JP2002193235A - カップ状容器 - Google Patents

カップ状容器

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JP2002193235A
JP2002193235A JP2000396617A JP2000396617A JP2002193235A JP 2002193235 A JP2002193235 A JP 2002193235A JP 2000396617 A JP2000396617 A JP 2000396617A JP 2000396617 A JP2000396617 A JP 2000396617A JP 2002193235 A JP2002193235 A JP 2002193235A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蓋部材をフランジ部の上面に確実にヒートシー
ルすることができるカップ状容器を提供する。 【解決手段】熱可塑性プラスチックを射出成形すること
によって形成された容器本体と、この容器本体の上端開
口部を閉塞するシート状の蓋部材と、容器本体に装着さ
れた筒状のシュリンクラベルとから構成されており、容
器本体は、略テーパ筒状の胴部12における下端開口部
が底部によって閉塞されたカップ状の本体部と、胴部1
2の上端から径方向外側に張り出すフランジ部14と、
このフランジ部14の先端から垂下した垂下部15とを
備えている。フランジ部14の下面には、胴部12の外
周面と垂下部15の内周面とを相互に連結する多数のリ
ブ16が一定間隔で設けられており、各リブ16の下端
縁には、リブ16の全長に対して25〜50%程度の幅
を有する切欠部17がフランジ部14の先端側に形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スナック麺や即
席みそ汁といった即席食品やスナック菓子等を収容する
カップ状容器、特に、カップ状の容器本体にシート状の
蓋部材を確実にヒートシールすることができるカップ状
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、スナック麺、即席味噌汁等を収
容する容器としては、図8に示すようなカップ状容器5
0がある。このカップ状容器50は、同図に示すよう
に、熱接着性を有する熱可塑性プラスチック等によって
成形された容器本体51と、この容器本体51の上端開
口部を閉塞するシート状の蓋部材52とから構成されて
おり、容器本体51は、軽量化を図るために薄肉に形成
されたカップ状の本体部51aと、この本体部51aの
上端から外側に張り出したフランジ部51bと、薄肉に
形成された本体部51aの径方向の変形を防止するため
に設けられた、フランジ部51bの先端から垂下した垂
下部51cとを備えている。
【0003】前記蓋部材52は、その下面側に熱接着性
樹脂層を備えており、この熱接着性樹脂層がフランジ部
51bに接触するように、容器本体51の上端開口部に
蓋部材52を重ね合わせた状態で、フランジ部51bの
上面に蓋部材52をヒートシールすることで、容器本体
51の上端開口部を閉塞するようになっている。
【0004】容器本体51に対する蓋部材52のヒート
シール作業は、通常、以下のようにして行われる。ま
ず、図9(a)に示すように、リテーナ(受け治具)6
1の装着穴61aに容器本体51の本体部51aを挿入
し、垂下部51cをリテーナ61の上面に当接させるこ
とによって容器本体51をリテーナ61に吊り下げた状
態に支持する。そして、同図(b)に示すように、本体
部51a内に内容物Mを収容した後、同図(c)に示す
ように、フランジ部51bの上面に蓋部材52を重ね合
わせ、同図(d)に示すように、シールバー62によっ
て蓋部材52をフランジ部51bの上面に熱圧すると、
フランジ部51bに蓋部材52がヒートシールされ、容
器本体51の上端開口部が蓋部材52によって閉塞され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、蓋部材52をフランジ部51bの上面にヒー
