JP2002203775A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2002203775A
JP2002203775A JP2000402274A JP2000402274A JP2002203775A JP 2002203775 A JP2002203775 A JP 2002203775A JP 2000402274 A JP2000402274 A JP 2000402274A JP 2000402274 A JP2000402274 A JP 2000402274A JP 2002203775 A JP2002203775 A JP 2002203775A
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doors
exposure apparatus
door
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exposure
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Takaaki Kimura
隆昭 木村
Toshihiko Tsuji
寿彦 辻
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の扉を有するチャンバを備えた露光装置
において、インターロック機構が作動した際、危険発生
箇所や不具合発生箇所の特定を速やかに行うことができ
る露光装置を提供する。 【解決手段】 露光装置EXは、露光装置本体Eを収容
し複数の扉D1〜D9を有するチャンバCと、複数の扉
D1〜D9のそれぞれに設けられ、扉D1〜D9の開閉
状況を検出する検出装置S1〜S9と、検出装置S1〜
S9のそれぞれの検出結果に基づいて、複数の扉D1〜
D9のそれぞれの開閉状況を表示する表示装置DPとを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パターンを基板に
露光する露光装置本体と、この露光装置本体を収容する
チャンバとを備えた露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子や薄膜磁気ヘッドあるいは液
晶表示素子等のマイクロデバイスを製造するためのフォ
トリソグラフィ工程で使用される露光装置において、フ
ォトマスクあるいはレチクル(以下、「レチクル」と称
する)に形成されているパターンを、表面にフォトレジ
スト等の感光剤を塗布された感光性基板(以下、「ウエ
ハ」と称する)上に転写する露光装置本体は、通常、ク
リーンルーム内に設置され、内部空間が高度に防塵され
るとともに、高精度な温度制御がなされたエンバイロメ
ンタル・チャンバ(以下、「チャンバ」と称する)に収
納されている。このチャンバは、例えば、レチクルカセ
ット近傍に設けられた扉やウエハカセット近傍に設けら
れた扉など複数の扉を有しており、レチクルカセットに
アクセスするときやウエハカセットにアクセスすると
き、あるいは装置のメンテナンス時などにおいては、こ
れら扉を開ける必要がある。
【0003】ところで、チャンバ内には露光光源や各種
搬送系が設けられており、露光装置の動作時に扉が開け
られると、露光光源による被曝や搬送系の可動部による
巻き込みなど作業者に対する危険性が高い。したがっ
て、かかる露光装置では、扉のそれぞれにこの扉の開閉
状態を検出可能な検出器(検出装置)が設けられてお
り、動作中に扉が開けられると、検出器が「扉が開いて
いる」ことを検出し、露光装置の動作がどのような段階
であっても装置の運転動作を停止するインターロック機
構が設けられている。具体的には、扉のそれぞれに設け
られている検出器はスイッチ部(インターロックスイッ
チ)を有しており、例えば、扉を閉じるとスイッチ部が
押されて「扉が閉まっている」ことを検出し、一方、扉
を開けるとスイッチ部が押されなくなって「扉が開いて
いる」ことを検出するようになっており、検出器が「扉
が開いている」ことを検出すると、インターロック機構
が作動して露光装置全体の運転動作を停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インターロ
ック機構は、複数ある扉のそれぞれに設けられた検出器
のうちいずれか1つでも「扉が開いている」ことを検出
すると作動するようになっている。このとき、従来にお
いては、複数ある扉のうちどの扉に設けられた検出器が
「扉が開いている」ことを検出したのかを特定するのに
有効な手段がなく、特定するのに時間がかかるといった
問題があった。すなわち、チャンバにおいて「扉が開い
ている」といった危険発生箇所を特定するのに時間がか
かった。
【0005】また、検出器のスイッチ部の調整不良や経
時変化に起因する故障によって、例えば、実際には扉は
閉まっているのに、検出器は「扉が開いている」と検出
してしまうといったような、誤検出・誤作動をしてしま
う場合がある。このような場合にもインターロック機構
が作動してしまい、実際には扉は閉まっているのに、露
光装置が停止してしまうという問題が生じる。この場
合、複数ある扉は外見上全て閉じているので、複数ある
扉のそれぞれに設けられた検出器のうち、どの検出器が
誤検出・誤作動をしたのかを特定するのが困難である。
さらに、扉を閉じないとスイッチ部が動作しないので扉
を開けた状態では検出器の動作確認ができず、誤検出・
