JP5602979B1 - 車両 - Google Patents
車両 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5602979B1 JP5602979B1 JP2014528744A JP2014528744A JP5602979B1 JP 5602979 B1 JP5602979 B1 JP 5602979B1 JP 2014528744 A JP2014528744 A JP 2014528744A JP 2014528744 A JP2014528744 A JP 2014528744A JP 5602979 B1 JP5602979 B1 JP 5602979B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- supported
- body frame
- piece
- cross portion
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K5/00—Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
- B62K5/08—Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels with steering devices acting on two or more wheels
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K21/00—Steering devices
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K25/00—Axle suspensions
- B62K25/04—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
- B62K25/06—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with telescopic fork, e.g. including auxiliary rocking arms
- B62K25/08—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with telescopic fork, e.g. including auxiliary rocking arms for front wheel
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K5/00—Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
- B62K5/02—Tricycles
- B62K5/027—Motorcycles with three wheels
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K5/00—Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
- B62K5/02—Tricycles
- B62K5/05—Tricycles characterised by a single rear wheel
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K5/00—Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels
- B62K5/10—Cycles with handlebars, equipped with three or more main road wheels with means for inwardly inclining the vehicle body on bends
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K2202/00—Motorised scooters
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Handcart (AREA)
- Steering Controls (AREA)
Abstract
傾斜可能な車体フレームと右前輪および左前輪を備えた車両1であって、リンク機構5の上クロス部51および下クロス部52は、右端部および左端部がサイド部に支持され、中間部が車体フレームに支持される一片の部品を含む。上クロス部51と下クロス部52の形状が異なる。下クロス部52を取り外して上クロス部51を支持している上右軸受および上左軸受に後向きの試験力を作用させた時の上右変位量X1および上左変位量X2と、上クロス部51を取り外して下クロス部52を支持している下右軸受および下左軸受に後向きの試験力を作用させた時の下右変位量X3および下左変位量X4について、X1とX2が等しく、X3とX4が等しく、X1とX3が異なり、X2とX4が相異なっている車両1。
Description
動力源からの動力によって駆動される車両であって、
車両の前方から見て左右に配置され、操舵可能な左前輪および右前輪と、
下部に前記右前輪を支持し、上部に対する前記右前輪の前記車体フレームの上下方向における変位を緩衝する右緩衝装置と、
下部に前記左前輪を支持し、上部に対する前記左前輪の前記車体フレームの上下方向における変位を緩衝する左緩衝装置と、
前記右緩衝装置の上部を前記車体フレームの上下方向に延びる右操舵軸線回りに回転可能に支持する右サイド部と、前記左緩衝装置の上部を前記右操舵軸線と平行な左操舵軸線回りに回転可能に支持する左サイド部と、前記右サイド部の上部を右端部に上右軸受を介して前記車体フレームの前後方向に延びる上右軸線回りに回転可能に支持し、前記左サイド部の上部を左端部に上左軸受を介して前記上右軸線に平行な上左軸線回りに回転可能に支持し、中間部が前記車体フレームに上中間軸受を介して前記上右軸線および前記上左軸線に平行な上中間軸線回りに回転可能に支持される一片の部品を含む上クロス部と、前記右サイド部の下部を右端部に下右軸受を介して前記上右軸線に平行な下右軸線回りに回転可能に支持し、前記左サイド部の下部を左端部に下左軸受を介して前記上左軸線に平行な下左軸線回りに回転可能に支持し、中間部が前記車体フレームに下中間軸受を介して前記上中間軸線と平行な下中間軸線回りに回転可能に支持される一片の部品を含む下クロス部とを含むリンク機構と、
前記車体フレームの左右方向における前記右サイド部と前記左サイド部の間で前記車体フレームに支持され、上端部が前記下中間軸線よりも前記車体フレームの上下方向における上方に設けられ、前記車体フレームの上下方向に延びる中間操舵軸線回りに回転可能なステアリングシャフトと、
前記ステアリングシャフトの上端部に設けられたハンドルと、
前記ハンドルの操作に応じた前記ステアリングシャフトの回転を前記右緩衝装置と前記左緩衝装置に伝達する回転伝達機構と、
を備え、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部を取り外した状態、かつ、前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部を取り付けた状態で、前記上右軸受に前記上右軸線方向の前向きまたは後向きの試験力を作用させた時の前記上クロス部の上右変位量と、前記上左軸受に前記試験力と同じ大きさおよび同じ向きの力を作用させた時の前記上クロス部の上左変位量と、が相等しく、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部を取り外した状態、かつ、前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部を取り付けた状態で、前記下右軸受に前記試験力と同じ大きさおよび同じ向きの力を作用させた時の前記下クロス部の下右変位量と、前記下左軸受に前記試験力と同じ大きさおよび同じ向きの力を作用させた時の前記下クロス部の下左変位量と、が相等しく、
前記上クロス部の前記上右変位量と前記下クロス部の前記下右変位量とが相異なり、
前記上クロス部の前記上左変位量と前記下クロス部の前記下左変位量とが相異なり、
前記上クロス部の形状と前記下クロス部の形状とが相異なることを特徴とする。
そこで、リンク機構の機能を詳細に分析した。リンク機構は、右サイド部または左サイド部を上クロス部および下クロス部に対して円滑に回転させる機能、および上クロス部および下クロス部を車体フレームに対して円滑に回転させる機能を有する。また、リンク機構は、右サイド部または左サイド部が受けた荷重を車体フレームに伝達する機能を有する。
