JP2002200176A - 生体管路ステント - Google Patents

生体管路ステント

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Abstract

(57)【要約】 【課題】拡張力が大きく、フレキシビリティーが高いス
テントを提供する 【解決手段】生体吸収性繊維の編み物または組紐状織物
であり、繊維の端部を有しない筒状の生体管路ステン
ト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、狭窄した生体管路
を拡張する生体管路拡張具、動脈瘤等の生体管路障害部
のカバー具などの生体管路ステントおよびその製造方法
に関する。ここでいう生体管路とは生体内の管状組織を
指し、具体的には血管、気管、消化管、尿管、尿道、卵
管、胆管等を示す。
【0002】
【従来の技術】従来、狭窄した血管、特に冠動脈の生体
管路をもと通りに拡張する方法としてはバルーンカテー
テルによる拡張方法、ロータブレータやDCA(方向性
冠動脈粥腫切除術)による狭窄部位の切削方法、金属製
ステントによる拡張および保持方法等の手段が開発され
実際の手術現場で使用されている。また、これらの方法
のうち、複数の手段を用いて狭窄部位の拡張を行うこと
も多い。現在、多く用いられている方法は動脈の狭窄部
位が石灰化している場合はロータブレータやDCAにて
石灰化している部分をデバルキングし、その後、バルー
ンカテーテルにて狭窄部位を拡張させる。石灰化してい
ない場合はロータブレータやDCAを使用せず、バルー
ンカテーテルにて狭窄部位を拡張させることが多い。バ
ルーンカテーテルの欠点は、バルーンを拡張する際、血
管壁を無理に押し広げるため血管壁に亀裂が入り、損傷
させるため、急性あるいは亜急性の血栓性血管閉塞が生
じる危険性を常に内在していることである。また、狭窄
部位の6ヶ月以内の再狭窄も50%程度と高頻度に生じ
ている。特に前者の血栓性閉塞は術後突然生じる恐れが
ある。
【0003】この急性あるいは亜急性の血栓性血管閉塞
症を避けるため考案されたものが金属製ステントであ
る。この金属性ステントは、バルーン拡張時の血管壁亀
裂によるフラップやプラークを血管内腔から押さえるた
め、急性の血栓性閉塞率を大きく下げることに貢献して
いる。また、従来ステント留置後、血栓が生じないよう
後療法として抗凝固剤であるヘパリンの投与が行われて
いたが、現在では抗血小板剤であるアスピリンとチクロ
ピジンの投与により、急性あるいは亜急性の血栓性閉塞
症の発症率は1%以下に低下した。ステント留置後、血
管では約7日から21日に内皮層がステント壁を覆うと
言われている。従って、ステントの役割は実質的にこの
時点で減少する。また、6ヶ月以内の再狭窄についても
バルーン単独使用に比較して金属ステントを使用するこ
とで再狭窄の発生率が低くなることをBENESTENT STUDY
やSTRESS STUDYなどのトライアル試験によって明らか
になっているが、依然として10%以上の再狭窄が生じ
ていることからさらに再狭窄率を低くすることが重要で
ある。
【0004】金属製ステントは柔軟性に欠け、血管など
の生体管路に物理的ストレスを与えやすく、再狭窄の原
因として考えられる血管壁の炎症や内膜の過剰肥厚が生
じるという問題の他、異物が生体内に永久に残るという
問題がある。このような金属製のステントの問題を解決
するため、樹脂製のステントを使用することが検討され
てきた。例えば、特開平3−205059号公報、特開
平5−103830号公報等が挙げられる。これらの特
許はすべて生体吸収性素材を用い、特開平3−2050
59号公報は単繊維を作製し、これを編んだものであ
る。また、特公平5−509008号公報は繊維だけで
はなく、円筒状に巻かれた多孔質あるいは孔を有してい
る。また、特開平6−218063号公報では生体吸収
性材料を素材とし、薬剤を含有した多層ラミネートフィ
ルムからなるステントについて記述されている。特開平
8−24346号公報には強度を高めるために生体分解
性あるいは生体吸収性繊維を内側に挟んだ強化フィルム
からなるステントについて記述されている。さらに、特
表平10−503663号公報にはステントと組み合わ
せて使用するコラーゲンを素材とするスリーブあるいは
ライナーについて記されている。これまで公表されてい
る金属製ステントに関する特許では初期の目的である、
急性の血栓性冠動脈閉鎖検査に関してはその効果を発揮
すると考えられるが、ステント内再狭窄に関してその効
果は全く不明である。ステントの初期の目的を達成する
ためには、PTCAによって生じるフラップを押さえ、
血管の収縮力に耐えるだけの硬さがステントにあれば十
分であり、それ以上の硬さは必要ない。逆にこの硬さが
強すぎ、さらに金属の如く長期に亘り血管内に留まると
血管とのコンプライアンスの差により、血管に障害が生
じる可能性も否定できない。特に金属製ステントではス
