JP2002188625A - ころ軸受装置 - Google Patents

ころ軸受装置

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JP2002188625A
JP2002188625A JP2000392943A JP2000392943A JP2002188625A JP 2002188625 A JP2002188625 A JP 2002188625A JP 2000392943 A JP2000392943 A JP 2000392943A JP 2000392943 A JP2000392943 A JP 2000392943A JP 2002188625 A JP2002188625 A JP 2002188625A
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roller bearing
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curvature
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Yukio Sato
幸夫 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンチングプレス機における上下タレットテ
ーブルを長期にわたって円滑に支持できるころ軸受装置
を提供する。 【解決手段】 本発明のころ軸受装置は、パンチングプ
レス機10におけるタレット軸81,83まわりに、内
周面に軌道面が設けられた外輪と、外周面に軌道面が設
けられた内輪と、転動面が凸状母線により形成されて前
記軌道面間に複数配置された略円すい形状の転動体とを
備えたころ軸受13,14を介してタレットテーブル8
2,84が回転可能に支持されたものである。前記各軌
道面と前記各転動体の転動面とのうちの一方における中
央部が、一定曲率半径を有する第1母線により形成さ
れ、前記中央部に隣接する両端部側が、前記各軌道面と
前記各転動体の転動面とのうちの他方に対して離れるよ
うな曲率半径を有する第2母線により形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチングプレス
機におけるタレット軸まわりに、ころ軸受を介してタレ
ットテーブルが回転可能に支持されたころ軸受装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5はパンチングプレス機の上面図、図
6は図5におけるVI−VI断面図である。図5に示すよう
に、パンチングプレス機80は、上タレット軸81まわ
りに回転可能に支持された円盤状の上タレットテーブル
82と、上タレットテーブル82よりも大径であって下
タレット軸(図示せず)まわりに回転可能に支持された
円盤状の下タレットテーブル84とを備えている。上タ
レット軸81は上側本体フレーム85aに固定されてお
り、下タレット軸は下側本体フレーム(図示せず)に固
定されている。上下タレットテーブル82,84は、円
すいころ軸受(図示せず)を介して各タレット軸に支持
されている。上下タレットテーブル82,84は偏心し
た状態で支持されており、図5のような上面視において
パンチセンターPの反対側では下タレットテーブル84
が上タレットテーブル82から露呈する。下タレットテ
ーブル84が上タレットテーブル82から露呈した領域
において、図6に示すようにダイ87の交換等が行われ
る。
【0003】図6に示すように、上タレットテーブル8
2には複数のパンチ86が装着されている。パンチ86
は上チェンジャアーム88aによって交換される。下タ
レットテーブル84には複数のダイ87が装着されてい
る。ダイ87は下チェンジャアーム88bによって交換
される。
【0004】上下タレットテーブル82,84には、そ
れぞれ図示しないスプロケットが固定されている。それ
らスプロケットをチェーン駆動することで、上下タレッ
トテーブル82,84を上下タレット軸まわりに回転さ
せることができ、所定のパンチ86及びダイ87を図5
に示したパンチセンターPに配置することができる。そ
してパンチセンターPにおいて、所定のパンチ86及び
ダイ87によってワークを打ち抜いて、プレス成形品を
得ることができる。
【0005】パンチングプレス機80においては、プレ
スした際に上タレット軸81及び下タレット軸に大きな
モーメント荷重が作用する。そのため、パンチングプレ
ス機80においては、上タレットテーブル82及び下タ
レットテーブル84がプレス時に大きく傾かないよう
に、それら上下タレットテーブル82,84を支持する
円すいころ軸受に大きな予圧をかけている。こうするこ
