JP2002194296A - 塗料組成物 - Google Patents
塗料組成物Info
- Publication number
- JP2002194296A JP2002194296A JP2001275790A JP2001275790A JP2002194296A JP 2002194296 A JP2002194296 A JP 2002194296A JP 2001275790 A JP2001275790 A JP 2001275790A JP 2001275790 A JP2001275790 A JP 2001275790A JP 2002194296 A JP2002194296 A JP 2002194296A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating composition
- adsorbent
- weight
- acid
- phosphate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
性および持続性に優れた消臭性能を十分に発現し、安全
性および作業環境条件の向上を図ることができるととも
に、良好な貯蔵安定性を確保することのできる、塗料組
成物を提供すること。 【解決手段】 四価金属のリン酸塩および二価金属の水
酸化合物を含有する吸着性組成物にスルファミン酸また
はスルファミン酸塩を担持させた吸着剤を、塗料組成物
に含有させる。
Description
害成分を吸着除去することができる吸着剤を含有する、
塗料組成物に関する。
っており、例えば、建物の室内などにおける、建物から
発生するホルムアルデヒドや、タバコ臭などに起因する
環境汚染が指摘されている。すなわち、ホルムアルデヒ
ドは、人体に対して有害であることが判明しており、ま
た、タバコ臭には、アセトアルデヒド、アンモニア、硫
化水素、酢酸などの悪臭成分が含まれており、これら悪
臭成分が、不快感を与えるとともに、室内の壁や家具な
どに付着して残存することによって、室内での環境汚染
を生じさせている。
成物が種々提案されているが、とりわけ、近年、このよ
うな室内での環境汚染を改善するために、優れた速効性
および持続性を有する塗料組成物の開発が強く望まれて
いる。
報では、層状リン酸塩ポリアミン層間化合物、四価金属
のリン酸塩と二価金属の水酸化物および酸化チタンの複
合物、ヒドラジド化合物を含有する消臭組成物が含有さ
れてなる水性塗料組成物が提案されており、この水性塗
料組成物を用いて塗膜を形成すれば、ホルムアルデヒド
やタバコ臭に対して、速効性および持続性に優れた消臭
性能を発現することが記載されている。
−107275号公報に記載される水性塗料組成物にお
いても、近年において、シックハウス対策などとして実
用的に要求されるような、ホルムアルデヒドやタバコ臭
に対する消臭性能を、十分に満足し得るものではなく、
また、この水性塗料組成物では、ポリアミンを用いた化
合物やヒドラジド化合物が含有されているため、人体に
対する安全性が懸念される。
もので、その目的とするところは、ホルムアルデヒドや
タバコ臭に対して、速効性および持続性に優れた消臭性
能を十分に発現し、安全性および作業環境条件の向上を
図ることができるとともに、良好な貯蔵安定性を確保す
ることのできる、塗料組成物を提供することにある。
に、本発明者らは、実用的な消臭性能を満足し、安全性
に優れる塗料組成物について鋭意検討したところ、塗料
組成物に、四価金属のリン酸塩および二価金属の水酸化
合物を含有する吸着性組成物にスルファミン酸またはス
ルファミン酸塩を担持させた吸着剤を含有させることに
より、優れた消臭性能および安全性を発現し得る知見を
見い出し、さらに、吸着剤に光触媒を含有させることに
より、光照射下において優れた相乗効果を発現する知見
を見い出し、さらに、吸着剤に界面活性剤を含有させる
ことにより、優れた貯蔵安定性を発現する知見を見い出
し、これらの知見に基づいて研究した結果、本発明を完
成するに至った。
ン酸塩および二価金属の水酸化合物を含有する吸着性組
成物に、スルファミン酸またはスルファミン酸塩を担持
させた吸着剤を含有する塗料組成物、(2) 吸着剤
が、さらに光触媒を含有する前記(1)に記載の塗料組
成物、(3) 吸着剤が、さらに界面活性剤を含有する
前記(1)または(2)に記載の塗料組成物、を提供す
るものである。
は、透明なクリア塗料を含み、所定の基材上に塗布して
コーティングする、「コーティング組成物」を含む概念
である。
のリン酸塩および二価金属の水酸化合物を含有する吸着
性組成物に、スルファミン酸またはスルファミン酸塩を
担持させた吸着剤を含有している。まず、本発明の塗料
組成物に用いられる吸着剤について説明する。
ン酸塩を形成する四価金属は、四価の金属である限り、
周期表における族は特に制限されない。四価金属には、
周期表4族元素、例えば、チタン、ジルコニウム、ハフ
ニウム、トリウムなどの4A族元素、ゲルマニウム、ス
ズ、鉛などの4B族元素などが含まれる。これらの金属
のうち、周期表4A族元素に属する金属、例えば、チタ
ン、ジルコニウム、ハフニウムや、4B族元素、例え
ば、スズが好ましい。特にチタンおよびジルコニウムが
好ましく、スズも好ましい。
は、IUPAC(International Uni
on of Pure and Applied Chem
istry)無機化学命名法委員会命名規則1970版
による。
ン酸、例えば、オルトリン酸、メタリン酸、ピロリン
酸、三リン酸、四リン酸などが含まれる。リン酸は、オ
ルトリン酸、メタリン酸またはピロリン酸である場合が
多い。また、リン酸塩には、オルトリン酸水素塩などの
リン酸水素塩も含まれる。なお、本明細書において、特
にことわりのない限り「リン酸」はオルトリン酸を意味
する。
不溶性または難溶性である。さらに前記リン酸塩は、結
晶質塩であってもよいが、好ましくは非晶質塩である。
これらの四価金属リン酸塩は、単独または2種以上組み
合わせて使用できる。
族のいかんを問わず、二価の金属であればよい。二価金
属には、例えば、銅などの周期表1B族元素、マグネシ
ウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウムなどの周
期表2A族元素、亜鉛、カドミウムなどの周期表2B族
元素、クロム、モリブデンなどの周期表6A族元素、マ
ンガンなどの周期表7A族元素、鉄、ルテニウム、コバ
ルト、ロジウム、ニッケル、パラジウムなどの周期表8
族元素などが含まれる。これらの二価金属の水酸化物
は、単独または2種以上組み合わせて使用できる。
ば、銅などの周期表1B族元素、亜鉛などの周期表2B
族元素、マンガンなどの周期表7A族元素、鉄、コバル
ト、ニッケルなどの周期表8族元素が含まれる。特に好
ましい二価金属には、銅、亜鉛などが含まれ、鉄、コバ
ルト、ニッケルも好ましい。
性ないし弱アルカリ性領域(pH4〜10)で水不溶性
または難溶性である。また、前記水酸化物は、結晶質で
あってもよいが、好ましくは非晶質である。
との割合は、臭気成分に対する吸着能を損なわない範囲
で選択でき、例えば金属原子比換算で、金属原子比(二
