JPH10295978A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

Info

Publication number
JPH10295978A
JPH10295978A JP9105600A JP10560097A JPH10295978A JP H10295978 A JPH10295978 A JP H10295978A JP 9105600 A JP9105600 A JP 9105600A JP 10560097 A JP10560097 A JP 10560097A JP H10295978 A JPH10295978 A JP H10295978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laundry
rotating drum
drum
motor
rotary drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9105600A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Ota
文夫 太田
Akira Otomo
明 大友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9105600A priority Critical patent/JPH10295978A/ja
Publication of JPH10295978A publication Critical patent/JPH10295978A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 略水平方向に回転自在に配設した回転ドラム
内で洗濯、すすぎ、脱水などの各行程を逐次制御するド
ラム式洗濯機において、脱水終了後の洗濯物を回転ドラ
ムから取り出し易くするとともに、脱水行程終了後の洗
濯物のしわを少なくして直接干したり、乾燥できるよう
にして脱水終了後の洗濯物の取扱いを簡単にし、使い勝
手を向上する。 【解決手段】 洗濯物を収納し略水平方向に回転する回
転ドラムを第1のモータ18および第2のモータ19に
より駆動し、制御手段24により第1のモータ18およ
び第2のモータ19の動作を制御し洗濯、すすぎ、脱水
などの各行程を逐次制御するとともに、最終脱水行程
後、回転ドラムを所定時間回転させる布ほぐし行程を行
うようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、略水平方向に回転
自在に配設した回転ドラム内で洗濯、すすぎ、脱水など
の各行程を逐次制御するドラム式洗濯機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドラム式洗濯機は図7に
示すように構成していた。以下、その構成について説明
する。
【0003】図に示すように、回転ドラム1は、外周部
に多数の通水孔2を全面に設け、水受け槽3内に回転自
在に配設している。回転ドラム1の回転中心に略水平方
向に設けた回転軸4の一端を固定し、回転軸4の他端に
ドラムプーリー5を固定している。モータ6は、ベルト
7によりドラムプーリー5と連結し、回転ドラム1を回
転駆動する。回転ドラム1の開口部に蓋8を開閉自在に
設けている。
【0004】水受け槽3は、洗濯機本体9よりばね体1
0で揺動可能に吊り下げ、防振ダンパー11により脱水
起動時の振動が低減され、かつ定常脱水時の振動が洗濯
機本体9に伝達されないように防振支持するとともに、
脱水時の振動を低減するバランサー12を設けている。
ヒータ13は、水受け槽3内の洗濯水を加熱するもので
ある。水受け槽3の下部に排水用のホース14の一端を
接続し、ホース14の他端を排水ポンプ15に接続して
水受け槽3内の洗濯水を排水するようにしている。給水
弁16は水受け槽3内に水を給水するものである。制御
装置17は、モータ6、ヒータ13、排水ポンプ15、
給水弁16などの動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水な
どの一連の行程を逐次制御する。
【0005】上記構成において動作を説明すると、蓋8
を開いて回転ドラム1内に洗濯物を投入し、電源スイッ
チ(図示せず)をオンした後、制御装置17に設けたス
タートスイッチ(図示せず)を操作して運転を開始する
と、給水弁16が動作して給水し、水位検知手段(図示
せず)により所定の水位を検知すると給水を停止し、モ
ータ6を駆動する。洗濯行程では、洗濯物に水が含まれ
るため補給水しながら、回転ドラム1はモータ6によっ
て低速で回転駆動され、回転ドラム1内の洗濯物は持ち
