JP2002188113A - ロードローラ - Google Patents

ロードローラ

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JP2002188113A
JP2002188113A JP2000387678A JP2000387678A JP2002188113A JP 2002188113 A JP2002188113 A JP 2002188113A JP 2000387678 A JP2000387678 A JP 2000387678A JP 2000387678 A JP2000387678 A JP 2000387678A JP 2002188113 A JP2002188113 A JP 2002188113A
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JP
Japan
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roller
hydraulic motor
traveling
vehicle body
axle
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Application number
JP2000387678A
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English (en)
Inventor
Seiji Tamura
誠二 田村
Morio Oshina
守雄 大科
Kiyoshi Hirasawa
喜義 平澤
Takeshi Takayama
剛 高山
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の油圧モータによって左,右の後転圧ロ
ーラを駆動することができ、かつ、曲進走行時に舗装面
に皺、クラック等が発生するのを抑える。 【解決手段】 走行用油圧モータ57の回転を左,右の
後転圧ローラ25,26に伝達する走行用アクスル59
を、ケーシング60、変向歯車機構69、差動歯車機構
73、遊星歯車減速機構81等により構成し、ロードロ
ーラが左,右方向に曲進走行するときに、差動歯車機構
73によって後転圧ローラ25,26間に曲進方向に応
じた回転数差を生じさせる構成とする。これにより、ロ
ードローラを曲進走行させる場合において、後転圧ロー
ラ25,26が路面上でスリップするのを抑えることが
でき、これら後転圧ローラ25,26と接する舗装面に
皺、クラック等が生じるのを抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路面等に敷つめら
れた砂利、アスファルト等の舗装材を踏固める舗装作業
に好適に用いられるロードローラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、路面等の舗装作業を行うときに
は、ドラムローラ、タイヤローラ、マカダムローラ等と
呼ばれるロードローラが用いられ、整地した路面上に砂
利、アスファルト等の舗装材を敷きつめた後、ロードロ
ーラを走行させて舗装材を踏固める方法が採用されてい
る。
【0003】そこで、この種の従来技術によるロードロ
ーラについて、図9ないし図12を参照しつつ説明す
る。
【0004】図中、1はロードローラの車体で、該車体
1は、後述する前転圧ローラ14が回転可能に設けられ
た前部車体2と、後述する左,右の後転圧ローラ25,
26が回転可能に設けられた後部車体3と、前部車体2
と後部車体3との間を連結する連結装置4とにより大略
構成されている。また、前部車体2と後部車体3との間
にはステアリングシリンダ5が設けられ、該ステアリン
グシリンダ5は、後述するハンドル30の操作に応じて
伸縮することにより、連結装置4を中心として後部車体
3を前部車体2に対して左,右方向に揺動させるもので
ある。
【0005】ここで、前部車体2の構成について説明す
るに、該前部車体2は、前面板6A、後面板6B、左,
右の側面板6C,6C及び底面板6D等により箱状に形
成された前フレーム6と、該前フレーム6上に開,閉可
能に設けられた前カバー7とにより大略構成されてい
る。そして、前フレーム6内には、エンジン8、ラジエ
ータ9、燃料タンク10及び作動油タンク11等が配設
され、これらエンジン8等は前カバー7によって覆われ
ている。また、前フレーム6の各側面板6Cには、後述
の前転圧ローラ14を取付けるための左,右のブラケッ
ト12,13が下方に延びるように設けれている。
【0006】14は左,右のブラケット12,13を介
して前部車体2の前フレーム6に回転可能に支持された
前転圧ローラで、該前転圧ローラ14は、例えば前部車
体2の左,右方向の車体幅よりも僅かに大きな軸方向寸
法をもった金属製のドラムにより構成されている。
【0007】ここで、左側のブラケット12と前転圧ロ
ーラ14との間には、該前転圧ローラ14を回転駆動す
る前側の走行用油圧モータ15が設けられ、右側のブラ
ケット13と前転圧ローラ14との間には、該前転圧ロ
ーラ14に振動を発生させる振動用油圧モータ16が設
けられている。そして、前転圧ローラ14は、振動用油
圧モータ16によって振動を発生しつつ走行用油圧モー
タ15によって回転駆動されることにより、路面に敷き
つめられた舗装材を踏み固める構成となっている。
【0008】次に、後部車体3の構成について説明する
に、該後部車体3は、前面板17A、後面板17B、
左,右の側面板17C,17C及び底面板17D等によ
り箱状に形成された後フレーム17と、該後フレーム1
7上に設けられオペレータの足場を形成する床板18と
により大略構成されている。また、後フレーム17の底
面板17Dには、後述の走行用アクスル20を取付ける
ためのブラケット19が下方に延びるように固着されて
いる。
【0009】20はブラケット19を介して後部車体3
に取付けられた走行用アクスルで、該走行用アクスル2
0は、後述の各後転圧ローラ25,26を支持するもの
である。そして、走行用アクスル20は、図11に示す
ように、ブラケット19を介して後部車体3に固定され
たケーシング21と、該ケーシング21に内臓された後
転圧ローラ25,26用の走行用油圧モータ22と、該
走行用油圧モータ22により回転される左,右の出力軸
23,24とにより大略構成されている。
【0010】25,26は左,右方向に離間して後部車
体3に回転可能に設けられた左,右の後転圧ローラで、
左側の後転圧ローラ25は、例えば左,右方向に並設さ
