JP2011066641A - 画像通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信した画像データの出力とそれに関連する処理を行う場合に、特殊な構成を用いることなく、受信画像の方向に応じた適切な処理を行うことができる画像通信装置を提供する。
【解決手段】複合機では、受信する画像データの送信元を示す送信元情報と、その送信元から受信する画像データに対応する画像の向きを正しい向きに直すための画像回転角度およびユーザの希望するステープル位置とを関連付けて予め送信元情報テーブルに登録しておく。画像データの受信に伴い取得した送信元情報がテーブルに登録されている場合は、その送信元情報に関連付けられている画像回転角度に基づいて、受信した画像データの回転処理を行い(S117)、その画像データの印刷処理を行う(S118)。また、印刷処理に連動したステープル処理では、その送信元情報に関連付けられているステープル位置に基づいて、ステープル処理を行う(S118/S120)。
【選択図】図4

Description

本発明は、受信した画像データの出力とそれに関連する処理を行う画像通信装置に関する。
ファクシミリ受信した画像を記録紙に印刷して自動でステープル綴じを行う画像通信装置では、記録紙の左上などの所望の位置にステープルする設定をしても、送信画像の向きに応じて受信画像の向きが変わるため、ユーザの望まない位置が綴じられてしまうことがある。たとえば、送信機側で原稿が上下や縦横を反転して読み取られると、受信機側では同様に反転した画像を記録紙に印刷して設定位置をステープルすることになるため、所望の位置とは異なる位置が綴じられてしまうことになる。このような送信画像の入力向きに応じて出力向きが変化する受信画像に対し、ステープルする位置を適切な位置に自動変更する技術が考案されている。
たとえば、送信機が画像のステープル位置を受信機に通知し、受信機がその通知に基づいてステープラーを移動しステープル位置を変更するようにした技術や(特許文献1参照)、受信機がその通知に基づいて画像データを回転し、印刷出力する画像の向きを変えてステープル位置を相対的に変更するようにした技術がある(特許文献2参照)。また、受信機が画像データの文字認識を行って文字の方向を判別し、ステープル位置を所定の位置に変更したり、画像データを回転し印刷出力する画像の向きを変えてステープル位置を相対的に変更したりするようにした技術がある(特許文献3参照)。
特開平5−207217号公報 特開2000−216947号公報 特開2001−268289号公報
上記のように、送信機側がステープル位置を通知する場合は、送信機はその通知を行うための特殊な構成を備える必要があり、構成が複雑になる。受信機側で画像データの文字認識を行う場合は、受信機は文字認識部を備える必要があり、やはり構成が複雑になる問題がある。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、受信した画像データの出力とそれに関連する処理を行う場合に、特殊な構成を用いることなく、受信画像の方向に応じた適切な処理を行うことができる画像通信装置を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]画像データを受信する受信部と、
前記受信部で受信した画像データの出力に係る出力系処理を実行する処理部と、
送信元を示す送信元情報と、その送信元から前記受信部で受信する画像データに対し前記出力系処理で用いる画像方向情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
前記受信部で画像データと共に受信した送信元情報が前記記憶部に記憶されている場合に、その送信元情報に関連付けられている画像方向情報に基づいて、前記処理部による前記画像データに対する前記出力系処理を変更する制御部と、
を備えた画像通信装置。
上記発明では、送信機から受信する画像データの送信元を示す送信元情報と、その送信元から受信する画像データに対し出力系処理で用いる画像方向情報とを関連付けて予め記憶しておく。画像データの受信時に、画像データと共に受信した送信元情報が記憶されている場合は、その送信元情報に関連付けられている画像方向情報に基づいて、受信した画像データに対する出力系処理を変更する。出力系処理は、受信した画像データの出力に係る処理であり、たとえば、出力とそれに関連する処理などである。
このように、特殊な構成を用いなくとも、送信元に対応する画像方向情報を予め記憶しておくだけで、受信した画像(画像データ)に対する出力系処理は、その送信元に対応する受信画像の方向(向き)に応じた適切な処理として実行することができる。
[2]画像データを受信する受信部と、
前記受信部で受信した画像データの出力に係る出力系処理を実行する処理部と、
送信元を示す送信元情報およびその送信元から前記受信部で受信する画像データに対応する画像のサイズを示す画像サイズ情報の組み合わせと、その組み合わせで受信する画像データに対し前記出力系処理で用いる画像方向情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
前記受信部で画像データと共に受信した送信元情報および画像サイズ情報の組み合わせが前記記憶部に記憶されている場合に、その組み合わせに関連付けられている画像方向情報に基づいて、前記処理部による前記画像データに対する前記出力系処理を変更する制御部と、
を備えた画像通信装置。
上記発明では、送信機から受信する画像データの送信元を示す送信元情報およびその送信元から受信する画像データに対応する画像のサイズを示す画像サイズ情報の組み合わせと、その組み合わせで受信する画像データ対し出力系処理で用いる画像方向情報とを関連付けて予め記憶しておく。画像データの受信時に、画像データと共に受信した送信元情報および画像サイズ情報の組み合わせが記憶されている場合は、その組み合わせに関連付けられている画像方向情報に基づいて、受信した画像データに対する出力系処理を変更する。
このように、特殊な構成を用いなくとも、送信元と画像のサイズの組み合わせに対応する画像方向情報を予め記憶しておくだけで、受信した画像(画像データ)に対する出力系処理は、その組み合わせに対応する受信画像の方向(向き)に応じた適切な処理として実行することができる。また、同一の送信元に対して画像のサイズ毎に異なる画像方向情報を記憶(登録)することができ、同一の送信元から複数種類のサイズの画像(画像データ)を受信する場合に、受信画像のサイズ毎に方向(向き)に応じた適切な出力系処理を実行することができる。
[3]前記制御部は、前記画像データと共に受信した送信元情報が前記記憶部に記憶されていない場合は、前記処理部による前記画像データに対する前記出力系処理の実行を保留して前記画像データを保持させる
ことを特徴とする[1]に記載の画像通信装置。
上記発明では、画像データと共に受信した送信元情報が記憶されていない場合は、その送信元に対応する受信画像の方向(正しい向き)を識別できないため、出力系処理の実行を保留して受信した画像データを保持する。これにより、送信元に対応する受信画像の方向を識別できない画像(画像データ)に対して、適さない出力系処理を実行してしまうことが回避される。
[4]前記制御部は、前記画像データと共に受信した送信元情報および画像サイズ情報の組み合わせが前記記憶部に記憶されていない場合は、前記処理部による前記画像データに対する前記出力系処理の実行を保留して前記画像データを保持させる
ことを特徴とする[2]に記載の画像通信装置。
上記発明では、画像データと共に受信した送信元情報および画像サイズ情報の組み合わせが記憶されていない場合は、その組み合わせに対応する受信画像の方向(正しい向き)を識別できないため、出力系処理の実行を保留して受信した画像データを保持する。これにより、送信元と画像サイズの組み合わせに対応する受信画像の方向を識別できない画像(画像データ)に対して、適さない出力系処理を実行してしまうことが回避される。
[5]前記制御部は、前記出力系処理の実行を保留した場合は、前記画像データに対応する画像の1頁目のみを確認用として出力する確認用出力処理を実行する
ことを特徴とする[3]または[4]に記載の画像通信装置。
上記発明では、出力系処理の実行を保留した場合は確認用出力処理を実行し、受信した画像(画像データ)の1頁目のみを確認用として出力する。画像の出力は、たとえば、記録紙への印刷や表示部への表示などによって行う。実行タイミングは、画像データの受信後に自動的に実行したり、ユーザの指示(印刷確認指示/表示確認指示)を受けて実行したりする。
これにより、受信画像の方向を識別するための情報が記憶されていない場合は、ユーザは確認用出力から受信画像の方向(正しい向き)を識別することができる。保留にされた出力系処理を実行する場合には、識別した方向に応じた適宜な設定を行うなどが可能になる。また、この設定途中に確認用出力処理を実行して設定内容を確認できるようにしてもよい。これにより、保留にされた出力系処理は、ユーザによる設定を受けて、受信画像の方向に応じた適切な処理として実行することができる。
[6]前記制御部は、前記画像データの1頁目の受信を完了すると前記確認用出力処理を実行する
ことを特徴とする[5]に記載の画像通信装置。
上記発明では、複数頁の画像データの受信するような場合でも、1頁目の受信を完了すると確認用出力処理が実行され、確認用の画像が迅速に出力されるようになる。
[7]前記制御部は、前記確認用出力処理で前記画像に所定の情報を合成する
ことを特徴とする[5]または[6]に記載の画像通信装置。
上記発明では、確認用出力処理によって出力する確認用の画像に所定の情報を合成する。これにより、確認用の画像を通じてユーザに提供すべき情報や望ましい情報などを提供することができる。
[8]前記所定の情報は、前記出力系処理の内容を示す情報と、確認用出力である旨を示す情報と、画像データの受信日時情報と、画像データの属性情報とのうちの少なくとも1つである
ことを特徴とする[7]に記載の画像通信装置。
上記発明では、確認用の画像に、出力系処理の内容、確認用出力である旨、画像データの受信日時、画像データの属性といった各種の情報を合成してユーザに提供することができる。
[9]表示部と、操作部とを備え、
前記制御部は、前記出力系処理の実行を保留した画像データを前記表示部に表示し、表示された画像データの選択とその選択された画像データに対する前記出力系処理に係る設定および実行指示とを前記操作部で受けると、前記処理部に前記選択された画像データに対する前記出力系処理を前記設定に従って実行させる
ことを特徴とする[3]〜[8]のいずれか1項に記載の画像通信装置。
上記発明では、出力系処理の実行を保留にされた画像データは、表示部に表示される。ユーザは、表示された中から所望の画像データを選択し、その画像データに対する出力系処理に係る設定、たとえば、受信画像の方向(正しい向き)に応じた適宜な設定などを行って画像通信装置(処理部)に出力系処理を実行させることができる。このように、受信画像の方向を識別できないために出力系処理の実行を保留した画像データに対しては、ユーザから設定を受けて、適切な出力系処理を実行することができる。
[10]表示部と、操作部とを備え、
前記制御部は、前記出力系処理の実行を保留した画像データを前記表示部に表示し、表示された画像データの選択とその選択された画像データに対する画像方向情報の入力とを前記操作部で受けると、前記選択された画像データと共に受信した送信元情報と前記入力された画像方向情報とを関連付けて前記記憶部に記憶する
ことを特徴とする[3]〜[8]のいずれか1項に記載の画像通信装置。
上記発明では、出力系処理の実行を保留にされた画像データは、表示部に表示される。ユーザは、表示された中から所望の画像データを選択し、その画像データに対する画像方向情報、たとえば、受信画像の方向(正しい向き)に応じた適宜な画像方向情報などを入力し、送信元情報と関連付けて画像通信装置に新たに登録(記憶)することができる。この登録後に、その送信元から画像データを受信した場合には、その送信元に対応する受信画像の方向に応じた適切な出力系処理を実行することができる。
