JP2002239286A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

洗濯乾燥機

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JP2002239286A
JP2002239286A JP2001035568A JP2001035568A JP2002239286A JP 2002239286 A JP2002239286 A JP 2002239286A JP 2001035568 A JP2001035568 A JP 2001035568A JP 2001035568 A JP2001035568 A JP 2001035568A JP 2002239286 A JP2002239286 A JP 2002239286A
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Japan
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washing
drying
laundry
notification
drum
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Application number
JP2001035568A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Haruna
広之 春名
Takayuki Hirano
高行 平野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 行程の終了時に報知するとともに、必要に応
じ運転を一時停止することを可能にして、使い勝手を向
上する。 【解決手段】 洗濯物を洗濯槽内に収容して、洗濯運転
および乾燥運転を複数の行程を経て順次運転可能とした
洗濯乾燥機において、上記行程のうち、少なくとも脱水
行程の終了時に報知できるようにし、また、各工程のう
ち、任意の行程終了の報知とともに、必要に応じ運転を
一時停止可能とし、運転を一時停止したとき所定時間経
過すると、自動的に継続運転を再開するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯物の洗濯運転
および乾燥運転を順次運転可能とした洗濯乾燥機に関す
る。
【0002】
【発明はが解決しようとする課題】従来、洗濯物を収容
する洗濯槽として、例えば横軸形のドラム式とした洗濯
乾燥機にあっては、洗い行程から途中にすすぎ,脱水行
程を経て最後の乾燥行程までを自動的に運転可能として
いる。ところが、洗濯運転と乾燥運転では洗濯物に与え
る影響も大きく異なる。例えば、一般に洗濯運転では、
比較的多くの洗濯物を同時に水中にて撹拌して洗浄可能
であるのに対し、乾燥運転では熱風を吹き当てるため熱
に敏感な衣料も多く、従って、熱に弱い材質のものを強
い他のものと一緒に長時間熱風乾燥に晒すのは好ましく
ない。
【0003】また、むらなく効率の良い乾燥作用を得る
には、ドラム内に広い空間スペースを必要とするのに対
し、水中での洗濯作用に必要な空間スペースは相対的に
小さくて済むなど、両者の背景事情は大きく異なる。こ
のため洗濯運転可能な洗濯物量であっても、そのまま乾
燥運転には移行すると不具合な場合も考えられる。この
場合、洗濯物の仕上りが悪くなったり、運転が過負荷状
態となって異常停止したりして乾燥までの洗濯作業がス
ムースにできない。
【0004】その他、洗濯作業中に洗濯物を追加した
り、逆に取り除いたりするケースも多くなってきてい
る。例えば、衣料の材質や織り方がデリケートであると
か、汚れ具合などの事情から洗剤液による洗いは避け
て、次の行程であるすすぎから洗濯物を追加したい場合
とか、洗剤液の2度利用による使い分けなど、途中の行
程にて取り出し、或は追加したい場合が考えられる。し
かも、乾燥運転の中では、途中のアイロン掛けに適正な
乾燥度で終了とするアイロン乾燥行程をも設けて、使用
者の便宜を図っているが、この場合、その終了時にアイ
ロン掛けする洗濯物だけを取り出す必要がある。また、
すすぎ行程の中でも複数回のうちから選択的に行われ、
更にはシャワーすすぎや溜めすすぎなどの使い分けも可
能であるなど、多機能化が進んでおり、それだけに各行
程のうち任意の行程が終了したことを知った上で、所望
の作業を行いたい場合がある。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、行程の終了時に報知し、必
要に応じ運転を一時停止したりできるようにして、使い
勝手を向上した洗濯乾燥機を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯乾燥機は、洗濯物を洗濯槽内に収容し
て、洗い,すすぎ,脱水および乾燥等の各行程を順次運
転可能としたものにおいて、上記行程のうち、少なくと
も脱水行程の終了時に報知するようにしたことを特徴と
する(請求項1の発明)。
【0007】斯かる構成によれば、脱水行程の終了時に
報知することにより、乾燥運転に移行する前に洗濯物に
対し必要な処置をタイミング良くできるもので、例えば
洗濯のみで終わらせたい洗濯物を取り出したり、或は絡
