JP2734482B2 - 洗濯物排出方法 - Google Patents

洗濯物排出方法

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JP2734482B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は洗濯、脱水機や乾燥機等のドラムの内部から
洗濯物を自動的に排出する洗濯物排出方法に関するもの
である。
〔従来の技術〕
ランドリー業界ではホテル、病院等から受入れた使用
済みの汚れたタオル、シーツ、包布等の布片(以下リネ
ンと称す)を処理し、清潔なリネンとしてホテル、病院
等に出荷している。処理の工程としては、洗濯、脱
水、乾燥、仕上と分かれ、タオル等完全乾燥するも
のは〜の工程、シーツ、包布等アイロン仕上げの必
要なものは〜(但し、工程は短時間)の工程とし
ている。
従来の洗濯物の処理方法では先ず洗濯、脱水を行な
い、その後洗濯物を別の乾燥機に移して乾燥工程を終え
る方式が一般的である。従来第3図に示す如く洗濯、脱
水を連続して行なう機械は、回転ドラム30の外周が多孔
板31となっており、ドラムが回転し、ビータ32によって
リネンが上方に待ち上げられ、次いで落下する作動を繰
り返すことによって洗濯される。洗濯工程が終了する
と、この回転ドラムが高速回転して脱水される。脱水工
程が終了すると、作業者はこの洗濯・脱水機を停止さ
せ、扉33を開け、回転ドラム30の内側に遠心力によりへ
ばりついたリネン34を人手で剥ぎ取った後、洗濯、脱水
機より濡れたリネン34を外部へ取り出し、台車等に乗せ
かえて、次に乾燥機迄搬送する。
その後作業者は、回転ドラム式の乾燥機の扉からドラ
ム内に洗濯、脱水されたリネンを投入し、次いで熱風ド
ラム内に吹き込むことによってリネンの乾燥を行なう。
乾燥終了後、作業者は乾燥機を停止させ、扉を開けてリ
ネンを乾燥機から人手で取り出し、台車等に乗せて次の
工程へリネンを搬送する。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上の如く従来は、洗濯物を処理する際、洗濯、脱水
機に洗濯物を入れ、洗濯、脱水処理後、ドラム内から洗
濯物を人手で取り出していた。また洗濯物の種類によっ
ては、脱水工程で洗濯物がドラムの高速回転により脱水
される時に発生する遠心力によって回転ドラムの内側に
強固にへばりつくため、洗濯、脱水後の洗濯物の取り出
しは重労働であって、通常若手男子でないと困難な作業
であった。
乾燥機から洗濯物を取り出す場合は、洗濯物がドラム
の内側にへばりついていることはないが、ドラムの中か
ら洗濯物を取り出すためには作業者は腰をかがめて手を
ドラムの中に差し込み、場合によっては上半身を乾燥ド
ラムの高温の雰囲気の中にさらして洗濯物をドラムから
取り出すことが要求される。また乾燥終了後の被洗物を
風力によって排出する技術としては、実願昭55−119266
号が提案されているが、この装置では被洗物の投入口を
前面ドア側に、排出口を後部ドア側に夫々設けているた
め、装置全体が大型化する傾向にあった。
以上の如く洗濯物を回転ドラムから取り出す作業は作
業者から嫌われる重労働であり、これの改善が望まれて
いた。
本発明はこのような作業から作業者を解放することが
できる洗濯物の排出方法を提供し、前記の課題を解決し
ようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
このための本発明は、ほぼ水平方向に回転軸と洗濯物
投入兼排出用扉を持ち、多孔のある内胴を有するドラム
式洗濯物処理装置において、外胴にエア吹込用のダクト
を配置し、脱水処理後又は乾燥処理後、前記扉を開放し
たままの状態で洗濯物自動排出スイッチを入切させるた
びに内胴の回転方向を同スイッチを切る前とは逆方向に
回転させ、同時に前記ダクトよりエアを内胴内へ吹込む