れた2個のゴム製タイヤ25A,25Aと、各タイヤ2
5A間を連結する有底円筒状のボス25Bとからなり、
右側の後転圧ローラ26は、左,右方向に並設された2
個のゴム製タイヤ26A,26Aと、各タイヤ26A間
を連結する有底円筒状のボス26Bとからなっている。
そして、後転圧ローラ25のボス25Bは、走行用アク
スル20の左側の出力軸23に接続され、後転圧ローラ
26のボス26Bは、走行用アクスル20の右側の出力
軸24に接続され、各後転圧ローラ25,26は、走行
用油圧モータ22によって等しい回転数をもって回転す
る構成となっている。
【0011】27は後転圧ローラ25,26の上側に位
置して床板18上に配設された水タンクで、該水タンク
27は、後部車体3の重量を増大するための水を貯留す
るものである。28は水タンク27上に配設された運転
席で、該運転席28は、後部車体3の左,右方向に延在
し、ロードローラを操縦するオペレータが着席するもの
である。
【0012】29は運転席28の中央部前側に位置して
床板18上に立設された操作スタンドで、該操作スタン
ド29には、操舵用のハンドル30、ロードローラの前
進、後進を切換える前後進切換レバー31、ブレーキペ
ダル32等が設けられている。そして、運転席28に着
席したオペレータがハンドル30を操舵すると、上述の
ステアリングシリンダ5が伸縮し、後部車体3が連結装
置4を中心として前部車体2に対し左,右方向に揺動す
ることにより、ロードローラの走行方向が制御される構
成となっている。
【0013】次に、図12は上述のロードローラに搭載
された各油圧機器間を接続する油圧回路を示し、図中、
33はエンジン8によって駆動され、各走行用油圧モー
タ15,22に向けて圧油を吐出する走行用油圧ポンプ
で、該走行用油圧ポンプ33は、前進側管路34A、後
進側管路34Bからなる管路34を通じて走行用油圧モ
ータ15に接続されている。また、走行用油圧ポンプ3
3は、前進側管路35A、後進側管路35Bからなる管
路35を通じて走行用油圧モータ22に接続されてい
る。
【0014】そして、走行用油圧ポンプ33は、例えば
前後進切換レバー31を前進側に操作したときには、前
進側管路34A,35Aに圧油を吐出することにより走
行用油圧モータ15,22を前進側に回転させ、前後進
切換レバー31を後進側に操作したときには、後進側管
路34B,35Bに圧油を吐出することにより走行用油
圧モータ15,22を後進側に回転させる構成となって
いる。
【0015】36はエンジン8によって駆動されステア
リングシリンダ5に向けて圧油を吐出するシリンダ用油
圧ポンプで、該シリンダ用油圧ポンプ36は、管路37
を介してステアリングシリンダ5に接続されている。そ
して、管路37の途中には方向制御弁38が設けられ、
該方向制御弁38は、例えばハンドル30の操作に応じ
て中立位置(イ)から切換位置(ロ)または(ハ)に切
換わることにより、ステアリングシリンダ5を伸縮させ
るものである。
【0016】39はエンジン8によって駆動され振動用
油圧モータ16に向けて圧油を吐出する振動用油圧ポン
プで、該振動用油圧ポンプ39は、管路40を介して振
動用油圧モータ16に接続されている。そして、管路4
0の途中には方向制御弁41が設けられ、該方向制御弁
41は、常時は切換位置(イ)を保持し、例えば操作ス
タンド29等に設けられた操作スイッチ(図示せず)を
操作することにより切換位置(ロ)に切換えられ、振動
用油圧モータ16を回転駆動するものである。また、管
路40のうち振動用油圧ポンプ39と方向制御弁41と
の間には、振動用油圧ポンプ39からの吐出圧を設定す
るリリーフ弁42が設けられている。
【0017】従来技術によるロードローラは上述の如き
構成を有するもので、このロードローラを用いて路面の
舗装作業を行う場合には、運転席28に着席したオペレ
ータがエンジン8を作動させ、例えば前後進切換レバー
31を前進側に操作する。
【0018】これにより、走行用油圧ポンプ33から前
進側管路34A,35Aを通じて走行用油圧モータ1
5,22に圧油が供給され、前転圧ローラ14及び左,
右の後転圧ローラ25,26が等しい回転数をもって前
進側に回転駆動される。
【0019】また、オペレータが操作スタンド29等に
設けられた操作スイッチを操作し、方向制御弁41を切
換位置(ロ)に切換えることにより、振動用油圧ポンプ
39からの圧油が振動用油圧モータ16に供給され、前
転圧ローラ14は振動用油圧モータ16によって振動を
発生する。これにより、前転圧ローラ14、左,右の後
転圧ローラ25,26によって路面に敷きつめられた舗
装材を踏固めることができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるロードローラでは、左,右の後転圧ローラ
25,26が、走行用油圧モータ22によって同一の回
転数をもって回転する構成となっている。
【0021】このため、例えばオペレータがハンドル3
0を操舵してロードローラを左方向に曲進させたときに
は、右側の後転圧ローラ22と同一の回転数をもって回
転する左側の後転圧ローラ25が舗装面上でスリップを
生じることになる。また、ロードローラを右方向に曲進
させたときには、右側の後転圧ローラ26が路面上でス
リップを生じることになる。
【0022】このように、ロードローラを左,右方向に
曲進走行させるときに、後転圧ローラ25,26と接す
る舗装面に皺、クラック等が生じてしまい、平坦な舗装
面を形成することができなくなるという問題がある。
【0023】また、ロードローラを曲進走行させるとき
に、後転圧ローラ25,26が舗装面上でスリップする
ことにより、後転圧ローラ25の各タイヤ25A、後転
圧ローラ26の各タイヤ26Aが早期に摩耗してしまう
という問題がある。
【0024】これに対し、他の従来技術によるロードロ
ーラとして、左側の後転圧ローラを回転駆動する左側の
走行用油圧モータと、右側の後転圧ローラを回転駆動す
る右側の走行用油圧モータとを備えたものが知られてい
る。
【0025】そして、当該他の従来技術においては、例
えばロードローラが左方向に曲進するときには、曲進時
に内輪側となる左側の後転圧ローラ用の走行用油圧モー
タに供給される圧油の流量が減少し、左側の後転圧ロー
ラの回転数が低下する。これにより、左側の後転圧ロー
ラが舗装面上でスリップするのを抑えることができ、ロ
ードローラの曲進走行によって舗装面に皺、クラック等
が発生するのを防止することができる。
【0026】しかし、上述した他の従来技術では、左,
右の後転圧ローラをそれぞれ個別に回転させるために2