上げられて水面上に落下される。
【0006】このとき、ヒータ13に通電して水受け槽
3内の洗濯水をほぼ一定の温度に制御しながら加熱す
る。洗濯行程が終了すると、排水ポンプ15が動作して
水受け槽3内の洗濯水を排水する。すすぎ行程において
も洗濯行程と同様の動作を行う。
【0007】脱水行程では、回転ドラム1は高速で回転
駆動され、洗濯物は回転ドラム1の外周部に張り付いて
遠心脱水される。このとき、回転ドラム1内の洗濯物の
片寄り、すなわちアンバランスが生じると、回転ドラム
1、水受け槽3などの揺動体は振動するが、脱水起動時
は防振ダンパー11により揺動体の振動を減衰し、定常
脱水時は防振ダンパー11の防振機構により洗濯機本体
9に伝達されることはない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、脱水行程を終了した後の回転ドラム1内の洗濯物
は、回転ドラム1の外周部のほぼ全周にわたって張り付
いており、特に洗濯物の量が少ない場合は、回転ドラム
1が停止しても回転ドラム1の上部に張り付いた洗濯物
が落下しないため、回転ドラム1から取り出し残しが発
生するという問題を有していた。
【0009】また、脱水行程を終了したとき、回転ドラ
ム1内の洗濯物は、回転ドラム1の高速回転による遠心
力により脱水されているため、多くのしわが発生した状
態であり、洗濯物を回転ドラム1から取り出して、しわ
を伸ばした後、干したり、乾燥する必要があり、脱水終
了後の洗濯物の取扱いが面倒であった。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、脱水
終了後の洗濯物を回転ドラムから取り出し易くするとと
もに、脱水行程終了後の洗濯物のしわを少なくして直接
干したり、乾燥できるようにして脱水終了後の洗濯物の
取扱いを簡単にし、使い勝手を向上することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、洗濯物を収納し略水平方向に回転する回転
ドラムをモータにより駆動し、制御手段によりモータの
動作を制御し洗濯、すすぎ、脱水などの各行程を逐次制
御するとともに、最終脱水行程後、回転ドラムを所定時
間回転させる布ほぐし行程を行うようにしたものであ
る。
【0012】これにより、脱水終了後の洗濯物を回転ド
ラムから取り出し易くできるとともに、脱水行程終了後
の洗濯物のしわを少なくして直接干したり、乾燥できる
ようにして脱水終了後の洗濯物の取扱いを簡単にするこ
とができ、使い勝手を向上することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、洗濯物を収納し略水平方向に回転する回転ドラム
と、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記モータの
動作を制御し洗濯、すすぎ、脱水などの各行程を逐次制
御する制御手段とを備え、前記制御手段は、最終脱水行
程後、前記回転ドラムを所定時間回転させる布ほぐし行
程を行うようにしたものであり、布ほぐし行程によっ
て、脱水行程終了後に回転ドラムに張り付いた洗濯物を
落とすことができ、回転ドラムから取り出し易くするこ
とができるとともに、洗濯物のしわを少なくすることが
できて、直接干したり、乾燥することができ、脱水終了
後の洗濯物の取扱いを簡単にでき、使い勝手を向上する
ことができる。
【0014】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、回転ドラムに送風する送風手段を
備え、制御手段は、布ほぐし行程で前記送風手段を駆動
するようにしたものであり、布ほぐし行程で送風手段に
よる送風により、脱水行程終了後に回転ドラムに張り付
いた洗濯物を落とし易くすることができ、洗濯物を容易
に回転ドラムから取り出すことができるとともに、洗濯
物のしわを少なくすることができて、直接干したり、乾
燥することができ、脱水終了後の洗濯物の取扱いを簡単
にでき、使い勝手を向上することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、回転ドラムに送風する送風手段
と、前記送風手段により送風される空気を加熱する加熱
手段とを備え、制御手段は、布ほぐし行程で前記送風手
段および加熱手段を駆動するようにしたものであり、布
ほぐし行程で送風手段と加熱手段により回転ドラム内に
熱風を供給することができ、脱水行程終了後に回転ドラ
ムに張り付いた洗濯物をさらに落とし易くすることがで
きて、洗濯物を容易に回転ドラムから取り出すことがで
き、熱風により洗濯物のしわをなくすることができて、
