JP2002188674A - 速度依存の緩衝性を有するピストン−シリンダ装置 - Google Patents
速度依存の緩衝性を有するピストン−シリンダ装置Info
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- F16F9/516—Special means providing automatic damping adjustment, i.e. self-adjustment of damping by particular sliding movements of a valve element, other than flexions or displacement of valve discs; Special means providing self-adjustment of spring characteristics resulting in the damping effects during contraction being different from the damping effects during extension, i.e. responsive to the direction of movement
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 必要のある場合に、両方の作動空間の完全な
遮断を可能にする、できるだけ短い構造のピストン−シ
リンダ装置を提供することにある。 【解決手段】 速度依存による緩衝性を有するピストン
−シリンダ装置は、緩衝媒体で満たされたシリンダの１
つの内部で軸方向に可動に案内されるピストンロッドを
含んでおり、そのさい前記ピストンロッドに、前記シリ
ンダをピストンロッド側のおよびピストンロッドから離
れた作動空間に分割するピストンが配置され、そのさい
前記両方の作動空間がばねによって開放方向に偏倚され
た弁体の軸方向の位置に依存して制御される少なくとも
１つの流れ溝によってともに接続され、そのさい前記弁
体が動圧に依存して弁座面上の閉止された位置に可動で
ありかつ少なくとも１つの流れ溝をその貫通横断面にお
いて少なくとも減少し、そのさい前記ピストンが前側に
弁座面を有しており、この弁座面上で前記弁体が最大に
閉止された位置において円錐形状の閉止面を備えてい
る。
遮断を可能にする、できるだけ短い構造のピストン−シ
リンダ装置を提供することにある。 【解決手段】 速度依存による緩衝性を有するピストン
−シリンダ装置は、緩衝媒体で満たされたシリンダの１
つの内部で軸方向に可動に案内されるピストンロッドを
含んでおり、そのさい前記ピストンロッドに、前記シリ
ンダをピストンロッド側のおよびピストンロッドから離
れた作動空間に分割するピストンが配置され、そのさい
前記両方の作動空間がばねによって開放方向に偏倚され
た弁体の軸方向の位置に依存して制御される少なくとも
１つの流れ溝によってともに接続され、そのさい前記弁
体が動圧に依存して弁座面上の閉止された位置に可動で
ありかつ少なくとも１つの流れ溝をその貫通横断面にお
いて少なくとも減少し、そのさい前記ピストンが前側に
弁座面を有しており、この弁座面上で前記弁体が最大に
閉止された位置において円錐形状の閉止面を備えてい
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、緩衝媒体で満たさ
れたシリンダの１つの内部で軸方向に可動に案内される
ピストンロッドを含んでおり、そのさい前記ピストンロ
ッドに、前記シリンダをピストンロッド側のおよびピス
トンロッドから離れた作動空間に分割するピストンが配
置され、そのさい前記両方の作動空間がばねによって開
放方向に偏倚された弁体の軸方向の位置に依存して制御
される少なくとも１つの流れ溝によってともに接続さ