ことにより、内胴内の洗濯物を風力により前記扉から外
部へからみあうことなしに排出するようにしてなるもの
で、これを課題解決のための手段とするものである。
〔作用〕 内胴が回転されると、洗濯物は上方へ持ち上げられ、
通常時計の10時〜12時程度のところまで持ち上げられて
落下する。このとき内胴の中央部にある同心円状の扉が
開かれていて外胴からエアが吹き込まれると、内胴内で
上方に持ち上げられた洗濯物は、このエアの力によりエ
アが内胴から外へ排気される流れ(風力)により、容易
に外部に排出することができる。
しかも、シーツのような長尺物の場合、スイッチの操
作で内胴の回転方向が変るため洗濯物がよじれてからみ
あうことがなく、確実に外部に排出することができる。
〔実施例〕
以下本発明を図面の実施例について説明すると、第1
図は本発明の方法を実施する装置のドラムの要部の断面
図、第2図は正面図を示す。
図において1はドラム内胴で、外周に多くの孔が穿設
してあり、内部にはビータ2が複数個取り付けられてい
る。なお、ドラム内胴1は特願昭61−195164号で提案済
みのソロバン玉形状を有する。またドラム内胴1に固着
されている軸及びプーリ8は軸受7で支えられており、
図示しない駆動装置でドラム内胴1は回転される。更に
ドラム内胴1はドラム外胴3の内側に配置されており、
この中に洗濯物4が投入され処理される。
5はダクトで、ドラム外側3に固着されており、かつ
同ダクト5内には同ダクト5からドラム内胴1内に吹込
ノズル21を介してエアを吹込むためのブロワ6が設置さ
れている。このブロワ6の作用でエア9がドラム内胴1
内に吹き込まれると、このエア9は、排気口9が閉じら
れていると、前もって開けられている扉11の開口部13か
ら外部へエア10のように流れる。12はピンで、扉11の開
閉の回転中心となる。14は排気ダクトで、洗濯、脱水、
乾燥を1台で処理する洗濯、脱水、乾燥機には必要とさ
れるものである。この排気ダクト14の外胴3との接続部
には、エアを排気するために図示しない孔があけられて
いるが、この孔を塞ぐためのダンパー15及びこの回転中
心部材16が取り付けられていて、エアシリンダ(図示し
ない)の動きで開閉がコントロールされるようになって
いる。又ドラム内胴1を回転させ、ドラム内へエア9を
吹き込むための洗濯物自動排出スイッチ17が設けられて
いる。20はワゴンであり、排出された洗濯物4を受け取
る役目を果たす。
次に作用を説明すると、ドラム内胴1内に供給された
洗濯物4は、洗濯、脱水処理される。このときは当然扉
11は閉となっていて、ドラム1の内部の水等を外部へ洩
らさない構造となっている。即ち、洗濯、脱水中は外部
へ水が飛散しないようダンパー15は第2図のように閉と
なっており、洗濯、脱水処理されたのち、先ずダンパー
15が図示しないエアシリンダ等で第2図の破線の位置の
ように移動し、開となる。この後ブロワ6が作動すると
共に、ドラム内胴1が回転すると、洗濯物4は容易にド
ラム内胴1から剥離する。
次いでダクト5に設けられヒータ(図示しない)を作
動して乾燥処理を行なう。乾燥処理の後、扉11を開け、
スイッチ17を押し続けると、ダンパー15を閉じる(第2
図の状態)と共にブロワ6により供給されるエア9は、
ビータ2及びドラム1の遠心力によって持ち上げられた
洗濯物4を、たやすくドラム内胴1から扉11が開けられ
た開口部13より外部へ風力により排出する。また外部に
第1図に示すワゴン20が待機していると、この中に洗濯
物が自動的に入り込む。
なお、以上の実施例は洗濯、脱水、乾燥について説明
したが、洗濯、脱水機又は乾燥機に対しても適用でき
る。洗濯、脱水機では剥離処理後、乾燥処理を行わず、
扉を開(ダンパー15は閉)にして洗濯物を排出させる。
また第1図にはドラム内胴としてソロバン玉形のドラム
を記載しているが、これはドラム内胴へ洗濯物がへばり
つきにくい構造を示しているのであり、本発明は通常使
