JP2002193575A - エレベーター用両引き戸 - Google Patents

エレベーター用両引き戸

Info

Publication number
JP2002193575A
JP2002193575A JP2000395125A JP2000395125A JP2002193575A JP 2002193575 A JP2002193575 A JP 2002193575A JP 2000395125 A JP2000395125 A JP 2000395125A JP 2000395125 A JP2000395125 A JP 2000395125A JP 2002193575 A JP2002193575 A JP 2002193575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding door
landing
door body
elevator
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000395125A
Other languages
English (en)
Inventor
Akinobu Mori
顕伸 森
Kosuke Haraga
康介 原賀
Kazushi Haruna
一志 春名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000395125A priority Critical patent/JP2002193575A/ja
Publication of JP2002193575A publication Critical patent/JP2002193575A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 火災発生時の乗場側の温度上昇時による熱変
形が少なく、乗場側から昇降路側へ直接開口した隙間が
生じにくいエレベーター用両引き戸を得る。 【解決手段】 乗場2出入口を開閉して戸閉時に戸閉側
端面が互いに対向する金属板製の引き戸体7を設け、ま
た引き戸体7の材料よりも熱伝導率の大きい金属材料か
らなり戸閉時に互いに接近するかくし板11を、引き戸
体7それぞれの戸閉端側の縁部に装着し上下方向に沿っ
て配置する。これによって、火災時に引き戸体7が乗場
側から加熱された場合に、かくし板11の熱伝導率が引
き戸体7よりも大きく、また昇降路1内側が乗場2側よ
りも低温になる。このため、かくし板11と引き戸体7
それぞれの熱変形量の差異が減少して両引き戸の熱変形
を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベーターの
昇降路に設けられた乗場出入口を互いに反対方向に動作
して開閉するエレベーター用両引き戸の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2〜図4は、従来のエレベーター用両
引き戸を示す図で、図2はエレベーターの乗場出入口の
横断平面図、図3は図2における引き戸体の熱変形状態
を示す図、図4は図3の引き戸体の熱変形発生試験にお
ける加熱条件を示すグラフである。図において、1はエ
レベーターの昇降路、2は昇降路1に設けられた乗場、
3は乗場2に設けられて出入口4の縁部を形成した三方
枠、5は三方枠3の昇降路1側に設けられて、後述する
戸袋側に開口した溝状凹所6を形成するあいじゃくり板
である。
【0003】7は鋼板が屈折されて形成された引き戸体
で、図示が省略してあるが上縁部に設けられた吊り手が
ドアー開閉装置の戸のレールに移動可能に係合され、ま
た下端に設けられた戸の脚(図示しない)が出入口4の
敷居8の案内溝に移動可能に係合される。そして、ドア
ー開閉装置によって駆動されて互いに反対方向に動作し
て乗場2の出入口4を開閉する。9は嵌合板で、引き戸
体7の戸袋側の縁部に装着されて上下方向に沿って配置
され、引き戸体7の表面に対して乗場2側に浮き上がっ
た状態に装備されて、引き戸体7の戸閉時に溝状凹所6
に嵌合する。
【0004】10は鋼板が屈折されてなるかくし板で、
引き戸体7の戸当たり側の縁部に装着されて上下方向に
沿って配置され、引き戸体7の裏面から昇降路1側に突
出状態に装備される。そして、一方の引き戸体7に設け
られたかくし板10はその引き戸体7の戸当たり側の縁
部から突出し、また他方の引き戸体7に設けられたかく
し板10はその引き戸体7の戸当たり側の縁部から引退
して装備される。このような構成によって、かくし板1
0が引き戸体7の戸閉時に互いに対面して、引き戸体7