れ、そのさい前記弁体が動圧に依存して弁座面上の閉止
された位置に可動でありかつ少なくとも１つの流れ溝を
その貫通横断面において少なくとも減少する、速度依存
の緩衝性を有する、ピストン−シリンダ装置に関するも
のである。
れたシリンダの１つの内部で軸方向に可動に案内される
ピストンロッドを含んでおり、そのさい前記ピストンロ
ッドに、前記シリンダをピストンロッド側のおよびピス
トンロッドから離れた作動空間に分割するピストンが配
置され、そのさい前記両方の作動空間がばねによって開
放方向に偏倚された弁体の軸方向の位置に依存して制御
される少なくとも１つの流れ溝によってともに接続さ
れ、そのさい前記弁体が動圧に依存して弁座面上の閉止
された位置に可動でありかつ少なくとも１つの流れ溝を
その貫通横断面において少なくとも減少する、速度依存
の緩衝性を有する、ピストン−シリンダ装置に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願第１１９８０
１７２２Ａ１号から、速度に依存して閉止する弁が配置
される、固定の中間円板を有している、速度依存の緩衝
性を有するピストン−シリンダ装置が知られている。弁
は円錐の弁面を備えた弁体を含み、そのさい弁体は円錐
ばねによって開放方向に偏倚されている。
１７２２Ａ１号から、速度に依存して閉止する弁が配置
される、固定の中間円板を有している、速度依存の緩衝
性を有するピストン−シリンダ装置が知られている。弁
は円錐の弁面を備えた弁体を含み、そのさい弁体は円錐
ばねによって開放方向に偏倚されている。
【０００３】ドイツ連邦共和国特許明細書第５４５３３
４号は、緩衝媒体で満たされたシリンダの１つの内部で
軸方向に可動に案内されるピストンロッドを含んでいる
液体ブレーキを記載しており、そのさい前記ピストンロ
ッドに、前記シリンダをピストンロッド側のおよびピス
トンロッドから離れた作動空間に分割するピストンが配
置され、そのさい前記両方の作動空間はばねによって開
放方向に偏倚された弁体の軸方向の位置に依存して制御
される少なくとも１つの流れ溝によって互いに接続さ
れ、そのさい前記弁体が動圧に依存して弁座面上の閉止
された位置に可動でありかつ少なくとも１つの流れ溝を
その貫通横断面において少なくとも減少する。弁体はピ
ストンの前面に取り付ける平らな座面を有している。
４号は、緩衝媒体で満たされたシリンダの１つの内部で
軸方向に可動に案内されるピストンロッドを含んでいる
液体ブレーキを記載しており、そのさい前記ピストンロ
ッドに、前記シリンダをピストンロッド側のおよびピス
トンロッドから離れた作動空間に分割するピストンが配
置され、そのさい前記両方の作動空間はばねによって開
放方向に偏倚された弁体の軸方向の位置に依存して制御
される少なくとも１つの流れ溝によって互いに接続さ
れ、そのさい前記弁体が動圧に依存して弁座面上の閉止
された位置に可動でありかつ少なくとも１つの流れ溝を
その貫通横断面において少なくとも減少する。弁体はピ
ストンの前面に取り付ける平らな座面を有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ドイツ連邦共和国特許
出願第１９８０１７２２Ａ１号における構造方式におい
ては、固定の中間円板によって中間円板と別個のピスト
ンとの間の作動空間の軸方向の伸張の大きな配置におい
てストローク損失が存在するという欠点があり、また、
ドイツ連邦共和国特許明細書第１５４５３３４号におい
ては、ピストンロッドの遮断は望まれず、その結果ピス
トンの前面と弁体の閉止面との間の偶発的な漏れ流れが
許容され得る。作動空間の形成についての指摘はこの工
程には含まれていない。
出願第１９８０１７２２Ａ１号における構造方式におい
ては、固定の中間円板によって中間円板と別個のピスト
ンとの間の作動空間の軸方向の伸張の大きな配置におい