まりをほぐして乾燥能率を良くしたいなど、使用者の目
的や意図に沿った使い勝手を向上できる。
【0008】または、上記目的を達成するために、本発
明の洗濯乾燥機は、洗濯物を洗濯槽内に収容して、洗
い,すすぎ,脱水および乾燥等の各行程を順次運転可能
としたものにおいて、上記各行程のうち、任意の行程終
了時の報知を、選択的に設定し実行できるようにしたこ
とを特徴とする(請求項2の発明)。
【0009】斯かる構成によれば、任意の行程終了時に
報知させることを選択できるようにしたので、選択肢が
広がり使用者の要望に広く応じられ、一層使い勝手の向
上が期待できる。
【0010】また、請求項1または請求項2記載のもの
において、行程終了の報知とともに、必要に応じ運転を
一時停止可能としたことを特徴とする(請求項3の発
明)。
【0011】斯かる構成によれば、脱水行程やその他の
洗濯から乾燥運転までの洗濯作業の途中において、重要
度に応じて当該行程の終了報知とともに、その運転を一
時停止可能としたもので、報知があったことを聞き逃し
ても必ず停止するため、タイミングを逸したり失敗した
りすることなく所望の洗濯作業が実施できる。
【0012】また、請求項3記載のものにおいて、乾燥
運転中における行程終了に伴い運転を一時停止するとき
は、その停止期間中に洗濯槽を間欠的に回転させること
を特徴とする(請求項4の発明)。
【0013】斯かる構成によれば、乾燥運転中における
例えばアイロン乾燥行程の終了後における一時停止にあ
っては、そのまま長時間放置されると洗濯物に頑固なし
わが生じ易いが、この場合、洗濯槽を間欠的に回転さ
せ、適当に撹拌によるほぐし効果をあたえることができ
て極力しわの発生を抑えることができる。
【0014】また、請求項3記載のもにおいて、運転を
一時停止したとき、所定時間経過すると自動的に継続運
転を再開することを特徴とする(請求項5の発明)。
【0015】斯かる構成によれば、運転の一時停止時の
対応が叶うとともに、使用者が終了報知や一時停止があ
ったことを知らないでいたとしても、常に最終行程まで
終了させることができ、途中で停止したまま放置される
ことがない。
【0016】また、請求項3記載のものにおいて、行程
終了の報知とともに運転を一時停止したとき、その後
に、洗濯槽を開閉する蓋の開閉動作を検知したことに基
づき、自動的に継続運転を再開することを特徴とする
(請求項6の発明)。
【0017】斯かる構成によれば、運転を一時停止させ
る場合には、洗濯物に対する処置が多く、このことは洗
濯槽の蓋の開閉を伴うことであり、以って特別な操作や
操作手段を設けたりすることなく、所望の洗濯物の調整
を行う手順を介して再スタートできて便利である。
【0018】そして、請求項3記載のものにおいて、行
程終了の報知後、所定時間少なくとも蓋の開放動作が検
知できないことに基づき、異常報知することを特徴とす
る(請求項7の発明)。
【0019】斯かる構成によれば、行程の終了報知を聞
き逃したり、一時停止状態にあることを忘れていた場合
など、通常蓋の開放を伴う洗濯物の調整が行なわれてい
ないことに基づき、使用者に注意や通常の状態でないこ
とを再度告げることができ、必要な処置を確実にできる
点で有効である。
【0020】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明をドラム式洗濯乾燥機に適用した第1実施例につき、
図1ないし図7を参照して説明する。まず、図6は洗濯
乾燥機全体の概略構成を示す縦断側面図で、外郭を形成
する本体1の前面部の上部には、各種の運転条件を設定
操作するためのキースイッチ21(詳細は図7とともに
後述する)等を有する操作パネル2を配設するととも
に、その内方には、洗濯および乾燥運転の全般を制御す
る制御装置3が設けられている(詳細は後述する)。そ
して、前面部の略中央部には洗濯物を出し入れする開口
部1aを開閉する蓋(または扉)4が、図示しないヒン
ジ部を介して回動可能に設けられ、その中央部は透視窓
部4aを形成している。
【0021】しかして、本体1の内部には、前面に開口
部5aを有する円筒状の水槽5が配設され、複数のサス
ペンション6(1個のみ図示)を介して弾性支持されて
いる。この水槽5は、横軸型で且つやゝ前上がりの傾斜
状態に支持されるとともに、前記開口部5aと本体1の
開口部1aとの間にはベロー7が設けられ水密に連結さ
れている。一方、水槽5の底部には一部下方に膨出した
凹陥部8が形成され、その内部に洗濯水を加温するシー
ズヒータからなる温水ヒータ9が配設されている。そし
て、この凹陥部8の最低部位には図示しないが排水口が
設けられ、これに連接して排水弁10が設けられてお
り、該排水弁10は凹陥部8の外底面に取り付けられた
ギヤドモータからなる排水弁モータ11により開閉動作
が制御される。この排水弁10の出口側には蛇腹状の屈
曲自在な排水ホース12が接続され、その先端部は機外
に導出されている。
【0022】このような、水槽5の内部には、洗濯槽と
しての円筒状のドラム13が回転可能で横軸形に軸支さ
れ配設されている。このドラム13の前面部には、大き
な開口部13aが形成され、周側壁たる胴部および後面
部には通水兼通風用の多数の透孔13bを有するととも
に、胴部には洗濯物撹拌用の複数のバッフル13c(1