[11]前記制御部は、前記画像データと共に受信した送信元情報が前記記憶部に記憶されていない場合でも、前記出力系処理に含まれる印刷処理を前記画像データに対して実行したときの総印刷枚数が1枚のみである場合は前記保留を行わない
ことを特徴とする[3]に記載の画像通信装置。
[12]前記制御部は、前記画像データと共に受信した送信元情報および画像サイズ情報の組み合わせが前記記憶部に記憶されていない場合でも、前記出力系処理に含まれる印刷処理を前記画像データに対して実行したときの総印刷枚数が1枚のみである場合は前記保留を行わない
ことを特徴とする[4]に記載の画像通信装置。
上記[11]および[12]の発明では、受信した画像データに対する印刷処理で総印刷枚数が1枚のみである場合には、印刷出力やそれに関連する処理を実行しても悪影響が発生する可能性は低いため、出力系処理を保留せずに実行する。これにより、保留しなくても差し支えない出力系処理を無駄に保留させずに速やかに実行することができる。
[13]前記出力系処理は、前記画像データを出力する出力処理と、前記画像データの出力に関連する処理である関連処理とを含み、
前記処理部は、前記出力処理を実行する出力処理部と、前記関連処理を実行する関連処理部とを含む
ことを特徴とする[1]〜[12]のいずれか1項に記載の画像通信装置。
上記発明では、出力系処理の変更は、画像データを出力する出力処理を変更したり、画像データの出力に関連する処理である関連処理を変更したりすることで行う。
出力処理の変更は、出力の有無の変更などである。たとえば、受信した画像データの送信元に対応する画像方向情報、または、送信元と画像のサイズの組み合わせに対応する画像方向情報が記憶されている場合は出力を行い、記憶されていない場合は出力を行わない、などの変更が可能である。
関連処理の変更は、処理の有無の変更や処理内容の変更などである。たとえば、受信した画像データの送信元に対応する画像方向情報、または、送信元と画像のサイズの組み合わせに対応する画像方向情報が記憶されている場合は関連処理を行い、記憶されていない場合は関連処理を行わない、などの変更が可能である。また、出力処理が実行される場合に画像方向情報によって示される方向で出力された画像データに適した関連処理を行うことができる場合は関連処理を行い、そのような関連処理を行うことができない場合は関連処理を行わない、などの変更が可能である。また関連処理の処理内容を、受信した画像データを画像方向情報によって示される方向で出力するための処理内容に変更したり、その方向で出力された画像データに適した処理内容に変更したりするなどが可能である。
これにより、受信した画像データに対する出力処理や関連処理を、送信元に対応する受信画像の方向、または、送信元と画像のサイズの組み合わせに対応する受信画像の方向に応じた適切な処理として実行することができる。
[14]前記出力処理は、前記画像データを予め設定された宛先に転送する転送処理を含む
ことを特徴とする[13]に記載の画像通信装置。
上記発明では、受信した画像データを予め設定された宛先に転送する場合に、画像データを画像方向情報によって示される方向に直して転送するなどが可能になる。
[15]前記画像データを記憶する画像記憶部を備え、
前記出力処理は、前記画像データを前記画像記憶部に記憶して保存する保存処理を含む
ことを特徴とする[13]または[14]に記載の画像通信装置。
上記発明では、受信した画像データを画像記憶部に記憶して保存する場合に、画像データを画像方向情報によって示される方向に直して保存するなどが可能になる。
[16]前記出力処理は、前記画像データに対応する画像を記録紙に印刷して出力する印刷処理を含む
ことを特徴とする[13]〜[15]のいずれか1項に記載の画像通信装置。
上記発明では、受信した画像データに対応する画像を記録紙に印刷して出力する場合に、画像を画像方向情報によって示される方向に直して印刷するなどが可能になる。
[17]前記関連処理は、前記出力処理を実行する前記画像データに対して回転を施す回転処理を含み、
前記回転処理の変更は、前記画像データに対する回転の有無の変更と、前記画像データに対する回転角度の変更とを含む
ことを特徴とする[13]〜[15]のいずれか1項に記載の画像通信装置。
上記発明では、受信し出力処理を実行する画像データに対して回転を施す場合に、画像データを画像方向情報に基づいて回転し出力する方向を変更する(正しい向きに直す)などが可能になる。なお、[9]と組み合わせた場合の回転処理の設定では、画像データに対する回転の有無の設定や、画像データに対する回転角度の設定を行うことができる。
[18]前記関連処理は、前記印刷処理を実行する画像データに対して回転を施す回転処理と、前記印刷処理が実行されて前記画像が印刷された記録紙に後加工を施す後処理との少なくとも一方を含み、
前記回転処理の変更は、前記画像データに対する回転の有無の変更と、前記画像データに対する回転角度の変更とを含み、
前記後処理の変更は、前記記録紙に対する後加工の有無の変更と、前記記録紙に対する後加工の位置の変更とを含む
ことを特徴とする[16]に記載の画像通信装置。
上記発明では、受信し印刷処理を実行する画像データに対して回転を施す場合に、画像データを画像方向情報に基づいて回転し出力する方向を変更してから(正しい向きに直してから)、その画像データに対応する画像を記録紙に印刷するなどが可能になる。また、受信した画像データに対応する画像が印刷された記録紙に後加工を施す場合に、画像方向情報に基づいて後加工を適切に施すなどが可能になる。なお、[9]と組み合わせた場合の後処理の設定では、記録紙に対する後加工の有無の設定や、記録紙に対する後加工の位置の設定を行うことができる。
[19]前記後処理は、ステープル処理と、パンチ処理と、糊付け処理とのうちの少なくとも1つである
ことを特徴とする[18]に記載の画像通信装置。
上記発明では、受信した画像データに対応する画像が印刷された記録紙に対し、画像方向情報に基づいて、ステープルを適切に施したり、パンチを適切に施したり、糊付けを適切に施したりすることができる。
[20]前記画像のサイズは、記録紙のサイズによって示されるサイズである
ことを特徴とする[2]に記載の画像通信装置。
上記発明では、送信元から受信する画像データに対応する画像のサイズを示す画像サイズ情報は、記録紙のサイズによって示される情報となる。
本発明の画像通信装置によれば、受信した画像データの出力とそれに関連する処理を行う場合に、特殊な構成を用いることなく、受信画像の方向に応じた適切な処理を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る画像通信装置としての複合機の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る送信元情報テーブルを示す図である。 複合機による画像受信動作および受信画像の印刷動作を示す流れ図(1/2)である。 複合機による画像受信動作および受信画像の印刷動作を示す流れ図(2/2)である。 複合機による保留中の印刷ジョブの実行動作を示す流れ図である。 複合機の表示部に表示される印刷ジョブリスト画面の一例を示す図である。 図6の印刷ジョブリスト画面上に設定ウィンドウがポップアップ表示された状態を示す図である。 図7の設定ウィンドウ上に印刷ウィンドウがポップアップ表示された状態を示す図である。 複合機による画像受信動作および受信画像の保存/転送動作を示す流れ図(1/2)である。 複合機による画像受信動作および受信画像の保存/転送動作を示す流れ図(2/2)である。 複合機による保留中の保存/転送ジョブの実行動作を示す流れ図である。 複合機の表示部に表示されるジョブリスト画面の一例を示す図である。 図12のジョブリスト画面上に設定ウィンドウがポップアップ表示された状態を示す図である。 図13の設定ウィンドウ上に保存ウィンドウがポップアップ表示された状態を示す図である。 図13の設定ウィンドウ上に転送ウィンドウがポップアップ表示された状態を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像通信装置としての複合機10の概略構成を示すブロック図である。
複合機10は、原稿画像を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷して出力するコピー機能、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末やサーバなどへ送信したりするスキャン機能、外部端末から受信したプリントデータに係る画像や当該複合機10に保存されている画像データ(ファイル)に係る画像を記録紙に印刷して出力するプリンタ機能、印刷出力された記録紙に後加工を施す後処理機能、公衆回線を通じて画像データを送受信するファクシミリ機能、ネットワークを通じて画像データを送受信するネットワーク機能(ファイル送受信機能)、入力された画像データを保存する保存機能(BOX機能)などを備えている。
コピー機能およびプリンタ機能では、複数ページを1ページに集約して印刷するNin1印刷、両面印刷などに対応している。ファクシミリおよびネットワーク機能では、G3ファクシミリ、ネットワークファクシミリ(IP(Internet Protocol)ファクシミリ)、電子メール(Email)やFTP(File Transfer Protocol)などによるデータ転送に対応している。
また複合機10は、上記の機能によって画像データに対する各種処理のジョブを実行する機能、ユーザからジョブの設定および実行指示の操作を受け付ける機能を備えている。さらに、ファクシミリ受信やネットワーク受信による画像データの送信元を示す送信元情報およびその送信元から受信する画像データに対応する画像のサイズを示す画像サイズ情報の組み合わせと、その組み合わせで受信する画像データに対し出力系処理で用いる画像方向情報とを関連付けて登録する機能、画像データと共に受信した送信元情報および画像サイズ情報の組み合わせが登録されている場合に、その組み合わせに関連付けられている画像方向情報に基づいて、受信した画像データに対する出力系処理を変更する機能、その組み合わせが登録されていない場合は、受信した画像データに対する出力系処理の実行を保留してその画像データを保持し、ユーザから別途指示を受けて出力系処理を実行する機能を備えている。
画像方向情報は、受信した画像データに対応する画像(受信画像)の正しい向き(正規方向)を示す情報である。詳細には、本実施形態では受信画像を回転して正しい向きに直すための回転角度を示す情報である。
出力系処理とは、受信した画像データの出力に係る処理、たとえば、出力とそれに関連する処理などである。詳細には、出力系処理は、画像データを出力する出力処理と、画像データの出力に関連する処理である関連処理とを含む。出力処理は、画像データに対応する画像を記録紙に印刷して出力する印刷処理と、画像データを画像記憶部に記憶して保存する保存処理と、画像データを予め設定された宛先に転送する転送処理とを含む。関連処理は、出力処理を実行する画像データに対して回転を施す回転処理と、印刷処理によって画像が印刷された記録紙に後加工を施す後処理とを含む。
