JP2007130179A - 生体管路ステント - Google Patents

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Abstract

【課題】生体管路の狭窄を防止するとともに、生体管路の再生の足場となって早期治癒を達成することができる生体管路ステントの提供。
【解決手段】生体吸収性材料のステント基材2からなる生体管路ステント1とステント基材の外側及び又は内部を被覆する膜状構造物3からなる。ステント基材は生体吸収性材料からなる繊維の編物、織物、組紐であって、繊維の端部を有しない。また、その繊維は、モノフィラメントであり、直径は、0.02〜2.0mmの範囲にある。生体吸収材料としてグリコール酸、乳酸(D体、L体、DL体)、カプロラクトン、ジオキサン、エチレグリコール及びトリメチレンカーボネートからなる重合体が使用される。膜状構造物は、シート状の多孔体、フィルム又はこれらの複合体からなる。やはりコラーゲン、ゼラチンやその他生体吸収材料が使用される。
【選択図】図1

Description

本発明は、生体管路の狭窄を防止するとともに、生体管路の穿孔をふさぎ、生体管路の再生の足場となって早期治癒を達成することができる生体管路ステントに関する。特に、消化管(食道)用に用いて好適なものである。
血管、気管、消化管、尿管、尿道、卵管、胆管等の生体管路の狭窄に対しては、主として金属を材料とするステントを用いた治療方法が行われている。しかしながら金属製のステントは柔軟性に欠け、継続的に生体管路に物理的ストレスを与えやすく再狭窄の原因として考えられる管壁の炎症や内膜の過剰肥厚が生じたり、場合によっては管壁を突き破ってしまい穿孔を形成したりすることがあるという問題があった。また、異物が生体内に永久に残ってしまうという問題もあった。
これに対して、樹脂材料からなるステント、特に生体内で分解吸収されるポリ乳酸等の生体吸収性材料からなるステントが提案されている(特許文献1〜5等)。このような生体吸収性材料からなるステントを用いれば、適度な柔軟性を付与することができ、狭窄を防いだ後に生体内で分解されることから、再手術してステントを取り出す必要がない。
しかしながら、従来のステントは単に狭窄を防ぐという目的にのみ用いられており、生体管路の再生という観点からはほとんど機能していなかった。
例えば、早期の消化器癌においては、従来の開胸、開腹手術を必要とせず治療が終了する内視鏡的粘膜切除術が開発され、広く行われるようになってきている。しかし、病変の深さが粘膜内に限局していても病変の範囲が広いときには、広範に粘膜切除術を行わなければならない。広範に粘膜を切除してしまうと、粘膜のバリアーがないため過剰な炎症反応が起こり、管腔が狭窄し、再手術が必要になることがある。このため、ステントによって狭窄を機械的に防止することが望まれる。さらに、粘膜層の再生を促し、早期の粘膜バリアーの再建が行われるようなデバイスの開発が待たれていた。
また、内視鏡粘膜手術において、充分に注意して手技を行っていても、ある一定の割合で偶発的に消化管壁の穿孔が起こることがある。このような場合に、特に容易に消化管内に適用でき、消化管の穿孔部を速やかに閉鎖し、穿孔部の創傷治癒を促進するようなデバイスの開発が待たれている。
特開平3−205059号公報 特表平5−509008号公報 特開平5−103830号公報 特開2002−200175号公報 特開2002−200176号公報
本発明は、上記現状に鑑み、生体管路の狭窄を防止するとともに、生体管路の再生の足場となって早期治癒を達成することができる生体管路ステントを提供することを目的とする。
本発明は、生体吸収性材料のステント基材からなる生体管路ステントである。
本発明は、生体吸収性材料からなるステント基材と前記ステント基材の外側及び/又は内部を被覆する膜状構造物とからなる生体管路ステントである。
以下に本発明を詳述する。