誤作動をする検出器を特定するためには、例えば、複数
の扉のそれぞれに取り付けられているスイッチ部を1つ
ずつ外してテスター等で導通チェックを行ってスイッチ
部の故障部分を探すといった、非常に手間のかかる作業
をせざるを得なかった。すなわち、チャンバにおいて
「扉に設けられている検出器が誤検出・誤作動をしてい
る」といった不具合発生箇所を特定するのに時間がかか
った。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、露光装置本体を収納し、複数の扉を有するチャ
ンバを備えた露光装置において、インターロック機構が
作動した際、危険発生箇所や不具合発生箇所の特定を速
やかに行うことができる露光装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、実施の形態に示す図1〜図10に対応付け
した以下の構成を採用している。本発明の露光装置(E
X)は、パターンを基板(W)に露光する露光装置本体
(E)と、露光装置本体(E)を収容するとともに、複
数の扉(D1〜D9)を有するチャンバ(C)とを備え
た露光装置において、複数の扉(D1〜D9)のそれぞ
れに設けられ、扉(D1〜D9)の開閉状況を検出する
検出装置(S1〜S9、22)と、検出装置(S1〜S
9、22)のそれぞれの検出結果に基づいて、複数の扉
(D1〜D9)のそれぞれの開閉状況を表示する表示装
置(DP、DPa、L1〜L9)とを備えることを特徴
とする。
【0008】本発明によれば、複数の扉(D1〜D9)
のそれぞれの開閉状況を検出する検出装置(S1〜S
9、22)と、検出装置(S1〜S9、22)のそれぞ
れの検出結果に基づいて、扉(D1〜D9)のそれぞれ
の開閉状況を表示する表示装置(DP、DPa、L1〜
L9)とを備えるので、表示装置(DP、DPa、L1
〜L9)の表示に基づいて、複数の扉(D1〜D9)の
うちどの扉に設けられている検出装置(S1〜S9、2
2)が検出信号を出力したのかを容易に認識することが
でき、扉が開いているような危険発生箇所や、検出装置
が誤検出・誤作動しているような不具合発生箇所を容易
に特定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】《第1実施形態》以下、本発明の
露光装置について図面を参照しながら説明する。図1は
本発明の第1実施形態に係る露光装置EXの概略構成図
である。
【0010】図1に示すように、露光装置EXは、クリ
ーンルーム内に設置され、内部空間が高度に防塵される
とともに、高精度な温度制御がなされたチャンバCと、
このチャンバCの内部に収納されるとともに、マスクと
してのレチクルRのパターンを感光性基板としてのウエ
ハW上に転写する露光装置本体Eとを備えている。
【0011】露光装置本体Eとしては、ここでは、いわ
ゆるステップアンドスキャン方式の縮小投影露光装置が
用いられている。この縮小投影露光装置では露光用光源
として、例えばKrFエキシマレーザ、ArFエキシマ
レーザ、F2 レーザ、Ar2レーザ、水銀ランプ、ある
いはYAGレーザ又は固体レーザ(半導体レーザなど)
の高調波発生装置などが用いられ、本例における露光装
置本体Eは、露光用光源から発生するエネルギービーム
(露光用照明光)をレチクルRに照射する照明光学系I
Lの少なくとも一部、レチクルステージRST、投影光
学系PL、ウエハステージWST等を備えている。
【0012】レチクルRは、レチクルステージRST上
に真空吸着等によって吸着保持され、不図示の駆動系に
よって図1における紙面直交方向に駆動される。同様
に、ウエハWは、ウエハステージWST上に不図示のウ
エハホルダを介して真空吸着等によって吸着保持され不
図示の駆動系によって、図1における紙面に直交する水
平面内で駆動されるようになっている。
【0013】投影光学系PLとしては、投影倍率が例え
ば1/4倍の縮小光学系が用いられている。投影光学系
PLの側面には、ウエハWを位置合わせするためにウエ
ハW上の位置合わせマーク(図示省略)にアライメント
ビームを照射し、その反射光に基づいて位置合わせマー
クの位置を検出するアライメント系ALGが固定されて
いる。チャンバC内には、この他、レチクルローダ1
6、レチクルカセット18及びウエハローダ20等も収
納されている。
【0014】チャンバCには、高さ方向中央やや上側で
レチクルカセット18に対向する位置近傍にレチクル扉
としての第1扉D1、第2扉D2、第3扉D3が設けら
れている。また、このチャンバCには、底部近傍のウエ
ハローダ20に対向する位置近傍にウエハ扉としての第
4扉D4、第5扉D5、第6扉D6が設けられている。
さらに、このチャンバCには、露光装置本体Eに対向す
る位置近傍にチャンバカバー扉としての第7扉D7、第
8扉D8、第9扉D9が設けられている。なお本実施形
態では扉の数は9つであるが、チャンバCは任意の複数
の扉を有していてもよい。
【0015】第1〜第9扉D1〜D9のそれぞれには、
これら扉の開閉状態を検出する検出装置としての第1〜
第9検出器S1〜S9がそれぞれ設けられている。例え
ば、第1検出器S1は、図2に示すように、チャンバC
の内部に設けられ、開閉される第1扉D1の端部に形成
された凸部21に押されるスイッチ部(インターロック
スイッチ)22を備えている。スイッチ部22は、第1
扉D1が閉じられることによって凸部21に押し込ま
れ、第1扉D1が開けられることによって開放される。
