JP2002200826A - 画像形成装置、画像形成システム、ユーザ識別情報の更新処理方法、該処理方法の実行に用いるプログラム及び該プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、ユーザ識別情報の更新処理方法、該処理方法の実行に用いるプログラム及び該プログラムを記録した記録媒体

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JP2002200826A
JP2002200826A JP2001052893A JP2001052893A JP2002200826A JP 2002200826 A JP2002200826 A JP 2002200826A JP 2001052893 A JP2001052893 A JP 2001052893A JP 2001052893 A JP2001052893 A JP 2001052893A JP 2002200826 A JP2002200826 A JP 2002200826A
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Yoshihiko Sakawaki
吉彦 坂脇
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 更新処理中に外部機からユーザ識別情報の更
新要求指令の送信がある場合、登録・保存された識別情
報への同時アクセスにより情報が誤って更新される状況
を回避し、識別情報の適正な保守を可能にする。 【解決手段】 外部のホスト機又は管理機からユーザ識
別情報の更新要求の指令を受信した時、直ちに処理を実
行せず、先行して実行中の更新処理の有無をチェック
し、実行中の更新処理が有れば、実行中と外部機からの
識別情報を照合する。同一であれば(S112-YES)、
エラーが発生する可能性が高いので、外部機からの更新
処理の指令の一切を無効にする処理と、指令の発信元に
対し、指令を無効にした旨を通知する(S113)。他
方、実行中の識別情報と異なる場合、外部機から指令さ
れた更新処理を同時に実行する(S114)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチユーザ使用
の画像形成装置(例えば、複写機、特にLANに接続さ
れた複合機、サーバー用プリンタ等)に関し、より詳細
には、画像形成装置の使用状況をユーザ毎に管理するた
め、或いはユーザを認識するために画像形成装置に登録
・保存されたユーザ識別情報の更新処理に関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークに接続された複写機やプリ
ンタ等に見られるマルチユーザ使用の画像形成装置にお
いて、ユーザ識別情報でユーザ毎の使用状況などを管理
するシステムは従来から存在する。このシステムの一例
では、コピー要求時にユーザ識別情報を入力し、登録さ
れているユーザ識別情報との整合を確認し、コピー動作
を実行した後、実行したジョブのジョブ関連情報(ユー
ザが設定した情報の外、装置がセンサ等により検出した
情報を含む)をユーザ識別情報と関係付けて保存すると
いった方法を採っている。ところで、このシステムで
は、登録されているユーザ識別情報或いは管理情報とし
て用いられているユーザ識別情報の更新が必要になるこ
とがある。この更新処理は、ユーザ或いは装置の管理者
の入力操作の指令によって行われる。指令は、自装置の
操作パネルから行われたり、装置がネットワークに接続
されている場合、外部のホスト機や管理機からネットワ
ークを介して送信されてくる指令によっても行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように自装置の操作パネルと外部のネットワークという
2つの系統からの指令信号よってユーザ識別情報を更新
することを可能とした場合に、同時にユーザ識別情報の
更新要求が発生し、そのために、正常な更新処理が行わ
れないことがある。特に、同一の使用者識別情報に更新
要求がなされたときに、登録されたユーザ識別情報や管
理情報として用いられているユーザ識別情報の記憶手段
への正常な書き換えが行われない等により、誤ったユー
ザ識別情報が登録、保存され、更新されたユーザ識別情
報に不整合が起きるなどの諸々の問題が生じる。これま
で、こうした問題を未然に防止する手段がなく、ユーザ
毎の使用状況などを適正に管理することを困難にしてい
た。本発明は、マルチユーザ使用の画像形成装置におい
て、ユーザの認識やユーザ毎のジョブ関連情報の管理を
するために登録・保存されたユーザ識別情報の更新に関
わる上述の従来技術の問題点に鑑みてなされたものであ
って、その目的は、更新処理中に、他の更新指令、例え
ば、外部のホスト装置や管理装置からネットワークを介
して送信されてくる指令が発生する場合に、保存されて
いるユーザ識別情報が誤った情報に更新され、ユーザ識
別情報に不整合が生じる状況を回避し得る更新処理手段
を備え、ユーザ識別情報の適正なメンテナンスを可能と
する画像形成装置、該画像形成装置を利用する外部のホ
スト装置や該画像形成装置の外部の管理装置を通信媒体
を介して接続したシステム、上記更新処理時のエラー発
生を回避するための処理をコンピュータに実行させるた
めのプログラム、及び該プログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の指令入力部と、該指令入力部の少なくとも一つから入
力されたジョブ処理要求の指令に従い画像を形成する手
段と、ジョブ関連情報をユーザ毎に管理するためにジョ
ブに付されるユーザ識別情報を登録・保存する手段と、
登録・保存されたユーザ識別情報を前記複数の指令入力
部それぞれから入力される更新要求指令に従って更新す
る手段とを有した画像形成装置であって、一つの更新要
求指令に従う更新処理の実行中に、前記指令入力部から
入力される他の更新要求指令を無効にする手段を備えた
ことを特徴とする画像形成装置である。
【0005】請求項2の発明は、請求項1に記載された
画像形成装置において、前記入力される他の更新要求指
令を無効にする手段が、更新処理中のユーザ識別情報と
同一の情報に対する更新要求指令のみを無効にする手段
であることを特徴とするものである。
【0006】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
された画像形成装置において、前記更新要求指令を無効
にする手段の動作に応じて、更新要求を無効にした旨を
更新要求指令の発信元に報知するための手段とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0007】請求項4の発明は、複数の指令入力部と、
該指令入力部の少なくとも一つから入力されたジョブ処
理要求の指令に従い画像を形成する手段と、ジョブ関連
情報をユーザ毎に管理するためにジョブに付されるユー
ザ識別情報を登録・保存する手段と、登録・保存された
ユーザ識別情報を前記複数の指令入力部それぞれから入
力された更新要求指令に従って更新する手段とを有した
画像形成装置であって、一つの更新要求指令に従う更新
処理の実行中に、前記指令入力部から入力された他の更
新要求指令中のユーザ識別情報と同一の情報に対する更
新要求指令のみを保留する手段と、更新中であったユー
ザ識別情報の更新完了を待って、保留していた更新要求
指令に従う更新処理を実行する手段を備えたことを特徴
とする画像形成装置である。
【0008】請求項5の発明は、請求項4に記載された
画像形成装置において、前記更新要求指令を保留にする
手段の動作に応じて、更新要求を保留にした旨を更新要
求指令の発信元に報知するための手段とを備えたことを
特徴とするものである。
【0009】請求項6の発明は、請求項1乃至5のいず
れかに記載された画像形成装置において、前記複数の指
令入力部の一つを前記画像形成装置に装備する操作入力
手段としたことを特徴とするものである。
【0010】請求項7の発明は、請求項1乃至6のいず
れかに記載された画像形成装置において、前記画像形成
装置は外部装置と交信するための通信インタフェースを
備え、前記複数の指令入力部の一つを前記通信インタフ
ェースとしたことを特徴とするものである。
【0011】請求項8の発明は、請求項1乃至7のいず
れかに記載された画像形成装置において、前記更新手段
の動作に応じて、更新処理が完了した旨を更新要求指令
の発信元に報知するための手段を備えたことを特徴とす
るものである。
【0012】請求項9の発明は、請求項1,2,4,
6,7のいずれかに記載された画像形成装置と、前記画
像形成装置との交信を行うための通信インタフェースを
備え、該通信インタフェースを通して少なくとも前記ユ
ーザ識別情報の更新要求指令を出力する外部装置と、を
