JP2020153194A - 転圧車両 - Google Patents
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Abstract
Description
即ち、車体フレームの左側面及び右側面が左側及び右側フレーム部により形作られ、車体フレームの後面が後側フレーム部により形作られるため、後側フレーム部の左右両端と左側及び右側フレーム部の後端とがそれぞれ溶接されることになる。結果として、車体フレームの後部の左右の角部に2点の溶接箇所が形成される。
しかし、溶接による強度低下は車体フレームの剛性低下の要因になり、また、溶接自体の接合精度が低い上に溶接熱による歪みが生じるため、組付精度の低下により所期の正確なフレーム形状を保てないことがある。また、溶接箇所が多いほど部品点数が増加して製造コストの面で不利になる。従って、従来から溶接箇所を減少させたいという要望があった。
図1は本実施形態のコンバインド振動ローラを示す側面図であり、以下の説明では、車両を基準として前後方向及び左右方向を表現する。
まず、図3〜5に基づき後部車体5の車体フレーム構造について説明する。車体フレーム16は、主フレーム部17、左側フレーム部18、右側フレーム部19及び後側フレーム部20により構成されている。主フレーム部17には上方に面した四角状の底壁17aが形成され、底壁17aの前端は下側に折曲形成されて前方やや上方に面した前壁17bが形成されている。
主フレーム部17の後側には車体フレーム16の後面を形作る後側フレーム部20が配設され、その下縁は主フレーム部17の底壁17aの後縁に溶接され、左右両端縁は左側及び右側フレーム部18,19の後縁と直角に交わって連続している。左側及び右側フレーム部18,19と後側フレーム部20との関係は、本発明の特徴部分であるため詳細については後述する。
そこで本実施形態では、溶接箇所を1点に減少させ且つ溶接箇所の位置を変更する対策を講じており、その詳細を以下に説明する。
即ち、特許文献1のフレーム構造では、車体フレームの後部の左右の角部にそれぞれ溶接箇所が形成されるが、これら左右の角部は、車体フレームの剛性や組付精度に大きく影響する重要な部位である。このため、左右の角部に溶接が施されると、強度低下が避けられずに車体フレームの剛性が低下してしまう場合がある。また、溶接熱による歪みが車体フレームの左右の角部に生じるため、組付精度が低下して所期の正確なフレーム形状を実現できない場合がある。
左側及び右側フレーム部18,19の上縁に左右の側部リブ面18b,19bが形成され、前縁に左右の前部リブ面18c,19cが形成され、後側フレーム部20の上縁に後部リブ面20aが形成され、これらのリブ面18b,18c,19b,19c,20aの端部が互いに溶接されている。各リブ面18b,18c,19b,19c,20aの形成により左側及び右側フレーム部18,19や後側フレーム部20の個々の部材の剛性が向上するだけでなく、各リブ面18b,18c,19b,19c,20aが互いに溶接されることで車体フレーム16全体の剛性が大幅に高められている。
例えば特許文献1に記載のようなフレーム構造では、左側及び右側フレーム部の倒れ方向の変形防止のために、図3中に仮想線で示すように、底壁17a上の前縁位置に縦壁101を立設して左側フレーム部18と右側フレーム部19とを連結する場合がある。しかしながら、縦壁101の存在により、平面視における貯水タンクの下槽25の領域はタンク収容部22内(底壁17a上)に制限され、従来から縦壁101の前側に存在しているデッドスペース(=拡張空間23)を貯水タンク13の容積拡大に利用できないという問題があった。
2 前部転圧輪
3 後部転圧輪
4 前部車体
5 後部車体
6 アーティキュレート機構
10 運転席
13 貯水タンク
16 車体フレーム
17 主フレーム部
17a 底壁
17b 前壁
18 左側フレーム部
18b 左側部リブ面
18c 左前部リブ面
19 右側フレーム部
19b 右側部リブ面
19c 右前部リブ面
20 後側フレーム部
20l 左後側フレーム部
20r 右後側フレーム部
20a 後部リブ面
20al 左後部リブ面
20ar 右後部リブ面
22 タンク収容部
23 拡張空間
25 下槽
25b 拡張領域
26 上槽
32 シートユニット
33 ベース板
38l 左後側フレーム成形材
38r 右後側フレーム成形材
Claims (4)