そして、第1検出器S1は、スイッチ部22が押し込ま
れることによって「第1扉D1が閉じている」と検出
し、スイッチ部22が開放されることによって「第1扉
D1が開いている」と検出する。なお、図2では、第1
扉D1及び第1検出器S1について説明したが、第2〜
第9扉D2〜D9及び第2〜第9検出器S2〜S9も、
第1扉D1及び第1検出器S1と同等の構成を有してい
る。第1〜第9検出器S1〜S9のそれそれの検出信号
は、後述する制御装置CONT(図3参照)に出力され
る。
【0016】チャンバCの外面には、表示装置DPが設
置されている。表示装置DPは、例えば小型液晶表示パ
ネルによって構成されている。表示装置DPは、第1〜
第9検出器S1〜S9のそれぞれの検出結果に基づい
て、第1〜第9扉D1〜D9の開閉状況を表示するよう
になっている。
【0017】次に、露光装置EXにおける露光工程の動
作について簡単に説明する。まず、露光処理すべきウエ
ハW(1枚でも良いが、通常は複数枚であり、以下複数
枚と仮定して説明する)を不図示のウエハカセットに入
れて、ウエハ扉としての例えば第5扉D5を開けて、ウ
エハローダ20にセットする。次に、レチクル扉22と
しての例えば第2扉D2を開けて、露光したいパターン
が描画されたレチクルRをレチクルカセット18にセッ
トする。
【0018】次いで、レチクルローダ16によりレチク
ルRがレチクルステージRSTにセットされる。同様
に、ウエハローダ20により、ウエハWはウエハステー
ジWSTにセットされる。
【0019】次に、後述する制御装置CONT(図3参
照)により不図示のレチクル顕微鏡、ウエハステージW
ST上の基準板(図示省略)、アライメント系ALGを
用い、レチクルアライメント、ベースライン計測等の準
備作業が所定の手順にしたがって行われた後、アライメ
ント光学系ALGを用いてEGA(エンハンスト・グロ
ーバル・アライメント)等のアライメント計測が実行さ
れる。このアライメント計測の終了後、ステップアンド
スキャン方式の露光動作が行われる。すなわち、レチク
ルステージRSTとウエハステージWSTとが同期して
走査方向(図1における紙面直交方向)に沿って互いに
逆向きに走査され、その途中の等速同期状態で照明系I
Lから露光ビーム(露光光源で発生する)によりレチク
ルR上の所定のスリット領域が照射され、該レチクルR
に形成されたパターンがウエハW上のショット領域に逐
次転写される、走査露光が行われる。1つのショット領
域に対するレチクルパターンの転写が終了すると、ウエ
ハステージWSTが1ショット分非走査方向にステッピ
ングして、前と逆の走査方向で次ショット領域に対する
走査露光が行われ、このようにして、ステッピングと走
査露光が順次繰り返され、ウエハW上に必要なショット
数のパターンが転写される。このステップアンドスキャ
ン方式の露光動作は制御装置CONTの管理下で、ステ
ージ制御系、露光制御系等によって実行される。
【0020】このようにして、1枚のウエハWに対する
露光が終了すると、露光済みのウエハWは、ウエハロー
ダ20により不図示のウエハカセットに戻される。他の
ウエハWについても、同様にして、上記ウエハWのウエ
ハステージWST上へのセット動作以降の動作が繰り返
される。
【0021】この場合において、転写するパターンを変
更するときは、レチクルステージRSTにセットされて
いるレチクルRをレチクルローダ16によりレチクルカ
セット18に戻し、レチクルカセット18にセットされ
ている別のレチクルRをレチクルローダ16によりレチ
クルステージRSTにセットし、上記の動作を繰り返し
行う。
【0022】次に、露光装置本体Eの動作中における扉
開閉制御に関する制御系の主要な構成について図3を参
照しながら簡単に説明する。この制御系は、コンピュー
タからなる制御装置CONTを中心として構成されてい
る。この制御装置CONTの入力段には、第1〜第9検
出器S1〜S9が接続されている。また、この制御装置
CONTの出力段には表示装置としての表示装置DPが
接続されている。制御装置CONTは、前述した露光工
程の動作中の各部の動作を統括的に制御するものであっ
て、第1〜第9検出器S1〜S9の検出結果に応じて、
露光装置本体Eの動作を制御する。
【0023】次に、検出器及びインターロック機構の構
成について図4、図5を参照しながら説明する。図4に
示すように、スイッチ部22をそれぞれ備えた第1〜第
9検出器S1〜S9はそれぞれ分岐回路K1〜K9を備
えている。スイッチ部22は、扉が閉じられた際に凸部
21(図2参照)に押されることにより接点を閉じるよ
うになっている。分岐回路K1〜K9のそれぞれは、リ
レー部と、スイッチ部22からの信号をモニター回路
(表示装置)に送信する第1送信部としての第1分岐路
K1a〜K9a(図5(a)参照)と、スイッチ部22
からの信号をインターロック回路(制御装置)に送信す
る第2送信部としての第2分岐路K1b〜K9b(図5
(b)参照)とを備えている。
【0024】図5(a)に示すように、分岐回路K1〜
K9のそれぞれに設けられた第1分岐路K1a〜K9a
からの信号は、モニター回路DPaに入力されるように
なっている。このとき、第1分岐路K1a〜K9aは、
モニター回路DPaに対してそれぞれ並列に接続されて
いる。すなわち、第1分岐路K1a〜K9aからの信号
はモニター回路DPaに対してそれぞれ独立して入力さ
れるようになっている。このとき、モニター回路DPa
(表示装置DP)は、複数の検出器S1〜S9のうちど