てストローク損失が存在するという欠点があり、また、
ドイツ連邦共和国特許明細書第１５４５３３４号におい
ては、ピストンロッドの遮断は望まれず、その結果ピス
トンの前面と弁体の閉止面との間の偶発的な漏れ流れが
許容され得る。作動空間の形成についての指摘はこの工
程には含まれていない。
【０００５】本発明の目的は、必要のある場合に、両方
の作動空間の完全な遮断を可能にする、できるだけ短い
構造のピストン−シリンダ装置を提供することにある。
の作動空間の完全な遮断を可能にする、できるだけ短い
構造のピストン−シリンダ装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この目
的は、ピストンが前側に弁座面を有しており、この弁座
面上で弁体が最大に閉止された位置において円錐形状の
閉止面を備えることによって解決される。
的は、ピストンが前側に弁座面を有しており、この弁座
面上で弁体が最大に閉止された位置において円錐形状の
閉止面を備えることによって解決される。
【０００７】円錐形状の閉止面は、弁体が弁座面自体に
おいて心出しされるので、弁体の僅かな傾斜状態におい
ても同様に保たれている非常に信頼し得る密封作用を可
能にする。
おいて心出しされるので、弁体の僅かな傾斜状態におい
ても同様に保たれている非常に信頼し得る密封作用を可
能にする。
【０００８】ピストンによって分離された作動空間の間
の流れ接続のできるだけ下方の接続に関して、弁体がプ
ラグ上に案内され、そのさい前記弁体と前記プラグの案
内面との間に密封体が配置される。このプラグは、ま
た、ピストンロッド上に保持されるスリーブによって形
成されることができる。
の流れ接続のできるだけ下方の接続に関して、弁体がプ
ラグ上に案内され、そのさい前記弁体と前記プラグの案
内面との間に密封体が配置される。このプラグは、ま
た、ピストンロッド上に保持されるスリーブによって形
成されることができる。
【０００９】さらに他の展開において、ピストンが、弁
体用のばねを受容する盲孔開口を有しており、そのさい
前記盲孔開口の底部分から出発して少なくとも１つの流
れ溝が延びている盲孔開口は２つの機能を有している。
まず、ばねが半径方向に案内されかつ次に盲孔溝が比較
的短く保持されることができ、その結果温度条件による
粘性の変化が緩衝性の僅かな変動のみを必然的に伴う。
体用のばねを受容する盲孔開口を有しており、そのさい
前記盲孔開口の底部分から出発して少なくとも１つの流
れ溝が延びている盲孔開口は２つの機能を有している。
まず、ばねが半径方向に案内されかつ次に盲孔溝が比較
的短く保持されることができ、その結果温度条件による
粘性の変化が緩衝性の僅かな変動のみを必然的に伴う。
【００１０】加えて、ばねは円錐ばねとして形成され、
そのさい前記円錐ばねの端部が盲孔の底部分において大
きなコイル直径で配置されかつ流れ溝が前記円錐ばねの
底側の端部コイルの半径方向に内方に実施される。それ
により現存の構造空間が非常に良好に利用される。
そのさい前記円錐ばねの端部が盲孔の底部分において大
きなコイル直径で配置されかつ流れ溝が前記円錐ばねの
底側の端部コイルの半径方向に内方に実施される。それ
により現存の構造空間が非常に良好に利用される。
【００１１】好都合な従属の請求項によれば、弁体は合
成樹脂からなっている。それにより追加的に弁座面上へ
の弁体のより良好な密封が達成される。また、弁体の迅
速な閉止速度に際して騒音の発生が材料に制限されて有
利に影響を及ぼされる。
成樹脂からなっている。それにより追加的に弁座面上へ
の弁体のより良好な密封が達成される。また、弁体の迅
速な閉止速度に際して騒音の発生が材料に制限されて有
利に影響を及ぼされる。
【００１２】動圧に依存して閉止位置に動かされる弁
を、できるだけ僅かな出費で種々の利用の場合に適合さ
せ得るようにするために、弁体は軸方向に可動なストッ