個の走行用油圧モータが必要となり、ロードローラの製
造コストが嵩んでしまうという問題がある。
【0027】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、単一の油圧モータによって左,右の後転
圧ローラを駆動することができ、かつ、曲進走行時に舗
装面に皺、クラック等が発生するのを抑えることができ
るようにしたロードローラを提供することを目的として
いる。
【0028】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、前転圧ローラが回転可能に設けられた
前部車体と、該前部車体に連結され、左,右の後転圧ロ
ーラが回転可能に設けられた後部車体と、該後部車体に
設けられた油圧モータと、前記左,右の後転圧ローラ間
に位置して前記後部車体に取付けられ、各後転圧ローラ
を回転可能に支持すると共に前記油圧モータの回転を各
後転圧ローラに伝達する走行用アクスルとを備えてなる
ロードローラに適用される。
【0029】そして、請求項1の発明の特徴は、走行用
アクスルは、前記後部車体に取付けられたケーシング
と、該ケーシング内に設けられ前記油圧モータの回転方
向を前記左,右の後転圧ローラの回転方向に変向する変
向装置と、前記ケーシング内に設けられ車体が曲進する
ときに該変向装置を介して前記油圧モータから左,右の
後転圧ローラに伝達される回転数を異ならせる差動装置
と、前記ケーシング内に設けられ該差動装置を介して
左,右の後転圧ローラに伝達される回転を減速する減速
装置と、該減速装置と前記左,右の後転圧ローラとの間
を接続するアクスルシャフトとにより構成したことにあ
る。
【0030】このように構成したことにより、油圧モー
タの回転は、変向装置によって左,右の後転圧ローラの
回転方向に変向した状態で差動装置から減速装置へと伝
達され、この減速装置で減速された後、アクスルシャフ
トを介して左,右の後転圧ローラに伝達される。そし
て、例えば車体が左,右方向に曲進走行するときには、
差動装置が、左,右の後転圧ローラのうち曲進時に内輪
側となる後転圧ローラの回転数を外輪側となる後転圧ロ
ーラの回転数よりも低下させる。これにより、左,右の
後転圧ローラ間に回転数差が生じ、曲進走行時に後転圧
ローラが路面上でスリップするのを抑えることができ、
皺等のない平坦な舗装面を形成することができる。
【0031】請求項2の発明は、油圧モータは後部車体
のうち走行用アクスルから離間した部位に取付け、該油
圧モータと走行用アクスルの変向装置との間は連結軸に
よって連結する構成としたことにある。
【0032】このように構成したことにより、油圧モー
タは走行用アクスルとは別個に後部車体に独立して取付
けられるので、例えば走行用アクスルのケーシング内に
油圧モータを内臓する構成に比較して、油圧モータの保
守、点検等を行うときの作業性を向上することができ
る。
【0033】請求項3の発明は、走行用アクスルのケー
シングには前部車体側へと延びる筒体を固定的に設け、
該筒体の先端側には油圧モータを取付け、該油圧モータ
と走行用アクスルの変向装置との間は筒体内に収容した
連結部材によって連結する構成としたことにある。
【0034】このように構成したことにより、後部車体
に取付けられた走行用アクスルのケーシングを利用して
油圧モータを取付けることができるので、例えば油圧モ
ータを走行用アクスルとは別個に後部車体に取付ける場
合に比較して、油圧モータを後部車体に取付けるための
ブラケット等を不要にでき、後部車体の構成を簡素化す
ることができる。
【0035】請求項4の発明は、差動装置には、左,右
の後転圧ローラに作用する負荷が異なる条件で車体が直
進するときに油圧モータから各後転圧ローラに伝達され
る回転数をほぼ等しくする差動ロック装置を設ける構成
としたことにある。
【0036】このように構成したことにより、左,右の
後転圧ローラに作用する負荷が異なる条件で車体が直進
するときには、差動ロック装置によって差動装置の動作
をロックし、油圧モータから各後転圧ローラに伝達され
る回転数をほぼ等しくすることができる。これにより、
例えば傾斜した路面等での舗装作業時に、左,右の後転
圧ローラに作用する負荷が異なる状態においてもロード
ローラを直進走行さることができ、傾斜した路面等を舗
装するときの作業性を向上させることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るロードローラ
の実施の形態について、図1ないし図8を参照しつつ詳
細に説明する。
【0038】まず、図1ないし図4は本発明の第1の実
施の形態を示している。なお、本実施の形態では、上述
した従来技術と同一の構成要素に同一符号を付し、その
説明を省略する。
【0039】図中、51は本実施の形態によるロードロ
ーラの車体で、該車体51は、従来技術によるものとほ
ぼ同様に、前転圧ローラ14が回転可能に設けられた前
部車体2と、該前部車体2に連結され左,右の後転圧ロ
ーラ25,26が回転可能に設けられた後述の後部車体
52と、左,右の後転圧ローラ25,26間に位置して
後部車体52に取付けられ、各後転圧ローラ25,26
を回転可能に支持する後述の走行用アクスル59とによ
り大略構成されている。
【0040】52は連結装置4を介して前部車体2に連
結された後部車体で、該後部車体52は、前面板53
A、後面板53B、左,右の側面板53C及び底面板5
3D等により箱状に形成された後フレーム53と、該後
フレーム53上に設けられオペレータの足場を形成する
床板54とにより大略構成されている。そして、後フレ
ーム53を構成する底面板53Dの下端側には、後述の
プロペラシャフト58等が挿通される挿通孔53Eが形
成されている。また、底面板53Dの外側面には、後述
の走行用アクスル59を取付けるためのブラケット55
が固着され、底面板53Dの内側面には、後述の走行用
油圧モータ57を取付けるためのブラケット56が固着
されている。
【0041】57は後部車体52のうち走行用アクスル
59から前方に離間した部位にブラケット55を介して
取付けられた単一の走行用油圧モータで、該走行用油圧
モータ57は、後転圧ローラ25,26を回転駆動する
ものである。そして、走行用油圧モータ57には連結軸
としてのプロペラシャフト58の基端側が取付けられ、
該プロペラシャフト58の先端側は、底面板53Dの挿
通孔53Eを通じて走行用アクスル59側に伸長してい
る。
【0042】59はブラケット55を介して後部車体5
2に取付けられ、後転圧ローラ25,26を回転可能に
支持する走行用アクスルで、該走行用アクスル59は、