この分析の中で、リンク機構が受ける荷重は、上クロス部、下クロス部および左サイド部、右サイド部の回転軸線方向の荷重と、車体フレームの上下方向に延び、その回転軸線方向に垂直な方向の荷重とが含まれることがわかった。さらに、上クロス部および下クロス部を有するリンク機構が受けた荷重を車体フレームに伝達する機能の分担割合を変えても、両方の部材にリンク機構を円滑に作動させる機能を持たせておけば、リンク機構の作動の円滑性を維持しやすいことがわかった。
そこで、右端部および左端部がサイド部に支持され、中間部が車体フレームに支持される一片の部品を含む上クロス部および右端部および左端部がサイド部に支持され、中間部が車体フレームに支持される一片の部品を含む下クロス部を有するリンク機構が受けた荷重を車体フレームに伝達する機能の分担割合を変えても、リンク機構の作動の円滑性を維持しやすいことを利用すれば、上クロス部の形状と下クロス部の形状を相異ならせることができることがわかった。
本発明に係る車両によれば、上クロス部および下クロス部を有するリンク機構が受けた荷重を車体フレームに伝達する機能の分担割合を変え、かつ、右端部および左端部がサイド部に支持され、中間部が車体フレームに支持される一片の部品を含む上クロス部の形状と右端部および左端部がサイド部に支持され、中間部が車体フレームに支持される一片の部品を含む下クロス部の形状を相異ならせることで、リンク機構の可動範囲を単純な直方体に近い形状から凹凸のある形状に変えることができる。これにより、ステアリングシャフトの周囲の設計自由度を高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構をステアリングシャフトの周囲に配置しても、その周囲の大型化を抑制できる。しかも、上クロス部と下クロス部を右端部および左端部がサイド部に支持され、中間部が車体フレームに支持される一片の部品を含む構成とし、かつ、一片の部品を含む上クロス部材の形状と一片の部品を含む下クロス部材の形状を相異なる形状として、上クロス部と下クロス部で荷重を伝達する機能の分担割合を変えても、リンク機構の円滑な作動を維持しやすい。
従って、傾斜可能な車体フレームと2つの前輪を備えた車両において、リンク機構の機能を維持しつつ、2つの前輪よりも上方のステアリングシャフト周囲の構造の大型化を抑制できる。
前記上クロス部の前記上右変位量が前記下クロス部の前記下右変位量より大きく、
前記上クロス部の前記上左変位量が前記下クロス部の前記下左変位量より大きく、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部の形状が前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部の形状より小さくてもよい。
従って、傾斜可能な車体フレームと2つの前輪を備えた車両において、リンク機構の機能を維持しつつ、2つの前輪よりも上方のステアリングシャフト周囲の構造の大型化をより抑制できる。
前記下クロス部の前記下右変位量が前記上クロス部の前記上右変位量より大きく、
前記下クロス部の前記下左変位量が前記上クロス部の前記上左変位量より大きく、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部の形状が前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部の形状より小さくてもよい。
従って、傾斜可能な車体フレームと2つの前輪を備えた車両において、リンク機構の機能を維持しつつ、2つの前輪よりも上方のステアリングシャフト周囲の構造の大型化をより抑制できる。
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部と前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部の材質が同じでもよい。
本発明に係る車両によれば、上クロス部または下クロス部の材質を同じにしたので、剛性と形状のバランス調整が行いやすい。これにより、ステアリングシャフトの周囲の設計自由度をより高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構をステアリングシャフトの周囲に配置しても、その周囲の大型化をより抑制できる。しかも、一片の部品を含む上クロス部と一片の部品を含む下クロス部の形状を相異なる形状として、上クロス部と下クロス部で荷重を伝達する機能の分担割合を変えても、リンク機構の円滑な作動を維持しやすい。
従って、傾斜可能な車体フレームと2つの前輪を備えた車両において、リンク機構の機能を維持しつつ、2つの前輪よりも上方のステアリングシャフト周囲の構造の大型化をより抑制できる。
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部と前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部の材質が相異なっていてもよい。
本発明に係る車両によれば、上クロス部または下クロス部の材質を変えたため、剛性と形状のバランスの調整範囲を拡大できる。例えば、下クロス部より剛性の小さい上クロス部を、高い剛性を有する材質で形成すれば、上クロス部の形状をより小さくできる。これにより、ステアリングシャフトの周囲の設計自由度をより高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構をステアリングシャフトの周囲に配置しても、その周囲の大型化をより抑制できる。しかも、一片の部品を含む上クロス部と一片の部品を含む下クロス部の形状を相異なる形状として、上クロス部と下クロス部で荷重を伝達する機能の分担割合を変えても、リンク機構の円滑な作動を維持しやすい。
従って、傾斜可能な車体フレームと2つの前輪を備えた車両において、リンク機構の機能を維持しつつ、2つの前輪よりも上方のステアリングシャフト周囲の構造の大型化をより抑制できる。
前記車体フレームは、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部および前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部を回転可能に支持するリンク支持部を含み、
前記上右軸線方向で前記リンク支持部より前方の前記上クロス部の前部の形状と前記リンク支持部より後方の前記上クロス部の後部の形状が相異なっていてもよい。
本発明に係る傾斜可能な車体フレームと2つの前輪を備えた車両によれば、リンク支持部より前方の上クロス部の前部の形状と後方の後部の形状を相異ならせたので、リンク機構の可動範囲を単純な直方体に近い形状から凹凸のある形状に変えることができる。そのため、上クロス部の後部の周囲の空間の設計の自由度を高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構をステアリングシャフトの周囲に配置しても、その周囲の大型化をより抑制できる。
前記車体フレームは、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部および前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部を回転可能に支持するリンク支持部を含み、
前記下右軸線方向で前記リンク支持部より前方の前記下クロス部の前部の形状と前記リンク支持部より後方の前記下クロス部の後部の形状が相異なっていてもよい。
本発明に係る傾斜可能な車体フレームと2つの前輪を備えた車両によれば、リンク支持部より前方の下クロス部の前部の形状と後方の後部の形状を相異ならせたので、リンク機構の可動範囲を単純な直方体に近い形状から凹凸のある形状に変えることができる。そのため、上クロス部の後部の周囲の空間の設計の自由度を高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構をステアリングシャフトの周囲に配置しても、その周囲の大型化をより抑制できる。
前記車体フレームは、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部および前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部を回転可能に支持するリンク支持部を含み、
前記上クロス部が、前記上右軸線方向で前記リンク支持部より前方に位置し、右端部および左端部がサイド部に支持され、中間部が車体フレームに支持される一片の上前部品と、前記下右軸線方向で前記リンク支持部より後方に位置し、右端部および左端部がサイド部に支持され、中間部が車体フレームに支持される一片の上後部品を含んでいてもよい。
本発明に係る傾斜可能な車体フレームと2つの前輪を備えた車両によれば、上クロス部がリンク支持部より前方に位置する一片の上前部品とリンク支持部より後方に位置する一片の上後部品を含むので、上クロス部の剛性と形状のバランス調整が行いやすい。これにより、ステアリングシャフトの周囲下部の設計自由度をより高めることができる。そのため、上クロス部の後部の周囲の空間の設計の自由度を高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構をステアリングシャフトの周囲に配置しても、その周囲の大型化をより抑制できる。
