JP2016086960A - ステントデリバリーシステム及びステントの留置方法 - Google Patents

ステントデリバリーシステム及びステントの留置方法 Download PDF

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【課題】他の内視鏡用の処置具と同時に用いた場合であってもステントを留置する作業が煩雑にならないステントデリバリーシステム及びそのステントデリバリーシステムを用いたステントの留置方法を提供すること。【解決手段】内視鏡の外側に配置される筒状の内側シース部材と、前記内側シース部材の外側に配置される筒状の外側シース部材と、前記内側シース部材及び前記外側シース部材の基端側における前記内側シース部材と前記外側シース部材との間に配置され、前記内側シース部材及び前記外側シース部材の先端側における前記内側シース部材と前記外側シース部材との間に配置されたステントを押し出し可能な押し子部材を備えるステントデリバリーシステム。【選択図】図1

Description

本発明は、ステントデリバリーシステム及びそのステントデリバリーシステムを用いたステントの留置方法に関する。
従来、血管や消化管等の生体管路の狭窄性疾患(腫瘍や炎症等)において、狭窄部にステントを留置して、狭窄部を拡張する治療が行われている。ステントは、一般的に、縮径された状態で狭窄部に留置されてから拡径される。ステントを狭窄部に接近させる方法としては、例えば、内視鏡を用いる方法が知られている。内視鏡を用いてステントを狭窄部に接近させる方法においては、ステントデリバリーシステムと呼ばれる道具が用いられる。
一般的にステントデリバリーシステムは、筒状のワイヤ部材であり、内部に縮径させたステントを収納する(例えば、特許文献1参照)。ステントを収納したステントデリバリーシステムは、内視鏡に設けられた鉗子口を利用して内視鏡の内部(鉗子チャンネル)に挿入される。ステントは、ステントデリバリーシステムに収納された状態で鉗子口から内視鏡の内部に挿入され、狭窄部に接近した内視鏡の先端部から押し出される。このようにして、ステントは狭窄部に留置される。
特開2004−181230号公報
ところで、従来のステントデリバリーシステムは、内視鏡の内部に挿入して使用することから、ステントを狭窄部に留置する作業において、ステントデリバリーシステムと他の内視鏡用の処置具とを同時に用いるのが難しい。例えば、狭窄部をバルーンによって拡張させてからステントを留置する場合、内視鏡の内部に、まずバルーンカテーテルを挿入して狭窄部を拡張させる作業を行った後に、バルーンカテーテルを取り出してから、ステントデリバリーシステムを内視鏡に挿入する必要がある。このような手順によりステントを狭窄部に留置する作業は煩雑である。また、このようにバルーンによって狭窄部を拡張させたとしても、ステントデリバリーシステムを用いる前にその部位が再度狭窄してしまうことでステントの留置が困難になってしまう場合もある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、他の内視鏡用の処置具と同時に用いた場合であってもステントを留置する作業が煩雑にならないステントデリバリーシステム及びそのステントデリバリーシステムを用いたステントの留置方法を提供することにある。
本発明は、内視鏡の外側に配置される筒状の内側シース部材と、前記内側シース部材の外側に配置される筒状の外側シース部材と、前記内側シース部材及び前記外側シース部材の基端側における前記内側シース部材と前記外側シース部材との間に配置され、前記内側シース部材及び前記外側シース部材の先端側における前記内側シース部材と前記外側シース部材との間に配置されたステントを押し出し可能な押し子部材を備えるステントデリバリーシステムに関する。
また、前記押し子部材は、筒状に構成されることが好ましい。
また、前記内側シース部材及び前記外側シース部材の先端側における前記内側シース部材と前記外側シース部材との間に配置されたステントを更に備えることが好ましい。
また、本発明は、前記内視鏡の外側に、前記ステントデリバリーシステム及びステントを取り付けるステントデリバリーシステム取付工程と、前記ステントデリバリーシステムの配置された前記内視鏡を生体内に挿入して、前記内視鏡の先端側を狭窄部に接近させる内視鏡挿入工程と、前記押し子部材を、前記内側シース部材と前記外側シース部材との間において前記先端側に摺動させることで、前記ステントを前記先端側に押し出して前記狭窄部に配置するステント配置工程を備えるステントの留置方法に関する。