トシールする場合、シールバー62によって蓋部材52
を熱圧する際、図10に一点鎖線で示すような初期状態
から、同図に実線で示すように、シールバー62の押圧
力によって、垂下部51cが外側に撓みながらフランジ
部51bの内周縁が下方側に位置ずれするように変形す
るので、シールバー62の押圧力がフランジ部51bの
上面に均一に加わらず、蓋部材52をフランジ部51b
の上面に確実にヒートシールすることができないといっ
た問題があった。
【0006】そこで、この発明の課題は、上述した問題
点に鑑み、蓋部材をフランジ部の上面に確実にヒートシ
ールすることができるカップ状容器を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、請求項1に係る発明は、上端に開口が
形成されたカップ状の本体部、この本体部の上端から外
側に張り出したフランジ部及びこのフランジ部の先端か
ら垂下した垂下部を有する容器本体と、前記容器本体の
上端開口部を閉塞するシート状の蓋部材とを備え、前記
容器本体の上端開口部に前記蓋部材を重ね合わせて前記
フランジ部の上面にヒートシールするようにしたカップ
状容器において、前記本体部と前記垂下部との間に、前
記フランジ部の下面から前記垂下部の下端位置まで突出
する支持脚を設けたのである。
【0008】以上のように、このカップ状容器は、本体
部と垂下部との間に、フランジ部の下面から垂下部の下
端位置まで突出する支持脚が設けられているので、容器
本体をリテーナに吊り下げた状態では、フランジ部は、
その先端側が垂下部によって、張出方向の中間部分が支
持脚によってそれぞれリテーナに支持されることにな
る。
【0009】従って、蓋部材をフランジ部に熱圧する
際、垂下部が外側に撓みにくく、フランジ部も、その内
周縁側が下方に傾斜する方向に撓みにくくなるので、シ
ールバーの押圧力がフランジ部の上面に均一に加わるこ
とになり、蓋部材をフランジ部の上面に確実にヒートシ
ールすることができる。
【0010】また、上記の課題を解決するため、請求項
2に係る発明は、上端に開口が形成されたカップ状の本
体部、この本体部の上端から外側に張り出したフランジ
部及びこのフランジ部の先端から垂下した垂下部を有す
る容器本体と、前記容器本体の上端開口部を閉塞するシ
ート状の蓋部材とを備え、前記容器本体の上端開口部に
前記蓋部材を重ね合わせて前記フランジ部の上面にヒー
トシールするようにしたカップ状容器において、前記本
体部の外周面と前記フランジ部の下面とを相互に連結す
る複数のリブを設けたのである。
【0011】以上のように、このカップ状容器は、本体
部の外周面とフランジ部の下面とを相互に連結する複数
のリブが設けられているので、蓋部材をフランジ部に熱
圧する際、垂下部が外側に撓んだとしても、フランジ部
はその内周縁側が下方に傾斜するように撓むことはない
ので、シールバーの押圧力がフランジ部の上面に均一に
加わることになり、蓋部材をフランジ部の上面に確実に
ヒートシールすることができると共に、容器本体の強度
アップを図ることができる。
【0012】また、容器本体にヒートシールされた蓋部
材のフランジ部から外側に張り出した摘み部を、垂下部
に沿わすように下方側に折り曲げるための作業空間を確
保すべく、リテーナに部分的に凹部または穴が形成され
ているため、全周にわたって垂下部をリテーナに支持す
ることができないような場合であっても、フランジ部が
リブを介して本体部に支持されているので、フランジ部
が変形しにくく、垂下部がリテーナに支持されていない
部分についても、シールバーの押圧力を確実に受けるこ
とができ、蓋部材をフランジ部の上面に確実にヒートシ
ールすることができる。
【0013】特に、リブの下端がリテーナに当接するよ
うに、リブの下端位置を垂下部の下端位置に揃えておく
と、垂下部のみならずリブによってもフランジ部を支持
することができるので、熱圧時におけるフランジ部の保
形性がさらに向上し、蓋部材をフランジ部の上面により
確実にヒートシールすることができる。
【0014】また、前記リブが、本体部の外周面、フラ