通信媒体を介して接続した画像形成システムである。
【0013】請求項10の発明は、請求項3,5,8の
いずれかに記載された画像形成装置と、前記画像形成装
置との交信を行うための通信インタフェースを備え、該
通信インタフェースを通して少なくとも前記ユーザ識別
情報の更新要求指令を出力するとともに、入力される前
記報知情報を提示する手段を備えた外部装置と、を通信
媒体を介して接続した画像形成システムである。
【0014】請求項11の発明は、請求項10に記載さ
れた画像形成システムにおいて、前記外部装置が、前記
更新要求指令の発信元に報知される更新要求を無効にし
た旨の情報の入力に応じて、無効になった更新要求指令
の再送信を行う手段を備えたことを特徴とするシステム
である。
【0015】請求項12の発明は、請求項9乃至11の
いずれかに記載された画像形成システムにおいて、前記
外部装置が、前記画像形成システムを構成する画像形成
装置を用いて処理されるジョブの処理要求指令を発信す
るホスト装置であることを特徴とするシステムである。
【0016】請求項13の発明は、複数の指令入力部
と、該指令入力部の少なくとも一つから入力されたジョ
ブ処理要求の指令に従い画像を形成する手段と、ジョブ
関連情報をユーザ毎に管理するためにジョブに付される
ユーザ識別情報を登録・保存する手段とを有した画像形
成装置における前記登録・保存されたユーザ識別情報を
複数の指令入力部それぞれから入力される更新要求指令
に従って更新するユーザ識別情報の更新処理方法であ
り、一つの更新要求指令に従う更新処理の実行中に、入
力される他の更新要求指令を無効にする工程を実行する
ことを特徴とするユーザ識別情報の更新処理方法であ
る。
【0017】請求項14の発明は、請求項13に記載さ
れたユーザ識別情報の更新処理方法において、前記入力
される他の更新要求指令を無効にする工程が、更新処理
中のユーザ識別情報と同一の情報に対する更新要求指令
のみを無効にする工程であることを特徴とする方法であ
る。
【0018】請求項15の発明は、請求項13又は14
に記載されたユーザ識別情報の更新処理方法において、
前記更新要求指令を無効にする工程に伴い、更新要求を
無効にした旨を更新要求指令の発信元に報知する工程を
実行することを特徴とする方法である。
【0019】請求項16の発明は、複数の指令入力部
と、該指令入力部の少なくとも一つから入力されたジョ
ブ処理要求の指令に従い画像を形成する手段と、ジョブ
関連情報をユーザ毎に管理するためにジョブに付される
ユーザ識別情報を登録・保存する手段とを有した画像形
成装置における前記登録・保存されたユーザ識別情報を
複数の指令入力部それぞれから入力される更新要求指令
に従って更新するユーザ識別情報の更新処理方法であ
り、一つの更新要求指令に従う更新処理の実行中に、入
力される他の更新要求指令中のユーザ識別情報と同一の
情報に対する更新要求指令のみを保留する工程と、更新
中であったユーザ識別情報の更新完了を待って、保留し
ていた更新要求指令に従う更新処理を行う工程の各工程
を実行することを特徴とするユーザ識別情報の更新処理
方法である。
【0020】請求項17の発明は、請求項16に記載さ
れたユーザ識別情報の更新処理方法において、前記更新
要求指令を保留する工程に伴い、更新要求を保留にした
旨を更新要求指令の発信元に報知する工程を実行するこ
とを特徴とする方法である。
【0021】請求項18の発明は、請求項13乃至17
のいずれかに記載されたユーザ識別情報の更新処理方法
において、前記更新処理を行う工程に伴い、更新処理が
完了した旨を更新要求指令の発信元に報知する工程を実
行することを特徴とする方法である。
【0022】請求項19の発明は、請求項13乃至18
のいずれかに記載されたユーザ識別情報の更新処理方法
をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0023】請求項20の発明は、請求項19に記載さ
れたプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した
記録媒体である。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明を添付する図面とともに示
す以下の実施例に基づき説明する。ここで示す実施例
は、画像形成装置としてネットワークに接続しうるデジ
タル複合機(コピー機能の外にプリンタ機能等を備え
る)に適用した例を示すものである。なお、以下の記述
において「マシン」と記載する場合、「デジタル複合
機」を指す。図1は、本発明の実施例に係わるデジタル
複合機の全体構成を概略図として示す。図1を参照し、
本機の装置構成、機能及び動作を、原稿の読み取り、読
み取った画像データの処理、処理後のデータによる画像
書き込み、という原稿のコピー動作の流れに沿って、以
下に説明する。自動原稿送り装置(以下「ADF」と記
す)1に設けた原稿台2に原稿の画像面を上にして置か
れた原稿束は、ユーザにより操作部30(図2参照)の
プリントキー34の押下により動作がスタートされ、一
番下の原稿から給送ローラ3、給送ベルト4によってコ
ンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。この
時、一枚の原稿の給送完了毎に原稿枚数をカウントアッ
プするカウント機能により読みとり原稿の枚数が管理さ
れる。給送されたコンタクトガラス6上の原稿は読み取
りユニット50によって画像データが読み取られ、読み
取りが終了した原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5
によって排出される。さらに、原稿セット検知器7にて
原稿台2に次の原稿が有ることを検知した場合、前の原
稿と同様にコンタクトガラス6上に給送される。給送ロ
ーラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は搬送モータ(図
示せず)によって駆動される。
【0025】書き込みユニット57では、読み取りユニ
ット50にて読み取られた画像データに基づいて生成さ
れた作像データによりレーザ出力ユニット58のレーザ
の発光を制御し、感光体15にレーザ書き込みにより潜
像を作る。潜像を担う感光体15は現像ユニット27を
通過することによって潜像にトナーを付着させ、トナー
像が形成される。トナー像を保持する感光体15の回転
と等速で搬送ベルト16によって転写紙を搬送しなが
ら、転写紙に感光体15上のトナー像を転写する。第1
トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10に積載された
転写紙は、各々第1給紙装置11、第2給紙装置12、
第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット1
4によって感光体15に当接する位置まで搬送される。
転写後のトナー像を担った転写紙は、その後、定着ユニ
ット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によっ
て後処理装置のフィニッシャ100に排出される。
【0026】後処理装置のフィニッシャ100は、本体
の排紙ユニット18によって搬送された転写紙を、排紙
トレイ104方向と、ステープル台108方向へ導く事
ができる。切り替え板101を下に切り替える事によ
り、搬送ローラ102,103を経由して排紙トレイ1
04側に排紙する事ができる。また、切り替え板101
を上に切り替える事で、搬送ローラ105,107を経
由して、ステープル台108に搬送する事ができる。ス
テープル台108に積載された転写紙は、一枚排紙され
るごとに紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が
揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106に
よって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写
紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110
に収納される。一方、排紙トレイ104は転写紙搬送方
向に対し直角に移動可能な排紙トレイである。この排紙
トレイ104は、原稿毎、あるいは、ソーティングされ
たコピー部毎に、転写紙搬送方向に対し直角に移動し、
排出されてくるコピー紙を簡易に仕分けるものである。
【0027】転写紙の両面に画像を作像する場合は、各
給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を排
紙トレイ104側に導かないで、経路切り替えの為の分
岐爪112を上側にセットする事で、一旦両面給紙ユニ
ット111にストックする。その後、両面給紙ユニット