価金属/四価金属)=0.1〜10、好ましくは0.2
〜7、さらに好ましくは0.2〜5程度である。なお、
複数のリン酸塩および/または水酸化物を組み合わせて
用いる場合、それぞれの金属の総和量に基づく金属原子
比が上記範囲内であればよい。
リン酸塩と二価金属の水酸化物とを、後で詳述するよう
に、例えば、混合ゲルなどのように、共沈などにより複
合化することによって得ることができ、共沈で生成する
非晶質の共沈組成物として得ることが好ましい。
着性組成物に、後で詳述するように、スルファミン酸ま
たはスルファミン酸塩を担持することにより得ることが
できる。
基としては、ナトリウム、カリウム、リチウムなどのア
ルカリ金属、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ
土類金属、ニッケル、銅、コバルトなどの遷移金属、ア
ンモニウム基、イソプロピルアミン、エチレンジアミ
ン、グアニジンなどの脂肪族アミン、エタノールアミン
などのアミノアルコール、アニリン、フェニレンジアミ
ンなどの芳香族アミン、ピペラジン、ピペリジン、ピリ
ジン、ピロリジン、モルホリン、メチルピリジンなどの
複素環アミンなどが挙げられる。これらの中で好ましい
ものは、ナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、ア
ンモニウム、ニッケル、銅などの遷移金属、グアニジン
などの脂肪族アミンである。
またはその塩の担持量は、吸着性組成物(四価金属のリ
ン酸塩と二価金属の水酸化物との総量、または、後述す
る光触媒や二酸化ケイ素がこれらと複合化される場合に
は、その総量)100重量部に対して、通常、1〜10
00重量部、好ましくは5〜500重量部である。
させてもよい。光触媒とは、紫外線などの光線の照射に
より活性酸素を生成させ、多くの有害物、悪臭物を分解
する、光酸化触媒として機能するものである。
ず、種々の光半導体を使用できるが、無機半導体が好ま
しい。光触媒としては、例えば、硫化物半導体(Cd
S,ZnS,In2S3,PbS,Cu2S,Mo
S3,WS2,Sb3S3,Bi3S 3,ZnCdS2
など)、金属カルコゲナイト(CdSe,In2S
e3,WSe3,HgSe,PbSe,CdTeな
ど)、酸化物半導体(TiO2,ZnO,WO3,Cd
O,In2O3,Ag2O,MnO2,Cu2O,Fe
2O3,V2O5,SnO2など)などが挙げられ、硫
化物と酸化物以外の半導体として、GaAs,Si,S
e,Cd2P3,Zn2P3なども含まれる。これらの
光触媒は、単独または2種以上組み合わせて使用でき
る。
どの硫化物半導体、TiO2,ZnO,SnO2,WO
3などの酸化物半導体が好ましく、特に酸化物半導体、
例えばTiO2などが好ましい。前記光触媒を構成する
光半導体の結晶構造は特に制限されない。例えば、Ti
O2は、アナターゼ型、プルカイト型、ルチル型、アモ
ルファス型などのいずれであってもよい。好ましいTi
O2には、アナターゼ型酸化チタンが含まれる。
もに粉粒状で使用してもよい。光触媒を粉粒状で使用す
る場合、光触媒の平均粒子径は、光活性および脱臭効率
を損なわない範囲で選択でき、例えば0.001〜25
μm、好ましくは0.002〜10μm、さらに好まし
くは0.003〜5μm程度である。
広い範囲から選択でき、例えば四価金属のリン酸塩と二
価金属の水酸化物との総量100重量部に対して1〜1
000重量部、好ましくは10〜750重量部、さらに
好ましくは20〜500重量部程度である。
するように、例えば、四価金属のリン酸塩と二価金属の
水酸化物とともに光触媒を配合して、非晶質、特に共沈
より生成する共沈物を形成して複合化するようにすれば
よい。
イ素を含んでいてもよい。二酸化ケイ素は、吸着剤の表
面積を増加させ、吸着容量を高める上で有用である。二
酸化ケイ素としては、例えば、二酸化ケイ素自体が高分
子量化した無機高分子、二酸化ケイ素と四価金属リン酸
塩との複合化合物などが挙げられる。また、二酸化ケイ
素は含水二酸化ケイ素であってもよい。このような二酸
化ケイ素は結晶質であってもよいが、非晶質であること
が好ましい。
が低下しない範囲で選択でき、例えば四価金属のリン酸
塩と二価金属の水酸化物との総量に対して、金属原子比
換算で、ケイ素/(二価金属+四価金属)=0.2〜1
0、好ましくは0.5〜8、さらに好ましくは1〜7程
度である。
で詳述するように、例えば、四価金属のリン酸塩、二価
金属の水酸化物、および、必要により光触媒とともに二
酸化ケイ素を配合して、非晶質、特に共沈より生成する
共沈物を形成して複合化するようにすればよい。
えば、銀、銅、亜鉛など)、特に、銀成分を含んでいて
もよい。抗菌性金属のうち銀成分を含む吸着性組成物
は、高い抗菌性を有するとともに、幅広い抗菌スペクト
ルをも有している。
合物(例えば、AgC1,AgF,AgF2などのハロ
ゲン化銀、Ag2O,AgOなどの酸化物、Ag2Sな
どの硫化物、Ag2SO4,As2CrO4,Ag3P
O4,Ag2CO3,Ag2SiO3などの酸素酸塩な
ど)であってもよい。銀成分は、前記四価金属リン酸塩
と銀との複合化合物、二価金属水酸化物と銀との複合化
合物や、二酸化ケイ素と銀との複合化合物などの複合化
合物であってもよい。銀成分は、吸着剤の用途によって
は水可溶性であってもよいが、水不溶性または難溶性で
あることが好ましい。これらの銀成分は、単独または2
種以上組み合わせて使用できる。
属銀換算で0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜8
重量%、さらに好ましくは0.5〜7重量%程度であ
る。なお、銀成分は、後述するように、慣用の方法、例
えば、イオン交換法、共沈法などにより容易に吸着剤に
含ませることができる。
り得ることができる。例えば、四価金属リン酸塩、二価
金属水酸化物、および、必要により光触媒などを混合す
ることによって、固形の吸着性組成物を調製し、この吸
着性組成物と、スルファミン酸またはその塩の溶液、特
に水溶液とを混合し、スルファミン酸またはその塩を吸
着性組成物に担持させた後、水不溶性の固形物を濾過な
どにより採取し、必要により水洗、乾燥して吸着剤を得
ることができる。前記混合に際しては、粉砕などにより
得られた吸着性組成物の粉粒状成分を用いてもよい。
ン、二価金属イオン、スルファミン酸またその塩、およ
び、必要により光触媒に対応する成分などを含む溶液を
用いて、それらから水不溶性の混合沈殿物を生成させる
方法によっても得ることができる。この方法で得られた
混合沈殿物は、通常、ゲル状であり、乾燥により非晶質
構造の混合物となる。
ルファミン酸またはその塩は吸着性組成物に物理的また
は化学的に担持され、洗浄などによっても殆ど流失する
ことはない。
て、四価金属イオンおよび二価金属イオン、必要により
さらに銀イオンを含む水溶液の調製は、各種の水溶性金
属化合物が用いられる。このような水溶性金属化合物と
しては、各種の金属塩、金属アルコキシドなどが挙げら
れる。金属塩としては、通常の金属塩(正塩)のほか、
酸性塩、オキシ塩、さらに他の複塩、錯塩の形態の金属