前記車体フレームは、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部および前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部を回転可能に支持するリンク支持部を含み、
前記下クロス部が、前記下右軸線方向で前記リンク支持部より前方に位置し、右端部および左端部がサイド部に支持され、中間部が車体フレームに支持される一片の下前部品と、前記下右軸線方向で前記リンク支持部より後方に位置し、右端部および左端部がサイド部に支持され、中間部が車体フレームに支持される一片の下後部品を含んでいてもよい。
本発明に係る傾斜可能な車体フレームと2つの前輪を備えた車両によれば、下クロス部がリンク支持部より前方に位置する一片の下前部品とリンク支持部より後方に位置する一片の下後部品を含むので、下クロス部の剛性と形状のバランス調整が行いやすい。これにより、ステアリングシャフトの周囲下部の設計自由度をより高めることができる。そのため、下クロス部の後部の周囲の空間の設計の自由度を高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構をステアリングシャフトの周囲に配置しても、その周囲の大型化をより抑制できる。
前記車体フレームは、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部および前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部を回転可能に支持するリンク支持部を含み、
前記上クロス部または前記下クロス部は、
前記リンク支持部より前方または後方のいずれか一方に設けられ、かつ、他方に設けられていなくてもよい。
本発明に係る傾斜可能な車体フレームと2つの前輪を備えた車両によれば、リンク支持部の前方または後方のいずれか一方にのみ設けられるため、リンク機構の可動範囲を単純な直方体に近い形状から上部が下部より小さい凹凸のある形状に変えることができる。ステアリングシャフトの周囲の設計の自由度が高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構をステアリングシャフトの周囲に配置しても、その周囲の大型化を抑制できる。
前記上右軸線方向において、前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部の前端と前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部の前端が異なる位置に設けられていてもよい。
本発明に係る傾斜可能な車体フレームと2つの前輪を備えた車両によれば、上右軸線方向において、上クロス部の前端と下クロス部の前端が異なる位置に設けたため、リンク機構の可動範囲を単純な直方体に近い形状から前後方向に凹凸のある形状に変えることができる。ステアリングシャフトの周囲の設計の自由度が高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構をステアリングシャフトの周囲に配置しても、その周囲の大型化を抑制できる。
前記上右軸線方向において、前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部の後端と前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部の後端が異なる位置に設けられていてもよい。
本発明に係る車両によれば、上右軸線方向において、上クロス部の後端と下クロス部の後端が異なる位置に設けたため、リンク機構の可動範囲を単純な直方体に近い形状から前後方向に凹凸のある形状に変えることができる。ステアリングシャフトの周囲の設計の自由度が高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構をステアリングシャフトの周囲に配置しても、その周囲の大型化を抑制できる。
前記車体フレームは、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部および前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部を回転可能に支持するリンク支持部を含み、
前記リンク支持部は、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持していてもよい。
本発明に係る傾斜可能な車体フレームと2つの前輪を備えた車両によれば、リンク支持部は、右前輪、左前輪、右緩衝装置および左緩衝装置を支持するリンク機構を支持しており、高い剛性を備えている。そのため、その剛性の高さを利用して、ステアリングシャフトを支持することで、ステアリングシャフトを支持する構成を簡素化できる。その結果、ステアリングシャフト周囲の構造の大型化を抑制できる。
図1は、車両1の全体側面概略図である。なお、以下の説明において前後左右と方向を示す場合、車両1を運転する乗員から見た前後左右の方向を意味するものとする。
図2は、車体カバー22を外した状態において車両1を示す全体正面図である。図2では、フロントフレーム212等は省略している。
図3は、左緩衝器33および右緩衝器34を省略して示す、リンク機構5の斜視図である。
上クロス部51は、本実施形態において、車両の前方から見て左右方向に延びる一枚の板状の部品から構成されている。上クロス部51は、ヘッドパイプ211よりも車両前方に設けられている。上クロス部51は、車体フレーム21の左右方向について上クロス部51の中間部に設けられた上中間軸受511と、車体フレーム21の左右方向の左方および右方に設けられた上左軸受512および上右軸受512と、を含んでいる。上中間軸受511の回転中心である上中間軸線M1と、上左軸受512の回転中心である上左軸線M2と、上右軸受512の回転中心である上右軸線M3は、それらが互いに平行となるように、設けられている。
下クロス部52は、車両の前方から見て車体フレーム21の左右方向に延びている。下クロス部52の左右方向の長さは、上クロス部51の左右方向長さと略同等とされている。下クロス部52は、上クロス部51よりも下方に設けられている。下クロス部52は、上クロス部51よりも、剛性が大きく設定されている。この剛性については、後に詳述する。
右サイド部54の下部を右端部に下右軸受522を介して上右軸線M3に平行な下右軸線M6回りに回転可能に支持し、左サイド部53の下部を左端部に下左軸受522を介して上左軸線M2に平行な下左軸線M5回りに回転可能に支持し、中間部が車体フレーム21に下中間軸受521を介して上中間軸線と平行な下中間軸線回りに回転可能に支持されて、ヘッドパイプ211より後方に位置する部品52a2と、
該部品より前方に位置して、該部品と連結された、右サイド部54の下部を右端部に下右軸受522を介して上右軸線M3に平行な下右軸線M6回りに回転可能に支持し、左サイド部53の下部を左端部に下左軸受522を介して上左軸線M2に平行な下左軸線M5回りに回転可能に支持し、中間部が車体フレーム21に下中間軸受521を介して上中間軸線と平行な下中間軸線回りに回転可能に支持された部品(符号52a1および符号52bからなる部品)と、を含んでいる。
別の言い方をすれば、リンク機構5は、上右軸線M3方向において、上クロス部51の前端と下クロス部52の前端が異なる位置に設けられている。
図2に示したように、左サイド部53の下部には第一ブラケット335が設けられている。第一ブラケット335は、左緩衝器33と連結されている。第一ブラケット335は、左サイド部53と相対回転可能に取り付けられている。この第一ブラケット335には、タイロッド6も相対回転可能に取り付けられている。第一ブラケット335と左サイド部53との相対回転の回転軸、および、第一ブラケット335とタイロッド6との相対回転の回転軸は、左サイド部53の延在方向(左操舵軸線N1)と平行とされている。
ステアリングシャフト60は、車体フレーム21の左右方向における左サイド部53と右サイド部54の間で車体フレーム21に支持されている。ステアリングシャフト60の上端部は、下中間軸線M4よりも車体フレーム21の上下方向における上方に設けられている。ステアリングシャフト60は、車体フレーム21の上下方向に延びる中間操舵軸線Zを中心に回転可能とされている。ハンドル23は、ステアリングシャフト60の上端部に設けられている。タイロッド6(回転伝達機構の一例)は、ハンドル23の操作に応じたステアリングシャフト60の回転を右緩衝器34と左緩衝器33に伝達する。
図5は、図2の状態から、車体を鉛直方向に対して左方向に角度T傾斜させた車両1の正面全体図である。車両1を鉛直方向に対して傾斜させるとリンク機構5が作動する。
また、以降の説明において、このようにリンク機構5を作動させたときに、上クロス部51、下クロス部52、左サイド部53、右サイド部54が移動する領域を、リンク機構5の可動範囲と呼ぶことがある。