111にストックされた転写紙は再び感光体15に作像
されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット
111から再給紙され、経路切り替えの為の分岐爪11
2を今度は下側にセットし、排紙トレイ104に導く。
この様に転写紙の両面に画像を作成する場合に両面給紙
ユニット111は使用される。感光体15、搬送ベルト
16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニ
ット27はメインモータ(図示せず)によって駆動さ
れ、各給紙装置11〜13はメインモータの駆動力を各
々給紙クラッチ(図示せず)によって伝達し駆動され
る。縦搬送ユニット14はメインモータの駆動力を中間
クラッチ(図示せず)によって伝達し駆動される。
【0028】図2は、図1の装置においてユーザが指令
入力を行うために設けられた操作部30を示す。操作部
30には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリ
ア/ストップキー33、プリントキー34、モードクリ
アキー35、初期設定キー38があり、液晶タッチパネ
ル31には、各種機能キー37、部数、画像形成装置の
動作状態等の装置状態を示すメッセージなどが表示され
る。図3は、操作部30(図2)の液晶タッチパネル3
1の表示の一例を示す。オペレータが液晶タッチパネル
31に表示されたキーにタッチする事で、選択された機
能を示すキーが黒く反転する。また、機能の詳細を指定
しなければならない場合(例えば、変倍であれは変倍値
等)は、キーにタッチする事で、詳細機能の設定画面が
表示される。このように、液晶タッチパネル31は、ド
ット表示器を使用している為、その時の最適な表示をグ
ラフィカルに行う事が可能である。図3において左上
は、「コピーできます」、「お待ちください」等のメッ
セージを表示するメッセージエリア、その右は、セット
した枚数を表示するコピー枚数表示部、その下は画像濃
度を自動的に調整する自動濃度キー、転写紙を自動的に
選択する自動用紙選択キー、倍率を等倍にセットする等
倍キー、コピーを一部ずつページ順にそろえる処理を指
定するソートキー、コピーをページ毎に仕分けする処理
を指定するスタックキー、ソート処理されたものを一部
ずつ綴じる処理を指定するステープルキー、拡大/縮小
倍率をセットする変倍キー、両面モードを設定する両面
キー、とじ代モード等を設定する消去/移動キー、スタ
ンプや日付やページ等の印字を設定する印字キーであ
る。
【0029】また、操作部30で上記したキーへの操作
により、コピー要求の指令入力が行われるが、そのとき
に設定されたジョブの管理をユーザ単位で行うために、
同時にユーザ識別情報を入力することができるような手
段を備える。ユーザ識別情報の入力方法としては、操作
部30の液晶タッチパネル31の表示画面やテンキー3
2のキー操作、或いはIDカードをカードリーダ(図示
せず)により読み取る方式等、従来から知られている方
式を採用することができる。ユーザ識別情報の入力を条
件として、コピー動作を実行するようにしておくと、実
行されたジョブを指令したユーザが誰であるかを特定で
きるので、ジョブとユーザとの関係付けを必ず行うよう
にすることが可能であり、ジョブ情報にユーザ情報を含
めて記憶装置に保存することにより、ユーザ毎にジョブ
の管理や使用状況の管理を行うことが可能となる。な
お、このような方法を採用する場合、ユーザが入力した
ユーザ識別情報の認識が、装置に登録されたユーザ識別
情報と対比されその一致を判断することにより行われ
る。そのためには、ユーザ識別情報が登録されている必
要がある。
【0030】ユーザ識別情報の登録或いは更新は、例え
ば、操作部30の初期設定キー38から操作することが
可能である。初期設定キー38のキーを押すと、マシン
の初期状態を任意にカスタマイズすることが可能であ
り、例としては、マシンが収納している用紙サイズや、
コピー機能のモードクリアキーを押したときに設定され
る状態が任意に設定可能になる。この初期設定の項目と
して、ユーザを認識するためや画像形成装置の使用状況
をユーザ毎に管理するために登録するユーザ識別情報の
登録或いは更新を行うメニューを用意し、その入力操作
を行うことができるようにする。入力操作により実行さ
れる登録、更新処理は、既存の技術を採用することが可
能である。入力操作により指示された登録、更新すべき
ユーザ識別情報を、通常、記憶場所として用いている不
揮発メモリ(後述する図4のNVRAM72)に新たに
書き込むか、書き込まれていたデータを書き換えて登録
・保存する。また、後述するLANでネットワーク化さ
れたデジタル複合機(図9参照)の場合、ネットワーク
に接続されている各マシンに登録されるユーザ識別情報
の登録或いは更新を、例えばホスト機や外部の管理機等
の外部機から行うことができるようにする。外部機は、
通常PC(パーソナルコンピュータ)よりなり、外部機
としてのそれぞれの機能に加え、ネットワークに接続さ
れている各マシンに対して、ユーザ識別情報の登録、更
新に係わる処理機能を備える。ユーザ或いは管理者は、
PCへの入力操作によりマシンの指定、登録・更新する
ユーザ識別情報の指示を行い、その指令を発信する。ネ
ットワークを介して指令を受け取るマシン側では、受け
取った指令を上記したマシンの操作部により発せられた
場合と同様に扱う。
【0031】図1に戻り、原稿読み取りから、画像の書
き込みまでの本実施例のデジタル複合機の動作をより詳
細に説明する。この動作は、読み取りユニット50と書
き込みユニット57での動作が中心である。読み取りユ
ニット50は、原稿を載置するコンタクトガラス6と走
査光学系で構成されており、走査光学系は、露光ランプ
51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセ
ンサ54等で構成されている。露光ランプ51及び第1
ミラー52は図示しない第1キャリッジ上に固定され、
第2ミラー55及び第3ミラー56は図示しない第2キ
ャリッジ上に固定されている。原稿像を読み取るときに
は、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2
キャリッジとが2対1の相対速度で走行するような移動
機構を用いる。この移動機構は、図示しないスキャナ駆
動モータにて駆動される。原稿画像は、CCDイメージ
センサ54によって読み取られ、電気信号に変換されて
処理される。
【0032】書き込みユニット57はレーザ出力ユニッ
ト58、結像レンズ59、ミラー60により構成され、
レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源である
レーザダイオード及びモータによって高速で定速回転す
る多角形ミラー(ポリゴンミラー)が装備されている。
レーザ出力ユニット58より照射されるレーザ光は、定
速回転するポリゴンミラーで偏光され、結像レンズ59
を通り、ミラー60で折り返され、感光体15面上に集
光結像する。偏向されたレーザ光は感光体が回転する方
向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、後述
する本装置の制御部(図4)のセレクタ64より出力さ
れた画像信号のライン単位の記録を行う。感光体の回転
速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返
すことによって、感光体面上に画像(静電潜像)が形成
される。書き込みユニット57から出力されるレーザ光
が、画像作像系の感光体15を主走査を伴い照射すると
同時に、感光体15の一端近傍の受光位置に設けたビー
ムセンサ(図示せず)を照射することにより、主走査同
期信号を発生する。この主走査同期信号をもとに主走査
方向の画像記録開始タイミングの制御、および後述する
画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を行う。
【0033】次に、画像読み取りから画像形成等に利用
する画像データを生成するまでの画像処理の制御部を含
む本実施例装置の制御部について、詳細に説明する。図
4は、本実施例装置の制御部をブロック図にて示す。読
み取りユニット50では、露光ランプ51により照射さ
れる原稿からの反射光を、CCDイメージセンサ54に
て光電変換する。イメージセンサから出力される原稿画
像信号をA/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換
した後、シェーディング補正部62及びMTF補正、γ
補正部63にて各補正が施される。セレクタ64では、
画像信号の送り先を、変倍部71又は画像メモリコント
ローラ65へその切り替えが行われる。変倍部71を経
由した画像信号は変倍率に合せて拡大縮小され、書き込
