JP2003111998A - 乾燥機 - Google Patents

乾燥機

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JP2003111998A
JP2003111998A JP2001310918A JP2001310918A JP2003111998A JP 2003111998 A JP2003111998 A JP 2003111998A JP 2001310918 A JP2001310918 A JP 2001310918A JP 2001310918 A JP2001310918 A JP 2001310918A JP 2003111998 A JP2003111998 A JP 2003111998A
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clothes
mist
drying
tank
amount
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Application number
JP2001310918A
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English (en)
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Kazuo Nishida
一夫 西田
Yuko Omura
優子 大村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類を投入した槽にミストを供給するミスト
噴霧装置を有する乾燥機において、しわが付いた衣類に
ミストを噴霧し、温風を当てながら、衣類を撹拌するこ
とにより、衣類のしわを伸ばす。 【解決手段】 衣類を投入する内槽3内の衣類を撹拌翼
2により撹拌するとともに、内槽3内に循環ファン10
とヒータ11とで構成した温風供給手段により温風を供
給し、湿度センサー17により衣類の乾燥率を検知す
る。乾燥中に、内槽3内にミストを噴霧するミスト噴霧
装置15により、内槽3内の衣類にミストを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類を投入した槽
にミストを供給するミスト噴霧装置を有する乾燥機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗濯機能を有する乾燥機、すなわ
ち洗濯乾燥機は図6に示すように構成していた。以下、
その構成について説明する。
【0003】図6に示すように、外槽1は、底部に撹拌
翼2を回転自在に配設した内槽3を内包し、吊り棒4に
より筐体5に吊り下げている。モータ6は、減速機構兼
クラッチ7を介して、撹拌翼2または内槽3を駆動す
る。給水弁8は、外槽1内に水道水を給水するもので、
排水弁9は外槽1内の水を排水するものである。
【0004】循環ファン10は、ヒータ11により加熱
した温風を内槽3内に送風し、熱交換器12を通して循
環させるものであり、循環ファン10とヒータ11とに
より温風供給手段を構成している。冷却ファン13は、
筐体5内に外部の空気を吸い込み、熱交換器12に当て
て熱交換器12の内部を通る高湿の温風を冷却するもの
である。
【0005】制御手段14は、モータ6、給水弁8、排
水弁9、循環ファン10、ヒータ11、冷却ファン13
などの動作を制御して、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一
連の行程を逐次制御するものである。
【0006】上記構成において動作を説明すると、内槽
3に洗濯物である衣類と洗剤を投入し運転を開始する
と、給水弁8によって洗濯物の量に適した水量を給水し
た後、モータ6を駆動して撹拌翼2を回転させる。撹拌
翼2の回転により、洗濯物と洗剤液を撹拌し、衣類相互
の摩擦や衣類と内槽3の内壁および撹拌翼2との摩擦に
よって汚れを除去する。洗い行程が終了すると、排水弁
9を作動して洗剤液を排水し、モータ6を駆動させるこ
とにより、内槽3を回転させ中間脱水を行う。
【0007】そして、すすぎ行程では、給水弁8によっ
て給水し、モータ6を駆動して撹拌翼2を回転させて、
衣類に含まれる洗剤分を除去する。その後、排水弁9を
作動させ、すすぎ液を排水し、モータ6を駆動させるこ
とにより、内槽3を回転させて脱水を行う。
【0008】脱水行程が終了すると乾燥行程に入り、モ
ータ6を駆動して撹拌翼2または内槽3を回転させなが
ら、循環ファン10、ヒータ11、冷却ファン13を駆
動する。循環ファン10で循環する空気をヒータ11で
加熱して内槽3内に供給し、これにより、衣類は熱せら