における戸当たり側の端面相互の対面位置とは、かくし
板10相互の対面位置が出入口4の間口方向にずれた位
置に配置される。
【0005】従来のエレベーター用両引き戸は上記のよ
うに構成され、両側の引き戸体7がドアー開閉装置によ
って駆動されて互いに反対方向に動作して乗場2の出入
口4を開閉する。そして、引き戸体7の戸閉時に戸袋側
の縁部において、三方枠3の溝状凹所6と嵌合板9とに
よって、また戸当たり側の縁部において、引き戸体7の
端面相互とかくし板10相互とによって、所謂「あいじ
ゃくり構造」が形成される。そして、建物に火災が発生
した場合に「あいじゃくり構造」によって乗場2側から
昇降路1内に煙や炎が入らないように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーター用両引き戸では、引き戸体7とかくし板10
の熱伝導率が同じであり、また建物の火災時に昇降路1
内側が乗場2側よりも低温になる。これによって、引き
戸体7が乗場2側から図4に示す加熱条件によって加熱
された場合には、双方の引き戸体7が熱膨張して衝突
し、その後、大きく熱変形して乗場2側へ湾曲する。そ
して、加熱開始後の早期、例えば加熱開始後10分時点
で700°Cとなったとき例えば、代表的な両引き戸の
構造においては図3に示す変形Aが98.46mm(実測
値)に達する。
【0007】このため、「あいじゃくり構造」によって
形成された乗場2側から昇降路1側への屈折した隙間が
維持されるものの、出入口4の敷居8の案内溝から戸の
脚が外れて乗場2側から昇降路1側へ直接に開口した隙
間が生じ、乗場2側から昇降路1側へ煙や炎が侵入する
恐れがあるのでこれを未然に防ぐ必要があった。
【0008】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたものであり、火災発生によって乗場側の温度が
上昇したときに、戸閉状態での熱変形が少ないエレベー
ター用両引き戸を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター用両引き戸においては、互いに反対方向に動作して
エレベーターの乗場出入口を開閉し、戸閉位置において
戸閉側端面が互いに対向して配置される金属板製の引き
戸体と、これらの引き戸体の材料よりも熱伝導率の大き
い金属材料によって製作され、引き戸体それぞれの戸閉
端側の縁部に装着されて上下方向に沿って配置され、引
き戸体の戸閉時に互いに接近して対面し、戸閉状態での
乗場側の温度上昇時に引き戸体の熱変形を抑制するかく
し板とが設けられる。
【0010】また、この発明に係るエレベーター用両引
き戸においては、鋼板からなる引き戸体が設けられ、ま
た銅系金属板からなるかくし板が設けられる。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態の一例を示す図で、引き戸体の熱変形状態
を示す前述の図3相当図である。なお、図1の他は前述
の図2と同様にエレベーター用両引き戸体が構成されて
いる。図において、1はエレベーターの昇降路、2は昇
降路1に設けられた乗場である。
【0012】7は鋼板が屈折されて形成された引き戸体
で、図示が省略してあるが上縁部に設けられた吊り手が
ドアー開閉装置の戸のレールに移動可能に係合され、ま
た下端に設けられた戸の脚(図示しない)が出入口4の
敷居8の案内溝に移動可能に係合される。そして、ドア
ー開閉装置によって駆動されて互いに反対方向に動作し
て乗場2の出入口4を開閉する。9は嵌合板で、引き戸
体7の戸袋側の縁部に装着されて上下方向に沿って配置
され、引き戸体7の表面から乗場2側に浮き上がった状
態に装備されて引き戸体7の戸閉時に溝状凹所6に嵌合
する。
【0013】11は銅板が屈折されてなるかくし板で、
引き戸体7の戸当たり側の縁部に装着されて上下方向に
沿って配置され、引き戸体7の裏面から昇降路1側に突
出状態に装備される。そして、一方の引き戸体7に設け
られたかくし板11はその引き戸体7の戸当たり側の縁
部から突出し、また他方の引き戸体7に設けられたかく
し板11はその引き戸体7の戸当たり側の縁部から引退
して装備される。このような構成によって、引き戸体7
の戸閉時に互いに対面して、引き戸体7における戸当た
り側の端面相互の対面位置とは、出入口4の間口方向に
ずれた位置にかくし板11相互が対面して配置される。
【0014】上記のように構成されたエレベーター用両
引き戸において、両側の引き戸体7がドアー開閉装置に
よって駆動されて互いに反対方向に動作して乗場2の出
入口4を開閉する。そして、引き戸体7の戸閉時に戸袋
側の縁部において、三方枠3の溝状凹所6と嵌合板9と