- 後部転圧輪が設けられる主フレーム部の左右両側に、車体フレームの左側面及び右側面を形作る左側及び右側フレーム部がそれぞれ溶接されると共に、前記主フレームの後側に前記車体フレームの後面を形作る後側フレーム部が溶接されて前記車体フレームが構成され、前記主フレーム部の上方に面した底壁から上方に前記左側及び右側フレーム部と前記後側フレーム部とがそれぞれ延設されて、前記底壁上に左右側方及び後方から包囲されるタンク収容部が形成されて貯水タンクが配置されてなる転圧車両において、
1枚の鋼板から前記左側フレーム部と前記後側フレーム部の左側領域に相当する左後側フレーム部とが成形されて、互いの境界線で折曲形成されることにより1部材として製作された左後側フレーム成形材と、
前記左側フレーム部の上縁が右方に折曲されて形成された左側部リブ面と、
前記左後側フレーム部の上縁が前方に折曲されて形成され、左端が前記左側部リブ面の後端に溶接された左後部リブ面と、
1枚の鋼板から前記右側フレーム部と前記後側フレーム部の右側領域に相当する右後側フレーム部とが成形されて、互いの境界線で折曲形成されることにより1部材として製作された右後側フレーム成形材と、
前記右側フレーム部の上縁が左方に折曲されて形成された右側部リブ面と、
前記右後側フレーム部の上縁が前方に折曲されて形成され、右端が前記右側部リブ面の後端に溶接された右後部リブ面と
を備え、
前記主フレームに対して前記左後側フレーム成形材及び前記右後側フレーム成形材が正規位置に配設されてそれぞれ前記主フレーム部に溶接され、前記左後側フレーム部の右端縁及び前記左後部リブ面の右端縁と前記右後側フレーム部の左端縁及び前記右後部リブ面の左端縁とが、前記主フレームの後側で互いに溶接されている
ことを特徴とする転圧車両。 - 前記車体フレームは、前部転圧輪を備えた前部車体に対してアーティキュレート機構を介して連結される後部車体のフレームであり、
前記主フレーム部は、前記底壁の前端が下側に折曲形成されて前記アーティキュレート機構が設けられる前壁が形成され、
前記左側フレーム部は、前記主フレーム部の前壁から前方に延設されて、前縁が右方に折曲されて左前部リブ面が形成され、
前記右側フレーム部は、前記主フレーム部の前壁から前方に延設されて、前縁が左方に折曲されて右前部リブ面が形成され、
前記左前部リブ面及び前記右前部リブ面は、前記主フレーム部の前壁から前方に離間して前記前壁の前側に拡張空間を形成すると共に、それぞれの上端が前記左側部リブ面の前端及び前記右側部リブ面の前端に溶接され、
前記貯水タンクの前部は、前記主フレームの底壁上から前方且つ下方に延設されて拡張領域が形成され、前記拡張領域が前記拡張空間内に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の転圧車両。 - 前記左後側フレーム部の右端縁及び前記左後部リブ面の右端縁と前記右後側フレーム部の左端縁及び前記右後部リブ面の左端縁とは、前記主フレームの後側の左右方向の中央位置で互いに突き合わされて溶接されている
ことを特徴とする請求項1に記載の転圧車両。 - 前記貯水タンクは、前記タンク収容部内に配置される下槽と前記下槽の上面後部から連続して形成されて前記タンク収容部から上方に突出する上槽とからなり、
前記貯水タンクの下槽の上側位置で且つ上槽の前側位置には、ベース板上に運転席を固定したシートユニットが配設され、
前記ベース板は、前記車体フレームの左側フレーム部と右側フレーム部との間に架け渡され、左右両側が前記左側部リブ面上及び右側部リブ面上に固定されている。
ことを特徴とする請求項1に記載の転圧車両。
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JP6946366B2 JP6946366B2 (ja) | 2021-10-06 |
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Family Applications (1)
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JP2019055177A Active JP6946366B2 (ja) | 2019-03-22 | 2019-03-22 | 転圧車両 |
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2019
- 2019-03-22 JP JP2019055177A patent/JP6946366B2/ja active Active
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