直接干したり、乾燥することができ、脱水終了後の洗濯
物の取扱いを簡単にでき、使い勝手を向上することがで
きる。
【0016】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、回転ドラム内の洗濯物の量を
検知する布量検知手段を備え、制御手段は、検知した布
量に応じて布ほぐし行程の時間を変えるようにしたもの
であり、回転ドラム内の洗濯物の量が少ない場合は、回
転ドラムに張り付いた洗濯物を落としやすくすることが
できるとともに、洗濯物のしわを短時間でなくすること
ができるため、布ほぐし行程の時間を短くすることで、
短時間で布ほぐし行程を終了することができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、使用者が必要なコースまたは
行程の設定、動作のスタートなどを入力する入力設定手
段を備え、前記入力設定手段により布ほぐし行程の実施
の要否を選択可能としたものであり、必要に応じて、入
力設定手段の操作により布ほぐし行程を行うことができ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0019】(実施例1)図2および図3に示すよう
に、第1のモータ(モータ)18は、回転ドラム1を回
転数N1(たとえば、53rpm)で回転させて、洗濯
またはすすぎをするものであり、第2のモータ(モー
タ)19は、回転ドラム1を回転数N2(たとえば、1
000rpm)で回転させて脱水する。これら第1のモ
ータ18および第2のモータ19は、インダクションモ
ータで構成し、それぞれベルト20、21を介して従動
プーリー22に連結している。
【0020】従動プーリー22は、2種の減速比を有し
ており、第1のモータ18をベルト20を介して減速比
が大きい従動プーリー22aと連結し、第2のモータ1
9をベルト21を介して減速比が小さい従動プーリー2
2bと連結し、回転ドラム1の回転中心に一端を固定し
た回転軸4の他端に固定している。
【0021】制御装置23は、ヒータ13、排水ポンプ
15、給水弁16、第1のモータ18、第2のモータ1
9などの動作を制御するもので、図1に示すように構成
している。制御手段24は、マイクロコンピュータで構
成し、双方向性サイリスタなどで構成したパワースイッ
チング手段25を介して、ヒータ13、排水ポンプ1
5、給水弁16、第1のモータ18、第2のモータ19
などを制御し、洗濯、すすぎ、脱水の一連の洗濯行程を
逐次制御する。
【0022】入力設定手段26は、使用者が必要なコー
スまたは行程の設定、動作のスタートなどを入力するも
ので、制御手段24に入力している。表示手段27は、
入力設定手段26による設定内容、動作状態などを表示
する。水位検知手段28は、水受け槽3内の水位を検知
し、水温検知手段29は、水受け槽3内の水温を検知し
て、それぞれ制御手段24に入力している。回転数検知
手段30は、第1のモータ18の回転数を検知すること
で回転ドラム1の回転数を検知し、制御手段24に入力
している。記憶手段31は、一連の制御に必要なデータ
などを記憶している。なお、32は電源スイッチ、33
は商用電源である。
【0023】入力設定手段26は、図4に示すように、
洗濯行程、すすぎ行程、脱水行程、布ほぐし行程を設定
する行程設定スイッチ26aと、洗濯時間、すすぎ回
数、脱水時間を有する「標準コース」、「スピーディ
ー」コース、「毛布」コース、「ウール」コースなどを
設定するコース設定スイッチ26bと、動作のスタート
・一時停止を入力するスタート・一時停止スイッチ26
cと、洗い時間、すすぎ回数、脱水時間、布ほぐし時間
をそれぞれ個別に設定する洗濯時間設定スイッチ26
d、すすぎ回数設定スイッチ26e、脱水時間設定スイ
ッチ26f、布ほぐし時間設定スイッチ26gとで構成
している。
【0024】行程設定スイッチ26aは、操作するごと
に、洗濯行程から布ほぐし行程まで連続して設定、洗濯
行程から脱水行程まで設定、洗濯行程のみを設定、脱水
行程と布ほぐし行程とを設定などの設定ができるように
している。
【0025】表示手段27は、行程設定スイッチ26a
により設定された行程と動作状態を表示する行程表示部
27aと、コース設定スイッチ26bにより設定された
コースを表示するコース表示部27bと、洗濯時間設定
スイッチ26d、すすぎ回数設定スイッチ26e、脱水
時間設定スイッチ26f、布ほぐし時間設定スイッチ2
6gにより個別に設定された洗濯時間、すすぎ回数、脱
水時間、布ほぐし時間を表示する洗濯時間表示部27
c、すすぎ回数表示部27d、脱水時間表示部27e、
布ほぐし時間表示部27fと、運転終了までの残時間を
表示する残時間表示部27gとで構成している。
【0026】制御手段24は、運転開始時に第1のモー
タ18により回転ドラム1を回転数N1で駆動して回転
ドラム内の洗濯物をほぐした後、回転ドラム1を第2の
モータ19によって回転数N3(たとえば、600rp
m)に立ち上げ、第2のモータ19の通電を遮断し、回
転ドラム1の惰性回転時の回転数の変化、たとえば、回
転数が500rpmから6秒経過後の回転数により回転
ドラム1内に投入された洗濯物の量(布量)を検知する
ようにしている。
【0027】また、制御手段24は、行程設定スイッチ
26aにより、脱水行程につづいて布ほぐし行程が設定
されたとき、最終脱水行程後、回転ドラム1を回転数N
1(53rpm)で、所定のオン、オフ時間(たとえ
ば、10秒オン、10秒オフ)で反転させながら所定時
間駆動して回転ドラム1内の洗濯物をほぐすようにして
いる。このとき、所定時間は、回転ドラム1内の洗濯物
の量により(表1)に示すように設定している。
【0028】
【表1】
【0029】また、布ほぐし時間設定スイッチ26gに
より個別に布ほぐし行程を設定したときは、回転ドラム
1を回転数N1(53rpm)で、所定のオン、オフ時
間(10秒オン、10秒オフ)で反転させながら、設定
された時間駆動して回転ドラム1内の洗濯物をほぐすよ
うにしている。
【0030】上記構成において動作を説明すると、蓋8
を開いて回転ドラム1内に洗濯物を投入し、電源スイッ
チ32をオンした後、行程設定スイッチ26aにより洗
濯行程から布ほぐし行程まで連続して設定し、コース設
定スイッチ26bにより所定のコースを設定し、スター
ト・一時停止スイッチ26cをオンして動作を開始する
と、まず、第1のモータ18により回転ドラム1を回転
数N1で駆動して回転ドラム内の洗濯物をほぐした後、
回転ドラム1を第2のモータ19によって回転数N3
(600rpm)に立ち上げ、第2のモータ19の通電
を遮断し、回転ドラム1の惰性回転時の回転数が500
rpmから6秒経過後の回転数により、回転ドラム1内
に投入された洗濯物の量(布量)を検知する。
【0031】その後、給水弁16が動作して給水し、水
位検知手段28により所定の水位を検知すると給水を停
止し、第1のモータ18により回転ドラム1を回転数N
1(53rpm)で駆動する。洗濯行程では、洗濯物に
水が含まれるため補給水しながら、回転ドラム1は駆動
され、回転ドラム1内の洗濯物は持ち上げられて水面上
に落下される。
【0032】このとき、ヒータ13に通電して水受け槽
3内の洗濯水をほぼ一定の温度に制御しながら加熱す
る。洗濯行程が終了すると、排水ポンプ15が動作して
水受け槽3内の洗濯水を排水する。すすぎ行程において
も洗濯行程と同様の動作を行う。脱水行程では、回転ド
ラム1は高速で回転駆動され、洗濯物は回転ドラム1の
外周部に張り付いて遠心脱水される。
【0033】最終脱水行程後、回転ドラム1を回転数N
1(53rpm)で、所定のオン、オフ時間(たとえ
ば、10秒オン、10秒オフ)で反転させながら、(表
1)に示す所定時間駆動する。この駆動により、回転ド
ラム1が回転と停止とを繰り返すことで、停止期間に回
転ドラム1の外周部に張り付いている洗濯物は、回転ド
ラム1の外周部から剥離されて落下し、ほぐすことがで
きる。
【0034】また、布ほぐし時間設定スイッチ26gに
より個別に布ほぐし行程を設定した場合も、同様にし
て、回転ドラム1を回転数N1(53rpm)で、所定
のオン、オフ時間(10秒オン、10秒オフ)で反転さ
せながら、設定された時間駆動することで、回転ドラム
1内の洗濯物をほぐすことができる。
【0035】このため、布ほぐし行程によって、脱水行
程終了後に回転ドラム1に張り付いた洗濯物を落とすこ
とができ、回転ドラム1から取り出し易くすることがで
きるとともに、洗濯物のしわを少なくすることができ
て、直接干したり、乾燥することができ、脱水終了後の
洗濯物の取扱いを簡単にでき、使い勝手を向上すること
ができる。
【0036】また、回転ドラム1内の洗濯物の量が少な
い場合は、回転ドラム1に張り付いた洗濯物を落としや
すくでき、洗濯物のしわを短時間で少なくすることがで
きるため、(表1)に示すように、布ほぐし行程の時間
を短くすることで、短時間で布ほぐし行程を終了するこ
とができる。
【0037】また、行程設定スイッチ26aにより、脱
水行程で終了する(布ほぐし行程を行わない)ように設
定すると、最終脱水終了後、動作を終了することができ
る。
【0038】(実施例2)図5に示すように、送風ファ
ン(送風手段)34は、ファンケース35内に回転自在
に設けてファンモータ36により駆動され、送風ダクト
37を通して回転ドラム1内に送風する。温風ヒータ
(加熱手段)38は、送風ファン34により送風される
空気を加熱する。熱交換器39は、一端を回転ドラム1
に連通し、他ファンケース35に連結し、ファンケース
35、送風ダクト37とともに循環経路を形成してい
る。
【0039】熱交換器39は、回転ドラム1内の洗濯物
の洗濯終了後、温風ヒータ38により加熱された熱風を
循環経路を循環させて乾燥させるとき、湿気を含んだ熱
風を熱交換して除湿するもので、給水弁16より約毎分
0.4リッターの流量で給水した水により直接熱交換す
るように構成している。この熱交換に供した水と熱交換
により除湿した水は水受け槽3内に流れ、排水ポンプ1
5により排水される。
【0040】この熱交換器39の入口近傍にサーミスタ
で構成した第1の温度検知手段40を取着し、給水弁1
6より給水され、回転ドラム1からの熱風によって吹き
上げられた水の温度を検知し、熱交換器24の出口近傍
にサーミスタで構成した第2の温度検知手段37を取着
し、回転ドラム1より熱交換器39、送風ダクト37を
通して循環する循環空気の温度を検知し、これらの温度
の差温により回転ドラム1内の洗濯物の乾燥度合いを検
知するようにしている。
【0041】ファンモータ36、温風ヒータ38などを
制御する制御装置42は、図6に示すように構成してお
り、制御手段43は、マイクロコンピュータで構成し、
双方向性サイリスタなどで構成したパワースイッチング
手段44を介して、ヒータ13、排水ポンプ15、給水
弁16、第1のモータ18、第2のモータ19などを制
御し、洗濯、すすぎ、脱水の一連の洗濯行程を逐次制御
する。
【0042】また、入力設定手段26の行程設定スイッ
チ26aにより、脱水行程につづいて布ほぐし行程が設
定されたとき、最終脱水行程後、回転ドラム1を所定時
間回転させる布ほぐし行程を行うようにし、この布ほぐ
し行程で、ファンモータ36を駆動するようにしてい
る。
【0043】布ほぐし行程では、回転ドラム1を回転数
N1(53rpm)で、所定のオン、オフ時間(たとえ
ば、10秒オン、10秒オフ)で反転させながら所定時
間駆動して回転ドラム1内の洗濯物をほぐすようにして
いる。このとき、所定時間は、回転ドラム1内の洗濯物
の量により(表2)に示すように設定している。他の構
成は上記実施例1と同じである。
【0044】
【表2】
【0045】上記構成において動作を説明すると、蓋8
を開いて回転ドラム1内に洗濯物を投入し、電源スイッ
チ32をオンした後、行程設定スイッチ26aにより洗
濯行程から布ほぐし行程まで連続して設定し、コース設
定スイッチ26bにより所定のコースを設定し、スター
ト・一時停止スイッチ26cをオンして動作を開始する
と、まず、上記実施例1と同様に、回転ドラム1内に投
入された洗濯物の量(布量)を検知する。
【0046】その後、給水弁16が動作して給水し、水
位検知手段28により所定の水位を検知すると給水を停
止し、第1のモータ18により回転ドラム1を回転数N
1(53rpm)で駆動する。洗濯行程では、洗濯物に
水が含まれるため補給水しながら、回転ドラム1は駆動
され、回転ドラム1内の洗濯物は持ち上げられて水面上
に落下される。
【0047】このとき、ヒータ13に通電して水受け槽
3内の洗濯水をほぼ一定の温度に制御しながら加熱す
る。洗濯行程が終了すると、排水ポンプ15が動作して
水受け槽3内の洗濯水を排水する。すすぎ行程において
も洗濯行程と同様の動作を行う。脱水行程では、回転ド
ラム1は高速で回転駆動され、洗濯物は回転ドラム1の
外周部に張り付いて遠心脱水される。
【0048】最終脱水行程後、ファンモータ36により
送風ファン34を駆動し、回転ドラム1を回転数N1
(53rpm)で、所定のオン、オフ時間(たとえば、
10秒オン、10秒オフ)で反転させながら、(表2)
に示す所定時間駆動する。この駆動により、回転ドラム
1が回転と停止とを繰り返すことで、停止期間に回転ド
ラム1の外周部に張り付いている洗濯物は、送風ファン
34より供給される風と相俟って回転ドラム1の外周部
から剥離されて落下し、ほぐすことができる。
【0049】このため、布ほぐし行程で送風ファン34
による送風により、脱水行程終了後に回転ドラム1に張
り付いた洗濯物を落とし易くすることができ、洗濯物を
容易に回転ドラム1から取り出すことができるととも
に、洗濯物のしわを少なくすることができて、直接干し
たり、乾燥することができ、脱水終了後の洗濯物の取扱
いを簡単にでき、使い勝手を向上することができる。
【0050】また、回転ドラム1内の洗濯物の量が少な
い場合は、回転ドラム1に張り付いた洗濯物を落としや
すくでき、洗濯物のしわを短時間で少なくすることがで
きるため、(表2)に示すように、布ほぐし行程の時間
を短くすることで、短時間で布ほぐし行程を終了するこ
とができる。
【0051】(実施例3)図6における制御手段43
は、ヒータ13、排水ポンプ15、給水弁16、第1の
モータ18、第2のモータ19などを制御し、洗濯、す
すぎ、脱水の一連の洗濯行程を逐次制御するとともに、
入力設定手段26の行程設定スイッチ26aにより、脱
水行程につづいて布ほぐし行程が設定されたとき、最終
脱水行程後、回転ドラム1を所定時間回転させる布ほぐ
し行程を行うようにし、この布ほぐし行程で、ファンモ
ータ36と温風ヒータ38とを駆動するようにしてい
る。このとき、所定時間は、回転ドラム1内の洗濯物の
量により(表3)に示すように設定している。他の構成
は上記実施例2と同じである。
【0052】
【表3】
【0053】上記構成において動作を説明すると、最終
脱水行程後、ファンモータ36により送風ファン34を
駆動するとともに温風ヒータ38を駆動し、回転ドラム
1を回転数N1(53rpm)で、所定のオン、オフ時
間(たとえば、10秒オン、10秒オフ)で反転させな
がら、(表3)に示す所定時間駆動する。この駆動によ
り、回転ドラム1が回転と停止とを繰り返すことで、停
止期間に回転ドラム1の外周部に張り付いている洗濯物
は、温風ヒータ38により加熱されて送風ファン34よ
り供給される熱風と相俟って回転ドラム1の外周部から
剥離されて落下し、ほぐすことができる。
【0054】このため、布ほぐし行程で送風ファン34
と温風ヒータ38により回転ドラム1内に熱風を供給す
ることができ、脱水行程終了後に回転ドラム1に張り付
いた洗濯物をさらに落とし易くすることができて、洗濯
物を容易に回転ドラム1から取り出すことができるとと
もに、熱風により洗濯物のしわをなくすることができ
て、直接干したり、乾燥することができ、脱水終了後の
洗濯物の取扱いを簡単にでき、使い勝手を向上すること
ができる。
【0055】また、回転ドラム1内の洗濯物の量が少な
い場合は、回転ドラム1に張り付いた洗濯物を落としや
すくでき、洗濯物のしわを短時間でなくすることができ
るため、(表3)に示すように、布ほぐし行程の時間を
短くすることで、短時間で布ほぐし行程を終了すること
ができる。
【0056】なお、本実施例では、布ほぐし行程で送風
ファン34と温風ヒータ38とを駆動するようにしてい
るが、送風ファン34の風量を変えたり、温風ヒータ3
8の容量を変えることにより、回転ドラム1内に送風す
る熱風の温度を高くすると、回転ドラム1に張り付いた
洗濯物を落としやすくできるとともに、洗濯物のしわを
短時間でなくすることができるため、布ほぐし行程の時
間を短くすることができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、洗濯物を収納し略水平方向に回転する回
転ドラムと、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記
モータの動作を制御し洗濯、すすぎ、脱水などの各行程
を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、最
終脱水行程後、前記回転ドラムを所定時間回転させる布
ほぐし行程を行うようにしたから、布ほぐし行程によっ
て、脱水行程終了後に回転ドラムに張り付いた洗濯物を
落とすことができ、回転ドラムから取り出し易くするこ
とができるとともに、洗濯物のしわを少なくすることが
できて、直接干したり、乾燥することができ、脱水終了
後の洗濯物の取扱いを簡単にでき、使い勝手を向上する
ことができる。
【0058】また、請求項2に記載の発明によれば、回
転ドラムに送風する送風手段を備え、制御手段は、布ほ
ぐし行程で前記送風手段を駆動するようにしたから、布
ほぐし行程で送風手段による送風により、脱水行程終了
後に回転ドラムに張り付いた洗濯物を落とし易くするこ
とができ、洗濯物を容易に回転ドラムから取り出すこと
ができるとともに、洗濯物のしわを少なくすることがで
きて、直接干したり、乾燥することができ、脱水終了後
の洗濯物の取扱いを簡単にでき、使い勝手を向上するこ
とができる。
【0059】また、請求項3に記載の発明によれば、回
転ドラムに送風する送風手段と、前記送風手段により送
風される空気を加熱する加熱手段とを備え、制御手段
は、布ほぐし行程で前記送風手段および加熱手段を駆動
するようにしたから、布ほぐし行程で送風手段と加熱手
段により回転ドラム内に熱風を供給することができ、脱
水行程終了後に回転ドラムに張り付いた洗濯物をさらに
落とし易くすることができて、洗濯物を容易に回転ドラ
ムから取り出すことができ、熱風により洗濯物のしわを
なくすることができて、直接干したり、乾燥することが
でき、脱水終了後の洗濯物の取扱いを簡単にでき、使い
勝手を向上することができる。
【0060】また、請求項4に記載の発明によれば、回
転ドラム内の洗濯物の量を検知する布量検知手段を備
え、制御手段は、検知した布量に応じて布ほぐし行程の
時間を変えるようにしたから、回転ドラム内の洗濯物の
量が少ない場合は、回転ドラムに張り付いた洗濯物を落
としやすくすることができるとともに、洗濯物のしわを
短時間でなくすることができるため、布ほぐし行程の時
間を短くすることで、短時間で布ほぐし行程を終了する
ことができる。
【0061】また、請求項5に記載の発明によれば、使
用者が必要なコースまたは行程の設定、動作のスタート
などを入力する入力設定手段を備え、前記入力設定手段
により布ほぐし行程の実施の要否を選択可能としたか
ら、必要に応じて、入力設定手段の操作により布ほぐし
行程を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のドラム式洗濯機のブロ
ック回路図
【図2】同ドラム式洗濯機の断面図
【図3】同ドラム式洗濯機の一部切欠した背面図
【図4】同ドラム式洗濯機の操作表示部の拡大正面図
【図5】本発明の第2の実施例のドラム式洗濯機の一部
切欠した斜視図
【図6】同ドラム式洗濯機のブロック回路図
【図7】従来のドラム式洗濯機の断面図
【符号の説明】
1 回転ドラム 18 第1のモータ(モータ) 19 第2のモータ(モータ) 24 制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物を収納し略水平方向に回転する回
    転ドラムと、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記
    モータの動作を制御し洗濯、すすぎ、脱水などの各行程
    を逐次制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、最
    終脱水行程後、前記回転ドラムを所定時間回転させる布
    ほぐし行程を行うようにしたドラム式洗濯機。
  2. 【請求項2】 回転ドラムに送風する送風手段を備え、
    制御手段は、布ほぐし行程で前記送風手段を駆動するよ
    うにした請求項1記載のドラム式洗濯機。
  3. 【請求項3】 回転ドラムに送風する送風手段と、前記
    送風手段により送風される空気を加熱する加熱手段とを
    備え、制御手段は、布ほぐし行程で前記送風手段および
    加熱手段を駆動するようにした請求項1記載のドラム式
    洗濯機。
  4. 【請求項4】 回転ドラム内の洗濯物の量を検知する布
    量検知手段を備え、制御手段は、検知した布量に応じて
    布ほぐし行程の時間を変えるようにした請求項1〜3の
    いずれか1項に記載のドラム式洗濯機。
  5. 【請求項5】 使用者が必要なコースまたは行程の設
    定、動作のスタートなどを入力する入力設定手段を備
    え、前記入力設定手段により布ほぐし行程の実施の要否
    を選択可能とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    ドラム式洗濯機。
JP9105600A 1997-04-23 1997-04-23 ドラム式洗濯機 Pending JPH10295978A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9105600A JPH10295978A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 ドラム式洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9105600A JPH10295978A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 ドラム式洗濯機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10295978A true JPH10295978A (ja) 1998-11-10

Family

ID=14412000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9105600A Pending JPH10295978A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 ドラム式洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10295978A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007236759A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Tosei Denki Kk 回転式洗濯脱液乾燥機、および回転ドラムによる遠心脱液方法
JP2011050630A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Toshiba Corp ドラム式洗濯乾燥機
JP2011136239A (ja) * 2011-04-14 2011-07-14 Hitachi Appliances Inc ドラム式乾燥機
JP2012161511A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Toshiba Corp ドラム式洗濯乾燥機
JP2018042695A (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 日立アプライアンス株式会社 洗濯機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007236759A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Tosei Denki Kk 回転式洗濯脱液乾燥機、および回転ドラムによる遠心脱液方法
JP2011050630A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Toshiba Corp ドラム式洗濯乾燥機
JP2012161511A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Toshiba Corp ドラム式洗濯乾燥機
JP2011136239A (ja) * 2011-04-14 2011-07-14 Hitachi Appliances Inc ドラム式乾燥機
JP2018042695A (ja) * 2016-09-14 2018-03-22 日立アプライアンス株式会社 洗濯機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20010015082A1 (en) Combination washer - drier
JP2004008275A (ja) 洗濯乾燥機
EP2581483B1 (en) Clothes treatment apparatus and control method thereof
EP2623659B1 (en) Control method of washing machine
JPH11114278A (ja) ランドリー機器
JPH1190094A (ja) ドラム式乾燥洗濯機
JPH10295978A (ja) ドラム式洗濯機
JP2732728B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2002159774A (ja) 洗濯乾燥機
JP6716675B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP3777697B2 (ja) ランドリー機器
JPH11156081A (ja) ドラム式洗濯機
JP3815311B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP3744162B2 (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2000042284A (ja) 洗濯乾燥機
JP4003600B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP4316930B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP7317771B2 (ja) 洗濯機
JP3577923B2 (ja) 洗濯機
JP4345592B2 (ja) 洗濯乾燥機
JPH11347298A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JPH11347297A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2002119788A (ja) 洗濯乾燥機
JP4474789B2 (ja) 洗濯乾燥機
JPH10235068A (ja) ランドリー機器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040323