また、前記内視鏡の内部にバルーンをセットするバルーンセット工程と、前記内視鏡の内部にセットされたバルーンを前記狭窄部に押し出すバルーン押出工程と、前記ステント配置工程において前記狭窄部に配置された前記ステントを、前記バルーンを膨張させることにより拡径させるステント拡径工程を更に備えることが好ましい。
本発明によれば、他の内視鏡用の処置具と同時に用いた場合であってもステントを留置する作業が煩雑にならないステントデリバリーシステム及びそのステントデリバリーシステムを用いたステントの留置方法を提供できる、
本発明の一実施形態に係るステントデリバリーシステムを模式的に示す図である。 上記実施形態に係るステントデリバリーシステムを用いたステントの留置方法の手順を示す図である。 上記実施形態に係るステントデリバリーシステムを用いたステントの留置方法について模式的に示す図であって、内視鏡挿入工程について示す図である。 上記実施形態に係るステントデリバリーシステムを用いたステントの留置方法について模式的に示す図であって、バルーン押出工程について示す図である。 上記実施形態に係るステントデリバリーシステムを用いたステントの留置方法について模式的に示す図であって、ステント配置工程について示す図である。 上記実施形態に係るステントデリバリーシステムを用いたステントの留置方法について模式的に示す図であって、ステント拡径工程について示す図である。 上記実施形態に係るステントデリバリーシステムを用いたステントの留置方法について模式的に示す図であって、ステントが留置された状態について示す図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係るステントデリバリーシステム1を示す図である。
図1に示すように、ステントデリバリーシステム1は、内視鏡10の外側に取り付けられる。内視鏡10は、細長い形状に形成され、変形可能である。内視鏡の直径は、例えば3.8mm〜12.8mmであり、内視鏡の長さは、例えば2000mmである。内視鏡10は、基端側に配置される内視鏡10を把持して操作するための操作部、基端側及び先端側にそれぞれ形成される鉗子口並びに内部において先端側から基端側まで延びて形成され且つ基端側の鉗子口と先端側の鉗子口とを結ぶ鉗子チャンネル等(操作部、鉗子口及び鉗子チャンネルについては図示しない)を有する。鉗子チャンネルには、基端側の鉗子口から各種処置具が挿入される。鉗子チャンネルに挿入された処置具は、先端側の鉗子口を通過して内視鏡の外部に押し出される。内視鏡10の外皮は、可撓性を有する合成樹脂により構成される。
本実施形態に係るステントデリバリーシステム1は、筒状の内側シース部材2と、筒状の外側シース部材3と、ステント4と、筒状の押し子部材5と、を備える。図1においては、内側シース部材2、外側シース部材3及び押し子部材5については、長手方向に切断した切断面を示す。
内側シース部材2は、内視鏡10の外側に配置される。内側シース部材2の先端は、内視鏡10の先端よりも基端側に位置する。つまり、内側シース部材2は、内視鏡10の先端側の一部の表面を覆っていない。
外側シース部材3は、内側シース部材2よりも径が大きく、内側シース部材2の外側に配置される。外側シース部材3の先端側は、内側シース部材2の先端側と同じ位置まで延びる。
ステント4は、円筒形状に形成される。ステント4は、内側シース部材2及び外側シース部材3の先端側における内側シース部材2と外側シース部材3との間に配置される。ステント4は、内側シース部材2と外側シース部材3との間において長手方向に摺動することが可能である。
ステント4は、円筒形状に形成されていれば、材料は特に限定されない。ステント4は、金属ステントであってもよいし、繊維を編んだステントであってもよい。繊維を編むことで形成されるステントとしては、生分解性繊維を網目状に編み込んだ生分解性ステントが挙げられる。ステント4として生分解性ステントを用いる場合、内視鏡10の内部にステント4を配置する必要がないので生分解性繊維を太くできる。生分解性ステントは、構成する生分解性繊維を太くすることで、外周方向から加わる圧力に対する耐性を向上させられる。
また、ステント4は、自己拡張型ステントであってもよいし、バルーン拡張型のステントであってもよいし、拡張しないタイプのステントであってもよい。また、ステント4は、カバードステントであってもよい。