個のみ図示)を内方に突設している。そして、このドラ
ム13は、その後面部中央において、前記水槽5に軸支
されている。
【0023】今少し具体的に述べると、水槽5の後面部
中央には、軸受ハウジング14が設けられていて、この
軸受ハウジング14内に回転軸(駆動軸)15を配した
例えばアウターロータ形のブラシレスモータからなるモ
ータ16を装着している。しかして、前記ドラム13の
後面部は、上記回転軸15に直結されて軸支され、モー
タ16によりドラム13を回転駆動する構成にある。
【0024】そして、このような構成の水槽5の前面部
から後面部の外周にかけて取り巻くようにして、ドラム
13内に熱風を循環供給する循環送風路17を形成し
て、所謂乾燥手段を構成している。具体的に循環送風路
17は、水槽5の後面部に連通して配設された除湿器1
8、この下流側に設けられ図中矢印方向に送風作用をな
す送風ファン19aおよびファンモータ19b等からな
る送風機19と、空気を加熱する乾燥ヒータ20とを順
に備えてダクト21にて連結された構成にあって、生成
された熱風の吐出側である先端は水槽5およびドラム1
3の各開口部5aおよび13aを通して連通開口してい
る。
【0025】尚、上記除湿器18の概略構成および機能
について述べると、これは前記モータ16の場所を回避
した位置にあって全体に中空状で、下端部が前記水槽5
の下部内方と連通しており、その水槽5を通してドラム
13内の空気を取り込み、該空気が下端部から上方へと
移動する間に、図示しない注水手段により上部から水を
注ぎ入れることによって、その空気中から水分を冷却し
凝縮させて除湿する機能を有するもので、凝縮された水
滴は排水弁10を経て排水ホース12から機外に排出さ
れるようにしている。
【0026】従って、斯かる構成からなる循環送風路1
7によれば、乾燥運転時において送風機19による矢印
方向の送風作用を受けて、湿気を帯びたドラム13内の
空気は、水槽5を通して除湿器18内に吸入され、ここ
で除湿され空気は乾燥ヒータ20に送られて加熱され熱
風化されて、ダクト21の先端開口部からドラム13内
に吐出供給される。そして、乾燥に寄与した熱風は湿気
を帯びた空気となって、再度上記除湿器18に吸入され
て除湿され、再び熱風化されてドラム13内に供給され
る熱風循環を繰り返し行なうようにしている。
【0027】しかして、図7は操作パネル2を拡大して
示す正面図で、前記した各種のキースイッチ21や、そ
れに対応した表示部を備えている。即ち、キースイッチ
21としては、スタートスイッチ22を始め、コースス
イッチ23,報知スイッチ24,選択スイッチ25,乾
燥切替スイッチ26、そして洗い,すすぎ,脱水,乾燥
の各行程の設定条件が選択できる選択スイッチ27ない
し30を備えている。
【0028】しかるに、上記コーススイッチ23には、
「標準・しっかり・毛布・ドライ」の4つのコースから
選択されたコースを点灯表示する表示部31を有し、報
知スイッチ24には、「洗い・すすぎ・脱水・アイロン
乾燥」の4つの行程から選択された行程を点灯表示する
表示部32を有し、これは選択された行程の終了時に報
知動作することを設定する。
【0029】また、選択スイッチ25には、「報知のみ
・一時停止」の表示部33を有し、乾燥切替スイッチ2
6には、「ヒータ強・縮み低減・アイロン・ヒータ弱」
の4つの特別コースから選択されたコースを点灯表示す
る表示部34を有し、これは洗濯物の材質とか仕上げ状
態を考慮して設定される。そして、他の選択スイッチ2
7〜30には、夫々に対応した表示部35〜38を有
し、「すすぎ」の回数の設定以外は各時間設定として該
当する数字を点灯表示する構成にある。また、表示部3
9は、通常は各種運転コースの残り時間や、水温の設定
温度を表示するとともに、異常時の報知機能としての表
示も可能としている。尚、前記スタートスイッチ22
は、1回押圧操作されると運転を開始し、その運転中に
押圧操作されると運転が中断し、更に再び操作されると
継続して運転を再開するよう制御される。
【0030】一方、図5は洗濯乾燥機の電気的構成を示
すブロック図で、洗濯乾燥機の運転全般を制御する制御
手段として機能すべくマイクロコンピュータを主体とし
た回路構成からなる制御装置3について示している。こ
の制御装置3には、上記したキースイッチ21から各種
の操作信号が入力されるのを始め、図示しないAC電源
の周波数に同期した矩形波信号を発するACクロック回
路40、乾燥運転時に排気温度から乾燥度合を検知する
乾燥センサ41、洗濯物量を測定する布量検知手段とし
ての回転センサ42、および蓋4の開閉状態を検知する
蓋スイッチ43等からの各信号が入力されるようになっ
ている。尚、上記回転センサ42は、洗濯物を収容した
ドラム13を所定入力のもとでモータ16により回転さ
せたときの該モータ16の回転速度を検知し、その結果
に基づきドラム13内の洗濯物量を検出するようにして
いる。
【0031】斯くして、制御装置3は、上記入力および
予め記憶された制御プログラムに基づいた信号を出力し
て各種の制御を行なうもので、モータ16の回転駆動制
御を始め、全行程終了時に報知するブザー44、給水弁
45および排水弁モータ11、送風循環路17に配設さ
れたファンモータ19bおよび乾燥ヒータ20、各種表