次に、上クロス部51および下クロス部52の剛性について説明する。なお、以下の説明において、上クロス部51および下クロス部52(以降、両者を区別することなく呼ぶ場合にはクロス部と呼ぶ)の剛性とは、クロス部に車体フレーム21の前後方向の力が作用した場合の撓みにくさを意味するものとする。
先ず、本発明者は、リンク機構5の機能を詳細に分析した。リンク機構5は、右サイド部54または左サイド部53を上クロス部51および下クロス部52に対して円滑に回転させる機能、および上クロス部51および下クロス部52を車体フレーム21に対して円滑に回転させる機能を有する。また、リンク機構5は、右サイド部54または左サイド部53が受けた荷重を車体フレーム21に伝達する機能を有する。
この分析の中で、リンク機構5が受ける荷重は、上クロス部51、下クロス部52および左サイド部53、右サイド部54の回転軸線(上中間軸線M1、上左軸線M2、上右軸線M3、下中間軸線M4、下左軸線M5、下右軸線M6)方向の荷重と、車体フレーム21の上下方向に延び、その回転軸線方向に垂直な方向の荷重とが含まれることがわかった。さらに、上クロス部51および下クロス部52が有するリンク機構5が受けた荷重を車体フレーム21に伝達する機能の分担割合を変えても、両方の部材にリンク機構5を円滑に作動させる機能を持たせておけば、リンク機構5の作動の円滑性を維持しやすいことがわかった。
そこで、右端部および左端部がサイド部に支持され、中間部が車体フレームに支持される一片の部品を含む上クロス部51および右端部および左端部がサイド部に支持され、中間部が車体フレームに支持される一片の部品を含む下クロス部52が有するリンク機構5が受けた荷重を車体フレーム21に伝達する機能の分担割合を変えても、リンク機構5の作動の円滑性を維持しやすいことを利用すれば、上クロス部51の形状と下クロス部52の形状を相異ならせることができることがわかった。
下クロス部52を取り外した状態で上右軸受512に上右軸線M3方向の後向きの試験力F1を作用させた時の上クロス部51の上右変位量X1を測定する。同じく、下クロス部52を取り外した状態で上左軸受512に試験力F1と同じ大きさおよび同じ向き(上左軸線M2方向の後向き)の力を作用させた時の上クロス部51の上左変位量X2を測定する。
具体的には、本実施形態において、上クロス部51の上右変位量X1と上左変位量X2が相等しい。下クロス部52の下右変位量X3と下左変位量X4が相等しい。上クロス部51の上右変位量X1は、下クロス部52の下右変位量X3より大きい。上クロス部51の上左変位量X2は、下クロス部52の下左変位量X4より大きい。また、上クロス部51が下クロス部52より小さい形状とされている。
本実施形態に係る車両によれば、上クロス部51および下クロス部52を有するリンク機構5が受けた荷重を車体フレーム21に伝達する機能の分担割合を変え、かつ、右サイド部54および左サイド部53を支持し、車体フレーム21に支持される一片の部品を含む上クロス部51の形状と、右サイド部54および左サイド部53を支持し、車体フレーム21に支持される一片の部品を含む下クロス部52の形状を相異ならせることで、リンク機構5の可動範囲を単純な直方体に近い形状から凹凸のある形状に変えることができる。これにより、ステアリングシャフト60の周囲の設計自由度を高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構5をステアリングシャフト60の周囲に配置しても、その周囲の大型化を抑制できる。しかも、上クロス部51および下クロス部52を右サイド部54および左サイド部53を支持し、車体フレーム21に支持される一片の部品を含む構成とし、かつ、一片の部品を含む上クロス部51と一片の部品を含む下クロス部52の形状を相異なる形状として、上クロス部51と下クロス部52で荷重を伝達する機能の分担割合を変えても、リンク機構5の円滑な作動を維持しやすい。
従って、傾斜可能な車体フレーム21と2つの前輪31,32を備えた車両において、リンク機構5の機能を維持しつつ、2つの前輪31,32よりも上方のステアリングシャフト60の周囲の構造の大型化を抑制できる。
このように、本実施形態では、リンク機構5の剛性について、リンク機構5の上部と下部とでアンバランスとされている。下クロス部52がリンク機構5に必要とされる剛性の大部分を負担しているので、リンク機構5に必要とされる剛性をリンク機構5の上部と下部とで均等に確保する設計思想と比べて、上クロス部51を一枚の板状部で形成するなどして、上クロス部51を下クロス部52よりも形状が小さな構成とすることができる。このため、リンク機構5の上部を小さく構成できるので、リンク機構5の上部の周囲の空間を、車体フレームや補機類を配置するために使ったり、あるいは車両の外観意匠性を高めるために使うことができる。
このように、本実施形態では、リンク機構5の下部に、主にリンク機構5に必要な剛性を確保する機能を担わせて、リンク機構5の上部に、左サイド部53の上部と右サイド部54の上部とを協調させて動かせるためのガイド機能を担わせている。このように、本発明は、リンク機構5の上部と下部とで異なる機能を分担させてもリンク機構5の動作の円滑性が維持しやすい点に気がついて、さらに、この知見に基づき、リンク機構5の上部と下部の形状を異ならせて車両前部の空間を利用効率を高めることに気がついて、なされた発明である。
また、リンク機構5の上クロス部51、下クロス部52、左サイド部53、右サイド部54、は軸受によって回転可能に支持されている。このため、リンク機構の剛性が高められている。
従って、傾斜可能な車体フレーム21と2つの前輪31,32を備えた車両において、リンク機構5の機能を維持しつつ、2つの前輪31,32よりも上方のステアリングシャフト60周囲の構造の大型化をより抑制できる。
例えば、上中間軸線M1方向から見て上クロス部51の左右の端部の輪郭をなす面は、上クロス部51の可動範囲の左右の面を構成する。このため、上中間軸線M1方向から見て上クロス部51の左右の端部の輪郭をなす面は、上クロス部51の形状に影響を及ぼす。これとは逆に、上中間軸受511や上右軸受512、上左軸受512を配置するために上クロス部51に設けた貫通穴を形作る壁部は、上クロス部の可動範囲を構成する面ではない。このため、該貫通穴を形作る壁部は、上クロス部51の形状に影響を及ぼさない。このほか、単に、上クロス部51の重量を軽減する目的で設けられ、上クロス部51の可動範囲に影響を及ぼさない凹部のなす面は、該形状に影響を及ぼすものではい。
本実施形態に係る車両によれば、上クロス部51または下クロス部52の材質を同じにしたので、剛性と形状のバランス調整が行いやすい。これにより、ステアリングシャフト60の周囲の設計自由度をより高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構5をステアリングシャフト60の周囲に配置しても、その周囲の大型化をより抑制できる。しかも、一片の部品を含む上クロス部51と一片の部品を含む下クロス部52の形状を相異なる形状として、上クロス部51と下クロス部52で荷重を伝達する機能の分担割合を変えても、リンク機構5の円滑な作動を維持しやすい。
従って、傾斜可能な車体フレーム21と2つの前輪31,32を備えた車両において、リンク機構5の機能を維持しつつ、2つの前輪31,32よりも上方のステアリングシャフト60周囲の構造の大型化をより抑制できる。
本実施形態に係る傾斜可能な車体フレーム21と2つの前輪31,32を備えた車両1によれば、下クロス部52がヘッドパイプ211より前方に位置する一片の前下クロス部品52a1とヘッドパイプ211より後方に位置する一片の後下クロス部品52a2を含むので、下クロス部52の剛性と形状のバランス調整が行いやすい。これにより、ステアリングシャフト60の周囲下部の設計自由度をより高めることができる。そのため、下クロス部52の後部の周囲の空間の設計の自由度を高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構5をステアリングシャフト60の周囲に配置しても、その周囲の大型化をより抑制できる。
本実施形態に係る傾斜可能な車体フレーム21と2つの前輪31,32を備えた車両によれば、上クロス部51がヘッドパイプ211の前方にのみ設けられるため、リンク機構5の可動範囲を単純な直方体に近い形状から上部が下部より小さい凹凸のある形状に変えることができる。ステアリングシャフト60の周囲の設計の自由度が高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構5をステアリングシャフト60の周囲に配置しても、その周囲の大型化を抑制できる。
なお、上述の実施形態と異なり、上クロス部51をヘッドパイプ211より後方に設け、かつ、ヘッドパイプ211より前方に設けなくてもよい。このような構成によっても、上述と同様にリンク機構5の可動範囲を、上部が下部より小さい凹凸の形状とすることができる。