パに対してばねの開口方向に偏倚されている。
を、できるだけ僅かな出費で種々の利用の場合に適合さ
せ得るようにするために、弁体は軸方向に可動なストッ
パに対してばねの開口方向に偏倚されている。
【００１３】他の可能性として、弁座面がピストンに対
して軸方向に調整可能に実施されることが提案される。
それにより、弁体に作用する、ばねのそうでなければ一
定の偏倚力に際して閉止運動が、ばねの偏倚力から独立
して調整されることが達成される。このために、好都合
には、弁座面が弁座リングの部分であることが提案され
る。
して軸方向に調整可能に実施されることが提案される。
それにより、弁体に作用する、ばねのそうでなければ一
定の偏倚力に際して閉止運動が、ばねの偏倚力から独立
して調整されることが達成される。このために、好都合
には、弁座面が弁座リングの部分であることが提案され
る。
【００１４】動圧に依存してピストンの閉止運動の無段
調整のために、弁座リングはピストンとネジ結合する。
調整のために、弁座リングはピストンとネジ結合する。
【００１５】分離円板と調整空間との間の作動空間にこ
れまで利用された軸方向の構造長さを削減するために、
ピストンとシリンダのピストンロッド繰り出し側端との
間に、調整空間をピストンロッド側の作動空間から分離
する分離ピストンが配置されている。遮断の場合におい
て、ピストンはシリンダの底部分において油圧的に支持
される。
れまで利用された軸方向の構造長さを削減するために、
ピストンとシリンダのピストンロッド繰り出し側端との
間に、調整空間をピストンロッド側の作動空間から分離
する分離ピストンが配置されている。遮断の場合におい
て、ピストンはシリンダの底部分において油圧的に支持
される。
【００１６】以下の図の説明に基づいて、本発明をより
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【００１７】
【実施の形態】図１は、ピストンロッド５がその中に軸
方向に可動に配置されるシリンダ３を有しているピスト
ン−シリンダ装置１を示している。ピストンロッドと固
定して接続されるピストン７は、シリンダをピストンロ
ッド側の作動空間９とピストンロッドから離れた作動空
間１１に分離している。りょあほあの作動空間は緩衝媒
体、通常、オイル基礎で充填されている。分離ピストン
１３は調整空間１５をピストンロッド側の作動空間９か
ら分離している。調整空間はガスの膨張下にあり、その
結果ピストンロッド上に常に排出力が作用している。代
替的に、調整空間には、また、ばね偏倚が利用され得
る。
方向に可動に配置されるシリンダ３を有しているピスト
ン−シリンダ装置１を示している。ピストンロッドと固
定して接続されるピストン７は、シリンダをピストンロ
ッド側の作動空間９とピストンロッドから離れた作動空
間１１に分離している。りょあほあの作動空間は緩衝媒
体、通常、オイル基礎で充填されている。分離ピストン
１３は調整空間１５をピストンロッド側の作動空間９か
ら分離している。調整空間はガスの膨張下にあり、その
結果ピストンロッド上に常に排出力が作用している。代
替的に、調整空間には、また、ばね偏倚が利用され得
る。
【００１８】図２において、ピストン７が図１による変
形例において拡大して示されている。ピストン７はピス
トンロッド５のプラグ１７上に固定されている。ストッ
パ円板２１と結合して案内スリーブ１９がピストンとと
もにピストンロッド５の段部に対して偏倚されている。
ピストンは、ばね２５がその中に配置される盲孔開口２
３を備えている。盲孔開口は、弁体２９の作動位置に依
存して両方の作動空間９；１１を接続する流れ溝２７を
有している。合成樹脂からなっている弁体２９はばね２
５によってストッパ円板２１に対して開放方向に偏倚さ
れている。盲孔名開口の底部において円錐ばねとして実