とで、上タレット軸81及び下タレット軸のラジアル方
向(半径方向)及びアキシアル方向(軸方向)の剛性が
高められ、上下タレットテーブル82,84のプレス時
の大きな傾きが防止される。また、パンチングプレス機
80においては、プレスした際に上タレット軸81及び
下タレット軸を支持する円すいころ軸受に大きなアキシ
アル荷重が作用する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のような、円す
いころ軸受に大きな予圧が作用すること、上下タレッ
ト軸に大きなモーメント荷重が作用すること、及び円
すいころ軸受に大きなアキシアル荷重が作用すること
は、いずれも円すいころ軸受におけるエッジロードの発
生を招くおそれがある。すなわち、上下タレット軸と上
下タレットテーブルとの間に介在された円すいころ軸受
において、内外輪軌道面ところ端部との接触箇所で接触
圧力が急激に上昇して、早期の軸受損傷を引き起こすお
それがある。エッジロードは、外輪の中心軸線と内輪の
中心軸線とが交差するような傾き(以下、内外輪相対傾
きと呼ぶ)によって引き起こされる。
【0007】エッジロードの発生を防止するために、円
すいころ軸受の代わりに自動調心ころ軸受を用いること
も考えられる。こうすれば、ころが外輪の軌道面上を滑
り領域(差動すべり)を含みながら転がることで、内外
輪相対傾きが生じてもエッジロードが発生しない。しか
し、軸受に作用する荷重が極めて大きいため、差動すべ
りが発熱や磨耗を引き起こし、寿命延長に対して不利に
なるおそれがある。また、トルクが大きいため、消費動
力が大きくなり、タレット軸を回転させるモータの容量
も大きくする必要があり、不経済である。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、パンチングプレス機における上
下タレットテーブルを長期にわたって円滑に支持できる
ころ軸受装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、パ
ンチングプレス機におけるタレット軸まわりに、内周面
に軌道面が設けられた外輪と、外周面に軌道面が設けら
れた内輪と、転動面が凸状母線により形成されて前記軌
道面間に複数配置された略円すい形状の転動体とを備え
たころ軸受を介してタレットテーブルが回転可能に支持
されたころ軸受装置であって、前記各軌道面と前記各転
動体の転動面とのうちの一方における中央部が、一定曲
率半径を有する第1母線により形成され、前記中央部に
隣接する両端部側が、前記各軌道面と前記各転動体の転
動面とのうちの他方に対して離れるような曲率半径を有
する第2母線により形成されたことを特徴とするころ軸
受装置によって達成することができる。また、本発明の
前記目的は、パンチングプレス機におけるタレット軸ま
わりに、内周面に軌道面が設けられた外輪と、外周面に
軌道面が設けられた内輪と、転動面が凹状母線により形
成されて前記軌道面間に複数配置された略円すい形状の
転動体とを備えたころ軸受を介してタレットテーブルが
回転可能に支持されたころ軸受装置であって、前記各軌
道面と前記各転動体の転動面とのうちの一方における中
央部が、一定曲率半径を有する第1母線により形成さ
れ、前記中央部に隣接する両端部側が、前記各軌道面と
前記各転動体の転動面とのうちの他方に対して離れるよ
うな曲率半径を有する第2母線により形成されたことを
特徴とするころ軸受装置によって達成することができ
る。
【0010】本明細書において「母線」とは、断面視に
おいて軌道面や転動面によって描かれる線、すなわち軌
道面や転動面の輪郭線をいう。以上のようなころ軸受装
置によれば、各軌道面の軸方向両端部側と転動面の軸方
向両端部側とのうちの一方が、他方に対して離れるよう
な曲率半径を有する第2母線により形成されているの
で、タレット軸に作用するモーメント荷重等によって内
輪と外輪との間に内外輪相対傾きが生じても、略円すい
形状の転動体の両端部が内外輪の軌道面に局部的に強く
接触することはなく、エッジロードが発生し難い。すな
わち、内外輪相対傾きを許容することができる。第1母
線の曲率半径の中心は、軸受の中心軸線より遠い位置に
あり、これによりエッジロードが極めて有効に緩和され
る。また内外輪相対傾きが、小さい場合やない場合で
も、軌道面と転動面との接触は凹状母線とそれに対応し
た凸状母線との接触となるので、軌道面と転動面との間
の面圧の増大を抑制できる。また、略円すい形状の転動
体を用いているので、内外輪の軌道面と転動体の転動面
との間には差動すべりがほとんど発生せず、差動すべり
に伴う発熱や磨耗が問題となることもない。
【0011】なお、本発明におけるころ軸受の各軌道面
又は各転動体の転動面は、互いに連続するとともに異な
