℃で解離し得るブロック化剤とし
ては、メチルエチルケトオキシム(解離温度:約140
℃、以下同様)、ε−カプロラクタム(約160℃)等
が挙げられ、メチルエチルケトオキシム(約140℃)
が好ましい。
【0034】また、本発明の接着剤は、その他必要に応
じて種々の顔料や種々の添加剤を含有することができ
る。顔料としては、酸化チタン、硫酸バリウム、タル
ク、炭酸カルシウム等が挙げられ、貼着・積層後金属地
を隠蔽しようとする場合には、白色で隠蔽性に優れる酸
化チタンを含有するとこが好ましい。
【0035】上記した本発明の接着剤は、基材又は被着
体に塗布・乾燥後タックフリーの状態になることが重要
であり、タックフリーの状態にした後、基材と被着体と
を加熱・加圧下に貼着・積層することができる。基材又
は被着体としては、プラスチックフィルム、印刷層を設
けたプラスチックフィルム、金属板等が挙げられ、プラ
スチックフィルムと金属板、プラスチックフィルムとプ
ラスチックフィルム、プラスチックフィルムと印刷層を
設けたプラスチックフィルム、印刷層を設けたプラスチ
ックフィルムと印刷層を設けたプラスチックフィルム、
印刷層を設けたプラスチックフィルムと金属板、金属板
と金属板との貼着・積層等に適用でき、特にプラスチッ
クフィルムと金属板とを印刷層を介して貼着・積層する
際に好適に使用することができる。プラスチックフィル
ムと金属板とを印刷層を介して貼着・積層するには、
(1) 印刷層を設けたプラスチックフィルムの印刷層
上に接着剤層を設け、接着剤層付きプラスチックフィル
ムを得、該接着剤層付きプラスチックフィルムの接着剤
層と金属板とを接触せしめ、加熱・加圧し、接着剤層付
きプラスチックフィルムと金属板とを貼着・積層するこ
ともできるし、(2) 印刷層を設けたプラスチックフ
ィルムの印刷層と、接着剤層を設けた接着剤層付き金属
板の接着剤層とを接触せしめ、加熱・加圧し、印刷層付
きプラスチックフィルムと接着剤層付き金属板とを貼着
・積層することもできるが、前者が好ましい。そこで、
次に金属板との貼着・積層に供される接着剤層付きプラ
スチックフィルムについて説明する。
【0036】本発明の接着剤層付きプラスチックフィル
ムは、プラスチックフィルムと、印刷層と、上述の接着
剤から形成される接着剤層とがこの順序で積層されてな
るものであり、プラスチックフィルムの印刷層とは接し
ていない方の側、即ち非印刷層側にトップコート層が設
けられていてもよい。プラスチックフィルムの一方の面
にトップコート層を設け、次いで該プラスチックフィル
ムの背面、即ちトップコート層を設けていない側に印刷
層を設け、次いで該印刷層の上に接着剤層を設けても良
いし、プラスチックフィルムの一方の面に印刷層を設
け、次いで該プラスチックフィルムの背面、即ち非印刷
層側にトップコート層を設け、その後印刷層上に接着剤
層を設けても良い。
【0037】プラスチックフィルムとしては、ポリエス
テルフィルム、ポリオレフィンフィルム、ナイロンフィ
ルム等が挙げれる。ポリエステルフィルムとしては、ポ
リエチレンテレフタレート等が、またポリオレフィンフ
ィルムとしては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム等が挙げられ、飲料缶用としてはポリエステ
ルフィルムが好ましく、特にポリエチレンテレフタレー
トが好ましい。
【0038】印刷層は、プラスチックフィルムの一方の
面にグラビア印刷、フレキソ印刷等にてインキを印刷・
乾燥することにより得られる。印刷に供される印刷イン
キとしては、種々のものが用いられるが、耐水性、耐ボ
イル・レトルト性等の観点から、ポリウレタンをバイン
ダーとするインキが好ましい。印刷インキに好適なポリ
ウレタンは、ポリマー(a2)のうちのポリウレタンと
同様にして得ることができる。即ち、印刷インキに好適
なポリウレタンは、ポリマー(A)の場合と同様に、常
法に従い、得ることができる。例えば、(1)ポリオー
ルとポリイソシアネート化合物とを、水酸基過剰の条件
下に反応せしめる、(2)ポリオールとポリイソシアネ
ート化合物とを、イソシアネート基過剰の条件下に反応