の検出器のスイッチ部22が信号を出力したかどうかを
認識可能となっている。すなわち、スイッチ部22の接
点が開放されるとモニター回路DPaが作動するように
なっており、複数のスイッチ部22のうちどのスイッチ
部22の接点が開放されたのかを認識可能となってい
る。したがって、表示装置DPは、複数の扉D1〜D9
のそれぞれに設けられた検出器S1〜S9の検出結果に
基づいて、複数の扉D1〜D9のうちどの扉が開けられ
たのかを認識可能となっている。
【0025】図5(b)に示すように、分岐回路K1〜
K9のそれぞれに設けられた第2分岐路K1b〜K9b
からの信号は、インターロック回路CONTaに入力さ
れるようになっている。このとき、第2分岐路K1b〜
K9bは互いに直列に接続されてインターロック回路C
ONTaに接続している。すなわち、インターロック回
路CONTaは複数のスイッチ部22のうちいずれか1
つでも開放されたらその旨の信号が入力され、インター
ロック回路CONTaが作動するようになっている。し
たがって、インターロック回路CONTaに接続した制
御装置CONTは、複数の扉D1〜D9のうち1つでも
扉が開いたら、いずれかの扉が開いている状態であるこ
とを認識可能となっている。
【0026】次に、露光装置運転中のインターロック機
構の動作について説明する。まず、露光処理を行うに際
し、全ての扉D1〜D9を閉じる。第1〜第9扉D1〜
D9のそれぞれに設けられている第1〜第9検出器S1
〜S9のスイッチ部22は凸部21に抑えられて接点を
閉じる。このとき、第1〜第9検出器S1〜S9のスイ
ッチ部22とモニター回路DPaとは第1分岐路K1a
〜K9aによってそれぞれ並列に接続されており、表示
装置DPは「第1〜第9扉閉鎖状態」を表示する。具体
的には、表示装置DPに、例えば図8(a)に示すよう
な第1〜第9扉D1〜D9に対応した表示部を設けてお
き、全ての扉が閉鎖状態である場合には表示部がその旨
(「閉」)を表示する。
【0027】また、第1〜第9検出器S1〜S9のそれ
ぞれのスイッチ部22とインターロック回路CONTa
とは第2分岐路K1b〜K9bを介して直列に接続され
ており、制御装置CONTは第1〜第9扉D1〜D9の
全ての扉が閉じていると判断し、露光装置本体Eに露光
処理を開始させる。ここで、露光装置本体Eの露光処理
が開始されたら、安全のために「扉開放禁止」を表示装
置DPが表示してもよい。
【0028】露光処理中において、例えば、作業者が誤
って複数ある扉D1〜D9のうちいずれかの扉を開けて
しまったり、何らかの原因で複数ある扉D1〜D9のう
ちいずれかの扉が開いてしまった際、インターロック機
構が作動する。すなわち、図5(b)に示したように、
第2分岐路K1b〜K9bによって互いに直列に接続さ
れているスイッチ部22のいずれか1つの接点が開放さ
れ、これによって第2分岐路K1b〜K9b及びインタ
ーロック回路CONTaによって構成されている閉回路
の一部が断たれることによって、制御装置CONTは複
数ある扉D1〜D9のうち、少なくともいずれか1つの
扉が開放状態であると判断し、露光装置本体Eの動作を
停止する。
【0029】ここで、例えば第2扉D2が開いたとする
と、第1分岐路K2aによってモニター回路DPa(表
示装置DP)に接続されている第2検出器S2のスイッ
チ部22の接点が開放される。すると、スイッチ部22
からモニター回路DPaに対してその旨の信号が出力さ
れる。モニター回路DPaに接続されている表示装置D
Pは、第1〜第9扉D1〜D9にそれぞれ設けられた第
1〜第9検出器S1〜S9のうち、第2扉D2に設けら
れている第2検出器S2が信号を出力したことを表示す
る。この場合、例えば図8(b)に示すように、表示装
置DPは、第2扉D2に設けられている第2検出器S2
が信号を出力していることを表示する。すなわち、表示
装置DPは、信号を出力している検出器が設けられてい
る扉を特定し、表示する。
【0030】このように、表示装置DPの表示に基づい
て、複数の扉D1〜D9のうちどの扉に設けられている
検出装置が検出信号を出力したのかが容易に認識可能と
なる。オペレータは、扉が開いてしまった危険発生箇所
を特定し、この扉を閉め直すなどの処理を行う。そし
て、扉を閉めたら、露光処理を再開する。全ての扉が閉
められたことにより、表示装置DPは「第1〜第9扉閉
鎖状態」を表示する。
【0031】なお、ここでは、露光処理中に第2扉D2
が開けられて露光処理が途中で中止されている。このと
き、制御装置CONTは、露光処理が中止された時の装
置の動作状態を不図示の内部メモリに記憶し、装置の運
転を停止した後、表示装置DPに図8(b)に示したよ
うに「第2扉が開放状態」であることを表示させるよう
にしてもよい。そして、オペレータによって第2扉D2
が閉められたら、制御装置CONTはインターロックを
解除する。そして、露光処理を再開する場合には、前記
内部メモリに記憶された情報に基づき、その停止時の次
の動作を行う。したがって、ウエハW上のあるショット
領域の露光終了時点で運転が停止されたときには、その
次のショット領域の露光動作から動作が再開され、ま
た、アライメント時において、あるアライメントマーク
の検出後に動作が停止していたときには、その次のアラ
イメントマークの検出動作から動作が再開される。した
がって、ウエハWを無駄にすることがなくなったり、ア
ライメント計測を最初からやり直す必要がなくなったり
するので、スループットは向上する。