みユニット57に送られる。画像メモリコントローラ6
5とセレクタ64間は、双方向に画像信号を入出力可能
な構成となっている。また、ここに示す制御部は、読み
取り部50から入力される画像データ以外にもネットワ
ークを介して外部のホスト機から供給される画像デー
タ、例えば、PC等の画像処理システムで処理され、生
成された画像データを受け入れ、本機のプリンタ機能を
利用して画像処理ができるようになされている。そのた
めに、CPU68の制御下にネットワークI/F73を
備え、外部のホスト機からのジョブ処理要求指令やその
指令に応答して返信されるメッセージ等の情報の外、ユ
ーザ識別情報の登録・更新を行うための指令等各種の指
令に関する情報等の交信を行うことができるようにして
いる。CPU68は、読み取り部50から入力され、或
いはネットワークI/F73を介して入力される画像デ
ータの画像メモリ66への記憶を制御する画像メモリコ
ントローラ65、ネットワークI/F73、読み取り部
50、書き込み部57等の動作を制御するので、その動
作条件の設定や、制御動作を行うためのプログラムやデ
ータを格納するROM69、RAM70、NVRAM7
2をCPU68の制御下に設ける。NVRAM72を本
例では、ユーザを認識するためや画像形成装置の使用状
況等のジョブ関連情報をユーザ毎に管理するためのユー
ザ識別情報を登録・保存するメモリとして用いている。
また、CPU68は、装置に接続された外付けのフロッ
ピー(登録商標)ディスク,CDROM,ICカード
等、記録媒体のドライブへのアクセス、および上述の操
作部30との間で行うデータ、即ち操作部30で入力さ
れた指令データ或いは指令に応答してCPU68からオ
ペレータに伝えるデータの転送をI/Oポート67を介
して行う。
【0034】次に、上記したデジタル複合機にネットワ
ークを介してホスト機や外部管理機を接続するネットワ
ーク複合機システムに係わる実施例を説明する。この実
施例におけるネットワーク化は、画像形成に用いるマシ
ンがデジタル複合機であるから、ネットワーク化するこ
とにより外部のホスト機から例えばプリンタ機能といっ
た複合機が持つ機能を利用することができるようにし、
さらにネットワークに接続された外部の管理機から各マ
シンの管理を行うことができるようにしたものである。
なお、外部の管理機による管理内容の一部に、ユーザ毎
のマシン使用状況の管理が含まれる。図5は、この実施
例に係わるネットワーク複合機システムを示したもので
ある。図5に示すように、それぞれネットワークI/F
を備えたホスト機(PC)400、管理機(PC)50
0、8台のデジタル複合機300をネットワークに接続
してシステムを構成する。なお、8台のデジタル複合機
300をネットワーク化しているが、当然、接続される
コピー台数は限定する必要はない。ネットワーク通信手
段には、例えば、イーサネット(登録商標)を物理手段
として用い、データ通信にOSI(Open System Interf
ace)参照モデルのTCP/IP(Transmission Contro
l Protocol/Internet Protocol)通信を用いる等によ
り、デジタル複合機300とホスト機(PC)400、
或いは管理機(PC)500間の情報の通信を双方向に
行うことができるようにする。
【0035】図5に示すデジタル複合機とホスト機を接
続したシステムの詳細を、このシステムの一例を示す図
6により説明する。図6に示すように、ホスト機400
は、汎用オペレーティングシステム(OS)上で動作す
るアプリケーション402、OS管理下でアプリケーシ
ョン402から画像データを受け取るドライバ403、
ネットワークI/FであるNIC406よりなる画像処
理システム401を搭載する。また、ドライバ403
は、ユーザI/F404を装備し、ユーザI/F404
の操作部405で、ユーザによる入力操作を受け付けつ
けるとともに、システム側から操作に必要な情報の表示
が行われる。また、デジタル複合機300は上述の図1
〜図4の構成よりなり、ここでは簡略化して、制御部3
01と、制御部301から送り込まれる作像用のデータ
をもとに印刷を行う画像形成部302を備えるものとし
て示す。制御部301は上述の本実施例装置の制御部
(図4)に相当し、ネットワークI/FであるNIC3
03を介して入力される送られてくる指令に対応した動
作をする。デジタル複合機300とホスト機(PC)4
00間で交信される情報としては、ホスト機からデジタ
ル複合機に対するジョブ処理要求指令やその指令に応答
して返信されるメッセージ等の情報の外、ユーザ識別情
報の登録・更新を行うための指令に関するものも含まれ
る。後者は、ジョブの管理に用いる情報としてユーザ識
別情報を用いることが利用の際に条件付けられているシ
ステムにおいては、ユーザ識別情報の登録・更新をユー
ザにより行うことが必要となるので、そのための指令で
ある。一方、デジタル複合機300と管理機(PC)5
00間で交信される情報としては、ネットワーク上に存
在する各マシンの機内状態、通常マシン側で保存してい
るジョブの管理情報(ジョブ毎、ユーザ毎の使用状況を
表す情報や課金管理情報)を管理機が各マシンから取得
するための指令、リモート出力指令のような制御指令、
前記指令に応答して返信されるメッセージ等の情報、転
送されるマシンへの設定指令の外、ユーザ識別情報の登
録・更新を管理機から行うための指令も含まれる。
【0036】次に、上記したネットワーク複合機システ
ム(図5参照)に示されたデジタル複合機におけるユー
ザ識別情報の更新処理に係わる実施例を示す。ユーザ識
別情報は、各マシンにおいて、それぞれユーザの使用制
限やユーザ毎のジョブ関連情報の管理をするために運用
され、ユーザ識別情報の運用に支障が生じる等により、
登録・保存されたユーザ識別情報を更新する必要がある
時に、指令により登録・保存された情報の更新処理が実
行される。ネットワーク複合機システムにおけるマシン
において、ユーザ識別情報の更新処理は、単体のマシン
における場合と同様にマシン本体の操作パネルからの指
令による方法と、ネットワークで結ばれた外部機である
ホスト機や管理機の操作部405で行われた操作に従
い、ネットワークを介して送信されてくる指令による方
法の2つの方法により実行が可能である。このような方
法で処理が実行される場合に、同時にユーザ識別情報の
更新要求が発生する(自マシンと外部、或いは外部同士
で同時に発生)ことがあり、そのために、正常な更新処
理が行われないことがある。特に、同一のユーザ識別情
報に更新要求がなされたときに、登録されるユーザ識別
情報の記憶手段への正常な書き換えが行われない等によ
り、誤ったユーザ識別情報が登録・更新されて、ユーザ
識別情報に不整合が起きるなどの諸々の問題が起きる。
そこで、この実施例では、同時にユーザ識別情報の更新
要求が発生した場合に、記憶手段への同時アクセスが生
じないように更新要求を処理することにより、従来起き
ていた問題を回避しようとするものである。
【0037】次に示す実施例は、ユーザ識別情報の更新
処理要求を受け入れ、処理を先行して実行している最中
に外部機、或いはマシン側の入力操作により発信された
更新処理要求の指令を受信する場合におけるそれぞれ異
なる状況に対応して、目的とする更新処理を遂行するこ
とを可能にするものである。先ず、外部機により発信さ
れた更新処理要求の指令を受信する場合に行う処理につ
いて説明する。図7に更新処理に係わる第1の実施例と
して外部機の指令による処理のフローチャートを示す。
図7を参照して、本実施例の処理動作について説明す
る。この処理は、外部機であるホスト機400又は管理
機500から送信されてきたユーザ識別情報の更新要求
の指令をマシン側が受け取ったときに処理が開始され
る。外部機からのユーザ識別情報の更新要求は、図5の
システムのような場合、ホスト機400の操作部405
におけるユーザ操作或いは管理機500における管理者
の操作によりマシンを指定して更新要求の指令が行わ
れ、この指令がLANを介して指定されたマシンで受信
される。
【0038】図7の処理フローでは、外部機からユーザ
識別情報の更新要求の指令が送信されてきたとき、直ち
に指令に従う処理を実行しないで、まず、マシン側にお
いて既に実行中の識別情報の更新処理が有るか否かをチ
ェックする(S101)。なお、ここで既に実行中の更
新処理は、マシン側の操作部30(図2の例えば初期設
定キー38を押下することにより呼び出される初期状態
の設定モードなどのメニューに用意されているユーザ識
別情報の更新処理の操作画面)により指令されたもの
と、他の外部機(即ち、現在指令を行った外部機に先行
して指令した外部機)により指令されたものがある。ス
テップS101のチェックの結果、既に実行中の識別情
報の更新処理が有る場合、外部機から送信されてきた更
新処理の指令は、指示の一切を無効にする処理を行うと