塩を用いてもよい。また、金属塩は、水溶液のpHが中
性付近で不溶性の化合物であっても、酸性溶液中で溶解
する化合物であればよい。具体的には、次のような化合
物が挙げられる。
ヨウ化物などのハロゲン化物:CoCl2,NiC
l2,CuCl2,ZnCl2,FeF2,FeC
l2,FeBr2,FeI2,Na2(SnF6),K
2(SnF6),K2(SnCl6),CaCl2,C
rCl2,BaCl2,MgCl2,MnCl2,Ti
Cl4,SnCl4,ZrCl4,ThCl4,Thl
4,PbCl4,GeCl4など (2)硫酸塩、硫酸アンモニウム塩、その他の硫酸塩
(無機酸塩):FeSO4,CoSO4,(NH4)2
Fe(SO4)2,ZnSO4,CdSO4,Ag2S
O4,CrSO4,CuSO4,NiSO4,MgSO
4,MnSO4,K2Co(SO4)2,(NH4)2
Mn(SO4)2,Zr(SO 4)2,Sn(SO4)
2,Th(SO4)2,Pb(SO4)2,Ti(SO
4)2など (3)硝酸塩(無機酸塩):Zn(NO3)2,Co
(NO3)2,Cd(NO3)2,Ca(NO3)2,
AgNO3,Fe(NO3)2,Cu(NO3)2,N
i(NO3)2,Ba(NO3)2,Mn(N
O2)2,Zr(NO3)4,Ti(NO3)4,Sn
(NO3)4,Th(NO3)4など (4)塩素酸塩、過塩素酸塩、チオシアン酸塩、ジアミ
ン銀硫酸塩、ジアミン銀硝酸塩、クロム酸塩などのその
他の各種無機酸塩:Zn(ClO3)2,Ca(ClO
3)2,Ag(ClO3),Ba(ClO 3)2,Ca
(ClO4)2,AgClO4,Fe(ClO4)2,
Ni(ClO4)2,Ba(ClO4)2,Mg(Cl
O4)2,Co(ClO4)2,Zn(SCN)2,C
a(SCN)2,CaCrO4,AgCrO4,Ag2
CO 3など (5)酢酸塩、ギ酸塩、シュウ酸塩などの有機酸塩:
(CH3CO2)2Zn,(CH3CO2)4Zr,C
2O4Co,(CH3CO2)2Co,(CH3C
O2)2Fe,(CH3CO2)Cu,(CH3C
O2)2Ni,(CH3CO2)2Ba,(CH3CO
2)2Mg,(CH3CO2)Ag,(C2O4)2T
hなど (6)オキシ金属塩(ハロゲン化物、無機酸塩、有機酸
塩の形態のオキシ金属塩):ZrOCl2,ZrOSO
4,ThOCl2,TiOSO4,ZrO(N
O3)2,ZrOCO3,(NH4)2ZrO(C
O3)2,ZrO(CH3CO2)2など (7)金属アルコキシド類:Zr(OCH3)4,Ti
(OCH3)4,Zr(OC2H5)4,Ti(OC2
H5)4などのC1−6アルコキシド これらの金属化合物のうち、無機酸塩、特に硫酸塩や硝
酸塩などの強酸塩を用いる場合が多い。より具体的に
は、FeSO4,Ti(SO4)2,ZnSO4,Cu
SO4,AgNO3,Cu(NO3)2などを用いる場
合が多い。なお、四価金属化合物のうち、チタン化合物
やジルコニウム化合物としては、オキシ金属塩を用いる
場合が多く、このような化合物には、例えば、ZrOC
l2,ZrOSO4,TiOSO4などが含まれる。
対応する金属イオンを含有する水溶液から調製する方
法、金属アルコキシドから調製する方法、高温で酸化さ
せる気相法などに従って調製することができる。
成分を含む化合物を用いることができる。酸化チタンを
例にとって説明すると、このような成分としては、例え
ば、TiCl4,TiF4,TiBr4などのハロゲン
化チタン、Ti(SO4)2,TiOSO4などの硫酸
塩、(CH3O)4Ti,(C2H5O)4Ti,[C
H3(CH2)2O]4Ti,[(CH3)2CHO]
4Ti,[CH3(CH2)3O]4Ti,[(C
H3)2CHCH2O]4TiなどのC1−6アルコキ
シチタンなどが使用できる。また、予め調製された酸化
チタンゾルなどを用いてもよい。
ンの供給源である水可溶性ケイ酸塩化合物としては、ケ
イ酸ナトリウム、ケイ酸カリウムなどのケイ酸のアルカ
リ金属塩、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウムなどのケ
イ酸のアルカリ土類金属塩、ケイ酸アンモニウムなどが
挙げられる。また、二酸化ケイ素は水可溶性である必要
はなく、例えば、二酸化ケイ素のキセロゲル(シリカゲ
ル)、ヒドロゾルやヒドロゲルを原料として使用するこ
とも可能である。ケイ酸イオン源としては、通常、アル
カリ性ケイ酸塩、好ましくはケイ酸アルカリ金属塩、ヒ
ドロゾル、ヒドロゲルが使用され、特にケイ酸ナトリウ
ムは価格、取り扱い性などの点で好ましい。
化物を生成するには、四価金属のリン酸塩と二価金属イ
オンとの共存下に、二価金属の水酸化物を生成させれば
よい。例えば、(i)四価金属イオンおよび二価金属イ
オンが共存する水溶液中で四価金属のリン酸塩を生成
し、次いで、二価金属の水酸化物を生成してもよく、ま
た、(ii)二価金属イオンを含有しない水溶液中で予
め四価金属のリン酸塩を生成した後、二価金属イオンを
含む水溶液を加え、二価金属の水酸化物を生成させても
よい。
ンおよび二価金属イオンが共存する水溶液を用いて吸着
性組成物を生成させる場合、四価金属化合物および二価
金属化合物を含む水溶液を撹拌しながら二価金属の不溶
性水酸化物の生成を抑制しつつ、リン酸またはリン酸塩
を添加して四価金属のリン酸塩の沈殿物を生成させれば
よい。
よび二価金属化合物を含む水溶液のpHは、通常、酸性
域、例えばpH0.1〜6、好ましくは0.3〜4程度
であり、必要であれば二価金属水酸化物の生成を抑制す
るため、酸を添加して酸性域、例えばpH4以下に調整
し、リン酸またはリン酸塩を添加してもよい。
アルカリや酸を使用できる。アルカリとしては、例え
ば、アルカリ金属やアルカリ土類金属の水酸化物(水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムな
ど)やアンモニアなどの無機塩基、トリメチルアミン、
トリエチルアミン、トリエタノールアミンなどの有機塩
基が使用できる。酸としては、例えば、塩酸、硝酸、硫
酸などの無機酸、酢酸、トリクロロ酢酸、トリフルオロ
酢酸、ギ酸、シュウ酸などの有機酸が用いられる。
またはリン酸塩としては、例えば、オルトリン酸、メタ
リン酸、ピロリン酸、およびそれらのアルカリ金属塩
(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩など)やアンモニ
ウム塩などが挙げられる。より具体的には、リン酸塩に
は、例えば、第一リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリ
ウム、第三リン酸ナトリウム(以下、これらを単にリン
酸ナトリウム(第1,第2および第3)として示す)、
リン酸カリウム(第1,第2および第3)、リン酸アン
モニウム(第1,第2および第3)、メタリン酸ナトリ
ウム、メタリン酸カリウム、ピロリン酸ナトリウム、ピ
ロリン酸カリウムなどが含まれる。
た四価金属のリン酸塩を熟成などにより十分に析出させ
る場合が多い。熟成法には、慣用の方法、例えば、室温
で長時間放置する方法、室温以上100℃以下に加温し
た状態で長時間放置する方法、加熱還流する方法などが
用いられる。
