JP2002191899A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

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JP2002191899A
JP2002191899A JP2000397606A JP2000397606A JP2002191899A JP 2002191899 A JP2002191899 A JP 2002191899A JP 2000397606 A JP2000397606 A JP 2000397606A JP 2000397606 A JP2000397606 A JP 2000397606A JP 2002191899 A JP2002191899 A JP 2002191899A
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laundry
washing
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drying rate
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Koichi Hosomi
光一 細見
Satoshi Nishiwaki
智 西脇
Kiyomi Sasano
清己 笹野
So Tozaki
宗 戸崎
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者がタイミングを見計らって乾燥運転を
一時停止させるような困難性なくして、アイロンがけを
すべき洗濯物を取出すことができ、しかも、取出した残
りの洗濯物は充分な乾燥率となるまで自動乾燥させ得る
ようにする。 【解決手段】 洗濯物の洗濯と乾燥とを行うものにおい
て、洗濯物の乾燥率がアイロンがけするのに適した乾燥
率に達した段階で、行程の進行を一時停止させると共
に、報知手段による報知をし(S102、S103)、
その後、一時停止を解除して、所定時間の乾燥運転をす
る特別コースを実行し得るようにした(S108)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗濯物の洗濯と乾燥
とを行う洗濯乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗濯物の洗濯と乾燥とを行う
洗濯乾燥機においては、脱水槽及び乾燥槽を兼ねる洗濯
槽を収容した水槽に、例えば、熱交換器と、送風装置、
及び加熱装置を順に接続し、そのうちの送風装置によ
り、水槽内の空気(洗濯槽内の空気)をそれら熱交換
器、送風装置、及び加熱装置を通して循環させることに
より、該水槽内空気の熱交換(除湿)と加熱とを順に行
って温風化した上で水槽内に戻すことを繰返し、もって
前記洗濯槽内の洗濯物を乾燥させるようにしたものが供
されている。
【0003】洗濯物の乾燥については、その乾燥の程度
を表すのに、乾燥率が用いられる。この洗濯物の乾燥率
は、温度が20〔℃〕、湿度が65〔%〕の環境雰囲気
中に置かれた洗濯物の重量Aを基準とし、これを、乾燥
させた後の洗濯物の重量Bで除して百分比で表した値
({A/B}×100〔%〕)であり、乾燥させた後の
洗濯物の重量Bが基準の洗濯物の重量Aに近づくほど数
値が大きくなり、よく乾いたことになる。
【0004】これに対して、洗濯乾燥機における前記洗
濯槽内の洗濯物の乾燥率は、例えば前記循環空気の温度
と、熱交換に供した水の温度、及び洗濯物の量、の3つ
のパラメータにより判定し、もしくは洗濯物に直接接触
する電極間の電気抵抗値や、循環空気の温度、湿度等に
より判定し、それが充分な乾燥率となるまで運転する方
法がある。この場合、ある程度の乾燥率までは上記各方
法により判定できるが、それ以上の乾燥率になると、そ
の変化が微妙であるため、判定が困難になるという事情
がある。
【0005】このため、実際には、運転の初期に洗濯物
の量を検知し、その後、上記各方法により洗濯物の乾燥
率を判定し続け、その判定限界の乾燥率に達した後は、
検知した洗濯物量から最終目標の乾燥率に達するまでの
時間を推定し、その時間になると乾燥運転を終了する、
という方法が採られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】使用者が洗濯物にアイ
ロンがけをする場合、完全に乾燥した洗濯物より、いわ
ゆる半乾きで少々湿った洗濯物の方がかけやすい。この
ような場合、上記従来の洗濯乾燥機においては、使用者
がタイミングを見計らって乾燥運転を一時停止させ、ア
イロンがけをすべき洗濯物を取出すという操作をしなけ
ればならない。しかしながら、アイロンがけをするに適
した洗濯物の乾燥率は90〔%〕を少し越えた程度であ
り、そのタイミングは使用者には分かりづらく、タイミ
ングを逸する場合がしばしばあり得る。このため、使用
者は相当の注意を払う必要があり、かくして自動運転す
る機械である洗濯乾燥機の利便性が損なわれていた。
【0007】一方、それに対して、洗濯物の乾燥だけを
する(洗濯はしない)衣類乾燥機においては、従来、洗
濯物が上述のアイロンがけをするに適した乾燥率に達し
た段階で運転を終了するようにしたものが供されてい
る。しかしながら、このものは、洗濯物がアイロンがけ
をするに適した乾燥率に達した段階ですべての運転を終
了するものであり、従って、アイロンがけをする洗濯物
だけでなく、アイロンがけをしない(完全に乾燥させる
べき)洗濯物をも乾燥槽内に収容していた場合には、そ
れの乾燥が不充分で終わってしまうことになる。
