JPH06277393A - 洗濯物の回転脱水機 - Google Patents
洗濯物の回転脱水機Info
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- JPH06277393A JPH06277393A JP5092034A JP9203493A JPH06277393A JP H06277393 A JPH06277393 A JP H06277393A JP 5092034 A JP5092034 A JP 5092034A JP 9203493 A JP9203493 A JP 9203493A JP H06277393 A JPH06277393 A JP H06277393A
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- Japan
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- laundry
- rotary
- rotary drum
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Links
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Landscapes
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
- Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 洗濯ラインに組み込まれる回転脱水機（洗濯
脱水機を含む）に好適な構造に関するもので、回転脱水
機の回転胴への洗濯物の張りつきを防止し、また回転胴
に張りついた洗濯物を剥離するためのより確実な技術手
段を得る。 【構成】 回転胴１の内周面にテフロンコーティング７
が施されている回転脱水機を提唱するもので、テフロン
コーティングされた回転胴１と回転胴１の急停止、回転
胴１の振動または回転胴１に向けてのエアーブロウを併
用することにより、上記課題を達成した。回転数の低い
予備脱水と回転数の高い本脱水からなる脱水プロセスを
採用して、回転胴１への洗濯物４の張りつきを軽減する
ようすればさらに良い。
脱水機を含む）に好適な構造に関するもので、回転脱水
機の回転胴への洗濯物の張りつきを防止し、また回転胴
に張りついた洗濯物を剥離するためのより確実な技術手
段を得る。 【構成】 回転胴１の内周面にテフロンコーティング７
が施されている回転脱水機を提唱するもので、テフロン
コーティングされた回転胴１と回転胴１の急停止、回転
胴１の振動または回転胴１に向けてのエアーブロウを併
用することにより、上記課題を達成した。回転数の低い
予備脱水と回転数の高い本脱水からなる脱水プロセスを
採用して、回転胴１への洗濯物４の張りつきを軽減する
ようすればさらに良い。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、洗濯物の回転脱水機
に関するもので、特に洗濯ラインに組み込まれる業務用
の回転脱水機（洗濯脱水機を含む）に好適な構造に関す
るものである。
に関するもので、特に洗濯ラインに組み込まれる業務用
の回転脱水機（洗濯脱水機を含む）に好適な構造に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】衣服、シーツなどの洗濯ラインは、洗濯
機と脱水機（または洗濯脱水機）、乾燥機およびアイロ
ナーを搬送コンベアで繋いで形成される。脱水機として
はローラプレス型の脱水機（絞り機）か回転脱水機が用
いられるが、プレス型の脱水機は衣服についているファ
スナなどを損傷する欠点がある。一方回転脱水機は、周
面を孔明板や網状板で形成した回転胴に洗濯物を収容し
て高速回転させることにより、遠心力で洗濯物から水分
を分離するものであるが、脱水後洗濯物が回転胴の内周
面に張りついた状態となり、脱水機からの洗濯物の排出
を円滑に行えない問題がある。
機と脱水機（または洗濯脱水機）、乾燥機およびアイロ
ナーを搬送コンベアで繋いで形成される。脱水機として
はローラプレス型の脱水機（絞り機）か回転脱水機が用
いられるが、プレス型の脱水機は衣服についているファ
スナなどを損傷する欠点がある。一方回転脱水機は、周
面を孔明板や網状板で形成した回転胴に洗濯物を収容し
て高速回転させることにより、遠心力で洗濯物から水分
を分離するものであるが、脱水後洗濯物が回転胴の内周
面に張りついた状態となり、脱水機からの洗濯物の排出
を円滑に行えない問題がある。