押し子部材5は、内側シース部材2及び外側シース部材3の基端側における内側シース部材2と外側シース部材3との間に配置される。つまり、押し子部材5は、ステント4の基端側に配置され、内側シース部材2よりも径が大きく、外側シース部材3よりも径が小さい。ステント4は、内側シース部材2と外側シース部材3との間において長手方向に摺動することで、内側シース部材2及び外側シース部材3の先端側からステント4を押し出すことが可能である。
内側シース部材2、外側シース部材3及び押し子部材5の形状は、内視鏡10の形状に追従する。内側シース部材2、外側シース部材3及び押し子部材5は、内視鏡10の外皮と同様に、可撓性を有する合成樹脂により構成されることが好ましい。また、押し子部材5としては、可撓性を有する合成樹脂の中でも、内側シース部材2及び外側シース部材3と接触した際の抵抗の小さい材料が用いられる。
続いて、本実施形態に係るステントデリバリーシステム1を用いたステント4の留置方法について説明する。図2は、ステント4の留置方法の手順を示すフローチャートである。図2に示すように、本実施形態に係るステント4の留置方法は、ステントデリバリーシステム取付工程ST1と、内視鏡挿入工程ST2と、バルーンセット工程ST3と、バルーン押出工程ST4と、ステント配置工程ST5と、ステント拡径工程ST6と、内視鏡引抜工程ST7と、を備える。図3A〜図3Eは、ステント4の留置方法について模式的に示す図である。図3Aは、内視鏡挿入工程ST2について示す図である。図3Bは、バルーン押出工程ST4について示す図である。図3Cは、ステント配置工程ST5について示す図である。図3Dは、ステント拡径工程ST6について示す図である。図3Eは、ステント4が留置された状態について示す図である。
ステントデリバリーシステム取付工程ST1では、内視鏡10の外側に、ステントデリバリーシステム1を取り付ける。具体的には、ステントデリバリーシステム1の基端側から内視鏡10を挿入することによって、内視鏡10にステントデリバリーシステム1を取り付ける。ステントデリバリーシステム取付工程ST1では、ステント4がステントデリバリーシステム1に取り付けられた状態でステントデリバリーシステム1に内視鏡10を挿入する。
内視鏡挿入工程ST2では、ステントデリバリーシステム1の配置された内視鏡10を生体内に挿入する。内視鏡挿入工程ST2では、図3Aに示すように、内視鏡10の先端側を狭窄部に接近させる。内視鏡10の先端側を狭窄部Nに接近させることで、ステント4が狭窄部Nに接近する。
バルーンセット工程ST3では、内視鏡10の内部(鉗子チャンネル)にバルーン6をセットする。具体的には、内視鏡挿入工程ST2の後に、内視鏡10の基端側に形成される図示しない鉗子口から、例えばバルーンカテーテルを挿入することでバルーン6が内視鏡10の内部にセットされる。
バルーン押出工程ST4では、内視鏡10の内部にセットされたバルーン6を狭窄部Nに押し出す。バルーン6は、図3Bに示すように、内視鏡10の先端側に形成された図示しない鉗子口を通過して、狭窄部Nに配置される。
ステント配置工程ST5では、押し子部材5を、内側シース部材2と外側シース部材3との間において先端側に摺動させる。押し子部材5を先端側に摺動させることで、図3Cに示すようにステント4を先端側に押し出して狭窄部Nに配置する。ステント配置工程ST5では、図3Cに示すように、ステント4は、バルーン押出工程ST4において狭窄部Nに配置されたバルーンの外側を覆うように配置される。
ステント拡径工程ST6では、上記のステント配置工程ST5において狭窄部Nに配置されたステント4を、バルーン6を膨張させることにより拡径させる。バルーン6は、図示しない基端側の鉗子口側から水や生理食塩水等の液体もしくは空気を導入することによって膨張させる。図3Dに示すように、ステント拡径工程ST6において、膨張したバルーン6はステント4を内側から押して拡径するとともに、狭窄部Nを拡張する。
内視鏡引抜工程ST7では、膨張したバルーン6を収縮させて内視鏡10の内部に引き込み、続いて、内視鏡10をステントデリバリーシステム1とともに生体外に引き抜く。内視鏡引抜工程ST7において内視鏡10が生体外に引き抜かれ、図3Eに示すようにステント4が狭窄部Nに留置される。
上記実施形態に係るステントデリバリーシステム1によれば、以下の効果が奏される。
(1)本実施形態では、ステントデリバリーシステム1を、内視鏡10の外側に配置される筒状の内側シース部材2と、内側シース部材2の外側に配置される筒状の外側シース部材3と、内側シース部材2及び外側シース部材3の基端側における内側シース部材2と外側シース部材3との間に配置される押し子部材5を含んで構成した。更に、押し子部材5が、押し子部材5の先端側に配置されたステント4を押し出し可能なものとした。
これにより、ステントデリバリーシステム1は内視鏡10の外側に配置されるので、ステントデリバリーシステム1によって内視鏡10の内部が埋まることがない。これにより、ステントデリバリーシステム1によってステント4を狭窄部Nに接近させつつ、内視鏡10の内部にはバルーンカテーテル等の内視鏡用の処置具を挿入することができる。従って、ステントデリバリーシステム1は、ステントを留置する作業が煩雑にすることなく、他の内視鏡用の処置具と同時に用いることができる。
なお、ステントデリバリーシステム1を使用すれば、径が大きいことから鉗子口から内視鏡の内部に収納できないステントであっても狭窄部Nに接近・留置させることが可能となるため、ステントの設計の自由度が高くなる。例えば、繊維を太くすることで外周方向から加わる圧力に対する耐性を向上させた生分解性ステントは、小さく縮径させるのが難しいため内視鏡の内部に挿入し難いが、ステントデリバリーシステム1を用いれば容易に狭窄部Nに接近・留置させることができる。同様に、抜去用のリング等の部品を付与したステントも、小さく縮径させるのが難しいため内視鏡の内部に挿入し難いが、ステントデリバリーシステム1を用いれば容易に狭窄部Nに接近・留置させることができる。
(2)また、本実施形態では、押し子部材5を、筒状に構成した。
これにより、ステント4の押し子部材5側を、全周に亘って押し子部材5によって押すことができるので、円滑にステント4をステントデリバリーシステム1の先端側から押し出すことができる。
(3)また、本実施形態では、ステントデリバリーシステム1を、ステント4を更に含んで構成した。
このように、ステントデリバリーシステム1を、ステント4を含んで構成することも可能である。
(4)また、本実施形態ではステント4の留置方法を、ステントデリバリーシステム取付工程ST1と、内視鏡挿入工程ST2と、押し子部材5を先端側に摺動させることでステント4を先端側に押し出して狭窄部Nに配置するステント配置工程ST5を含んで構成した。
これにより、ステントデリバリーシステム1によってステント4を狭窄部Nに配置しつつ、内視鏡10の内部に内視鏡用の処置具を挿入して使用することができる。従って、ステント4の留置方法によれば、ステントデリバリーシステム1と内視鏡用の処置具を両方用いる場合であっても、内視鏡10の内部に挿入された処置具とステントデリバリーシステム1とを入れ替える必要がなく、ステント4を留置する作業が煩雑にならない。
(5)また、本実施形態では、ステント4の留置方法を、内視鏡10の内部にセットされたバルーン6を狭窄部Nに押し出すバルーン押出工程ST4と、バルーン6を膨張させることによりステント4を拡径させるステント拡径工程ST6を更に含んで構成した。
これにより、狭窄部Nの拡張とバルーン6の拡径を、バルーン6を膨張させることによって同時に行うことができるので、ステント4を留置する作業がより容易になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
上記実施形態では、押し子部材5を筒状に構成したが本発明はこれに限定されない。例えば、押し子部材5を、内視鏡10の長手方向に延びる一つ又は複数の棒状部材により構成してもよい。また、押し子部材5を、複数の棒状部材により構成する場合には、内視鏡10の周方向に等間隔に配置するのが好ましい。これにより、ステント4をバランスよく押し出すことができる。
また、上記実施形態では、内側シース部材2(ステントデリバリーシステム1)の先端側が内視鏡10の先端側の一部を覆わない構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、内側シース部材2(ステントデリバリーシステム1)の先端側が、内視鏡10の先端側と同じ位置まで延びていてもよい。
また、上記実施形態では、ステントデリバリーシステム取付工程ST1において、ステント4がステントデリバリーシステム1に取り付けられた状態でステントデリバリーシステム1に内視鏡10を挿入したが本発明は、これに限定されない。例えば、ステント4がステントデリバリーシステム1に取り付けられていない状態でステントデリバリーシステム1に内視鏡10を挿入してから、ステント4をステントデリバリーシステム1の先端側に取り付けてもよい。