ともに、指令の発信元である外部機に対して指令を無効
にし、更新処理要求が拒絶されたた旨を通知する(S1
02)。通知されたメッセージは、外部機の操作部40
5に表示されオペレータに伝えられる。他方、ステップ
S101のチェックの結果、実行中の識別情報の更新処
理がない場合、外部機からの更新要求の指令に従い識別
情報の更新処理を実行し(S103)、処理の完了を確
認して、外部機に対して更新処理が完了した旨を通知す
る(S104)。通知されたメッセージは、外部機の操
作部405に表示されオペレータに伝えられる。ステッ
プS102或いはステップS104を行った後、いずれ
も、初期状態にリターンし、外部からユーザ識別情報の
更新要求の指令が送信されてくるのを待つ。図7のフロ
ーを行うことにより、登録・保存されたユーザ識別情報
の更新処理が2つ同時に実行されることがなく、ユーザ
識別情報を記憶している記憶手段への同時アクセスによ
りデータにエラーが発生するようなことが起きない。
【0039】更新処理に係わる第2の実施例は、マシン
において処理を先行して実行している最中に外部機から
更新処理要求の指令を受信した場合に対応するという点
で第1の実施例と同じであるが、その中でも比較的エラ
ーの起こりやすい同一のユーザ識別情報の更新処理に対
する要求である場合のみに絞って、無効処理を行うよう
にしたものである。なお、ここでも、先行して実行中の
更新処理は、マシン側の操作部30により指令されたも
のと、他の外部機(即ち、現在指令を行った外部機に先
行して指令した外部機)により指令されたものがある。
図8に更新処理に係わる第2の実施例に係わるフローチ
ャートを示す。図8を参照して、本実施例の処理動作に
ついて説明する。この処理は、外部機からユーザ識別情
報の更新要求の指令が送信されてきたときに処理が開始
され、第1の実施例と同様に、受信時に直ちにその処理
を実行しないで、まず、既に実行中の識別情報の更新処
理が有るか否かをチェックする(S111)。ステップ
S111のチェックの結果、既に実行中の識別情報の更
新処理が有る場合、更新処理の要求に関わる識別情報を
先行して実行中の識別情報と照合し、同一の識別情報で
あるか否かをチェックする(S112)。このチェック
の結果、同一の識別情報である場合、この更新要求に関
わる指令は、指示の一切を無効にする処理を行うととも
に、指令の発信元である外部機に対し、指令を無効に
し、更新処理要求が拒絶された旨を通知する(S11
3)。通知されたメッセージは、外部機の操作部405
に表示されオペレータに伝えられる。
【0040】他方、ステップS111のチェックの結
果、実行中の識別情報の更新処理がない場合、また、ス
テップS112のチェックの結果、既に実行中の識別情
報の更新処理があっても、実行中の識別情報と異なる識
別情報の更新処理の要求である場合、更新要求の指令に
従い識別情報の更新処理を実行し(S114)、処理の
完了を確認して、発信元の外部機に対して更新処理が完
了した旨を通知する(S115)。通知されたメッセー
ジは、外部機の操作部405に表示されオペレータに伝
えられる。なお、ステップS112のチェックの結果に
より識別情報の更新処理を実行するときは、先行して実
行中の処理と同時に実行することになる。ステップS1
13或いはステップS115のシーケンスを行った後、
いずれも、初期状態にリターンし、外部からユーザ識別
情報の更新要求の指令が送信されてくるのを待つ。この
フローの動作を行うことにより、ユーザ識別情報を記憶
している記憶手段への同時アクセスによりデータにエラ
ーが発生する可能性の高い同一識別情報に対する同時更
新要求のみについて、外部から送信されてきた識別情報
の更新処理を無効にでき、処理の効率化を図ることがで
きる。
【0041】更新処理に係わる第3の実施例は、マシン
において処理を先行して実行している最中に外部機から
更新処理要求の指令を受信した場合に対応するものであ
るが、その中で、比較的エラーの起こりやすい同一のユ
ーザ識別情報の更新処理に対する要求である場合に限っ
て、更新処理を保留して、先行する処理の終了を待っ
て、保留した更新処理を実行できるようにするものであ
る。なお、ここでも、先行して実行中の更新処理は、マ
シン側の操作部により指令されたものと、他の外部機
(即ち、現在指令を行った外部機に先行して指令した外
部機)により指令されたものがある。図9に更新要求処
理に係わる第3の実施例に係わるフローチャートを示
す。図9を参照して、本実施例の処理動作について説明
する。この処理は、外部機からユーザ識別情報の更新要
求の指令が送信されてきたときに処理が開始され、第
1、第2の実施例と同様に、受信時に直ちにその処理を
実行しないで、まず、既に実行中の識別情報の更新処理
が有るか否かをチェックする(S121)。ステップS
121のチェックの結果、既に実行中の識別情報の更新
処理が有る場合、送信されてきた更新処理の要求に関わ
る識別情報と先行して実行中の識別情報とを照合し、同
一の識別情報であるか否かをチェックする(S12
2)。このチェックの結果、同一の識別情報である場
合、後の更新処理の指令を退避させる(S123)。次
いで、後の指令の発信元である外部機に対し、更新処理
の実行を保留にする旨を通知する(S124)。通知さ
れたメッセージは、外部機の操作部405に表示されオ
ペレータに伝えられる。この後、実行中の識別情報の更
新処理が完了したことを確認するために、実行中の識別
情報の更新が処理中であるか否かをチェックする(S1
25)。先行して実行している識別情報の更新処理が完
了したとき(S125−NO)、保留していた識別情報の
更新処理を実行する(S126)。
【0042】他方、ステップS121のチェックの結
果、実行中の識別情報の更新処理がない場合、外部から
送信されてきた識別情報の更新処理を開始させ、また、
ステップS122のチェックの結果、既に実行中の識別
情報の更新処理があっても、実行中の識別情報と異なる
識別情報の更新処理の要求である場合、外部機からの更
新要求の指令に従い識別情報の更新処理を実行する(S
126)。なお、ステップS122のチェックの結果に
より識別情報の更新処理を実行するときは、先行して実
行中の処理と同時に実行することになる。外部機からの
更新要求の指令に対する処理はいずれの場合も、処理の
完了を確認して、外部機に対して更新処理が完了した旨
を通知する(S126)。通知されたメッセージは、外
部機の操作部405に表示されオペレータに伝えられ
る。ステップS127のシーケンスを行った後、初期状
態にリターンし、外部からユーザ識別情報の更新要求の
指令が送信されてくるのを待つ。このフローの動作を行
うことにより、ユーザ識別情報を記憶している記憶手段
への同時アクセスによりデータにエラーが発生する可能
性の高い同一識別情報に対する同時更新要求のみについ
て、実行中の識別情報の更新処理が完了するまで、その
識別情報の更新処理を保留し、実施例1、2のように更
新処理を無効にすること無く、実行中の識別情報の更新
処理の完了後、更新処理を実行して、さらに処理の効率
化を図ることが可能になる。
【0043】なお、上記第1〜3の実施例の説明に触れ
たように、先行して実行中の更新処理には、マシン側の
操作部により指令されたものと、他の外部機(即ち、現
在指令を行っている外部機に先行して指令を行った外部
機)により指令されたものがある。これらの先行する指
令による更新処理は、指令がマシン側の操作部30から
発信された場合には、後述する自マシン操作部からの更
新処理のフロー(図11〜13、参照)に従って処理さ
れ、また他の外部機により発信された場合には、上記第
1〜3の実施例の更新処理のフロー(図7〜9、参照)
に従って処理されることになる。つまり、外部機から発
信された指令による場合には、上記したように、処理の
終了後に完了通知をするといった外部機の指令に対応し
た処理を行うことになる。
【0044】更新処理に係わる第4の実施例は、更新処
理要求の指令を発信する外部機における更新要求に係わ
る処理に関する。この処理は、更新処理を先行して実行
している最中に外部機、或いは更新処理に係わるマシン
側の操作部30から更新処理要求の指令を受信したとき
に、マシンで行う更新処理に対応して外部機(更新処理
要求の指令を発信したホスト機又は管理機)側において
行う更新要求に係わる処理である。図10に更新処理に
係わる第4の実施例に係わるフローチャートを示す。図
10を参照して、本実施例の処理動作について説明す
る。この処理は、外部機においてPCのユーザ識別情報
の更新操作画面を開き、マシンを指定して更新すべきユ
ーザ識別情報としての暗証等を入力する操作により更新
処理のフローが開始され、更新の実行を指示することに
より、更新要求指令を指定マシンに送信する(S13
1)。
【0045】更新要求指令の送信後、指令がマシン側で
拒絶される場合があり(上記図7,8参照)、その時に