ンジ部の下面及び垂下部の内周面にそれぞれ接続される
ように、フランジ部の全幅に渡って設けられている場合
は、容器本体を製造する際における樹脂の収縮に伴っ
て、フランジ部の幅方向の中央部が下方側に沈み込む、
いわゆる「ヒケ」が発生するので、蓋部材のシール性能
を阻害する恐れがあるが、請求項3に係る発明のカップ
状容器のように、垂下部の内周面にも接続されたリブの
下端側に切欠部を形成しておくと、フランジ部の上面に
発生する「ヒケ」を有効に防止することができ、良好な
シール性能を確保することができる。
【0015】また、前記リブが垂下部の内周面に接続さ
れるように、フランジ部の全幅に渡って設けられている
場合は、成形型の表面積が大きくなって型抜きが困難に
なるという新たな問題が発生するが、リブの下端側に切
欠部を形成しておくことによって、かかる問題を有効に
解決することができる。
【0016】特に、請求項4に係る発明のカップ状容器
のように、前記リブにおける前記垂下部側の端部に前記
切欠部が形成されているものにあっては、垂下部がリブ
によって完全に支持されているわけではないので、垂下
部に適度なクッション性が付与されることになる。従っ
て、例えば、リテーナの上面に僅かな凹凸があるような
場合でも、熱圧時に、垂下部が適度に撓むことによって
リテーナの凹凸を吸収することができるので、蓋部材が
フランジ部に均一に熱圧され、フランジ部の上面に蓋部
材を確実にヒートシールすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1に示すように、このカップ状容
器1は、例えば、ポリプロピレン等の熱可塑性プラスチ
ックを射出成形することによって形成された容器本体1
0と、この容器本体10の上端開口部を閉塞するシート
状の蓋部材20と、容器本体10に装着された筒状のシ
ュリンクラベル30とから構成されており、容器本体1
0に熱湯を注いだ場合でも胴部12が極端に熱くならな
いように断熱性が付与された構造になっている。
【0018】前記容器本体10は、図1〜図3に示すよ
うに、下端開口部が上端開口部より小径に形成された略
テーパ筒状の胴部12における下端開口部が底部13に
よって閉塞されたカップ状の本体部11と、この本体部
11の上端から径方向外側に張り出すフランジ部14
と、このフランジ部14の先端から垂下した垂下部15
とから構成されており、前記胴部12には、その外周面
から外方に張り出すように一定間隔で多数の縦リブ12
bが連設されている。
【0019】また、胴部12は、その上端側に内径が略
一定のストレート部12aを有しており、このストレー
ト部12aの外周面には、図1、図2及び図3(c)に
示すように、上下方向に平行に延びる一対の位置決めリ
ブ12cが、90度間隔で4箇所に形成されている。な
お、上述した縦リブ12bは、図1及び図3(c)に示
すように、胴部12におけるストレート部12aを除く
部分に連設されている。
【0020】前記フランジ部14の上面には、蓋部材2
0に対するシール性を高めるために、図3(a)、
(c)に示すように、その幅方向に2本の突条14aが
形成されており、前記フランジ部14の下面には、図2
及び図3(a)、(b)に示すように、胴部12(スト
レート部12a)の外周面と垂下部15の内周面とを相
互に連結する多数のリブ16が一定間隔で設けられてい
る。
【0021】各リブ16は、図3(a)、(b)に示す
ように、ストレート部12a、フランジ部14及び垂下
部15に比べて薄肉に形成されていると共に、その下端
位置が垂下部15の下端位置に至る高さを有しており、
その下端縁にはリブ16の全長に対して25〜50%程
度の幅を有する切欠部17がフランジ部14の先端側
(垂下部15側)に形成されている。
【0022】前記蓋部材20は、基材シートの下面側に
熱接着性樹脂層を有しており、容器本体10におけるフ
ランジ部14の上に載置した状態で、上方から熱圧する
ことによって、フランジ部14にヒートシールされるよ
うになっている。
【0023】前記シュリンクラベル30は、スチレンブ
タジエン共重合体等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレ
ンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリプロピレン等からなる厚さ20〜80μmの
公知の熱収縮性フィルムによって形成された透明のラベ
ル基材と、このラベル基材の内面にグラビア印刷等によ
って形成された、商品名、商標、成分、各種デザイン等
を表示する表示印刷層とから構成されており、ストレー
ト部12a及びその下側に形成された多数の縦リブ12
bを覆うように、胴部12に装着されている(図1参
照)。なお、このシュリンクラベル30は、胴部12の
ストレート部12aの外周面に感熱接着剤によって部分
的に接着されている。
【0024】このように、筒状のシュリンクラベル30
を、胴部12の外周面に形成された多数の縦リブ12b
を覆うように装着すると、胴部12の外周面とシュリン
クラベル30との間に空気層が形成され、この空気層に
よって断熱性能が付与されるので、容器本体10に熱湯
を注いだ場合でも、その熱が空気層によって遮断され、
胴部12を手で持つことが可能となる。
【0025】以上のように、このカップ状容器1は、胴
部12(ストレート部12a)の外周面とフランジ部1
4の下面及び垂下部15の内周面とを相互に連結する複
数のリブ16が設けられているので、図4(a)に示す
ように、リテーナ41の上面に垂下部15を当接させる
ことによって容器本体10をリテーナ41に吊り下げた
状態では、リブ16の下端がリテーナ41の上面に当接
し、フランジ部14がリブ16によっても支持されるの
で、シールバー42によって蓋部材20をフランジ部1
4に熱圧する際、シールバー42の押圧力によって垂下
部15が外側に撓みにくく、垂下部15が外側に撓んだ
としても、フランジ部14はその内周縁側が下方に傾斜
するように撓むことはないので、シールバー42の押圧
力がフランジ部14の上面に均一に加わることになり、
蓋部材20をフランジ部14の上面に確実にヒートシー
ルすることができると共に、容器本体10の強度アップ
を図ることができる。
【0026】また、図4(b)に示すように、容器本体
10にヒートシールされた蓋部材20を剥離する際に使
用する、フランジ部14から外側に張り出した摘み部2
1を、垂下部15に沿わすように下方側に折り曲げるた
めの作業空間を確保すべく、リテーナ41に部分的に凹
部41aが形成されているため、垂下部15をその全周
にわたってリテーナ41に支持することができないよう
な場合であっても、フランジ部14がリブ16を介して
胴部12の外周面に連結されているので、フランジ部1
4が変形しにくく、垂下部15がリテーナ41の上面に
当接していない部分についても、シールバー42によっ
てフランジ部14の上面を確実に押圧することができ、
蓋部材20をフランジ部14の上面に確実にヒートシー
ルすることができる。
【0027】また、このカップ状容器1のように、リブ
16がフランジ部14の全幅に渡って設けられている場
合は、容器本体10を製造する際における樹脂の収縮に
伴って、フランジ部14の幅方向の中央部が下方側に沈
み込む、いわゆる「ヒケ」が発生し、蓋部材20のシー
ル性能を阻害する恐れがあるが、上述したように、リブ
16の下端側に切欠部17を形成することによってリブ
16を形成するための樹脂の使用量を抑えておくと、フ
ランジ部14の上面に発生する「ヒケ」を有効に防止す
ることができ、良好なシール性能を確保することができ
る。
【0028】また、リブ16がフランジ部14の全幅に
渡って設けられている場合は、成形型の表面積が大きく
なるので、射出成形された容器本体10の成形型からの
型抜き作業が困難になるという問題があるが、リブ16
の下端側に切欠部17を形成しておくことによって、型
抜き作業を容易に行うことができるという効果が得られ
る。
【0029】特に、このカップ状容器1のように、リブ
16における垂下部15側の端部に切欠部17を形成し
ておくと、垂下部15がリブ16によって完全に支持さ
れているわけではないので、垂下部15に適度なクッシ
ョン性が付与されることになる。従って、例えば、図4