【0032】このように、動作回路としてのインターロ
ック回路CONTaと表示回路としてのモニター回路D
Paとを設け、第1分岐路K1a〜K9a及び第2分岐
路K1b〜K9bを備えた分岐回路K1〜K9を用いて
スイッチ部22とインターロック回路CONTa及びモ
ニター回路DPaのそれぞれとを個別に接続するように
したことにより、露光処理中に扉が誤って開いてしまっ
てインターロック機構が作動した場合でも、表示装置D
P(モニター回路DPa)が扉の開いた箇所を表示する
ことによって、扉が開いた危険発生箇所を容易に特定す
ることができる。したがって、危険回避(扉の閉め直
し)や復帰作業(インターロックの解除)を素早く行う
ことができ、スループプットを向上することができる。
【0033】ところで、上述した実施形態では、複数の
扉D1〜D9のうち1つの扉(第2扉D2)が誤って開
いてしまってインターロック機構が作動した場合につい
て説明したが、検出器S1〜S9のスイッチ部22の調
整不良や経時変化に起因する故障(例えば凸部21が曲
がってスイッチ部22をしっかりと押せないなど)によ
って、実際には扉D1〜D9は閉まっているのに、検出
器S1〜S9は「扉が開いている」と検出してしまうと
いったような、誤検出・誤作動をしてしまい、インター
ロック機構が作動してしまう場合がある。この場合、複
数ある扉D1〜D9は外見上全て閉じているので、複数
ある扉D1〜D9のそれぞれに設けられた検出器S1〜
S9(スイッチ部22)のうち、どの検出器S1〜S9
(スイッチ部22)が誤検出・誤作動をしたのかを特定
するのが困難であるが、この場合も、検出器S1〜S9
の分岐回路K1〜K2のうち第1分岐路K1a〜K9a
を表示装置DP(モニター回路DPa)に接続したの
で、表示装置DPが信号を出力している検出器の位置を
表示することによって、誤検出・誤作動を起こすような
不具合のある検出器の存在する箇所を容易に特定するこ
とができ、素早く復帰作業を行うことができる。そし
て、この場合、扉を閉じたままでも、誤検出・誤作動を
起こすような不具合のある検出器の特定を容易に素早く
行うことができる。
【0034】以上説明したように、複数の扉D1〜D9
のそれぞれの開閉状況を検出する検出装置S1〜S9
と、検出装置S1〜S9のそれぞれの検出結果に基づい
て、扉D1〜D9のそれぞれの開閉状況を表示する表示
装置DPとを設けたので、表示装置DPの表示に基づい
て、複数の扉D1〜D9のうちどの扉に設けられている
検出装置が検出信号を出力したのかを容易に認識するこ
とができ、危険発生箇所(扉が開いている箇所)や、不
具合発生箇所(検出器が誤検出・誤作動している箇所)
を容易に特定することができる。
【0035】そして、モニター回路DPa(表示装置D
P)とインターロック回路CONTa(制御装置CON
T)とは、分岐回路K1〜K9の第1分岐路K1a〜K
9a及び第2分岐路K1b〜K9bによって独立した回
路を構成しており、検出器S1〜S9のモニタリングは
インターロックの動作には直接影響を与えないので、モ
ニタリングを安定して行うことができる。
【0036】《第2実施形態》次に、本発明の露光装置
の第2実施形態について、図6、図7、図9を参照しな
がら説明する。ここで、上述した第1実施形態と同一又
は同等の構成部分には同一の符号を付し、その説明を簡
略もしくは省略するものとする。
【0037】図6(a)に示すように、第1〜第3扉D
1〜D3のそれぞれに設けられている第1〜第3検出器
S1〜S3は直列に接続されて1つのグループを構成し
ている。同様に、図6(b)、(c)に示すように、第
4〜第6扉D4〜D6のそれぞれに設けられている第4
〜第6検出器S4〜S6は直列に接続されて1つのグル
ープを構成しており、第7〜第9扉D7〜D9のそれぞ
れに設けられている第7〜第9検出器S7〜S9は直列
に接続されて1つのグループを構成している。ここで、
以下の説明においては、第1〜第3扉D1〜D3を適宜
「レチクルグループ扉」、第4〜第6扉D4〜D6を
「ウエハグループ扉」、第7〜第9扉D7〜D9を「チ
ャンバカバーグループ扉」と称する。同様に、第1〜第
3検出器S1〜S3を適宜「レチクルグループ検出器G
1」、第4〜第6検出器S4〜S6を「ウエハグループ
検出器G2」、第7〜第9検出器S7〜S9を「チャン
バカバーグループ検出器G3」と称する。
【0038】図6に示すように、レチクルグループ検出
器G1には分岐回路K1が直列に接続されており、ウエ
ハグループ検出器G2には分岐回路K2が直列に接続さ
れており、チャンバカバーグループ検出器G3には分岐
回路K3が接続されている。分岐回路K1〜K3はそれ
ぞれ、第1分岐路K1a〜K3a、第2分岐路K1b〜
K3bに分岐されている。
【0039】図7に示すように、レチクルグループ検出
器G1は第1分岐路K1aによってモニター回路DPa
に接続されている。ウエハグループ検出器G2は第1分
岐路K2aによってモニター回路DPaに接続されてい
る。チャンバカバーグループ検出器G3は第1分岐路K
3aによってモニター回路DPaに接続されている。こ
のとき、第1分岐路K1a〜K3aは、モニター回路D
Paに対してそれぞれ並列に接続されている。すなわ
ち、第1分岐路K1a〜K3aからの信号はモニター回
路DPaに対してそれぞれ独立して入力されるようにな
っている。このとき、モニター回路PDa(表示装置D
P)は、複数のグループ検出器G1〜G3のうちどのグ
ループ検出器G1〜G3に存在するスイッチ部22が信