はマシン側から拒絶を通知してくるので、通知が送信さ
れてくるのを待つ。フローとしては、マシンからこの通
知を受信したか否かをチェックし(S132)、受信で
きない場合に、マシン側で指令が受け付けられ更新処理
が完了した場合に送られてくる完了通知の受信をチェッ
クする(S133)。ここで完了通知が来ないときは、
拒絶通知の受信を再びチェックするためにステップS1
32に戻す。他方、完了通知を受信したときは、“更新
完了”をオペレータに報知し(S134)、初期状態に
リターンする。また、ステップS132で更新要求の拒
絶通知を受信したときに、“要求拒絶”をオペレータに
報知する(S135)。ここでは、その後、更新要求を
再び行うことができるような構成を採っているので、そ
のシステムによりPCから更新要求を再び行うか否かを
確認する(S136)。更新要求を再び行うという指示
があるときには、指定マシンで先行していた更新処理が
終了する頃を見計らって、即ち所定時間の経過を待って
(S137)、本フローの最初のステップに戻して、更
新要求の送信を再び行う。他方ステップS136で更新
要求の再送信が指示されないときには、フローを終え、
初期状態にリターンする。
【0046】更新処理に係わる第5の実施例は、マシン
が外部機からのユーザ識別情報の更新処理要求を受け入
れ、処理を先行して実行している最中にマシン側の、即
ち自マシン使用者による入力操作により行われた更新処
理要求の指令を受ける場合の更新処理に関する。図11
に更新処理に係わる第5の実施例のフローチャートを示
す。図11を参照して、本実施例の処理動作について説
明する。この処理は、外部機であるホスト機400又は
管理機500から送信されてきたユーザ識別情報の更新
要求の指令をマシン側が受け取り、更新処理を行ってい
る最中に自マシン操作部30からの更新要求がある時に
開始される。図11のフローでは、自マシン操作部30
からユーザ識別情報の更新要求の指令が入力されたと
き、直ちにその処理を実行しないで、まず、マシンにお
いて既に実行中の識別情報の更新処理が有るか否かをチ
ェックする(S141)。このチェックの結果、既に実
行中の識別情報の更新処理が有る場合(S141−YE
S)、自マシン操作部30からの更新処理の指令は、指
示の一切を無効にする処理を行い、即ち指令を受け付け
ないで、初期状態にリターンする。他方、ステップS1
41のチェックの結果、実行中の識別情報の更新処理が
ない場合(S141−NO)、自マシン操作部30からの
更新処理の指令に従い識別情報の更新処理を実行し(S
142)、処理の完了を確認して、初期状態にリターン
する。上記のフローを行うことにより、登録・保存され
たユーザ識別情報の更新処理が2つ同時に実行されるこ
とがなく、ユーザ識別情報を記憶している記憶手段への
同時アクセスによりデータにエラーが発生するようなこ
とが起きない。
【0047】更新処理に係わる第6の実施例は、マシン
が外部機からのユーザ識別情報の更新処理要求を受け入
れ、処理を先行して実行している最中に、自マシン操作
部30からの入力操作により行われた更新処理要求の指
令を受ける場合に対応するという点で第5の実施例と同
じであるが、その中でも比較的エラーの起こりやすい同
一のユーザ識別情報の更新処理に対する要求である場合
のみに絞って、無効処理を行うようにしたものである。
図12に更新処理に係わる第6の実施例に係わるフロー
チャートを示す。図12を参照して、本実施例の処理動
作について説明する。この処理は、外部機から送信され
てきた更新要求指令に従う処理を行っている最中に自マ
シン操作部30からの更新要求がある時に開始され、第
5の実施例と同様に、使用者の指令入力操作時に直ちに
その処理を実行しないで、まず、既に実行中の識別情報
の更新処理が有るか否かをチェックする(S151)。
ステップS151のチェックの結果、既に実行中の識別
情報の更新処理が有る場合、自マシン操作部30からの
更新処理の要求に関わる識別情報を、先行して実行中の
識別情報と照合し、同一の識別情報であるか否かをチェ
ックする(S152)。このチェックの結果、同一の識
別情報である場合(S152−YES)、自マシン操作部
からの更新処理の指令に対し、その指示の一切を無効に
する処理を行い、即ち指令を受け付けないで、初期状態
にリターンする。
【0048】他方、ステップS151のチェックの結
果、実行中の識別情報の更新処理が実行中ではない場合
(S151−NO)、また、ステップS152のチェック
の結果、既に実行中の識別情報の更新処理があっても、
実行中の更新処理が異なる識別情報に対するものである
場合(S152−NO)、自マシン操作部からの更新処理
の指令に従い識別情報の更新処理を実行し(S15
3)、処理の完了を確認して、初期状態にリターンす
る。なお、ステップS152のチェックの結果により識
別情報の更新処理を実行するときは、先行して実行中の
処理と同時に実行することになる。このフローの動作を
行うことにより、ユーザ識別情報を記憶している記憶手
段への同時アクセスによりデータにエラーが発生する可
能性の高い同一識別情報に対する同時更新要求のみにつ
いて、自マシン操作部からの識別情報の更新処理を無効
にでき、処理の効率化を図ることができる。
【0049】更新処理に係わる第7の実施例は、マシン
において処理を先行して実行している最中に自マシン操
作部30からの更新処理要求の指令が入力された場合に
対応するものであるが、その中で、比較的エラーの起こ
りやすい同一のユーザ識別情報の更新処理に対する要求
である場合に限って、更新処理を保留して、先行する処
理の終了を待って、保留した更新処理を実行できるよう
にするものである。図13に更新要求処理に係わる第7
の実施例に係わるフローチャートを示す。図13を参照
して、本実施例の処理動作について説明する。この処理
は、外部機から送信されてきた更新要求指令に従う処理
を行っている最中に自マシン操作部30からの更新要求
がある時に開始され、第5、第6の実施例と同様に、受
信時に直ちにその処理を実行しないで、まず、既に実行
中の識別情報の更新処理が有るか否かをチェックする
(S161)。ステップS161のチェックの結果、既
に実行中の識別情報の更新処理が有る場合、自マシン操
作部30からの更新処理の要求に関わる識別情報を実行
中の識別情報と照合し、同一の識別情報であるか否かを
チェックする(S162)。このチェックの結果、同一
の識別情報である場合(S162−YES)、自マシン操
作部30からの更新処理の指令を退避させる(S16
3)。この後、実行中の識別情報の更新処理が完了した
ことを確認するために、実行中の識別情報の更新が終了
したか否かをチェックする(S164)。先行し実行し
ている識別情報の更新処理が終了したとき(S164−
YES)、退避されていた自マシン操作部30からの更新
処理を実行する(S165)。
【0050】他方、ステップS161のチェックの結
果、実行中の識別情報の更新処理がない場合(S161
−NO)、また、ステップS162のチェックの結果、既
に実行中の識別情報の更新処理があっても、実行中の識
別情報と異なる識別情報の更新処理の要求である場合
(S162−NO)、自マシン操作部30からの更新処理
を実行する(S166)。なお、ステップS162のチ
ェックの結果により識別情報の更新処理を実行するとき
は、先行して実行中の処理と同時に実行することにな
る。ステップS165及びS166のシーケンスを行っ
た後、初期状態にリターンし、外部からユーザ識別情報
の更新要求の指令が送信されてくるのを待つ。このフロ
ーの動作を行うことにより、ユーザ識別情報を記憶して
いる記憶手段への同時アクセスによりデータにエラーが
発生する可能性の高い同一識別情報に対する同時更新要
求のみについて、実行中の識別情報の更新処理が完了す
るまで、自マシン操作部30からの更新処理を保留し、
実施例5、6のように更新処理を無効にすること無く、
実行中の識別情報の更新処理の完了後、更新処理を実行
して、さらに処理の効率化を図ることが可能になる。
【0051】また、本発明においては、デジタル複合機
に登録・保存されたユーザ識別情報を本体の操作部やネ
ットワークI/Fそれぞれから入力される更新要求指令
に従って更新する上記したユーザ識別情報の更新処理方
法を実行するためのプログラムに従う動作を装置の制御
部、或いは外部機(PC)のCPUに実行させることに
より、目的とする機能を実現することができる。上記し
た実施例装置では、制御部(図4)に備えたROM69
にこのプログラムを記憶する。通常、ROM69をEE
PROMやフラシュメモリで構成し、ハードウェアとし
ての装置が製造された段階或いは装置が既に使用されて
いる段階で、新規書き込み又は書き換えによりインスト
ールされる。インストールの方法は、インストールする
プログラムをLAN、ネットワークI/F73(図4)