中性域、例えば、pH4〜12に調整すると、二価金属
の水酸化物を生成させることができる。なお、前記水酸
化物の生成は、アルカリと、熟成終了後の四価金属のリ
ン酸塩と二価金属イオンを含む液とを中性域、例えば、
pH4〜12の範囲で、並行して液中へ添加することに
より行ってもよい。前記のようなpH域では、二価金属
の水酸化物からなる沈殿物が生成し、生成した水酸化物
の沈殿物と四価金属の不溶性リン酸塩の沈殿物とが沈殿
または析出混合物または共沈混合物として生成する。二
価金属の水酸化物の生成において、常温での反応が遅い
場合には反応系を加温してもよい。また、必要に応じて
加圧下に100℃以上200℃以下の温度で反応させて
もよい。また、撹拌は空気を用いたバブリングにより行
ってもよい。
リン酸塩の沈殿物と二価金属の水酸化物とは、前記
(i)の方法に準じて生成させることができる。すなわ
ち、前記四価金属イオンを含み二価金属イオンを含まな
い水溶液にリン酸またはリン酸塩を添加して予めリン酸
塩を生成させる。生成したリン酸塩を必要により熟成し
た後、必要によりpHを酸性域、例えばpH4以下に調
整し、二価金属イオンを含む水溶液(例えば、金属塩を
含有する水溶液)を添加して混合し、前記と同様にpH
を中性域、例えばpH4以上に調整することにより混合
沈殿物を生成させてもよい。この方法では、四価金属の
リン酸塩の熟成は比較的短時間であってもよい。
物への担持は、前記(i)、(ii)の沈殿物生成反応
のいずれかの工程で、または沈殿物生成後、スルファミ
ン酸またはその塩の水溶液を加えることにより行うこと
ができる。
ン酸塩および二価金属の水酸化物を生成させる反応系
に、例えば、粉粒状で添加してもよく、前記四価金属の
リン酸塩および/または二価金属の水酸化物を生成させ
た後、反応系または生成した沈殿物に添加してもよい。
よび/または二価金属の水酸化物の生成とともに同時に
生成させてもよい。光触媒の生成には、前記(i)およ
び(ii)の方法を用いることができる。例えば、酸化
チタンを生成させる場合、塩化チタンなどのハロゲン化
チタン、無機酸塩(例えば、硫酸チタンなどの硫酸塩)
やアルコキシドを必要に応じて前記反応系に添加し、反
応系のpHを中性またはアルカリ性、例えばpH6〜1
2程度に調整することにより生成させることができる。
殿物生成反応の少なくともいずれか1つの工程で、二酸
化ケイ素および/またはケイ酸イオン種を添加すればよ
く、生成した沈殿物と二酸化ケイ素とを混合してもよ
い。なお、前記沈殿物の生成とともに二酸化ケイ素を生
成させる場合、アルカリ性ケイ酸塩溶液(例えば、ケイ
酸ナトリウム、ケイ酸カリウムなど)を用いる場合、ア
ルカリの代わりに用いることができる。ケイ酸イオン種
を用いる場合、二価金属の水酸化物の生成とともに、中
性域、例えば、pH4〜12程度に調整すると、反応系
で含水二酸化ケイ素を生成させることができる。
酸化ケイ素と同様に、沈殿物生成反応の少なくとも1つ
の工程で銀成分、例えば、銀の水不溶性化合物および/
または銀イオン種を添加すればよい。また、銀イオンな
どの銀成分は、イオン交換法、含浸法などの慣用の方法
により、前記リン酸塩、水酸化物、二酸化ケイ素やこれ
らの成分の少なくとも1種または2種以上の成分に容易
に担持させることができる。
は、必要に応じて慣用の方法により精製してもよい。例
えば、前記固形物や沈澱物を含む液を濾過し、温水また
は水などの洗浄溶媒を用いて洗浄し、金属塩のアニオン
種などの不純物を除去することにより、精製した吸着剤
を得ることができる。吸着剤は必要により乾燥してもよ
い。
常圧下、減圧下または加圧下で行なうことができ、遠心
分離法、真空濾過法などを用いてもよい。また、洗浄に
際しては、傾斜洗浄法などを用いてもよい。
乾で行なってもよく、吸着剤の分解温度未満の温度、例
えば、約400℃以下、好ましくは200℃以下の温度
に加熱した加温下で行なってもよい。
10〜1000m2/g、好ましくは30〜1000m
2/g、さらに好ましくは50〜1000m2/g程度
のBET比表面積を有しており、高い吸着性を有すると
ともに、臭気成分を含めて種々の化合物を分解除去する
ための消臭剤として機能することができる。
合される塗料組成物の組成や使用目的などに応じて、適
宜、界面活性剤を配合してもよい。界面活性剤を配合す
れば、塗料組成物中において吸着剤を安定化させること
ができ、塗料組成物の貯蔵安定性を高めることができ
る。
エチレンラウリルエーテルなどのアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテルなどのアルキ
ルフェノール、ポリオキシエチレンモノラウレートなど
のアルキルエステル、ソルビタンモノラウレートなどの
ソルビタンエステル、ポリオキシエチレンソルビタンモ
ノラウレートなどのソルビタンエステルエーテル、脂肪
酸ナトリウムセッケンなどの脂肪酸セッケン、ジアルキ
ルスルホコハク酸ナトリウムなどのコハク酸エステル、
2−エチルヘキシルアルキル硫酸エステルナトリウム塩
などのアルキルサルフェート、アルキルベンゼンスルフ
ォン酸塩などが挙げられる。これらの中では、アルキル
エーテル、アルキルフェノール、ソルビタンエステル、
ソルビタンエステルエーテルが好ましく用いられる。
の方法により得られた吸着剤に、さらに界面活性剤を配
合すればよく、その配合量は、例えば、吸着剤全体に対
して0.1〜80重量%、さらには、1〜30重量%で
あることが好ましい。
にして得られる吸着剤が含有されている。吸着剤の塗料
組成物中の配合割合は、0.1〜95重量%、好ましく
は、0.5〜50重量%である。また、本発明の塗料組
成物には、塗料として必要な組成、例えば、樹脂や、必
要により、体質顔料および着色顔料、その他の添加剤な
どが含有される。
ば、アクリル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、スチレ
ン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ビニ
ルアセタール系樹脂、フッ素樹脂、ポリエステル樹脂、
アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコ
ーン樹脂などが用いられる。これらの中では、アクリル
樹脂が好ましく用いられる。樹脂の塗料組成物中の配合
割合は、5〜99重量%、好ましくは、10〜80重量
%である。また、これら樹脂は、後述するように、エマ
ルジョン樹脂であることが好ましく、エマルジョン樹脂
としては、アクリルエマルジョン樹脂が好ましく用いら
れる。
ルシウム、タルク、クレー、硫酸バリウム、シリカ、炭
酸カルシウムなどが用いられる。この体質顔料は、特に
配合しなくてもよいが、配合する場合、体質顔料の塗料
組成物中の配合割合は、0.1〜50重量%、好ましく
は、1〜30重量%である。
白、ベンガラ、酸化クロム、黄鉛、酸化亜鉛などの無機
顔料、ハンザイエロー、レーキレッド、フタロシアニン
ブルー、シンカシャレッドなどの有機顔料が用いられ
る。この着色顔料は、特に配合しなくてもよいが、配合
する場合、着色顔料の塗料組成物中の配合割合は、0.