号を出力したかどうかを認識可能となっている。
【0040】例えば、レチクルグループ検出器G1のう
ち、検出器S1〜S3の少なくともいずれか1つのスイ
ッチ部22の接点が開放されるとモニター回路DPaが
作動するようになっており、このとき表示装置DPは、
レチクルグループ検出器G1の検出器S1〜S3のうち
少なくともいずれか1つの検出器が信号を出力したと認
識し、このレチクルグループ検出器G1を備えたレチク
ルグループ扉のうちいずれか1つの扉が開放状態である
ことを表示する。同様に、表示装置DPは、ウエハグル
ープ検出器G2からの信号が出力されたら、ウエハグル
ープ扉のうちいずれか1つの扉が開放状態であることを
表示し、チャンバグループ検出器G3からの信号が出力
されたら、チャンバグループ扉のうちいずれか1つの扉
が開放状態であることを表示する。具体的には、表示装
置DPは、検出器から信号を出力されていない場合には
図9(a)に示すような表示をし、例えばレチクルグル
ープ検出器G1から信号を出力されている場合には図9
(b)に示すような表示をする。すなわち、複数の扉D
1〜D9を複数のグループに分割した際、表示装置DP
は、グループのうちのいずれのグループに属する扉に設
けられた検出器S1〜S9から信号が出力されたかどう
かを表示する。
【0041】一方、図7(b)に示すように、分岐回路
K1〜K3の第2分岐路K1b〜K3bからの信号は、
インターロック回路CONTaに入力されるようになっ
ている。このとき、第2分岐路K1b〜K3bは互いに
直列に接続されてインターロック回路CONTaに接続
している。すなわち、インターロック回路CONTa
は、複数のスイッチ部22のうちいずれか1つでも開放
されたらその旨の信号が入力され、作動するようになっ
ている。このように、インターロック回路CONTaに
接続した制御装置CONTは、複数の扉D1〜D9のう
ち1つでも扉が開いたら、いずれかの扉が開いている状
態であることを認識可能となっている。
【0042】以上説明したように、第1実施形態に示し
たように検出器S1〜S9のそれぞれに対して分岐回路
を設ける必要はなく、複数の扉を複数のグループに分割
し、グループの扉にそれぞれ設けられている検出器どう
しを接続してこのグループ検出器毎に分岐回路を設け、
表示装置DPは、複数のグループのうちいずれのグルー
プに属する扉に設けられた検出装置から信号が出力され
たかどうかを表示する構成としたことによって、回路や
配線をシンプルにすることができるので、コストを抑え
ることができるとともに配線作業等の作業性も向上す
る。
【0043】なお、上記各実施形態において、表示装置
DPの表示は露光装置本体Eの動作中において行われる
ように説明したが、露光装置本体Eが停止状態でも、表
示装置DPは複数の扉D1〜D9の開閉状況を表示して
もよい。
【0044】上記各実施形態における表示装置DPは、
図8、図9に示したように、複数の検出器S1〜S9の
うち信号を出力している検出器が設けられている扉を特
定し、文字によって表示するようになっているが、例え
ば、チャンバを画像として表示し、信号を出力している
検出器が設けられている位置を、画像化されたチャンバ
上に表示するようにしてもよい。
【0045】上述した実施形態において、表示装置DP
は液晶表示パネルであるが、LEDやランプなどの発光
部材によって構成してもよい。この場合、例えば、図1
の破線で示すように、ランプL1〜L9を第1〜第9扉
D1〜D9の外面にそれぞれ設け、扉が閉じている場合
にはランプを消灯し、扉が開いている場合あるいはスイ
ッチ部22に不具合がある場合にはランプを点灯するよ
うにしてもよい。
【0046】インターロック機構の検出器としてサーモ
スタットを用い、異常加熱を検出した際にインターロッ
クが作動するようにしてもよい。ここで、第1、第2実
施形態ではインターロック機構の検出器としてスイッチ
部が用いられており、扉が開く(スイッチ部が開放され
る)ことによってインターロックが作動し、扉が閉まる
(スイッチ部が押される)ことによってインターロック
が解除されるようになっている。一方、サーモスタット
を検出器として用いた場合、装置に異常加熱が発生して
インターロックがかかると装置温度が下がることになる
が、温度が下がることによってサーモスタットは自動復
帰して正常状態に戻る。このとき、インターロック回路
自体は自己保持をかけているので、サーモスタットが自
動復帰してもインターロックは解除されることがなく、
例えば別に設けられたリセットボタンを押すことによっ
てインターロックが解除される構成となっている。この
場合、検出器として複数設けられたサーモスタットのう
ちどのサーモスタットが動作したかどうかを保持したい
場合には(つまり、動作したサーモスタットを自動復帰
させたくない場合には)、サーモスタットに自己保持回
路を接続することが可能である。こうすることにより、
装置のどの部分で異常加熱が発生したのかを容易に把握
することができる。
【0047】本実施形態の露光装置として、マスク(レ
チクル)と基板(ウエハ)とを静止した状態でマスクの
パターンを露光し、基板を順次ステップ移動させるステ
ップ・アンド・リピート型の露光装置にも適用すること
ができる。
【0048】本実施形態の露光装置として、投影光学系
を用いることなくマスクと基板とを密接させてマスクの
パターンを露光するプロキシミティ露光装置にも適用す
ることができる。
【0049】露光装置の用途としては半導体製造用の露
