JP2004108423A - 揺動軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】軌道輪の鍔部が破損しにくく、かつ安価に製造することができる揺動軸受を提供することである。
【解決手段】軌道輪1の周方向全長にわたって鍔部7と転走面1aの境界部に凹円弧状に形成される逃げ8の曲率半径を、軌道輪1の周方向両端からそれぞれ軌道輪1の中心角θの1/4以内の範囲で、周方向端に近づくにつれて徐々に大きくして、鍔部1の最弱部である両端部における逃げ8の周囲部への応力集中を緩和することにより、軌道輪1の寸法や材質、熱処理方法を変更することなく、鍔部7の剛性を高めたのである。
【選択図】 図2
【解決手段】軌道輪1の周方向全長にわたって鍔部7と転走面1aの境界部に凹円弧状に形成される逃げ8の曲率半径を、軌道輪1の周方向両端からそれぞれ軌道輪1の中心角θの1/4以内の範囲で、周方向端に近づくにつれて徐々に大きくして、鍔部1の最弱部である両端部における逃げ8の周囲部への応力集中を緩和することにより、軌道輪1の寸法や材質、熱処理方法を変更することなく、鍔部7の剛性を高めたのである。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、油圧ポンプ、油圧モータ、HST(ハイドロスタティックトランスミッション)に組み込まれた斜板等の可動部材を揺動自在に支持する揺動軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設機械や農機等に使用される油圧ポンプ、油圧モータ、HSTでは、装置内に組み込まれた斜板の角度を調整することにより、機械の運転速度を調整することができる。この斜板には数トンの大きな荷重がかかるため、斜板の角度調整時のトルクを軽減する目的で、ころを転動体として用いた揺動軸受が組み込まれている。
【0003】
図4は、このような揺動軸受の使用状態の一例を示す(特許文献1参照。)。この揺動軸受は、固定部材51に固定され、凹円弧状の転走面52aを有する軌道輪52と、この転走面52aに沿って配列された複数のころ53と、各ころ53を転動自在に保持する保持器54とから成り、凸円弧状面55aを有する斜板55を、各ころ53に当接させて揺動自在に支持するようにしたものである。各ころ53は、保持器54の両側部56と、両側部56に差し渡された複数の柱部57とで形成される各ポケットに収容されて転動自在に保持されている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭61−215812号公報(第3図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような揺動軸受では、通常、軌道輪を鋼材からの削り出し加工によって成形している。このとき、図5(a)〜(c)に示すように、軌道輪61には、その転走面61aの側端から張り出して、ころ(図示省略)を案内する鍔部62が周方向全長にわたって設けられるとともに、鍔部62と転走面61aの境界部に凹円弧状の逃げ63が形成されることが多い。これは、逃げ63を形成することにより、軌道輪61の研削加工がしやすくなるとともに、転走面61aの精度も高めることができるからである。しかし、軸受使用中には、軌道輪61の鍔部62に作用する軸方向の力により、逃げ63の周辺部に応力集中が生じて鍔部62が破損することがある。鍔部62の破損は、主としてその最弱部である両端部で発生する。
【0006】
このような軌道輪の鍔部の破損が発生する場合は、設計変更により鍔部の剛性を高める必要があるが、鍔部を厚くするような寸法変更は、軸受の取付スペースの制約から必ずしも実施できるとは限らない。また、軌道輪の材質や熱処理方法の変更は、製造コストの増大を招く。
【0007】
そこで、この発明の課題は、軌道輪の鍔部が破損しにくく、かつ安価に製造することができる揺動軸受を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明は、固定部材に固定され、凹円弧状の転走面とこの転走面の側端から張り出す鍔部を有する軌道輪と、前記転走面に沿って配列された複数のころと、これらの各ころを転動自在に保持する保持器とから成り、凸円弧状面を有する可動部材を前記各ころに当接させて揺動自在に支持する揺動軸受において、前記軌道輪の周方向全長にわたって鍔部と転走面の境界部に凹円弧状に形成される逃げの曲率半径を、軌道輪の両端部で周方向端に近づくにつれて大きくした構成を採用した。
