JP2597335Y2 - 多色透光合成樹脂製成形品 - Google Patents

多色透光合成樹脂製成形品

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JP2597335Y2
JP2597335Y2 JP1992080462U JP8046292U JP2597335Y2 JP 2597335 Y2 JP2597335 Y2 JP 2597335Y2 JP 1992080462 U JP1992080462 U JP 1992080462U JP 8046292 U JP8046292 U JP 8046292U JP 2597335 Y2 JP2597335 Y2 JP 2597335Y2
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synthetic resin
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栄一 角田
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栄一 角田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばカーステレオ等
のパネルやボタンのように、下面から光を照射してマー
クを浮きぼりにする多色透光合成樹脂製成形品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の多色透光ボタンやパネルのように
下面から光を照射してマークを浮きぼりにする合成樹脂
製成形品を作るには、下記の3方法に大別される。
【0003】(1) 2色成形方法(図5)。 欠かれたマーク部分21に裏側の透明層22が入り込ん
だ表側の不透明層20と、裏側の透明層22とを合成樹
脂材で一体に成形する。 (2) レーザカット方法(図6)。 合成樹脂材で成形した透明層23の表面に、不透明な塗
装層24を設け、その塗装層24にレーザカットにより
マーク部分25を刻設する。 (3) 2色成形プラスレーザカット方法(図7)。 窓部27を形成した不透明層26と、その上面の透明層
28とを合成樹脂材により一体に成形し、その透明層2
8の表面に不透明な塗装層29を設け、この塗装層29
にレーザカットによりマーク部分30を刻設する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の3方法には、次
のメリット、デメリットがある。 (1) 2色成形方法。 コストが易い。しかし、マークは太く、大きくなる。ま
た、例えば英字Oのような内側に独立した部分のあるい
わゆる島文字に対する金型は、構造が複雑で高価であ
る。 (2) レーザカット方法。 細かいマークが可能であり、島文字は容易に加工でき
る。しかし、コスト高になる。 (3) 2色成形プラスレーザカット方法。 コストが高い。しかし、細かいマークが可能であり、光
がもれない。また、上記の3方法によるマークには、立
体感が不足する。
【0005】本考案は、立体感のあるマークが浮きぼり
される多色透光合成樹脂製成形品を提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、下面か
ら光を照射してマークを浮きぼりに表示する多色透光合
成樹脂製成形品において、透明な合成樹脂材の表側の透
明層(2)と、その透明層(2)と一体に成形された裏
側の不透明層(4)とよりなり、前記不透明層(4)に
形成されたマーク溝部(5)には前記透明層(2)のマ
ーク部分(3)に入り込んでいる。
【0007】また、本考案のよれば、下面から光を照射
してマークを浮きぼりに表示する多色透光合成樹脂製成
形品において、透明な合成樹脂材の表側の透明層(1
2)と、その透明層(12)と一体に成形された裏側の
不透明層(10)とよりなり、その不透明層(10)の
窓部(11)には透明層(12)の窓部分(13)が入
り込んでおり、そして前記不透明層の裏側には前記窓部
分(13)を覆って不透明塗装層(14)が設けられ、
その不透明塗装層(14)にレーザカットによりマーク
部分(15)が刻設されている。
【0008】
【0009】
【作用】したがって、本考案によれば、マーク部分の表
面側すなわち見る側は透明層で覆われているので、表面
側から見た場合に、透明層を通した透過光によりマーク
か浮きぼりされて見ることができ、立体感のあるマーク
が実現できる。したがって、おもむきのあるマークが表
示できる。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例をボタン
を例に挙げて説明する。
【0011】図1において、多色透光ボタン1は、透明
合成樹脂材の表側の透明層2と、例えば黒色プラスチッ
ク材の裏側の不透明層4とが一体に成形されている。そ
して、不透明層4に形成されたマーク溝部5には、透明
層2のマーク部分3が入り込んでいる。
【0012】したがって、マーク部分3は、上面が透明
層2で覆われており、上方から透明層2を通して透過光
により見た場合、マーク部分3により深みのある、すな
わち立体感のあるマークが浮きぼりされて見える。
【0013】図2は、本考案の別の実施例を示し、透明
層2Aの表面に、マーク部3より大きいレンズ状の突部
6を形成し、他を図1と同様に構成した例である。この
実施例の多色透光ボタン1Aでは、突部6により拡大さ
れたマークが見られる。
【0014】
【0015】図3および図4は、本考案の別の実施例を
示し、窓部11が形成された裏側の不透明層10と、そ
の窓部11に窓部分13が入り込んだ表側の透明層12
とを一体に成形し、不透明層10に窓部分13を覆って
設けられた黒色の不透明塗装層14にマーク部分15を
レーザカットにより刻設した例である。この実施例の多
色透光ボタン1Cでは、更に、塗装層14の面積を小さ
くし、かつ、塗装層14で窓部分13を覆うことにより
光の洩れをなくすことができる。なお、例えばパネルの
場合でも同様に実施することができる。
【0016】
【考案の効果】以上の通り、本考案によれば下記のすぐ
れた効果を奏する。 (a) 透明層を介してマークを見るので、立体感のあ
るマークを表現できる。 (b) 透明層と不透明層とが確実に係合しているの
で、丈夫なものを提供できる。 (c) レーザカットにより不透明塗装層にマーク部分
を刻設するので、作業が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す側断面図。
【図2】本考案の第2実施例を示す側断面図。
【図3】本考案の第3実施例を示す側断面図。
【図4】図3の上面図。
【図5】従来の多色透光ボタンの一例を示す側断面図。
【図6】従来の多色透光ボタンの他の例を示す側断面
図。
【図7】従来の多色透光ボタンの他の例を示す側断面
図。
【符号の説明】
1、1A、1C・・・多色透光ボタン 2、2A、7、12、22、23、28・・・透明層 3、9A、15、21、25、30・・・マーク部分 4、10、26・・・不透明層 5・・・マーク溝部 6・・・突部 8、14、24、29・・・塗装層 11、27・・・窓部 13・・・窓部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 7/02 103 B32B 7/04 B32B 27/00 B29D 19/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面から光を照射してマークを浮きぼり
    に表示する多色透光合成樹脂製成形品において、透明な
    合成樹脂材の表側の透明層(2)と、その透明層(2)
    と一体に成形された裏側の不透明層(4)とよりなり、
    前記不透明層(4)に形成されたマーク溝部(5)には
    前記透明層(2)のマーク部分(3)に入り込んでいる
    ことを特徴とする多色透光合成樹脂製成形品。
  2. 【請求項2】 下面から光を照射してマークを浮きぼり
    に表示する多色透光合成樹脂製成形品において、透明な
    合成樹脂材の表側の透明層(12)と、その透明層(1
    2)と一体に成形された裏側の不透明層(10)とより
    なり、その不透明層(10)の窓部(11)には透明層
    (12)の窓部分(13)が入り込んでおり、そして前
    記不透明層の裏側には前記窓部分(13)を覆って不透
    明塗装層(14)が設けられ、その不透明塗装層(1
    4)にレーザカットによりマーク部分(15)が刻設さ
    れていることを特徴とする多色透光合成樹脂製成形品。
JP1992080462U 1992-11-20 1992-11-20 多色透光合成樹脂製成形品 Expired - Lifetime JP2597335Y2 (ja)

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CN110816001A (zh) * 2019-12-04 2020-02-21 吴新蕾 汽车内饰ins膜片结构以及ins制造工艺

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