複合機10は、制御部11にROM12(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)13と、不揮発メモリ14と、表示部15と、操作部16と、ファクシミリ通信部17と、ネットワーク通信部18と、画像読込部19と、画像形成部20と、画像処理部21と、画像記憶部22と、後処理部23などが接続されて構成されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)などで構成され、ROM12に格納されているプログラムに従って複合機10の動作を制御する。ROM12は、各種プログラムや固定データなどを格納している。RAM13は、制御部11がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリとして使用されるほか、画像データを一時的に保存するための画像メモリなどにも使用される。不揮発メモリ14は、電源がオフされても記憶が保持されるメモリであり、装置固有の情報や各種の設定情報、表示部15に表示する各種画面の表示用データ、送信元情報テーブル30などが記憶される。
表示部15は、液晶ディスプレイなどで構成され、操作画面、設定画面、ジョブリスト画面などの各種の画面を表示する。操作部16は、モード選択ボタン、スタートボタン、ストップボタン、テンキーなどの各種のボタン類と、液晶ディスプレイの表面に設けられて押下された座標位置を検出するタッチパネルなどで構成され、ユーザが複合機10に対して行う各種の操作を受け付ける。
ファクシミリ通信部17は、ファクシミリ機能を備えた外部機器と公衆回線を通じて画像データを送受信する。ネットワーク通信部18は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを通じて外部端末やサーバなどと通信を行う。
画像読込部19は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する。画像読込部19は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路と、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
画像形成部20は、画像データに基づく画像を電子写真プロセスによって記録紙上に形成して出力する。画像形成部20は、たとえば、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、入力される画像データに応じて点灯制御されるLD(Laser Diode)と、LDから射出されたレーザ光を感光体ドラム上で走査させる走査ユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有する、いわゆるレーザープリンタとして構成されている。レーザ光に代えてLED(Light Emitting Diode)で感光体ドラムを照射するLEDプリンタのほか他の方式のプリンタであってもかまわない。
画像処理部21は、画像データに対して、画像補正、回転、拡大/縮小、圧縮/伸張など各種の画像処理を施す。
画像記憶部22は、不揮発メモリまたはハードディスク装置などで構成され、複合機10に入力された画像データを記憶・保存する。画像記憶部22に保存される画像データは、原稿のスキャンやコピーにおいて原稿を読み取って取得された画像データ、外部端末から受信したプリントデータ(画像データ)、ネットワーク受信した画像データ、ファクシミリ受信した画像データなどである。
後処理部23は、画像形成部20により画像が印刷されて出力された記録紙に後加工を施す後処理を行う。後処理は、本実施形態では、印刷出力された複数枚の記録紙をステープルで綴じるステープル処理である(後処理部=ステープル処理部)。
複合機10は、ステープル処理を行うためのステープル機能の設定では、記録紙に対するステープル位置を複数種類の中から選択できるようになっている。たとえば、記録紙の上下左右(上/下/左/右/左上/左下/右上/右下など)とステープル数(1つ/2つなど)を組み合わせた複数種類が用意されており(図7参照)、その複数種類の中からいずれか1種類を選択できるようになっている。ステープル処理部によるステープル位置の変更は、ステープラーを移動させて行うのではなく、記録紙に印刷する画像を回転させて相対的に行うようになっている。
複合機10は、ステープル処理(ステープル機能)を装置の設定(マシン設定)やジョブの設定として受け付け、その設定に従ってステープル処理部(後処理部23)により実行する。マシン設定は、たとえば、ファクシミリ受信やネットワーク受信した画像を印刷して出力した複数枚の記録紙を、自動動作によってステープルで綴じる自動ステープル機能の設定などである。詳細には、自動ステープル機能のOn/Offの設定と、ステープル位置の設定などである。
図2は、不揮発メモリ14に記憶されている送信元情報テーブル30の一例を示す図である。
ファクシミリなどによる受信画像の向き(出力向き)は、送信画像の向き(入力向き)に応じて変化する。たとえば、送信機側で画像が上下反転(天地反転)や縦横反転して入力されると、受信機側では同様に反転した向きで画像が出力される。このように正しくない向きで画像が印刷された記録紙に対し、自動ステープル機能によって設定位置をステープルすると、ユーザの所望する位置とは異なる位置が綴じられることになる。また、正しくない向きで画像を保存したり転送したりすると、その画像をユーザが見たときに見にくくなることになる。
本実施形態では、実際に受信した受信画像の向きから、送信元毎に受信画像を回転して正しい向きに直すための回転角度を事前に把握しておき、その回転角度に基づいて送信元毎に受信画像を正しい向きに直す回転処理を行う。この正しい向きの受信画像を印刷した記録紙に対して、自動ステープル機能により設定位置をステープルするようにしたり、正しい向きの受信画像を保存したり、正しい向きの受信画像を転送したりするようにしている。
また、同一の送信元であっても画像のサイズによって画像の向きが異なることがあるため、1つの送信元に対して画像サイズ毎に受信画像の回転角度を異なる設定にできるようにしている。送信元情報テーブル30は、その送信元と画像サイズの組み合わせ毎に、受信画像の向きを直すための情報とステープル位置の設定情報を記憶したテーブルである。
送信元情報テーブル30には、テーブル管理番号(#1〜)と、送信元情報と、種別と、画像サイズと、On/Offと、画像回転(°)と、ステープル位置とが対応付けられて送信元単位で記憶される。
送信元情報は、受信する画像データの送信元を示す情報であり、送信機の電話番号、IPアドレス、電子メールアドレスなどである。種別は、画像データを受信する動作(通信動作/受信ジョブ)の種類を示す情報であり、G3−Fax、IP−Fax、Emailなどである。
画像サイズは、受信する画像のサイズ(受信画像サイズ)を示す情報であり、A4Sef(Short edge feed(縦送り))、A4Lef(Long edge feed(横送り))、A3Sefなどの記録紙のサイズ(記録紙サイズ)で示される。この画像サイズは、本例の#1および#2や#3および#4に示すように、1つの送信元に対して複数種類を登録できるようになっている。
On/Offは、印刷/保存/転送に関する回転処理、およびステープル処理(自動ステープル機能)の有効/無効/逐次指定を示す情報であり、有効を示す「On」、無効を示す「Off」、画像受信毎に画像の回転角度およびステープル位置の設定をユーザから受け付けることを示す「逐次」の3種類である。このOn/Off(逐次を含む)は、ユーザが送信元と画像サイズの組み合わせ毎に所望の設定を行い、その情報が組み合わせ別に登録される。
画像回転(°)は、受信した画像を回転させる角度を示す情報であり、0、90、180、270(°)の4種類である。ここでは、送信元から実際に受信した特定サイズの画像の向きから、その受信画像の上下や縦横の向きを正しい向きに補正するための回転角度を予め把握し、その回転角度が登録される。たとえば、受信画像が正しい向きであれば回転する必要がなく、この場合は「0」を登録する。受信画像が上下反転していれば半回転によって正しい向きになり、この場合は「180」を登録する。受信画像が縦横反転していれば1/4回転または3/4回転(−1/4回転)によって正しい向きになり、この場合はその回転角度に応じて「90」または「270」を登録する。この画像回転角度は、ユーザが送信元と画像サイズの組み合わせ毎に上記の4種類のうちのいずれか1種類を選択し、その情報が組み合わせ別に登録される。本実施形態では、受信画像の正しい方向(正規方向)を示す画像方向情報は、この画像回転角度となっている。
ステープル位置は、受信画像が印刷された記録紙に対するステープルの位置(上下左右およびステープル数)を示す情報であり、ステープル無しを含む設定可能な複数種類の中からいずれか1つが選択されて登録される。このステープル位置は、ユーザが送信元と画像サイズの組み合わせ毎に所望の位置を選択し、その情報が組み合わせ別に登録される。
また、本テーブルにおける自動ステープル機能(ステープル処理)のOn/Off(逐次)は、マシン設定による自動ステープル機能のOn/Offに連動して切り替えられる。具体的には、自動ステープル機能が本テーブルでOnとなっていても、マシン設定がOffであれば本機能全体が無効で動作しないことになる。マシン設定がOnであれば、本テーブルでOnとなっているステープル位置は有効となり、そのステープル位置に従って自動ステープル機能(ステープル処理)が動作する。
本例の送信元情報テーブル30では、上述したように、#1および#2と#3および#4では、同一の送信元に対して2種類の画像サイズが登録されている。#1/#2では、2種類の画像サイズに対して同じ画像回転角度および同じステープル位置が登録されている。#3/#4では、2種類の画像サイズに対して異なる画像回転角度および同じステープル位置が登録されている。
On/Offについては、#8が「Off」で#11が「逐次」となっており、他は「On」となっている。
複合機10は、自動ステープル機能のマシン設定がOffの場合には、テーブル設定のOn/Off/逐次にかかわらず、回転処理およびステープル処理を行わないようになっている。
印刷処理においては、自動ステープル機能のマシン設定がOnの場合、テーブル設定がOffの組み合わせ(送信元)に対しては、画像回転角度が登録されている場合のみそれに従って受信画像の回転処理(回転無しを含む)を行い、ステープル処理はステープル位置の登録の有無にかかわらず行わないようになっている。
テーブル設定が逐次の組み合わせ(送信元)に対しては、画像回転角度およびステープル位置の登録の有無にかかわらず、画像受信毎にユーザから画像回転角度およびステープル位置の逐次指定および印刷/保存/転送指示を受け付ける。これらを受けた場合は、逐次指定に従って回転処理、印刷/保存/転送処理、および印刷処理に連動したステープル処理を行うようになっている。
テーブル設定がOnの組み合わせ(送信元)に対しては、登録されている画像回転角度に従って受信画像の回転処理(回転無しを含む)を行い、その画像の印刷/保存/転送処理を行い、登録されているステープル位置に従って、印刷処理に連動したステープル処理(ステープル無しを含む)を行うようになっている。
次に、複合機10の動作について説明する。
複合機10は、G3ファクシミリ、IPファクシミリ、電子メールなどで受信した画像データに対して出力系処理を行う。出力系処理は、前述した出力処理と関連処理を含む。
出力処理としては、受信した画像データに対応する画像を画像形成部20により記録紙に印刷して出力する印刷処理、受信した画像データを画像記憶部22に保存する保存処理(BOX保存)、受信した画像データをファクシミリ通信部17またはネットワーク通信部18から予め設定された宛先に転送する転送処理などを行う。転送処理は、ファクシミリ転送、電子メール転送、FTP転送(ファイル転送)などの処理である。
関連処理としては、出力処理を実行する画像データに対して画像処理部21により回転を施す回転処理、印刷処理を実行されて画像が印刷された記録紙にステープル処理部(後処理部23)によりステープルを施すステープル処理などを行う。