【0009】
すなわち、軌道輪の周方向全長にわたって形成される逃げの曲率半径を、軌道輪の両端部で周方向端に近づくにつれて大きくして、鍔部の最弱部である両端部における逃げの周囲部への応力集中を緩和することにより、軌道輪の寸法や材質、熱処理方法を変更することなく、鍔部の剛性を高めたのである。
【0010】
前記軌道輪の逃げの曲率半径は、軌道輪の周方向両端からそれぞれ軌道輪の中心角の1/4以内の範囲で中央部よりも大きくするとよい。
【0011】
すなわち、軌道輪の中央部では逃げの曲率半径を一定とすることにより、逃げ加工における作業負荷の増加を抑えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。この揺動軸受は、図1に示すように、凹円弧状の転走面1aを有する軌道輪1と、この転走面1aに沿って配列された複数のころ2と、各ころ2を転動自在に保持する保持器3とから成り、軌道輪1を固定部材(図示省略)に固定し、凸円弧状面4aを有する可動部材4を各ころ2に当接させて揺動自在に支持するようにしたものである。
【0013】
前記保持器3は、軌道輪1の転走面1aに沿って円弧状に延びる一対の側部5がそれぞれの両端部で互いに連結され、両側部5と両側部5に差し渡された複数の柱部6とで形成される各ポケットに各ころ2を収容して転動自在に保持している。
【0014】
前記軌道輪1は、鋼材からの削り出し加工により成形されており、その転走面1aの一側端から張り出してころ2を案内する鍔部7が周方向全長にわたって設けられている。なお、軌道輪1外周面の中央部には、軌道輪1を前記固定部材に固定するためのピン穴1bが設けられている。
【0015】
そして、図2(a)〜(d)に示すように、軌道輪1の鍔部7と転走面1aの境界部には、凹円弧状の逃げ8が周方向全長にわたって形成されている。この逃げ8の曲率半径は、中央部では従来のものと同程度の大きさであるが、軌道輪1の周方向両端からそれぞれ軌道輪1の中心角θの約1/8の範囲で、周方向端に近づくにつれて徐々に大きくなっている。
【0016】
従って、この揺動軸受は、使用中に軌道輪1の鍔部7が軸方向の力を受けても、軌道輪1の鍔部7の最弱部である両端部において逃げ8の周囲部への応力集中が緩和されるため、従来に比べて破損しにくい。
【0017】
また、従来の揺動軸受とは逃げ8の曲率半径が一部で異なるだけなので、従来の軸受と同じ取付スペースに組み込むことができるし、材質や熱処理方法を変更して鍔部の剛性を高める場合に比べて安価に製造することができる。
【0018】
さらに、逃げ8の曲率半径は軌道輪1の両端部のみで変化させ、中央部では一定としているので、逃げ加工における作業負荷の増加を抑えることができる。なお、この実施形態では、逃げの曲率半径を変化させる範囲を、軌道輪両端部でそれぞれ軌道輪の中心角θの約1/8としたが、それぞれθ/4以内であれば作業負荷が従来に比べて大きく増えることはない。
【0019】
上述した実施形態では、軌道輪の片側に鍔部が設けられている例について説明したが、同様に、図3(a)〜(d)に示すように、軌道輪9の両側に鍔部10が設けられている場合にも、本発明を適用することができる。すなわち、図3に示す例では、軌道輪9の各鍔部10と転走面9aのそれぞれの境界部に、周方向全長にわたって凹円弧状の逃げ11が形成されている。そして、これらの各逃げ11の曲率半径を軌道輪9の両端部で周方向端に近づくにつれて大きくすることにより、各鍔部10の剛性を高めている。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、この発明の揺動軸受は、軌道輪の鍔部と転走面の境界部に凹円弧状に形成される逃げの曲率半径を、軌道輪の両端部で周方向端に近づくにつれて大きくすることにより、鍔部の両端部における逃げの周囲部への応力集中を緩和して、軌道輪の寸法や材質、熱処理方法を変更することなく、軌道輪の鍔部の剛性を高めたものであるから、従来に比べて鍔部が破損しにくいうえ、従来の軸受と同じ取付スペースに組み込めるし、材質や熱処理方法を変えて剛性を高める場合に比べて安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の揺動軸受の正面図