れて含んでいた水が水蒸気となって循環空気の中に入り
込む。
【0009】この水蒸気を多く含んだ空気は、熱交換器
12の内部で冷却ファン13による冷風によって冷却さ
れて水蒸気は凝結して結露する。熱交換器12内部で結
露した水は自重で熱交換器12の下部に落ちていくの
で、適宜排水弁9を開いて機外に排水する。熱交換器1
2内部で冷やされた空気は循環ファン10によって再び
循環し、同様の挙動を繰り返す。こうして、脱水後の湿
った衣類は乾燥していく。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、洗い行程で汚れを除去したり、す
すぎ行程で洗剤分をすすぐために撹拌翼2を回転させる
ので、衣類同士が絡み合い、絡んだ状態で脱水を行うこ
とにより、衣類にしわが付いていた。そして、しわが付
いた状態で乾燥させると、しわが固定したまま乾燥され
る。このしわを伸ばすには、乾燥後に霧吹きしてアイロ
ン掛けを行うなどの手間をかける必要があった。
【0011】このしわの原因は、特にしわの付きやすい
綿、麻などのセルロース繊維においては、繊維が折れ曲
がった状態で、分子間で水素結合が起こるからである。
このしわがアイロンで伸びる原理は、霧吹きなどで布を
湿らせることにより、水素結合を一旦解離させた後、ア
イロンを掛けてアイロンの重みで布を平らにし、繊維を
整列させながら、アイロンの熱で水分を飛ばし、繊維が
整列した状態で再び水素結合させるということである。
【0012】本発明は上記課題を解決するもので、しわ
が付いた衣類にミストを噴霧し、温風を当てながら、衣
類を撹拌することにより、衣類のしわを伸ばすことを目
的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、衣類を投入する槽内の衣類を撹拌手段によ
り撹拌するとともに、槽内に温風供給手段により温風を
供給し、乾燥検知手段により衣類の乾燥率を検知するよ
う構成し、乾燥中に、槽内にミストを噴霧するミスト噴
霧手段により、槽内の衣類にミストを供給するようにし
たものである。
【0014】これにより、しわが付いた衣類にミストを
噴霧し、温風を当てながら、衣類を撹拌することによ
り、衣類のしわを伸ばすことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、衣類を投入する槽と、前記槽内の衣類を撹拌する撹
拌手段と、前記槽内に温風を供給する温風供給手段と、
衣類の乾燥率を検知する乾燥検知手段と、前記槽内にミ
ストを噴霧するミスト噴霧手段とを備え、乾燥中に前記
ミスト噴霧手段により前記槽内の衣類にミストを供給す
るようにしたものであり、衣類の乾燥率を検知して適当
な乾燥状態になったときに乾燥を止めることができる。
また、ミスト噴霧手段により槽内の衣類にミストを供給
することにより、しわが付いている衣類の繊維が折れ曲
がった状態で分子間で起こっている水素結合を一旦解離
させ、温風を当てながら、衣類を撹拌することにより、
撹拌時に発生する張力により、繊維を整列させながら、
温風で水分を飛ばし、繊維が整列した状態で再び水素結
合させることにより、衣類のしわを伸ばすことができ
る。
【0016】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、乾燥検知手段で検知した衣類の乾
燥率が所定値になればミストを槽内に噴霧するようにし
たものであり、しわを伸ばすのに最適な乾燥率のときに
ミストを噴霧することができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、上記請求項2に
記載の発明において、設定可能な複数の乾燥コースを有
し、設定した乾燥コースによって、乾燥率の所定値とミ
スト噴霧量を変更可能としたものであり、一般の衣類の
場合とワイシャツなどの場合では乾燥しやすさが異なる
ので別の乾燥コースに設定し、設定した乾燥コースに応
じて、乾燥率の所定値とミスト噴霧のタイミングを変え
ることで、繊維に応じた最適の状態でしわを伸ばすこと
ができる。
【0018】請求項4に記載の発明は、上記請求項2に
記載の発明において、槽内の衣類の量を判定する布量判
定手段を備え、判定した布量に応じて乾燥率の所定値と
ミスト噴霧量を変更可能としたものであり、布量に応じ
て乾燥に要する時間が異なるので、布量に応じて乾燥率
の所定値とミスト噴霧のタイミングを変えることで、布
量に応じた最適の状態でしわを伸ばすことができる。
【0019】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、乾燥検知手段は、湿度センサ
ーで構成したものであり、槽内の衣類の乾燥状態を精度
よく検知することができる。