あるいは、下クロス部52を、ヘッドパイプ211より前方または後方のいずれか一方に設け、かつ、他方に設けなくてもよい。このような構成により、リンク機構5の可動範囲を、下部が上部より小さい凹凸の形状とすることができる。
本実施形態に係る傾斜可能な車体フレーム21と2つの前輪31,32を備えた車両によれば、上右軸線M3に方向において、上クロス部51の前端と下クロス部52の前端を異なる位置に設けたため、リンク機構5の可動範囲を単純な直方体に近い形状から前後方向に凹凸のある形状に変えることができる。ステアリングシャフト60の周囲の設計の自由度が高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構5をステアリングシャフト60の周囲に配置しても、その周囲の大型化を抑制できる。
本実施形態に係る傾斜可能な車体フレーム21と2つの前輪31,32を備えた車両によれば、ヘッドパイプ211は、右前輪32、左前輪31、右緩衝器34および左緩衝器33を支持するリンク機構5を支持しており、高い剛性を備えている。そのため、その剛性の高さを利用して、ステアリングシャフト60を支持することで、ステアリングシャフト60を支持する構成を簡素化できる。その結果、ステアリングシャフト60周囲の構造の大型化を抑制できる。
以上、本発明をその実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に多様な変更または改良を加えることができることは、当業者にとって明らかである。
例えば、変位量X1と変位量X2が等しく、変位量X3と変位量X4が等しく、変位量X1と変位量X3が異なり、変位量X2と変位量X4が異なり、かつ、上クロス部51と下クロス部52の形状が異なっていれば、上クロス部51と下クロス52の体積が同じであっても異なっていてもよい。あるいは、変位量X1と変位量X2が等しく、変位量X3と変位量X4が等しく、変位量X1と変位量X3が異なり、変位量X2と変位量X4が異なり、かつ、上クロス部51と下クロス部52の形状が異なっていれば、上クロス部51と下クロス部52の重量が同じであっても異なっていてもよい。あるいは、変位量X1と変位量X2が等しく、変位量X3と変位量X4が等しく、変位量X1と変位量X3が異なり、変位量X2と変位量X4が異なり、かつ、上クロス部51と下クロス部52の形状が異なっていれば、上クロス部51と下クロス部52の材質が同じであっても異なっていてもよい。
本発明において、上クロス部と下クロス部は、材質が同じで、形状が異なっていてもよい。上クロス部または下クロス部の一方の剛性を確保するために、一方の部材を他方の部材よりも大きな形状で形成すると、他方の部材の周囲の空間の設計自由度を高めやすい。
図8の例では、上右変位量X1が下右変位量X3より大きく、上左変位量X2が下左変位量X4より大きく、上クロス部51Aの形状が下クロス部52Aの形状より小さい。
本実施形態に係る傾斜可能な車体フレーム21と2つの前輪31,32を備えた車両によれば、リンク支持部より前方の上クロス部51の前部の形状と後方の後部の形状を相異ならせたので、リンク機構5の可動範囲を単純な直方体に近い形状から、上部の後部が他の領域より小さい凹凸のある形状に変えることができる。そのため、上クロス部51の後部の周囲の空間の設計の自由度を高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構5をステアリングシャフト60の周囲に配置しても、その周囲の大型化をより抑制できる。
本実施形態に係る傾斜可能な車体フレーム21と2つの前輪31,32を備えた車両によれば、リンク支持部より前方の下クロス部52の前部の形状と後方の後部の形状を相異ならせたので、リンク機構5の可動範囲を単純な直方体に近い形状から、下部の後部が他の領域より小さい凹凸のある形状に変えることができる。そのため、下クロス部52の後部の周囲の空間の設計の自由度を高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構5をステアリングシャフト60の周囲に配置しても、その周囲の大型化をより抑制できる。
本実施形態に係る傾斜可能な車体フレーム21と2つの前輪31,32を備えた車両によれば、上クロス部51がヘッドパイプ211より前方に位置する一片の前上クロス部品51A1とヘッドパイプ211より後方に位置する一片の後上クロス部品51A2を含むので、上クロス部51の剛性と形状のバランス調整が行いやすい。これにより、ステアリングシャフト60の周囲下部の設計自由度をより高めることができる。そのため、下クロス部52の周囲の空間の設計の自由度を高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構5をステアリングシャフト60の周囲に配置しても、その周囲の大型化をより抑制できる。
本実施形態に係る車両によれば、右サイド部54および左サイド部53を支持し、車体フレーム21に支持される一片の部品を含む下クロス部52の形状を、右サイド部54および左サイド部53を支持し、車体フレーム21に支持される一片の部品を含む上クロス部51の形状より小さくすることで、リンク機構5の可動範囲を単純な直方体に近い形状から下部が小さい形状に変えることができる。これにより、ステアリングシャフト60の周囲下部の設計自由度を高めることができる。形状を小さくした下クロス部52の荷重を伝達する機能の分担割合を低くし、形状を大きくした上クロス部51の荷重を伝達する分担割合を高くしたので、剛性と形状のバランス調整が行いやすい。これにより、ステアリングシャフト60の周囲下部の設計自由度をより高めることができる。その結果、種々大きさが異なる車両搭載部品とリンク機構5をステアリングシャフト60の周囲に配置しても、その周囲の大型化をより抑制できる。しかも、上クロス部51および下クロス部52の両方の部材がリンク機構5を円滑に作動させる機能を持たせつつ、上クロス部51および下クロス部52の荷重を伝達する機能の分担割合を変えただけであり、リンク機構5の作動の円滑性を維持できる。
従って、傾斜可能な車体フレーム21と2つの前輪31,32を備えた車両において、リンク機構5の機能を維持しつつ、2つの前輪31,32よりも上方のステアリングシャフト60周囲の構造の大型化をより抑制できる。
従って、傾斜可能な車体フレーム21と2つの前輪31,32を備えた車両において、リンク機構5の機能を維持しつつ、2つの前輪31,32よりも上方のステアリングシャフト60周囲の構造の大型化をより抑制できる。
また、上述の実施形態では、下クロス部52が、平板状の後下クロス部品52a2と、平板状の前下クロス部品52a1とこの部品52a1と後下クロス部品52a2とを連結する連結部52bとを一体に有する部品の、2部品で構成した例を挙げたが、本発明はこれに限られない。例えば、平板状の後下クロス部品52a2と、平板状の前下クロス部品52a1と、2つの連結部52bをそれぞれ独立した4つ部品とし、下クロス部52を4つの部品で構成してもよい。
3:前輪
5:リンク機構
21:車体フレーム
23:ハンドル
31:左前輪
32:右前輪
33:左緩衝器
34:右緩衝器
51:上クロス部
52:下クロス部
53:左サイド部
54:右サイド部
511:上中間軸受
512:上左軸受、上右軸受
521:下中間軸受
522:下左軸受、下右軸受
60:ステアリングシャフト
335:第一ブラケット
336:第二ブラケット
M1:上中間軸線
M2:上左軸線
M3:上右軸線
M4:下中間軸線
M5:下左軸線
M6:下右軸線
N1:左操舵軸線
N2:右操舵軸線
Claims (13)
- 動力源からの動力によって駆動される車両であって、
車両の前方から見て左右に配置され、操舵可能な左前輪および右前輪と、
下部に前記右前輪を支持し、上部に対する前記右前輪の前記車体フレームの上下方向における変位を緩衝する右緩衝装置と、
下部に前記左前輪を支持し、上部に対する前記左前輪の前記車体フレームの上下方向における変位を緩衝する左緩衝装置と、
前記右緩衝装置の上部を前記車体フレームの上下方向に延びる右操舵軸線回りに回転可能に支持する右サイド部と、前記左緩衝装置の上部を前記右操舵軸線と平行な左操舵軸線回りに回転可能に支持する左サイド部と、前記右サイド部の上部を右端部に上右軸受を介して前記車体フレームの前後方向に延びる上右軸線回りに回転可能に支持し、前記左サイド部の上部を左端部に上左軸受を介して前記上右軸線に平行な上左軸線回りに回転可能に支持し、中間部が前記車体フレームに上中間軸受を介して前記上右軸線および前記上左軸線に平行な上中間軸線回りに回転可能に支持される一片の部品を含む上クロス部と、前記右サイド部の下部を右端部に下右軸受を介して前記上右軸線に平行な下右軸線回りに回転可能に支持し、前記左サイド部の下部を左端部に下左軸受を介して前記上左軸線に平行な下左軸線回りに回転可能に支持し、中間部が前記車体フレームに下中間軸受を介して前記上中間軸線と平行な下中間軸線回りに回転可能に支持される一片の部品を含む下クロス部とを含むリンク機構と、