示部31〜39、そして音声波形を出力し音声ガイドす
る音声合成回路46およびスピーカ47からなる報知手
段の動作が制御される。この音声ガイドによる報知手段
は、前記報知スイッチ24にて選択された行程の終了時
に報知するもので、もう一つの報知手段であるブザー4
4による全行程の終了報知とは異なる手段を採用してい
る。
【0032】次に、上記構成のドラム式洗濯乾燥機の作
用について、図1ないし図4を参照して述べる。まず、
図1に示すフローチャートには、コーススイッチ23に
より「標準」コースが選択され、報知スイッチ24では
「脱水」が選択操作され所謂「脱水行程終了時に報知す
る」に設定され、この報知設定に伴い選択スイッチ25
では「一時停止」が選択され、従って脱水行程終了に伴
う報知と、その際に一時停止して運転が中断する制御装
置3の制御内容を示している。尚、その他は予めプログ
ラムされた「標準」コースに応じた運転条件等が設定さ
れる。
【0033】以下、図1に示すフローに沿って述べる
と、まず、蓋4を開け、洗濯物を出し入れする前面部の
各開口部1a,5a,13aからドラム13内に、図示
しない洗濯物を入れ、スタートスイッチ22を操作して
運転スタートする。すると、モータ16が所定入力のも
とに通電駆動され、洗濯物を収容したドラム13を回転
駆動し、そのときのモータ16の回転速度を回転センサ
42により検知することで洗濯物量が測定され、所謂布
量検知(ステップS1)が行なわれる。
【0034】この布量検知の結果、洗いに必要な水量お
よび洗剤量が決定され、図示しない給水手段や洗剤投入
手段により水槽5およびドラム13内に投入されるとと
もに、操作パネル2の表示部39には、通常表示たる予
測される乾燥時間に基づく残り時間が表示される。そし
て、続いてモータ16が通電駆動され、ドラム13が低
速回転されることによって、洗濯物の洗い行程が開始実
行される(ステップS2)。この洗い行程では、洗濯物
はドラム13内の下部にて洗濯水に浸されバッフル13
cにて回転方向に持ち上げられた後、下方に落下する動
作を繰り返し行なうことで、洗濯物の洗い動作が行われ
る。加えて、常に水中にある温水ヒータ8が発熱して、
洗濯水を加熱して温水化し、洗浄効果の向上を図ってい
る。
【0035】そして所定時間後、モータ16は停止され
るとともにギヤドモータからなる排水弁モータ11が通
電駆動されて排水弁10が開放動作する。これによっ
て、水槽5内の汚れた洗濯水は凹陥部8の図示しない排
水口から排水弁10および排水ホース12を通じて機外
の排水場所に排出される。続いて、モータ16が駆動さ
れドラム13を高速回転させ、遠心脱水動作を行い洗濯
物が含む洗濯水、特には洗剤分を抽出して後段のすすぎ
を効率良く行なうようにしている。
【0036】このようにして洗い行程を終了すると、す
すぎ行程に移行する(ステップS3)。このすすぎ行程
では、水槽5内に新たな水が所定量供給されるととも
に、ドラム13が再びモータ16により低速回転され
て、上記洗い動作と実質的に同じとするすすぎ行程が行
われる。但し、このすすぎ時には、温水ヒータ9には通
電されず発熱動作しない。また、詳細な説明は省略する
が、この「標準」コースでは2回のすすぎ洗いが行なわ
れ、且つ排水時に続いて脱水動作が実行されるようプロ
グラムされている。
【0037】そして、すすぎ行程を終えるとステップS
4に移行し、ドラム13がモータ16により高速回転さ
れることによって、洗濯物の脱水が実施される。この脱
水行程が所定時間行なわれ終了すると、ステップS5で
は次行程の有無につき判断される。即ち、この「標準」
コースでは乾燥行程まで実行されるので、ここでは「Y
ES」と判定され、次ステップS6に移行し行程終了時
の報知設定の有無につき判断され、当初の報知スイッチ
24により報知設定が選択されているので(「YE
S」)、ステップS7に移行し脱水行程終了時に報知さ
れる。本実施例における報知手段は、音声合成回路46
およびスピーカ47による音声ガイドにより、例えば
「脱水行程が終了しました」旨報知される。
【0038】また、選択スイッチ25により選択された
行程終了時に一時停止する設定にあるため、ステップS
8では「YES」と判定され、モータ16は停止し洗濯
乾燥機の運転は中断する(ステップS9)。ここで使用
者は、予め上記設定とした意向に沿って蓋4を開放して
所望の洗濯物の出し入れ等の調整を行なう。尚、この停
止状態に至ったとき、通常は残り時間を表示していた表
示部39に、特定の記号、例えば「F」を表示して一時
停止状態であることを表示することで、現状を明確に確
認できるようにしている。
【0039】そして、再び蓋4を閉じ、スタートキー2
2を操作し運転を再開する(ステップS10)。この場
合、一旦停止後におけるスタートキー22の押圧操作に
より継続した運転が再スタートされ(「YES」)、次
ステップS11の乾燥行程に移行する。ここでの乾燥運
転は、ドラム13がモータ16により低速回転され、ま
た送風機19の駆動に伴いダクト21(循環送風路1
7)内を流れる空気は、併せて通電発熱する乾燥ヒータ
20により熱風化され、ドラム13内に供給される。一
方、ドラム13内の水分を多く含んだ空気(乾燥寄与後
の熱風も含む)は、透孔13bを経て水槽5の下部後方