【図2】aは図1の揺動軸受の軌道輪の正面図、bはaの上面図、cはaのA−A線に沿った断面図、dはaのB方向からの矢視図
【図3】aは図1の揺動軸受の軌道輪形状の変形例を示す縦断正面図、bはaの上面図、cはaのC−C線に沿った断面図、dはaのD方向からの矢視図
【図4】従来の揺動軸受の使用状態の一例を示す縦断正面図
【図5】aは従来の揺動軸受の軌道輪の正面図、bはaの上面図、cはaのE−E線に沿った断面図
【符号の説明】
1 軌道輪
1a 転走面
1b ピン穴
2 ころ
3 保持器
4 可動部材
4a 凸円弧状面
5 側部
6 柱部
7 鍔部
8 逃げ
9 軌道輪
9a 転走面
10 鍔部
11 逃げ
【発明の属する技術分野】
この発明は、油圧ポンプ、油圧モータ、HST(ハイドロスタティックトランスミッション)に組み込まれた斜板等の可動部材を揺動自在に支持する揺動軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】
建設機械や農機等に使用される油圧ポンプ、油圧モータ、HSTでは、装置内に組み込まれた斜板の角度を調整することにより、機械の運転速度を調整することができる。この斜板には数トンの大きな荷重がかかるため、斜板の角度調整時のトルクを軽減する目的で、ころを転動体として用いた揺動軸受が組み込まれている。
【0003】
図4は、このような揺動軸受の使用状態の一例を示す(特許文献1参照。)。この揺動軸受は、固定部材51に固定され、凹円弧状の転走面52aを有する軌道輪52と、この転走面52aに沿って配列された複数のころ53と、各ころ53を転動自在に保持する保持器54とから成り、凸円弧状面55aを有する斜板55を、各ころ53に当接させて揺動自在に支持するようにしたものである。各ころ53は、保持器54の両側部56と、両側部56に差し渡された複数の柱部57とで形成される各ポケットに収容されて転動自在に保持されている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭61−215812号公報(第3図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような揺動軸受では、通常、軌道輪を鋼材からの削り出し加工によって成形している。このとき、図5(a)〜(c)に示すように、軌道輪61には、その転走面61aの側端から張り出して、ころ(図示省略)を案内する鍔部62が周方向全長にわたって設けられるとともに、鍔部62と転走面61aの境界部に凹円弧状の逃げ63が形成されることが多い。これは、逃げ63を形成することにより、軌道輪61の研削加工がしやすくなるとともに、転走面61aの精度も高めることができるからである。しかし、軸受使用中には、軌道輪61の鍔部62に作用する軸方向の力により、逃げ63の周辺部に応力集中が生じて鍔部62が破損することがある。鍔部62の破損は、主としてその最弱部である両端部で発生する。
【0006】
このような軌道輪の鍔部の破損が発生する場合は、設計変更により鍔部の剛性を高める必要があるが、鍔部を厚くするような寸法変更は、軸受の取付スペースの制約から必ずしも実施できるとは限らない。また、軌道輪の材質や熱処理方法の変更は、製造コストの増大を招く。
【0007】
そこで、この発明の課題は、軌道輪の鍔部が破損しにくく、かつ安価に製造することができる揺動軸受を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明は、固定部材に固定され、凹円弧状の転走面とこの転走面の側端から張り出す鍔部を有する軌道輪と、前記転走面に沿って配列された複数のころと、これらの各ころを転動自在に保持する保持器とから成り、凸円弧状面を有する可動部材を前記各ころに当接させて揺動自在に支持する揺動軸受において、前記軌道輪の周方向全長にわたって鍔部と転走面の境界部に凹円弧状に形成される逃げの曲率半径を、軌道輪の両端部で周方向端に近づくにつれて大きくした構成を採用した。