【0008】このため、アイロンがけをする洗濯物と、
アイロンがけをしない洗濯物とを分けて乾燥させる必要
が生じ、もしくは、アイロンがけをする洗濯物を取出し
た後、乾燥槽内に残った、アイロンがけをしない洗濯物
を乾燥させる運転を別途行わなければならないという手
間を必要としていた。
【0009】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、使用者がタイミングを見計
らって乾燥運転を一時停止させるような困難性なくし
て、アイロンがけをすべき洗濯物を取出すことができ、
しかも、取出した残りの洗濯物を充分な乾燥率となるま
で自動乾燥させることができて、利便性を向上させ得る
洗濯乾燥機を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯乾燥機は、洗濯物の洗濯と乾燥とを行
うものにおいて、前記洗濯物の乾燥率を判定する乾燥率
判定手段と、使用者への報知をする報知手段とを具える
と共に、前記乾燥の行程時に前記乾燥率判定手段の判定
結果から洗濯物の乾燥率が標準コースでの乾燥終了時の
乾燥率よりも低い所定の乾燥率に達したと判断されたと
きに、行程の進行を一時停止させると共に、前記報知手
段による報知をし、その後、一時停止を解除して、所定
時間の乾燥運転をする特別コースを実行する制御手段を
具えたことを特徴とする(請求項1の発明)。
【0011】このものによれば、洗濯物の洗濯と乾燥と
を行う洗濯乾燥機の乾燥行程時に、洗濯物がアイロンが
けをするに適した乾燥率に達した段階で、行程の進行が
一時停止されると共に、報知手段による報知がなされる
ので、それに応じ、アイロンがけをする洗濯物を取出せ
ば良い。そして、その後の一時停止解除後に所定時間行
う乾燥運転により、残した洗濯物の乾燥が充分に行われ
る。
【0012】この場合、更に、洗濯物の量を検知する洗
濯物量検知手段を具え、制御手段が、上述の一時停止解
除後に乾燥運転する所定時間の長さを、乾燥行程開始時
の前記洗濯物量検知手段による検知結果から決定するよ
うにすると良い(請求項2の発明)。このものでは、洗
濯物量に応じた時間の長さで一時停止解除後の乾燥運転
(残した洗濯物の乾燥)を行うことが、乾燥行程開始時
の洗濯物量の検知結果をもとにしてできる。
【0013】又、制御手段は、一時停止解除後に乾燥運
転する所定時間の長さを、その一時停止解除後の乾燥運
転の開始直後の前記洗濯物量検知手段による検知結果か
ら決定するようにしても良い(請求項3の発明)。この
ものでは、洗濯物量に応じた時間の長さで一時停止解除
後の乾燥運転(残した洗濯物の乾燥)を行うことが、残
された洗濯物の量をより正確に検知してできる。
【0014】更に、制御手段は、一時停止解除後に乾燥
運転する所定時間の長さを、一時停止直前の前記洗濯物
量検知手段による検知結果と、一時停止解除後の乾燥運
転の開始直後の前記洗濯物量検知手段による検知結果と
から決定するようにしても良い(請求項4の発明)。こ
のものでは、洗濯物量に応じた時間の長さで一時停止解
除後の乾燥運転(残した洗濯物の乾燥)を行うことが、
残された洗濯物の量を更に正確に検知してできる。
【0015】そのほか、特別コース選択操作手段を具
え、制御手段が、標準コースで運転している途中であっ
て且つ洗濯物の乾燥率が該標準コースでの乾燥終了時の
乾燥率よりも低い所定の乾燥率に達する前に一時停止操
作されたとき、前記特別コース選択操作手段による選択
で、特別コースに切換わってそれを実行するようにする
と良い(請求項5の発明)。このものでは、標準コース
で運転している最中に、使用者がアイロンがけをする洗
濯物が収容されていたことに気付いたとき、その途中か
ら、アイロンがけをする洗濯物を最適の乾燥段階(アイ
ロンがけをするに適した乾燥率に達した段階)で取出す
のに都合の良い運転に切換えることができる。
【0016】又、制御手段は、乾燥行程の進行を一時停
止してからその後の乾燥運転を開始するまでの間、洗濯
物を収容した槽内への送風と、洗濯物の撹拌とを間欠的
に実行するようにすると良い(請求項6の発明)。この
ものでは、乾燥行程の進行が一時停止されてから乾燥運
転が開始されるまでの間、洗濯物に適度に風を当てると
共に、洗濯物を適度に撹拌して、洗濯物が重なったまま
放置されることのないようにし、もって特にアイロンが
けをする洗濯物にしわが付くことのないようにできる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図8を参照して説明する。まず、図2に
示すように、洗濯乾燥機全体の外殻を成す外箱1の前面
部には、中央部に洗濯物出入口2を形成すると共に、こ
の洗濯物出入口2を開閉する扉3を設けている。又、こ
の外箱1の前面部の裏側には、上部に操作回路ユニット
4を設け、下部に制御回路ユニット5を設けている。
【0018】外箱1の内部には水槽6を配設している。
この水槽6は円筒状を成すものであり、その軸方向が前
後(図中、右左)となる横軸状で、しかも、前上がりの
傾斜状に配設し、左右一対(図3参照)の弾性支持装置
7により支持している。水槽6の内部には、ドラム8を
水槽6と同軸状に配設している。このドラム8は、槽、
特には洗濯槽として機能すると共に、脱水槽として機能
し、更に乾燥槽として機能するもので、胴部のほゞ全域
に通水孔であり通風孔でもある小孔9を多数有し(図2
に一部のみ図示)、胴部の内周部には洗濯物掻き上げ用
のバッフル10を複数有している(同、1つのみ図
示)。
【0019】水槽6及びドラム8は、いずれも前面部に
洗濯物出し入れ用の開口部11,12を有しており、そ
のうちの水槽6の開口部11を前記外箱1の洗濯物出入