から除湿器18内に取り込まれた後、該空気に対し上部
から図示しない注水手段を介して水が注がれることによ
り、水分は冷却凝縮されて滴下し或は流下し、この除湿
された乾いた空気が乾燥ヒータ20に送られ効率良く再
度熱風化されて、ドラム13内に戻る循環が繰り返し行
なわれる。
【0040】この結果、洗濯物はドラム13内にてバッ
フル13cに持ち上げられては落下する撹拌作用を受け
つつ、循環送風路17を介して常に新たに生成された熱
風が吹き当てられて、徐々に乾燥される。そして、この
乾燥時に洗濯物から蒸発した水分は、上記したように除
湿器18にて凝縮されて流下し、下部において水槽5内
を経由して、前記排水弁10および排水ホース12を通
じて機外に排出される。そして、乾燥センサ41により
排気温度等から洗濯物の所期の乾燥度を検知したら、モ
ータ16が停止されるとともに送風機19や乾燥ヒータ
20等からなる乾燥手段も停止され乾燥行程が終了する
ことで、全行程の運転が終了し同時にブザー44が鳴動
して終了報知する。
【0041】尚、ステップS6にて報知スイッチ24に
よる選択操作がなくて行程終了時の報知することが設定
されていない場合(「NO」)は、直ちに上記した乾燥
行程に移行する(ステップS11)。また、行程終了時
の報知が選択されていても選択スイッチ25により一時
停止しない設定にある場合には、ステップS8にて「N
O」と判定され、前段のステップS7にて報知されるも
のの、続いてステップS11の乾燥行程に移行し運転は
連続して行なわれる。
【0042】以上は、脱水行程終了時に報知すべく選択
操作され、その設定に基づく制御内容につき述べたが、
図7に示したように報知スイッチ24による報知設定
は、その他に「洗い・すすぎ・アイロン乾燥」の各行程
終了時にも報知させることが可能である。因みに、図2
は洗い行程終了時に報知する制御内容の要部を示したフ
ローチャートであり、図3はすすぎ行程終了時に報知す
る内容を示す図2相当図で、また図4は乾燥運転(行
程)中での区分設定となるアイロン乾燥行程の終了時に
報知する内容を示す夫々要部のフローチャートである。
これらは、いずれも上記した図1のステップS5〜ステ
ップS10と同等のフローを所望の選択行程に続いて有
するもので、以下簡略して述べる。
【0043】まず、図2に示す洗い行程終了時に報知す
ることが選択された場合は、ステップS2の洗い行程を
終えると、ステップS12,13と移行して報知設定あ
り「YES」により音声ガイドにより報知され(ステッ
プS14)、次いでステップS15にて一時停止する設
定か否かの判定に応じて、ステップ16,17を経る
か、或はそのまま次のすすぎ行程(ステップS3)に移
行する。
【0044】また、図3に示すすすぎ行程終了時の報知
設定が選択された場合も同様で、前後の行程が異なるの
みで、ここに示したステップS18〜ステップS23
は、実質的に先の図1で示したステップS5〜ステップ
S10と同等の制御内容を有することは容易に理解で
き、その説明は省略する。尚、この場合におけるすすぎ
行程終了時とは、2回目のすすぎが終了した時点である
が、必要であれば1回目のすすぎ終了時に報知する設定
とすることも容易に展開できる。
【0045】一方、図4に示すアイロン乾燥行程の終了
時に報知する場合も同様であるが、ただ、この場合は、
一般に完全乾燥を目指すステップS11の乾燥行程と異
なり、若干未乾燥状態である例えば乾燥度93%に達す
ると、乾燥センサ41によりアイロン乾燥行程(ステッ
プS24)における乾燥度に達したことが検知される。
その結果たる入力信号を受けた制御装置3は、以降は上
記同様に当該行程の終了報知や、一時運転を停止するや
否か等を制御すべくステップS25〜ステップS30等
を経て、ステップS11の乾燥行程に移行するよう制御
する。
【0046】但し、このアイロン乾燥行程において、ス
テップS29の一時停止状態にあっては、既に乾燥運転
が終了近くまで進んでいることから、この停止状態のま
ま長時間放置されると洗濯物には頑固なしわが付いてし
まうおそれがある。そこで、本実施例では、モータ16
を間欠的に通電駆動してドラム13を間欠回転させ、洗
濯物を撹拌しほぐし効果を得るようにしている。
【0047】このように、本実施例によれば「洗い・す
すぎ・脱水・アイロン乾燥」の各行程終了時に、選択的
に報知手段を動作させることが可能で、しかも斯かる場
合には、運転を一時停止するか否かを選択設定できる制
御内容としたものである。斯くして本実施例によれば、
次の効果を有する。まず、図1に基づき開示した脱水行
程終了時の報知と一時停止を選択した場合には、特に使
い勝手が良くなり、例えば使用者が洗濯物の種類によっ
て洗濯のみ(洗い〜脱水まで含む)のものと、洗濯およ
び乾燥まで行なうものと2種類の使い分けをしたい場
合、従来では最初から2種類に分けておき、洗濯のみの
運転と洗濯から乾燥まで行なう運転と2回運転する必要
があり、且つ異なる設定操作を伴い面倒で効率悪く不経
済であった。
【0048】これに対し、本実施例によれば最初から一
緒に洗濯運転を行ない、脱水終了時の報知と一時停止を
利用して、この洗濯運転のみで終了とする洗濯物を取り
出し、残りの洗濯物は再スタートさせることで継続した
運転が再開され、熱風乾燥により仕上げられ終了する。