る曲率半径を有する第1母線及び第2母線により形成さ
れればよい。例えば、各軌道面を第1母線及び第2母線
により形成する場合には、各軌道面における中央部を転
動体の転動面の母線に対応した凹状の第1母線により形
成しておくとともに、各軌道面の両端部側を凸状の第2
母線により形成することができる。また、各軌道面にお
ける中央部を転動体の転動面の母線に対応した凹状の第
1母線により形成しておくとともに、各軌道面の両端部
側を第1母線より大きな曲率半径を有する凹状の第2母
線により形成することもできる。一方、各転動体の転動
面を第1母線及び第2母線により形成する場合には、例
えば、転動面における中央部を各軌道面の母線に対応し
た凹状の第1母線により形成しておくとともに、転動面
の両端部側を第1母線よりも曲率半径がわずかに大きい
凹状の第2母線により形成することができる。
【0012】上記第1母線及び第2母線の境界を滑らか
に連続させたり、第1母線及び第2母線の境界に沿って
面取り加工を施したりすることもできる。異なる曲率半
径を有する第1母線及び第2母線の境界における面圧上
昇を抑制するために、例えば、第1母線及び第2母線の
境界で両母線が接線を共有する形態や、第1母線及び第
2母線の境界を跨ぐように第3母線を形成する形態を採
用できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態にお
いて、すでに説明した部材等と同様の構成・作用を有す
る部材等については、図中に同一符号又は相当符号を付
すことにより説明を簡略化あるいは省略する。図1に示
すパンチングプレス機10は、上タレット軸81まわり
にころ軸受13,14を介して上タレットテーブル82
が回転可能に支持されてなる上側ころ軸受装置と、下タ
レット軸83まわりにころ軸受13,14を介して下タ
レットテーブル84が回転可能に支持されてなる下側こ
ろ軸受装置とを備えている。
【0014】上側ころ軸受け装置について説明する。上
タレット軸81は上下方向に延びて、その上端に上端フ
ランジ部81aが一体的に設けられている。上端フラン
ジ部81aは上側本体フレーム85aに固定されてい
る。上タレット軸81の、上端フランジ部81aより下
側の軸部81bには、上下方向に間隔を隔てて2個のこ
ろ軸受13,14が装着されている。上側のころ軸受1
3は、上端フランジ部81aに隣接している。軸部81
bの、下側のころ軸受14が装着された箇所の更に下側
の箇所には間座30がころ軸受14に隣接して装着さ
れ、間座が装着された箇所の更に下側の箇所にはナット
31が間座30に隣接して装着されている。
【0015】ころ軸受13,14の外輪には、上タレッ
トハウジング82aが取り付けられている。上タレット
ハウジング82aには上タレットテーブル82が固定さ
れている。すなわち、上タレットテーブル82は、ころ
軸受13,14によって上タレット軸81に対して回転
可能に支持されている。上タレットハウジング82aに
は更に、その中心軸線が上タレット軸81のそれに一致
したスプロケット82bが設けられている。スプロケッ
ト82bにはチェーン82cがかけられている。ころ軸
受13,14の内輪正面間には、内輪間座32が装着さ
れている。内輪間座32によって、ころ軸受13,14
には60〜90kNの予圧(定位置予圧)がかけられて
いる。ころ軸受13,14の起動トルクを観察すること
で予圧量が設定されている。
【0016】下側ころ軸受け装置について説明する。下
タレット軸83は上下方向に延びて、その下端に下端フ
ランジ部83aが一体的に設けられている。下端フラン
ジ部83aは下側本体フレーム85bに固定されてい
る。下端フランジ部83aより上側の軸部83bには、
上下方向に間隔を隔てて2個のころ軸受13,14が装
着されている。下側のころ軸受14は、下端フランジ部
83aに隣接している。軸部83bの、上側のころ軸受
13が装着された箇所の更に上側の箇所には間座30及
びナット31が装着されている。ころ軸受13,14の
外輪には、下タレットハウジング84aが取り付けられ
ている。下タレットハウジング84aには下タレットテ
ーブル84が固定されている。下タレットハウジング8
4aには更に、スプロケット84bが設けられている。
スプロケット84bにはチェーン84cがかけられてい
る。ころ軸受13,14の内輪正面間に装着された内輪
間座32によって、ころ軸受13,14には60〜90
kNの予圧がかけられている。ころ軸受13,14の起
動トルクを観察することで予圧量が設定されている。
【0017】パンチングプレス機10においては、チェ
ーン82cやチェーン84cを駆動することで、上タレ
ットテーブル82を上タレット軸81まわりに回転させ
たり、下タレットテーブル84を下タレット軸83まわ