口2にベロー13によって水密に連ね、ドラム8の開口
部12を水槽6の開口部11に臨ませている。又、ドラ
ム8の開口部12の周囲部にはバランスリング14を設
けている。
【0020】水槽6の背面部には、ドラム8を回転駆動
する駆動装置として、モータ15を配設している。この
モータ15は、この場合、アウターロータ形であり、そ
のステータ15aを、水槽6の背部の中央部に取付けた
軸受ハウジング16の外周に取付け、軸受ハウジング1
6の内部に、ロータ15bの中心部に取付けた回転軸1
5cを挿通して、これを2つの軸受17により回転可能
に支承している。そして、軸受ハウジング16から水槽
6内に突出した回転軸15cの前端部に、ドラム8の背
部の中心部を取付けている。
【0021】水槽6の下面部には水溜器18を取付けて
おり、この水溜器18の内部に洗濯水加熱用のヒータ1
9を配設し、水溜器18の後部には排水弁20を介して
排水ホース21を接続している。この場合、排水弁20
は電磁石やモータの駆動力で開放される電動式のもので
ある。
【0022】一方、水槽6の上面部には、後側に送風装
置22を配設し、前側に加熱装置23を配設している。
このうち、送風装置22は、ケーシング24の内部に送
風羽根25を設け、この送風羽根25を回転駆動するモ
ータ26をケーシング24の外部に設けて成るものであ
り、それらの間をベルト伝動機構27により連結してい
る。一方、加熱装置23は、ケース28の内部に温風用
のヒータ29を設けて成るもので、ケース28の入口部
が送風装置22のケーシング24の出口部に連通してい
る。
【0023】更に、水槽6の前面部にはダクト30を配
設している。このダクト30は、一端部が上記加熱装置
23のケース28の出口部に連通しており、他端部が前
記水槽6の開口部11の上側を貫通してドラム8の開口
部12に臨んでいる。
【0024】水槽6の背面部には又、熱交換器31を配
設している。この熱交換器31は、水が上部から注ぎ入
れられて流下することにより、内部を通る空気中の水蒸
気をその流水に触れさせて冷却し凝縮させて除湿する水
冷式のものであり、図3及び図4に示すように、全体に
中空状で、内部にはジグザグ状の通路を形成する複数の
壁32を有している。又、この熱交換器31は、図3に
示すように、ドラム8の回転中心たる前記モータ15の
回転軸15cに対して同心円状に湾曲する形状を成すも
のであり、モータ15を避けてその図3中左側に配設し
ている。
【0025】しかして、熱交換器31は、下部に水出口
兼用の空気入口33を有し、上部に空気出口34と水入
口35とを有しており、図4に示すように、そのうちの
空気入口33を水槽6の内下部に連通させ、空気出口3
4を前記送風機23のケーシング24の入口部に連通さ
せている。
【0026】又、この熱交換器31内のうち、上記水入
口35から注入されて熱交換に供した水が溜まる最下部
の部分には、その熱交換に供した水の温度を検知する水
温度検知手段としての第1の温度センサ36を設け、そ
れより上方の、溜まった水に浸漬されない位置に、熱交
換器31内を通る空気の温度を検知する空気温度検知手
段としての第2の温度センサ37を設けている。
【0027】以上に対して、図5には操作パネル38の
構成を詳細に示している。この操作パネル38は、前記
外箱1の前面部の上部(前記操作回路ユニット4と対応
する部分)に設けたもので、後述のごとくスタート操作
手段と、一時停止操作手段、及び再スタート操作手段の
機能を有する「スタート/一時停止」スイッチ39を具
えるほかに、各種選択スイッチ40〜44を具えてい
る。特にその中の「コース」選択スイッチ42は、洗濯
と乾燥とを行うについてのコースの選択をするためのも
ので、コース選択操作手段として機能するようになって
いる。
【0028】ここで、「コース」選択スイッチ42によ
り選択されるコースには、洗濯と乾燥とを標準的に行う
「標準」と、静かに行う「すやすや」、念入りに行う
「しっかり」、毛布に適する「毛布」、デリケートな衣
類に適する「ドライ」の選択肢があり、洗濯と乾燥とを
行うときには、その全部の中から一つが「コース」選択
スイッチ42の操作により選択されるようになってい
る。
【0029】これに対して、「コース」選択スイッチ4
2の右隣に存する「乾燥切換」選択スイッチ41は、洗
濯と乾燥とを行うについての特別コースの選択をするた
めのもので、特別コース選択操作手段として機能するよ
うになっている。特別コースには、洗濯物を乾燥させる
のに、縮み率を低減させる「縮み低減」、しわなく行う
「Yシャツ」、及びアイロンがけするのに適する「アイ
ロン」の選択肢があり、洗濯と乾燥とを行うときには、
上述の「標準」と、「すやすや」、及び「しっかり」の
各コースに限って、「縮み低減」、「Yシャツ」、及び
「アイロン」のいずれか一つが「乾燥切換」選択スイッ
チ41の操作により選択されるようになっている。
【0030】このほか、操作パネル38は、各種表示部
45〜53を有し、そのうちの表示部48が上述の「コ
ース」選択スイッチ42により選択されたコースを表示
し、表示部46が「乾燥切換」選択スイッチ41により
選択された特別コースを表示するようになっている。更
に、表示部52は各種コースの残り時間や、予約時間、
温水の設定温度を文字(数字)や絵にて表示し、又、そ
れに代わって、異常報知などの報知を同じく文字や絵に
て表示するようにもなっており、報知手段の一つとして
機能するものである。
【0031】そのほか、操作パネル38には、選択スイ
ッチ54〜57と、表示部58〜61とが存しており、
そのうちの選択スイッチ54〜57は、洗い、すすぎ、
脱水、乾燥の各行程の実行を選択するためのもので、表