(c)に示すように、リテーナ41の上面に凹凸(同図
に二点差線で示す)が形成されているような場合でも、
シールバー42による熱圧時に、垂下部15が適度に撓
むことでその凹凸を吸収することができるので、蓋部材
20がフランジ部14に均一に熱圧され、フランジ部1
4の上面に蓋部材を確実にヒートシールすることができ
る。
【0030】また、このカップ状容器1では、リブ16
を胴部12(ストレート部12a)や垂下部15の厚み
より薄くしているので、リブ16が設けられている部分
とリブ16が設けられていない部分との間で、成形型に
注入される樹脂の流動性に差が生じにくく、容器本体1
0を所定の肉厚で均一に成形することが可能となり、特
に、容器本体10の肉厚を全体的に薄くして軽量化を図
る場合に有効に作用する。
【0031】また、このカップ状容器1では、図4に一
点鎖線で示すように、胴部12におけるストレート部1
2aの外周面に位置決め用のリブ12cを設けることに
よって、リテーナ41の挿入穴に容器本体10の胴部1
2を部分的に接触させる構成を採用しているので、容器
本体10の胴部12の外周面が全周にわたってリテーナ
41の挿入穴に接触する場合に比べて、リテーナ41に
対する容器本体10の抜き差しを容易に行うことができ
るという効果も得られる。
【0032】なお、上述した実施形態では、切欠部17
をリブ16における垂下部15側の端部に形成している
が、これに限定されるものではなく、図5(a)に示す
ように、フランジ部14の幅方向の中央部に切欠部17
aを形成することも可能であり、このような構成を採用
することによって、フランジ部14の幅方向の中央部に
発生しやすい「ヒケ」を効果的に抑制することができ
る。
【0033】また、上述した実施形態では、フランジ部
14の全幅に渡ってリブ16が設けられているが、これ
に限定されるものではなく、図5(b)に示すように、
少なくとも、胴部12の外周面とフランジ部14の下面
とを相互に連結するようなリブ16aを設けておけばよ
く、その場合は、リブ16aに切欠部を形成する必要は
ない。
【0034】また、上述した各実施形態では、リブ1
6、16aが、垂下部15の下端位置に至る高さを有し
ているが、これに限定されるものではなく、各リブ1
6、16aは、その下端が垂下部15の下端位置よりも
上方に位置するものであってもよい。ただし、リブ1
6、16aの下端が垂下部15の下端位置に至る高さを
有している場合は、垂下部15だけでなく、リブ16、
16aによってもフランジ部14をリテーナ41に支持
することができるので、フランジ部14の保形性が向上
するという効果が得られることは上述したとおりであ
る。
【0035】また、上述した各実施形態では、胴部12
の外周面とフランジ部14の下面とを相互に連結するリ
ブ16、16aを設けることによって、フランジ部14
の保形性を高めるようにしているが、これに限定される
ものではなく、例えば、図6(a)、(b)に示すよう
に、胴部12と垂下部15との間に、フランジ部14の
下面から垂下部15の下端位置まで突出する環状の支持
脚18を設けておくことによって、フランジ部14を、
垂下部15と支持脚18の双方によってリテーナ41に
支持する構成を採用することも可能である。
【0036】このような支持脚18を設けておくと、蓋
部材20をフランジ部14に熱圧する際、垂下部15が
外側に撓みにくく、フランジ部14も、その内周縁側が
下方に傾斜する方向に撓みにくくなるので、シールバー
42の押圧力がフランジ部14の上面に均一に加わるこ
とになり、リブ16、16aによって胴部12の外周面
とフランジ部14の下面とを相互に連結する場合と同様
に、蓋部材20をフランジ部14の上面に確実にヒート
シールすることができる。
【0037】また、フランジ部14の下面から支持脚を
突出させる場合は、上述したような連続した環状の支持
脚18に限定されるものではなく、例えば、図7(a)
に示すように、幅の狭い複数の支持脚18aを周方向に
一定間隔で形成したり、同図(b)に示すように、複数
の柱状の支持脚18bを周方向に一定間隔で形成するこ