従来技術による走行用アクスル20に代えて本実施の形
態に用いたものである。ここで、走行用アクスル59
は、後述のケーシング60、変向歯車機構69、差動歯
車機構73、遊星歯車減速機構81、左,右のアクスル
シャフト87,89等により構成されている。
【0043】60は走行用アクスル59の外殻をなすケ
ーシングで、該ケーシング60は、図3に示すように、
左,右方向の中間部に位置し変向歯車機構69、差動歯
車機構73等を収容する円筒状の中間ケーシング61
と、該中間ケーシング61の左,右両側にこれを施蓋す
るように取付けられ、遊星歯車減速機構81を収容する
円錐筒状の蓋体62,63とにより大略構成されてい
る。そして、中間ケーシング61の外周側には径方向に
突出する円筒凸部61Aが一体に設けられ、中間ケーシ
ング61と蓋体62との間には左側の仕切板64が配設
され、中間ケーシング61と蓋体63との間には右側の
仕切板65が配設されている。
【0044】66は中間ケーシング61の円筒凸部61
A内に軸受67,67を介して回転可能に設けられた入
力軸で、該入力軸66の基端側は円筒凸部61Aの外部
に突出している。そして、入力軸66の基端側には段付
き円筒状のフランジ68が取付けられ、該フランジ68
にはプロペラシャフト58の先端側が取付けられてい
る。
【0045】69は中間ケーシング61内に収容された
変向装置としての変向歯車機構で、該変向歯車機構69
は、入力軸66の先端側に一体形成された小径な傘歯車
からなる傘歯状ピニオン70と、軸受71を介して仕切
板64に回転可能に支持され傘歯状ピニオン70と噛合
する大径な環状の傘歯車72とにより大略構成されてい
る。
【0046】従って、走行用油圧モータ57によってプ
ロペラシャフト58が回転すると、このプロペラシャフ
ト58の回転が、入力軸66、傘歯状ピニオン70、傘
歯車72へと伝達され、傘歯車72がプロペラシャフト
58の軸心と直交する軸心を中心として回転することに
より、走行用油圧モータ57の回転方向を、後転圧ロー
ラ25,26の回転方向と合うように変向することがで
きる。
【0047】73は変向歯車機構69と共に中間ケーシ
ング61内に収容された差動装置としての差動歯車機構
で、該差動歯車機構73は、軸方向の一端側が傘歯車7
2に取付けられ、他端側が軸受74を介して仕切板65
に回転可能に支持された円筒状の差動歯車ケース75
と、該差動歯車ケース75に回転可能にピン結合された
小径なかさ歯車からなる差動ピニオン76,76と、こ
れら各差動ピニオン76に噛合した状態で左,右方向に
対向配置された左,右の差動傘歯車77,78と、該各
差動傘歯車77,78に基端側がそれぞれスプライン結
合された左,右の回転軸79,80とにより大略構成さ
れている。そして、各回転軸79,80の先端側には、
後述する遊星歯車減速機構81の太陽歯車82が一体形
成されている。
【0048】81,81はケーシング60の左,右の蓋
体62,63内にそれぞれ収容された減速装置としての
左,右の遊星歯車減速機構で、該各遊星歯車減速機構8
1は、回転軸79,80の回転を減速して後述のアクス
ルシャフト87,89に伝達するものである。ここで、
各遊星歯車減速機構81は同一の構成を有しているた
め、以下、蓋体62側に収容された遊星歯車減速機構8
1について説明する。
【0049】ここで、遊星歯車減速機構81は、回転軸
79の先端側に一体形成された太陽歯車82と、蓋体6
2の内周側に固着して設けられた環状歯車83と太陽歯
車82とに噛合する複数(1個のみ図示)の遊星歯車8
4と、該各遊星歯車84を回転可能に支持するキャリア
85とにより大略構成されている。
【0050】そして、左側の遊星歯車減速機81を構成
するキャリア85は、蓋体62に軸受86,86を介し
て回転可能に支持された左側のアクスルシャフト87の
基端側にスプライン結合され、該アクスルシャフト87
の先端側に設けられたフランジ87Aは、左側の後転圧
ローラ25のボス25Bに固定されている。
【0051】一方、右側の遊星歯車減速機81を構成す
るキャリア85は、蓋体63に軸受88,88を介して
回転可能に支持された右側のアクスルシャフト89の基
端側にスプライン結合され、該アクスルシャフト89の
先端側に設けられたフランジ89Aは、右側の後転圧ロ
ーラ26のボス26Bに固定されている。
【0052】従って、走行用油圧モータ57が回転する
と、この走行用油圧モータ57の回転は、プロペラシャ
フト58、入力軸66、変向歯車機構69、差動歯車機
構73、遊星歯車減速機構81を介して左,右のアクス
ルシャフト87,89に伝達される。これにより、アク
スルシャフト87,89に接続された左,右の後転圧ロ
ーラ25,26は、遊星歯車減速機構81によって減速
された大きな回転力(トルク)をもって回転される。
【0053】このとき、車体51が平坦な路面等で直進
走行するときには、差動歯車機構73の各差動ピニオン
76が自転することなく左,右の差動傘歯車77,78
に回転力を伝達することにより、左,右の後転圧ローラ
25,26が同一の回転数をもって回転する。
【0054】一方、例えば車体51が左,右方向に曲進
走行するときには、差動歯車機構73の各差動ピニオン
76が自転しつつ左,右の差動傘歯車77,78に回転
力を伝達する。これにより、例えば車体51が左方向に
曲進するときには、左曲進時に内輪側となる左側の後転
圧ローラ25の回転数が、外輪側となる右側の後転圧ロ
ーラ26の回転数よりも低下し、車体51が右方向に曲
進するときには、右曲進時に内輪側となる右側の後転圧
ローラ26の回転数が左側の後転圧ローラ25の回転数
よりも低下する。このように、車体51の曲進走行時に
は、差動歯車機構73によって左,右の後転圧ローラ2
5,26間に回転数差を生じさせることができる構成と
なっている。
【0055】次に、図4は本実施の形態によるロードロ
ーラに搭載された各油圧機器間を接続する油圧回路を示
し、走行用油圧モータ57は管路35を通じて走行用油
圧ポンプ33に接続されている。そして、例えば前後進
切換レバー31を前進側に操作したときには、走行用油
圧ポンプ33が前進側管路34A,35Aに圧油を吐出
することにより走行用油圧モータ15,57が前進側に
回転し、前後進切換レバー31を後進側に操作したとき
には、走行用油圧ポンプ33が後進側管路34B,35
Bに圧油を吐出することにより走行用油圧モータ15,
57を後進側に回転する構成となっている。
【0056】本実施の形態によるロードローラは上述の
如き構成を有するもので、このロードローラを用いて路
面の舗装作業を行う場合には、運転席28に着席したオ