りに回転させたりできる。このとき、内輪間座32によ
ってころ軸受13,14に大きな予圧がかけられている
ことにより、上下タレットテーブル82,84のプレス
時の大きな傾きが防止される。プレスの際には、上タレ
ット軸81及び下タレット軸83に大きなモーメント荷
重が作用するとともに、ころ軸受13,14にアキシア
ル荷重等の大きな負荷がかかる。このように、ころ軸受
13,14に大きな予圧が作用し、上下タレット軸8
1,83に大きなモーメント荷重が作用するとともにこ
ろ軸受13,14に大きな負荷がかかるにも拘わらず、
本実施形態においてはころ軸受13,14が以下のよう
な構成を有するので面圧上昇やエッジロードが問題とな
ることがない。
【0018】図2に示すように、ころ軸受13(14)
は、外輪13b(14b)の凸状軌道面20bと、内輪
13a(14a)の凸状軌道面20aとの間に複数配置
された略円すい形状のころ(転動体)13c(14c)
を備えている。ころ13cは、外周面(転動面)におけ
る中央部が凹状の第1母線21により形成されていると
ともに、外周面における両端部側が凹状の第2母線2
2,22により形成されている。第1母線21の曲率半
径は、内外輪13a,13bの凸状軌道面の母線の曲率
半径に対してごく僅かに大きく設定されている。また、
第2母線22,22の曲率半径は、第1母線21の曲率
半径に対して若干大きく設定されている。そして、この
ころ13cは、第1母線21及び第2母線22,22が
境界部23,23で接線を共有するように形成されてい
る。ころ13cの小径部側(図中、左側)は、外輪13
bに設けられた小つば24によって支持され、ころ13
cの大径部側(図中、右側)は、外輪13bに設けられ
た大つば25によって支持されている。小つば24及び
大つば25は、内輪13aに設けてもよい。
【0019】以上のようなころ軸受13,14を備えて
いるので、パンチングプレス機10の上側ころ軸受装置
及び下側ころ軸受装置において、ころ軸受13,14の
内外輪相対傾きが生じても、ころ13c,14cの両端
部が内外輪の軌道面20a,20bに局部的に強く接触
することはなく、エッジロードが発生し難い。第1母線
21の曲率半径の中心は、内外輪の中心軸線より遠い位
置にあり、これによりエッジロードが極めて有効に緩和
される。また内外輪相対傾きが、小さい場合やない場合
でも、軌道面20a,20bところ13c,14c転動
面との接触は凸状母線とそれに対応した凹状母線との十
分な長さの線接触となるので、軌道面20a,20bと
転動面との間の面圧の増大を抑制できる。すなわち、予
圧が高く設定されても面圧分布を均一にできる。また、
軸受損傷を防ぐために定格荷重が大きい大型のころ軸受
を用いる必要がなく、小型のころ軸受を用いることがで
きるため、上側ころ軸受装置及び下側ころ軸受装置の小
型化が可能である。また、略円すい形状のころを用いて
いるので、内外輪の軌道面20a,20bところ転動面
との間には差動すべりがほとんど発生せず、差動すべり
に伴う発熱や磨耗が問題となることもない。
【0020】図3に示すパンチングプレス機11は、本
発明第2実施形態の上側ころ軸受装置と下側ころ軸受装
置とを備えている。本第2実施形態は、前述した第1実
施形態とはころ軸受の構成が異なっているが、その他の
構成は第1実施形態と同様である。図3に示すパンチン
グプレス機11は、上タレット軸81まわりにころ軸受
33,34を介して上タレットテーブル82が回転可能
に支持されてなる上側ころ軸受装置と、下タレット軸8
3まわりにころ軸受33,34を介して下タレットテー
ブル84が回転可能に支持されてなる下側ころ軸受装置
とを備えている。
【0021】図4に示すように、ころ軸受33(34)
は、内輪33a(34a)及び外輪33b(34b)の
軌道面が第1母線と第2母線とにより形成されている。
内輪33aの軌道面40aは、中央部が凹状の第1母線
41aにより形成されるとともに両端部側が凸状の第2
母線42a,42aにより形成された、凹凸状軌道面と
されている。外輪33bの軌道面40bも、中央部が凹
状の第1母線41bにより形成されるとともに両端部側
が凸状の第2母線42b,42bにより形成された、凹
凸状軌道面とされている。これら軌道面40a,40b
の間に複数配置されたころ(転動体)33c(34c)
は、外周面(転動面)が凸状の母線により形成されて略
樽形状にされている。内輪33a及び外輪33bの第1
母線41a,41bの曲率半径は、ころ33c転動面の
母線の曲率半径に対してごく僅かに大きく設定されてい
る。第2母線42a,42bの曲率半径は、第1母線4
1a,41bの曲率半径より大きくても小さくてもよい
が、ここでは第1母線41a,41bの曲率半径に対し