とも可能である。
【0038】また、上述したカップ状容器1は、容器本
体10に熱湯を注ぐことを考慮して胴部12の外周面に
多数の縦リブ12bを設ける構成を採用しているが、本
発明のカップ状容器はこれに限定されるものではなく、
熱湯を注ぎ入れない菓子等の容器として使用する場合
は、上述した縦リブ12bを設ける必要がないことはい
うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるカップ状容器の一実施形態を
示す一部切欠断面図である。
【図2】図1に示すカップ状容器を構成している容器本
体のX−X線に沿った断面図である。
【図3】(a)は図2のY−Y線に沿った部分拡大断面
図、(b)は(a)のV−V線に沿った断面図、(c)
は図2のZ−Z線に沿った部分拡大断面図である。
【図4】(a)、(b)、(c)は同上のカップ状容器
の製造過程を示す工程図である。
【図5】(a)、(b)は他の実施形態であるカップ状
容器におけるリブの形状を示す断面図である。
【図6】(a)はさらに他の実施形態であるカップ状容
器に設けられた支持脚を示す縦断面図、(b)は同上の
カップ状容器を示す横断面図である。
【図7】(a)、(b)は支持脚の変形例を示す図であ
る。
【図8】従来のカップ状容器を示す概略断面図である。
【図9】(a)〜(d)は同上のカップ状容器を用いた
充填包装工程を示す工程図である。
【図10】同上のカップ状容器の問題点を説明するため
の説明図である。
【符号の説明】
1 カップ状容器 10 容器本体 11 本体部 12 胴部 12a ストレート部 14 フランジ部 15 垂下部 16、16a リブ 17、17a 切欠部 18、18a、18b 支持脚 20 蓋部材 21 摘み部 30 シュリンクラベル 41 リテーナ(受け治具) 41a 凹部 42 シールバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹尾 薫 大阪市鶴見区今津北5丁目3番18号 株式 会社フジシール内 Fターム(参考) 3E033 AA08 BA13 CA02 CA05 DA06 DA08 EA03 FA04 3E084 AA02 AA12 AA24 BA01 BA08 CA01 CB03 CC03 FD13 GB08 LA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端に開口が形成されたカップ状の本体
    部、この本体部の上端から外側に張り出したフランジ部
    及びこのフランジ部の先端から垂下した垂下部を有する
    容器本体と、 前記容器本体の上端開口部を閉塞するシート状の蓋部材
    とを備え、 前記容器本体の上端開口部に前記蓋部材を重ね合わせて
    前記フランジ部の上面にヒートシールするようにしたカ
    ップ状容器において、 前記本体部と前記垂下部との間に、前記フランジ部の下
    面から前記垂下部の下端位置まで突出する支持脚を設け
    たことを特徴とするカップ状容器。
  2. 【請求項2】 上端に開口が形成されたカップ状の本体
    部、この本体部の上端から外側に張り出したフランジ部
    及びこのフランジ部の先端から垂下した垂下部を有する
    容器本体と、 前記容器本体の上端開口部を閉塞するシート状の蓋部材
    とを備え、 前記容器本体の上端開口部に前記蓋部材を重ね合わせて
    前記フランジ部の上面にヒートシールするようにしたカ
    ップ状容器において、 前記本体部の外周面と前記フランジ部の下面とを相互に
    連結する複数のリブを設けたことを特徴とするカップ状
    容器。
  3. 【請求項3】 前記リブが、前記垂下部の内周面にも接
    続されており、 前記リブの下端側に切欠部が形成されている請求項2に
    記載のカップ状容器。
  4. 【請求項4】 前記リブにおける前記垂下部側の端部に
    前記切欠部が形成されている請求項3に記載のカップ状
    容器。
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