施されるばねが支持され、そのさい円錐ばねの端部の巻
き付きは、流れ溝が実施される部分円の半径方向外方に
延びている。緩衝媒体は弁体２９の円錐形状の閉止面３
３とピストン７の前方側の弁座面３５との間の空間３１
においてピストンの盲孔開口内にかつ少なくとも流れ溝
を通ってさらに作動空間９に流れることができる。弁体
の閉止面３３および弁座面３５は理想的な場合において
直線接触を有し、その結果合成樹脂からなりかつそれに
より限界内で弾力のある弁体に関連して非常に信頼でき
る密封作用が保証される。
形例において拡大して示されている。ピストン７はピス
トンロッド５のプラグ１７上に固定されている。ストッ
パ円板２１と結合して案内スリーブ１９がピストンとと
もにピストンロッド５の段部に対して偏倚されている。
ピストンは、ばね２５がその中に配置される盲孔開口２
３を備えている。盲孔開口は、弁体２９の作動位置に依
存して両方の作動空間９；１１を接続する流れ溝２７を
有している。合成樹脂からなっている弁体２９はばね２
５によってストッパ円板２１に対して開放方向に偏倚さ
れている。盲孔名開口の底部において円錐ばねとして実
施されるばねが支持され、そのさい円錐ばねの端部の巻
き付きは、流れ溝が実施される部分円の半径方向外方に
延びている。緩衝媒体は弁体２９の円錐形状の閉止面３
３とピストン７の前方側の弁座面３５との間の空間３１
においてピストンの盲孔開口内にかつ少なくとも流れ溝
を通ってさらに作動空間９に流れることができる。弁体
の閉止面３３および弁座面３５は理想的な場合において
直線接触を有し、その結果合成樹脂からなりかつそれに
より限界内で弾力のある弁体に関連して非常に信頼でき
る密封作用が保証される。
【００１９】ピストンリング３７、ピストンロッドの段
部のリング状密封体３９ならびに案内スリーブ１９の案
内面１９ａに対する弁体２９の内部での密封体４１は、
両方の作動空間の間の限定されない漏洩流が生じないよ
うに考慮している。密封体４１は案内面１９ａと弁体２
９との間に幾らか大きい案内遊びを許容している。事情
にによってはピストンの僅かに不正確に作動された弁座
面に際して同様に協働して弁体の密封作用を増大するた
めに、案内面に対して弁体の正確な角度的運動を利用す
ることができる。
部のリング状密封体３９ならびに案内スリーブ１９の案
内面１９ａに対する弁体２９の内部での密封体４１は、
両方の作動空間の間の限定されない漏洩流が生じないよ
うに考慮している。密封体４１は案内面１９ａと弁体２
９との間に幾らか大きい案内遊びを許容している。事情
にによってはピストンの僅かに不正確に作動された弁座
面に際して同様に協働して弁体の密封作用を増大するた
めに、案内面に対して弁体の正確な角度的運動を利用す
ることができる。
【００２０】矢印方向に従うシリンダ３のピストンロッ
ド５の繰り出し運動に際して、また弁体上にピストン７
の弁座面３５の方向に作用する動圧が速度に依存してピ
ストンロッドから離れた作動空間１１に形成される。弁
体２９上の一定の繰り出し速度または一定の動圧力に際
してこれがピストン７の弁座面３５に動き、弁体とピス
トンとの間の空隙３１を閉止する。それによりピストン
ロッドのさらに他の繰り出し運動が信頼し得るように阻
止される。
ド５の繰り出し運動に際して、また弁体上にピストン７
の弁座面３５の方向に作用する動圧が速度に依存してピ
ストンロッドから離れた作動空間１１に形成される。弁
体２９上の一定の繰り出し速度または一定の動圧力に際
してこれがピストン７の弁座面３５に動き、弁体とピス
トンとの間の空隙３１を閉止する。それによりピストン
ロッドのさらに他の繰り出し運動が信頼し得るように阻
止される。
【００２１】このような作用は、例えば、ピストン−シ
リンダ装置１により調整され得る、車両の座席の場合に
利用される。背もたれ４３と台座部分との間にはピスト
ン−シリンダ装置１が配置されている。例えば、ドイツ
連邦共和国特許出願第４００９１００Ａ１による実施例
における、さらに他の任意に遮断可能なピストン−シリ
ンダ装置４７がピストン−シリンダ装置１に機能的に並
列に接続される。非常に大きな遅延の場合に、座席に存
在する人間の慣性質量モーメントが背もたれに対して作
用し、それにより両方のピストン−シリンダ装置１；４
７のピストンロッドは非常に迅速に加速される。ピスト
ン−シリンダ装置４７の解放位置から独立して、ピスト
ン−シリンダ装置１は作動空間１１内の大きな動圧に基
づいて前述されたれ遮断位置に持ち来される。
リンダ装置１により調整され得る、車両の座席の場合に
利用される。背もたれ４３と台座部分との間にはピスト
ン−シリンダ装置１が配置されている。例えば、ドイツ
連邦共和国特許出願第４００９１００Ａ１による実施例
における、さらに他の任意に遮断可能なピストン−シリ
ンダ装置４７がピストン−シリンダ装置１に機能的に並
列に接続される。非常に大きな遅延の場合に、座席に存
在する人間の慣性質量モーメントが背もたれに対して作
用し、それにより両方のピストン−シリンダ装置１；４
７のピストンロッドは非常に迅速に加速される。ピスト
ン−シリンダ装置４７の解放位置から独立して、ピスト
ン−シリンダ装置１は作動空間１１内の大きな動圧に基
づいて前述されたれ遮断位置に持ち来される。
【００２２】図４によるピストン７の実施例は図２によ
る変形例に基礎を置いている。弁体２９に関して、ピス
トンロッド５のプラグ１７とネジ結合５１しかつそれに
よりピストンに対するその位置に無段で調整可能であ
る、軸方向に調整可能なストッパ４９が取り付けられて
いることが異なっている。ストッパには、貫通開口４９
ａが設けられ、この開口のまわりで作動空間１１に向け
られた面全体が作動空間１１内の作動圧力で作動され
る。それによりばね２５はその偏倚において変化されか
つ間隙３１の幅が同様に影響を及ぼされる。それによっ
て弁体２９の閉止関係の適合が可能となる。
る変形例に基礎を置いている。弁体２９に関して、ピス
トンロッド５のプラグ１７とネジ結合５１しかつそれに
よりピストンに対するその位置に無段で調整可能であ
る、軸方向に調整可能なストッパ４９が取り付けられて
いることが異なっている。ストッパには、貫通開口４９
ａが設けられ、この開口のまわりで作動空間１１に向け
られた面全体が作動空間１１内の作動圧力で作動され
る。それによりばね２５はその偏倚において変化されか
つ間隙３１の幅が同様に影響を及ぼされる。それによっ
て弁体２９の閉止関係の適合が可能となる。
【００２３】代替的にまたは組み合わせて、ピストン７
は弁座リング５３によって形成される、軸方向に調整可
能な弁座面３５を有している。弁座リングはピストンと
ネジ結合５１しかつしたがって同様に、間隙３１を調整
するために、無段で調整され得る。左側の断面半分にお
いて、弁座リングは間隙の最大に開放された幅によって
示され、これに対して右側の断面半分において、弁座リ
ングの軸方向の調整が企てられる。軸方向に調整可能な
ストッパ４９に比しての実質的な作用の相違は、弁座面
３５の調整に際して間隙３１のみがその幅において変更
されるということに存する。ばね２５のばね力は変更さ
れない。両方の調整可能性の組み合わせの場合に、ばね
２５を調整可能なストッパによりその偏倚かつそれによ
りその開放力を変更しかつ間隙３１の幅を一定に保持す
るために、ストッパの調整を弁座リング５３により再び
制御することができる。
は弁座リング５３によって形成される、軸方向に調整可
能な弁座面３５を有している。弁座リングはピストンと
ネジ結合５１しかつしたがって同様に、間隙３１を調整
するために、無段で調整され得る。左側の断面半分にお
いて、弁座リングは間隙の最大に開放された幅によって
示され、これに対して右側の断面半分において、弁座リ
ングの軸方向の調整が企てられる。軸方向に調整可能な
ストッパ４９に比しての実質的な作用の相違は、弁座面
３５の調整に際して間隙３１のみがその幅において変更
されるということに存する。ばね２５のばね力は変更さ
れない。両方の調整可能性の組み合わせの場合に、ばね
２５を調整可能なストッパによりその偏倚かつそれによ
りその開放力を変更しかつ間隙３１の幅を一定に保持す
るために、ストッパの調整を弁座リング５３により再び
制御することができる。
【００２４】弁体２９の閉止関係はその場合に間隙３１
の横断面および流れ溝の横断面を決定する、ばね２５の
ばね力のピストンロッドの運動速度から独立している。
の横断面および流れ溝の横断面を決定する、ばね２５の
ばね力のピストンロッドの運動速度から独立している。
【００２５】図２および図４の両方の実施例において、
ピストンロッド５は弁体２９の遮断位置において、シリ
ンダ３の底部にまで同様に直接存在している、作動空間
１１内の緩衝媒体上に支持している。
ピストンロッド５は弁体２９の遮断位置において、シリ
ンダ３の底部にまで同様に直接存在している、作動空間
１１内の緩衝媒体上に支持している。
【００２６】
【発明の効果】叙上のごとく、本発明は、緩衝媒体で満
たされたシリンダの１つの内部で軸方向に可動に案内さ
れるピストンロッドを含んでおり、そのさい前記ピスト
ンロッドに、前記シリンダをピストンロッド側のおよび
ピストンロッドから離れた作動空間に分割するピストン
が配置され、そのさい前記両方の作動空間がばねによっ
て開放方向に偏倚された弁体の軸方向の位置に依存して
制御される少なくとも１つの流れ溝によってともに接続
され、そのさい前記弁体が動圧に依存して弁座面上の閉
止された位置に可動でありかつ少なくとも１つの流れ溝
をその貫通横断面において少なくとも減少する、速度依
存の緩衝性を有する、ピストン−シリンダ装置におい
て、前記ピストンが前側に弁座面を有しており、この弁
座面上で前記弁体が最大に閉止された位置において円錐
形状の閉止面を備える構成としたので、必要のある場合
に、両方の作動空間の完全な遮断を可能にする、できる
だけ短い構造のピストン−シリンダ装置を提供すること
ができる。
たされたシリンダの１つの内部で軸方向に可動に案内さ
れるピストンロッドを含んでおり、そのさい前記ピスト
ンロッドに、前記シリンダをピストンロッド側のおよび
ピストンロッドから離れた作動空間に分割するピストン
が配置され、そのさい前記両方の作動空間がばねによっ
て開放方向に偏倚された弁体の軸方向の位置に依存して
制御される少なくとも１つの流れ溝によってともに接続
され、そのさい前記弁体が動圧に依存して弁座面上の閉
止された位置に可動でありかつ少なくとも１つの流れ溝
をその貫通横断面において少なくとも減少する、速度依
存の緩衝性を有する、ピストン−シリンダ装置におい
て、前記ピストンが前側に弁座面を有しており、この弁
座面上で前記弁体が最大に閉止された位置において円錐
形状の閉止面を備える構成としたので、必要のある場合
に、両方の作動空間の完全な遮断を可能にする、できる
だけ短い構造のピストン−シリンダ装置を提供すること
ができる。
【図１】ピストン−シリンダ装置を示す部分切り欠き断
面図である。
面図である。
【図２】本発明によるピストンの変形例を示す部分断面
図である。
図である。
【図３】ピストン−シリンダ装置の取り付け例を示す図
である。
である。
【図４】本発明によるピストンの変形例を示す図であ
る。
る。
１ ピストン−シリンダ装置 ３ シリンダ ５ ピストンロッド ７ ピストン ９ ピストンロッド側の作動空間 １１ ピストンロッドから離れた側の作動空間 １３ 分離ピストン １５ 調整空間 １７ プラグ １９ 案内スリーブ（プラグ） １９ａ 案内面 ２１ ストッパ円板 ２３ 盲孔開口 ２５ ばね ２７ 流れ溝 ２９ 弁体 ３１ 間隙 ３３ 閉止面 ３５ 弁座面 ３７ ピストンリング ３９ リング状密封体 ４１ 密封体 ４３ 背もたれ ４５ 台座部分 ４７ ピストン−シリンダ装置 ４９ ストッパ ４９ａ 貫通開口 ５１ ネジ結合 ５３ 弁座リング
Claims (10)
- 【請求項１】 緩衝媒体で満たされたシリンダの１つの
内部で軸方向に可動に案内されるピストンロッドを含ん
でおり、そのさい前記ピストンロッドに、前記シリンダ
をピストンロッド側のおよびピストンロッドから離れた
作動空間に分割するピストンが配置され、そのさい前記
両方の作動空間がばねによって開放方向に偏倚された弁
体の軸方向の位置に依存して制御される少なくとも１つ
の流れ溝によってともに接続され、そのさい前記弁体が
動圧に依存して弁座面上の閉止された位置に可動であり
かつ少なくとも１つの流れ溝をその貫通横断面において
少なくとも減少する、速度依存の緩衝性を有するピスト
ン−シリンダ装置において、 前記ピストン（７）が前側に弁座面（３５）を有してお
り、この弁座面上で前記弁体（２９）が最大に閉止され
た位置において円錐形状の閉止面（３３）を備えること
を特徴とする速度依存の緩衝性を有するピストン−シリ
ンダ装置。 - 【請求項２】 前記弁体（２９）がプラグ（１７）上に
案内され、そのさい前記弁体（２９）と前記プラグ（１
９；１７）の案内面（１９ａ）との間に密封体（４１）
が配置されることを特徴とする請求項１に記載の速度依
存の緩衝性を有するピストン−シリンダ装置。 - 【請求項３】 前記ピストン（７）が、前記弁体（２
９）用のばね（２５）を受容する盲孔開口（２３）を有
しており、そのさい前記盲孔開口（２３）の底部分から
出発して少なくとも１つの流れ溝（２７）が延びている
ことを特徴とする請求項１または２に記載の速度依存の
緩衝性を有するピストン−シリンダ装置。 - 【請求項４】 前記ばね（２５）が円錐ばねとして形成
され、そのさい前記円錐ばねの端部が前記盲孔（２３）
の底部分において大きなコイル直径で配置されかつ前記
流れ溝（２７）が前記円錐ばねの底側の端部コイルの半
径方向に内方に実施されることを特徴とする請求項３に
記載の速度依存の緩衝性を有するピストン−シリンダ装
置。 - 【請求項５】 前記弁体（２９）が合成樹脂からなって
いることを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記
載の速度依存の緩衝性を有するピストン−シリンダ装
置。 - 【請求項６】 前記弁体（２９）が軸方向に可動なスト
ッパ（４９）に対して前記はね（２５）の開口方向に偏
倚されることを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項
に記載の速度依存の緩衝性を有するピストン−シリンダ
装置。 - 【請求項７】 前記弁座（３５）が前記ピストン（７）
に対して軸方向に調整可能に実施されることを特徴とす
る請求項１〜６のいずれか１項に記載の速度依存の緩衝
性を有するピストン−シリンダ装置。 - 【請求項８】 前記弁座面（３５）が弁座リング（５
３）の部分であることを特徴とする請求項７に記載の速
度依存の緩衝を備えたピストン−シリンダ装置。 - 【請求項９】 前記弁座リング（５３）が前記ピストン
（７）とネジ結合（５１）することを特徴とする請求項
８に記載の速度依存の緩衝性を有するピストン−シリン
ダ装置。 - 【請求項１０】 前記ピストン（７）と前記シリンダ
（３）のピストンロッド繰り出し側端との間に、調整空
間（１５）をピストンロッド側（９）の作動空間から分
離する分離ピストン（１３）が配置されていることを特
徴とする請求項１〜９のいずれか１項に記載の速度依存
の緩衝性を有するピストン−シリンダ装置。
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