【0020】請求項6に記載の発明は、上記請求項5に
記載の発明において、湿度の変化の動向に応じて乾燥率
の所定値とミスト噴霧量を変更可能としたものであり、
衣類の種類等によって湿度の変化が異なるので、湿度の
変化する動向により乾燥率の所定値とミスト噴霧量を変
えることで、衣類の種類が変わっても同様にしわを伸ば
すことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは、
同一符号を付して説明を省略する。
【0022】(実施例1)図1に示すように、ミスト噴
霧装置(ミスト噴霧手段)15は、内槽(槽)3内にミ
ストを供給するものである。ここで、ミストとは、霧状
の水のことで、ミストの意味には加熱された霧(蒸気)
も含むものとする。霧状の水は、給水弁の出口に細く搾
ったノズルを設けることで実現可能である。
【0023】制御装置16は、モータ6、循環ファン1
0、ヒータ11、ミスト噴霧装置15などの動作を制御
するもので、筐体5の上面に設けている。制御装置16
は、ミスト噴霧手段15により、内槽3内の衣類にミス
トを供給したり、循環ファン10とヒータ11とにより
温風を供給したり、モータ6を駆動することにより撹拌
翼2を駆動するような制御を行う。湿度センサー(乾燥
検知手段)17は、温風を循環させる温風循環経路に設
け、循環空気の湿度を検出することで、内槽3内の衣類
の乾燥率を検知するようにしている。
【0024】上記構成において動作を説明する。なお、
洗い行程から脱水行程までの動作は従来例と同じである
ので説明を省略する。
【0025】乾燥行程では、モータ6により撹拌手段を
構成する撹拌翼2または内槽3を回転させて衣類を撹拌
し、同時に温風供給手段を構成する循環ファン10とヒ
ータ11とを動作させて温風を循環させる。そして、冷
却ファン13を駆動して外部の空気を熱交換器12に当
てることで熱交換器12内の湿った温風を冷却し、温風
に含まれる水蒸気を凝結させる。凝結した水は自重で熱
交換器12の下部に落下するので、排水弁9を適宜開い
て凝結水を機外に排水する。これらの動作により衣類は
乾燥していく。
【0026】この乾燥行程で、湿度センサー17で検知
した湿度と衣類の乾燥率の動きを図2に示す。図2に示
すように、乾燥時間の経過とともに衣類は乾燥して乾燥
率は上がって行き、次第に乾燥率は飽和する。このと
き、湿度センサー17で検出する湿度は、図示のよう
に、一旦上昇した後、次第に下降していく。
【0027】さまざまな乾燥率に対応する湿度の値を予
め調べておいて制御装置16に記憶させておくことで、
湿度を検知することで乾燥途中の衣類の乾燥率を知るこ
とができる。そこで、衣類を目標とする乾燥率に仕上げ
ようとするときは、湿度センサー17の値に応じて乾燥
行程を終了させる。
【0028】ここで、衣類にしわがあるまま乾燥行程を
終了してしまうとしわが残ったまま乾燥してしまう。そ
こで、制御装置16は湿度センサー17で乾燥率を検知
しながら乾燥していき、所定の乾燥率になったと検知し
たとき、モータ6を駆動して撹拌翼2を回転させなが
ら、ミスト噴霧装置15を作動させて内槽3内の衣類に
ミストを供給する。撹拌翼2により衣類が撹拌され、衣
類が上下に入れ替わっているので、ミストが衣類全体に
まんべんなく噴霧される。
【0029】このとき、噴霧されたミストにより、衣類
が全体に湿り、繊維の分子間で起こっている水素結合が
一旦解離する。このミスト供給を行いながら、乾燥を行
うと、撹拌時に衣類に発生する張力により繊維は伸ばさ
れた状態になり、この状態で温風によって水分が蒸発し
ていく。繊維が伸ばされた状態、すなわち繊維が整列し
た状態で分子間に水素結合がおこり、衣類のしわが伸び
た状態で乾きあがる。
【0030】このように、しわがついている衣類に、衣
類を撹拌しながらミストを噴霧するので、ミストを衣類
全体に行きわたらせることができ、ミストを噴霧するこ
とにより、繊維が折れ曲がった状態で分子間で起こって
いる水素結合を一旦解離させ、温風を当てながら、衣類
を撹拌することにより、撹拌時に衣類に発生する張力に
より、繊維を伸ばしながら、温風で水分を飛ばし、繊維
が整列した状態で再び水素結合させることにより、衣類
のしわをむらなく伸ばすことができる。
【0031】衣類の乾燥のコースとしては、例えば、一
般の衣類の場合とワイシャツなどの場合では、乾燥しや
すさが異なるので別の乾燥コースに設定し、設定した乾
燥コースに応じて、乾燥率の所定値とミスト噴霧のタイ
ミングを変えることで、繊維に応じた最適の状態でしわ
を伸ばすことができる。
【0032】なお、本実施例では、ミスト供給行程にお
いて、撹拌翼2を回転させて衣類を撹拌し、衣類を入れ
替えるようにしているが、内槽3を回転させて、衣類を
入れ替えるようにしてもよい。