前記車体フレームの左右方向における前記右サイド部と前記左サイド部の間で前記車体フレームに支持され、上端部が前記下中間軸線よりも前記車体フレームの上下方向における上方に設けられ、前記車体フレームの上下方向に延びる中間操舵軸線回りに回転可能なステアリングシャフトと、
前記ステアリングシャフトの上端部に設けられたハンドルと、
前記ハンドルの操作に応じた前記ステアリングシャフトの回転を前記右緩衝装置と前記左緩衝装置に伝達する回転伝達機構と、
を備え、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部を取り外した状態、かつ、前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部を取り付けた状態で、前記上右軸受に前記上右軸線方向の前向きまたは後向きの試験力を作用させた時の前記上クロス部の上右変位量と、前記上左軸受に前記試験力と同じ大きさおよび同じ向きの力を作用させた時の前記上クロス部の上左変位量と、が相等しく、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部を取り外した状態、かつ、前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部を取り付けた状態で、前記下右軸受に前記試験力と同じ大きさおよび同じ向きの力を作用させた時の前記下クロス部の下右変位量と、前記下左軸受に前記試験力と同じ大きさおよび同じ向きの力を作用させた時の前記下クロス部の下左変位量と、が相等しく、
前記上クロス部の前記上右変位量と前記下クロス部の前記下右変位量とが相異なり、
前記上クロス部の前記上左変位量と前記下クロス部の前記下左変位量とが相異なり、
前記上クロス部の形状と前記下クロス部の形状とが相異なることを特徴とする。 - 前記上クロス部の前記上右変位量が前記下クロス部の前記下右変位量より大きく、
前記上クロス部の前記上左変位量が前記下クロス部の前記下左変位量より大きく、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部の形状が前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部の形状より小さい、請求項1に記載の車両。 - 前記下クロス部の前記下右変位量が前記上クロス部の前記上右変位量より大きく、
前記下クロス部の前記下左変位量が前記上クロス部の前記上左変位量より大きく、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部の形状が前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部の形状より小さい、請求項1に記載の車両。 - 前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部と前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部の材質が同じである、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両。
- 前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部と前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部の材質が相異なっている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車両。
- 前記車体フレームは、
前記上クロス部および前記下クロス部を回転可能に支持するリンク支持部を含み、
前記上右軸線方向で前記リンク支持部より前方の前記上クロス部の前部の形状と後方の前記上クロス部の後部の形状が相異なっている、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車両。 - 前記車体フレームは、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部および前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部を回転可能に支持するリンク支持部を含み、
前記下右軸線方向で前記リンク支持部より前方の前記下クロス部の前部の形状と前記リンク支持部より後方の前記下クロス部の後部の形状が相異なっている、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車両。 - 前記車体フレームは、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部および前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部を回転可能に支持するリンク支持部を含み、
前記上クロス部が、前記上右軸線方向で前記リンク支持部より前方に位置し、前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の上前部品と、前記下右軸線方向で前記リンク支持部より後方に位置し、前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の上後部品を含んでいる、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の車両。 - 前記車体フレームは、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部および前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部を回転可能に支持するリンク支持部を含み、
前記下クロス部が、前記下右軸線方向で前記リンク支持部より前方に位置し、前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の下前部品と、前記下右軸線方向で前記リンク支持部より後方に位置し、前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の下後部品を含んでいる、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の車両。 - 前記車体フレームは、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部および前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部を回転可能に支持するリンク支持部を含み、
前記上クロス部または前記下クロス部は、
前記リンク支持部より前方または後方のいずれか一方に設けられ、かつ、他方に設けられていない、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の車両。 - 前記上右軸線方向において、前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部の前端と前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部の前端が異なる位置に設けられている、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の車両。
- 前記上右軸線方向において、前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部の後端と前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部の後端が異なる位置に設けられている、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の車両。
- 前記車体フレームは、
前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記上クロス部および前記右端部および前記左端部が支持され、前記中間部が支持される一片の部品を含む前記下クロス部を回転可能に支持するリンク支持部を含み、
前記リンク支持部は、前記ステアリングシャフトを回転可能に支持している、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014528744A JP5602979B1 (ja) | 2012-12-19 | 2013-12-19 | 車両 |
Applications Claiming Priority (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012277219 | 2012-12-19 | ||
JP2012277220 | 2012-12-19 | ||
JP2012277220 | 2012-12-19 | ||
JP2012277219 | 2012-12-19 | ||
JP2014528744A JP5602979B1 (ja) | 2012-12-19 | 2013-12-19 | 車両 |