【０００３】そこで脱水したあと回転胴から洗濯物を剥
離するため、脱水機に加振機を取りつけて回転胴を（通
常は外胴とともに）振動させることにより、洗濯物を回
転胴から振り落とすようにする構造や、外胴の周面上方
に加圧空気室とエアダンパとを設けて、脱水後ダンパを
急激に開くことにより、回転胴の周面に外側から空気を
吹きつけて回転胴に張りついている洗濯物を剥離する構
造の脱水機などが提唱されている。
離するため、脱水機に加振機を取りつけて回転胴を（通
常は外胴とともに）振動させることにより、洗濯物を回
転胴から振り落とすようにする構造や、外胴の周面上方
に加圧空気室とエアダンパとを設けて、脱水後ダンパを
急激に開くことにより、回転胴の周面に外側から空気を
吹きつけて回転胴に張りついている洗濯物を剥離する構
造の脱水機などが提唱されている。
【０００４】また脱水時における洗濯物の回転胴への張
りつきは、洗濯物の水分を急激に抜くほど生じやすいこ
とから、脱水プロセスを１回ないし複数回の回転胴の低
速回転による予備脱水と、これに続く回転胴の高速回転
による本脱水とで構成し、洗濯物からの水分の分離を複
数回に分けて徐々に行うことにより、洗濯物の回転胴へ
の張りつきを防止する方法も提唱されている。
りつきは、洗濯物の水分を急激に抜くほど生じやすいこ
とから、脱水プロセスを１回ないし複数回の回転胴の低
速回転による予備脱水と、これに続く回転胴の高速回転
による本脱水とで構成し、洗濯物からの水分の分離を複
数回に分けて徐々に行うことにより、洗濯物の回転胴へ
の張りつきを防止する方法も提唱されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このように回転脱水機
の回転胴への洗濯物の張りつきを防止し、また回転胴に
張りついた洗濯物を自動的に剥離するための種々の試み
がなされているが、従来の手段では脱水された洗濯物を
回転胴から１００％確実に剥離することができなかっ
た。
の回転胴への洗濯物の張りつきを防止し、また回転胴に
張りついた洗濯物を自動的に剥離するための種々の試み
がなされているが、従来の手段では脱水された洗濯物を
回転胴から１００％確実に剥離することができなかっ
た。
【０００６】自動化された洗濯ラインにおいては、各機
器の動作が１００％確実に行われることが必要であり、
たとえ発生率が低くても誤動作ないし動作不良が起こる
ようであると、自動化は成立しがたい。上述した振動や
エアーブロウによって回転胴から洗濯物を剥離するもの
では、加振量や空気の吹き出し速度および吹き出し面積
を大きくすることにより、１００％近い剥離が可能にな
るが、装置コストやランニングコストの上昇、機械寿命
の低下や作業環境の悪化などの問題があり、実用的には
一定の限界がある。この発明は極めて簡単な構造によ
り、上述した従来の問題を一挙に解決する技術手段を提
供するものである。
器の動作が１００％確実に行われることが必要であり、
たとえ発生率が低くても誤動作ないし動作不良が起こる
ようであると、自動化は成立しがたい。上述した振動や
エアーブロウによって回転胴から洗濯物を剥離するもの
では、加振量や空気の吹き出し速度および吹き出し面積
を大きくすることにより、１００％近い剥離が可能にな
るが、装置コストやランニングコストの上昇、機械寿命
の低下や作業環境の悪化などの問題があり、実用的には
一定の限界がある。この発明は極めて簡単な構造によ
り、上述した従来の問題を一挙に解決する技術手段を提
供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は回転胴１の内
周面にテフロンコーティング７が施されている回転脱水
機を提唱するもので、テフロンコーティングされた回転
胴１と回転胴１の急停止、振動またはエアーブロウを併
用することにより、上記課題を達成したものである。予
備脱水と本脱水からなる脱水プロセスを採用して、回転
胴１への洗濯物４の張りつきを軽減するようすればさら
に良い。
周面にテフロンコーティング７が施されている回転脱水
機を提唱するもので、テフロンコーティングされた回転
胴１と回転胴１の急停止、振動またはエアーブロウを併
用することにより、上記課題を達成したものである。予
備脱水と本脱水からなる脱水プロセスを採用して、回転
胴１への洗濯物４の張りつきを軽減するようすればさら
に良い。
【０００８】すなわちこの発明の洗濯物の回転脱水機
は、回転胴１の回転を急停止させるブレーキ装置１２を
備え、回転胴１の内周面にはテフロンコーティング７が
施されており、回転胴１を高速回転して当該回転胴に収