ペレータがエンジン8を作動させ、例えば前後進切換レ
バー31を前進側に操作する。これにより、前転圧ロー
ラ14及び左,右の後転圧ローラ25,26が前進側に
回転駆動される。
【0057】また、オペレータが操作スタンド29等に
設けられた操作スイッチを操作し、方向制御弁41を切
換位置(ロ)に切換えることにより、前転圧ローラ14
は振動用油圧モータ16によって振動を発生する。
【0058】この状態で、オペレータがハンドル30を
操舵してロードローラを走行させることにより、前転圧
ローラ14、左,右の後転圧ローラ25,26によって
路面に敷きつめられた舗装材を踏固めることができる。
【0059】ここで、オペレータがハンドル30を操舵
し、例えばロードローラを左方向に曲進させると、走行
用アクスル59を構成する差動歯車機構73が、左曲進
時に内輪側となる左側の後転圧ローラ25の回転数を、
外輪側となる右側の後転圧ローラ26の回転数よりも低
下させる。これにより、左,右の後転圧ローラ25,2
6間に曲進方向に応じた回転数差が生じ、後転圧ローラ
25が路面上でスリップするのを抑え、ロードローラを
左方向に円滑に曲進させることができる。
【0060】一方、ロードローラを右方向に曲進させた
ときには、差動歯車機構73が、右曲進時に内輪側とな
る右側の後転圧ローラ26の回転数を、外輪側となる左
側の後転圧ローラ25の回転数よりも低下させる。これ
により、左,右の後転圧ローラ25,26間に曲進方向
に応じた回転数差が生じ、後転圧ローラ26が路面上で
スリップするのを抑え、ロードローラを右方向に円滑に
曲進させることができる。
【0061】かくして、本実施の形態によれば、左,右
の後転圧ローラ25,26を支持する走行用アクスル5
9を、ケーシング60、変向歯車機構69、差動歯車機
構73、遊星歯車減速機構81等により構成している。
このため、ロードローラを左,右方向に曲進走行させる
ときに、差動歯車機構73によって左,右の後転圧ロー
ラ25,26間に曲進方向に応じた回転数差を生じさせ
ることができ、後転圧ローラ25,26が路面上でスリ
ップするのを抑えることができる。
【0062】これにより、舗装作業時にロードローラを
左,右方向に曲進走行させるときに、後転圧ローラ2
5,26と接する舗装面に皺、クラック等が生じるの確
実に抑えることができ、平坦な舗装面を形成することが
できる。
【0063】また、後転圧ローラ25,26が路面上で
スリップするのを抑えることにより、後転圧ローラ25
の各タイヤ25A、後転圧ローラ26の各タイヤ26A
の摩耗を抑えることができる。
【0064】また、本実施の形態によれば、左,右の後
転圧ローラ25,26を単一の走行用油圧モータ57に
よって回転駆動する構成としているので、例えば左,右
の後転圧ローラ25,26をそれぞれ別個の走行用油圧
モータによって駆動する構成に比較して走行用油圧モー
タの個数を少なくすることができ、ロードローラの製造
コストを低減することができる。
【0065】さらに、本実施の形態によれば、走行用油
圧モータ57を走行用アクスル59とは別個に後部車体
52に独立して取付け、走行用油圧モータ57と走行用
アクスル59の変向歯車機構69との間をプロペラシャ
フト58を用いて連結する構成としている。このため、
例えば従来技術で述べたように、走行用アクスル20の
ケーシング21内に走行用油圧モータ22を内蔵する構
成に比較して、走行用油圧モータ57に対する点検、保
守作業等を行うときの作業性を向上することができる。
また、走行用油圧モータ57に油圧ホース等(図示せ
ず)を接続する配管作業を容易に行うことができる。
【0066】次に、図5ないし図7は本発明の第2の実
施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、走行用アクス
ルのケーシングに前部車体側へと延びる筒体を固定的に
設け、該筒体の先端側に油圧モータを取付ける構成とし
たことにある。なお、本実施の形態では、上述した第1
の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その
説明を省略する。
【0067】図中、91は第1の実施の形態による走行
用アクスル59に代えて本実施の形態に用いた走行用ア
クスルで、該走行用アクスル91は、後述のケーシング
92、変向歯車機構69、差動歯車機構73、遊星歯車
減速機構81、左,右のアクスルシャフト87,89等
により構成されている。
【0068】92は走行用アクスル91の外殻をなすケ
ーシングで、該ケーシング92は、第1の実施の形態に
用いた走行用アクスル59のケーシング60とほぼ同様
に、変向歯車機構69、差動歯車機構73等を収容する
円筒状の中間ケーシング93と、該中間ケーシング93
の左,右両側に取付けられ、遊星歯車減速機構81を収
容する円錐筒状の蓋体94,95とにより大略構成され
ている。そして、中間ケーシング93の外周側には、径
方向に突出する円筒凸部93Aが一体に設けられてい
る。
【0069】96は中間ケーシング93の円筒凸部93
A内に挿嵌された段付き円筒状の軸受ケースで、該軸受
ケース96の上端側は円筒凸部93Aよりも小径なフラ
ンジ96Aとなり、該フランジ96Aはボルト97を用
いて円筒凸部93Aの端面に固定されている。そして、
軸受ケース96の内周側には、後述の入力軸98を回転
可能に支持する軸受67,67が配設されている。
【0070】98は軸受67を介して軸受ケース96内
に回転可能に設けられた入力軸で、該入力軸98は、第
1の実施の形態に用いた入力軸66に代えて用いたもの
である。そして、入力軸98の先端側には傘歯状ピニオ
ン70が一体形成され、入力軸98の基端側には後述の
スリーブ103がスプライン結合される雄スプライン9
9が突設されている。また、入力軸98の基端側外周に
は、各軸受67を与圧するナット100が螺着されてい
る。
【0071】101は左,右の後転圧ローラ25,26
間に位置して中間ケーシング93の円筒凸部93Aに固
定された筒体としてのモータ取付筒で、該モータ取付筒
101は、前部車体2側へと延び両端側に円板状のフラ
ンジ101A,101Bが一体形成された円筒体として
構成されている。
【0072】ここで、モータ取付筒101のフランジ1
01Aは、軸受ケース96のフランジ96Aを外周から
覆った状態で、ボルト102を用いて中間ケーシング9
3の円筒凸部93A端面に固定されている。また、フラ
ンジ101Bには走行用油圧モータ57が固定され、該
走行用油圧モータ57は、後部車体52の底面板53D