示部58〜61はその各選択時間や選択回数を表示する
ものである。
【0032】一方、図6にはマイクロコンピュータ62
を示しており、このマイクロコンピュータ62は、前記
制御回路ユニット5に含まれ、洗濯物の乾燥率を後述の
ごとく判定する乾燥率判定手段として機能すると共に、
洗濯乾燥機の運転全般を制御する制御手段として機能す
るようになっている。このマイクロコンピュータ62に
は、前記操作パネル38の各種選択スイッチ39〜4
4、54〜57から成る操作入力部63から各種操作信
号が入力されるようになっている。操作入力部63は前
記操作回路ユニット4に含まれており、上記各種選択ス
イッチ39〜44、54〜57に対する使用者の操作に
応じた各種操作信号を出力するようになっている。
【0033】このほか、マイクロコンピュータ62に
は、前記第1の温度センサ36と、第2の温度センサ3
7とからそれぞれ温度検知信号が入力されると共に、洗
濯物量検知手段である洗濯物量センサ64から洗濯物量
検知信号が入力されるようになっている。この洗濯物量
センサ64は、例えばモータ15の回転を検知する回転
センサから成っており、洗濯物を収容したドラム8を所
定入力でモータ15により回転させたときの該洗濯物量
センサ64の検知結果から、ドラム8内に収容された洗
濯物の量が検知される。
【0034】詳しくは、この場合、ドラム8が駆動され
て所定回転速度に達するまでの立上がり所要時間と、そ
の後、その駆動が停止されてドラム8が惰性回転すると
きの、所定回転速度に下降するまでの立下がり所要時間
とを加算する。この加算値はドラム8内に収容した洗濯
物の量が多ければ大きくなり、少なければ小さくなるも
のであり、かくして、ドラム8内に収容された洗濯物の
量が検知される。
【0035】加えて、マイクロコンピュータ62には、
ドアロックセンサ65からロック検知信号が入力される
ようになっている。このドアロックセンサ65は、前記
扉3を閉鎖状態でロックするロック機構66(図6にブ
ロックでのみ図示)の作動を検知するもので、扉3がロ
ックされたときにロック検知信号を出力するようになっ
ている。
【0036】そして、マイクロコンピュータ62は、そ
れらの入力並びにあらかじめ記憶された制御プログラム
に基づいて、前記モータ15を駆動するインバータ回路
67に駆動制御信号を与えるようになっている。ここ
で、モータ15は、前述のアウターロータ形であると共
に、例えば直流のブラシレスモータから成っており、マ
イクロコンピュータ62はインバータ回路67を介して
該モータ15の回転速度及び回転方向を制御するように
なっている。
【0037】そのほか、マイクロコンピュータ62は、
報知手段の他の一つであるブザー68と、前記操作パネ
ル38の各種表示部45〜53、58〜61から成る表
示ユニット69、前記洗濯水加熱用のヒータ19、排水
弁20、送風装置26のモータ26、温風用のヒータ2
9、給水弁70、注水弁71、及びロック機構66を駆
動するための駆動回路72に駆動制御信号を与えるよう
になっている。なお、給水弁70は前記水槽6内に給水
するためのもので、注水弁71は図3に示す注水パイプ
73を通じて前記水入口35から熱交換器31に注水す
るためのものである。
【0038】次に、上記構成のものの作用を述べる。ま
ず、図7には、「標準」コースの乾燥行程におけるマイ
クロコンピュータ62の制御内容を表している。この場
合、マイクロコンピュータ62は、洗濯物の洗濯(洗
い、すすぎ)と脱水とをドラム8の回転により行った後
の、乾燥行程の最初に、ロック機構66を作動させて扉
3を閉鎖状態にロックする(ステップS1)。
【0039】次に、前述のドラム8を所定入力でモータ
15により回転させたときの洗濯物量センサ64の検知
結果から、ドラム8内に収容された洗濯物の量M0 の検
知をし(ステップS2)、その検知結果から、洗濯物の
乾燥率が判定限界値(例えば後述の97〔%〕)から終
了値(例えば後述の102〔%〕)に達するのに要する
乾燥仕上げ時間tf0(図8参照)の決定をする(ステッ
プS3)。この洗濯物量M0 から決定する乾燥仕上げ時
間については、あらかじめデータ設定をしたテーブルを
有しており、このテーブル中のデータから乾燥仕上げ時
間tf0が決定される。
【0040】この後、マイクロコンピュータ62は、乾
燥運転をスタートさせる(ステップS4)。この乾燥運
転は、注水弁71にて注水パイプ73を通じ熱交換器3
1に注水しつつ、ドラム8をモータ15により回転さ
せ、且つ送風装置22の送風羽根25をモータ26によ
りベルト伝動機構27を介して回転させると共に、加熱
装置23の温風用ヒータ29を発熱させる内容で行われ
る。
【0041】これにより、ドラム8が回転される状況
で、水槽6内の空気(ドラム8内の空気)が、熱交換器
31内を下部の空気入口33から上部の空気出口34へ
と通される。又、このとき、熱交換器31内には、上記
注水弁71により注入された水が上方から流下し、この
流下する水に、熱交換器31内を通る空気中の水蒸気が
触れて冷却され、凝縮されることにより除湿される。
【0042】そして、その除湿された空気は、その後、
送風装置22のケーシング24内から加熱装置23のケ
ース28内に送り込まれて、温風用ヒータ29により加
熱されることにより温風化された後、ダクト30を通っ
てドラム8内に戻される。このドラム8内に戻された空
気は、ドラム8内を通る過程で該ドラム8内の洗濯物か
ら湿気を奪い、その後、再び熱交換器31内を下部から
上部へと通されるということが繰返されて循環されるも
のであり、かくして、洗濯物の乾燥が行われる。
【0043】この乾燥運転中、マイクロコンピュータ6