せしめ、イソシアネート基を有するポリウレタンプレポ
リマーを得、次いで該ポリウレタンプレポリマーと、鎖
伸長剤としてジアミン化合物又はジオール化合物とを反
応せしめる、(3)上記(2)の場合において、必要に
応じて反応停止剤として単官能のアミン化合物又はアル
コールを反応せしめる。上記(2)(3)の場合におい
て、鎖伸長剤としてのジアミン化合物とジオール化合
物、反応停止剤としての単官能アミン化合物と単官能ア
ルコールとをそれぞれ併用することもできるし、また鎖
伸長剤としてのジアミン化合物と反応停止剤としての単
官能アルコールとを組み合わせることも、鎖伸長剤とし
てのジオール化合物と反応停止剤としての単官能アミン
化合物とを組み合わせることもできる。使用し得るポリ
オール、ポリイソシアネート化合物等は、上記ポリマー
(A)の場合と同様のものが例示できる。
【0039】印刷層を設けたプラスチックフィルムを得
た後、その印刷面側に上記した接着剤をスプレーコータ
ー、ロールコーター、グラビアコーター、リップコータ
ーなどにより塗布し、タックフリーになるように加熱乾
燥し、接着剤層付きプラスチックフィルムを得る。加熱
乾燥後の状態において接着剤層をタックフリーの状態に
することによって、接着剤層付きプラスチックフィルム
を巻き取り保存等することができる。この接着剤層付き
プラスチックフィルムは、飲料等用の缶の外面側に用い
られる。
【0040】得られた接着剤層付きプラスチックフィル
ムの接着剤層と金属板とを対向・接触せしめつつ、15
0〜210℃に加熱したロール間を通過させ熱圧着せし
めた後、180〜230℃で1〜数分間加熱し、接着剤
を十分に硬化させることにより、プラスチックフィルム
被覆金属板を得ることができる。プラスチックフィルム
被覆金属板を得る場合、予め内面側がプラスチックフィ
ルムで被覆された金属板を用いても良いし、外面用の接
着剤層付きプラスチックフィルムと金属板とを貼着・積
層するのと同時に金属板の他方の面に内面用の接着剤層
付きプラスチックフィルムを貼着・積層しても良いし、
あるいは金属板の一方の面に外面用の接着剤層付きプラ
スチックフィルムを貼着・積層した後、金属板の他方の
面に内面用の接着剤層付きプラスチックフィルムを貼着
・積層しても良い。本発明のプラスチックフィルム被覆
金属板に用いられる金属板の素材としては、例えば鉄、
ブリキ、ステンレス鋼、チタン、銅、アルミニウム等が
挙げられる。なお、これらの金属の表面には、あらかじ
め表面処理が施されていてもよく、また各種プライマー
が形成されていてもよい。上記のようにして得た内・外
面をプラスチックフィルムで被覆した金属板を用いて3
ピ−ス缶の缶胴部を得ることができる。
【0041】
【実施例】
【実施例1】数平均分子量(以下、Mnという)が約8
000のエポキシ樹脂(a1)70部、水酸基を有する
Mnが約3000のポリウレタン樹脂(a2)30部、
ジシクロヘキシルメタン−4、4’−ジイソシアネート
をマロン酸ジエチルでブロックしたイソシアネート化合
物(b1)6部、ジシクロヘキシルメタン−4、4’−
ジイソシアネートをメチルエチルケトンオキシムでブロ
ックしたイソシアネート化合物(b2)4部と酸化チタ
ン110部を混合し、接着剤を得た。尚、上記エポキシ
樹脂(a1)70部とポリウレタン樹脂(a2)30部
との混合物は、Mn=7000であった。得られた接着
剤を、印刷層を設けたポリエチレンテレフタレートフィ
ルムの印刷面側に乾燥塗膜厚み10μmになるようにロ
ールコートして、150℃の熱風を10秒間吹きつけて
溶剤を蒸発乾燥させ、接着剤層付きプラスチックフィル
ムを得た。この接着剤層付きプラスチックフィルムの接
着剤層と金属板とを対向・接触せしめつつ、200℃に
加熱したロール間を通過させ熱圧着せしめた後、210
℃で2分間加熱し、プラスチックフィルム被覆金属板を
得た。
【0042】
【実施例2】実施例1で用いたブロック化イソシアネー
ト化合物を(b1):(b2)=8部:2部とした以外
は、実施例1と同様にしてプラスチックフィルム被覆金
属板を得た。
【0043】
【実施例3】実施例1で用いたブロック化イソシアネー