容された洗濯物４の脱水を行った後、当該回転を急停止
させて洗濯物４を回転胴１の内周面から剥離することを
特徴とするものである。
は、回転胴１の回転を急停止させるブレーキ装置１２を
備え、回転胴１の内周面にはテフロンコーティング７が
施されており、回転胴１を高速回転して当該回転胴に収
容された洗濯物４の脱水を行った後、当該回転を急停止
させて洗濯物４を回転胴１の内周面から剥離することを
特徴とするものである。
【０００９】また、この発明の洗濯物の回転脱水機は、
回転脱水時に回転胴１の内周面に張りついた洗濯物４を
剥離するための加振機１８を備えた洗濯物の回転脱水機
において、回転胴１の内周面がテフロンコーティング７
されていることを特徴とするものである。
回転脱水時に回転胴１の内周面に張りついた洗濯物４を
剥離するための加振機１８を備えた洗濯物の回転脱水機
において、回転胴１の内周面がテフロンコーティング７
されていることを特徴とするものである。
【００１０】更に、この発明の洗濯物の回転脱水機は、
回転脱水時に回転胴１の内周面に張りついた洗濯物を剥
離するための空気噴射流を回転胴１に向けて噴出するエ
アーダンパ１９を備えた洗濯物の回転脱水機において、
回転胴１の内周面がテフロンコーティング７されている
ことを特徴とするものである。
回転脱水時に回転胴１の内周面に張りついた洗濯物を剥
離するための空気噴射流を回転胴１に向けて噴出するエ
アーダンパ１９を備えた洗濯物の回転脱水機において、
回転胴１の内周面がテフロンコーティング７されている
ことを特徴とするものである。
【００１１】上記３つの発明において、回転胴１の回転
数および起動停止を制御するプロセスコントローラ１３
を備え、このプロセスコントローラは回転数の低い１回
ないし複数回の予備脱水のための回転１５と、これに続
く本脱水のための高速回転１６とを含む一連の回転動作
を回転胴１の駆動モータ９に指令することにより脱水工
程を行うものとすることができる。
数および起動停止を制御するプロセスコントローラ１３
を備え、このプロセスコントローラは回転数の低い１回
ないし複数回の予備脱水のための回転１５と、これに続
く本脱水のための高速回転１６とを含む一連の回転動作
を回転胴１の駆動モータ９に指令することにより脱水工
程を行うものとすることができる。
【００１２】
【作用】テフロンコーティング７によって汚れや処理対
象物が処理装置に付着するのを防止することは周知の事
実であるが、回転脱水機の回転胴１は表面を平滑に仕上
げたステンレス鋼板で形成されており、また洗濯物それ
自体は粘着性を有するものでもないので、回転胴１の内
周面の表面処理により洗濯物の剥離が生じやすくなると
は予想されていなかった。また回転胴１の内周面にテフ
ロンコーティング７をしただけでは１００％確実な洗濯
物の剥離が達成されるわけではなく、回転胴１の急停止
や振動、エアーブロウなどの機械的手段を併用して初め
て１００％確実な剥離が実現できるのである。
象物が処理装置に付着するのを防止することは周知の事
実であるが、回転脱水機の回転胴１は表面を平滑に仕上
げたステンレス鋼板で形成されており、また洗濯物それ
自体は粘着性を有するものでもないので、回転胴１の内
周面の表面処理により洗濯物の剥離が生じやすくなると
は予想されていなかった。また回転胴１の内周面にテフ
ロンコーティング７をしただけでは１００％確実な洗濯
物の剥離が達成されるわけではなく、回転胴１の急停止
や振動、エアーブロウなどの機械的手段を併用して初め
て１００％確実な剥離が実現できるのである。
【００１３】この発明は、脱水後回転胴１を急停止させ
ることによって、回転胴１からの洗濯物４の剥離を行わ
せることができるのではないかという予想に基づいた研
究開発の中で偶然になされたもので、回転の急停止のみ
では満足な結果が得られず、より良い結果を得るための
一つの試みとして回転胴１にテフロンコーティングを施
したところ、予想をはるかに越えた顕著な作用効果が得
られた。そしてその後の研究により従来の振動やエアー
ブロウによる剥離方法においても、回転胴１のテフロン
コーティング７を併用することにより、実用的なレベル
で洗濯物の１００％確実な剥離が可能であることが確認
された。
ることによって、回転胴１からの洗濯物４の剥離を行わ
せることができるのではないかという予想に基づいた研
究開発の中で偶然になされたもので、回転の急停止のみ
では満足な結果が得られず、より良い結果を得るための
一つの試みとして回転胴１にテフロンコーティングを施
したところ、予想をはるかに越えた顕著な作用効果が得
られた。そしてその後の研究により従来の振動やエアー