従って、1回の運転で効率良く使い分けることができ、
水や時間および電力などが節減できて経済的に実施でき
る。
【0049】また、ドラム13への洗濯物の許容収容量
は、洗濯運転と乾燥運転とは必ずしも一致するものでは
なく、特に乾燥運転では効果的に乾燥させるには洗濯物
の膨張を許容する広い空間とするのが望ましく、従って
良好に洗濯可能な範囲の最大の洗濯物量より乾燥可能と
する最大の洗濯物量の方を少量とせざるを得ない場合が
生じる。このような場合も本実施例によれば、乾燥行程
に移行する直前にて乾燥させる洗濯物量を調整でき、洗
濯から乾燥までの運転を2回に分けて実施する場合に比
し、頗る効率良く洗濯作業を終えることができる。
【0050】更に、本実施例では報知手段として音声ガ
イドを採用しているので、現状に即した報知とすること
により所望の行程終了時点を明確に知らせることがで
き、この場合、他の報知手段であるブザー44による全
行程の終了報知と差別化できて都合が良い。しかも、報
知とともに運転が一時停止した場合には、操作パネル2
の表示部39を利用して、一時停止を選択したことによ
る停止状態であることを特定する記号、例えば「F」と
表示するようにしておけば、音声ガイドを聞き逃した場
合など停止状態にある洗濯乾燥機の使用状態を、操作パ
ネル2から確認できて便利である。
【0051】尚、上記したように、脱水行程終了時に報
知するとともに一時停止するように選択設定した場合
は、使用者が洗濯乾燥機から離れていて音声ガイドが聞
き取れないような条件にあっても、必ず一時停止するの
で洗濯物を取り出すなどの調整する機会やタイミングを
逃すことはない利点を有する。一方、行程終了の報知の
みの場合は、常に洗濯乾燥機の傍にいる場合に好適し、
且つ急に一時停止させたい場合には、スタートキー22
を再操作したり蓋4を開放すれば蓋スイッチ43が検知
し、モータ16への電源回路を断つので、その際に必要
な洗濯物の調整などを行なうようにすれば良く、その
他、乾燥行程にて洗濯物への静電気が蓄積しないように
図示しない静電気防止材をドラム13内に投入するな
ど、厳密なタイミングが要求されない場合などに有効で
ある。
【0052】また、図2および図3に基づく洗い行程終
了時およびすすぎ行程終了時に報知するように選択設定
した場合では、途中で洗濯物を加減調整することを目的
とした場合などに有効である。例えば、洗濯物の汚れな
ど少なくてすすぎから追加したい場合とか、或は洗濯水
たる洗剤液を2度利用するため既に洗いのみ済んでいる
洗濯物を追加したい場合など、洗い行程終了時の報知に
よりタイミング良く追加投入できて便利である。
【0053】一方、すすぎ行程終了時にあっては、洗濯
物が極デリケートな衣料の場合など、次行程の脱水行程
における強力な遠心力による引張り作用を回避したいと
きには、すすぎで終らせ当該洗濯物を取り出す必要があ
り、このような場合に有効である。尚、一時停止させる
か否かについては、使用者の利用目的とか意図等に応じ
て適宜選択設定すれば良い。
【0054】更に、図4に基づき開示したアイロン乾燥
行程終了時に報知する場合にあっては、通常に行なう完
全乾燥をするものとアイロン乾燥するものとを混合した
状態で運転し、乾燥センサ41によりアイロン乾燥度に
達した検知結果に基づき、該時点で報知させることでア
イロン掛けを要する洗濯物を取り出し、残りはスタート
スイッチ22の再操作により継続した乾燥運転を再開
し、所期の乾燥を得るようにすれば良い。
【0055】従って、洗濯物の乾燥の仕上り具合を分け
たい場合でも1回の運転で可能となり、異なる選択設定
条件にて2回も運転を行なうことに比し、その利便性は
極めて大きい。加えて、一時停止の設定にて洗濯物がド
ラム13内に収容されたまま、長時間放置された場合の
ことを考慮して、当該アイロン乾燥行程終了後における
停止状態ではドラム13を間欠回転するようにしたの
で、洗濯物に頑固なしわが付き難くでき、実用に好適す
る作用効果を奏する。
【0056】このように、上記実施例によれば洗濯運転
から乾燥運転までの複数の行程を有し、そのうちの任意
の行程終了時に報知するか否かを選択でき、且つ報知す
る場合にあっても一時停止するかどうかの設定が選択で
きるようにした。これにより、必要に応じ洗濯物の加減
調整が可能で、しかも使用条件や重要度により必ず調整
を要する場合には、一時停止する設定にすれば良いし、
更には一時停止後の再スタートは、スタートスイッチ2
2の再操作に基づくもので分かり易いなど、使い勝手の
良い洗濯乾燥機を提供できる。尚、本実施例では、選択
した行程終了時の報知手段として音声合成回路46やス
ピーカ47による音声ガイドを採用したが、これに限定
されることなく、例えば、ブザー44を兼用して全行程
終了時とは異なる鳴動パターンとして報知するようにし
ても良い。
【0057】上記実施例に対し、図8ないし図10は本
発明の第2ないし第4実施例を示すもので、上記第1実
施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略
し、異なる部分についてのみ述べる。
【0058】(第2の実施の形態)まず、図8は、本発
明の第2実施例を示す要部のフローチャート図で、上記
図1に示す第1実施例ではステップS9で一時停止の設