01〜50重量%、好ましくは、1〜30重量%であ
る。
止剤、紫外線吸収剤、防腐剤、防黴剤、防藻剤、抗菌剤
などの各種の添加剤が用いられ、塗料組成物の目的およ
び用途などに応じて、適宜配合される。
は特に限定されず、有機溶媒系の塗料組成物としても、
また、水系の塗料組成物としても用いることができる。
有機溶媒系の塗料組成物として用いる場合には、前記し
た吸着剤を含む各成分を、適宜の割合において、有機溶
媒に分散することによって調製すればよく、また、水系
の塗料組成物として用いる場合には、前記した吸着剤を
含む各成分を、適宜の割合において、水に懸濁または乳
化により分散させることによって調製すればよい。
系の塗料組成物として調製することが好ましい。水系の
塗料組成物として調製すれば、有機溶媒の揮散がなく、
消臭性能を向上させることができる。
物、例えば、エマルジョン塗料として調製するには、例
えば、体質顔料および着色顔料を含むミルベースを調製
した後、このミルベースに、レットダウンとしての各成
分を順次配合する。ミルベースの調製は、例えば、体質
顔料および着色顔料を水に配合して、必要により、凍結
防止剤(エチレングリコールなど)、分散剤、湿潤剤、
消泡剤などの公知の添加剤を添加した後、混合撹拌す
る。そして、このようにして調製されたミルベースに、
レットダウンとしての、エマルジョン樹脂および吸着剤
や、必要により、界面活性剤、造膜助剤(高沸点溶剤な
ど)、消泡剤、pH調整剤、増粘剤などの公知の添加剤
を添加した後、撹拌混合すればよい。なお、本発明の塗
料組成物を、このようなエマルジョン塗料として調製す
る場合には、VOCの低減化を図るべく、凍結防止剤
(エチレングリコールなど)および造膜助剤(高沸点溶
剤など)を用いない処方によって調製することが好まし
い。
吸着剤が配合されているので、本発明の塗料組成物によ
り形成された塗膜は、例えば、光を照射しなくても、ホ
ルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどのアルデヒド
類、硫化水素などの硫黄含有化合物や、脂肪酸や酢酸な
どの酸性臭気成分やアンモニア、アミン類などの窒素含
有化合物などのアルカリ性臭気成分を、優れた速効性お
よび持続性を発現して良好に吸着することができ、さら
に、太陽光や蛍光灯などの光照射下においては光触媒作
用との相乗効果により、酸性臭気成分、アルカリ性臭気
成分の脱臭/消臭性を高めることができ、とりわけ、ホ
ルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどアルデヒド類の
中性臭気成分に対して高い脱臭効果を発現することがで
きる。
ば、室内の壁、床、天井などを塗装するための室内塗装
用塗料として用いれば、家具や新建材などから発生する
ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどのアルデヒド
類や、アンモニアなどの塩基性成分、酢酸などの酸性成
分、アセトアルデヒドなどの中性成分を含むたばこ臭
を、速やかかつ長期にわたり吸着、分解して、無臭化す
ることができ、近年において、シックハウス対策などと
して実用的に要求されるような、アルデヒド類やタバコ
臭に対する消臭性能を、十分に満足し得る塗料として、
有効に用いることができる。
板、建材などを塗装するための塗料として用いれば、家
具、合板、建材などから発生するホルムアルデヒドなど
のアルデヒド類を速やかに、かつ、長期にわたり吸着、
分解して、住空間などの大気中への揮散を防止すること
ができ、また、硫化水素などの酸性ガス成分の大気中へ
の揮散を防止することができ、さらには、コンクリート
構造物などを塗装するための塗料として用いれば、コン
クリート構造物などから発生するアンモニアなどの塩基
性ガス成分の大気中への揮散を防止することができる。
布した場合には、その塗膜が大気中に存在する各種ガス
を吸着、分解するだけでなく、塗膜が基材内部から発生
する各種ガスを吸着、分解することができる。
対して1層で塗布する場合には、基材から発生する各種
ガスおよび大気に存在する各種ガスの両方を、吸着、分
解することができ、さらに、基材に対して2層として塗
布すれば、基材に密着する内側の塗膜層が、主として、
基材内部から発生する各種ガスを吸着、分解するととも
に、大気に接触する外側の塗膜層が、主として、大気中
に存在する各種ガスを吸着、分解する。すなわち、基材
側のガスおよび大気側のガスを、内側の塗膜層および外
側の塗膜層のそれぞれで吸着、分解することができるの
で、より一層効率的な、各種ガスの分解、吸着を達成す
ることができる。なお、このように、本発明の塗料組成
物を、基材に対して2層として塗布する場合には、同じ
組成の塗料組成物を重ねて塗布してもよく、また、その
目的および用途によっては、互いに異なる種類の組成の
塗料組成物を重ねて塗布してもよい。また、その目的お
よび用途によっては、2層以上の多層として塗布しても
よい。
る安全性が高く、良好な作業環境下で使用することがで
きるので、より一層、環境にやさしい塗料として用いる
ことができる。しかも、本発明の塗料組成物は、貯蔵安
定性が良好であり、長期の保管によっても品質の低下が
少ないため、品質の安定した塗料として用いることがで
きる。
に何ら限定されるものではなく、屋外塗装用塗料などと
して用いてもよく、また、例えば、着色顔料や体質顔料
を配合せずに、クリア塗料として調製し、衣服などの繊
維のコーティング組成物として、繊維をコーティング
し、体臭などの除去のために用いてもよい。さらに、壁
紙などの紙および合成樹脂、化粧板や合成板などの木
材、セメントやコンクリートなどの無機基材、天井材や
壁材などのボード類のコーティング組成物として用いて
もよい。
の抗菌性金属が配合されている場合にあっては、脱臭、
消臭に加えて、例えば、防菌、防虫、防ダニなどの抗菌
効果も発現するため、脱臭性能と抗菌性能とをあわせも
ち、臭気成分を吸着除去できるとともに、微生物の繁殖
を抑制して、悪臭の発生をより一層防ぐことができる。
本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、何ら実
施例、比較例および使用例に限定されることはない。
43.7重量部を水25.8重量部に添加した。この水
溶液は、0.055モルのTi(IV)イオンを含んで
いた。この水溶液に室温下、撹拌しながら15重量%の
リン酸水溶液53.6gを滴下したところ、白色沈殿物
が生成した。白色沈殿物が生成した混合液をそのまま2
時間撹拌した。
晶(CuSO4・5H2O,和光純薬製試薬特級)5.
74重量部を添加して溶解した。この混合液は、0.0
23モルのCu(II)イオンを含んでいた。
ム溶液をpHが7.0となるまで滴下した。なお、水酸
化ナトリウムの滴下に際して、pHが低下した場合に
は、さらに水酸化ナトリウム溶液を添加し、pH約7.