【0009】
すなわち、軌道輪の周方向全長にわたって形成される逃げの曲率半径を、軌道輪の両端部で周方向端に近づくにつれて大きくして、鍔部の最弱部である両端部における逃げの周囲部への応力集中を緩和することにより、軌道輪の寸法や材質、熱処理方法を変更することなく、鍔部の剛性を高めたのである。
【0010】
前記軌道輪の逃げの曲率半径は、軌道輪の周方向両端からそれぞれ軌道輪の中心角の1/4以内の範囲で中央部よりも大きくするとよい。
【0011】
すなわち、軌道輪の中央部では逃げの曲率半径を一定とすることにより、逃げ加工における作業負荷の増加を抑えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。この揺動軸受は、図1に示すように、凹円弧状の転走面1aを有する軌道輪1と、この転走面1aに沿って配列された複数のころ2と、各ころ2を転動自在に保持する保持器3とから成り、軌道輪1を固定部材(図示省略)に固定し、凸円弧状面4aを有する可動部材4を各ころ2に当接させて揺動自在に支持するようにしたものである。
【0013】
前記保持器3は、軌道輪1の転走面1aに沿って円弧状に延びる一対の側部5がそれぞれの両端部で互いに連結され、両側部5と両側部5に差し渡された複数の柱部6とで形成される各ポケットに各ころ2を収容して転動自在に保持している。
【0014】
前記軌道輪1は、鋼材からの削り出し加工により成形されており、その転走面1aの一側端から張り出してころ2を案内する鍔部7が周方向全長にわたって設けられている。なお、軌道輪1外周面の中央部には、軌道輪1を前記固定部材に固定するためのピン穴1bが設けられている。
【0015】
そして、図2(a)〜(d)に示すように、軌道輪1の鍔部7と転走面1aの境界部には、凹円弧状の逃げ8が周方向全長にわたって形成されている。この逃げ8の曲率半径は、中央部では従来のものと同程度の大きさであるが、軌道輪1の周方向両端からそれぞれ軌道輪1の中心角θの約1/8の範囲で、周方向端に近づくにつれて徐々に大きくなっている。
【0016】
従って、この揺動軸受は、使用中に軌道輪1の鍔部7が軸方向の力を受けても、軌道輪1の鍔部7の最弱部である両端部において逃げ8の周囲部への応力集中が緩和されるため、従来に比べて破損しにくい。
【0017】
また、従来の揺動軸受とは逃げ8の曲率半径が一部で異なるだけなので、従来の軸受と同じ取付スペースに組み込むことができるし、材質や熱処理方法を変更して鍔部の剛性を高める場合に比べて安価に製造することができる。
【0018】
さらに、逃げ8の曲率半径は軌道輪1の両端部のみで変化させ、中央部では一定としているので、逃げ加工における作業負荷の増加を抑えることができる。なお、この実施形態では、逃げの曲率半径を変化させる範囲を、軌道輪両端部でそれぞれ軌道輪の中心角θの約1/8としたが、それぞれθ/4以内であれば作業負荷が従来に比べて大きく増えることはない。
【0019】
上述した実施形態では、軌道輪の片側に鍔部が設けられている例について説明したが、同様に、図3(a)〜(d)に示すように、軌道輪9の両側に鍔部10が設けられている場合にも、本発明を適用することができる。すなわち、図3に示す例では、軌道輪9の各鍔部10と転走面9aのそれぞれの境界部に、周方向全長にわたって凹円弧状の逃げ11が形成されている。そして、これらの各逃げ11の曲率半径を軌道輪9の両端部で周方向端に近づくにつれて大きくすることにより、各鍔部10の剛性を高めている。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、この発明の揺動軸受は、軌道輪の鍔部と転走面の境界部に凹円弧状に形成される逃げの曲率半径を、軌道輪の両端部で周方向端に近づくにつれて大きくすることにより、鍔部の両端部における逃げの周囲部への応力集中を緩和して、軌道輪の寸法や材質、熱処理方法を変更することなく、軌道輪の鍔部の剛性を高めたものであるから、従来に比べて鍔部が破損しにくいうえ、従来の軸受と同じ取付スペースに組み込めるし、材質や熱処理方法を変えて剛性を高める場合に比べて安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の揺動軸受の正面図