を介してホスト装置等からダウンロードするか、又はコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体としてのフロッピー
ディスク,CD−ROM,ICカード等の記録媒体にプ
ログラムを記録し、記録されたプログラムをI/Oポー
ト67(図4)に接続されたドライブ(読み出し装置)
により読み出し、本体側のROM69に書き込むという
方法により行う。上記のようにしてROM69に記憶さ
れたプログラムを用いて制御部のCPU68は、ユーザ
識別情報の更新に係わる処理を実行する。
【0052】
【発明の効果】(1) 請求項1,13の発明に対応す
る効果 一つの更新要求指令に従うユーザ識別情報の更新処理の
最中に、他の更新要求指令が入力される場合に、後から
入力された更新要求指令を無効にするようにしたことに
より、ユーザ識別情報を登録・保存した記憶手段に同時
に2つのアクセスが発生することにより起きる記憶情報
のエラーを無くすことができるので、ユーザ識別情報の
メンテナンスの適正性を保証することができる。 (2) 請求項2,14の発明に対応する効果 上記(1)の効果に加えて、更新処理中のユーザ識別情
報と同一の情報に対してのみ入力された更新要求指令を
無効に(即ち、記憶手段への同時アクセスによりデータ
にエラーが発生する可能性の高い同一識別情報に対する
更新要求指令のみに絞って指令を無効にする)するよう
にしたことにより、ユーザ識別情報のメンテナンスにお
ける処理効率を向上させることができる。 (3) 請求項3,15の発明に対応する効果 上記(1)、(2)の効果に加えて、更新要求指令を無
効にしたときに、更新要求指令を無効にした旨を更新要
求指令の発信元に報知するようにしたことにより、発信
元で再要求の指令を行うことが可能になるので、ユーザ
識別情報のメンテナンスの適正がより高く保証される。
【0053】(4) 請求項4,16の発明に対応する
効果 一つの更新要求指令に従うユーザ識別情報の更新処理の
最中に、他の更新要求指令が入力される場合に、後から
入力された更新要求指令の中、更新中のユーザ識別情報
と同一の情報に対してのみ更新要求を保留し、更新中で
あったユーザ識別情報の更新を完了を待って、保留して
いた更新要求を実行するようにしたことにより、ユーザ
識別情報の更新処理の処理効率を高めることができ、ま
た、ユーザ識別情報を登録・保存した記憶手段に同時に
2つのアクセスが発生することにより起きる記憶情報の
エラーを無くすことができ、メンテナンスの適正性をよ
り高度に保証することができる。 (5) 請求項5,17の発明に対応する効果 上記(4)の効果に加えて、更新要求指令を保留にした
ときに、更新要求指令を保留にした旨を更新要求指令の
発信元に報知するようにしたことにより、指令が受け付
けられ、その後更新処理が行われることを発信元で確認
することができるので、オペレータが無駄な操作、行動
をとることがなく、安心できる。
【0054】(6) 請求項6の発明に対応する効果 上記(1)〜(5)の効果に加えて、画像形成装置に装
備した操作手段を通して更新要求指令を入力することが
できるので、画像形成装置のユーザ自身により更新処理
の指令を行うことが可能になる。 (7) 請求項7の発明に対応する効果 上記(1)〜(6)の効果に加えて、画像形成装置に装
備した通信インタフェースを通して更新要求指令を入力
することができるので、例えば画像形成装置を外から管
理する管理装置や画像形成装置を利用するホスト装置等
の外部装置の管理者やユーザにより更新処理の指令を行
うことが可能になる。 (8) 請求項8の発明に対応する効果 上記(1)〜(7)の効果に加えて、更新処理が完了し
たときに、その旨を更新要求指令の発信元に報知するよ
うにしたことにより、発信元で指令が受け付けられ、そ
の後更新処理が行われたことを確認することができるの
で、オペレータが無駄な操作、行動をとることがなく、
信頼感を与えることが可能になる。
【0055】(9) 請求項9の発明に対応する効果 請求項1,2,4,6,7のいずれかに記載された画像
形成装置にユーザ識別情報の更新要求指令を出力する外
部装置を通信媒体を介して接続した画像形成システムに
おいて、上記(1)、(2)、(4)、(6)、(7)
の効果を実現することができる。 (10) 請求項10の発明に対応する効果 請求項3,5,8のいずれかに記載された画像形成装置
にユーザ識別情報の更新要求指令を出力するとともに、
入力される画像形成装置からの報知情報を提示する手段
を備えた外部装置を通信媒体を介して接続した画像形成
システムにおいて、上記(3)、(5)、(8)の効果
を実現することができる。 (11) 請求項11の発明に対応する効果 上記(10)の効果に加えて、外部装置は、更新要求を
無効にした旨の情報が送られてくると、それに応じて、
無効になった更新要求指令の再送信を行うので、更新さ
れないままに放置されることがないので、ユーザ識別情
報のメンテナンスの適正がより高く保証される。
【0056】(12) 請求項12の発明に対応する効
果 上記(9)〜(11)の効果に加えて、画像形成装置を
用いて処理されるジョブの処理要求指令を発信するホス
ト装置によりユーザが更新処理の指令を行うことができ
る。 (13) 請求項18の発明に対応する効果 上記(1)〜(5)の効果に加えて、更新処理が完了し
たときに、その旨を更新要求指令の発信元に報知するよ
うにしたことにより、発信元で指令が受け付けられ、そ
の後更新処理が行われたことを確認することができるの
で、オペレータが無駄な操作、行動をとることがなく、
信頼感を与えることが可能になる。 (14) 請求項19,20の発明に対応する効果 適用する画像形成装置或いは外部装置の制御を司るCP
Uが本発明の記録媒体に記録されたプログラムを用いる
ことによって、請求項13〜18の発明に関わる動作を
容易に実行することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係わるデジタル複合機の全
体構成を概略図として示す。
【図2】 図1のデジタル複写機の操作部の1例を示
す。
【図3】 図2の操作部に備えた液晶タッチパネルの表
示の一例を示す。
【図4】 本発明の実施例に係わるデジタル複合機の制
御部をブロック図にて示す。
【図5】 本発明を実施したネットワーク複合機システ
ムの例を示す。
【図6】 デジタル複合機とホスト機を接続したシステ
ムの一例を示す。
【図7】 外部機の指令による更新処理に係わるフロー
チャートを示す(第1の実施例)。
【図8】 外部機の指令による更新処理に係わるフロー
チャートを示す(第2の実施例)。
【図9】 外部機の指令による更新処理に係わるフロー
チャートを示す(第3の実施例)。
【図10】 更新処理要求の指令を発信する外部機側に
おいて行う処理に係わるフローチャートを示す(第4の
実施例)。
【図11】 自マシン操作部の指令による更新処理に係
わるフローチャートを示す(第5の実施例)。
【図12】 自マシン操作部の指令による更新処理に係
わるフローチャートを示す(第6の実施例)。
【図13】 自マシン操作部の指令による更新処理に係
わるフローチャートを示す(第7の実施例)。
【符号の説明】
1…自動原稿送り装置(ADF)、 2…原稿台、
6…コンタクトガラス、 15…感光体、1
7…定着ユニット、 27…現像ユニッ
ト、30…操作部、 31…液晶
タッチパネル 38…初期設定キー、 50…読み取り
ユニット、51…露光ランプ、 54
…CCDイメージセンサ、57…書き込みユニット、
58…レーザ出力ユニット、67…I/Oポ
ート、 68… CPU、65…画像メ
モリコントローラ、 66…画像メモリ、72…N
VRAM、 73…ネットワークI/
F、300…デジタル複合機、 400…ホ
スト機(PC)、500…管理機(PC)。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の指令入力部と、該指令入力部の少
    なくとも一つから入力されたジョブ処理要求の指令に従
    い画像を形成する手段と、ジョブ関連情報をユーザ毎に
    管理するためにジョブに付されるユーザ識別情報を登録
    ・保存する手段と、登録・保存されたユーザ識別情報を
    前記複数の指令入力部それぞれから入力される更新要求
    指令に従って更新する手段とを有した画像形成装置であ
    って、一つの更新要求指令に従う更新処理の実行中に、
    前記指令入力部から入力される他の更新要求指令を無効
    にする手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された画像形成装置にお
    いて、前記入力される他の更新要求指令を無効にする手
    段が、更新処理中のユーザ識別情報と同一の情報に対す