2は、第1の温度センサ36により、熱交換に供した水
の温度Tw の検知をし(ステップS5)、次いで、第2
の温度センサ37により、熱交換器31内を通る空気
(循環空気)の温度Ta の検知をする(ステップS
6)。そして、それらの検知結果Tw ,Ta と、先の洗
濯物量の検知結果M0 とから、現時点の洗濯物の乾燥率
Rd の判定をする(ステップS7)。
【0044】ここで、図8は、乾燥運転中の、熱交換器
31内を通る空気の温度Ta の経時変化と、熱交換に供
した水の温度Tw の経時変化とを示しており、洗濯物の
乾燥がある程度進むまでは、洗濯物からの水分の蒸発が
盛んであるため、熱交換器31内を通る空気の温度Ta
は、ほとんど上昇せずほゞ一定のままであり、該空気と
の熱交換に供した水の温度Tw は漸次上昇する。
【0045】これに対して、洗濯物の乾燥がある程度進
んでから後は、洗濯物からの水分の蒸発が少なくなるた
め、熱交換器31内を通る空気の温度Ta は急速に上昇
し、該空気との熱交換に供した水の温度Tw は急速に下
降する。又、これらの変化は、洗濯物の量によって異な
り、洗濯物の量が多ければ、熱交換器31内を通る空気
の温度Ta は上昇が遅くなり、熱交換に供した水の温度
Tw は下降が遅くなる。逆に、洗濯物の量が少なけれ
ば、熱交換器31内を通る空気の温度Ta は上昇が早く
なり、熱交換に供した水の温度Tw は下降が早くなる。
【0046】図8には、このように温度変化する中の洗
濯物の乾燥率をも示しており、熱交換に供した水の温度
Tw が最高点に達した辺りで、洗濯物の乾燥率は93
〔%〕であり、これが洗濯物をアイロンがけするのに適
した温度である。又、その後、熱交換器31内を通る空
気の温度Ta 及び熱交換に供した水の温度Tw がともに
急速に変化した辺りで、洗濯物の乾燥率は97〔%〕で
あり、これが判定限界値である。更に、両温度Ta ,T
w が変化し切った辺りで、洗濯物の乾燥率は102
〔%〕であり、これが乾燥終了値である。
【0047】マイクロコンピュータ62には、この洗濯
物の乾燥率Rd についても、あらかじめデータ設定をし
たテーブルを有しており、上述の各検知結果をもとに、
そのテーブル中のデータから洗濯物の乾燥率Rd を判定
する。
【0048】判定後、マイクロコンピュータ62は、判
定した洗濯物の乾燥率Rd が判定限界値R1 (この場
合、97〔%〕)以上となったか否かの判断をし(ステ
ップS8)、なっていない(NO)と判断されるうちは
ステップS5に戻る。又、なった(YES)と判断され
れば、その後、先のステップS3で決定した乾燥仕上げ
時間tf0をステップS8のあと経過したか否かの判断を
し(ステップS9)、経過していない(NO)と判断さ
れるうちは、このステップS9を繰返す。
【0049】又、それに対し、経過した(YES)と判
断されれば、乾燥運転を終了すると共にブザー68を作
動させて運転終了の報知をし(ステップS10)、その
後に、ロック機構66を非作動状態に戻して扉3のロッ
クを解除する(ステップS11)。
【0050】さて、以上に対し、図1には、「乾燥切
換」選択スイッチ41(特別コース選択操作手段)によ
り「アイロン」が選択された特別コースの、乾燥行程に
おけるマイクロコンピュータ62の制御内容を表してい
る。この場合、マイクロコンピュータ62は、ステップ
S1、S2を上述同様に経た後に、先のステップS3に
代わり、ステップS2の洗濯物量M0 の検知結果から、
洗濯物の乾燥率がアイロンがけをするに適した値(この
場合、93〔%〕)に達してから終了値(この場合、1
02〔%〕)に達するのに要する乾燥仕上げ時間tf1
(図8参照)を、先のテーブルから決定する(ステップ
S101)。
【0051】次いで、マイクロコンピュータ62は、ス
テップS4〜S7を上述同様に経、その後、先のステッ
プS8に代わり、ステップS7で判定した洗濯物の乾燥
率Rdが、前記標準コースでの乾燥終了時の乾燥率(こ
の場合、102〔%〕)よりも低い所定の乾燥率であっ
て、アイロンがけをするに適した値R2 (この場合、9
3〔%〕)以上となったか否かの判断をし(ステップS
102)、なっていない(NO)と判断されるうちはス
テップS5に戻る。
【0052】又、なった(YES)と判断されれば、そ
の後、行程(乾燥運転)の進行を一時停止させると共
に、ブザー68を作動させ、更に表示部52に所定の表
示をさせることにより、アイロンがけをする洗濯物の取
出しを催促する報知をする(ステップS103)。な
お、この場合、ブザー68の作動は、前述(ステップS
10)の運転終了の報知の作動と同じとしているが、異
ならせて区別できるようにしても良い。この後、マイク
ロコンピュータ62は、アイロンがけをする洗濯物を使
用者に取出させるべく、ロック機構66を非作動状態に
戻して扉3のロックを解除する(ステップS104)。
【0053】そして、その後、「スタート/一時停止」
スイッチ39が操作されたか否か(再スタート操作がな
されたか否か)の判断をし(ステップS105)、され
ない(NO)と判断されるうちは、このステップS10
5を繰返すが、された(YES)と判断されれば、ロッ
ク機構66を作動させて扉3を閉鎖状態にロックする
(ステップS106)。なお、この場合、再スタート操
作の判断は、「スタート/一時停止」スイッチ39の操
作によってではなく、例えば扉3の開閉によって判断す
るようにしても良いものであり、その場合には、その扉
3の開閉を検知するように設けるドアスイッチが再スタ
ート操作手段として機能する。
【0054】この後、マイクロコンピュータ62は、乾
燥運転を再開させ(ステップS107)、この状態で、