【図2】aは図1の揺動軸受の軌道輪の正面図、bはaの上面図、cはaのA−A線に沿った断面図、dはaのB方向からの矢視図
【図3】aは図1の揺動軸受の軌道輪形状の変形例を示す縦断正面図、bはaの上面図、cはaのC−C線に沿った断面図、dはaのD方向からの矢視図
【図4】従来の揺動軸受の使用状態の一例を示す縦断正面図
【図5】aは従来の揺動軸受の軌道輪の正面図、bはaの上面図、cはaのE−E線に沿った断面図
【符号の説明】
1 軌道輪
1a 転走面
1b ピン穴
2 ころ
3 保持器
4 可動部材
4a 凸円弧状面
5 側部
6 柱部
7 鍔部
8 逃げ
9 軌道輪
9a 転走面
10 鍔部
11 逃げ
Claims (2)
- 固定部材に固定され、凹円弧状の転走面とこの転走面の側端から張り出す鍔部を有する軌道輪と、前記転走面に沿って配列された複数のころと、これらの各ころを転動自在に保持する保持器とから成り、凸円弧状面を有する可動部材を前記各ころに当接させて揺動自在に支持する揺動軸受において、前記軌道輪の周方向全長にわたって鍔部と転走面の境界部に凹円弧状に形成される逃げの曲率半径を、軌道輪の両端部で周方向端に近づくにつれて大きくしたことを特徴とする揺動軸受。
- 前記軌道輪の逃げの曲率半径を、軌道輪の周方向両端からそれぞれ軌道輪の中心角の1/4以内の範囲で中央部よりも大きくした請求項1に記載の揺動軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002269483A JP2004108423A (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 揺動軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002269483A JP2004108423A (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 揺動軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004108423A true JP2004108423A (ja) | 2004-04-08 |
Family
ID=32267399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002269483A Pending JP2004108423A (ja) | 2002-09-17 | 2002-09-17 | 揺動軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004108423A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108457851A (zh) * | 2017-02-22 | 2018-08-28 | 丹佛斯动力系统(浙江)有限公司 | 保持架以及包括该保持架的液压泵或马达 |
CN112771281A (zh) * | 2018-09-19 | 2021-05-07 | Ntn株式会社 | 轴承装置 |
-
2002
- 2002-09-17 JP JP2002269483A patent/JP2004108423A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108457851A (zh) * | 2017-02-22 | 2018-08-28 | 丹佛斯动力系统(浙江)有限公司 | 保持架以及包括该保持架的液压泵或马达 |
CN108457851B (zh) * | 2017-02-22 | 2020-10-02 | 丹佛斯动力系统(浙江)有限公司 | 保持架以及包括该保持架的液压泵或马达 |
CN112771281A (zh) * | 2018-09-19 | 2021-05-07 | Ntn株式会社 | 轴承装置 |
CN112771281B (zh) * | 2018-09-19 | 2023-03-28 | Ntn株式会社 | 轴承装置 |
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