定のとき、再スタートするにはステップS10にてスタ
ートスイッチ22を押圧操作したのに対し、この第2実
施例では所望の選択行程終了後の一時停止時には、所定
時間経過すると(ステップS32)、自動的に再スター
ト(ステップS33)するように制御される点で異な
る。具体的には、一時停止(ステップS9)が開始され
た時点からタイマスタートし(ステップS31)、所定
時間経過したか否か判断され(ステップS32)、経過
した「YES」の場合には自動的に再スタートし継続し
た運転を再開する(ステップS33)ようにしたもので
ある。
【0059】このように、本実施例によれば所望の行程
終了時に報知され、且つ運転は一時停止されるが、所定
時間経過すると自動的に運転が再開されるもので、この
図8の例では脱水行程終了後にあって、時間の経過に伴
い図示しない次ステップS11の乾燥行程に移行するこ
とになる。従って、本実施例では運転中途で停止してし
まうことなく常に最終行程まで実行して終了させること
ができる効果を有するが、一時停止後に再スタートして
も大きな不具合を生じないようなことを目的にした場合
に好都合である。
【0060】例えば、脱水行程終了時に洗濯物をほぐし
てやることで、しわの少ない良好な乾燥性能を得るため
の一時停止であるとか、或はアイロン乾燥のために一部
の洗濯物を取り出す場合などでは、その行程終了報知を
聞き逃したりして、そのまま次行程(この場合、乾燥行
程)に移行し運転スタートされたとしても、洗濯物が十
分に乾燥される程度で格別な不具合は生じない場合など
が考えられる。
【0061】(第3の実施の形態)次いで、図9は、本
発明の第3実施例を示す図8相当で、上記図1の第1実
施例におけるステップS10では再スタートするのにス
タートスイッチ22を押圧操作したのに対し、この第3
実施例では、蓋4の開閉動作を利用して該動作を確認す
ると(ステップS34)、再スタート(ステップS3
5)可能とした点で異なる。即ち、図9に開示する脱水
行程の終了後はもとより、他の任意の行程終了後にあっ
ても、その報知とともに一時停止を選択した目的とか意
図は、大半はドラム13内の洗濯物の出し入れやほぐし
などの調整のためで、それには必ず蓋4の開閉動作が行
なわれる。
【0062】そこで、この第3実施例は、蓋4の開閉動
作に着目してなされたもので、ステップS9にて一時停
止したもとで、蓋4を開放してドラム13内の洗濯物を
目的に沿って調整した後、蓋4を閉鎖する。この蓋4の
開放および閉鎖動作は、蓋スイッチ43が検知すること
で確認できる。従って、ステップS34にて蓋の開閉が
あったことが確認されると(「YES」)、自動的に再
スタートし(ステップS35)、継続して運転が再開さ
れ、この場合、乾燥運転が開始される。従って、本実施
例では、再スタートするためのキースイッチや操作を無
用にでき、(再)スタートキー22の押し忘れなどのお
それはなく使い勝手が向上する。
【0063】(第4の実施の形態)図10は、本発明の
第4実施例を示す図8相当図で、上記第1実施例に対
し、運転を一時停止させた設定のとき、所定時間内にド
ラム13前方の蓋4が開放されないと異常報知するよう
にした点で異なる。即ち、図10に示す一例では脱水行
程の終了後に報知がなされ(ステップS7)、次ステッ
プS8で一時停止する設定にある場合(「YES」)、
ステップS9にて一時停止する。しかるに、ここで上記
第1実施例ではステップ10においてスタートキー22
を操作しない限り停止状態のまま放置されることにな
る。特に、使用者が気付かない場合、このまま放置され
ることは好ましくない。
【0064】しかるに、本実施例では所定時間内に蓋4
が開放されないと異常報知し、使用者に注意や何らかの
対処を要することを喚起するようにしたものである。具
体的には、ステップS9にて一時停止状態に進むと、こ
の時点からタイマカウントが開始されてタイマスタート
(ステップS36)し、ステップS37の蓋4の開放が
ないまま経過して(「NO」)、その経過時間がステッ
プS38にて予め記憶設定された所定時間と対比され、
経過した「YES」と判定された場合には、ステップS
39にて異常報知せられる。
【0065】この場合の報知手段としては、音声ガイド
により「運転は停止しています」などのフレーズにて使
用者に報知する。そして、本実施例では、この音声ガイ
ドによる異常報知は、ステップS40で蓋4を開放する
ことにより(「YES」)、報知動作は解消されるよう
にしており、且つ次ステップS10にてスタートスイッ
チ22を押圧操作すれば再スタートできるようにしてい
る。
【0066】従って、任意の行程終了時に運転を一時停
止させるように選択設定された場合には、使用者が気付
かないまま停止状態に無駄に放置されることを回避で
き、一層使い勝手が向上する。しかも、一時停止する目
的として通常蓋4の開放動作を伴う洗濯物の調整にある
ことから、特別な操作を行なうことなく対処でき何ら煩
雑な操作を付加するものでもない点でも有効である。
【0067】尚、本発明は上記し且つ図面に示した実施
例にのみ限定されるものではなく、例えば上記した洗濯
槽として横軸形のドラムを備えたドラム式洗濯乾燥機に
代えて、内底部に撹拌体を備えた縦形の回転槽を有する
洗濯乾燥機にも適用できるとともに、具体的には行程終
了時の報知手段としては、全行程の終了を告げるブザー
を兼用して異なる鳴動パターンにするなどして容易に採
用できるし、また、上記では4つの行程終了時に報知す
るようにしたが、他に独自の行程を設定して実施するこ
とも可能であるなど、具体的には種々変更して実施可能
である。
【0068】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、洗濯運転
および乾燥運転を複数の行程を経て順次運転可能とした
洗濯乾燥機において、洗濯運転のうちの少なくとも脱水
行程の終了時に報知可能となし、更には、そのとき必要
に応じ運転を一時停止することも可能となした構成とし
たものである。
【0069】斯くして、洗濯運転中の脱水行程から乾燥
運転に移行するに際して、洗濯物の絡みを解いてほぐし
たり、洗濯物に帯電しないように静電気防止材を洗濯槽
内に投入したり、或は後の熱風乾燥を避けて洗濯のみで
終了したい洗濯物を取り出したり、その他、洗濯物量の
加減調整など、使用者の目的や意図に合わせてタイミン
グ良く実行でき、従来では複数回に分けて洗濯作業(含
む乾燥)を行なわねばならないことが多く面倒であった
が、1回の運転で異なる使い分けが可能で、斯かる場合
には水や時間および電力等の節約にもなるなど、経済的
で効率良く使い勝手の良い洗濯乾燥機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における制御内容を示すフ
ローチャート
【図2】洗い行程後における要部のフローチャート
【図3】すすぎ行程後における要部のフローチャート
【図4】アイロン乾燥行程後における要部のフローチャ
ート
【図5】電気的構成を示すブロック図
【図6】洗濯乾燥機の全体構成を示す縦断側面図
【図7】操作パネル部分の拡大図
【図8】本発明の第2実施例を示す脱水行程後の要部の
フローチャート
【図9】本発明の第3実施例を示す図8相当図
【図10】本発明の第4実施例を示す図8相当図
【符号の説明】
2は操作パネル、3は制御装置(制御手段)、4は蓋、
5は水槽、13はドラム(洗濯槽)、16はモータ、1
7は循環送風路、20は乾燥ヒータ、21はキースイッ
チ、22はスタートスイッチ、24は報知スイッチ、2
5は選択スイッチ、31〜39は表示部、42は回転セ
ンサ(布量検知手段)、および43は蓋スイッチを示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA01 AA03 AA06 AA16 BB02 BB20 CA02 CA16 CB07 CB52 JB06 JB18 JB27 KA02 KA29 LA03 LB04 LB31 LB34 MA01 MA06 MA08 MA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物を洗濯槽内に収容して、洗い,す
    すぎ,脱水および乾燥等の各行程を順次運転可能とした
    ものにおいて、 上記行程のうち、少なくとも脱水行程の終了時に報知す
    るようにしたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 【請求項2】 洗濯物を洗濯槽内に収容して、洗い,す
    すぎ,脱水および乾燥等の各行程を順次運転可能とした
    ものにおいて、 上記各行程のうち、任意の行程終了時の報知を、選択的
    に設定し実行できるようにしたことを特徴とする洗濯乾
    燥機。
  3. 【請求項3】 行程終了の報知とともに、必要に応じ運
    転を一時停止可能としたことを特徴とする請求項1また
    は2記載の洗濯乾燥機。
  4. 【請求項4】 乾燥運転中における行程終了に伴い運転
    を一時停止するときは、その停止期間中に洗濯槽を間欠
    的に回転させることを特徴とする請求項3記載の洗濯乾
    燥機。
  5. 【請求項5】 運転を一時停止したとき、所定時間経過
    すると自動的に継続運転を再開することを特徴とする請
    求項3記載の洗濯乾燥機。
  6. 【請求項6】 行程終了の報知とともに運転を一時停止
    したとき、その後に、洗濯槽を開閉する蓋の開閉動作を
    検知したことに基づき、自動的に継続運転を再開するこ
    とを特徴とする請求項3記載の洗濯乾燥機。
  7. 【請求項7】 行程終了の報知後、所定時間少なくとも
    蓋の開放動作が検知できないことに基づき、異常報知す
    ることを特徴とする請求項3記載の洗濯乾燥機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103469519A (zh) * 2013-09-23 2013-12-25 王波兰 洗衣机控制系统
JP2017119217A (ja) * 2017-04-10 2017-07-06 東芝ライフスタイル株式会社 衣類乾燥機
JP2020068988A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 青島海爾洗衣机有限公司QingDao Haier Washing Machine Co.,Ltd. 洗濯機

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