に形成された挿通孔53Eを通じて該後部車体52内に
収容される構成となっている。
【0073】103はモータ取付筒101内に収容され
た連結部材としてのスリーブで、該スリーブ103は、
走行用油圧モータ57と変向歯車機構69との間を連結
するものである。ここで、スリーブ103の両端側内周
には、雌スプライン103Aが形成され、この雌スプラ
イン103Aは、入力軸98の基端側に設けられた雄ス
プライン99と噛合すると共に、モータ取付筒101の
フランジ101Bに固定された走行用油圧モータ57の
出力軸(図示せず)と噛合する構成となっている。
【0074】従って、走行用油圧モータ57は、モータ
取付筒101を介して走行用アクスル91のケーシング
92に固定され、該走行用油圧モータ57の出力軸は、
スリーブ103、入力軸98を介して変向歯車機構69
の傘歯状ピニオン70に連結される構成となっている。
【0075】本実施の形態によるロードローラは、上述
の如き走行用アクスル91を備えたもので、その基本的
作動については上述した第1の実施の形態によるものと
格別差異はない。
【0076】然るに、本実施の形態によれば、走行用ア
クスル91を構成するケーシング92にモータ取付筒1
01を固定的に設け、このモータ取付筒101に走行用
油圧モータ57を取付けることにより、走行用アクスル
91のケーシング92を利用して走行用油圧モータ57
を固定することができる構成としている。
【0077】このため、例えば上述した第1の実施の形
態に比較して、走行用油圧モータ57を後部車体52に
取付けるためのブラケット56、走行用油圧モータ57
と変向歯車機構69との間を接続する長大なプロペラシ
ャフト58等を不要とすることができる。
【0078】これにより、部品点数の削減、後部車体5
2の構造の簡素化を図ることができ、ロードローラの製
造コストを低減することができる。また、例えば走行用
油圧モータ57に対する点検、保守を行うときに、この
走行用油圧モータ57の取付け、取外し作業を容易に行
うことができる。
【0079】次に、図8は本発明の第3の実施の形態を
示し、本実施の形態の特徴は、差動装置に、左,右の後
転圧ローラに作用する負荷が異なる条件で車体が直進す
るときに油圧モータから各後転圧ローラに伝達される回
転数をほぼ等しくする差動ロック装置を設けたことにあ
る。なお、本実施の形態では、上述した第1の実施の形
態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略
する。
【0080】図中、111は第1の実施の形態による走
行用アクスル59に代えて本実施の形態に用いた走行用
アクスルで、該走行用アクスル111は、第1の実施の
形態による走行用アクスル59とほぼ同様に、ケーシン
グ60、変向歯車機構69、後述の差動歯車機構112
等からなるものの、作動歯車機構112には後述の差動
ロック機構122が設けられている。
【0081】112は第1の実施の形態による差動歯車
機構73に代えて本実施の形態に用いた差動歯車機構
で、該差動歯車機構112は、後述の差動歯車ケース1
16と、該差動歯車ケース116に回転可能にピン結合
された差動ピニオン113,113と、これら各差動ピ
ニオン113に噛合した状態で左,右方向に対向配置さ
れた左,右の差動傘歯車114,115と、該各差動傘
歯車114,115に基端側がそれぞれスプライン結合
された左,右の回転軸79,80とにより大略構成され
ている。
【0082】116は差動歯車機構112を構成する差
動歯車ケースで、該差動歯車ケース116は、各差動ピ
ニオン113がピン結合された段付き円筒状のケース本
体117と、該ケース本体117に嵌合し変向歯車機構
69の傘歯車72に固定された段付き円筒状のカバー1
18とにより構成されている。そして、カバー118
は、ケーシング60の中間ケーシング61と蓋体62と
の間に設けられた仕切板119に軸受71を介して回転
可能に支持され、ケース本体117は、ケーシング60
の中間ケーシング61と蓋体63との間に設けられた仕
切板120に軸受74を介して回転可能に支持されてい
る。
【0083】ここで、ケース本体117には、後述のピ
ストン123が摺動可能に挿嵌される環状のシリンダ部
117Aと、一端側が該シリンダ部117Aに接続され
た油路117Bとが形成されている。そして、油路11
7Bの他端側は仕切板120に形成された油路120A
に接続され、該油路120Aは油圧ホース121を介し
て油圧源(図示せず)に接続されている。
【0084】122は差動歯車ケース116と差動傘歯
車114との間に設けられた差動ロック機構で、該差動
ロック機構122は、後述のピストン123、各ケース
側摩擦板124、各歯車側摩擦板125、圧縮ばね12
7等からなるポジティブ型の湿式多板ブレーキ機構によ
り構成されている。
【0085】123は差動歯車ケース116を構成する
ケース本体117のシリンダ部117A内に摺動可能に
挿嵌された環状のピストンで、該ピストン123は、ケ
ース本体117からカバー118に向けて突出するよう
に設けられている。そして、ピストン123は、油圧ホ
ース121から油路120A,117Bを通じてシリン
ダ部117A内に油圧源からの圧油(操作圧)が給排さ
れることにより、シリンダ部117A内で摺動変位する
ものである。
【0086】124,124,…は差動歯車ケース11
6を構成するカバー118の内周側に設けられた複数の
ケース側摩擦板で、これら各ケース側摩擦板124は、
外周側がカバー118の内周側にスプライン結合された
環状の薄板からなり、軸方向に移動可能となっている。
【0087】125,125,…は差動傘歯車114の
外周側に設けられた複数の歯車側摩擦板で、これら各歯
車側摩擦板は、内周側が差動傘歯車114の外周側にス
プライン結合された環状の薄板からなり、軸方向に移動
可能となっている。
【0088】そして、各ケース側摩擦板124と各歯車
側摩擦板125とは、軸方向に交互に重合せた状態で差
動歯車ケース116のカバー118と差動傘歯車114
との間に設けられている。
【0089】126は各歯車側摩擦板125のうち最も
ピストン123側に位置するものと該ピストン123と
の間に設けられた環状板で、該環状板126は、歯車側
摩擦板125よりも大径の環状に形成されている。そし
て、環状板126は、ピストン123によって押圧され
ることにより、各ケース側摩擦板124と各歯車側摩擦
板125とを圧接させるものである。
【0090】127,127,…は歯車側摩擦板125
の外周側に位置してカバー118に設けられた複数の圧
縮ばねで、該圧縮ばね127は環状板126の外周側に