ブロウによる剥離方法においても、回転胴１のテフロン
コーティング７を併用することにより、実用的なレベル
で洗濯物の１００％確実な剥離が可能であることが確認
された。
【００１４】さらに洗濯物４の水分を回転胴１の低速回
転１５による予備脱水と高速回転１６による本脱水とで
分離する方法は、回転胴１と洗濯物４の付着力を弱める
ので、回転胴１のテフロンコーティングと併用すること
により、洗濯物の１００％確実な剥離をより容易に（急
停止用ブレーキの小型化、加振機の小型化、エアーブロ
ウの空気量の低減など）実現できる。
転１５による予備脱水と高速回転１６による本脱水とで
分離する方法は、回転胴１と洗濯物４の付着力を弱める
ので、回転胴１のテフロンコーティングと併用すること
により、洗濯物の１００％確実な剥離をより容易に（急
停止用ブレーキの小型化、加振機の小型化、エアーブロ
ウの空気量の低減など）実現できる。
【００１５】
【実施例】次に図面に示す実施例に基づいてこの発明を
説明する。図１ないし図３はこの発明の第１実施例を示
したものである。回転脱水機の回転胴１は、外胴２に設
けた軸受で水平に軸支された回転軸３の一端に片持ち状
態で固定されており、回転胴１の反回転軸側の端面は、
洗濯物４を投入排出するための開口が設けてある。回転
胴１の周面は、図２に示すように多数の方形の水抜き穴
５を穿孔することによって網目状としたステンレス鋼板
６からなり、その内周面に常法によりテフロンコーティ
ング７が設けられている。この回転胴１を固定している
回転軸３には、プーリ８が固着され、モータ９にベルト
１０で駆動連結されている。モータ９の回転軸１１には
ブレーキ１２が設けられており、このモータ９とブレー
キ１２とをプロセスコントローラ１３が制御している。
説明する。図１ないし図３はこの発明の第１実施例を示
したものである。回転脱水機の回転胴１は、外胴２に設
けた軸受で水平に軸支された回転軸３の一端に片持ち状
態で固定されており、回転胴１の反回転軸側の端面は、
洗濯物４を投入排出するための開口が設けてある。回転
胴１の周面は、図２に示すように多数の方形の水抜き穴
５を穿孔することによって網目状としたステンレス鋼板
６からなり、その内周面に常法によりテフロンコーティ
ング７が設けられている。この回転胴１を固定している
回転軸３には、プーリ８が固着され、モータ９にベルト
１０で駆動連結されている。モータ９の回転軸１１には
ブレーキ１２が設けられており、このモータ９とブレー
キ１２とをプロセスコントローラ１３が制御している。
【００１６】プロセスコントローラ１３はモータ９を図
３に示すように制御する。図３の縦軸はモータ９の回転
数、横軸は時間である。回転胴１内に洗濯物４が投入さ
れて脱水工程が開始されると、プロセスコントローラ１
３はモータ９を所定時間低速回転１５させた後、停止さ
せるという予備脱水を２回行う。そして次にモータ９を
高速回転１６させて本脱水を行い、所定時間経過した後
モータ９の電源を切るとともにブレーキ１２を動作させ
て、モータ９を急速停止させる。次いでモータ９とブレ
ーキ１２とを交互に動作させて、モータ９の回転と急停
止とを複数回行うことにより、回転胴１に付着した洗濯
物４を剥離して脱落させる。洗濯物４の剥離のためのモ
ータ９の回転と急停止とは３〜４回繰り返すことによっ
て回転胴１に付着した洗濯物４を１００％確実に剥離す
ることが可能である。
３に示すように制御する。図３の縦軸はモータ９の回転
数、横軸は時間である。回転胴１内に洗濯物４が投入さ
れて脱水工程が開始されると、プロセスコントローラ１
３はモータ９を所定時間低速回転１５させた後、停止さ
せるという予備脱水を２回行う。そして次にモータ９を
高速回転１６させて本脱水を行い、所定時間経過した後
モータ９の電源を切るとともにブレーキ１２を動作させ
て、モータ９を急速停止させる。次いでモータ９とブレ
ーキ１２とを交互に動作させて、モータ９の回転と急停
止とを複数回行うことにより、回転胴１に付着した洗濯
物４を剥離して脱落させる。洗濯物４の剥離のためのモ
ータ９の回転と急停止とは３〜４回繰り返すことによっ
て回転胴１に付着した洗濯物４を１００％確実に剥離す
ることが可能である。
【００１７】図４はこの発明の第２実施例を示したもの
で、外胴２に洗濯物剥離用の加振機（バイブレータ）１
８を設けた回転脱水機を示したものである。回転胴１の
内周面には第１実施例のものと同様にテフロンコーティ
ング７が施されている。また図５に示したものはこの発
明の第３実施例を示したもので、外胴２の両肩部分に加
圧空気室（エアーダンパ）が設けられ、このエアーダン