先のステップS101で決定した乾燥仕上げ時間tf1を
ステップS107のあと経過したか否かの判断をし(ス
テップS108)、経過していない(NO)と判断され
るうちは、このステップS108を繰返す。又、それに
対し、経過した(YES)と判断されれば、ステップS
10、S111を前述同様に経る。
【0055】このように本構成のものでは、洗濯物の洗
濯と乾燥とを行う洗濯乾燥機の乾燥行程時に、洗濯物が
アイロンがけをするに適した乾燥率(標準コースでの乾
燥終了時の乾燥率よりも低い所定の乾燥率)に達した段
階で、行程の進行が一時停止されると共に、報知手段に
よる報知がなされるので(ステップS103)、それに
応じ、アイロンがけをする洗濯物を取出せば良く、使用
者がタイミングを見計らって乾燥運転を一時停止させる
ような困難と手間とをなくすことができて、自動運転す
る機械である洗濯乾燥機の利便性を向上させることがで
きる。
【0056】又、本構成のものでは、上述の一時停止を
解除した後に所定時間(tf1)行う乾燥運転により、ド
ラム8内に残した洗濯物の乾燥が最後まで充分に行われ
るものであり(ステップS108)、これによって、ア
イロンがけをしない(完全に乾燥させるべき)洗濯物の
乾燥が不充分で終わってしまうことがなく、又、アイロ
ンがけをする洗濯物と、アイロンがけをしない洗濯物と
を分けて乾燥させるような手間も必要なければ、アイロ
ンがけをする洗濯物を取出した後、ドラム8内に残っ
た、アイロンがけをしない洗濯物を乾燥させる運転を別
途行うような手間も必要なく、自動運転する機械である
洗濯乾燥機の利便性を更に向上させることができる。
【0057】加えて、本構成のものの場合、上述の一時
停止解除後に乾燥運転する所定時間の長さ(tf1)を、
乾燥行程開始時の洗濯物量センサ64(洗濯物量検知手
段)による検知結果から決定するようにしており、これ
によって、洗濯物量に応じた時間の長さで一時停止解除
後の乾燥運転(残した洗濯物の乾燥)を行うことが、乾
燥行程開始時の洗濯物量の検知結果をもとにしてでき、
洗濯物量の検知を幾度も行うことのないようにできる。
【0058】以上に対して、図9ないし図12は本発明
の第2ないし第5実施例を示すもので、それぞれ、第1
実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略
し、異なる部分についてのみ述べる。
【0059】[第2実施例]図9に示す第2実施例にお
いては、「乾燥切換」選択スイッチ41により「アイロ
ン」が選択された特別コースの、乾燥行程におけるマイ
クロコンピュータ62の制御内容において、ステップS
1、S2を順に経た後に、ステップS3、S101を経
ず、すなわち、洗濯物量の検知結果による乾燥仕上げ時
間の決定をしないで、ステップS4に進む。
【0060】更にステップS5、S6、S7、S10
2、S103、S104、S105、S106、S10
7を順に経た後に、すなわち、一時停止解除後の乾燥運
転を開始した直後に、洗濯物量センサ64による洗濯物
量M1 の検知をし(ステップS201)、その検知結果
から、乾燥仕上げ時間tf1を前記テーブルにより決定す
る(ステップS202)。
【0061】そして、その後、ステップS108を経る
ことにより、ドラム8内に残した洗濯物の乾燥を最後ま
で充分に行い、その後に、ステップS10、S11を前
述同様に経る。このものでは、洗濯物量に応じた時間の
長さで一時停止解除後の乾燥運転(残した洗濯物の乾
燥)を行うことが、残された洗濯物の量をステップS2
01でより正確に検知してでき、よって、残した洗濯物
の乾燥がより適切な時間をかけてできる。
【0062】[第3実施例]図10に示す第3実施例に
おいては、同じく、「乾燥切換」選択スイッチ41によ
り「アイロン」が選択された特別コースの、乾燥行程に
おけるマイクロコンピュータ62の制御内容において、
ステップS1、S2を順に経た後に、ステップS3、S
101を経ず、すなわち、洗濯物量の検知結果による乾
燥仕上げ時間の決定をしないで、ステップS4に進む。
【0063】更にステップS5、S6、S7、S102
を順に経た後に、すなわち、行程の進行を一時停止する
直前に、洗濯物量センサ64による洗濯物量M2 の検知
をし(ステップS301)、その後に、ステップS10
3、S104、S105、S106、S107を順に経
る。そして、その後に、すなわち、一時停止解除後の乾
燥運転を開始した直後に、洗濯物量センサ64による洗
濯物量M3 の検知をし(ステップS302)、それらの
検知結果から、乾燥仕上げ時間tf1を前記テーブルによ
り決定する(ステップS303)。
【0064】そして、その後、ステップS108を経る
ことにより、ドラム8内に残した洗濯物の乾燥を最後ま
で充分に行い、その後に、ステップS10、S11を前
述同様に経る。このものでは、ステップS301での洗
濯物量の検知と、ステップS302での洗濯物量の検知
により、一時停止中に取出した洗濯物の量が分かるた
め、洗濯物量に応じた時間の長さで一時停止解除後の乾
燥運転(残した洗濯物の乾燥)を行うことが、残された
洗濯物の量を更に正確に検知してでき、よって、残した
洗濯物の乾燥が一層適切な時間をかけてできる。
【0065】[第4実施例]図11に示す第4実施例に
おいては、「標準」コースの乾燥行程におけるマイクロ
コンピュータ62の制御内容において、ステップS1〜
S7を順に経た後に、ステップS102で、判定した洗
濯物の乾燥率Rd が標準コースでの乾燥終了時の乾燥率
(102〔%〕)よりも低い所定の乾燥率であって、ア
イロンがけをするに適した値R2 (93〔%〕)以上と
なった(YES)と判断されたとき、ステップS5、S
6、S7同様の、熱交換に供した水の温度Tw の検知
(ステップS401)と、熱交換器31内を通る空気の
温度Ta の検知(ステップS402)、並びにそれらの
検知結果Tw ,Ta と、ステップS3の洗濯物量の検知
結果M0 とによる、現時点の洗濯物の乾燥率Rd の判定
をし(ステップS403)、その後に、ステップS8〜
S11を順に経る(「標準」コース)。
【0066】一方、ステップS102で、判定した洗濯
物の乾燥率Rd がアイロンがけをするに適した値R2
(93〔%〕)以上となっていない(NO:標準コース
での乾燥終了時の乾燥率よりも低い所定の乾燥率に達し
ていない)と判断されたときには、「スタート/一時停
止」スイッチ39が操作されたか否か(一時停止操作が
なされたか否か)、並びに「乾燥切換」選択スイッチ4
1(特別コース選択操作手段)により「アイロン」の特
別コースが選択された否かの判断をし(ステップS40
4)、それらがともに「されていない」(NO)と判断
されれば、ステップS5に戻るが、「された」(YE
S)と判断されれば、特別コースに切換わって、最初に
コース表示の切換えを表示部46により行う(ステップ
S405)。
【0067】そして、その後に、「スタート/一時停
止」スイッチ39が操作されたか否か(再スタート操作
がなされたか否か)の判断をし(ステップS406)、
されない(NO)と判断されるうちは、このステップS
406を繰返すが、された(YES)と判断されれば、
ステップS101同様の乾燥仕上げ時間tf1の決定(ス
テップS407)と、ステップS5〜S8同様の、「熱
交換に供した水の温度Tw の検知(ステップS408)
と、熱交換器31内を通る空気の温度Ta の検知(ステ
ップS409)、それらの検知結果Tw ,Ta と、ステ
ップS3の洗濯物量の検知結果M0 とによる、現時点の
洗濯物の乾燥率Rd の判定(ステップS410)、並び
にその判定した洗濯物の乾燥率Rd がアイロンがけをす
るに適した値R2 (93〔%〕)以上となっているか否
かの判断(ステップ411)をする。
【0068】しかして、ステップ411で「なっていな
い」(NO)と判断されれば、ステップS408に戻る
が、「なった」(YES)と判断されたときには、ステ
ップS103〜S108を経、すなわち、アイロンがけ
をする洗濯物の取出しのための各ステップと、ドラム8
内に残した洗濯物の乾燥を最後まで充分に行う各ステッ
プとを経、そして、ステップS10に進む。
【0069】このものは、要するに、標準コースで運転
している途中であって且つ洗濯物の乾燥率が該標準コー
スでの乾燥終了時の乾燥率よりも低い所定の乾燥率に達
する前に一時停止操作されたとき、特別コース選択操作
手段による選択で、特別コースに切換わってそれを実行
するものであり、これによって、標準コースで運転して
いる最中に、使用者がアイロンがけをする洗濯物が収容
されていたことに気付いたとき、その途中から、アイロ
ンがけをする洗濯物を最適の乾燥段階(アイロンがけを
するに適した乾燥率に達した段階)で取出すのに都合の
良い運転に切換えることができる。
【0070】なお、この場合、乾燥仕上げ時間tf1は、
第2実施例のように、一時停止解除後の乾燥運転を開始
した直後の洗濯物量センサ64による洗濯物量M1 の検
知結果(ステップS201)から決定するようにしても
良く、あるいは第3実施例のように、行程の進行を一時
停止する直前の洗濯物量センサ64による洗濯物量M2
の検知結果(ステップS301)と、一時停止解除後の
乾燥運転の開始した直後の洗濯物量センサ64による洗
濯物量M3 の検知結果(ステップS302)とから決定
するようにしても良い。
【0071】[第5実施例]図12に示す第5実施例に
おいては、前記第1実施例の、「乾燥切換」選択スイッ
チ41により「アイロン」が選択された特別コースの、
乾燥行程におけるマイクロコンピュータ62の制御内容
において、ステップS105で「スタート/一時停止」
スイッチ39が操作されない(NO:再スタート操作が
なされない)と判断されて、このステップS105を繰
返すとき、すなわち、乾燥行程の進行を一時停止してか
ら乾燥運転を開始するまでの間に、送風装置22による
ドラム8内への送風と、ドラム8の回転による洗濯物の
撹拌とを間欠的に実行するようにしている(ステップS
501)。
【0072】このものでは、乾燥行程の進行が一時停止
されてから乾燥運転が開始されるまでの間、洗濯物に適
度に風を当てると共に、洗濯物を適度に撹拌して、洗濯
物が重なったまま放置されることのないようにし、もっ
て特にアイロンがけをする洗濯物にしわが付くことのな
いようにできる。
【0073】なお、この場合も、乾燥仕上げ時間tf1
は、第2実施例のように、一時停止解除後の乾燥運転を
開始した直後の洗濯物量センサ64による洗濯物量M1
の検知結果(ステップS201)から決定するようにし
ても良く、あるいは第3実施例のように、行程の進行を
一時停止する直前の洗濯物量センサ64による洗濯物量
M2 の検知結果(ステップS301)と、一時停止解除
後の乾燥運転の開始した直後の洗濯物量センサ64によ
る洗濯物量M3 の検知結果(ステップS302)とから
決定するようにしても良い。
【0074】又、全実施例を通じて、洗濯物の乾燥率
は、上述の、熱交換器31での熱交換に供した水の温度
Tw と、熱交換器31内を通る空気の温度Ta 、及び洗
濯物の量の各検知結果からで判定するのではなく、洗濯
物に直接接触する電極間の電気抵抗値や、循環空気の温
度、湿度等により判定するようにしても良い。更に、ス
テップS103で一時停止したときの、その一時停止の