によって、また戸当たり側の縁部において、引き戸体7
の端面相互とかくし板11相互とによって、所謂「あい
じゃくり構造」が形成される。そして、建物に火災が発
生した場合に「あいじゃくり構造」によって乗場2側か
ら昇降路1内に煙や炎が入らないように構成されてい
る。
【0015】そして、かくし板11が銅板製であって熱
伝導率が銅板製よりも大きいので、(銅の熱伝導率は鋼
の15.4倍)かくし板11から昇降路1側への放熱量
が鋼板製よりも多くなる。したがって引き戸体7の戸当
たり側付近7Aの温度上昇が抑えられ、この部分の熱膨
張が少なくなる。 (参考値) 銅の熱伝導率 : 0.3858W/mm・K 鋼の熱伝導率 : 0.0250W/mm・K このため、建物の火災によって引き戸体7が乗場2側か
ら前述の図4に示す加熱条件によって加熱された場合で
も大きく熱変形せず、加熱開始後の早期、例えば加熱開
始後10分時点で700°Cになったときの図3に示す
変形Bが35.15mm(実測値)と少なくなる。
【0016】したがって、「あいじゃくり構造」によっ
て形成された乗場2側から昇降路1側への屈折した隙間
が維持されると共に、出入口4の敷居8の案内溝から戸
の脚が外れることがなく、また乗場2側から昇降路1側
へ直接に開口した隙間が生じる不具合を防ぐことができ
る。これによって、建物の火災発生時に昇降路1に火炎
が侵入することに起因する延焼を未然に防止することが
できる。
【0017】なお、かくし板11が、銅及び銅合金板等
の銅系金属板、アルミニュウム系金属板、適宜な非鉄金
属板等であって、引き戸体7の材料の熱伝導率よりも大
きい熱伝導率の材料で製作されたものであっても、引き
戸体7が乗場2側から加熱された場合の熱変形が少なく
なる。したがって、図1におけるエレベーター用両引き
戸と同様な作用を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、互いに
反対方向に動作してエレベーターの乗場出入口を開閉
し、戸閉位置において戸閉側端面が互いに対向して配置
される金属板製の引き戸体と、これらの引き戸体の材料
よりも熱伝導率の大きい金属材料によって製作され、引
き戸体それぞれの戸閉端側の縁部に装着されて上下方向
に沿って配置されて引き戸体の戸閉時に互いに接近して
対面し、戸閉したときの乗場側の温度上昇時における引
き戸体の熱変形を抑制するかくし板とを設けたものであ
る。
【0019】これによって、火災時に引き戸体が乗場側
から加熱された場合に、かくし板の熱伝導率が引き戸体
の熱伝導率よりも大きく、また火災時に昇降路内側が乗
場側よりも低温になるので、かくし板と引き戸体それぞ
れの熱変形量の差異が減少する。したがって、引き戸体
に設けられた戸の脚が出入口の敷居の案内溝から外れる
ことがなく、乗場側から昇降路側へ直接に開口した隙間
が生じる不具合を防ぐことができる。これによって、建
物の火災発生時に昇降路に火炎が侵入することに起因す
る延焼を未然に防止する効果がある。
【0020】また、この発明は以上説明したように、鋼
板からなる引き戸体を設け、また銅系金属板からなるか
くし板を設けたものである。
【0021】これによって、火災時に引き戸体が乗場側
から加熱された場合に、銅系金属板からなるかくし板の
熱伝導率が、鋼板からなる引き戸体の熱伝導率よりも大
きく、また火災時に昇降路内側が乗場側よりも低温にな
るので、かくし板と引き戸体それぞれの熱変形量の差異
が減少する。したがって、引き戸体に設けられた戸の脚
が出入口の敷居の案内溝から外れることがなく、乗場側
から昇降路側へ直接に開口した隙間が生じる不具合を防
ぐことができる。これによって、建物の火災発生時に昇
降路に火炎が侵入することに起因する延焼を未然に防止
する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、引き戸
体の熱変形状態を示す図であって後述する図3相当図。
【図2】 従来のエレベーター用両引き戸を示す図で、
エレベーターの乗場出入口の横断平面図。
【図3】 図2における引き戸体の熱変形状態を示す
図。
【図4】 図3の引き戸体が加熱されたときの熱変形発
生試験における加熱条件を示すグラフ。
【符号の説明】
2 乗場、 4 出入口、 7 引き戸体、 1
1 かくし板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 春名 一志 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3F307 AA02 BA07 CA02 CA15 CD02 CD31