パ１９から回転胴１の周面に向けて設けた空気噴出口２
０にシャッタ２１が設けられている。そしてこの第３実
施例のものにおいても、回転胴１の内周面はテフロンコ
ーティング７されている。
で、外胴２に洗濯物剥離用の加振機（バイブレータ）１
８を設けた回転脱水機を示したものである。回転胴１の
内周面には第１実施例のものと同様にテフロンコーティ
ング７が施されている。また図５に示したものはこの発
明の第３実施例を示したもので、外胴２の両肩部分に加
圧空気室（エアーダンパ）が設けられ、このエアーダン
パ１９から回転胴１の周面に向けて設けた空気噴出口２
０にシャッタ２１が設けられている。そしてこの第３実
施例のものにおいても、回転胴１の内周面はテフロンコ
ーティング７されている。
【００１８】このような構造において回転胴１を高速回
転して、回転胴１内の洗濯物４の脱水が終わった後、回
転胴１をゆっくりと回転させながらバイブレータ１８を
動作させるか、あるいはシャッタ２１を開いてエアダン
パ１９内の空気を回転胴１の周面に向けて噴出させるこ
とにより、回転胴１の内周面に張りついた洗濯物４を剥
離する。出願人が行った実験によれば、図４の構造のも
のではバイブレータ１８を３０秒程度動作させることに
より、また図５の構造のものではエアダンパ１９から空
気を１回噴出させる動作で回転胴１に張りついた洗濯物
を１００％確実に剥離することが可能であった。
転して、回転胴１内の洗濯物４の脱水が終わった後、回
転胴１をゆっくりと回転させながらバイブレータ１８を
動作させるか、あるいはシャッタ２１を開いてエアダン
パ１９内の空気を回転胴１の周面に向けて噴出させるこ
とにより、回転胴１の内周面に張りついた洗濯物４を剥
離する。出願人が行った実験によれば、図４の構造のも
のではバイブレータ１８を３０秒程度動作させることに
より、また図５の構造のものではエアダンパ１９から空
気を１回噴出させる動作で回転胴１に張りついた洗濯物
を１００％確実に剥離することが可能であった。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、回転脱
水時に回転胴の内周面に張りついた洗濯物を脱水終了後
確実に剥離することができ、その後回転胴を傾斜させる
ことなどによって回転胴内周面の洗濯物を搬送コンベア
上に自動排出することが容易に可能となり、脱水された
洗濯物が回転胴に張りついた状態で、脱水機内に残るこ
ともないので、洗濯ラインの自動化および省人化が実現
できる。また構造が極めて簡単であり脱水機のコストを
上昇させたり洗濯物排出用のロボットなども不要となる
ので、洗濯ラインの自動化もより容易に実現でき、動作
の信頼性も高くできるという効果がある。
水時に回転胴の内周面に張りついた洗濯物を脱水終了後
確実に剥離することができ、その後回転胴を傾斜させる
ことなどによって回転胴内周面の洗濯物を搬送コンベア
上に自動排出することが容易に可能となり、脱水された
洗濯物が回転胴に張りついた状態で、脱水機内に残るこ
ともないので、洗濯ラインの自動化および省人化が実現
できる。また構造が極めて簡単であり脱水機のコストを
上昇させたり洗濯物排出用のロボットなども不要となる
ので、洗濯ラインの自動化もより容易に実現でき、動作
の信頼性も高くできるという効果がある。
【図１】第１実施例の回転脱水機を示す模式的な正面図
【図２】回転胴の部分拡大斜視図
【図３】脱水プロセスを示すタイムチャート
【図４】第２実施例の回転脱水機を示す模式的な正面図
【図５】第３実施例の回転脱水機を示す模式的な正面図
１ 回転胴 ４ 洗濯物 ７ テフロンコーティング ９ モータ 12 ブレーキ 13 プロセスコントローラ 15 低速回転 16 高速回転 18 加振棒 19 エアーダンパ
Claims (4)
- 【請求項１】 回転胴(1) の回転を急停止させるブレー
キ装置(12)を備え、回転胴(1) の内周面にはテフロンコ
ーティング(7) が施されており、回転胴(1)を高速回転
して当該回転胴に収容された洗濯物(4) の脱水を行った
後、当該回転を急停止させて洗濯物(4) を回転胴(1) の
内周面から剥離することを特徴とする、洗濯物の回転脱
水機。 - 【請求項２】 回転脱水時に回転胴(1) の内周面に張り
ついた洗濯物(4) を剥離するための加振機(18)を備えた
洗濯物の回転脱水機において、回転胴(1) の内周面がテ
フロンコーティング(7) されていることを特徴とする、
洗濯物の回転脱水機。 - 【請求項３】 回転脱水時に回転胴(1) の内周面に張り
ついた洗濯物を剥離するための空気噴射流を回転胴(1)
に向けて噴出するエアーダンパ(19)を備えた洗濯物の回