解除は、再スタート操作手段の操作によらず、時限制御
にて自動で行われるものであっても良い。
【0075】加えて、洗濯乾燥機の構造としては、前述
のドラムを横軸状に有するドラム式に限られず、有底円
筒状の槽を縦軸状に有する縦軸形のものであっても良
い。そのほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例
にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲
内で適宜変更して実施し得る。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、使
用者がタイミングを見計らって乾燥運転を一時停止させ
るような困難性なくして、アイロンがけをすべき洗濯物
を取出すことができ、しかも、取出した残りの洗濯物は
充分な乾燥率となるまで自動乾燥させることができて、
自動運転する機械である洗濯乾燥機の利便性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す、特別コースの乾燥
行程のフローチャート
【図2】洗濯乾燥機全体の縦断側面図
【図3】洗濯乾燥機全体の、外箱背板を取外した状態の
背面図
【図4】洗濯乾燥機全体の、断面位置の異なる縦断側面
【図5】操作パネルの拡大正面図
【図6】電気的構成のブロック図
【図7】標準コースの乾燥行程のフローチャート
【図8】乾燥行程での循環空気の温度と熱交換用水の温
度の経時変化を表した図
【図9】本発明の第2実施例を示す、図1相当図
【図10】本発明の第3実施例を示す、図1相当図
【図11】本発明の第4実施例を示す、図7及び図1相
当図
【図12】本発明の第5実施例を示す、図1相当図
【符号の説明】
8はドラム(槽)、22は送風装置、23は加熱装置、
31は熱交換器、41は「乾燥切換」選択スイッチ(特
別コース選択操作手段)、52は表示部(報知手段)、
62はマイクロコンピュータ(乾燥率判定手段、制御手
段)、64は洗濯物量センサ(洗濯物量検知手段)、6
8はブザー(報知手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹野 清己 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 戸崎 宗 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 Fターム(参考) 3B155 AA16 KA02 KA12 KA27 KA29 LB02 4L019 EA06 EB01 EB04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物の洗濯と乾燥とを行うものにおい
    て、 前記洗濯物の乾燥率を判定する乾燥率判定手段と、 使用者への報知をする報知手段とを具えると共に、 前記乾燥の行程時に前記乾燥率判定手段の判定結果から
    洗濯物の乾燥率が標準コースでの乾燥終了時の乾燥率よ
    りも低い所定の乾燥率に達したと判断されたときに、行
    程の進行を一時停止させると共に、前記報知手段による
    報知をし、その後、一時停止を解除して、所定時間の乾
    燥運転をする特別コースを実行する制御手段を具えたこ
    とを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 【請求項2】 洗濯物の量を検知する洗濯物量検知手段
    を具え、制御手段が、一時停止解除後に乾燥運転する所
    定時間の長さを、乾燥行程開始時の前記洗濯物量検知手
    段による検知結果から決定することを特徴とする請求項
    1記載の洗濯乾燥機。
  3. 【請求項3】 洗濯物の量を検知する洗濯物量検知手段
    を具え、制御手段が、一時停止解除後に乾燥運転する所
    定時間の長さを、その一時停止解除後の乾燥運転の開始
    直後の前記洗濯物量検知手段による検知結果から決定す
    ることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】 洗濯物の量を検知する洗濯物量検知手段
    を具え、制御手段が、一時停止解除後に乾燥運転する所
    定時間の長さを、一時停止直前の前記洗濯物量検知手段
    による検知結果と、一時停止解除後の乾燥運転の開始直
    後の前記洗濯物量検知手段による検知結果とから決定す
    ることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  5. 【請求項5】 特別コース選択操作手段を具え、制御手
    段が、標準コースで運転している途中であって且つ洗濯
    物の乾燥率が該標準コースでの乾燥終了時の乾燥率より
    も低い所定の乾燥率に達する前に一時停止操作されたと
    き、前記特別コース選択操作手段による選択で、特別コ
    ースに切換わってそれを実行することを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載の洗濯乾燥機。
  6. 【請求項6】 制御手段が、乾燥行程の進行を一時停止
    してからその後の乾燥運転を開始するまでの間、洗濯物
    を収容した槽内への送風と、洗濯物の撹拌とを間欠的に
    実行することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    に記載の洗濯乾燥機。
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