JP4595582B2 - ハブユニット - Google Patents

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Description

本発明は車輪が装着されるハブユニットに関する。
自動車の車軸用軸受としてのハブユニットは、一般に軸本体と前記軸本体の一端部に半径外方向のフランジを有する軸の外周に転がり軸受が抜け止め状態で装着された構造を有する。この転がり軸受は軸本体の外周に装着された内輪と、ステアリングナックルを介して車体に固定された外輪と、内輪と外輪との間に配置された複列の転動体と、転動体を保持する保持器などで構成されている。上記軸はコスト低減のために鍛造により形成されており、フランジの根元部から軸本体部とは反対方向に形成された環状部内面、すなわち軸のインロー内径部も鍛造面となっている。
一方で、フランジの振れ対策のため、フランジ側面および軸外周面を旋削仕上げすることが行われているが、その旋削工程の中で環状部の内径面(インロー内径面)及び側面を旋削加工することが行われている。つまり、環状部の内径面と側面を旋削し、この環状部の側面を基準に内径面をクランプし、クランプ状態でフランジ側面および軸外周面を旋削仕上げすることが提案されている(特許文献1参照)。
特開平10−217001号公報
しかし、特許文献1に記載のインロー内径面の旋削は、フランジ振れを抑えることを目的とするフランジ及び軸本体の外周面の旋削工程において、インロー内径部を旋削するのであり、前記インロー内径部の鍛造面の軸偏心量を低減させることを目的とするためのものではない。したがって、特許文献1に記載のインロー内径面の旋削では、インロー内径部の鍛造面の軸偏心量を低減させることができない。
このような事情に鑑み、本発明はインロー内径部の鍛造面の軸偏心量を抑え、動的アンバランスを低減させたハブユニットを提供することを目的とする。
本発明のハブユニットは軸線と直交するパーティングラインで分割された金型で鍛造成型される軸本体と、前記軸本体の車両アウター側に設けられたフランジと、前記軸本体の外周面に設けられた回転輪となる内輪と、前記内輪の外周に配置された固定輪となる外輪と、前記内輪と前記外輪の間に転動自在に介装された複列の転動体と、を備えたハブユニットにおいて、前記軸本体の車両アウター側に開口するインロー内径部の鍛造面が、前記パーティングラインから車両インナー側に位置しかつ前記フランジよりも車両インナー側に位置する当該軸本体の外周面を基準として旋削加工されていることを特徴とする。
軸のインロー内径部の鍛造面最外径部、または全面を旋削加工により削り取ることによって、インロー内径部の軸偏心量が抑えられ、ハブホイールの動的アンバランスが改善し、さらにハブユニット全体の動的アンバランスが改善する。
本発明によればインロー内径部の鍛造面の軸偏心量を抑え、動的アンバランスを低減させたハブユニットを得ることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
図1はハブユニット1を示す縦断側面図である。ハブユニット1の基本構成は図1に示すようになっている。このハブユニット1は軸本体11の外周面に車両インナー側から複列外向きアンギュラ玉軸受3が外嵌装着されている。複列外向きアンギュラ玉軸受3は、ハブホイール2の軸本体11の小径外周面11aに外嵌される単一軌道を有する内輪21と、ステアリングナックルを介して車体に固定した二列の軌道溝を有する単一の外輪22と、二列で配設される複数の玉23と、二つの冠形保持器24、25とを備えており、ハブホイール2の軸本体11の大径外周面11bを一方内輪とする構成になっている。車輪が取り付けられるハブホイール2は軸本体11の一方軸端寄りに径方向外向きのフランジ12を設けた形状であり、ディスクロータ6がハブホイール2の外端面にあてがわれた状態でフランジ12の円周数ヶ所に設けられる貫通孔13に非分離に圧入されるボルト14により固定されている。
図2は、旋削の説明のためハブホイール2のみを記載した図である。径方向外向きのフランジ12が設けられた軸本体11は、小径外周面11aと大径外周面11bとを有し、フランジ12の根元部から軸本体11とは反対方向に形成された環状部5の内面、すなわち軸のインロー内径部4は鍛造面になっている。
そこで、本実施形態においては、軸線Xを基準とした軸偏心量を低減させるため、軸のインロー内径部4を旋削する。
旋削する部分は軸のインロー内径部4の鍛造面最外径部4a、または軸のインロー内径部4全面であり、フランジ12よりも車両インナー側における当該軸本体11の外周面、すなわち、軸本体11の小径外周面11a又は大径外周面11bとを基準に旋削することによって軸偏心量が低減される。
旋削時に軸本体11の車両インナー側における軸本体の外周面を基準とするのは、以下のような理由による。鍛造の際は、パーティングラインYから車両インナー側部分を成型するための金型とパーティングラインYから車両アウター側部分を成型するための金型に分かれているので、パーティングラインを跨いだ場合にズレが生じる場合が多く、逆に同一金型内ではズレは生じにくい。よって、同一金型である小径外周面11a又は大径外周面11bは軸線Xとズレが生じにくく、小径外周面11a又は大径外周面11bを基準として旋削すれば、軸線Xが基準として旋削されているものとしてよい。
鍛造面の旋削は、軸偏心量を0.5〜1mm以下の範囲に抑えるようにすることが望ましい。
軸のインロー内径部4の鍛造面最外径部4a、または全面を旋削加工により削り取ることによって、インロー内径部の軸偏心量が抑えられ、ハブホイールの動的アンバランスが改善し、さらにハブユニット全体の動的アンバランスを低減させたハブユニットを得ることができる。
発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。また、本発明は、上述の実施の形態に示すように、従動輪側におけるハブユニットからなる車軸に限るものではなく、駆動輪側におけるハブユニットからなる車軸用軸受装置に適用してもよい。また、本発明は、上述の実施の形態に示すように、軸受として複列外向きアンギュラ玉軸受に限るものではなく、円すいころ等の各種斜接形成の転がり軸受であってもよい。
本発明の実施形態を示す従動輪用ハブユニットを示す縦断側面図である。 本発明の実施形態を示すハブホイールの縦断側面図である。
符号の説明
1 ハブユニット
2 ハブホイール
3 複列外向きアンギュラ玉軸受
4 インロー内径部
5 環状部
6 ディスクロータ
11 軸本体
12 フランジ
21 内輪
22 外輪
23 転動体
X 軸線
Y パーティングライン

Claims (1)

  1. 軸線と直交するパーティングラインで分割された金型で鍛造成型される軸本体と、前記軸本体の車両アウター側に設けられたフランジと、前記軸本体の外周面に設けられた回転輪となる内輪と、前記内輪の外周に配置された固定輪となる外輪と、前記内輪と前記外輪の間に転動自在に介装された複列の転動体と、を備えたハブユニットにおいて、
    前記軸本体の車両アウター側に開口するインロー内径部の鍛造面が、前記パーティングラインから車両インナー側に位置しかつ前記フランジよりも車両インナー側に位置する当該軸本体の外周面を基準として旋削加工されていることを特徴とするハブユニット。
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