テント内再狭窄が生じた場合、その修復は容易ではな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】金属製ステントをデザ
イン面からみるとスロットチューブタイプとコイルタイ
プに大別することができる。生体吸収性繊維を用いたス
テントの特許も多く出願されているが、それらは繊維の
特徴を利用したコイルタイプがほとんどである。コイル
タイプはそのフレキシビリティーの高さから曲がりくね
った生体管路に対するトレッカビリティー性は高いが、
拡張力は小さい。本発明は拡張力が大きく、フレキシビ
リティーが高い生体管路ステントを提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、生体吸収性繊
維の編み物または組紐状織物であり、繊維の端部を有し
ない筒状の生体管路ステントに関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において繊維としては、モ
ノフィラメント糸、マルチフィラメント糸、撚糸、組紐
などが含まれ、好ましくはモノフィラメント糸である。
繊維の直径は0.01〜1.5mm程度である。ステン
トを使用する生体管路の種類、径によって適切な繊維径
および種類が決定される。例えば、冠動脈に使用するス
テントの繊維径は0.05から0.2mmのモノフィラ
メント、直径が8mmの血管に用いるステントの繊維径
は0.05mmから0.5mmのモノフィラメント、尿
道ステントでは直径が0.7mmから1.5mmのモノ
フィラメントが好ましい。前記繊維は、延伸により配向
結晶化していることが望ましい。結晶化の程度として
は、繊維中に結晶が40〜60%程度含まれるのが好ま
しい。このような配向結晶化した繊維は、例えば繊維を
5〜10倍程度延伸することにより製造できる。繊維の
断面としては、円、楕円、その他の異形(例えば星形)
などが例示できる。繊維表面は、プラズマ放電、電子線
処理、コロナ放電、紫外線照射、オゾン処理等により親
水化処理することもできる。
【0008】生体吸収性繊維は、グリコール酸、乳酸
(D体、L体、DL体)、カプロラクトン、ジオキサノ
ン、エチレングリコールおよびトリメチレンカーボネー
トそれぞれの単独重合体およびこれら2種以上の単量体
の組合せによる共重合体などの生体吸収性材料から構成
される。
【0009】生体吸収性素材を生体管路ステントの基材
に使用することは、金属から作製された生体管路ステン
トに比較して多くの利点がある。特に、金属製ステント
で問題となっているステント内再狭窄に関しては、生体
吸収性ステントでは、生体内に吸収されることから、設
置部分において再狭窄が生じたとしても再度ステンティ
ングすることが可能となる。
【0010】ステント留置期間は、目的とする生体管路
によって異なる。冠動脈であれば、半年以上強度を保つ
必要はない。また、前立腺ステントにおいては、1ヶ月
以上の強度保持が必要である。生体吸収性素材はポリグ
リコール酸のように分解する期間が3ヶ月程度のものか
らポリ乳酸のように数年を要するものまであり、これら
素材を選択すれば、用途に応じて必要な分解期間に適し
た素材を選択することが可能である。また、同一素材で
あっても、放射線、例えばγ線照射を行うことによって
分解期間を短くすることも可能であり、ポリグリコール
酸にγ線照射を行えば、強度半減期を1週間以内にする
ことも可能である。また、繊維製造時に水を誘導するよ
うな添加剤を添加したり、結晶化度、結晶構造によって
も分解性、生体吸収期間をコントロールすることが可能
である。また、これら生体吸収性ステントの弾性率は金
属に比較して小さいため、血管の脈動に対する抵抗力は
小さい。生体吸収性繊維の表面(スプレー等による)ま
たは内部(含浸等による)の少なくとも一部には、X線
不透過材(例えば、硫酸バリウム、金チップ、白金チッ
プなど)、薬剤(例えば抗血小板剤、抗血栓剤、平滑筋
増殖抑制剤など)などを付着させることができる。ま
た、生体吸収性繊維の少なくとも一部をコラーゲン、ゼ
ラチン等の天然高分子あるいはポリビニルアルコール、
ポリエチレングリコール等の合成高分子からなる群から
選ばれるいずれかのコーティング剤にてコーティングす
ることができる。該コーティング剤は、さらに血小板等
の薬剤を含んでもよい。
【0011】本発明の生体管路ステントは、繊維の端部
を有しない点に特徴を有する。「繊維の端部を有しな
い」とは、組紐状織物のように、一本のつながった繊維
からなり、かつ、該一本の繊維の末端をつなぎ合わせる
か、あるいは複数の隣接する繊維の末端同士をつなぎ合
わせることにより、繊維の末端をなくすることを意味
し、また、組紐状織物が1本の繊維から構成されている
ことを意味している。
【0012】本発明の生体管路ステントは、繊維の交差
点を1または複数箇所で接合あるいは接着しても良い。
繊維の末端同士のつなぎ合わせ、あるいは繊維の交差点
における接着・接合は、熱による融着、溶剤による溶
着、接着剤、あるいは合成あるいは天然の水溶性あるい
は生体吸収性高分子を用いて行うことができる。合成高
分子としては、ポリビニルアルコール、ポリエチレング
リコール、ポリ乳酸、ポリ−ε−カプロラクトン等が例
示され、天然高分子としてはゼラチン、コラーゲン、多
糖類等が例示される。
【0013】本発明の生体管路ステントは、編み物また
は組紐状織物の状態で熱セットされていても良く、縮径
時に熱セットしても良い。熱セットの条件は、例えば使
用する高分子のガラスゴム転移点以上融点以下の温度で
30分〜24時間程度である。
【0014】ステントの外側ないし内側に巻き付けられ
るフィルムないし布の素材としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ
エステル、ポリウレタン、ポリアミド、フッ素系樹脂な
どが例示され、フィルムないし布の厚みとしては、20
〜1000μm程度が提示できる。フィルムあるいは布
は、ステントの外径あるいは内径に合わせて、筒状に成
形、編成あるいは織成されていることが好ましい。フィ
ルムと編み物または組紐状織物の固定は、熱による融
着、溶剤による溶着、接着剤による接着、糸などによる
結紮により行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いてより詳細に説
明する。 実施例1 直径0.3mmのポリ−L−乳酸製モノフィラメントを
外径8mmのシリコーン製ゴム管の周りに8口組紐機を
用いて組紐状織物を作製した(図2)。作製した組紐状
織物を繊維が交差している部分で約3cmに切り、交差
部分を熱により融着し、筒状体断端がつながった組紐状
織物(筒状体)を作製した(図3)。 実施例2 実施例1にて作製した筒状体を直径8mmのステンレス
棒に通し、真空乾燥機中、105℃にて1時間熱セット
を行った。その後、ステンレス棒を抜き、バルーンカテ
ーテルを筒状体に挿入する(図4)。筒状体をバルーン
径まで長軸方向に引張り水溶性接着剤にてバルーンに固
定する(図5)。筒状体がしっかりとバルーンに固定さ
れてから、その外側にガイドシースを被せる(図6)。 実施例3 図7の如き模擬血管をシリコーンチューブで
作製し、水流を流しながら目的部位までカテーテルを移
動させ、ガイドシースを引張ってはずした。水溶性接着
剤が溶けるとともに筒状体は拡張した。密着を確かなも
のとするために補助的にバルーンを拡張し、シリコーン
チューブの内側に密着させた。(図8)。 実施例4 一本の糸から構成され、出来上がり仕様が、
直径10mm、長さ30mm、断端の折り返し数8本あ
るいは12本となる生体管路ステント作製方法の一例を
示す。糸は、直径100,300,あるいは600ミク
ロンのポリ-L-乳酸およびL-乳酸−ε-カプロラクトン共
重合体(75:25)のモノフィラメントを用いた。作
製方法は、まず、シリコーンチューブ、ポリスチレンチ
ューブの両端の円周上にそれぞれ8本及び12本のピン
を立てる。そのとき、片端のピンは、反対端のピンの中
間に来るようにする。モノフィラメントをチューブに螺
旋状に巻き、対側のピンで折り返していく。途中で交差
するときには、隣の交点と繊維の上下関係が交互に替わ
るように編んでいく。開始点まで編み終わると、繊維の
両端末を部分的に重ね合わせて編むことにより接合、固
定した。接合は、溶着、融着、収縮チューブ、接着テー
プによってもよい。編成後、チューブとともに90℃ある
いは105℃で真空下3時間加熱し、円筒の形状を熱セッ
トした。
【0016】
【発明の効果】本発明におけるステントは生体吸収性素
材からなり、拡張力が大きく、フレキシビリティーが高
い特徴を有し、構造、素材の選択によって、冠動脈、動
脈、尿管等体内の生体管路に好適に用いることができ
る。即ち、分解期間の制御は素材による制御のみなら
ず。多層化の素材の種類、膜厚により、また、発泡によ
り制御することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】繊維の末端がつながった本発明の生体管路ステ
ントを示す。
【図2】組み紐の末端がつながっていないステントを示
す。
【図3】組み紐の末端がつながったステントを示す。
【図4】バルーンカテーテルを筒状体に挿入した図であ
る。
【図5】筒状体をバルーンに固定した図である。
【図6】バルーンの外側にシースを被せた図である。
【図7】シリコーンチューブで作製した模擬血管を示
す。
【図8】模擬血管の内側にステントを密着させた図であ
る。
【符号の説明】
1 生体吸収性繊維 2 接着部 3 生体管路ステント 4 ガイドシース 5 模擬血管(シリコンチューブ) 6 交差点 7 カテーテル
フロントページの続き (72)発明者 松田 晶二郎 京都府綾部市青野町棗ケ市46 グンゼ株式 会社研究開発部メディカル材料センター内 (72)発明者 筏 義人 京都府宇治市五ヶ庄広岡谷2−182 Fターム(参考) 4C167 AA44 AA45 AA46 AA47 BB02 BB06 BB11 BB12 BB15 BB26 BB40 BB63 CC08 CC20 CC21 CC22 CC23 CC24 CC25 CC26 DD01 DD08 FF05 GG02 GG10 GG11 GG12 GG16 GG31 GG34 GG37 GG41 GG43 GG45 HH04 HH08 HH17

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生体吸収性繊維の編み物または組紐状織物
    であり、繊維の端部を有しない筒状の生体管路ステン
    ト。
  2. 【請求項2】生体吸収性繊維の端部が接合あるいは接着
    されていることを特徴とする請求項1記載の生体管路ス
    テント。
  3. 【請求項3】生体吸収性繊維の編み物または組紐状織物
    が1本の糸から構成されていることを特徴とする請求項
    1記載の生体管路ステント。
  4. 【請求項4】生体吸収性繊維がモノフィラメントである
    請求項1〜3のいずれかに記載の生体管路ステント。
  5. 【請求項5】生体吸収性繊維の素材が、グリコール酸、
    乳酸(D体、L体、DL体)、カプロラクトン、ジオキ
    サノン、エチレングリコールおよびトリメチレンカーボ
    ネートそれぞれの単独重合体およびこれら2種以上の組
    合せによる共重合体である請求項1〜4のいずれかに記
    載の生体管路ステント。
  6. 【請求項6】繊維の直径が0.05mmから1.5mm
    の範囲である請求項1〜5のいずれかに記載の生体管路
    ステント。
  7. 【請求項7】フィラメントが配向結晶化していることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の生体管路ス
    テント。
  8. 【請求項8】繊維の少なくとも一部の表面または内部に
    X線不透過材(硫酸バリウム、金、白金等)、あるいは
    抗血小板剤、抗凝固剤、平滑筋細胞増殖抑制剤等の薬剤
    が含まれることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに
    記載の生体管路ステント。
  9. 【請求項9】フィラメントの断面が円、楕円または円お
    よび楕円以外の異形であることを特徴とする請求項1〜
    8のいずれかに記載の生体管路ステント。
  10. 【請求項10】生体吸収性繊維表面がプラズマ放電、電
    子線処理、コロナ放電、紫外線照射、オゾン処理等によ
    り親水化処理されることを特徴とする請求項1〜9のい
    ずれかに記載の生体管路ステント。
  11. 【請求項11】生体吸収性繊維の少なくとも一部がコラ
    ーゲン、ゼラチン、ヒアルロン酸、キチン、キトサン、
    アルギン酸等の天然高分子あるいはポリビニルアルコー
    ル、ポリエチレングリコール等の合成高分子からなる群
    から選ばれるいずれかにてコーティングされていること
    を特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の生体管
    路ステント。
  12. 【請求項12】コーティング材に血小板剤等の薬剤が含
    まれていることを特徴とする請求項11記載の生体管路
    ステント。
  13. 【請求項13】合成水溶性高分子、天然水溶性高分子、
    合成生体吸収性高分子、あるいは天然生体吸収性高分子
    により交差点が接着されていることを特徴とする請求項
    1記載の生体管路ステント。
  14. 【請求項14】組紐状織物あるいは編み物の状態で熱セ
    ットされることを特徴とする請求項1〜13のいずれか
    に記載の生体管路ステント。
  15. 【請求項15】縮径時に繊維の交差点を接合あるいは接
    着することを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記
    載の生体管路ステント。
  16. 【請求項16】合成水溶性高分子、天然水溶性高分子、
    合成生体吸収性高分子、あるいは天然生体吸収性高分子
    により繊維の交差点が接着されていることを特徴とする
    請求項15記載の生体管路ステント。
  17. 【請求項17】請求項1〜16のいずれかに記載のステ
    ントの外側、内側あるいはその両側にフィルムあるいは
    布を巻き付けた生体管路ステント。
  18. 【請求項18】フィルムあるいは布がステントを構成す
    る繊維と接合あるいは接着されていることを特徴とする
    請求項17記載の生体管路ステント。
  19. 【請求項19】ステントの外側と内側を布あるいはフィ
    ルムにて巻き付ける際、布あるいはフィルムどうしを糸
    等にて結紮することによってステントを固定することを
    特徴とする請求項17記載の生体管路ステント。
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