PCT/JP2013/084149 WO2014098199A1 (ja) | 2012-12-19 | 2013-12-19 | 車両 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5602979B1 true JP5602979B1 (ja) | 2014-10-08 |
JPWO2014098199A1 JPWO2014098199A1 (ja) | 2017-01-12 |
Family
ID=50978518
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014528718A Active JP5615469B1 (ja) | 2012-12-19 | 2013-12-19 | 車両 |
JP2014528744A Active JP5602979B1 (ja) | 2012-12-19 | 2013-12-19 | 車両 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014528718A Active JP5615469B1 (ja) | 2012-12-19 | 2013-12-19 | 車両 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US9371106B2 (ja) |
EP (3) | EP2921391B1 (ja) |
JP (2) | JP5615469B1 (ja) |
CN (2) | CN104703870B (ja) |
AP (2) | AP2015008530A0 (ja) |
BR (2) | BR112015014672B1 (ja) |
ES (2) | ES2672512T3 (ja) |
MX (2) | MX354051B (ja) |
TW (2) | TWI530427B (ja) |
WO (2) | WO2014098198A1 (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BR112015032716A2 (pt) * | 2013-07-01 | 2017-07-25 | Yamaha Motor Co Ltd | veículo equipado com uma armação do chassi capaz de inclinar e duas rodas dianteiras |
JP6288647B2 (ja) * | 2014-09-22 | 2018-03-07 | 本田技研工業株式会社 | 前二輪式鞍乗り型揺動車両 |
CN104743021B (zh) * | 2015-04-11 | 2017-03-08 | 重庆汉雪科技有限公司 | 侧倾倒三轮机动车 |
MA43333A (fr) * | 2015-07-29 | 2018-06-06 | Piaggio & C Spa | Suspension avant de véhicule à moteur |
MA43334A (fr) * | 2015-07-29 | 2018-06-06 | Piaggio & C Spa | Suspension avant pour véhicule à moteur |
ITUB20152766A1 (it) * | 2015-08-03 | 2017-02-03 | Piaggio & C Spa | Avantreno di motoveicolo tiltante e relativo motoveicolo |
JP2017065528A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | ヤマハ発動機株式会社 | 車両 |
CA3005034A1 (en) * | 2015-11-13 | 2017-05-18 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Leaning vehicle |
JP2017094906A (ja) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | ヤマハ発動機株式会社 | 車両 |
IT201600071697A1 (it) * | 2016-07-08 | 2018-01-08 | Piaggio & C Spa | Avantreno di motoveicolo tiltante e relativo motoveicolo |
CN106428351B (zh) * | 2016-09-24 | 2022-02-22 | 苏州速蝶科技有限公司 | 反向三轮车 |
JP2018144697A (ja) * | 2017-03-07 | 2018-09-20 | ヤマハ発動機株式会社 | 車両 |
JP2018144698A (ja) * | 2017-03-07 | 2018-09-20 | ヤマハ発動機株式会社 | 車両 |
JP2019077368A (ja) | 2017-10-25 | 2019-05-23 | ヤマハ発動機株式会社 | リーン車両 |
ES2915590T3 (es) | 2018-09-07 | 2022-06-23 | Yamaha Motor Co Ltd | Vehículo inclinable |
JP7237986B2 (ja) | 2018-11-29 | 2023-03-13 | ヤマハ発動機株式会社 | リーン車両 |
WO2020111255A1 (ja) | 2018-11-29 | 2020-06-04 | ヤマハ発動機株式会社 | 前2輪リーン車両 |
JP7074886B2 (ja) * | 2018-11-29 | 2022-05-24 | ヤマハ発動機株式会社 | リーン車両 |
CN110758625A (zh) * | 2019-10-31 | 2020-02-07 | 吕榕志 | 外挂接驳的双叉臂式独立悬架机构 |
CN110816730A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-02-21 | 吕榕志 | 外挂接驳的加强型叉式摆杆独立悬架机构 |
IT202200002204A1 (it) * | 2022-02-08 | 2023-08-08 | Piaggio & C Spa | Un motoveicolo a sella tiltante con quadrilatero articolato di rollio alleggerito |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1155950A2 (en) * | 2000-05-16 | 2001-11-21 | PIAGGIO & C. S.p.A. | Three-wheeled vehicle with two front steering wheels |
JP2002337779A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-11-27 | Abanteku:Kk | 三輪車 |
JP2004359232A (ja) * | 2003-06-03 | 2004-12-24 | Piaggio & C Spa | 前輪二輪ステアリングを備えた三輪ローリング車 |
JP2011195099A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Honda Motor Co Ltd | フロント2輪式鞍乗型車両 |
EP2399811A1 (en) * | 2010-06-24 | 2011-12-28 | Kwang Yang Motor Co., Ltd. | Rotational angle limiting device for a vehicle |
WO2012007819A1 (en) * | 2010-07-16 | 2012-01-19 | Piaggio & C. S.P.A. | Tiltable motorcycles with two front steering wheels |
Family Cites Families (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60110187U (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-26 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車のフロントフエンダ− |
US4740004A (en) * | 1986-06-09 | 1988-04-26 | Mcmullen Wayne W | Three wheeled cycle with load carrying basket |
JPH07144671A (ja) * | 1993-11-25 | 1995-06-06 | Suzuki Motor Corp | 自動二輪車のフロントフエンダ |