出力処理では、印刷、保存、転送のいずれか1つ、または複数の処理を同時に行うことができる。いずれの処理を行うかは、ユーザが複合機10に対して行うマシン設定または送信元毎(組み合わせ毎)の個別設定などによって切り替えられる。受信した画像データの印刷処理では、Nin1印刷、両面印刷などを行うことができる。これらの画像集約を行うか否かは、ユーザが複合機10に対して行うマシン設定または送信元毎(組み合わせ毎)の個別設定などによって切り替えられる。以下では、ステープル処理を伴う印刷処理と、ステープル処理を伴わない保存/転送処理とに分けて、複合機10の動作を説明する。
(画像受信・印刷動作)
図3および図4は、複合機10による画像受信動作および受信画像の印刷動作を示す流れ図である。ここでは、送信元情報テーブル30における「On/Off」は、テーブルに登録された送信元情報と画像サイズの組み合わせ毎の自動ステープル機能のOn/Off(逐次を含む)を示す情報として説明する。
本動作の概要は、自動ステープル機能のマシン設定がOnにされていて、送信元情報テーブル30に送信元情報と画像サイズの組み合わせが登録されている送信元から総印刷枚数が複数枚となる画像データを受信した場合に、その送信元のテーブル設定がOnであれば、テーブルに登録されている画像回転角度に従って回転処理を行い、その画像の印刷処理を行って、テーブルに登録されているステープル位置に従ってステープル処理を行う。自動ステープル機能のマシン設定がOffの場合や総印刷枚数が1枚以下の場合は、テーブル情報を用いた回転処理およびステープル処理を行わずに印刷処理を行う。
また、テーブルに送信元情報と画像サイズの組み合わせが登録されていない送信元から画像データを受信した場合は、印刷処理を保留して画像データを一時保存すると共に、受信した画像の向きを確認するために1ページ目のみを印刷する確認用印刷処理を行う。印刷処理を保留にした画像データに対しては、ユーザから別途指示を受けて印刷処理を行うと共に、このユーザ指示による印刷処理ではユーザから画像回転角度とステープル位置の設定および登録を受け付けるようにしている。以下、本動作を詳細に説明する。
複合機10の制御部11は、画像データの受信に係る動作を開始すると(ステップS101)、送信元情報と画像サイズ情報を取得する(ステップS102)。たとえば、G3ファクシミリやIPファクシミリなどの場合は、相手機(送信機)との通信プロトコルにて、相手機の電話番号やIPアドレスなどと、相手機が送信しようとしている画像サイズの情報を取得する。電子メールの場合は、メールサーバから受信した電子メールから、電子メールに付加されている送信元の電子メールアドレスと画像サイズの情報を取得する。
制御部11は、受信を開始した画像データを順次、RAM13の画像メモリ領域に記憶する。画像データにおける1ページ目の受信を完了すると(ステップS103)、制御部11は、受信画像に対する自動ステープル機能のマシン設定を確認する(ステップS104)。マシン設定がOffの場合は(ステップS104;No)、ステップS109へ移行する。マシン設定がOnの場合は(ステップS104;Yes)、制御部11は、取得した送信元情報および画像サイズの組み合わせと同一の組み合わせが送信元情報テーブル30に登録されているか否かを確認する(ステップS105)。
登録されている場合は(ステップS106;Yes)、ステップS109へ移行する。登録されていない場合は(ステップS106;No)、制御部11は、画像データにおける1ページ目の画像のみを印刷する確認用印刷を実行する(ステップS107)。この確認用印刷は、画像データが複数ページであっても、1ページ目の受信を完了した時点で直ちに実行される。
また制御部11は、送信元情報保存フラグをOnに設定する(ステップS108)。送信元情報保存フラグは、送信元情報を保存(登録)する必要があるか否かを示すフラグである。フラグOnは保存必要を示し、フラグOffは保存不要を示す。さらに、ステップS102で取得した送信元情報と画像サイズ情報、および画像データの受信動作(受信ジョブ)の種別情報をRAM13に記憶し、ステップS109へ移行する。
ステップS109では、受信している画像データに次ページの画像があるか否かを確認する。次ページの画像がある場合は(ステップS109;Yes)、制御部11は画像データの受信を継続する。次ページの画像を受信完了すると(ステップS110)、ステップS109へ戻り、最終ページの画像を受信完了するまでステップS109およびステップS110を繰り返す。次ページの画像がない場合は(ステップS109;No)、図4のステップS111へ移行する。
ステップS111では、制御部11は、受信画像に対する自動ステープル機能のマシン設定を確認する。マシン設定がOffである場合は(ステップS111;No)、制御部11は、受信した画像データに対応する画像の印刷を実行し(ステップS124)、印刷後にRAM13内の当該画像データを消去すると共に各種の関連情報(送信元情報、画像サイズ情報、受信動作の種別情報)が記憶されている場合はそれも消去して、本動作を終了する(End)。
なお、このマシン設定がOffの場合の印刷は、画像データを全ページ受信完了してから開始するのではなく、画像形成部20が非動作中で印刷可能な状態であれば画像データの受信中に開始するようにしてもよい。すなわち、図3のステップS104でマシン設定がOffであることを確認した場合は(ステップS104;No)、印刷可能であれば画像データを受信しながら印刷を行うようにしてもよい。
マシン設定がOnである場合は(ステップS111;Yes)、受信した画像データの全ページ数を確認する(ステップS112)。画像データが複数ページである場合は(ステップS112;No)、ステップS113へ移行する。画像データが1ページである場合は(ステップS112;Yes)、制御部11は、受信した画像データに対応する画像の印刷を実行し(ステップS124)、印刷後にRAM13内の当該画像データを消去すると共に各種の関連情報が記憶されている場合はそれも消去して、本動作を終了する(End)。
なお、ステップS112は図3のステップS103の直後に行うようにしてもよい。この場合は、制御部11は受信した画像データの全ページ数が1ページであることを確認すると、直ちに印刷を開始するようになる。複数ページであることを確認した場合は、ステップS104へ移行するようになる。
ステップS113では、制御部11は送信元情報保存フラグの設定を確認する。フラグOnの場合は(ステップS113;Yes)、制御部11は、受信した画像データに対応する画像の印刷を保留し、RAM13に記憶されているその画像データおよび各種の関連情報(送信元情報、画像サイズ情報、受信動作の種別情報)を画像記憶部22に転送し、これらを対応付けて画像記憶部22の所定の一時記憶領域に保存する(ステップS121)。
この印刷を保留にした受信ジョブ(実行を保留にした印刷ジョブ)の履歴は、図示しないジョブ履歴テーブルなどで管理する。ジョブ履歴テーブルでは、たとえば、ジョブの管理番号と、受信ジョブの名称や種別を示すファイル名などと、受信日時と、印刷枚数と、ステータス(印刷待ちなど)と、ステープル位置未設定(テーブル情報未登録)などを対応付けてジョブ単位で記憶し、この履歴情報と画像記憶部22に保存した画像データ(または送信元情報)とを対応付けて上記の保留ジョブを管理する。
制御部11は、送信元情報保存フラグをリセットし、本動作を終了する(End)。
フラグOffの場合は(ステップS113;No)、制御部11は画像集約(Nin1印刷、両面印刷など)を行う設定がされており、かつ、受信した複数ページの画像データに対する画像集約を行って総印刷枚数が1枚になるか否かを確認する(ステップS114)。
総印刷枚数が1枚になる場合は(ステップS114;Yes)、制御部11は、送信元情報テーブル30における当該画像データの送信元情報に対応する画像回転角度を確認する(ステップS122)。画像回転角度が未登録または「0」の場合は、制御部11は画像の回転が不要であると判定する(ステップS122;No)。制御部11は、受信した画像データに対応する画像の印刷を実行し(ステップS124)、印刷後にRAM13内の当該画像データを消去して、本動作を終了する(End)。
画像回転角度が「90」または「180」または「270」の場合は、制御部11は画像の回転が必要であると判定する(ステップS122;Yes)。制御部11は、送信元情報テーブル30に登録されている画像回転角度に従って、受信した画像データに対する回転処理を実行する(ステップS123)。そして、その回転した画像データに対応する画像の印刷を実行し(ステップS124)、印刷後にRAM13内の当該画像データを消去して、本動作を終了する(End)。
総印刷枚数が複数枚になる場合は(ステップS114;No)、制御部11は、送信元情報テーブル30における当該画像データの送信元情報および画像サイズの組み合わせに対応する自動ステープル機能のOn/Offを確認する(ステップS115)。テーブル設定がOffの場合と、Onであっても対応するステープル位置が無しの場合は(ステップS115;No)、ステップS122へ移行し、以降のステップを同様に行う。
テーブル設定が逐次の場合は(ステップS115;Yes→ステップS116;Yes)、制御部11は、受信した画像データに対応する画像の印刷を保留し、RAM13に記憶されているその画像データを画像記憶部22に転送して画像記憶部22の所定の一時記憶領域に保存し(ステップS121)、本動作を終了する(End)。
この逐次指定によって印刷を保留にした受信ジョブの履歴も、前述したジョブ履歴テーブルなどで管理する。この場合は、ジョブ履歴テーブルでは、たとえば、ジョブの管理番号と、受信ジョブの名称や種別を示すファイル名などと、受信日時と、印刷枚数と、ステータス(印刷待ちなど)と、逐次指定などを対応付けてジョブ単位で記憶し、この履歴情報と画像記憶部22に保存した画像データとを対応付けて上記の保留ジョブを管理する。
テーブル設定がOnでかつ対応するステープル位置が無し以外の場合は(ステップS115;Yes→ステップS116;No)、制御部11は、その送信元情報および画像サイズの組み合わせに対応する画像回転角度に従って、受信した画像データに対する回転処理を実行する(ステップS117)。詳細には、画像回転角度が「0」の場合は回転処理を実行せず、「0」以外の場合に回転処理を実行する。
続いて制御部11は、その送信元情報および画像サイズの組み合わせに対応するステープル位置に従って、ステープル処理部によるステープル綴じが可能な向きに画像データを回転する回転処理を実行する(ステップS118)。詳細には、既にステープル可能な向きである場合は回転処理を実行せず、ステープル可能な向きでない場合に回転処理を実行する。そして、その画像データに対応する画像の印刷を実行し(ステップS119)、その画像が印刷されて出力された複数枚の記録紙に対するステープル処理を実行し(ステップS120)、RAM13内の当該画像データを消去して、本動作を終了する(End)。
本動作において、送信元情報テーブル30に送信元情報および画像サイズの組み合わせが登録されていない送信元から画像データを受信した場合は、印刷が保留され、その画像データと関連情報(送信元情報、画像サイズ情報、受信動作の種別情報)が対応付けられて画像記憶部22の一時記憶領域に保存されることになる(画像データおよび関連情報の保持)。さらにこの場合は1ページ目のみが確認用として印刷出力される。送信元情報および画像サイズの組み合わせは登録されているが逐次の場合は、印刷が保留され、その画像データのみが画像記憶部22の一時記憶領域に保存されることになる(画像データの保持)。受信画像の印刷が保留にされたこれらの受信ジョブ(保留中の印刷ジョブ)は、ジョブ履歴テーブルなどで管理される。
ユーザは、このテーブル情報未登録または逐次指定によって印刷が保留にされた受信ジョブを複合機10に訪れたときに確認し、画像回転角度およびステープル位置の設定を行って印刷出力することができる。また、テーブル情報未登録のジョブに対しては、複合機10から出力されている確認用印刷を見て、適宜な画像回転角度や所望のステープル位置を設定することができる。