転脱水機において、回転胴(1) の内周面がテフロンコー
ティング(7)されていることを特徴とする、洗濯物の回
転脱水機。 - 【請求項４】 回転胴(1) の回転数および起動停止を制
御するプロセスコントローラ(13)を備え、このプロセス
コントローラは回転数の低い１回ないし複数回の予備脱
水のための回転(15)と、これに続く本脱水のための高速
回転(16)とを含む一連の回転動作を回転胴(1) の駆動モ
ータ(9) に指令することにより脱水工程を行うことを特
徴とする、請求項１、２または３記載の洗濯物の回転脱
水機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09203493A JP3152540B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 水洗洗濯物の回転脱水機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09203493A JP3152540B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 水洗洗濯物の回転脱水機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06277393A true JPH06277393A (ja) | 1994-10-04 |
| JP3152540B2 JP3152540B2 (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=14043252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09203493A Expired - Fee Related JP3152540B2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | 水洗洗濯物の回転脱水機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3152540B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10235068A (ja) * | 1997-02-21 | 1998-09-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ランドリー機器 |
| KR100504481B1 (ko) * | 2002-11-25 | 2005-08-03 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 모터 감속 제어장치 및 그 방법 |
| JP2012161511A (ja) * | 2011-02-08 | 2012-08-30 | Toshiba Corp | ドラム式洗濯乾燥機 |
| JP2014073277A (ja) * | 2012-10-05 | 2014-04-24 | Hitachi Appliances Inc | ドラム式洗濯機 |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP09203493A patent/JP3152540B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10235068A (ja) * | 1997-02-21 | 1998-09-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ランドリー機器 |
| KR100504481B1 (ko) * | 2002-11-25 | 2005-08-03 | 엘지전자 주식회사 | 세탁기의 모터 감속 제어장치 및 그 방법 |
| JP2012161511A (ja) * | 2011-02-08 | 2012-08-30 | Toshiba Corp | ドラム式洗濯乾燥機 |
| JP2014073277A (ja) * | 2012-10-05 | 2014-04-24 | Hitachi Appliances Inc | ドラム式洗濯機 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3152540B2 (ja) | 2001-04-03 |
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