0に保持した。pHの低下が認められなくなるまで撹拌
を続けると、Cu(II)−Ti(IV)を含む白色沈
殿物が生成した。
オン水で十分洗浄した後、40℃で乾燥し、乾燥物を乳
鉢で120μm以下に粉砕することにより、Cu(I
I)−Ti(IV)を含む白色粉末を得た。
末70重量部に対して酸化チタン粉末(MC−90、石
原産業(株)製)30重量部を混合し、得られた混合物
をジェットミル粉砕機により粉砕して、Cu(II)−
Ti(IV)−TiO2を含む平均粒子径5μmの微粉
末を得た。
アンモニウム水溶液に、50重量部の前記微粉末を撹拌
しながら徐々に加え、室温でさらに10分間撹拌した。
室温で30分間静置後、濾過および水洗を2回行ない、
濾過残渣を120℃の熱風乾燥機で2時間乾燥した。室
温まで放冷後、乳鉢で粉砕して、スルファミン酸アンモ
ニウムを担持したCu(II)−Ti(IV)−TiO
2を含む白色の吸着剤Aを得た。
度、和光純薬製試薬)60.0重量部を添加した。この
水溶液は、0.075モルのTi(IV)イオンを含ん
でいた。この水溶液に室温下、撹拌しながら15重量%
のリン酸水溶液98重量部を滴下したところ、白色沈殿
物が生成した。白色沈殿物が生成した混合液をそのまま
2時間撹拌した。
(ZnSO4・7H2O,和光純薬製試薬特級)50.
3重量部を添加して溶解した。この混合液は、0.17
5モルのZn(II)イオンを含んでいた。
液(和光純薬製試薬のケイ酸ナトリウムを蒸留水にて3
0重量%に希釈して調製した)471重量部を室温下、
撹拌しながら滴下した後、さらに15%水酸化ナトリウ
ム溶液をpHが7.0となるまで滴下した。なお、水酸
化ナトリウムの滴下に際し、pHが低下した場合には、
さらに水酸化ナトリウム溶液を添加することにより、p
Hを約7.0に保持した。pHの低下が認められなくな
るまで撹拌を続けると、Zn(II)−Ti(IV)−
SiO2を含む白色の混合沈殿物が生成した。
光純薬製試薬特級)56重量部を滴下するとともに、1
5重量%水酸化ナトリウム水溶液をpH7.0になるま
で滴下したところ、酸化チタンの沈殿物が生成した。
水で十分洗浄した後、40℃で乾燥し、乾燥物を乳鉢で
120μm以下に粉砕することにより、Zn(II)−
Ti(IV)−SiO2−TiO2を含む白色微粉末を
得た。
アンモニウム水溶液に、50重量部の前記微粉末を撹拌
しながら徐々に加え、室温でさらに10分間撹拌した。
室温で30分間静置後、濾過および水洗を2回行ない、
濾過残渣を120℃の熱風乾燥機で2時間乾燥した。室
温まで放冷後、乳鉢で粉砕して、スルファミン酸アンモ
ニウムを担持したZn(II)−Ti(IV)−SiO
2−TiO2を含む白色の吸着剤Bを得た。
43.7重量部を水25.8重量部に添加した。この水
溶液は、0.055モルのTi(IV)イオンを含んで
いた。この水溶液に室温下、撹拌しながら15重量%の
リン酸水溶液53.6重量部を滴下したところ、白色沈
殿物が生成した。白色沈殿物が生成した混合液をそのま
ま2時間撹拌した。
(ZnSO4・7H2O,和光純薬製試薬特級)6.7
5重量部を添加して溶解した。この混合液は、0.02
3モルのZn(II)イオンを含んでいた。
ム溶液をpHが7.0となるまで滴下した。なお、水酸
化ナトリウムの滴下に際し、pHが低下した場合には、
さらに水酸化ナトリウム溶液を添加することにより、p
Hを約7.0に保持した。pHの低下が認められなくな
るまで撹拌を続けると、Zn(II)−Ti(IV)を
含む白色沈殿物が生成した。
オン水で十分洗浄した後、40℃で乾燥し、乾燥物を乳
鉢で120μm以下に粉砕することにより、Zn(I
I)−Ti(IV)を含む白色粉末を得た。
(MC−90、石原産業(株)製)30重量部を混合
し、混合物をジェットミル粉砕機にかけて、Zn(I
I)−Ti(IV)−TiO2を含む平均粒子径5μm
の微粉末を得た。
アンモニウム水溶液に、50重量部の前記微粉末を撹拌
しながら徐々に加え、室温でさらに10分間撹拌した。
室温で30分間静置後、濾過および水洗を2回行ない、
濾過残渣を120℃の熱風乾燥機で2時間乾燥した。室
温まで放冷後、乳鉢で粉砕して、スルファミン酸アンモ
ニウムを担持したZn(II)−Ti(IV)−TiO
2を含む白色吸着剤Cを得た。
してスルファミン酸アンモニウムを担持したZn(I
I)−Ti(IV)を含む白色の吸着剤Dを得た。
スルファミン酸グアニジン水溶液を用いた以外は、製造
例3と同様にしてスルファミン酸グアニジンを担持した
Zn(II)−Ti(IV)−TiO2を含む吸着剤E
を得た。
のスルファミン酸ニッケル水溶液を用いた以外は、製造
例3と同様にしてスルファミン酸ニッケルを担持したZ
n(II)−Ti(IV)−TiO2を含む吸着剤Fを
得た。
のスルファミン酸ナトリウム水溶液を用いた以外は、製
造例3と同様にしてスルファミン酸ナトリウムを担持し
たZn(II)−Ti(IV)−TiO2を含む吸着剤
Gを得た。
のスルファミン酸水溶液を用いた以外は、製造例3と同
様にしてスルファミン酸を担持したZn(II)−Ti
(IV)−TiO2を含む吸着剤Hを得た。
部を加えて懸濁液とし、さらに界面活性剤として、50
重量%のエマルゲンA−500(花王(株)製)水溶液
22重量部を配合した後、室温で20分間撹拌した。1
20℃の熱風乾燥機で2時間乾燥し、室温まで放冷後、
乳鉢で粉砕して、吸着剤Iを得た。
よび体質顔料を水に加え、さらに、エチレングリコー
ル、分散剤、湿潤剤、消泡剤を添加した後、撹拌混合す
ることにより、ミルベースを調製した。次いで、これ
に、レットダウンとして、エマルジョン樹脂、界面活性
剤、造膜助剤、消泡剤、防腐剤、吸着剤A〜I(実施例
1〜9のそれぞれ)、増粘剤、水、pH調整剤を順次添
加した後、撹拌混合することにより、実施例1〜9およ
び比較例1の塗料組成物を得た。なお、各成分の詳細を
以下に示す。
X JR−900,テイカ(株)社製) 体質顔料:炭酸カルシウム(商品名:ホワイトンSB,
白石カルシウム(株)社製) 分散剤:ポリカルボン酸ナトリウム塩(商品名:オロタ
ン850,ローム・アンド・ハース社製) 湿潤剤:アルキルエーテルサルフェート(商品名:トラ
イトンCF−10,ユニオン・カーバイド社製) 消泡剤:鉱物油とポリエチレングリコール型非イオン界
面活性剤の混合物(商品名:ノプコ8043−L,サン
ノプコ(株)社製) (レットダウン) エマルジョン樹脂:アクリル・スチレン系エマルジョン
樹脂(商品名:ウルトラゾールC−62,ガンツ化成
(株)社製) 界面活性剤:ポリオキシエチレン誘導体(商品名:エマ
ルゲンA−500,花王(株)社製)の50重量%溶液 造膜助剤:2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタン
ジオールモノイソブチレート(商品名:CS−12,チ
ッソ(株)社製) 消泡剤:鉱物油とポリエチレングリコール型非イオン界
面活性剤の混合物(商品面:ノプコ8034−L、サン
ノプコ社製) 防腐剤:ハロゲン化窒素硫黄化合物(商品名:スラオフ
CA,武田薬品工業(株)社製) 増粘剤:ヒドキエチルセルロース(商品名:SP−60
0,ダイセル(株)社製)の2重量%水溶液 pH調整剤:アンモニア水(28%)
(2mm厚)上に5ミル隙間をもつアプリケーターを用
いて塗布し、それぞれ7日間乾燥後、5cm×5cmに
切断したものを試験片とした。この試験片を1L容積の
テドラーバッグに入れ、密封・脱気後、所定の濃度のガ
スを注入した。室温にて放置し所定の時間後、テドラー
バッグ内のガス濃度を検知管を用いて測定し、吸着除去
性能の評価を行なった。
〜9は、ホルムアルデヒド、アンモニア、硫化水素のそ
れぞれについて、良好な吸着除去性能を発現しているこ
とがわかる。
として、アクリル・スチレン系エマルジョン樹脂(商品
名:ボンコート5495,大日本インキ(株)社製)を
用い、界面活性剤を配合しなかった以外は、実施例1〜
9と同様にして実施例10および11の塗料組成物を得
た。
にて10日間貯蔵し、粘度変化による貯蔵安定性を評価
した。その結果、界面活性剤が配合されている吸着剤I
を含有する実施例10の塗料組成物は変化がなかった
が、界面活性剤が配合されていない吸着剤Cを含有する
実施例11の塗料組成物は、やや増粘していた。
ムアルデヒドの飽和状態にしたデシケーター内に18時
間放置した。その後、デシケータから取り出した合板
に、実施例3、実施例9および比較例1の塗料組成物
を、刷毛で1.0g塗布し、室温にて3時間乾燥後、溶
融したパラフィンで裏面および縁部をシールしたものを
試験片とした。
入れ、密封・脱気後、空気1Lを注入した。室温にて1
8時間放置した後、テドラーバッグ内のホルムアルデヒ