また、上記実施形態では、内視鏡挿入工程の後にバルーンセット工程ST3を行ったが、内視鏡挿入工程ST2の前にバルーンセット工程ST3を行ってもよい。
また、上記実施形態では、ステント4の留置方法において、狭窄部Nをバルーンによって予備的に拡張させなかったが、本発明に係るステントデリバリーシステムを用いたステントの留置方法はこれに限定されない。例えば重度の狭窄性疾患等により、狭窄部Nが著しく狭くなっている場合には、予めバルーンを用いて狭窄部Nを拡張させた上で、ステントを狭窄部Nに配置して、再度バルーンを用いてステントを拡径させてもよい。
また、上記実施形態では、処置具としてバルーン6を用いたステント4の留置方法について説明したが、本発明に係るステントデリバリーシステムを用いてステントを狭窄部Nに留置させる際には処置具を用いなくてもよい。更には、バルーン以外のデバイスを用いてもよい。例えば、処置具として生検鉗子を用いて生体内の組織を採取しつつ、本発明に係るステントデリバリーシステムを用いて自己拡張型ステントを狭窄部Nに配置させてもよい。
次に、本発明を実施例に基づいて更に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
[ステントの作製及びその評価]
ポリ−L−乳酸(PLLA)からなる繊維(直径0.6mm)16本を網目状に編み込むことで円筒形状のステント(直径20mm)を作製した。
続いて、実施例の生分解性ステントの径方向の圧力に対する圧縮強度(ステント本体部の直径が2分の1になるために必要な負荷)をJIS T 0401に準拠する方法で測定した。測定された負荷は0.91Nであり、金属ステント(大腸用金属ステント及び食道用金属ステント)の圧縮強度と同等であった。
また、実施例の生分解性ステントには、小腸用内視鏡を模した外径9mmのチューブを問題なく挿入することができた。
これらの評価から、生分解性ステントに径方向外側からの圧力に対する十分な耐性を付与するために繊維径を太く(直径0.6mm)した場合であっても、内視鏡の外側であれば取り付け可能であることが分かった。この結果から、コンパクトな形状にすることが難しく、内視鏡の内側に挿入できないステントであっても、内視鏡の外側であれば取り付けることが可能であることが確認された。
1…ステントデリバリーシステム
2…内側シース部材
3…外側シース部材
4…ステント
5…押し子部材
6…バルーン
10…内視鏡

Claims (5)

  1. 内視鏡の外側に配置される筒状の内側シース部材と、
    前記内側シース部材の外側に配置される筒状の外側シース部材と、
    前記内側シース部材及び前記外側シース部材の基端側における前記内側シース部材と前記外側シース部材との間に配置され、前記内側シース部材及び前記外側シース部材の先端側における前記内側シース部材と前記外側シース部材との間に配置されたステントを押し出し可能な押し子部材を備えるステントデリバリーシステム。
  2. 前記押し子部材は、筒状に構成される請求項1に記載のステントデリバリーシステム。
  3. 前記内側シース部材及び前記外側シース部材の先端側における前記内側シース部材と前記外側シース部材との間に配置されたステントを更に備える請求項1又は2記載のステントデリバリーシステム。
  4. 前記内視鏡の外側に、請求項1から3のいずれか記載のステントデリバリーシステムを取り付けるステントデリバリーシステム取付工程と、
    前記ステントデリバリーシステムの配置された前記内視鏡を生体内に挿入して、前記内視鏡の先端側を狭窄部に接近させる内視鏡挿入工程と、
    前記押し子部材を、前記内側シース部材と前記外側シース部材との間において前記先端側に摺動させることで、前記ステントを前記先端側に押し出して前記狭窄部に配置するステント配置工程を備えるステントの留置方法。
  5. 前記内視鏡の内部にバルーンをセットするバルーンセット工程と、
    前記内視鏡の内部にセットされたバルーンを前記狭窄部に押し出すバルーン押出工程と、
    前記ステント配置工程において前記狭窄部に配置された前記ステントを、前記バルーンを膨張させることにより拡径させるステント拡径工程を更に備える請求項4に記載のステントの留置方法。
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