【0033】また、本実施例では、撹拌翼2を回転させ
ることにより、衣類に張力を発生させているが、内槽3
を回転させて、衣類に張力を発生させてもよい。
【0034】また、本実施例では、洗濯機能を有する乾
燥機、すなわち洗濯乾燥機について説明したが、洗濯機
能を有しない乾燥機でもよいことはいうまでもない。
【0035】また、上記の説明では、乾燥率を検知する
のに湿度センサーを用いた構成で説明したが、サーミス
タ式の乾燥センサーや電極式の乾燥センサーでも同様の
効果を得ることができる。
【0036】(実施例2)図1に示す制御装置16は、
図3に示すように構成しており、エンコーダ18は、モ
ータ6の1回転ごとの6個のパルスを出力し、その出力
をパルスカウンタ19に入力している。パルスカウンタ
19はエンコーダ18の出力パルス数をカウントし、こ
の出力を布量判定手段20に入力して、内槽3内に投入
した衣類の量(布量)を判定する。布量判定手段20の
信号に基づき、ミスト噴霧時間決定手段21は、ミスト
噴霧時間を決定し、温風供給時間決定手段22は、ミス
ト噴霧時間決定手段21の信号に基づき、温風供給時間
を決定する。
【0037】制御手段23は、マイクロコンピューター
を含んだ各種電子回路により構成しており、布量判定手
段20、ミスト噴霧時間決定手段21、温風供給時間決
定手段22などからの信号を取り込んで、パワースイッ
チング手段24を介して、モータ6、ミスト噴霧装置1
5や、循環ファン10とヒータ11からなる温風供給装
置25などの通電を制御し、一連の行程を逐次制御する
ものである。
【0038】制御手段23は、ミスト噴霧時間決定手段
21の信号に基づき、ミスト噴霧装置15を作動させ、
温風供給時間決定手段22の信号に基づき、温風供給装
置25を作動させるよう構成している。他の構成は上記
実施例1と同じである。
【0039】上記構成において動作を説明すると、内槽
3内に衣類を投入し、運転を開始すると、制御手段23
により、モータ6を右方向に0.3秒駆動し、1.5秒
休止した後、左方向に0.3秒駆動して1.5秒休止
し、休止期間の始めから0.4秒までのエンコーダ18
の出力パルス数をパルスカウンター19で計数し、布量
判定手段20により布量を判定し、洗い行程から脱水行
程を実行した後、乾燥行程に入る。
【0040】図4に示すように、布量判定手段20の信
号に基づき、ミスト噴霧時間決定手段21はミスト噴霧
時間を決定し、図5に示すように、温風供給時間決定手
段22はミスト噴霧時間決定手段21の信号に基づき、
温風供給時間を決定する。
【0041】制御手段23は、乾燥行程において湿度セ
ンサー17により湿度を検出することで、衣類の乾燥率
を知ることができる。そして、所定の乾燥率になった
ら、ミスト噴霧装置15が作動し、内槽3内の衣類にミ
スト噴霧時間決定手段21により決定されたミスト噴霧
時間の間、ミストを供給する。
【0042】このとき、噴霧されたミストにより、衣類
が全体に湿り、繊維の分子間で起こっている水素結合が
一旦解離するが、布量に応じた適切な量のミストを供給
しているので、衣類の湿りむらや湿り過ぎがない。
【0043】このミスト供給行程とともに、温風供給装
置25を作動することにより、温風供給時間決定手段2
2により決定された温風供給時間の間、内槽3内のミス
トにより湿った衣類に温風を供給しながら、モータ6を
駆動することにより、撹拌翼2が回転し衣類を撹拌す
る。このとき、撹拌時に衣類に発生する張力により、繊
維は伸ばされた状態になり、この状態で温風によって水
分が蒸発していく。
【0044】繊維が伸ばされた状態、すなわち繊維が整
列した状態で分子間に水素結合がおこり、衣類のしわが
伸びた状態で乾きあがるが、ミスト量に応じた適切な量
の温風を供給しているので、温風量の不足により湿った
まま仕上がったり、温風量の過剰による布傷みやエネル
ギーのロスすることがない。
【0045】このように、衣類の乾燥率や布量に応じて
適切なタイミングで適切な量のミストを供給することが
できるので、ミスト量が不足し、しわが伸びなかった
り、ミスト量が過剰で湿ったまま仕上がることを防止す
ることができる。また、ミスト量に応じて適切な量の温
風を供給することができるので、温風量の不足により湿
ったまま仕上がったり、温風量の過剰による布傷みやエ
ネルギーのロスを防止することができる。
【0046】なお、本実施例では、洗いから脱水行程を
経て乾燥行程を実行しているが、内槽3内にしわが付い
ている衣類を投入し、乾燥行程のみを運転することで、
しわを伸ばすことができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、衣類を投入する槽と、前記槽内の衣類を
撹拌する撹拌手段と、前記槽内に温風を供給する温風供
