JP2002203445A - 裏側からトランスイルミネートされる操作ボタン及びこの操作ボタンを製造する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間の使用後でさえもマークを依然として
読むことができ、また、光沢の強い表面を有する、冒頭
に述べられたタイプの操作ボタンを設計する。 【解決手段】 操作ボタンが、透明な材料から形成され
たベースボディを有しており、該ベースボディの一方の
側に不透明なコーティングが提供されており、該コーテ
ィングが、マークを形成するための少なくとも１つの開
口を有しており、不透明なコーティング２が、ベースボ
ディ１の裏側に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、特にカーラジオの
ための、裏側からトランスイルミネートされる（光が通
過させられる）ことができる操作ボタンに関し、この操
作ボタンは、透明な材料から形成されたベースボディを
有しており、このベースボディの一方の側には不透明コ
ーティングが提供されており、マークを形成するための
少なくとも１つの開口を有している。さらに、本発明
は、このような操作ボタンを製造する方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】操作ボタンは、従来、特にガラスから形
成された透明なカバーを備えたシンボルキャリヤを提供
することによって製造されていた。カバーは同時にシン
ボルキャリヤを汚れから保護する。さらに、カバーは、
シンボルキャリヤよりも著しく耐摩耗性であり、その結
果、操作ボタンの頻繁な作動の後でさえも、シンボルは
摩滅されず、ボタンが連続的に使用される場合でさえも
読みやすいままである、という利点を有していた。

【０００３】コストに関する理由から、操作ボタンの従
来の慣用の設計は今日では例外的な場合にしか使用する
ことができない。したがって、現在では、透明なベース
ボディの、使用者に面した側には、不透明な層が設けら
れており、この不透明な層には所要のマークが例えばイ
ンスクリプションによって提供される。このインスクリ
プションにおいて、不透明な層は所要の箇所において除
去される。これの欠点は、操作ボタンが頻繁に使用され
ると、不透明な層が摩滅され、その結果インスクリプシ
ョンが読めなくなることである。さらに、不透明なイン
スクリプションにより、高光沢表面を製造することがで
きない。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、長期間の使
用後でさえもマークを依然として読むことができ、ま
た、高光沢表面を有する、冒頭に述べられたタイプの操
作ボタンを設計するという課題に基づく。さらに、この
ような操作ボタンを製造する方法を発展させる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】最初に挙げた課題は、本
発明によれば、ベースボディの裏側に設けられた不透明
コーティングによって解決される。

【０００６】

【発明の効果】この設計は、操作ボタンが使用される場
合に接触されるのが、通常印刷によって提供される不透
明層ではなく、透明なベースボディであるという効果を
有する。その結果、マークは、操作ボタンの作動によっ
て摩滅されない。透光性ベースボディを、低コストで高
光沢プラスチックから製造することができるので、本発
明による操作ボタンは、有利な外観を供えた高光沢表面
を有しており、より大きな深さという効果を与えること
により、インスクリプションは旧式の外観を有する（レ
トロ設計）。

【０００７】本発明の有利な発展は、少なくとも開口の
領域において不透明コーティングに色つきの層が提供さ
れることである。このような色つきの層により、操作ボ
タンを通過する光を均一化することができ、また、光を
あらゆる所望の色、例えば白にすることができる。

【０００８】操作ボタンは、本発明の別の発展によれ
ば、半透明な層が開口を通じて操作ボタンのベースボデ
ィにまで到達するならば、特に有利な視覚的効果を有す
る。

【０００９】第１にベースボディが透明な材料から射出
成形され、次いでこのベースボディに不透明コーティン
グが提供され、次いでマークを形成するために少なくと
も１つの開口がレーザ光によって形成される、特にカー
ラジオのための操作ボタンを製造する方法の発展である
第２に言及された課題は、本発明によれば、ベースボデ
ィの裏側に提供された不透明層によって解決された。

【００１０】この方法は、操作ボタンの表側にコーティ
ング、ひいてはインスクリプションを提供する、従来使
用された方法よりも低価格であり、マークが摩滅される
おそれがなく、全体でより有利な外観を得るという効果
を有する。

【００１１】本発明は様々な実施態様を提供する。本発
明の基本的な原理をさらに説明するために、実施態様の
うちの１つが、図面に、過程の様々な段階において、そ
れぞれ断面図で示されており、以下で説明されている。

【００１２】

【発明の実施の形態】図１は、キャップとして設計され
た、高度に半透明及び透明な材料から成るベースボディ
１を示している。

【００１３】図２は、不透明な、有利には黒い材料のコ
ーティング２がベースボディの裏側に、その表面積全体
に亘って提供されていることを示しており、これは、例
えば塗装によって行うことができる。

【００１４】図３に示したように、開口３，４がコーテ
ィング２に形成されている。これは、レーザ光によっ
て、対応する箇所において光によってコーティング２を
焼失させることによって、行われる。開口３，４は、操
作ボタンのマーク、例えばインスクリプション又はシン
ボルを形成する。

【００１５】開口３，４を形成した後、色つきの、例え
ば白の層５がコーティング２に提供される。図４に示し
たように、この層は、開口３，４を被覆し、開口を通じ
てベースボディ１にまで到達する。

【図面の簡単な説明】

【図１】操作ボタンのベースボディを示す断面図であ
る。

【図２】裏側に提供されたコーティングを備えたベース
ボディを示す断面図である。

【図３】コーティング及び開口が形成されたベースボデ
ィを示す図である。

【図４】最終的な状態における操作ボタンを示す図であ
る。

【符号の説明】

１ ベースボディ、 ２ コーティング、 ３，４ 開
口、 ５ 層

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミヒャエル レーマー ドイツ連邦共和国 シュタウフェンベルク シュテッティナー シュトラーセ 31 (72)発明者 ヨアヒム シュプラッテ ドイツ連邦共和国 オスナブリュック ブ ルーメンモルゲン 20 Ｆターム(参考） 5G006 CB05 JA01 JB08 JF01 5G023 AA12 CA08

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 特にカーラジオのための、裏側からトラ
   ンスイルミネートされることができる操作ボタンにおい
   て、 該操作ボタンが、透明な材料から形成されたベースボデ
   ィを有しており、該ベースボディの一方の側に不透明な
   コーティングが提供されており、該コーティングが、マ
   ークを形成するための少なくとも１つの開口を有してい
   る形式のものにおいて、 前記不透明なコーティング（２）が、ベースボディ
   （１）の裏側に設けられていることを特徴とする、裏側
   からトランスイルミネートされることができる操作ボタ
   ン。
2. 【請求項２】 少なくとも開口（３，４）の領域におい
   て、不透明なコーティング（２）に色つきの層（５）が
   提供されている、請求項１記載の操作ボタン。
3. 【請求項３】 開口を通じて操作ボタンのベースボディ
   にまで半透明な層が到達している、請求項２記載の操作
   ボタン。
4. 【請求項４】 特にカーラジオのための、裏側からトラ
   ンスイルミネートされることができる操作ボタンを製造
   する方法において、 第１にベースボディを透明な材料から射出成形し、次い
   でこのベースボディに不透明なコーティングが設けら
   れ、マークを形成するために少なくとも１つの開口がレ
   ーザ光によって形成される形式のものにおいて、 不透明な材料が、ベースボディの裏側に提供されること
   を特徴とする、裏側からトランスイルミネートされるこ
   とができる操作ボタンを製造する方法。