ト化合物を(b1):(b2)=2部:8部とした以外
は、実施例1と同様にしてプラスチックフィルム被覆金
属板を得た。
【0044】
【実施例4】実施例1で用いたエポキシ樹脂(a1)を
60部、ポリウレタン樹脂(a2)を40部とした以外
は、実施例1と同様にしてプラスチックフィルム被覆金
属板を得た。
【0045】
【実施例5】実施例1で用いたエポキシ樹脂(a1)を
100部、ポリウレタン樹脂(a2)を0部とした以外
は、実施例1と同様にしてプラスチックフィルム被覆金
属板を得た。
【0046】
【比較例1】実施例1で用いたエポキシ樹脂(a1)を
30部、ポリウレタン樹脂(a2)を70部とした以外
は、実施例1と同様にしてプラスチックフィルム被覆金
属板を得た。尚、エポキシ樹脂(a1)30部とポリウ
レタン樹脂(a2)70部との混合物のMnは4500
であった。
【0047】
【比較例2】実施例1で用いたブロック化イソシアネー
ト化合物を(b1):(b2)=10部:0部とした以
外は、実施例1と同様にしてプラスチックフィルム被覆
金属板を得た。
【0048】
【比較例3】実施例1で用いたブロック化イソシアネー
ト化合物を(b1):(b2)=0部:10部とした以
外は、実施例1と同様にしてプラスチックフィルム被覆
金属板を得た。
【0049】実施例1〜5並びに比較例1〜3で得られ
たプラスチックフィルム被覆金属板について、プラスチ
ックフィルム端部における印刷層及び接着剤のはみ出し
の程度、並びに耐水性試験を行った結果を表1に示す。
印刷層及び接着剤のはみ出しの程度は目視にて評価し、
耐水性試験はプラスチックフィルム被覆金属板を直径3
0mm、高さ10mmのキャップ状に成形加工したもの
を、125℃の加圧水蒸気下の湯中に30分間浸漬し、
浸漬後の状態を評価した。
【0050】
【表1】
【0051】表1の実施例から明らかなように、エポキ
シ樹脂を必須成分とする特定の数平均分子量を有するポ
リマー(A)、及び特定の解離温度を呈する2種類のブ
ロック化イソシアネート化合物(b1、b2)を含有す
る接着剤を用いることによって、印刷層及び接着剤のは
み出しの程度が少ないプラスチックフィルム被覆金属板
を得ることができ、しかもプラスチックフィルム被覆金
属板から形成したキャップ状の成形物は、耐水性試験後
においても何の変化も認められず良好であった。これに
対し、比較例のようにポリマー(A)の数平均分子量が
適切ではない場合や、ブロック化イソシアネート化合物
(b1、b2)をどちらか一種類しか用いない場合に
は、印刷層及び接着剤のはみ出しが著しかったり、その
プラスチックフィルム被覆金属板から形成したキャップ
状の成形物は耐水性が著しく悪かったりした。
【0052】
【発明の効果】本発明によって、美粧性と耐水性に優れ
るプラスチックフィルム被覆金属板を提供できるように
なった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08G 18/80 C09J 175/04 4J040 C09J 175/04 B65D 1/00 B Fターム(参考) 3E033 AA06 BA07 BA13 BA17 BB08 CA14 EA09 GA02 3E061 AA16 AB04 3E086 AB01 AD30 BA04 BA13 BA15 BA24 BB52 BB62 BB71 CA11 4F100 AA21 AB01E AB02 AB10 AB12 AB17 AH03C AH03G AK01A AK41C AK41G AK42 AK51C AK51G AK53C AK53G AL05C AL05G AT00A BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C BA10D BA10E CA13 CA30C CA30G CB00 CB00C CC00D DA01 EH46 EJ19 EJ42 GB16 GB23 HB31B JA07C JA07G JB07 YY00C 4J034 BA05 BA07 CA02 CA04 CA13 CA15 CA17 CB03 CB04 CB05 CB07 CB08 CC03 CC05 