光装置に限定されることなく、例えば、角型のガラスプ
レートに液晶表示素子パターンを露光する液晶用の露光
装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子、マイクロマシン、
DNAチップ、及びマスク又はレチクルなどを製造する
ための露光装置にも広く適当できる。
【0050】本実施形態の露光装置の光源は、g線(4
36nm)、h線(405nm)、i線(365nm)
等の紫外光源、Kr2 レーザ(146nm)、Ar2
ーザ(126nm)等の真空紫外光源などを用いること
もできる。さらに、X線(EUV光を含む)、あるいは
電子線やイオンビームなどの荷電粒子線などを用いても
よい。
【0051】投影光学系の倍率は縮小系のみならず等倍
および拡大系のいずれでもよい。
【0052】ウエハステージやレチクルステージにリニ
アモータを用いる場合は、エアベアリングを用いたエア
浮上型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用い
た磁気浮上型のどちらを用いてもいい。また、ステージ
は、ガイドに沿って移動するタイプでもいいし、ガイド
を設けないガイドレスタイプでもよい。
【0053】ステージの駆動装置として平面モ−タを用
いる場合、磁石ユニット(永久磁石)と電機子ユニット
のいずれか一方をステージに接続し、磁石ユニットと電
機子ユニットの他方をステージの移動面側(ベース)に
設ければよい。
【0054】ウエハステージの移動により発生する反力
は、特開平8−166475号公報に記載されているよ
うに、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃が
してもよい。本発明は、このような構造を備えた露光装
置においても適用可能である。
【0055】マスクステージの移動により発生する反力
は、特開平8−330224号公報に記載されているよ
うに、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃が
してもよい。本発明は、このような構造を備えた露光装
置においても適用可能である。
【0056】以上のように、本願実施形態の露光装置
は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む
各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、
光学的精度を保つように、組み立てることで製造され
る。これら各種精度を確保するために、この組み立ての
前後には、各種光学系については光学的精度を達成する
ための調整、各種機械系については機械的精度を達成す
るための調整、各種電気系については電気的精度を達成
するための調整が行われる。各種サブシステムから露光
装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機
械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等
が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組
み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程
があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光
装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行わ
れ、露光装置全体としての各種精度が確保される。な
お、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理さ
れたクリーンルームで行うことが望ましい。
【0057】半導体デバイスは、図10に示すように、
デバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この
設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作する
ステップ202、デバイスの基材である基板(ウエハ、
ガラスプレート)を製造するステップ203、前述した
実施形態の露光装置によりレチクルのパターンを基板に
露光する基板処理ステップ204、デバイス組み立てス
テップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケー
ジ工程を含む)205、検査ステップ206等を経て製
造される。
【0058】
【発明の効果】本発明の露光装置は以下のような効果を
有するものである。請求項1に記載の発明によれば、複
数の扉のそれぞれの開閉状況を検出する検出装置と、検
出装置のそれぞれの検出結果に基づいて、扉のそれぞれ
の開閉状況を表示する表示装置とを備えるので、表示装
置の表示に基づいて、複数の扉のうちどの扉に設けられ
ている検出装置が検出信号を出力したのかを容易に認識
することができ、扉が開いているような危険発生箇所
や、検出装置が誤検出・誤動作しているような不具合発
生箇所を容易に特定することができる。したがって、作
業性やスループットを向上し効率良く露光処理を行うこ
とができる。
【0059】請求項2、3に記載の発明によれば、信号
を出力している検出装置を特定することによって、この
検出装置が設けられている位置に対して、例えば速やか