本発明者らは、鋭意検討の結果、生体吸収性材料のステント基材からなる生体管路ステント、特に、生体吸収性材料からなるステント基材の表面(外側及び/又は内部)を膜状構造物により被覆した生体管路ステントは、ステント基材により狭窄を防止し、速やかに穿孔をふさぐことができるともに、該膜状構造体が管路の再生の足場となって治癒が促進されることを見出し、本発明を完成するに至った。更に、上記膜状構造体は、感染防止の機能をも発揮できるものである。
本発明の生体管路ステントは、生体吸収性材料のステント基材のみ、又は、該ステント基材の外側及び/又は内部を被覆する膜状構造物とからなる。
なお、本明細書において「外側及び/又は内部を被覆」とは、膜状構造物がステント基材の外側を覆うように結合している場合、膜状構造物がステント基材の内部を覆うように結合している場合、及び、ステント基材が膜状構造物中に内包されるようにしてステント基材と膜状構造物とが一体化している場合等を意味する。
図1に本発明のステント基材と膜状構造物とからなる生体管路ステントの構成を表す模式図を示した。図1の生体管路ステント1は、ステント基材2の表面を膜状構造物3で被覆した構造を有する。膜状構造物3は、ステント基材2の全表面を被覆していてもよいし、ステント基材2の一部を被覆していてもよい。
上記ステント基材は、生体吸収性材料からなる。生体吸収性材料からなることにより、手術後に徐々に分解され生体内に吸収されることから、治癒後に再手術により取り出す必要がなく、患者の負担を軽減することができる。また、消化管に適用した場合、分解吸収され、基材が強度を失うことにより食物とともに排泄される利点がある。
上記ステント基材を構成する生体吸収性材料としては特に限定されず、例えば、グリコール酸、乳酸(D体、L体、DL体)、カプロラクトン、ジオキサノン、エチレングリコール及びトリメチレンカーボネートからなる群より選択される少なくとも1種の単量体を重合してなる重合体等が挙げられる。なかでも、柔軟性と分解性のコントロールが可能であることから、乳酸−カプロラクトン共重合体、グリコール酸−カプロラクトン共重合体が好適である。
上記ステント基材を構成する生体吸収性材料は、上記重合体とバイオセラミックスとの複合体であってもよい。バイオセラミックスを複合することにより、ステント基材を硬くすることができ、また、細胞・組織との親和性を高めることができるという効果が得られる。
上記バイオセラミックスとしては特に限定されず、例えば、ハイドロキシアパタイト(HAP)、ストロンチウムアパタイト(StAP)等のアパタイト;α−リン酸三カルシウム(α−TCP)、β−リン酸三カルシウム(β−TCP)等のリン酸カルシウム系化合物;A−W結晶化ガラス、アルミナ、ジルコニア、カーボン、バイオガラス等が挙げられる。なかでも、ハイドロキシアパタイト及び/又は三リン酸カルシウムが好適である。
上記重合体とバイオセラミックスとの複合体におけるバイオセラミックスの含有量としては特に限定されないが、好ましい下限は0.1重量%、好ましい上限は90重量%である。0.1重量%未満であると、複合化の効果が得られないことがあり、90重量%を超えると、ステント基材の形状が保てないことがある。より好ましい下限は1重量%、より好ましい上限は70重量%である。
上記重合体とバイオセラミックスとの複合体を形成する方法としては特に限定されず、例えば、重合体とバイオセラミックスとをバッチ式混練機、連続式混練機、2軸混練機等により混練する方法;スパッタリング法、プラズマスプレー法、電気泳動法、ディップコーティング法、コンポジットコーティング法、バイオミメティック法、ゾル−ゲル法、交互浸漬法等により一方の表面に他方をコーティングする方法等が挙げられる。
上記ステント基材としては、生体管路の狭窄を防止できる程度の強度を有し、かつ、生体管路を傷つけない程度の弾力性を有するものであれば特に限定されず、例えば、編物、織物、組紐等のいずれの構成であってもよい。なかでも、生体吸収性材料からなる繊維の編物、織物、組紐であって、該繊維の端部を有しないものが好適である。このような構成のステント基材は、フレキシブルであり、且つ、潰れ難く保形性に優れる。
本明細書において「繊維の端部を有しない」とは、組紐状織物のように、一本のつながった繊維からなり、かつ、該一本の繊維の末端をつなぎ合わせるか、あるいは複数の隣接する繊維の末端同士をつなぎ合わせることにより、繊維の末端をなくすることを意味し、また、組紐状織物が1本の繊維から構成されていることを意味する。
上記生体吸収性材料からなる繊維としては特に限定されず、例えば、モノフィラメント糸、マルチフィラメント糸、撚糸、組紐等が挙げられる。なかでも、その直径が0.02〜2.0mmのモノフィラメント糸が好適である。
上記生体吸収性材料からなる繊維の直径は、本発明の生体管路ステントを適用する生体管路の種類や径によって更に適宜選択することが好ましい。例えば、冠動脈に適用する場合には直径0.02〜0.2mmのものを用いることが好ましく、胆管や尿道に適用する場合には直径0.04〜0.4mmのものを用いることが好ましく、直径が8mm程度の血管に適用する場合には直径0.08〜0.8mmのものを用いることが好ましく、腸管に適用する場合には直径0.1〜1.6mmのものを用いることが好ましく、食道や気管に適用する場合には直径0.1〜2.0mmのものを用いることが好ましい。
上記生体吸収性材料からなる繊維は、延伸により配向結晶化していることが好ましい。結晶化の程度としては、繊維中に結晶が40〜60%程度含まれるのが好ましい。このような配向結晶化した繊維は、例えば繊維を5〜10倍程度延伸することにより製造することができる。
上記生体吸収性材料からなる繊維の断面としては特に限定されず、例えば、円、楕円、その他の異形(例えば星形)等のものを用いることができる。
上記生体吸収性材料からなる繊維は、表面をプラズマ放電、電子線処理、コロナ放電、紫外線照射、オゾン処理等により親水化処理されていてもよい。
上記ステント基材は、体内でリリースした際の固定力を向上させるために、例えば、予めステントの両端の径を他の部分に比べて大きく構成しておいてもよい。
該構成によるステントは、特に消化管用として適用したとき、これをそのまま用いて、前記した効果を奏する。
上記ステント基材と該ステント基材の外側及び/又は内部を被覆する膜状構造物とからなる生体管路ステントも本発明の1態様である。
上記膜状構造物としては、管路を構成する細胞の侵入が容易で、管路の再生の足場となるものであれば特に限定されない。このような膜状構造物としては、例えば、生体吸収性材料からなる多孔体、フィルム、これらの複合体;自己又は同種の分層皮膚又は筋膜;凍結乾燥ブタ真皮、キチン不織布シート、SIS(Small intestine submucosa:小腸粘膜下組織)、BSM(Bladder submucosa:膀胱粘膜下組織)、GSM(Gastric submucosa:胃粘膜下組織)等の異種の生体由来材料等が挙げられる。
上記生体吸収性材料からなる多孔体、フィルム、これらの複合体としては特に限定されないが、柔軟性が高く、細胞との親和性にも優れることから、例えば、コラーゲン、ゼラチン、乳酸とカプロラクトンとの共重合体、グリコール酸とカプロラクトンとの共重合体からなるスポンジ、不織布、フィルム、これらの複合体が好適である。
なお、コラーゲンやゼラチンを用いる場合には、生体吸収性を調整する目的で、熱架橋、紫外線架橋、グルタルアルデヒド架橋等の従来公知の架橋を施してもよい。
上記生体吸収性材料からなる多孔体、フィルム、これらの複合体は、生体吸収性材料からなる編み物、織物、不織布等の繊維構造物にて補強されたものであってもよい。
上記生体吸収性材料からなる繊維構造物としては特に限定されないが、例えば、グリコール酸、乳酸(D体、L体、DL体)、カプロラクトン、ジオキサノン、エチレングリコール及びトリメチレンカーボネートからなる群より選択される少なくとも1種の単量体を重合してなる重合体からなるものが好適である。
上記生体吸収性材料からなる多孔体を製造する方法としては特に限定されず、例えば、上記生体吸収性材料を溶解した溶液を凍結乾燥する等の従来公知の方法が挙げられる。また、生体吸収性材料からなる繊維構造物にて補強する方法としては特に限定されず、例えば、上記繊維構造物に上記生体吸収性材料を溶解した溶液を浸漬した状態で凍結乾燥する方法や、別々に調製した多孔体と繊維構造物とを貼り合わせる方法等が挙げられる。
上記生体吸収性材料からなるフィルムを製造する方法としては特に限定されず、例えば、上記多孔体と同様の素材により、キャスト法、溶融押出法等の従来公知の方法が挙げられる。また、上記生体吸収性材料からなるフィルムの繊維構造物による複合化(補強)は、例えば、フィルムに繊維構造物をラミネートする方法、フィルムの中間に繊維構造物をサンドイッチ状に挟んでプレスする方法等が挙げられる。
上記膜状構造物の厚さとしては特に限定されないが、好ましい下限は5μm、好ましい上限は10mmである。5μm未満であると、細胞の三次元足場として機能しないことがあり、10mmを超えると内腔が保持されないことがある。
上記膜状構造物は、生体管路の再生を促進する目的で、成長因子を含有してもよい。また、同様の目的により、予め細胞を播種し、培養せずに、あるいは、培養してから用いてもよい。
上記成長因子としては特に限定されないが、例えば、塩基性繊維芽細胞増殖因子(bFGF)等が挙げられる。
上記細胞としては、本発明の生体管路ステントの適用部位により適宜選択されるが、例えば、自家の骨髄細胞、繊維芽細胞、角化細胞、粘膜上皮細胞、内皮細胞等が挙げられる。
本発明の生体管路ステントは、上記膜状構造物の外側及び/又は内部を更に生体吸収性材料からなるフィルムで被覆してもよい。このようなフィルムで被覆することにより、より高い感染防止効果を得ることができる。
上記フィルムの厚さとしては特に限定されないが、好ましい下限は5μm、好ましい上限は2mmである。5μm未満であると、充分な感染防止効果が得られないことがあり、2mmを超えると、生体管路ステント全体の柔軟性を損ねてしまうことがある。
本発明の膜状構造物を被覆してなる生体管路ステントを製造する方法としては特に限定されず、例えば、ステント基材の表面に、シート状に成形した膜状被覆物を被覆し、端部を接着したり、縫合したりする方法;ステント基材の表面に、筒状に成形した膜状被覆物をそのまま被覆する方法;筒状に成形した膜状被覆物の内部にステント基材を挿入する方法;ステント基材を、上記膜状被覆物の原料となる生体吸収性材料を溶解した溶液に浸漬し、風乾、あるいは、凍結乾燥する方法等が挙げられる。
本発明の生体管路ステントを適用する方法としては特に限定されず、例えば、チューブ状のシース内に本発明の生体管路ステントを納めた状態で生体管路内の所定の位置まで挿入し、シースを外してリリースする方法や、糸で本発明の生体管路ステントを縛って直径を縮小させた状態で生体管路内の所定の位置まで挿入し、糸を外してリリースする方法等の従来公知の方法を用いることができる。
本発明の生体管路ステントは、生体管路の狭窄を防止するとともに、穿孔部を閉鎖し、生体管路の再生の足場となって早期治癒を達成することができる。特に患者への侵襲の少ない内視鏡下切除術の適応を拡大でき、その社会的意義はきわめて大きい。
即ち、早期癌の病変が内視鏡下で切除可能な浅い層に限られていても範囲が広い場合には術後の狭窄の懸念から、手術療法を選択せざるを得なかったが、本発明の生体管路ステントにより、狭窄を防ぎ、広範囲の内視鏡視下切除術を施行することができる。また、内視鏡下切除術における偶発的穿孔症例においても、本発明の生体管路ステントにより治療可能となれば、内視鏡治療の安全性の向上に大きく寄与することになり、その社会的意義は大きい。重症例では手術で直接穿孔部を縫合しなければならなかったが、本発明の生体管路ステントの適用で内視鏡視下で穿孔部を閉鎖することができるため、患者の負担も激減する上、侵襲の大きな手術をする必要が無くなるため、医療経済上もきわめて有効である。本発明の生体管路ステントは、穿孔部閉鎖用のデバイスとしても極めて有効である。更に、本発明の生体管路ステントはその役割を果たした後、体内で吸収されることから、再手術により取り出す必要もなく、患者への負担がなく異物として残留することの弊害もない。
以下に実施例を挙げて本発明の態様を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。
(実施例1)
ポリ−L−乳酸からなる直径0.5mmのモノフィラメント糸を用い、直径3cm、長さ7.5cmの筒状に組紐状に編んだステント基材を作製した。
ブタの胸部食道に対して、全周性に内視鏡下粘膜切除術を行った。チューブ状のシース内に得られたステントを納めた状態で食道の粘膜を切除した位置まで挿入した後、シースを外してステントを患部にリリースした。比較対象として、全周性に内視鏡下粘膜切除術を行った後、ステントを適用しない場合も行った。
図2に、術後2週間後における、ステントを適用した場合(a)及びステントを適用しなかった場合(b)についての術部の状態を撮影した内視鏡写真を、また、図3に、術後2週間後における、ステントを適用した場合(a)及びステントを適用しなかった場合(b)についての術部を解剖した状態を撮影した写真を示した。なお、図2(a)には、ステント端を固定した内視鏡クリップも写っている。
図2、3より、ステントを適用した場合には、適用しなかった場合に比べて狭窄が軽度であり、早期の創傷治癒が認められた。
(実施例2)
実施例1と同様の方法により得られたステント基材の両端部を1cm残してブタ分層皮膚を全周に被覆し、端部を縫合してステントを得た。
ブタの胸部食道に対して、全周性に内視鏡下粘膜切除術を行った。チューブ状のシース内に得られたステントを納めた状態で食道の粘膜を切除した位置まで挿入した後、シースを外してステントを患部にリリースした。また、比較対象として、全周性に内視鏡下粘膜切除術を行った後、ブタ分層皮膚を被覆しないステントを適用しない場合も行った。
図4に、術後2週間後における、ステントのみを適用した場合(a)及びステントとブタ分層皮膚とを適用した場合(b)についての術部のX線造影写真を示した。
図4より、何れの場合も狭窄が起っていないことが確認されたが、特に全層皮膚を被覆したものは更に狭窄の程度が少ないことが確認できた。
(実施例3)
濃度3mg/mL、pH3.0のコラーゲン水溶液を調製し、これをポリグリコール酸からなる編み布に含浸させた。−40℃にて凍結し、真空減圧下30℃で凍結乾燥し、更に、真空減圧下105℃で24時間加熱処理して、熱架橋コラーゲンスポンジシートを得た。次いで、得られた熱架橋コラーゲンスポンジシートをグルタルアルデヒド水溶液中に浸漬して架橋し、その後−110℃で凍結し、真空減圧下30℃で凍結乾燥して、厚さ5mmの架橋コラーゲンスポンジシートを得た。
実施例1と同様の方法で得られたステント基材の両端部を1cm残して得られた架橋コラーゲンスポンジシートを全周に被覆し、端部を縫合してステントを得た。
ブタの胸部食道に対して、全周性に内視鏡下粘膜切除術を行った。チューブ状のシース内に得られたステントを納めた状態で食道の粘膜を切除した位置まで挿入した後、シースを外してステントを患部にリリースした。2週間後に内視鏡によって状況を確認したところ、狭窄が軽度であり、コラーゲンスポンジへの粘膜組織の進入がみられ、早期の創傷治癒が認められた。
(実施例4)
実施例3と同様にコラーゲンスポンジシートを被覆したステントを作製し、その内面に1%ゼラチン水溶液をコートし、風乾した。さらに、紫外線を10時間照射し、架橋処理を行い、ステントを得た。
ブタの胸部食道に対して、内視鏡下粘膜切除術を行い、穿孔病変を形成した。チューブ状のシース内に得られたステントを納めた状態で食道の粘膜を切除した位置まで挿入した後、シースを外してステントを患部にリリースして穿孔部を閉鎖した。2週間後に内視鏡によって状況を確認したところ、ステントにより、穿孔部が閉鎖されていた。また、コラーゲンスポンジへの粘膜組織の進入がみられ、早期の創傷治癒が認められた。
(実施例5)
L−ラクチド−ε−カプロラクトン共重合体(共重合比75:25)からなる直径0.5mmのモノフィラメント糸を用い、直径3cm、長さ5cmの筒状体に編んだステント基材を作製した。
ステントの表面に、厚さ0.1mmのL−ラクチド−ε−カプロラクトン共重合体(共重合比50:50)フィルムチューブを被覆して本発明ステントを得た。
ブタの胸部食道に対して、内視鏡下粘膜切除術を行い、穿孔病変を形成した。チューブ状のシース内に得られたステントを納めた状態で食道の粘膜を切除した位置まで挿入した後、シースを外してステントを患部にリリースして穿孔部を閉鎖した。2週間後に内視鏡によって状況を確認したところ、ステントにより、穿孔部が閉鎖されていた。
(実施例6)
1%のゼラチン水溶液を調製し、これをポリグリコール酸からなる編み布に含浸させた。−40℃にて凍結し、真空減圧下30℃で凍結乾燥し、更に、真空減圧下135℃で14時間加熱処理して、架橋ゼラチンスポンジシートを得た。
実施例1と同様の方法で得られたステント基材の両端部を1cm残して得られた架橋ゼラチンスポンジシートを全周に被覆し、端部を縫合してステントを得た。
手術直前に100μg/mLのbFGF水溶液5mLをステント基材にしみ込ませた。
ブタの胸部食道に対して、全周性に内視鏡下粘膜切除術を行った。チューブ状のシース内に得られたステントを納めた状態で食道の粘膜を切除した位置まで挿入した後、シースを外してステントを患部にリリースした。2週間後に内視鏡によって状況を確認したところ、狭窄が軽度であり、コラーゲンスポンジへの粘膜組織の進入がみられ、早期の創傷治癒が認められた。
(実施例7)
4%のL−ラクチド−ε−カプロラクトン共重合体(共重合比50:50)ジオキサン溶液中にポリグリコール酸からなる編み布を含浸させ、−20℃にて凍結し、真空減圧下40℃で凍結乾燥し、更に、真空減圧下70℃で12時間加熱処理しL−ラクチド−ε−カプロラクトン共重合体スポンジシートを得た。
L−ラクチド−ε−カプロラクトン共重合体(共重合比75:25)からなる直径0.5mmのモノフィラメント糸を用い、直径3cm、長さ5cmの筒状体に編んだステント基材を作製した。得られたステント基材の両端部を1cm残して得られたL−ラクチド−ε−カプロラクトン共重合体スポンジシートを全周に被覆し、端部を縫合してステントを得た。手術直前にブタの腸骨から約200mLの骨髄液を採取し、遠心分離法により、単核球成分を単離し、5mLの細胞懸濁液をステント基材にしみ込ませた。
ブタの胸部食道に対して、全周性に内視鏡下粘膜切除術を行った。チューブ状のシース内に得られたステントを納めた状態で食道の粘膜を切除した位置まで挿入した後、シースを外してステントを患部にリリースした。2週間後に内視鏡によって状況を確認したところ、狭窄が軽度であり、L−ラクチド−ε−カプロラクトン共重合体スポンジへの粘膜組織の進入がみられ、早期の創傷治癒が認められた。
本発明によれば、生体管路の狭窄を防止するとともに、生体管路の再生の足場となって早期治癒を達成することができる生体管路ステントを提供することができる。
本発明の生体管路ステントの構成を表す模式図である。 実施例1において、術後2週間後における、ステントを適用した場合(a)及びステントを適用しなかった場合(b)についての術部の状態を撮影した内視鏡写真である。 実施例1において、術後2週間後における、ステントを適用した場合(a)及びステントを適用しなかった場合(b)についての術部を解剖した状態を撮影した写真である。 実施例2において、術後2週間後における、ステントのみを適用した場合(a)及びステントとブタ分層皮膚とを適用した場合(b)についての術部のX線造影写真である。
符号の説明
1 生体管路ステント
2 ステント基材
3 膜状構造物

Claims (18)

  1. 生体吸収性材料のステント基材からなることを特徴とする生体管路ステント。
  2. 生体吸収性材料からなるステント基材と前記ステント基材の外側及び/又は内部を被覆する膜状構造物とからなることを特徴とする生体管路ステント。
  3. ステント基材が生体吸収性材料からなる繊維の編物、織物、組紐であって、前記繊維の端部を有しないものであることを特徴とする請求項1又は2記載の生体管路ステント。
  4. 繊維がモノフィラメント糸であり、その直径が0.02〜2.0mmの範囲にあることを特徴とする請求項3記載の生体管路ステント。
  5. ステント基材を構成する生体吸収性材料がグリコール酸、乳酸(D体、L体、DL体)、カプロラクトン、ジオキサノン、エチレングリコール及びトリメチレンカーボネートからなる群より選択される少なくとも1種の単量体を重合してなる重合体であることを特徴とする請求項3記載の生体管路ステント。
  6. ステント基材を構成する生体吸収性材料がグリコール酸、乳酸(D体、L体、DL体)、カプロラクトン、ジオキサノン、エチレングリコール及びトリメチレンカーボネートからなる群より選択される少なくとも1種の単量体を重合してなる重合体と、バイオセラミックとの複合体であることを特徴とする請求項3記載の生体管路ステント。
  7. バイオセラミックがハイドロキシアパタイト及び/又は三リン酸カルシウムであることを特徴とする請求項6記載の生体管路ステント。
  8. 膜状構造物が生体吸収性材料からなるシート状の多孔体、フィルム又はこれらの複合体から選択されたものであることを特徴とする請求項2記載の生体管路ステント。
  9. 膜状構造物がコラーゲン、ゼラチン、乳酸とカプロラクトンとの共重合体、又は、グリコール酸とカプロラクトンとの共重合体の何れかからなることを特徴とする請求項8記載の生体管路ステント。
  10. 膜状構造物が生体吸収性材料からなる繊維構造物で補強されたものであることを特徴とする請求項8記載の生体管路ステント。
  11. 生体吸収性材料からなる繊維構造物は、グリコール酸、乳酸(D体、L体、DL体)、カプロラクトン、ジオキサノン、エチレングリコール及びトリメチレンカーボネートからなる群より選択される少なくとも1種の単量体を重合してなる重合体からなるものであることを特徴とする請求項10記載の生体管路ステント。
  12. 膜状構造物は、成長因子を含有することを特徴とする請求項2記載の生体管路ステント。
  13. 膜状構造物は、細胞を含有することを特徴とする請求項2記載の生体管路ステント。
  14. 膜状構造物は、自家の骨髄細胞、繊維芽細胞、角化細胞、粘膜上皮細胞又は内皮細胞を含有することを特徴とする請求項2記載の生体管路ステント。
  15. 膜状構造物は、自己又は同種の分層皮膚、又は、筋膜であることを特徴とする請求項2記載の生体管路ステント。
  16. 膜状構造物は、異種の生体由来材料であることを特徴とする請求項2記載の生体管路ステント。
  17. 異種の生体由来材料が、凍結乾燥ブタ真皮、キチン不織布シート、SIS(Small intestine submucosa:小腸粘膜下組織)、BSM(Bladder submucosa:膀胱粘膜下組織)、GSM(Gastric submucosa:胃粘膜下組織)の何れかであることを特徴とする請求項16記載の生体管路ステント。
  18. 消化管用であることを特徴とする請求項1又は2記載の生体管路ステント。
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