ド濃度を検知管を用いて測定し、揮散防止性能の評価を
行なった。結果は以下の通りである。
例3および9は、合板からのホルムアルデヒドの揮散を
有効に防止していることがわかる。
ルの隙間をもつアプリケーターを用いて塗布し、7日間
乾燥後、5cm×5cmに切断したものを試験片とし
た。
デヒド中で18時間曝露後、テドラーバックに入れ、脱
気し、ブラックライト照射下(0.3mW/cm2)お
よび遮光下に3日間静置した。その後、127ppmの
ホルムアルデヒドガスを1L注入し、22時間後にテド
ラーバッグ内のガス濃度を検知管を用いて測定し、光触
媒性能の評価を行なった。結果は以下の通りである。
吸着した塗膜が、光触媒機能により吸着性能を回復して
いることがわかる。
着剤で貼り合わせたもの、以下同じ)に塗布した。これ
によって、合板から発生するガスおよび大気に存在する
ガスを吸着、分解する塗膜を形成した。
て、合板から発生するガスおよび大気に存在するガスを
吸着、分解する塗膜を形成した。
た後、実施例3の塗料組成物を、その塗装面の上に再度
塗布した。これによって、主として内側の塗膜層により
合板から発生するガスを吸着、分解し、主として外側の
塗膜層により大気に存在するガスを吸着、分解する2層
の塗膜を形成した。
た後、実施例9の塗料組成物を、その塗装面の上に再度
塗布した。これによって、主として内側の塗膜層により
合板から発生するガスを吸着、分解し、主として外側の
塗膜層により大気に存在するガスを吸着、分解する2層
の塗膜を形成した。
た後、実施例9の塗料組成物を、その塗装面の上に塗布
した。これによって、主として内側の塗膜層により合板
から発生するガスを吸着、分解し、主として外側の塗膜
層により大気に存在するガスを吸着、分解する2層の塗
膜を形成した。
た後、実施例3の塗料組成物を、その塗装面の上に塗布
した。これによって、主として内側の塗膜層により合板
から発生するガスを吸着、分解し、主として外側の塗膜
層により大気に存在するガスを吸着、分解する2層の塗
膜を形成した。
403)に塗布した。これによって、大気に存在するガ
スを吸着、分解する塗膜を形成した。
403)に塗布した。これによって、大気に存在するガ
スを吸着、分解する塗膜を形成した。
によって、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどの
中性成分、アンモニアなどの塩基性成分、酢酸などの酸
性成分などの多くの臭気成分を、速やかかつ長期にわた
り分解して、無臭化することができる。そのため、とり
わけ、アルデヒド類やタバコ臭に対する消臭性能を、十
分に満足し得る塗料として、有効に用いることができ
る。
る安全性が高く、良好な作業環境下で使用することがで
きるので、より一層、環境にやさしい塗料として用いる
ことができる。しかも、本発明の塗料組成物は、貯蔵安
定性が良好であり、長期の保管によっても品質の低下が
少ないため、品質の安定した塗料として用いることがで
きる。
Claims (3)
- 【請求項1】 四価金属のリン酸塩および二価金属の水
酸化合物を含有する吸着性組成物に、スルファミン酸ま
たはスルファミン酸塩を担持させた吸着剤を含有するこ
とを特徴とする、塗料組成物。 - 【請求項2】 吸着剤が、さらに光触媒を含有すること
を特徴とする、請求項1に記載の塗料組成物。 - 【請求項3】 吸着剤が、さらに界面活性剤を含有する
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の塗料組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001275790A JP5224425B2 (ja) | 2000-09-22 | 2001-09-11 | 塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000288163 | 2000-09-22 | ||
JP2000288163 | 2000-09-22 | ||
JP2000-288163 | 2000-10-19 | ||
JP2000318757 | 2000-10-19 | ||
JP2000-318757 | 2000-10-19 | ||
JP2000318757 | 2000-10-19 | ||
JP2001275790A JP5224425B2 (ja) | 2000-09-22 | 2001-09-11 | 塗料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002194296A true JP2002194296A (ja) | 2002-07-10 |
JP5224425B2 JP5224425B2 (ja) | 2013-07-03 |
Family
ID=27344708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001275790A Expired - Lifetime JP5224425B2 (ja) | 2000-09-22 | 2001-09-11 | 塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5224425B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002322424A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Takeda Chem Ind Ltd | 塗料組成物 |
JP2003012426A (ja) * | 2001-04-27 | 2003-01-15 | Takeda Chem Ind Ltd | 抗菌防かび防藻組成物および塗料組成物 |
JP2006088383A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Nittetsu Steel Sheet Corp | 塗装板 |
JP2013188302A (ja) * | 2012-03-13 | 2013-09-26 | Seiken Kagaku Kk | スルファミン酸を使用し、室内の空気を清浄せしめる方法及びその装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019172544A1 (ko) * | 2018-03-06 | 2019-09-12 | (주)베이서스 | 칼슘포스페이트의 제조방법, 및 이에 의해 얻어진 칼슘포스페이트를 포함하는 유해가스 및 악취 제거용 조성물 |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02235986A (ja) * | 1989-03-08 | 1990-09-18 | Takiron Co Ltd | 難燃剤 |
JPH08229409A (ja) * | 1994-12-26 | 1996-09-10 | Takeda Chem Ind Ltd | 触媒組成物およびそれを用いた脱臭方法 |
JPH09176578A (ja) * | 1995-10-05 | 1997-07-08 | Rohm & Haas Co | 被覆組成物 |
JPH09324145A (ja) * | 1996-06-04 | 1997-12-16 | Kikusui Kagaku Kogyo Kk | 塗料組成物 |
JPH1199194A (ja) * | 1997-09-26 | 1999-04-13 | Nippon Climate Systems Corp | 脱臭用組成物及びそれを用いた脱臭装置並びに脱臭方法 |
JPH11128329A (ja) * | 1997-11-04 | 1999-05-18 | Ohbayashi Corp | ホルムアルデヒド捕捉材、ホルムアルデヒド吸着材、ホルムアルデヒド発生抑制部材及びホルムアルデヒド捕捉部の捕捉状況表示方法 |
JPH11513060A (ja) * | 1995-05-19 | 1999-11-09 | ロディア シミ | 調節可能な半透明性を有するシリコーンエラストマーを製造するための、シリコーン及び有機(コ)ポリマーラテックスをベースにした水性分散液 |
JP2000109754A (ja) * | 1998-10-08 | 2000-04-18 | Minnesota Mining & Mfg Co <3M> | コーティング組成物、プライマー、および接着構造 |
JP2000107275A (ja) * | 1998-10-05 | 2000-04-18 | Asahipen Corp | 消臭組成物及びこれを用いた水性塗料組成物 |