常時当接している。そして、圧縮ばね127は、環状板
126を介してピストン123をシリンダ部117A内
に引込む方向に常時付勢するものである。
【0091】従って、シリンダ部117A内に油圧源か
らの操作圧が供給されたときには、圧縮ばね127に抗
して環状板126がピストン123によって押圧され、
該環状板126は、各ケース側摩擦板124、各歯車側
摩擦板125を互いに圧接させる。これにより、差動傘
歯車114が、ケース側摩擦板124、歯車側摩擦板1
25を介して差動歯車ケース116のカバー118に固
定され、差動傘歯車115が、各差動ピニオン113を
介して差動傘歯車114に固定される。この結果、差動
歯車機構112がロック状態に保持され、左,右の回転
軸79,80は等しい回転数をもって回転するので、
左,右の後転圧ローラ25,26を同一の回転数をもっ
て回転させることができる。
【0092】一方、シリンダ部117A内への操作圧の
供給が停止されたときには、圧縮ばね127が、環状板
127を介してピストン123をシリンダ部117A内
に押戻す。これにより、各ケース側摩擦板124、各歯
車側摩擦板125の圧接状態が解除され、差動傘歯車1
14が回転可能となる。この結果、差動歯車機構112
のロック状態が解除され、上述した第1の実施の形態と
同様に、差動歯車機構112によって左,右の後転圧ロ
ーラ25,26間に回転数差を生じさせることができる
構成となっている。
【0093】そして、差動ロック機構122は、例えば
操作スタンド29等に設けた差動ロック機構122用の
操作スイッチ(図示せず)をオフ操作したときには、差
動歯車機構112をロック解除状態に保持し、操作スイ
ッチをオン操作したときには、差動歯車機構112をロ
ック状態に保持する構成となっている。
【0094】本実施の形態によるロードローラは上述の
如き走行用アクスル111を備えたもので、このロード
ローラを用いて路面の舗装作業を行う場合には、運転席
28に着席したオペレータがエンジン8を作動させ、例
えば前後進切換レバー31を前進側に操作する。
【0095】これにより、前転圧ローラ14及び左,右
の後転圧ローラ25,26が前進側に回転駆動され、こ
れら前転圧ローラ14、後転圧ローラ25,26によっ
て路面に敷きつめられた舗装材を踏固めることができ
る。
【0096】ここで、例えば平坦な路面上で舗装作業を
行うときには、オペレータは、例えば操作スタンド29
等に設けられた差動ロック機構122用の操作スイッチ
をオフ操作し、差動歯車機構112をロック解除状態に
保持する。このため、ロードローラを左,右方向に曲進
走行させたときには、上述した第1の実施の形態と同様
に、差動歯車機構112によって後転圧ローラ25,2
6間に曲進方向に応じた回転数差を生じさせることがで
きる。
【0097】これにより、ロードローラの曲進走行時
に、後転圧ローラ25,26が路面上でスリップするの
を抑えることができ、皺、クラック等のない平坦な舗装
面を形成することができる。
【0098】ここで、傾斜した路面等の舗装作業を行う
場合に、ロードローラが傾斜面に沿って左方向に傾いた
状態(例えば、後転圧ローラ25が傾斜面の低い側とな
り、後転圧ローラ26が傾斜面の高い側となる状態)で
直進走行を行う場合には、左側の後転圧ローラ25に作
用する負荷が右側の後転圧ローラ26に作用する負荷よ
りも大きくなる。
【0099】このため、差動歯車機構112をロック解
除状態に保持したままであると、左側の後転圧ローラ2
5の回転数が、差動歯車機構112によって右側の後転
圧ローラ26の回転数よりも低下してしまい、直進走行
させようとするオペレータの意図に反してロードローラ
は左方向(傾斜面の低い側)へと曲進走行してしまうこ
とになる。
【0100】この場合には、オペレータが差動ロック機
構122用の操作スイッチをオン操作し、差動歯車機構
112をロック状態に保持する。これにより、左側の後
転圧ローラ25に作用する負荷が右側の後転圧ローラ2
6に作用する負荷よりも大きくなったとしても、差動歯
車機構112はロック状態に保持されているので、左,
右の後転圧ローラ25,26を等しい回転数をもって回
転させることができる。
【0101】かくして、本実施の形態によれば、傾斜し
た路面での舗装作業を行う場合に、左,右の後転圧ロー
ラ25,26に作用する負荷が異なる条件下において
も、ロードローラを確実に直進走行させることができ、
傾斜した路面等における舗装作業の作業性を向上させる
ことができる。
【0102】なお、上述した各実施の形態では、前転圧
ローラ14を金属製のドラムにより構成した場合を例に
挙げたが、本発明はこれに限るものではなく、例えば前
転圧ローラをゴム製のタイヤによって構成してもよい。
【0103】また、上述した各実施の形態では、左,右
の後転圧ローラ25,26をゴム製のタイヤにより構成
した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、例え
ば各後転圧ローラを金属性のドラムにより構成してもよ
い。
【0104】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、油圧モータの回転を各後転圧ローラに伝達する走
行用アクスルを、後部車体に取付けられたケーシング
と、油圧モータの回転方向を左,右の後転圧ローラの回
転方向に変向する変向装置と、車体が曲進するときに油
圧モータから左,右の後転圧ローラに伝達される回転数
を異ならせる差動装置と、左,右の後転圧ローラに伝達
される回転を減速する減速装置と、該減速装置と左,右
の後転圧ローラとの間を接続するアクスルシャフトとに
より構成している。
【0105】このため、車体が曲進走行するときには、
差動装置によって左,右の後転圧ローラ間に曲進方向に
応じた回転数差を生じさせることができる。これによ
り、曲進走行時に後転圧ローラが路面上でスリップする
のを抑えることができ、皺、クラック等のない平坦な舗
装面を形成することができる。また、左,右の後転圧ロ
ーラを単一の油圧モータによって駆動することができる
ので、例えば左,右の後転圧ローラをそれぞれ別個の油
圧モータによって駆動する構成に比較して、ロードロー
ラの製造コストを低減することができる。
【0106】また、請求項2の発明によれば、油圧モー
タを後部車体のうち走行用アクスルから離間した部位に
取付け、該油圧モータと走行用アクスルの変向装置との
間を連結軸によって連結する構成としたので、例えば走
行用アクスルのケーシング内に油圧モータを内臓する構
成に比較して、油圧モータの保守、点検等を行うときの