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに反対方向に動作してエレベーター
    の乗場出入口を開閉し、戸閉位置において戸閉側端面が
    互いに対向して配置される金属板製の引き戸体と、これ
    らの引き戸体の材料よりも熱伝導率の大きい金属材料に
    よって製作され、上記引き戸体それぞれの戸閉端側の縁
    部に装着され、上下方向に沿って配置されて上記引き戸
    体の戸閉時に互いに接近して対面して、戸閉状態での上
    記乗場側の温度上昇時における上記引き戸体の熱変形を
    抑制するかくし板とを備えたエレベーターの両引き戸装
    置。
  2. 【請求項2】 引き戸体を、鋼板からなるものとし、ま
    たかくし板を、銅系金属板からなるものとしたことを特
    徴とする請求項1記載のエレベーター用両引き戸。
JP2000395125A 2000-12-26 2000-12-26 エレベーター用両引き戸 Pending JP2002193575A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000395125A JP2002193575A (ja) 2000-12-26 2000-12-26 エレベーター用両引き戸

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000395125A JP2002193575A (ja) 2000-12-26 2000-12-26 エレベーター用両引き戸

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002193575A true JP2002193575A (ja) 2002-07-10

Family

ID=18860640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000395125A Pending JP2002193575A (ja) 2000-12-26 2000-12-26 エレベーター用両引き戸

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002193575A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4727072B2 (ja) エレベーター乗場の引き戸装置
JP3816215B2 (ja) エレベータのドア装置
JP2842516B2 (ja) エレベーター出入口遮煙装置
JP2002193575A (ja) エレベーター用両引き戸
JP4158911B2 (ja) エレベータの乗場ドア装置
KR100686662B1 (ko) 화염방지장치를 구비한 엘리베이터 승강장 도어
CN112424107B (zh) 电梯的层站出入口装置
JPH0867486A (ja) エレベータドア
JP5174897B2 (ja) エレベータの乗場出入口装置
JP5937256B1 (ja) エレベータの乗場ドア装置
JP6781500B2 (ja) エレベータの出入口装置
JPH1111839A (ja) エレベーターの乗場戸
JP4280041B2 (ja) エレベータ扉装置
JP2014167200A (ja) 窓シャッター装置
JPH08135313A (ja) 防火扉装置
JP2002308557A (ja) エレベータの扉構造
JP2006206204A (ja) エレベータの乗場ドア装置
JP2005015076A (ja) エレベータのドア装置
JP2004352428A (ja) エレベーターの出入口開閉装置
JP2004292117A (ja) エレベータの防災装置
JPH1111840A (ja) エレベーターの乗場戸
TWI646037B (zh) 配置隔絕元件的電梯門結構
WO2020105073A1 (ja) エレベーターの乗場側ドア装置
JP2003312965A (ja) 小荷物専用昇降機の出し入れ口戸の遮炎遮煙構造
JP2005170635A (ja) エレベータ出入り口装置