に危険回避や復帰処理を行うことができる。したがっ
て、安全性を向上し効率良く露光処理を行うことができ
る。
【0060】請求項4に記載の発明によれば、検出装置
の検出結果に応じて、露光装置本体の動作を制御するよ
うにしたので、例えば扉が開いていて危険な状態である
場合、露光装置本体の動作を停止することができるな
ど、安全性を向上することができる。
【0061】請求項5に記載の発明によれば、検出装置
の検出信号は、第1送信部及び第2送信部によってそれ
ぞれ独立して表示装置及び制御装置に出力されるので、
検出装置の検出結果のモニタリングは、制御装置の動作
に直接影響を与えない。したがって、表示装置及び制御
装置のそれぞれの動作を安定して行うことができる。
【0062】請求項6に記載の発明によれば、複数の扉
を複数のグループに分割し、表示装置は、複数のグルー
プのうちいずれのグループに属する扉に設けられた検出
装置から信号が出力されたかどうかを表示する構成とし
たことによって、各配線や回路をシンプルにすることが
できるので、コストを抑えることができるとともに配線
作業などの作業性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の露光装置を説明するための全体概略構
成図である。
【図2】検出装置の構成を説明するための図である。
【図3】本発明の露光装置の制御系を説明するための図
である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るインターロック機
構を説明するための図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るインターロック機
構を説明するための図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係るインターロック機
構を説明するための図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係るインターロック機
構を説明するための図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係る表示装置の表示例
を示す図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る表示装置の表示例
を示す図である。
【図10】半導体デバイスの製造工程の一例を示すフロ
ーチャート図である。
【符号の説明】
22 スイッチ部(検出装置) C チャンバ CONT 制御装置 CONTa インターロック回路(制御装置) D1〜D9 第1〜第9扉(扉) DP 液晶表示パネル(表示装置) DPa モニター回路(表示装置) E 露光装置本体 EX 露光装置 G1 レチクルグループ検出器(グループ) G2 ウエハグループ検出器(グループ) G3 チャンバカバーグループ検出器(グループ) K1〜K9 分岐回路 K1a〜K9a 第1分岐路(第1送信部) K1b〜K9b 第2分岐路(第2送信部) L1〜L9 ランプ(表示装置) R レチクル(マスク) S1〜S9 第1〜第9検出器(検出装置) W ウエハ(基板)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パターンを基板に露光する露光装置本体
    と、該露光装置本体を収容するとともに、複数の扉を有
    するチャンバとを備えた露光装置において、 前記複数の扉のそれぞれに設けられ、該扉の開閉状況を
    検出する検出装置と、 前記検出装置のそれぞれの検出結果に基づいて、前記複
    数の扉のそれぞれの開閉状況を表示する表示装置とを備
    えることを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の露光装置において、 前記検出装置は前記扉の開閉状況に応じた信号を出力
    し、 前記表示装置は、複数の検出装置のうちどの検出装置が
    信号を出力したかどうかを表示することを特徴とする露
    光装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の露光装置において、 前記表示装置は、信号を出力している検出装置が設けら
    れている位置を特定し、表示することを特徴とする露光
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の露光装
    置において、 前記検出装置の検出結果に応じて、前記露光装置本体の
    動作を制御する制御装置を備えることを特徴とする露光
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の露光装置において、 前記検出装置からの信号を前記表示装置に送信する第1
    送信部と、 前記検出装置からの信号を前記制御装置に送信する第2
    送信部とを備えることを特徴とする露光装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の露光装
    置において、 前記複数の扉を複数のグループに分割し、 前記表示装置は、前記グループのうちのいずれのグルー
    プに属する扉に設けられた検出装置から信号が出力され
    たかどうかを表示することを特徴とする露光装置。
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