作業性を向上することができる。
【0107】また、請求項3の発明によれば、走行用ア
クスルのケーシングには前部車体側へと延びる筒体を固
定的に設け、該筒体の先端側には油圧モータを取付け、
該油圧モータと走行用アクスルの変向装置との間は筒体
内に収容した連結部材によって連結する構成としたの
で、後部車体に取付けられた走行用アクスルのケーシン
グを利用して油圧モータを取付けることができる。この
ため、例えば油圧モータを走行用アクスルとは別個に後
部車体に取付ける場合に比較して、油圧モータを後部車
体に取付けるためのブラケット等を不要にでき、後部車
体の構成を簡素化することができる。
【0108】さらに、請求項4の発明によれば、差動装
置には、左,右の後転圧ローラに作用する負荷が異なる
条件で車体が直進するときに油圧モータから各後転圧ロ
ーラに伝達される回転数をほぼ等しくする差動ロック装
置を設ける構成としたので、例えば傾斜した路面等での
舗装作業時に、左,右の後転圧ローラに作用する負荷が
異なる状態においてもロードローラを直進走行さること
ができ、傾斜した路面等を舗装するときの作業性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるロードローラ
を示す正面図である。
【図2】後転圧ローラ、走行用アクスル、走行用油圧モ
ータ等を図1中の矢示II−II方向からみた拡大断面図で
ある。
【図3】第1の実施の形態による走行用アクスルのケー
シング、変向歯車機構、差動歯車機構、遊星歯車減速機
構等を示す拡大断面図である。
【図4】第1の実施の形態によるロードローラの油圧回
路図である。
【図5】第2の実施の形態によるロードローラを示す正
面図である。
【図6】後転圧ローラ、走行用アクスル、モータ取付
筒、走行用油圧モータ等を図5中の矢示VI−VI方向から
みた拡大断面図である。
【図7】第2の実施の形態による走行用アクスルのケー
シング、モータ取付筒、変向歯車機構、差動歯車機構、
遊星歯車減速機構等を示す拡大断面図である。
【図8】第3の実施の形態による走行用アクスルのケー
シング、差動歯車機構、差動ロック機構等の要部を示す
要部拡大断面図である。
【図9】従来技術によるロードローラの正面図である。
【図10】従来技術によるロードローラの平面図であ
る。
【図11】後転圧ローラ、走行用アクスル、走行用油圧
モータ等を図9中の矢示XI−XI方向からみた拡大断面図
である。
【図12】従来技術によるロードローラの油圧回路図で
ある。
【符号の説明】
2 前部車体 4 連結装置 5 ステアリングシリンダ 14 前転圧ローラ 25,26 後転圧ローラ 28 運転席 30 ハンドル 52 後部車体 57 走行用油圧モータ(油圧モータ) 58 プロペラシャフト(連結軸) 59,91,111 走行用アクスル 57 走行用油圧モータ(油圧モータ) 60,92 ケーシング 69 変向歯車機構(変向装置) 73,112 差動歯車機構(差動装置) 81 遊星歯車減速機構(減速装置) 87,89 アクスルシャフト 101 モータ取付筒(筒体) 103 スリーブ(連結部材) 122 差動ロック機構(差動ロック装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 57/02 303 F16H 1/44 (72)発明者 平澤 喜義 山形県東根市大字若木字七窪5600−1 山 形日立建機株式会社内 (72)発明者 高山 剛 山形県東根市大字若木字七窪5600−1 山 形日立建機株式会社内 Fターム(参考) 2D052 AA03 AA04 AC01 AD01 AD17 BB01 BB05 BB10 3D033 LA02 3D039 AA03 AA05 AB21 3J027 FA19 FA38 FB10 HA01 HB07 HB12 HC22 HE04 HF13 HG03 HH02 3J063 AA15 AB12 AB13 AB44 AC01 AC11 BA03 BA07 BB46 BB48 BB50 CA01 CA05 CA06 CA07 CA10 CB02 CB38 CB53 CC33 CD13 CD16 CD41

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前転圧ローラが回転可能に設けられた前
    部車体と、該前部車体に連結され、左,右の後転圧ロー
    ラが回転可能に設けられた後部車体と、該後部車体に設
    けられた油圧モータと、前記左,右の後転圧ローラ間に
    位置して前記後部車体に取付けられ、各後転圧ローラを
    回転可能に支持すると共に前記油圧モータの回転を各後
    転圧ローラに伝達する走行用アクスルとを備えてなるロ
    ードローラにおいて、 前記走行用アクスルは、前記後部車体に取付けられたケ
    ーシングと、該ケーシング内に設けられ前記油圧モータ
    の回転方向を前記左,右の後転圧ローラの回転方向に変
    向する変向装置と、前記ケーシング内に設けられ車体が
    曲進するときに該変向装置を介して前記油圧モータから
    左,右の後転圧ローラに伝達される回転数を異ならせる
    差動装置と、前記ケーシング内に設けられ該差動装置を
    介して左,右の後転圧ローラに伝達される回転を減速す
    る減速装置と、該減速装置と前記左,右の後転圧ローラ
    との間を接続するアクスルシャフトとにより構成したこ
    とを特徴とするロードローラ。
  2. 【請求項2】 前記油圧モータは前記後部車体のうち前
    記走行用アクスルから離間した部位に取付け、該油圧モ
    ータと前記走行用アクスルの変向装置との間は連結軸に
    よって連結する構成としてなる請求項1に記載のロード
    ローラ。
  3. 【請求項3】 前記走行用アクスルのケーシングには前
    記前部車体側へと延びる筒体を固定的に設け、該筒体の
    先端側には前記油圧モータを取付け、該油圧モータと前
    記走行用アクスルの変向装置との間は前記筒体内に収容
    した連結部材によって連結する構成としてなる請求項1
    に記載のロードローラ。
  4. 【請求項4】 前記差動装置には、前記左,右の後転圧
    ローラに作用する負荷が異なる条件で車体が直進すると
    きに前記油圧モータから各後転圧ローラに伝達される回
    転数をほぼ等しくする差動ロック装置を設ける構成とし
    てなる請求項1,2または3に記載のロードローラ。
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