JP2001179085A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-03 | Takeda Chem Ind Ltd | 吸着剤およびその製造法 |
JP2001212219A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-07 | Koichi Takahashi | 床保護用樹脂組成物 |
JP2002322424A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Takeda Chem Ind Ltd | 塗料組成物 |
-
2001
- 2001-09-11 JP JP2001275790A patent/JP5224425B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02235986A (ja) * | 1989-03-08 | 1990-09-18 | Takiron Co Ltd | 難燃剤 |
JPH08229409A (ja) * | 1994-12-26 | 1996-09-10 | Takeda Chem Ind Ltd | 触媒組成物およびそれを用いた脱臭方法 |
JPH11513060A (ja) * | 1995-05-19 | 1999-11-09 | ロディア シミ | 調節可能な半透明性を有するシリコーンエラストマーを製造するための、シリコーン及び有機(コ)ポリマーラテックスをベースにした水性分散液 |
JPH09176578A (ja) * | 1995-10-05 | 1997-07-08 | Rohm & Haas Co | 被覆組成物 |
JPH09324145A (ja) * | 1996-06-04 | 1997-12-16 | Kikusui Kagaku Kogyo Kk | 塗料組成物 |
JPH1199194A (ja) * | 1997-09-26 | 1999-04-13 | Nippon Climate Systems Corp | 脱臭用組成物及びそれを用いた脱臭装置並びに脱臭方法 |
JPH11128329A (ja) * | 1997-11-04 | 1999-05-18 | Ohbayashi Corp | ホルムアルデヒド捕捉材、ホルムアルデヒド吸着材、ホルムアルデヒド発生抑制部材及びホルムアルデヒド捕捉部の捕捉状況表示方法 |
JP2000107275A (ja) * | 1998-10-05 | 2000-04-18 | Asahipen Corp | 消臭組成物及びこれを用いた水性塗料組成物 |
JP2000109754A (ja) * | 1998-10-08 | 2000-04-18 | Minnesota Mining & Mfg Co <3M> | コーティング組成物、プライマー、および接着構造 |
JP2001179085A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-03 | Takeda Chem Ind Ltd | 吸着剤およびその製造法 |
JP2001212219A (ja) * | 2000-02-04 | 2001-08-07 | Koichi Takahashi | 床保護用樹脂組成物 |
JP2002322424A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Takeda Chem Ind Ltd | 塗料組成物 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002322424A (ja) * | 2001-04-25 | 2002-11-08 | Takeda Chem Ind Ltd | 塗料組成物 |
JP2003012426A (ja) * | 2001-04-27 | 2003-01-15 | Takeda Chem Ind Ltd | 抗菌防かび防藻組成物および塗料組成物 |
JP2006088383A (ja) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Nittetsu Steel Sheet Corp | 塗装板 |
JP2013188302A (ja) * | 2012-03-13 | 2013-09-26 | Seiken Kagaku Kk | スルファミン酸を使用し、室内の空気を清浄せしめる方法及びその装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5224425B2 (ja) | 2013-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8791044B2 (en) | Doped titanium dioxide as a visible and sun light photo catalyst | |
US8486433B2 (en) | Antibacterial deodorant | |
JPWO2006064799A1 (ja) | 可視光応答性を有する複合金属酸化物光触媒 | |
CN102417748A (zh) | 一种高效环保抗菌防霉无机复合纳米涂料及其制备方法 | |
TW201442780A (zh) | 氧化鈦分散液、氧化鈦塗布液、及光觸媒塗膜 | |
JP4358742B2 (ja) | 光触媒アパタイト含有膜、その形成方法、コーティング液、および、光触媒アパタイト含有膜で被覆された部位を有する電子機器 | |
KR102162532B1 (ko) | 광촉매 복합체 및 그의 제조방법 | |
JPWO2004085151A1 (ja) | 機能性部材ならびにその製造のための方法および塗布液 | |
JPWO2003102096A1 (ja) | 建築資材用の抗菌防汚塗料およびこれにより塗装された建築資材 | |
JP2002194296A (ja) | 塗料組成物 | |
JP4849778B2 (ja) | 抗菌性消臭剤およびその製造方法 | |
JP4157943B2 (ja) | 光活性を有する化合物及びその用途 | |
JPH11264224A (ja) | 消臭・防汚内外装仕上げ材 | |
JP4980204B2 (ja) | 酸化チタン系消臭剤の製造方法 | |
JP2015097989A (ja) | ウイルス除去剤及びウイルス除去方法 | |
JP3598349B2 (ja) | 複合セラミックス材料の製造方法 | |
US7521084B2 (en) | Method for producing composite ceramic material | |
JP4807916B2 (ja) | 抗菌防かび防藻組成物 | |
JP2001179085A (ja) | 吸着剤およびその製造法 | |
JP4964331B2 (ja) | 抗菌性消臭剤の製造方法 | |
JP4619075B2 (ja) | 抗菌・消臭性酸化チタンコロイド溶液の製造方法 | |
JP3505305B2 (ja) | 触媒組成物およびそれを用いた脱臭方法 | |
JPWO2018074270A1 (ja) | 白色消臭剤、消臭機能付き化学製品、白色消臭剤の使用方法、及び白色消臭剤の製造方法 | |
KR20050103602A (ko) | 실내용 광촉매 코팅제 및 그의 제조 방법 | |
JP3851443B2 (ja) | 光触媒体及びこれを含有してなる光触媒性組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080725 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111011 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120703 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120828 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130305 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130307 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5224425 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |