JPH10235068A - ランドリー機器 - Google Patents

ランドリー機器

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Publication number
JPH10235068A
JPH10235068A JP9037590A JP3759097A JPH10235068A JP H10235068 A JPH10235068 A JP H10235068A JP 9037590 A JP9037590 A JP 9037590A JP 3759097 A JP3759097 A JP 3759097A JP H10235068 A JPH10235068 A JP H10235068A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laundry
washing
dehydration
drying
rotating drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9037590A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Sumiya
勝彦 角谷
Hisashi Hagiwara
久 萩原
Hiroko Minayoshi
裕子 皆吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9037590A priority Critical patent/JPH10235068A/ja
Publication of JPH10235068A publication Critical patent/JPH10235068A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 略水平方向に設けた回転軸を中心に回転自在
に配設した回転ドラム内で洗濯物を洗濯、または洗濯と
乾燥を行うランドリー機器において、洗濯行程で洗濯物
を脱水した後、乾燥させるとき、洗濯物を回転ドラムの
内壁から剥離し、しわがなくふんわりと乾燥ができるよ
うにする。 【解決手段】 洗濯物を収納し略水平方向の回転軸4を
有する回転ドラム1を第1のモータ15および第2のモ
ータ16により駆動し、制御手段は、洗濯物を洗濯、す
すぎ、脱水する洗濯行程と、回転ドラム1に熱風供給手
段より熱風を供給して洗濯物を乾燥する乾燥行程とを制
御するとともに、洗濯行程につづいて乾燥行程を行うと
き、洗濯行程の最終脱水の前に、回転ドラム1の回転数
が異なる予備脱水を複数回行うようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、略水平方向に設け
た回転軸を中心に回転自在に配設した回転ドラム内で洗
濯物を洗濯、または洗濯と乾燥を行うランドリー機器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のランドリー機器は図7に
示すように構成していた。以下、その構成について説明
する。
【0003】図に示すように、回転ドラム1は、外周部
に多数の通水孔2を全面に設け、外槽3内に回転自在に
配設している。回転ドラム1の回転中心に略水平方向に
設けた回転軸4の一端を固定し、回転軸4の他端にドラ
ムプーリー5を固定している。モータ6は、ベルト7に
よりドラムプーリー5と連結し、回転ドラム1を回転駆
動する。回転ドラム1の開口部に蓋8を開閉自在に設け
ている。回転ドラム1に熱風供給手段(図示せず)より
熱風を供給するように構成している。
【0004】外槽3は、ランドリー本体9よりばね体1
0で吊り下げ、防振ダンパー11により脱水時の振動が
ランドリー本体9に伝達されないように防振支持すると
ともに、脱水時の振動を低減するバランサー12を設け
ている。ヒータ13は、外槽3内の洗濯水を加熱するも
のである。制御装置14は、モータ6、ヒータ13、熱
風供給手段などの動作を制御し、入力設定手段(図示せ
ず)により異なる洗い時間、すすぎ回数、脱水時間を有
する「標準コース」、「スビーディー」コース、「毛
布」コース、「ウール」コースなどの洗濯行程と、乾燥
行程とを設定可能とし、設定したコースを逐次制御する
とともに、洗い時間、すすぎ回数、脱水時間、乾燥時間
を個別に設定可能としている。
【0005】上記構成において動作を説明すると、蓋8
を開いて回転ドラム1内に洗濯物を投入し、洗濯行程の
コースを設定して運転を開始すると、回転ドラム1はモ
ータ6によって低速で回転駆動され、回転ドラム1内の
洗濯物は持ち上げられて水面上に落下されて洗濯され
る。すすぐ場合にも洗濯する場合と同様の動作を行う。
すすぎの後の脱水では、回転ドラム1は高速で回転駆動
され、洗濯物は遠心脱水される。このとき、回転ドラム
1内の洗濯物の片寄り、すなわちアンバランスが生じる
と、回転ドラム1および外槽3は振動するが、防振ダン
パー11により振動を減衰してランドリー本体9に伝達
されることはない。
【0006】また、洗濯行程と乾燥行程とを設定する
と、洗濯物を洗濯、すすぎ、脱水した後、熱風供給手段
より回転ドラム1に熱風を供給し、回転ドラム1内の洗
濯物を乾燥する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、運転パターンとして、洗濯、すすぎ、脱水よりな
る洗濯行程と乾燥行程とを連続して動作させる場合と、
洗濯行程だけで終了させる場合と、乾燥行程だけを運転
する場合とがある。これらは、電源スイッチを投入した
後、入力設定手段により所定の運転パターンに設定して
運転を開始する。
【0008】洗濯行程と乾燥行程とを連続して動作させ
た場合、洗濯行程の終了時には、回転ドラム1を高速で
回転させて脱水しているため、回転ドラム1内の洗濯物
は、殆どが回転ドラム1の内壁に張り付いた状態であ
り、この状態で、乾燥行程に入り、熱風供給手段より回
転ドラム1に熱風を供給して乾燥すると、洗濯物は、回
転ドラム1の内壁に張り付いたままの状態で乾燥され、
しわが多く、ふんわり仕上げることができないという問
題を有していた。
【0009】この解決策として、洗濯行程の最終脱水の
前に、回転ドラムを低い回転数(たとえば、400rp
m)で複数回予備脱水し、最終脱水に入ったとき、洗濯
物の含水率を下げることにより、最終脱水で洗濯物が回
転ドラム1の内壁に張り付いても、乾燥行程で回転ドラ
ム1の内壁から剥離させ、乾燥終了時のしわを低減する
ものがある。
【0010】しかし、このものは、複数回行う予備脱水
の回転数が同じであるため、予備脱水を複数回行って
も、洗濯物の含水率を下げることはできず、結果とし
て、乾燥終了時のしわを低減するのに不十分であった。
また、洗濯物の含水率を下げるために、予備脱水の回転
数を高くすることが考えられるが、この場合には、洗濯
物が回転ドラムの内壁に強固に張り付いて、予備脱水後
に洗濯物を回転ドラム1の内壁から剥離させることがで
きないため、乾燥終了時のしわを低減することができな
いものであった。
【0011】本発明は上記課題を解決するもので、洗濯
行程で洗濯物を脱水した後、乾燥させるとき、洗濯物を
回転ドラムの内壁から剥離し、しわがなくふんわりと乾
燥ができるようにすることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、洗濯物を収納し略水平方向の回転軸を有す
る回転ドラムをモータにより駆動し、制御手段は、洗濯
物を洗濯、すすぎ、脱水する洗濯行程と、回転ドラムに
熱風供給手段より熱風を供給して洗濯物を乾燥する乾燥
行程とを制御するとともに、洗濯行程につづいて乾燥行
程を行うとき、洗濯行程の最終脱水の前に、回転ドラム
の回転数が異なる予備脱水を複数回行うようにしたもの
である。
【0013】これにより、洗濯行程で洗濯物を脱水した
後、乾燥させるとき、洗濯物が回転ドラムの内壁に強固
に張り付いていないため、洗濯物を回転ドラムの内壁か
ら剥離することができ、しわがなくふんわりと乾燥をす
ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、洗濯物を収納し略水平方向の回転軸を有する回転ド
ラムと、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記回転
ドラムに熱風を供給する熱風供給手段と、前記モータ、
熱風供給手段などの動作を制御し洗濯物を洗濯、すす
ぎ、脱水する洗濯行程と前記洗濯物を乾燥する乾燥行程
とを制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、洗濯
行程につづいて乾燥行程を行うとき、洗濯行程の最終脱
水の前に、前記回転ドラムの回転数が異なる予備脱水を
複数回行うようにしたものであり、洗濯行程の最終脱水
の前に行う複数回の予備脱水ごとに、洗濯物を回転ドラ
ムの内壁から剥離するとともに洗濯物の含水率を徐々に
低減することができ、最終脱水終了時には、洗濯物を簡
単に剥離することができ、乾燥行程で、しわがなくふん
わりと乾燥をすることができる。
【0015】請求項2に記載の発明は、洗濯物を収納し
略水平方向の回転軸を有する回転ドラムと、前記回転ド
ラムを駆動するモータと、前記回転ドラムに熱風を供給
する熱風供給手段と、前記モータ、熱風供給手段などの
動作を制御し洗濯物を洗濯、すすぎ、脱水する洗濯行程
と前記洗濯物を乾燥する乾燥行程とを制御する制御手段
と、使用者が必要なコースまたは行程を設定する入力設
定手段とを備え、制御手段は、前記入力設定手段により
洗い時間、すすぎ回数、脱水時間、乾燥時間などを個別
に設定可能とし、少なくとも脱水時間と乾燥時間を個別
に設定して運転するとき、脱水運転時に前記回転ドラム
の回転数が異なる予備脱水を複数回行うようにしたもの
であり、脱水運転時に行う複数回の予備脱水ごとに、洗
濯物を回転ドラムの内壁から剥離するとともに、洗濯物
の含水率を徐々に低減することができ、脱水終了時に
は、洗濯物を簡単に剥離することができ、乾燥行程で、
しわがなくふんわりと乾燥をすることができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、制御手段は、複数回の予
備脱水での脱水行程の回転ドラムの回転数を順次高くな
るようにしたものであり、複数回の予備脱水ごとに、回
転ドラムの回転数を順次高くすることで、洗濯物の含水
率を徐々に低減することができ、脱水終了時には、洗濯
物を簡単に剥離することができ、乾燥行程で、しわがな
くふんわりと乾燥をすることができる。
【0017】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、予備脱水は、回転ドラムを洗
濯時の回転数で駆動する布ほぐし行程と、洗濯時の回転
数から洗濯物が回転ドラムの内壁に張り付く回転数に徐
々に回転数を上昇させる布バランス行程と、布バランス
行程の後に洗濯物を脱水する回転数で駆動する脱水行程
と、脱水行程に後に洗濯物を回転ドラムの内壁から落と
す第1の布剥離行程とを有するものであり、回転ドラム
内の洗濯物を布ほぐし行程でほぐした後、布バランス行
程で回転ドラムの内壁にほぼ均等に張り付かせ、脱水行
程で脱水することで、大きな振動がない状態で脱水する
ことができて、洗濯物の含水率を低減することができ、
第1の剥離行程で回転ドラムの内壁から簡単に落とすこ
とができる。また、予備脱水でこの動作を繰り返した場
合、予備脱水が終了した後最終脱水を行った場合でも、
洗濯物を回転ドラムの内壁から簡単に落とすことがで
き、次行程の乾燥行程で、しわがなくふんわりと乾燥を
することができる。
【0018】請求項5に記載の発明は、上記請求項4に
記載の発明において、制御手段は、第1の布剥離行程で
は、回転ドラムを停止させるようにしたものであり、洗
濯物を回転ドラムの内壁にほぼ均等に張り付かせて脱水
した後、回転ドラムを停止させることで、洗濯物に加わ
る遠心力がなくなり、回転ドラムの内壁から簡単に落と
すことができる。
【0019】請求項6に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、制御手段は、洗濯行程で
終了するとき、予備脱水を行わないようにしたものであ
り、予備脱水を行う主目的は、乾燥終了時に、しわがな
くふんわりと仕上げることにあるため、洗濯行程の後に
乾燥行程を行わないときは、予備脱水を行わないこと
で、時間短縮することができる。
【0020】請求項7に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、制御手段は、洗濯行程で
終了するとき、予備脱水を行うようにしたものであり、
予備脱水を行う主目的は、乾燥終了時に、しわがなくふ
んわりと仕上げることにあるが、洗濯行程で終了すると
きにも予備脱水を行うことで、洗濯行程の最終脱水終了
時に洗濯物が回転ドラムの内壁から剥離し、容易に取り
出すことができる。
【0021】請求項8に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、使用者が必要なコースま
たは行程を設定する入力設定手段を備え、制御手段は、
洗濯行程で終了するとき、前記入力設定手段の入力に応
じて、予備脱水を行うかどうかを選択できるようにした
ものであり、予備脱水を行う場合は時間短縮することが
でき、予備脱水を行わない場合は洗濯物を容易に取り出
すことができるため、使用者の要望によっていずれかを
選択することができる。
【0022】請求項9に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、制御手段は、最終脱水の
後、乾燥行程の初期に熱風供給手段の動作を伴う第2の
布剥離行程を行うようにしたものであり、洗濯行程の最
終脱水の後、回転ドラムの内壁に部分的に洗濯物が張り
付いている場合があり、乾燥行程の初期に、熱風を供給
する第2の布剥離行程で、洗濯物の含水率を低減しなが
ら部分的に張り付いている洗濯物を剥離することがで
き、次行程で乾燥させたとき、しわがなくふんわりと乾
燥をすることができる。
【0023】請求項10に記載の発明は、上記請求項9
に記載の発明において、制御手段は、第2の布剥離行程
での回転ドラムの休止期間を第2の布剥離行程後の乾燥
運転時の休止期間より長くしたものであり、回転ドラム
の休止期間を長くすることで、洗濯物に加わる遠心力が
なくなる期間を長くし、回転ドラムの内壁に部分的に張
り付いている洗濯物を簡単に落とすことができる。
【0024】請求項11に記載の発明は、上記請求項9
に記載の発明において、制御手段は、乾燥行程のみを設
定して運転するとき、第2の布剥離行程を行わないよう
にしたものであり、乾燥行程のみを設定して運転すると
きは、洗濯物を回転ドラム内に入れて運転するため、回
転ドラムの内壁に張り付いておらず、このときは、第2
の布剥離行程を行わないことで、乾燥時間を短縮するこ
とができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0026】(実施例1)図1および図2に示すよう
に、第1のモータ(モータ)15は、回転ドラム1を回
転数N1(たとえば、53rpm)で回転させて、洗濯
またはすすぎをするものであり、第2のモータ(モー
タ)16は、回転ドラム1を回転数N2(たとえば、1
000rpm)で回転させて脱水する。これら第1のモ
ータ15および第2のモータ16は、インダクションモ
ータで構成し、それぞれベルト17、18を介して従動
プーリー19に連結している。
【0027】従動プーリー19は、2種の減速比を有し
ており、第1のモータ15をベルト17を介して減速比
が大きい従動プーリー19aと連結し、第2のモータ1
6をベルト18を介して減速比が小さい従動プーリー1
9bと連結し、回転ドラム1の回転中心に一端を固定し
た回転軸4の他端に固定している。
【0028】送風ファン20は、温風ヒータ21ととも
に温風供給手段22を構成するもので、ファンモータ2
3により駆動され、一端を熱交換器24を通して回転ド
ラム1に連通し、他端を送風ダクト25を通して回転ド
ラム1に連通している。
【0029】制御装置26は、第1のモータ15、第2
のモータ16などを制御するもので、図3に示すように
構成している。制御手段27は、マイクロコンピュータ
で構成し、双方向性サイリスタなどで構成したパワース
イッチング手段28を介して、ヒータ13、第1のモー
タ15、第2のモータ16、温風ヒータ21、ファンモ
ータ23、給水弁29、排水ポンプ30などを制御し、
洗濯、すすぎ、脱水の一連の洗濯行程を逐次制御し、洗
濯行程につづいて乾燥行程を制御する。ヒータ13は、
外槽3内の洗濯水を加熱し、給水弁29は外槽3内の給
水し、排水ポンプ30は外槽3内の洗濯水を排水するも
のである。
【0030】入力設定手段31は、使用者が必要な設定
コース、動作のスタートなどを入力するもので、制御手
段27に入力している。表示手段32は、入力設定手段
31による設定内容、動作状態などを表示する。水位検
知手段33は、外槽3内の水位を検知し、水温検知手段
34は、外槽3内の水温を検知して、それぞれ制御手段
27に入力している。回転数検知手段35は、第1のモ
ータ15の回転数を検知することで回転ドラム1の回転
数を検知し、制御手段27に入力している。記憶手段3
6は、一連の制御に必要なデータなどを記憶している。
電源スイッチ37は、商用電源38をオン、オフするよ
うにしている。
【0031】入力設定手段31は、図4に示すように、
「洗濯行程と乾燥行程とを運転」、「洗濯行程を運
転」、「乾燥行程を運転」を設定する洗濯・乾燥設定ス
イッチ31aと、洗濯行程での異なる洗い時間、すすぎ
回数、脱水時間を有する「標準コース」、「スビーディ
ー」コース、「毛布」コース、「ウール」コースなどを
設定するコース設定スイッチ31bと、動作のスタート
・一時停止を入力するスタート・一時停止スイッチ31
cと、洗い時間、すすぎ回数、脱水時間、乾燥時間をそ
れぞれ個別に設定する洗い時間設定スイッチ31d、す
すぎ回数設定スイッチ31e、脱水時間設定スイッチ3
1f、乾燥時間設定スイッチ31gとで構成している。
【0032】表示手段32は、洗濯・乾燥設定スイッチ
31aにより設定された行程と動作状態を表示する行程
表示ランプ32aと、コース設定スイッチ31bにより
設定されたコースを表示するコース表示ランプ32b
と、洗い時間設定スイッチ31d、すすぎ回数設定スイ
ッチ31e、脱水時間設定スイッチ31f、乾燥時間設
定スイッチ31gにより個別に設定された洗い時間、す
すぎ回数、脱水時間、乾燥時間を表示する洗い時間表示
ランプ32c、すすぎ回数表示ランプ32d、脱水時間
表示ランプ32e、乾燥時間表示ランプ32fと、運転
終了までの残時間を表示する残時間表示ランプ32gと
で構成している。
【0033】制御手段27は、洗濯行程につづいて乾燥
行程を行うとき、洗濯行程の最終脱水の前に、回転ドラ
ム1の回転数N4が順次高くなる(たとえば、400r
pm、500rpm、600rpm)予備脱水を3回行
うようにしている。また、制御手段27は、洗濯行程で
終了するとき、予備脱水を行わないようにしている。
【0034】各予備脱水では、図5に示すように、回転
ドラム1を洗濯時の回転数N1(53rpm)で駆動す
る布ほぐし行程と、洗濯時の回転数から洗濯物が回転ド
ラム1の内壁に張り付く回転数N3(100rpm)に
徐々に回転数を上昇させる布バランス行程と、回転数N
3で回転ドラム1内の洗濯物の片寄りを判定する布アン
バランス判定行程と、布アンバランス判定行程の後に洗
濯物を脱水する回転数N4で駆動する脱水行程と、脱水
行程に後に洗濯物を回転ドラム1の内壁から落とす第1
の布剥離行程とを有し、第1の布剥離行程では、回転ド
ラム1を停止させ、その後、短時間回転ドラム1を回転
させるようにしている。なお、図5は、1回の予備脱水
について示している。
【0035】上記構成において動作を説明すると、蓋8
を開いて回転ドラム1内の洗濯物を投入し、電源スイッ
チ37をオンし、入力設定手段31の洗濯・乾燥設定ス
イッチ31aにより、「洗濯行程と乾燥行程」を設定
し、スタート・スイッチ31cを操作して運転を開始す
ると、給水弁29が動作して給水し、水位検知手段33
により所定の水位を検知すると給水を停止し、第1のモ
ータ15を駆動する。洗濯時には、洗濯物に水が含まれ
るため補給水しながら、回転ドラム1は第1のモータ1
5によって回転数N1で回転駆動され、回転ドラム1内
の洗濯物は持ち上げられて水面上に落下される。
【0036】このとき、ヒータ13に通電して外槽3内
の洗濯水を加熱し、水温検知手段34により外槽3内の
水温を検知して、洗濯水の温度をほぼ一定の温度に制御
する。洗濯が終了すると、排水ポンプ30が動作して外
槽3内の洗濯水を排水する。その後、すすぎを経由して
脱水時には、回転ドラム1の回転数が順次高くなる予備
脱水の後、回転ドラム1は回転数N2で回転駆動され、
洗濯物は遠心脱水される。その後、乾燥行程に入り、回
転ドラムを第1のモータ15により回転数N1で駆動し
て、熱風供給手段22より熱風を供給し、回転ドラム1
内の洗濯物を乾燥する。
【0037】また、入力設定手段31の洗濯・乾燥設定
スイッチ31aにより、「洗濯行程」を設定し、スター
ト・スイッチ31cを操作して運転を開始すると、すす
ぎまでは上述と同じ動作をし、脱水時には予備脱水を行
うことなく、最終脱水で回転ドラム1を回転数N2で回
転駆動し、洗濯物を遠心脱水する。このため、予備脱水
を行わないことで、時間短縮することができる。
【0038】つぎに、予備脱水の動作を図5および図6
を参照しながら説明する。図6のステップ50で、予備
脱水を開始し、ステップ51で、制御手段27は、予備
脱水回数に応じて、設定回転数N4を設定する。設定回
転数N4は、予備脱水回数が1回目は400rpm、2
回目は、500rpm、3回目は、600rpmに設定
する。ステップ52で布ほぐし行程に入り、第1のモー
タ15を8秒オン、3秒オフで、回転ドラム1を反転さ
せながら回転数N1(53rpm)駆動する。
【0039】つぎに、ステップ53の布バランス行程に
入り、回ドラム1の回転数を1秒当たり約8rpmの上
昇速度で、回転数N3(100rpm)まで上昇させ
る。その後、ステップ54のアンバランス判定行程に入
り、回転ドラム1の回転数をN3に制御し、このときの
パワースイッチング手段28の導通角を検知した後、検
知した導通角に固定して駆動したときの回転数変動を回
転数検知手段35により検知する。
【0040】ステップ55で検知した回転数変動が所定
値(たとえば、3rpm)以下であれば、ステップ56
で第1のモータ15をオフし、第2のモータ16をオン
して脱水起動させる。ステップ55で検知した回転数変
動が所定値(たとえば、3rpm)以下でなければ、ス
テップ52に戻る。ステップ57で、回転数検知手段3
5により検知した回転ドラム1の回転数が、設定回転数
N4(1回目は400rpm)に到達すると、ステップ
58で第2のモータ16をオフして脱水を停止させる。
【0041】ステップ59で、回転数検知手段35によ
り回転ドラム1が停止したことを検知すると、ステップ
60で、予備脱水回数を+1し、ステップ61を経過し
てステップ51に戻り、ステップ51で設定回転数N4
を2回目の回転数500rpmに設定して同じ動作を繰
り返す。3回目の予備脱水では、ステップ60で、予備
脱水回数を+1すると、4になるため、ステップ61で
予備脱水回数を所定の回数行ったと判定し、ステップ6
2へ進み、次行程、すなわち最終脱水に移行する。
【0042】このように本実施例によれば、洗濯行程に
つづいて乾燥行程を行うとき、洗濯行程の最終脱水の前
に、回転ドラム1の回転数N4が順次高くなる予備脱水
を3回行うようにしているので、複数回の予備脱水ごと
に、洗濯物を回転ドラム1の内壁から剥離するととも
に、洗濯物の含水率を徐々に低減することができ、脱水
終了時には、洗濯物を簡単に剥離することができ、乾燥
行程で、しわがなくふんわりと乾燥をすることができ
る。
【0043】また、各予備脱水で、回転ドラム1を洗濯
時の回転数N1で駆動する布ほぐし行程と、洗濯時の回
転数から洗濯物が回転ドラム1の内壁に張り付く回転数
N3に徐々に回転数を上昇させる布バランス行程と、回
転数N3で回転ドラム1内の洗濯物の片寄りを判定する
布アンバランス判定行程と、布アンバランス判定行程の
後に洗濯物を脱水する回転数で駆動する脱水行程と、脱
水行程に後に洗濯物を回転ドラム1の内壁から落とす第
1の布剥離行程とを有しているので、回転ドラム1内の
洗濯物を布ほぐし行程でほぐした後、布バランス行程で
回転ドラム1の内壁にほぼ均等に張り付かせ、脱水行程
で脱水することで、洗濯物の含水率を低減することがで
き、第1の剥離行程で回転ドラムの内壁から簡単に落と
すことができる。また、洗濯物を回転ドラム1の内壁に
ほぼ均等に張り付かせて脱水した後、回転ドラム1を停
止させ、さらに短時間回転させることで、洗濯物に加わ
る遠心力がなくなり、回転ドラム1の内壁から簡単に落
とすことができる。
【0044】なお、本実施例では、洗濯行程で終了する
とき、予備脱水を行わないようにしているが、洗濯行程
で終了するとき予備脱水を行うことにより、洗濯行程の
最終脱水終了時に洗濯物が回転ドラムの内壁から剥離
し、容易に取り出すことができる。
【0045】また、入力設定手段31の入力に応じて、
予備脱水を行うかどうかを選択できるようにすること
で、予備脱水を行う場合は時間短縮することができ、予
備脱水を行わない場合は洗濯物を容易に取り出すことが
できるため、使用者の要望によっていずれかを選択する
ことができる。
【0046】(実施例2)図3における制御手段27
は、洗い時間設定スイッチ31d、すすぎ回数設定スイ
ッチ31e、脱水時間設定スイッチ31f、乾燥時間設
定スイッチ31gにより、洗い時間、すすぎ回数、脱水
時間、乾燥時間などを個別に設定して運転する場合は、
少なくとも脱水時間と乾燥時間を個別に設定して運転し
たとき、脱水の前に、脱水時間設定スイッチ31fによ
り設定した脱水時間に加えて、回転ドラム1の回転数N
4が順次高くなる(たとえば、400rpm、500r
pm、600rpm)予備脱水を3回行うようにしてい
る。
【0047】各予備脱水では、上記実施例1と同様に、
回転ドラム1を洗濯時の回転数N1(53rpm)で駆
動する布ほぐし行程と、洗濯時の回転数から洗濯物が回
転ドラム1の内壁に張り付く回転数N3(100rp
m)に徐々に回転数を上昇させる布バランス行程と、回
転数N3で回転ドラム1内の洗濯物の片寄りを判定する
布アンバランス判定行程と、布アンバランス判定行程の
後に洗濯物を脱水する回転数で駆動する脱水行程と、脱
水行程に後に洗濯物を回転ドラム1の内壁から落とす第
1の布剥離行程とを有し、第1の布剥離行程では、回転
ドラム1を停止させるようにしている。他の構成は上記
実施例1と同じである。
【0048】上記構成において動作を説明すると、蓋8
を開いて回転ドラム1内の洗濯物を投入し、電源スイッ
チ37をオンし、入力設定手段31の洗い時間設定スイ
ッチ31d、すすぎ回数設定スイッチ31e、脱水時間
設定スイッチ31f、乾燥時間設定スイッチ31gの
内、少なくとも脱水時間設定スイッチ31f、乾燥時間
設定スイッチ31gにより、脱水時間と乾燥時間とを設
定し、スタート・スイッチ31cを操作して運転を開始
するる。
【0049】脱水時には、脱水時間設定スイッチ31f
により設定した脱水時間の前に、予備脱水を行い、洗濯
物を回転ドラム1の内壁から容易に剥離できるようにし
た後、回転ドラム1を回転数N2で回転駆動し、洗濯物
を遠心脱水する。その後、乾燥行程に入り、回転ドラム
を第1のモータ15により回転数N1で駆動して、熱風
供給手段22より熱風を供給し、回転ドラム1内の洗濯
物を乾燥する。なお、予備脱水の動作は上記実施例1と
同じであるので、説明を省略する。
【0050】このように本実施例によれば、入力設定手
段31により、少なくとも脱水時間と乾燥時間を個別に
設定して運転したとき、脱水運転時に回転ドラム1の回
転数が異なる予備脱水を複数回行うようにしいてるの
で、複数回の予備脱水ごとに、洗濯物を回転ドラムの内
壁から剥離するとともに、洗濯物の含水率を徐々に低減
することができ、脱水終了時には、洗濯物を簡単に剥離
することができ、乾燥行程で、しわがなくふんわりと乾
燥をすることができる。
【0051】なお、本実施例では、予備脱水は、脱水の
前に脱水時間設定スイッチ31fにより設定した脱水時
間に加えて、行うようにしているが、脱水時間設定スイ
ッチ31fにより設定した脱水時間内で行うようにして
もよい。
【0052】また、予備脱水の回数は3回としている
が、脱水時間設定スイッチ31fにより設定した脱水時
間により変えるようにしてもよい。
【0053】(実施例3)図3における制御手段27
は、洗濯・乾燥設定スイッチ31aにより、洗濯行程に
つづいて乾燥行程を設定して運転するとき、または、少
なくとも脱水時間設定スイッチ31fと乾燥時間設定ス
イッチ31gにより、脱水時間と乾燥時間を個別に設定
して運転するときは、乾燥行程の初期に送風ファン20
と温風ヒータ21とを動作させながら、第1のモータ1
5により回転ドラム1を回転数N1(53rpm)で、
10秒オン、10秒オフのサイクルで運転する第2の布
剥離行程を行うようにしている。
【0054】第2の剥離行程を所定時間(たとえば、6
分間)行った後、回転ドラム1を第1のモータ15によ
り、回転数N1(53rpm)で、27秒オン、3秒オ
フのサイクルで運転し、乾燥ドラム1内の洗濯物を乾燥
させるようにしている。
【0055】また、洗濯・乾燥設定スイッチ31aによ
り、乾燥行程のみを設定して運転するとき、または、乾
燥時間設定スイッチ31gにより、乾燥時間のみを個別
に設定して運転するときは、第2の布剥離行程を行わ
ず、運転開始と同時に、27秒オン、3秒オフのサイク
ルで運転し、乾燥ドラム1内の洗濯物を乾燥させるよう
にしている。
【0056】上記構成において動作を説明すると、洗濯
行程の脱水を経て乾燥行程に入ると、予備脱水により回
転ドラム1内の洗濯物は回転ドラム1の内壁に張り付く
ことは殆どないが、部分的に洗濯物が張り付いている場
合がある。乾燥行程の初期に、回転ドラム1の休止期間
が長く、熱風を供給する第2の剥離行程により、洗濯物
の含水率を低減しながら、部分的に張り付いている洗濯
物を剥離することができる。すなわち、回転ドラム1の
休止期間を長くすることで、洗濯物に加わる遠心力がな
くなる期間を長くし、回転ドラム1の内壁に部分的に張
り付いている洗濯物を簡単に落とすことができ、次行程
で乾燥させたとき、しわがなくふんわりと乾燥をするこ
とができる。
【0057】また、洗濯・乾燥設定スイッチ31aによ
り、乾燥行程のみを設定して運転するとき、または、乾
燥時間設定スイッチ31gにより、乾燥時間のみを個別
に設定して運転するときは、洗濯物を回転ドラム内に入
れて運転するため、回転ドラムの内壁に張り付いておら
ず、このときは、第2の布剥離行程を行わず、運転開始
と同時に、27秒オン、3秒オフのサイクルで運転し、
乾燥ドラム1内の洗濯物を乾燥させることで、乾燥時間
を短縮することができる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、洗濯物を収納し略水平方向の回転軸を有
する回転ドラムと、前記回転ドラムを駆動するモータ
と、前記回転ドラムに熱風を供給する熱風供給手段と、
前記モータ、熱風供給手段などの動作を制御し洗濯物を
洗濯、すすぎ、脱水する洗濯行程と前記洗濯物を乾燥す
る乾燥行程とを制御する制御手段とを備え、前記制御手
段は、洗濯行程につづいて乾燥行程を行うとき、洗濯行
程の最終脱水の前に、前記回転ドラムの回転数が異なる
予備脱水を複数回行うようにしたから、洗濯行程の最終
脱水の前に行う複数回の予備脱水ごとに、洗濯物を回転
ドラムの内壁から剥離するとともに洗濯物の含水率を徐
々に低減することができ、最終脱水終了時には、洗濯物
を簡単に剥離することができ、乾燥行程で、しわがなく
ふんわりと乾燥をすることができる。
【0059】また、請求項2に記載の発明によれば、洗
濯物を収納し略水平方向の回転軸を有する回転ドラム
と、前記回転ドラムを駆動するモータと、前記回転ドラ
ムに熱風を供給する熱風供給手段と、前記モータ、熱風
供給手段などの動作を制御し洗濯物を洗濯、すすぎ、脱
水する洗濯行程と前記洗濯物を乾燥する乾燥行程とを制
御する制御手段と、使用者が必要なコースまたは行程を
設定する入力設定手段とを備え、制御手段は、前記入力
設定手段により洗い時間、すすぎ回数、脱水時間、乾燥
時間などを個別に設定可能とし、少なくとも脱水時間と
乾燥時間を個別に設定して運転するとき、脱水運転時に
前記回転ドラムの回転数が異なる予備脱水を複数回行う
ようにしたから、脱水運転時に行う複数回の予備脱水ご
とに、洗濯物を回転ドラムの内壁から剥離するととも
に、洗濯物の含水率を徐々に低減することができ、脱水
終了時には、洗濯物を簡単に剥離することができ、乾燥
行程で、しわがなくふんわりと乾燥をすることができ
る。
【0060】また、請求項3に記載の発明によれば、制
御手段は、複数回の予備脱水での脱水行程の回転ドラム
の回転数を順次高くなるようにしたから、複数回の予備
脱水ごとに、回転ドラムの回転数を順次高くすること
で、洗濯物の含水率を徐々に低減することができ、脱水
終了時には、洗濯物を簡単に剥離することができ、乾燥
行程で、しわがなくふんわりと乾燥をすることができ
る。
【0061】また、請求項4に記載の発明によれば、予
備脱水は、回転ドラムを洗濯時の回転数で駆動する布ほ
ぐし行程と、洗濯時の回転数から洗濯物が回転ドラムの
内壁に張り付く回転数に徐々に回転数を上昇させる布バ
ランス行程と、布バランス行程の後に洗濯物を脱水する
回転数で駆動する脱水行程と、脱水行程に後に洗濯物を
回転ドラムの内壁から落とす第1の布剥離行程とを有す
るから、回転ドラム内の洗濯物を布ほぐし行程でほぐし
た後、布バランス行程で回転ドラムの内壁にほぼ均等に
張り付かせ、脱水行程で脱水することで、大きな振動が
ない状態で脱水することができて、洗濯物の含水率を低
減することができ、第1の剥離行程で回転ドラムの内壁
から簡単に落とすことができる。また、予備脱水でこの
動作を繰り返した場合、予備脱水が終了した後最終脱水
を行った場合でも、洗濯物を回転ドラムの内壁から簡単
に落とすことができ、次行程の乾燥行程で、しわがなく
ふんわりと乾燥をすることができる。
【0062】また、請求項5に記載の発明によれば、制
御手段は、第1の布剥離行程では、回転ドラムを停止さ
せるようにしたから、洗濯物を回転ドラムの内壁にほぼ
均等に張り付かせて脱水した後、回転ドラムを停止させ
ることで、洗濯物に加わる遠心力がなくなり、回転ドラ
ムの内壁から簡単に落とすことができる。
【0063】また、請求項6に記載の発明によれば、制
御手段は、洗濯行程で終了するとき、予備脱水を行わな
いようにしたから、洗濯行程の後に乾燥行程を行わない
ときは、予備脱水を行わないことで、時間短縮すること
ができる。
【0064】また、請求項7に記載の発明によれば、制
御手段は、洗濯行程で終了するとき、予備脱水を行うよ
うにしたから、洗濯行程の最終脱水終了時に洗濯物が回
転ドラムの内壁から剥離し、容易に取り出すことができ
る。
【0065】また、請求項8に記載の発明によれば、使
用者が必要なコースまたは行程を設定する入力設定手段
を備え、制御手段は、洗濯行程で終了するとき、前記入
力設定手段の入力に応じて、予備脱水を行うかどうかを
選択できるようにしたから、予備脱水を行う場合は時間
短縮することができ、予備脱水を行わない場合は洗濯物
を容易に取り出すことができるため、使用者の要望によ
っていずれかを選択することができる。
【0066】また、請求項9に記載の発明によれば、制
御手段は、最終脱水の後、乾燥行程の初期に熱風供給手
段の動作を伴う第2の布剥離行程を行うようにしたか
ら、洗濯行程の最終脱水の後、回転ドラムの内壁に部分
的に洗濯物が張り付いている場合がでも、第2の布剥離
行程で洗濯物を剥離することができ、次行程で乾燥させ
たとき、しわがなくふんわりと乾燥をすることができ
る。
【0067】また、請求項10に記載の発明によれば、
制御手段は、第2の布剥離行程での回転ドラムの休止期
間を第2の布剥離行程後の乾燥運転時の休止期間より長
くしたから、洗濯物に加わる遠心力がなくなる期間を長
くでき、回転ドラムの内壁に部分的に張り付いている洗
濯物を簡単に落とすことができる。
【0068】また、請求項11に記載の発明によれば、
制御手段は、乾燥行程のみを設定して運転するとき、第
2の布剥離行程を行わないようにしたから、乾燥行程の
みを設定して運転するときは、回転ドラムの内壁に張り
付いておらず、このときは、第2の布剥離行程を行わな
いことで、乾燥時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のランドリー機器の断面
【図2】同ランドリー機器の一部切欠した斜視図
【図3】同ランドリー機器のブロック回路図
【図4】同ランドリー機器の操作表示部の拡大正面図
【図5】同ランドリー機器の要部動作タイムチャート
【図6】同ランドリー機器の要部動作フローチャート
【図7】従来のランドリー機器の断面図
【符号の説明】
1 回転ドラム 4 回転軸 15 第1のモータ(モータ) 16 第2のモータ(モータ) 22 熱風供給手段 27 制御手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯物を収納し略水平方向の回転軸を有
    する回転ドラムと、前記回転ドラムを駆動するモータ
    と、前記回転ドラムに熱風を供給する熱風供給手段と、
    前記モータ、熱風供給手段などの動作を制御し洗濯物を
    洗濯、すすぎ、脱水する洗濯行程と前記洗濯物を乾燥す
    る乾燥行程とを制御する制御手段とを備え、前記制御手
    段は、洗濯行程につづいて乾燥行程を行うとき、洗濯行
    程の最終脱水の前に、前記回転ドラムの回転数が異なる
    予備脱水を複数回行うようにしたランドリー機器。
  2. 【請求項2】 洗濯物を収納し略水平方向の回転軸を有
    する回転ドラムと、前記回転ドラムを駆動するモータ
    と、前記回転ドラムに熱風を供給する熱風供給手段と、
    前記モータ、熱風供給手段などの動作を制御し洗濯物を
    洗濯、すすぎ、脱水する洗濯行程と前記洗濯物を乾燥す
    る乾燥行程とを制御する制御手段と、使用者が必要なコ
    ースまたは行程を設定する入力設定手段とを備え、制御
    手段は、前記入力設定手段により洗い時間、すすぎ回
    数、脱水時間、乾燥時間などを個別に設定可能とし、少
    なくとも脱水時間と乾燥時間を個別に設定して運転する
    とき、脱水運転時に前記回転ドラムの回転数が異なる予
    備脱水を複数回行うようにしたランドリー機器。
  3. 【請求項3】 制御手段は、複数回の予備脱水での脱水
    行程の回転ドラムの回転数を順次高くなるようにした請
    求項1または2記載のランドリー機器。
  4. 【請求項4】 予備脱水は、回転ドラムを洗濯時の回転
    数で駆動する布ほぐし行程と、洗濯時の回転数から洗濯
    物が回転ドラムの内壁に張り付く回転数に徐々に回転数
    を上昇させる布バランス行程と、布バランス行程の後に
    洗濯物を脱水する回転数で駆動する脱水行程と、脱水行
    程に後に洗濯物を回転ドラムの内壁から落とす第1の布
    剥離行程とを有する請求項1〜3のいずれか1項に記載
    のランドリー機器。
  5. 【請求項5】 制御手段は、第1の布剥離行程では、回
    転ドラムを停止させるようにした請求項4記載のランド
    リー機器。
  6. 【請求項6】 制御手段は、洗濯行程で終了するとき、
    予備脱水を行わないようにした請求項1または2記載の
    ランドリー機器。
  7. 【請求項7】 制御手段は、洗濯行程で終了するとき、
    予備脱水を行うようにした請求項1または2記載のラン
    ドリー機器。
  8. 【請求項8】 使用者が必要なコースまたは行程を設定
    する入力設定手段を備え、制御手段は、洗濯行程で終了
    するとき、前記入力設定手段の入力に応じて、予備脱水
    を行うかどうかを選択できるようにした請求項1または
    2記載のランドリー機器。
  9. 【請求項9】 制御手段は、最終脱水の後、乾燥行程の
    初期に熱風供給手段の動作を伴う第2の布剥離行程を行
    うようにした請求項1または2記載のランドリー機器。
  10. 【請求項10】 制御手段は、第2の布剥離行程での回
    転ドラムの休止期間を第2の布剥離行程後の乾燥運転時
    の休止期間より長くした請求項9記載のランドリー機
    器。
  11. 【請求項11】 制御手段は、乾燥行程のみを設定して
    運転するとき、第2の布剥離行程を行わないようにした
    請求項9記載のランドリー機器。
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