われている円筒状のドラム(第3図に示すもの)に対し
ても効果的に適用できる。更に本発明では排気ダクト14
が取り付けられている場合について説明したが、洗濯、
脱水機ではこの部品は無いが、洗濯物の自動排出結果は
同じである。また本発明ではブロワ6によりエア9をド
ラム内胴1内に送り込む場合について説明したが、ブロ
ワに代わる別の方法でエアを供給しても同じ効果が得ら
れる。なお、ダクト5に代えて2点鎖線で示す位置にダ
クト25を設けてもよい。
また、スイッチ17の機能としてブロワ6を回したま
ま、所定のインターバル〔例えば、3秒(正転)、2秒
(停止)、3秒(逆転)〕で自動的に内胴の1の回転方
向を制御してスイッチ17を入切させるたびに内胴の回転
方向を同スイッチを切る前とは逆方向に回転させてもよ
い。更に洗濯物が短尺物の場合は、スイッチ17を入切さ
せるたびに内胴の回転方向を同スイッチを切る前と同方
向としてもよい。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明は、内胴内の洗濯物を風力により排
出用扉から外部へ排出するようにしたので、洗濯物の取
り出しは女性でも容易にでき、従来のようにドラム内胴
から洗濯物を取り出すのに、腕力の強い若手男性を配置
しなければならないなどの問題は全くない。また本発明
によると、洗濯物を取り出すのに必要な時間は従来の1/
4以下に短縮できる。例えば、タオル50kgをドラム内か
ら取り出す場合、従来では脱水工程後洗濯物はドラム内
胴内にへばりついていることもあり、取り出すのに3分
以上かかったが、本発明によれば0.5分以内で行なうこ
とが出来る。また従来は洗濯物をドラムの外へ取り出す
とき人手で引張り出していたため、洗濯物の破損が度々
発生していた(特に浴衣、Yシャツ等)。しかし本発明
によると、洗濯物を人手で引張ることが皆無のため、こ
のような問題は全くない。又特に長尺物がドラムの回転
によりよじれて排出される前にスイッチを切って再び押
すことにより逆方向に回転するため取出した衣料のよじ
れが少なく次の工程でワゴンから取出しが容易となる等
の種々の秀れた効果を奏しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するドラム式洗濯物処理装置
におけるドラム要部の側断面図、第2図は第1図の正面
図、第3図は従来のドラム式洗濯物処理装置におけるド
ラム要部の側断面図、第4図は第3図の正面図である。 図の主要部分の説明 1……ドラム内胴、2……ビータ、3……ドラム外胴、
4……洗濯物、5……ダクト、6……ブロワ、9……エ
ア、11……扉、13……開口部、14……排気ダクト、15…
…ダンパー、17……洗濯物自動排出スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−152498(JP,A) 特開 平2−36899(JP,A) 特開 昭63−51899(JP,A) 実開 昭50−83176(JP,U) 実開 昭57−42794(JP,U) 実公 昭58−55912(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ水平方向に回転軸と洗濯物投入兼排出
    用扉を持ち、多孔のある内胴を有するドラム式洗濯物処
    理装置において、外胴にエア吹込用のダクトを配置し、
    脱水処理後又は乾燥処理後、前記扉を開放したままの状
    態で洗濯物自動排出スイッチを入切させるたびに内胴の
    回転方向を同スイッチを切る前とは逆方向に回転させ、
    同時に前記ダクトよりエアを内胴内へ吹込むことによ
    り、内胴内の洗濯物を風力により前記扉から外部へ排出
    することを特徴とする洗濯物排出方法。
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