以下に、この保留中の印刷ジョブを実行する場合の動作について説明する。
図5は、複合機10による保留中の印刷ジョブの実行動作を示す流れ図である。本動作では、複合機10の表示部15に図6〜図8に例示する印刷ジョブリスト画面が表示されるが、この画面も交えながら説明する。
複合機10の制御部11は、印刷が保留されている受信ジョブの表示操作をユーザから操作部16で受けると、本動作を開始し(Start)、表示部15に保留中の印刷ジョブのリスト画面を表示する(ステップS131)。本画面は、たとえば、ジョブ履歴テーブルに記憶されている情報を使用して図6に示すような印刷ジョブリスト画面50aとして表示される。
印刷ジョブリスト画面50aには、画面名称51aと、各種の表示項目が示された項目欄52aと、印刷出力を保留されているジョブ(受信ジョブ)をリスト表示したジョブリスト53aと、リスト表示されたジョブに対するスクロール操作を受け付けるスクロール操作部54と、印刷操作を受け付ける印刷ボタン55aと、削除操作を受け付ける削除ボタン56と、表示画面を前の画面に戻す操作を受け付ける戻るボタン57とが表示される。
項目欄52aに示される表示項目は、たとえば、ジョブの管理番号を示す「No」、受信ジョブの名称や種別などを示す「ファイル名」、受信した画像データの印刷枚数を示す「枚数」、および「備考」などである。ジョブリスト53aでは、表示された各ジョブは、表示領域に対する押下操作を受けて個別に選択可能とされている。詳細には、押下操作を受けるたびに、非選択状態から選択状態へ、または、選択状態から非選択状態へ切り替えられるようになっている。
本例の印刷ジョブリスト画面50aでは、No001〜005の計5つの保留中の印刷ジョブがリスト表示されている。No001とNo003のジョブは、備考に示されるように、印刷待ちおよびステープル未設定(テーブル情報未登録)となっている。No002、No004、No005のジョブは、備考に示されるように、印刷待ちおよび逐次指定となっている。
ユーザは、この印刷ジョブリスト画面50aを通じて、印刷待ちとなっているジョブ(受信ジョブ)と、印刷枚数と、そのジョブがステープル未設定であるかまたは印刷における画像回転角度およびステープル位置が逐次指定であるかを確認することができる。また、所望のジョブを選択して受信済み画像データの印刷や削除を行うことができる。
図5のステップS131以降は、制御部11は印刷ジョブリスト画面50aに対する操作を監視する(ステップS132;No→ステップS133;No〜)。戻るボタン57が押下された場合(ステップS132;Yes)、または、保留ジョブが選択されてから戻るボタン57が押下された場合は(ステップS133;Yes→ステップS134;戻る)、制御部11は、表示部15の表示画面を印刷ジョブリスト画面50aから前の画面に戻し、本動作を終了する(End)。
保留ジョブが選択されてから削除ボタン56が押下された場合は(ステップS133;Yes→ステップS134;削除)、制御部11は、選択されたジョブに対応する画像記憶部22内の画像データを削除する(ステップS135)。この画像データに対応付けられて保存されている関連情報(送信元情報、画像サイズ情報、受信動作の種別情報)がある場合はそれも削除する。そして、印刷ジョブリスト画面50aにおけるそのジョブの表示を消去し、ステップS131以降を同様に行う。
保留ジョブが選択されてから印刷ボタン55aが押下された場合は(ステップS133;Yes→ステップS134;印刷)、制御部11は、表示部15に画像回転角度とステープル位置を設定する設定画面を表示する(ステップS136)。本画面は、たとえば、図7に示すような設定ウィンドウ60aとしてポップアップ表示される。
図7は、図6の印刷ジョブリスト画面50aにおいて、ステープル未設定であるNo003のジョブが選択されてから印刷ボタン55aが押下されて、印刷ジョブリスト画面50a上に設定ウィンドウ60aがポップアップ表示された状態を示す図である。
設定ウィンドウ60aには、ユーザに画像回転角度とステープル位置の選択を促す旨のメッセージ61aと、画像回転角度を選択するための複数種類の選択ボタン62と、ステープル位置を選択するための複数種類の選択ボタン63と、設定のキャンセルを受け付けるCancelボタン64と、設定の確定を受け付けるOKボタン65(確定ボタン)とが表示される。
画像回転角度の選択ボタン62は、「0°」、「90°」、「180°」、「270°」の4種類である。画像回転角度は、この選択ボタン62の押下操作によっていずれか1つを選択することができる。図7では、ハッチングで表記した「180°」が選択された状態を示している。
ステープル位置の選択ボタン63は、たとえば、「左上1つ」、「左2つ」、「左下1つ」、「右上1つ」、「右2つ」、「右下1つ」、「上2つ」、「下2つ」、および「なし」の9種類などである。ステープル位置は、この選択ボタン63の押下操作によっていずれか1つを選択することができる。図7では、ハッチングで表記した「左2つ」が選択された状態を示している。
ユーザは、印刷ジョブリスト画面50aで選択した保留ジョブ(本例ではNo003のジョブ)に対し、設定ウィンドウ60aを通じて、画像データ(受信画像)の回転角度の設定と、印刷出力された記録紙に対するステープル位置の設定と、設定のキャンセルを行うことができる。また、ステープル未設定(テーブル情報未登録)の保留ジョブに対しては、ユーザは複合機10から出力されている確認用印刷を見て受信画像の向きを確認し、適宜な画像回転角度を設定したり、所望のステープル位置を設定したりすることができる。
図5のステップS137では、設定ウィンドウ60aでCancelボタン64が押下された場合は(ステップS137;No)、制御部11は、設定ウィンドウ60aのポップアップ表示を消去してステップS132へ戻り、元の印刷ジョブリスト画面50a(図6参照)を表示した状態からステップS132以降を同様に行う。
設定ウィンドウ60aを通じて画像回転角度およびステープル位置が選択され、OKボタン65が押下された場合は(ステップS137;Yes)、制御部11は、現在選択されている保留ジョブの送信元情報が保存されているか否かを確認する(ステップS138)。詳細には、選択ジョブに係る画像記憶部22内の画像データに対応付けられて送信元情報が保存されているか否かを確認する。
送信元情報が保存されていない場合は(ステップS138;No)、その選択ジョブは逐次指定のジョブである。この場合はステップS140へ移行する。送信元情報が保存されている場合は(ステップS138;Yes)、その選択ジョブに係る画像データは送信元情報テーブル30に送信元情報および画像サイズの組み合わせが登録されていない送信元から受信した画像データである。この場合は、制御部11は、保存されている送信元情報と、この送信元情報に対応付けられて保存されている画像サイズ情報および受信動作の種別情報と、設定された画像回転角度およびステープル位置を対応付けて送信元情報テーブル30に登録し(ステップS139)、ステップS140へ移行する。
ステップS140では、制御部11は、表示部15に印刷画面を表示する。本画面は、たとえば、図8に示すような印刷ウィンドウ70aとしてポップアップ表示される。
図8は、図7の設定ウィンドウ60aにおいて、画像回転角度およびステープル位置が選択(設定)されてからOKボタン65が押下されて、設定ウィンドウ60a上に印刷ウィンドウ70aがポップアップ表示された状態を示す図である。
印刷ウィンドウ70aには、ユーザに印刷を確認する旨のメッセージ71aと、印刷の実行指示を受け付ける印刷ボタン72aと、確認用印刷の実行指示を受け付ける確認ボタン73と、表示画面を前の設定ウィンドウ60aに戻す操作を受け付ける戻るボタン74とが表示される。
ユーザは、印刷ジョブリスト画面50aで選択し設定ウィンドウ60aで画像回転角度およびステープル位置を設定した保留ジョブ(本例ではNo003のジョブ)に対し、印刷ウィンドウ70aを通じて、印刷の実行指示と、確認用印刷の実行指示と、設定ウィンドウ60aへの画面遷移を行うことができる。
図5のステップS141では、印刷ウィンドウ70aで戻るボタン74が押下された場合は(ステップS141;戻る)、制御部11は、印刷ウィンドウ70aのポップアップ表示を消去してステップS137へ戻り、元の設定ウィンドウ60a(図7参照)を表示した状態からステップS137以降を同様に行う。確認ボタン73が押下された場合は(ステップS141;確認)、制御部11は、画像データにおける1ページ目の画像のみを印刷する確認用印刷を実行する(ステップS142)。この確認用印刷は、設定内容を実際の印刷出力によって確認するためのものであり、設定内容を反映した1ページ目の画像に所定の情報を合成して印刷出力を行う。
所定の情報は、設定されたステープル位置を示すマーク(ステープル位置予定画像)である。このマークを合成する場合は、たとえば、制御部11は、送信元情報テーブル30における当該画像データの設定および登録された画像回転角度に従って、当該画像データに対する回転処理を実行し、設定および登録されたステープル位置を示すマークをその画像データに対応する1ページ目の画像に合成して印刷処理を実行するなどの動作を行う。
所定の情報はこのマークの他にまたはこのマークに加えて、たとえば、確認用印刷である旨を示すメッセージ、画像データの受信日時、画像データの属性情報などにしてもよい。受信日時を合成する場合は、たとえば、保留中の印刷ジョブ(印刷を保留された受信ジョブ)を管理するジョブ履歴テーブルなどに記憶されている受信日時を取得して合成するようにしてもよい。属性情報は、たとえば、送信元情報テーブル30に登録した送信元情報、種別、画像サイズ、画像回転角度、ステープル位置(文字情報)や、印刷枚数などにしてもよい。印刷枚数を合成する場合は、たとえば、保留ジョブを管理するジョブ履歴テーブルなどに記憶されている印刷枚数を取得して合成するようにしてもよい。
制御部11は、確認用印刷を実行完了すると、本動作を終了する(End)。なお、この確認用印刷の実行完了後は、破線で示すようにステップS140へ戻り、印刷ウィンドウ70aを通じてユーザから再び各種の操作(指示)を受け付けるように動作させてもよい。
印刷ウィンドウ70aで印刷ボタン72aが押下された場合は(ステップS141;印刷)、制御部11は、図4で説明したステップS117〜120と同様にステップS143〜146を実行する。実行完了後は、画像記憶部22に保存されている当該画像データを消去し、この画像データに係るジョブ履歴テーブルのジョブのステータスを印刷済みなどに更新して、本動作を終了する(End)。
(画像受信・保存/転送動作)
図9および図10は、複合機10による画像受信動作および受信画像の保存/転送動作を示す流れ図である。ここでは、保存および転送の各動作をまとめて説明する。送信元情報テーブル30については、上述した印刷と共通で使用するものとし、本テーブルにおける「On/Off」は、テーブルに登録された送信元情報と画像サイズの組み合わせ毎の保存/転送機能のOn/Off(逐次を含む)を示す情報として説明する。
本動作が図3および図4で説明した受信画像の印刷動作と異なる点は、印刷に替えて保存/転送を行う他に、ステープルに関する処理を行わない点と、保留ジョブに対する設定内容を実際に確認するための確認用印刷を確認用表示に変更している点などである。
本動作の概要は、保存/転送機能のマシン設定がOnにされていて、送信元情報テーブル30に送信元情報と画像サイズの組み合わせが登録されている送信元から画像データを受信した場合に、その送信元のテーブル設定がOnであれば、テーブルに登録されている画像回転角度に従って回転処理を行い、その画像データの保存処理または転送処理を行う。保存/転送機能のマシン設定がOffの場合は、テーブル情報を用いた回転処理を行わずに保存処理または転送処理を行う。
また、テーブルに送信元情報と画像サイズの組み合わせが登録されていない送信元から画像データを受信した場合は、保存/転送処理を保留して画像データを一時保存する。保存/転送処理を保留にした画像データに対しては、ユーザから別途指示を受けて保存/転送処理を行うと共に、このユーザ指示による保存/転送処理ではユーザから画像回転角度の設定および登録を受け付けるようにしている。以下、本動作を詳細に説明する。
図9に示す複合機10の画像受信動作では、図3で説明した同動作に対し、制御部11はステップS107を省略して他の各ステップ(ステップS151〜S159)を同様に行う。
図10のステップS160では、制御部11は、受信画像に対する保存/転送機能のマシン設定を確認する。マシン設定がOffの場合は(ステップS160;No)、制御部11は、RAM13内の当該画像データを消去すると共に各種の関連情報(送信元情報、画像サイズ情報、受信動作の種別情報)が記憶されている場合はそれも消去して、本動作を終了する(End)。
マシン設定がOnの場合は(ステップS160;Yes)、制御部11は送信元情報保存フラグの設定を確認する。フラグOnの場合は(ステップS161;Yes)、制御部11は、受信した画像データの保存/転送を保留し、RAM13に記憶されているその画像データおよび各種の関連情報(送信元情報、画像サイズ情報、受信動作の種別情報)を画像記憶部22に転送し、これらを対応付けて画像記憶部22の所定の一時記憶領域に保存する(ステップS166)。
この保存/転送を保留にした受信ジョブ(実行を保留にした保存ジョブまたは転送ジョブ)の履歴は、印刷を保留にした場合と同様に、図示しないジョブ履歴テーブルなどで管理する。ジョブ履歴テーブルでは、たとえば、ジョブの管理番号と、受信ジョブの名称や種別を示すファイル名などと、受信日時と、ページ数と、ステータス(保存待ち/転送待ちなど)と、画像処理未設定(テーブル情報未登録)などを対応付けてジョブ単位で記憶し、画像記憶部22に保存した画像データ(または送信元情報)と対応付けて上記の保留ジョブを管理する。
制御部11は、送信元情報保存フラグをリセットし、本動作を終了する(End)。
フラグOffの場合は(ステップS161;No)、制御部11は、送信元情報テーブル30における当該画像データの送信元情報および画像サイズの組み合わせに対応する保存/転送機能のOn/Offを確認する(ステップS162)。テーブル設定がOffの場合は(ステップS162;No)、制御部11は、RAM13内の当該画像データを消去して、本動作を終了する(End)。
テーブル設定が逐次の場合は(ステップS162;Yes→ステップS163;Yes)、制御部11は、受信した画像データの保存/転送を保留し、RAM13に記憶されているその画像データを画像記憶部22に転送して画像記憶部22の所定の一時記憶領域に保存し(ステップS166)、本動作を終了する(End)。
この逐次指定によって保存/転送を保留にした受信ジョブの履歴も、前述したジョブ履歴テーブルなどで管理する。この場合は、ジョブ履歴テーブルでは、たとえば、ジョブの管理番号と、受信ジョブの名称や種別を示すファイル名などと、受信日時と、印刷枚数と、ステータス(保存待ち/転送待ちなど)と、逐次指定などを対応付けてジョブ単位で記憶し、画像記憶部22に保存した画像データと対応付けて上記の保留ジョブを管理する。
テーブル設定がOnの場合は(ステップS162;Yes→ステップS163;No)、制御部11は、その送信元情報および画像サイズの組み合わせに対応する画像回転角度に従って、受信した画像データに対する回転処理を実行する(ステップS164)。詳細には、画像回転角度が「0」の場合は回転処理を実行せず、「0」以外の場合に回転処理を実行する。
続いて制御部11は、その画像データの保存/転送を実行する(ステップS165)。詳細には、保存では、予め設定された所定の記憶領域(BOX)に画像データを保存する。転送では、予め設定された所定の宛先に画像データを転送する。制御部11は、保存/転送後にRAM13内の当該画像データを消去して、本動作を終了する(End)。
本動作において、送信元情報テーブル30に送信元情報および画像サイズの組み合わせが登録されていない送信元から画像データを受信した場合は、保存/転送が保留され、その画像データと関連情報(送信元情報、画像サイズ情報、受信動作の種別情報)が対応付けられて画像記憶部22の一時記憶領域に保存されることになる(画像データおよび関連情報の保持)。送信元情報および画像サイズの組み合わせは登録されているが逐次の場合は、保存/転送が保留され、その画像データのみが画像記憶部22の一時記憶領域に保存されることになる(画像データの保持)。受信画像の保存/転送が保留にされたこれらのジョブ(保留中の保存/転送ジョブ)は、ジョブ履歴テーブルなどで管理される。
ユーザは、このテーブル情報未登録または逐次指定によって保存/転送が保留された受信ジョブを複合機10に訪れたときに確認し、画像回転角度の設定を行って画像データを保存/転送することができる。以下に、この保留中の保存/転送ジョブを実行する場合の動作について説明する。
図11は、複合機10による保留中の保存/転送ジョブの実行動作を示す流れ図である。本動作では、複合機10の表示部15に図12〜図15に例示するジョブリスト画面が表示されるが、この画面も交えながら説明する。
複合機10の制御部11は、保存/転送が保留されている受信ジョブの表示操作をユーザから操作部16で受けると、本動作を開始し(Start)、表示部15に保留中の保存/転送ジョブのリスト画面を表示する(ステップS171)。本画面は、たとえば、ジョブ履歴テーブルに記憶されている情報を使用して図12に示すようなジョブリスト画面(実行待ちジョブリスト画面)50bとして表示される。
ジョブリスト画面50bには、画面名称51bと、各種の表示項目が示された項目欄52bと、保存/転送を保留されているジョブ(受信ジョブ)をリスト表示したジョブリスト53bと、図6で説明したものと同じ機能を果たすスクロール操作部54と、ジョブの実行操作を受け付ける実行ボタン55bと、図6で説明したものと同じ機能を果たす削除ボタン56および戻るボタン57とが表示される。
項目欄52bに示される表示項目は、たとえば、ジョブの管理番号を示す「No」、受信ジョブの名称や種別などを示す「ファイル名」、受信した画像データのページ数を示す「ページ数」、および「備考」などである。このジョブリスト53bも、表示された各ジョブは、表示領域に対する押下操作を受けて個別に選択可能とされている。
本例のジョブリスト画面50bでは、No001〜005の計5つの保留中の保存/転送ジョブがリスト表示されている。No001のジョブは、備考に示されるように、保存待ちおよび画像処理未設定(テーブル情報未登録)となっている。No002のジョブは、備考に示されるように、保存待ちおよび逐次指定となっている。No003のジョブは、備考に示されるように、転送待ちおよび画像処理未設定となっている。No004、No005のジョブは、備考に示されるように、転送待ちおよび逐次指定となっている。
ユーザは、このジョブリスト画面50bを通じて、保存/転送待ちとなっているジョブ(受信ジョブ)と、ページ数と、そのジョブが画像処理未設定であるかまたは保存/転送における画像回転角度が逐次指定であるかを確認することができる。また、所望のジョブを選択して受信済み画像データの保存/転送や削除を行うことができる。
図11のステップS171以降は、制御部11はジョブリスト画面50bに対する操作を監視する(ステップS172;No→ステップS173;No〜)。戻るボタン57が押下された場合(ステップS172;Yes)、または、保留ジョブ(実行待ちジョブ)が選択されてから戻るボタン57が押下された場合は(ステップS173;Yes→ステップS174;戻る)、制御部11は、表示部15の表示画面をジョブリスト画面50bから前の画面に戻し、本動作を終了する(End)。
保留ジョブ(実行待ちジョブ)が選択されてから削除ボタン56が押下された場合は(ステップS173;Yes→ステップS174;削除)、制御部11は、選択されたジョブに対応する画像記憶部22内の画像データを削除する(ステップS175)。この画像データに対応付けられて保存されている関連情報(送信元情報、画像サイズ情報、受信動作の種別情報)がある場合はそれも削除する。そして、ジョブリスト画面50bにおけるそのジョブの表示を消去し、ステップS171以降を同様に行う。
保留ジョブ(実行待ちジョブ)が選択されてから実行ボタン55bが押下された場合は(ステップS173;Yes→ステップS174;実行)、制御部11は、表示部15に画像回転角度を設定する設定画面を表示する(ステップS176)。本画面は、たとえば、図13に示すような設定ウィンドウ60bとしてポップアップ表示される。
図13は、図12のジョブリスト画面50bにおいて、画像処理未設定であるNo001の保存待ちジョブが選択されてから実行ボタン55bが押下されて、ジョブリスト画面50b上に設定ウィンドウ60bがポップアップ表示された状態を示す図である。
設定ウィンドウ60bには、ユーザに画像回転角度の選択を促す旨のメッセージ61bと、図7の設定ウィンドウ60aで説明したものと同じ機能を果たす選択ボタン62、Cancelボタン64と、OKボタン65とが表示される。図13では、画像回転角度は、ハッチングで表記した「180°」が選択された状態を示している。
ユーザは、ジョブリスト画面50bで選択した保留ジョブ(本例ではNo001の保存待ちジョブ)に対し、設定ウィンドウ60bを通じて、画像データ(受信画像)の回転角度の設定と、設定のキャンセルを行うことができる。
図11のステップS177では、設定ウィンドウ60bでCancelボタン64が押下された場合は(ステップS177;No)、制御部11は、設定ウィンドウ60bのポップアップ表示を消去してステップS172へ戻り、元のジョブリスト画面50b(図12参照)を表示した状態からステップS172以降を同様に行う。
設定ウィンドウ60bを通じて画像回転角度が選択され、OKボタン65が押下された場合は(ステップS177;Yes)、制御部11は、現在選択されている保留ジョブの送信元情報が保存されているか否かを確認する(ステップS178)。詳細には、選択ジョブに係る画像記憶部22内の画像データに対応付けられて送信元情報が保存されているか否かを確認する。
送信元情報が保存されていない場合は(ステップS178;No)、その選択ジョブは逐次指定のジョブである。この場合はステップS180へ移行する。送信元情報が保存されている場合は(ステップS178;Yes)、その選択ジョブに係る画像データは送信元情報テーブル30に送信元情報および画像サイズの組み合わせが登録されていない送信元から受信した画像データである。この場合は、制御部11は、保存されている送信元情報と、この送信元情報に対応付けられて保存されている画像サイズ情報および受信動作の種別情報と、設定された画像回転角度を対応付けて送信元情報テーブル30に登録し(ステップS179)、ステップS180へ移行する。
ステップS180では、制御部11は、表示部15に保存画面または転送画面を表示する。保存画面は、たとえば、図14に示すような保存ウィンドウ70bとしてポップアップ表示される。転送画面は、たとえば、図15に示すような転送ウィンドウ70cとしてポップアップ表示される。
図14は、図13の設定ウィンドウ60bにおいて、画像回転角度が選択(設定)されてからOKボタン65が押下されて、設定ウィンドウ60b上に保存ウィンドウ70bがポップアップ表示された状態を示す図である。
保存ウィンドウ70bには、ユーザに保存を確認する旨のメッセージ71bと、保存の実行指示を受け付ける保存ボタン72bと、確認用表示の実行指示を受け付ける確認ボタン73と、表示画面を前の設定ウィンドウ60bに戻す操作を受け付ける戻るボタン74とが表示される。
ユーザは、ジョブリスト画面50bで選択し設定ウィンドウ60bで画像回転角度を設定した保留中の保存ジョブ(本例ではNo001の保存待ちジョブ)に対し、保存ウィンドウ70bを通じて、保存の実行指示と、確認用表示の実行指示と、設定ウィンドウ60bへの画面遷移を行うことができる。
図15は、図12のジョブリスト画面50bにおいて、画像処理未設定であるNo003の転送待ちジョブが選択されてから実行ボタン55bが押下されて、ジョブリスト画面50b上に設定ウィンドウ60b(図13参照)がポップアップ表示された状態から、設定ウィンドウ60bにおいて、画像回転角度が選択(設定)されてからOKボタン65が押下されて、設定ウィンドウ60b上に転送ウィンドウ70cがポップアップ表示された状態を示す図である。
転送ウィンドウ70cには、ユーザに転送を確認する旨のメッセージ71cと、転送の実行指示を受け付ける転送ボタン72cと、図14の保存ウィンドウ70bで説明したものと同じ機能を果たす確認ボタン73および戻るボタン74とが表示される。
ユーザは、ジョブリスト画面50bで選択し設定ウィンドウ60bで画像回転角度を設定した保留中の転送ジョブ(本例ではNo003の転送待ちジョブ)に対し、転送ウィンドウ70cを通じて、転送の実行指示と、確認用表示の実行指示と、設定ウィンドウ60bへの画面遷移を行うことができる。
図11のステップS181では、保存ウィンドウ70bまたは転送ウィンドウ70cで戻るボタン74が押下された場合は(ステップS181;戻る)、制御部11は、保存ウィンドウ70bまたは転送ウィンドウ70cのポップアップ表示を消去してステップS177へ戻り、元の設定ウィンドウ60b(図13参照)を表示した状態からステップS177以降を同様に行う。確認ボタン73が押下された場合は(ステップS181;確認)、制御部11は、画像データにおける1ページ目の画像のみを表示部15にモニタ表示する確認用表示を実行する(ステップS182)。この確認用表示は、設定内容をモニタ表示によって確認するためのものであり、設定内容を反映した1ページ目の画像のモニタ表示を行う。
たとえば、制御部11は、送信元情報テーブル30における当該画像データの設定および登録された画像回転角度に従って、当該画像データに対する回転処理を実行し、その画像データに対応する1ページ目の画像を表示部15にモニタ表示するなどの動作を行う。
制御部11は、確認用表示を実行し、操作部16で表示終了操作を受けるとまたは所定時間が経過すると、本動作を終了する(End)。なお、この確認用表示の実行完了後は、破線で示すようにステップS180へ戻り、保存ウィンドウ70bまたは転送ウィンドウ70cを通じてユーザから再び各種の操作(指示)を受け付けるように動作させてもよい。
保存ウィンドウ70bで保存ボタン72bが押下された場合または転送ウィンドウ70cで転送ボタン72cが押下された場合は(ステップS181;保存or転送)、制御部11は、図10で説明したステップS164およびステップS165と同様にステップS183およびステップS184を実行する。実行完了後は、画像記憶部22に保存されている当該画像データを消去し、この画像データに係るジョブ履歴テーブルのジョブのステータスを保存済みまたは転送済みなどに更新して、本動作を終了する(End)。
このように、本実施形態に係る複合機10では、送信機から受信する画像データの送信元を示す送信元情報およびその送信元から受信する画像データに対応する画像のサイズを示す画像サイズ情報の組み合わせと、その組み合わせで受信する画像データに対し出力系処理で用いる画像回転角度(画像方向情報)、詳細にはその組み合わせによる受信画像の向きを正しい向き(正規方向)に直すための画像回転角度、およびユーザの希望するステープル位置とを関連付けて予め送信元情報テーブル30に登録しておく。画像データの受信に伴い取得した送信元情報および画像サイズ情報の組み合わせが送信元情報テーブル30に登録されている場合は、その組み合わせに関連付けられている画像回転角度に基づいて、受信した画像データの回転処理を行い、その画像データの印刷/保存/転送処理を行う。また、印刷処理に連動したステープル処理では、その組み合わせに関連付けられているステープル位置に基づいて、ステープル処理を行う。
このように、従来のような送信機側がステープル位置を通知したり、受信機側で画像データの文字認識を行ったりするなどの特殊な構成を用いなくとも、送信元に対応する画像回転角度やステープル位置を予め登録しておくだけで、受信した画像(画像データ)に対する印刷/保存/転送処理(出力処理)やステープル処理(関連処理)は、その送信元に対応する受信画像を正しい向きに直して行うことができる。
すなわち、印刷およびステープル処理では、受信画像をその送信元に対応する正しい向きに直して記録紙に印刷し、その記録紙に対して、ユーザの希望する設定位置にステープルを施すことができる。これにより、ユーザの望まない位置がステープルで綴じられてしまうことを回避できる。保存/転送処理では、受信画像をその送信元に対応する正しい向きに直して保存/転送することができる。これにより、この保存/転送された画像をユーザが見たときに見やすくなる。
特に本実施形態では、同一の送信元に対して受信画像のサイズ毎に異なる画像回転角度を登録できるように構成している。これにより、同一の送信元から複数種類のサイズの画像(画像データ)を受信する場合に、受信画像のサイズ毎に正規方向に応じた適切な処理(出力系処理)を行うことができる。
画像データの受信に伴い取得した送信元情報および画像サイズ情報の組み合わせが送信元情報テーブル30に登録されていない場合は、その組み合わせに対応する受信画像の正しい向きを識別できないため、印刷/保存/転送処理の実行を保留して受信した画像データを保持(一時保存)する。これにより、正しい向きを識別できない受信画像に対して、適さない処理(出力系処理)を実行してしまうことが回避できる。
出力系処理の実行を保留した場合は、確認用出力処理を実行し、受信画像の1ページ目のみを確認用として出力する。画像の出力は、記録紙への印刷(図3のステップS108、図5のステップS142)や表示部15へのモニタ表示(図11のステップS182)によって行う。実行タイミングは、画像データの受信後に自動的に実行したり(図3のステップS108)、ユーザの指示を受けて実行したりする(図5のステップS142、図11のステップS182)。
図3のステップS108による確認用印刷では、ユーザは複合機10から確認用として印刷出力された1ページ目の受信画像からその送信元および画像サイズの組み合わせによる受信画像の正しい向きを把握することができる。保留にされた印刷処理を実行する場合には、把握した正しい向きに応じた適宜な画像回転角度の設定を行うことができる。
図5のステップS142や図11のステップS182では、ユーザは、画像回転角度やステープル位置の設定途中に確認用印刷や確認用表示を実行して設定内容を確認することができる。これにより、保留にされた出力系処理は、ユーザによる設定を受けて、受信画像の正しい向きに応じた適切な処理として行うことができる。
また、図3のステップS108による確認用印刷では、確認用の印刷画像に所定の情報を合成する。たとえば、所定の情報として、設定されたステープル位置を示すマーク(出力系処理の内容)を合成する。また所定の情報として、確認用印刷である旨を示すメッセージ、画像データの受信日時、画像データの属性情報などを合成する。これにより、確認用の印刷画像を通じてユーザに提供すべき情報や望ましい情報などを提供することができる。
また、上記の確認用印刷では、複数ページの画像データを受信するような場合でも、1ページ目の受信を完了すると直ちに処理を実行することにより、確認用の印刷画像を迅速に出力することができる。
受信した画像データに対する印刷処理の総印刷枚数が1枚のみの場合、たとえば、画像データが1ページのみである場合や画像データの全ページ(複数ページ)が1枚に集約される場合は、ステープル処理が行われないため、不適切な位置にステープルが施されるといった不具合が発生することはない。そのため、印刷処理を保留せずに実行する(図4のステップS112;Yes、ステップS114;Yes)。これにより、保留しなくても差し支えない印刷処理を無駄に保留させずに速やかに実行することができる。
出力系処理の実行を保留にされた画像データに係るジョブ(保留ジョブ)は、表示部15に印刷ジョブリスト画面50aやジョブリスト画面50bとして表示される。ユーザは、これらの画面に表示された中から所望の保留ジョブを選択し、その保留ジョブに対する画像回転角度やステープル位置の設定、たとえば、受信画像を正しい向きに直すための画像回転角度やユーザの希望するステープル位置の設定などを行って、複合機10に出力系処理を実行させることができる。このように、受信画像の正しい向きを識別できないために画像データの出力を保留にされたジョブに対しては、ユーザから受信画像の正しい向きに応じた適宜な設定を受けて、適切な処理を行うことができる。
また、この保留ジョブのリスト画面を通じて選択された保留ジョブに対して設定された画像回転角度やステープル位置は、送信元情報(送信元情報および画像サイズの組み合わせ)と関連付けられて送信元情報テーブル30に新たに登録される。この登録後に、その送信元から画像データを受信した場合には、その送信元および画像サイズの組み合わせに対応する受信画像の正しい向きに応じた適切な処理を行うことができる。
以上、本発明の実施形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施形態では、送信元情報テーブルに送信元情報および画像サイズ情報の組み合わせと、その組み合わせで受信する画像データに対し出力系処理で用いる画像方向情報(画像回転角度)を関連付けて登録し、この組み合わせ毎に画像方向情報に基づいて、受信した画像データに対する出力系処理を変更する構成としたが、画像サイズ情報は省略する、または、1つの送信元に対して1つの画像サイズ情報のみを登録できるようにしてもよい。これらの場合は、送信元情報テーブルに送信元情報と、その送信元から受信する画像データに対し出力系処理で用いる画像方向情報を関連付けて登録し、この送信元毎に画像方向情報に基づいて、受信した画像データに対する出力系処理を変更する構成になる。
送信元情報テーブルに登録される画像方向情報は、実施形態で説明したような数値によって示される回転角度に限らない。数値以外で示される回転角度、たとえば、反転または1/2回転、1/4回転、3/4回転(−1/4回転)などを用いるようにしてもよい。また、回転角度に限らず、上下変更、左右変更、縦横変更、上→右変更、上→左変更などの方向(向きを変更する方向)によって示される情報などを用いるようにしてもよい。
送信元情報テーブルは、印刷と保存/転送の各処理で共通化しているが、印刷と保存/転送で個別に設ける、または、処理毎に個別に設けるようにしてもよい。送信元情報テーブルを個別に設ける場合は、同一の送信元、または、送信元および画像サイズが同一の組み合わせに対して、処理毎(テーブル毎)に異なる画像方向情報を登録することが可能になり、処理毎に異なる画像方向情報に基づいて、処理(出力系処理)を変更することが可能になる。
自動ステープル機能(ステープル処理)におけるステープル位置を設定位置に変更する場合は、画像データを回転し、印刷出力する画像の向きを変えてステープル位置を相対的に変更するようにしているが、ステープラーを移動してステープル位置を直接的に変更するように構成してもよい。
受信画像が印刷されて出力された記録紙に後加工を施す後処理は、実施形態で説明したステープル処理に限らない。たとえば、記録紙にパンチ穴を加工するパンチ処理や(後処理部=パンチ処理部)、記録紙の糊付け製本を行う糊付け処理(製本処理)などでもよい(後処理部=糊付け処理部(製本処理部))。後処理としてパンチ処理や糊付け処理を行う構成の場合は、送信元情報テーブルには、ユーザの所望するパンチ位置や糊付け位置が登録される。
実施形態で説明した受信画像に対するステープル処理は、受信画像の総印刷枚数が1枚の場合には実行されないが(図4のステップS112;Yes/ステップS114;Yes)、パンチ処理の場合には、受信画像の総印刷枚数が1枚であっても実行するように構成してもよい。
図3のステップS108で説明した確認用印刷は、受信した画像データを印刷する設定(印刷処理)の場合のみ実行するようにしているが、受信した画像データを保存や転送する設定(保存/転送処理)の場合に同様に実行するようにしてもよい。
印刷/保存/転送といった出力処理(出力系処理)が保留(逐次指定を含む)となった受信ジョブが発生した場合には、複合機の表示部に出力待ちの受信ジョブ(保留ジョブ)が存在する旨を表示したり、その旨を伝えるためのランプを点灯させたりするなどしてユーザに報知するようにしてもよい。複合機を訪れたユーザは、この報知によって出力処理が実行されていない受信ジョブがあることを容易に認識できるようになり、実施形態で説明したように、保留ジョブのリスト画面を表示してそのジョブを実行することができる。
保存/転送処理が保留(逐次指定を含む)となったジョブを選択して設定を行う場合には、後処理(ステープル処理)が行われないため、画像方向(画像回転角度)のみの設定を受け付けて送信元情報テーブルに送信元情報などと設定内容を新規登録するようにしたが、印刷処理の設定と同様に、画像方向および後処理の設定を受け付けて送信元情報テーブルに送信元情報などと設定内容を新規登録するようにしてもよい。また、後処理の設定は、別の設定画面を表示して受け付けるなどしてもよい。このように、保存/転送処理が保留となったジョブの設定および登録時に、印刷処理に関連する後処理の設定および登録も併せて行うことで、新規登録した送信元からの画像データを受信して印刷処理および後処理を実行する場合には、その登録した設定内容に基づいて自動的に後処理を実行することができる。
ジョブリスト画面(印刷ジョブリスト画面50a/ジョブリスト画面50b)に表示する保留ジョブ(印刷/保存/転送待ちの画像データ)は、押下操作による選択/解除を受け付けるソフトボタンとして表示しているが、表示形態はこのようなソフトボタンに限らない。表示された保留ジョブの選択/解除は他のボタンで受け付けるように構成してもよい。たとえば、表示されている保留ジョブをカーソルキーなどの操作によって選択したり、決定ボタンの押下操作などによって選択/解除を切り替えたりするように構成してもよい。
画像回転角度やステープル位置の設定画面(設定ウィンドウ60a、60b)、設定したジョブの実行確認画面(印刷ウィンドウ70a、保存ウィンドウ70b、転送ウィンドウ70c)の表示はポップアップウインドウによって行うようにしているが、これらの表示は画面を切り替えて行うようにしてもよい(画面遷移)。
また本発明は、実施形態で説明した複合機に限らず、ファクシミリ機などの他の画像通信装置にも適用可能である。
10…複合機(画像通信装置)
11…制御部
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
15…表示部
16…操作部
17…ファクシミリ通信部
18…ネットワーク通信部
19…画像読込部
20…画像形成部
21…画像処理部
22…画像記憶部
23…後処理部
30…送信元情報テーブル
50a…印刷ジョブリスト画面
50b…ジョブリスト画面
51a、51b…画面名称
52a、52b…項目欄
53a、53b…ジョブリスト
54…スクロール操作部
55a…印刷ボタン
55b…実行ボタン
56…削除ボタン
57…戻るボタン
60a、60b…設定ウィンドウ
61a、61b…メッセージ
62、63…選択ボタン
64…Cancelボタン
65…OKボタン
70a…印刷ウィンドウ
70b…保存ウィンドウ
70c…転送ウィンドウ
71a、71b、71c…メッセージ
72a…印刷ボタン
72b…保存ボタン
72c…転送ボタン
73…確認ボタン
74…戻るボタン

Claims (20)

  1. 画像データを受信する受信部と、
    前記受信部で受信した画像データの出力に係る出力系処理を実行する処理部と、
    送信元を示す送信元情報と、その送信元から前記受信部で受信する画像データに対し前記出力系処理で用いる画像方向情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記受信部で画像データと共に受信した送信元情報が前記記憶部に記憶されている場合に、その送信元情報に関連付けられている画像方向情報に基づいて、前記処理部による前記画像データに対する前記出力系処理を変更する制御部と、
    を備えた画像通信装置。
  2. 画像データを受信する受信部と、
    前記受信部で受信した画像データの出力に係る出力系処理を実行する処理部と、
    送信元を示す送信元情報およびその送信元から前記受信部で受信する画像データに対応する画像のサイズを示す画像サイズ情報の組み合わせと、その組み合わせで受信する画像データに対し前記出力系処理で用いる画像方向情報とを関連付けて記憶する記憶部と、
    前記受信部で画像データと共に受信した送信元情報および画像サイズ情報の組み合わせが前記記憶部に記憶されている場合に、その組み合わせに関連付けられている画像方向情報に基づいて、前記処理部による前記画像データに対する前記出力系処理を変更する制御部と、
    を備えた画像通信装置。
  3. 前記制御部は、前記画像データと共に受信した送信元情報が前記記憶部に記憶されていない場合は、前記処理部による前記画像データに対する前記出力系処理の実行を保留して前記画像データを保持させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像通信装置。
  4. 前記制御部は、前記画像データと共に受信した送信元情報および画像サイズ情報の組み合わせが前記記憶部に記憶されていない場合は、前記処理部による前記画像データに対する前記出力系処理の実行を保留して前記画像データを保持させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像通信装置。
  5. 前記制御部は、前記出力系処理の実行を保留した場合は、前記画像データに対応する画像の1頁目のみを確認用として出力する確認用出力処理を実行する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の画像通信装置。
  6. 前記制御部は、前記画像データの1頁目の受信を完了すると前記確認用出力処理を実行する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像通信装置。
  7. 前記制御部は、前記確認用出力処理で前記画像に所定の情報を合成する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の画像通信装置。
  8. 前記所定の情報は、前記出力系処理の内容を示す情報と、確認用出力である旨を示す情報と、画像データの受信日時情報と、画像データの属性情報とのうちの少なくとも1つである
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像通信装置。
  9. 表示部と、操作部とを備え、
    前記制御部は、前記出力系処理の実行を保留した画像データを前記表示部に表示し、表示された画像データの選択とその選択された画像データに対する前記出力系処理に係る設定および実行指示とを前記操作部で受けると、前記処理部に前記選択された画像データに対する前記出力系処理を前記設定に従って実行させる
    ことを特徴とする請求項3〜8のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  10. 表示部と、操作部とを備え、
    前記制御部は、前記出力系処理の実行を保留した画像データを前記表示部に表示し、表示された画像データの選択とその選択された画像データに対する画像方向情報の入力とを前記操作部で受けると、前記選択された画像データと共に受信した送信元情報と前記入力された画像方向情報とを関連付けて前記記憶部に記憶する
    ことを特徴とする請求項3〜8のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  11. 前記制御部は、前記画像データと共に受信した送信元情報が前記記憶部に記憶されていない場合でも、前記出力系処理に含まれる印刷処理を前記画像データに対して実行したときの総印刷枚数が1枚のみである場合は前記保留を行わない
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像通信装置。
  12. 前記制御部は、前記画像データと共に受信した送信元情報および画像サイズ情報の組み合わせが前記記憶部に記憶されていない場合でも、前記出力系処理に含まれる印刷処理を前記画像データに対して実行したときの総印刷枚数が1枚のみである場合は前記保留を行わない
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像通信装置。
  13. 前記出力系処理は、前記画像データを出力する出力処理と、前記画像データの出力に関連する処理である関連処理とを含み、
    前記処理部は、前記出力処理を実行する出力処理部と、前記関連処理を実行する関連処理部とを含む
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  14. 前記出力処理は、前記画像データを予め設定された宛先に転送する転送処理を含む
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像通信装置。
  15. 前記画像データを記憶する画像記憶部を備え、
    前記出力処理は、前記画像データを前記画像記憶部に記憶して保存する保存処理を含む
    ことを特徴とする請求項13または14に記載の画像通信装置。
  16. 前記出力処理は、前記画像データに対応する画像を記録紙に印刷して出力する印刷処理を含む
    ことを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  17. 前記関連処理は、前記出力処理を実行する前記画像データに対して回転を施す回転処理を含み、
    前記回転処理の変更は、前記画像データに対する回転の有無の変更と、前記画像データに対する回転角度の変更とを含む
    ことを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  18. 前記関連処理は、前記印刷処理を実行する画像データに対して回転を施す回転処理と、前記印刷処理が実行されて前記画像が印刷された記録紙に後加工を施す後処理との少なくとも一方を含み、
    前記回転処理の変更は、前記画像データに対する回転の有無の変更と、前記画像データに対する回転角度の変更とを含み、
    前記後処理の変更は、前記記録紙に対する後加工の有無の変更と、前記記録紙に対する後加工の位置の変更とを含む
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像通信装置。
  19. 前記後処理は、ステープル処理と、パンチ処理と、糊付け処理とのうちの少なくとも1つである
    ことを特徴とする請求項18に記載の画像通信装置。
  20. 前記画像のサイズは、記録紙のサイズによって示されるサイズである
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102555550A (zh) * 2011-12-30 2012-07-11 浙江大学 一种基于多核处理器的高速印花机图像数据旋转处理系统及方法
JP2017062719A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 富士ゼロックス株式会社 データ処理装置、システム及びプログラム
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