    る更新要求指令のみを無効にする手段であることを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載された画像形成装
    置において、前記更新要求指令を無効にする手段の動作
    に応じて、更新要求を無効にした旨を更新要求指令の発
    信元に報知するための手段とを備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 複数の指令入力部と、該指令入力部の少
    なくとも一つから入力されたジョブ処理要求の指令に従
    い画像を形成する手段と、ジョブ関連情報をユーザ毎に
    管理するためにジョブに付されるユーザ識別情報を登録
    ・保存する手段と、登録・保存されたユーザ識別情報を
    前記複数の指令入力部それぞれから入力された更新要求
    指令に従って更新する手段とを有した画像形成装置であ
    って、一つの更新要求指令に従う更新処理の実行中に、
    前記指令入力部から入力された他の更新要求指令中のユ
    ーザ識別情報と同一の情報に対する更新要求指令のみを
    保留する手段と、更新中であったユーザ識別情報の更新
    完了を待って、保留していた更新要求指令に従う更新処
    理を実行する手段を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された画像形成装置にお
    いて、前記更新要求指令を保留にする手段の動作に応じ
    て、更新要求を保留にした旨を更新要求指令の発信元に
    報知するための手段とを備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載された
    画像形成装置において、前記複数の指令入力部の一つを
    前記画像形成装置に装備する操作入力手段としたことを
    特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載された
    画像形成装置において、前記画像形成装置は外部装置と
    交信するための通信インタフェースを備え、前記複数の
    指令入力部の一つを前記通信インタフェースとしたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載された
    画像形成装置において、前記更新手段の動作に応じて、
    更新処理が完了した旨を更新要求指令の発信元に報知す
    るための手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,4,6,7のいずれかに
    記載された画像形成装置と、前記画像形成装置との交信
    を行うための通信インタフェースを備え、該通信インタ
    フェースを通して少なくとも前記ユーザ識別情報の更新
    要求指令を出力する外部装置と、を通信媒体を介して接
    続した画像形成システム。
  10. 【請求項10】 請求項3,5,8のいずれかに記載さ
    れた画像形成装置と、前記画像形成装置との交信を行う
    ための通信インタフェースを備え、該通信インタフェー
    スを通して少なくとも前記ユーザ識別情報の更新要求指
    令を出力するとともに、入力される前記報知情報を提示
    する手段を備えた外部装置と、を通信媒体を介して接続
    した画像形成システム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載された画像形成シス
    テムにおいて、前記外部装置が、前記更新要求指令の発
    信元に報知される更新要求を無効にした旨の情報の入力
    に応じて、無効になった更新要求指令の再送信を行う手
    段を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  12. 【請求項12】 請求項9乃至11のいずれかに記載さ
    れた画像形成システムにおいて、前記外部装置が、前記
    画像形成システムを構成する画像形成装置を用いて処理
    されるジョブの処理要求指令を発信するホスト装置であ
    ることを特徴とする画像形成システム。
  13. 【請求項13】 複数の指令入力部と、該指令入力部の
    少なくとも一つから入力されたジョブ処理要求の指令に
    従い画像を形成する手段と、ジョブ関連情報をユーザ毎
    に管理するためにジョブに付されるユーザ識別情報を登
    録・保存する手段とを有した画像形成装置における前記
    登録・保存されたユーザ識別情報を複数の指令入力部そ
    れぞれから入力される更新要求指令に従って更新するユ
    ーザ識別情報の更新処理方法であり、一つの更新要求指
    令に従う更新処理の実行中に、入力される他の更新要求
    指令を無効にする工程を実行することを特徴とするユー
    ザ識別情報の更新処理方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載されたユーザ識別情
    報の更新処理方法において、前記入力される他の更新要
    求指令を無効にする工程が、更新処理中のユーザ識別情
    報と同一の情報に対する更新要求指令のみを無効にする
    工程であることを特徴とする更新処理方法。
  15. 【請求項15】 請求項13又は14に記載されたユー
    ザ識別情報の更新処理方法において、前記更新要求指令
    を無効にする工程に伴い、更新要求を無効にした旨を更
    新要求指令の発信元に報知する工程を実行することを特
    徴とする更新処理方法。
  16. 【請求項16】 複数の指令入力部と、該指令入力部の
    少なくとも一つから入力されたジョブ処理要求の指令に
    従い画像を形成する手段と、ジョブ関連情報をユーザ毎
    に管理するためにジョブに付されるユーザ識別情報を登
    録・保存する手段とを有した画像形成装置における前記
    登録・保存されたユーザ識別情報を複数の指令入力部そ
    れぞれから入力される更新要求指令に従って更新するユ
    ーザ識別情報の更新処理方法であり、一つの更新要求指
    令に従う更新処理の実行中に、入力される他の更新要求
    指令中のユーザ識別情報と同一の情報に対する更新要求
    指令のみを保留する工程と、更新中であったユーザ識別
    情報の更新完了を待って、保留していた更新要求指令に
    従う更新処理を行う工程の各工程を実行することを特徴
    とするユーザ識別情報の更新処理方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載されたユーザ識別情
    報の更新処理方法において、前記更新要求指令を保留す
    る工程に伴い、更新要求を保留にした旨を更新要求指令
    の発信元に報知する工程を実行することを特徴とする更
    新処理方法。
  18. 【請求項18】 請求項13乃至17のいずれかに記載
    されたユーザ識別情報の更新処理方法において、前記更
    新処理を行う工程に伴い、更新処理が完了した旨を更新
    要求指令の発信元に報知する工程を実行することを特徴
    とする更新処理方法。
  19. 【請求項19】 請求項13乃至18のいずれかに記載
    されたユーザ識別情報の更新処理方法をコンピュータに
    実行させるためのプログラム。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載されたプログラムを
    コンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008142197A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Sankyo Co Ltd 遊技媒体計数機
JP2011170607A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成システム、画像形成装置およびプログラム
US8493582B2 (en) 2005-12-28 2013-07-23 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image processor, an image processing system, and a method of executing jobs
US9519829B2 (en) 2013-11-28 2016-12-13 Ricoh Company, Ltd. Image processing system, information processing apparatus, and recordable medium

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