給手段と、衣類の乾燥率を検知する乾燥検知手段と、前
記槽内にミストを噴霧するミスト噴霧手段とを備え、乾
燥中に前記ミスト噴霧手段により前記槽内の衣類にミス
トを供給するようにしたから、衣類の乾燥率を検知して
適当な乾燥状態になったときに乾燥を止めることができ
る。また、ミスト噴霧手段により槽内の衣類にミストを
供給することにより、しわが付いている衣類の繊維が折
れ曲がった状態で分子間で起こっている水素結合を一旦
解離させ、温風を当てながら、衣類を撹拌することによ
り、撹拌時に発生する張力により、繊維を整列させなが
ら、温風で水分を飛ばし、繊維が整列した状態で再び水
素結合させることにより、衣類のしわを伸ばすことがで
きる。
【0048】また、請求項2に記載の発明によれば、乾
燥検知手段で検知した衣類の乾燥率が所定値になればミ
ストを槽内に噴霧するようにしたから、しわを伸ばすの
に最適な乾燥率のときにミストを噴霧することができ
る。
【0049】また、請求項3に記載の発明によれば、設
定可能な複数の乾燥コースを有し、設定した乾燥コース
によって、乾燥率の所定値とミスト噴霧量を変更可能と
したから、一般の衣類の場合とワイシャツなどの場合で
は乾燥しやすさが異なるので別の乾燥コースに設定し、
設定した乾燥コースに応じて、乾燥率の所定値とミスト
噴霧のタイミングを最適にすることで、繊維に応じた最
適の状態でしわを伸ばすことができる。
【0050】また、請求項4に記載の発明によれば、槽
内の衣類の量を判定する布量判定手段を備え、判定した
布量に応じて乾燥率の所定値とミスト噴霧量を変更可能
としたから、布量に応じて乾燥に要する時間が異なるの
で、布量に応じて乾燥率の所定値とミスト噴霧のタイミ
ングを最適にすることで、布量に応じた最適の状態でし
わを伸ばすことができる。
【0051】また、請求項5に記載の発明によれば、乾
燥検知手段は、湿度センサーで構成したから、簡単な構
成で槽内の衣類の乾燥状態を精度よく検知することがで
きる。
【0052】また、請求項6に記載の発明によれば、湿
度の変化の動向に応じて乾燥率の所定値とミスト噴霧量
を変更可能としたから、衣類の種類等によって湿度の変
化が異なるので、湿度の変化する動向により乾燥率の所
定値とミスト噴霧量を変えることで、衣類の種類が変わ
っても同様にしわを伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機能を有する乾燥
機の縦断面図
【図2】同乾燥機の乾燥時の湿度と乾燥率の関係を示す
特性図
【図3】本発明の第2の実施例の洗濯機能を有する乾燥
機のブロック回路図
【図4】同乾燥機の布量とミスト噴霧時間の関係を示す
【図5】同乾燥機のミスト噴霧時間と温風供給時間の関
係を示す図
【図6】従来の洗濯機能を有する乾燥機の縦断面図
【符号の説明】
2 撹拌翼(撹拌手段) 3 内槽(槽) 10 循環ファン(温風供給手段) 11 ヒータ(温風供給手段) 15 ミスト噴霧装置(ミスト噴霧手段) 17 湿度センサー(乾燥検知手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA16 CA06 CA16 CB07 CB49 CB52 CB60 KA29 LA00 MA01 MA05 MA08 4L019 EA06 EB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類を投入する槽と、前記槽内の衣類を
    撹拌する撹拌手段と、前記槽内に温風を供給する温風供
    給手段と、衣類の乾燥率を検知する乾燥検知手段と、前
    記槽内にミストを噴霧するミスト噴霧手段とを備え、乾
    燥中に前記ミスト噴霧手段により前記槽内の衣類にミス
    トを供給するようにした乾燥機。
  2. 【請求項2】 乾燥検知手段で検知した衣類の乾燥率が
    所定値になればミストを槽内に噴霧するようにした請求
    項1記載の乾燥機。
  3. 【請求項3】 設定可能な複数の乾燥コースを有し、設
    定した乾燥コースによって、乾燥率の所定値とミスト噴
    霧量を変更可能とした請求項2記載の乾燥機。
  4. 【請求項4】 槽内の衣類の量を判定する布量判定手段
    を備え、判定した布量に応じて乾燥率の所定値とミスト
    噴霧量を変更可能とした請求項2記載の乾燥機。
  5. 【請求項5】 乾燥検知手段は、湿度センサーで構成し
    た請求項1〜4のいずれかに1項に記載の乾燥機。
  6. 【請求項6】 湿度の変化の動向に応じて乾燥率の所定
    値とミスト噴霧量を変更可能とした請求項5記載の乾燥
    機。
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