CC08 CC23 CC26 CC45 CC52 CC61 CC62 DA01 DA08 DB03 DB07 DF01 DF02 DF16 DF20 DF22 DG03 DG04 DG06 DH02 DH06 DK00 GA06 GA33 GA55 HA01 HA07 HA14 HB12 HC03 HC12 HC13 HC17 HC22 HC46 HC52 HC61 HC64 HC67 HC71 HC73 HD04 HD07 HD12 HD15 JA44 JA46 QA05 QB03 RA05 RA08 4J040 EC001 ED032 EF032 EF102 EF112 EF292 EF302 EF332 EL012 EL022 GA11 GA32 HA106 HA136 HA156 HA366 JA05 JA12 JB02 LA01 LA11 MA02 MA10 MB03 NA09 PA37

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ樹脂(a1)を必須成分とする
    数平均分子量5000〜30000のポリマー(A)
    と、80〜120℃で解離し得るブロック化剤でブロッ
    ク化されてなるブロック化イソシアネート化合物(b
    1)と、130〜160℃で解離し得るブロック化剤で
    ブロック化されてなるブロック化イソシアネート化合物
    (b2)とを含有することを特徴とする接着剤。
  2. 【請求項2】 ポリマー(A)100重量部に対して、
    ブロック化イソシアネート化合物(b1)及びブロック
    化イソシアネート化合物(b2)を合計で5〜15重量
    部含有することを特徴とする請求項1記載の接着剤。
  3. 【請求項3】 ブロック化イソシアネート化合物(b
    1)とブロック化イソシアネート化合物(b2)とが重
    量比で、(b1)/(b2)=1/4〜4/1であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の接着剤。
  4. 【請求項4】 ポリマー(A)100重量部中にエポキ
    シ樹脂(a1)を60〜100重量部含むことを特徴と
    する請求項1ないし3いずれか記載の接着剤。
  5. 【請求項5】 白色顔料を含有することを特徴とする請
    求項1ないし4いずれか記載の接着剤。
  6. 【請求項6】 ポリマー(A)中のエポキシ樹脂(a
    1)以外のポリマー(a2)が、水酸基及び/又はアミ
    ノ基を有するポリウレタンであることを特徴とする請求
    項1ないし5いずれか記載の接着剤。
  7. 【請求項7】 ポリマー(A)中のエポキシ樹脂(a
    1)以外のポリマー(a2)が、水酸基を有するポリエ
    ステルであることを特徴とする請求項1ないし6いずれ
    か記載の接着剤。
  8. 【請求項8】 印刷層を設けたプラスチックフィルム/
    金属板貼着用であることを特徴とする請求項1ないし7
    いずれか記載の接着剤。
  9. 【請求項9】 プラスチックフィルムの一方の面に印刷
    層が設けられ、該印刷層上に請求項1ないし7いずれか
    記載の接着剤を用いてなる接着剤層が設けられているこ
    とを特徴とする接着剤層付きプラスチックフィルム。
  10. 【請求項10】 プラスチックフィルムの非印刷層側に
    トップコート層が設けられていることを特徴とする請求
    項9記載の接着剤層付きプラスチックフィルム。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10記載の接着剤層付き
    プラスチックフィルムの接着剤層上に金属板が積層され
    ていることを特徴とするプラスチックフィルム被覆金属
    板。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のプラスチックフィル
    ム被覆金属板を用いてなる飲料用缶。
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