て若干大きく設定されている。内輪33aの第1母線4
1a及び第2母線42a,42aは境界部43a,43
aで接線を共有するように形成されている。また、外輪
33bの第1母線41b及び第2母線42b,42bは
境界部43b,43bで接線を共有するように形成され
ている。ころ33cの小径部側(図中、左側)は、内輪
33aに設けられた小つば44によって支持され、ころ
33cの大径部側(図中、右側)は、内輪33aに設け
られた大つば45によって支持されている。小つば44
及び大つば45は、外輪33bに設けてもよい。
【0022】以上のようなころ軸受33,34を備えて
いるので、本実施形態によっても、第1実施形態のころ
軸受装置と同様な効果を得ることができる。
【0023】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能であ
る。例えば、タレット軸を支持する2個のころ軸受を、
ころの小径部が向き合うように取り付ける(背面組合
せ)代わりに、ころの大径部が向き合うように取り付け
てもよい(正面組合せ)。例えば、ころ軸受として、小
つば及び大つばが無いものを採用することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のころ軸受
装置を用いることで、パンチングプレス機における上下
タレットテーブルを長期にわたって円滑に支持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が適用されたパンチング
プレス機の縦断面図である。
【図2】図1に示したころ軸受の拡大断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態が適用されたパンチング
プレス機の縦断面図である。
【図4】図3に示したころ軸受の拡大断面図である。
【図5】パンチングプレス機の一例を示す上面図であ
る。
【図6】図5におけるVI−VI断面図である。
【符号の説明】
10,11 パンチングプレス機 13,14 ころ軸受 13a,14a 内輪 13b,14b 外輪 13c,14c ころ(転動体) 33,34 ころ軸受 81 上タレット軸(タレット軸) 82 上タレットテーブル(タレットテー
ブル) 83 下タレット軸(タレット軸) 84 下タレットテーブル(タレットテー
ブル)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチングプレス機におけるタレット軸
    まわりに、内周面に軌道面が設けられた外輪と、外周面
    に軌道面が設けられた内輪と、転動面が凸状母線により
    形成されて前記軌道面間に複数配置された略円すい形状
    の転動体とを備えたころ軸受を介してタレットテーブル
    が回転可能に支持されたころ軸受装置であって、 前記各軌道面と前記各転動体の転動面とのうちの一方に
    おける中央部が、一定曲率半径を有する第1母線により
    形成され、前記中央部に隣接する両端部側が、前記各軌
    道面と前記各転動体の転動面とのうちの他方に対して離
    れるような曲率半径を有する第2母線により形成された
    ことを特徴とするころ軸受装置。
  2. 【請求項2】 パンチングプレス機におけるタレット軸
    まわりに、内周面に軌道面が設けられた外輪と、外周面
    に軌道面が設けられた内輪と、転動面が凹状母線により
    形成されて前記軌道面間に複数配置された略円すい形状
    の転動体とを備えたころ軸受を介してタレットテーブル
    が回転可能に支持されたころ軸受装置であって、 前記各軌道面と前記各転動体の転動面とのうちの一方に
    おける中央部が、一定曲率半径を有する第1母線により
    形成され、前記中央部に隣接する両端部側が、前記各軌
    道面と前記各転動体の転動面とのうちの他方に対して離
    れるような曲率半径を有する第2母線により形成された
    ことを特徴とするころ軸受装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013234690A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Jtekt Corp 自動調心ころ軸受及び回転機器

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JP2013234690A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Jtekt Corp 自動調心ころ軸受及び回転機器

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