US6367824B1 (en) * | 1998-05-28 | 2002-04-09 | Avantec Corporation | Tricycle |
ITMI20040171A1 (it) * | 2004-02-04 | 2004-05-04 | Piaggio & C Spa | Dispositivo anti-rollio per veicoli |
ITRM20050004A1 (it) * | 2005-01-05 | 2006-07-06 | Gianfranco Cecinini | Sistema con 2 ruote davanti parallele inclinante e sterzante caratterizzato da 2 ammortizzatori paralleli (giacenti nel piano verticale di marcia), aventi 2 crociere sovrapposte parallele, sostenenti il trasverso parallelogramma inclinabile portante |
USD547242S1 (en) | 2006-03-02 | 2007-07-24 | Piaggio & C. S.P.A. | Motorcycle |
CN201151444Y (zh) * | 2007-11-13 | 2008-11-19 | 浙江飞迪电动车有限公司 | 前三轮电动自行车 |
JP2009161015A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Yamaha Motor Co Ltd | 自動二輪車のフロントフェンダ、及び自動二輪車 |
USD598328S1 (en) * | 2008-05-12 | 2009-08-18 | Piaggio & C. S.P.A. | Motorcycle |
JP2010228551A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗型車両 |
TW201117997A (en) * | 2009-11-27 | 2011-06-01 | Kwang Yang Motor Co | Anti-turnover device for vehicle having two front wheels |
CN102092434B (zh) * | 2009-12-10 | 2014-07-16 | 光阳工业股份有限公司 | 具有两前轮的车辆的可倾装置 |
CN102092435B (zh) * | 2009-12-10 | 2014-11-05 | 光阳工业股份有限公司 | 具有两前轮车辆的防止倾倒装置 |
WO2011096751A2 (ko) * | 2010-02-06 | 2011-08-11 | Kim Doo Jeong | 삼륜차 헤드부 연동 장치 |
CN201670311U (zh) * | 2010-05-07 | 2010-12-15 | 于金君 | 一种倒三轮摩托车 |
USD656435S1 (en) * | 2010-10-18 | 2012-03-27 | Piaggio & C. S.P.A. | Motor scooter |
CN202414056U (zh) * | 2012-01-14 | 2012-09-05 | 于金君 | 一种能够倾斜车体的倒三轮摩托车 |
US9238494B2 (en) * | 2012-09-24 | 2016-01-19 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Vehicle |
WO2014065385A1 (ja) * | 2012-10-25 | 2014-05-01 | ヤマハ発動機株式会社 | 車両 |
WO2014065396A1 (ja) * | 2012-10-25 | 2014-05-01 | ヤマハ発動機株式会社 | 懸架装置 |
US9296420B2 (en) * | 2012-12-18 | 2016-03-29 | Yamaha Hutsudoki Kabushiki Kaisha | Vehicle |
CN104520177B (zh) * | 2012-12-18 | 2017-12-26 | 雅马哈发动机株式会社 | 车辆 |
TWI530428B (zh) * | 2012-12-21 | 2016-04-21 | 山葉發動機股份有限公司 | 車輛 |
-
2013
- 2013-12-19 AP AP2015008530A patent/AP2015008530A0/xx unknown
- 2013-12-19 CN CN201380038934.8A patent/CN104703870B/zh active Active
- 2013-12-19 WO PCT/JP2013/084148 patent/WO2014098198A1/ja active Application Filing
- 2013-12-19 TW TW102147372A patent/TWI530427B/zh active
- 2013-12-19 ES ES13866068.3T patent/ES2672512T3/es active Active
- 2013-12-19 JP JP2014528718A patent/JP5615469B1/ja active Active
- 2013-12-19 EP EP13866068.3A patent/EP2921391B1/en active Active
- 2013-12-19 BR BR112015014672-4A patent/BR112015014672B1/pt active IP Right Grant
- 2013-12-19 US US14/651,779 patent/US9371106B2/en active Active
- 2013-12-19 TW TW102147371A patent/TWI530425B/zh active
- 2013-12-19 AP AP2015008531A patent/AP2015008531A0/xx unknown
- 2013-12-19 EP EP19187411.4A patent/EP3575197A1/en not_active Withdrawn
- 2013-12-19 BR BR112015014937-5A patent/BR112015014937B1/pt active IP Right Grant
- 2013-12-19 JP JP2014528744A patent/JP5602979B1/ja active Active
- 2013-12-19 CN CN201380038931.4A patent/CN104507789B/zh active Active
- 2013-12-19 MX MX2015007720A patent/MX354051B/es active IP Right Grant
- 2013-12-19 ES ES13864809T patent/ES2753262T3/es active Active
- 2013-12-19 EP EP13864809.2A patent/EP2921390B1/en active Active
- 2013-12-19 WO PCT/JP2013/084149 patent/WO2014098199A1/ja active Application Filing
- 2013-12-19 US US14/652,835 patent/US9340249B2/en active Active
- 2013-12-19 MX MX2015007706A patent/MX2015007706A/es active IP Right Grant
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1155950A2 (en) * | 2000-05-16 | 2001-11-21 | PIAGGIO & C. S.p.A. | Three-wheeled vehicle with two front steering wheels |
JP2002337779A (ja) * | 2001-05-21 | 2002-11-27 | Abanteku:Kk | 三輪車 |
JP2004359232A (ja) * | 2003-06-03 | 2004-12-24 | Piaggio & C Spa | 前輪二輪ステアリングを備えた三輪ローリング車 |
JP2011195099A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Honda Motor Co Ltd | フロント2輪式鞍乗型車両 |
EP2399811A1 (en) * | 2010-06-24 | 2011-12-28 | Kwang Yang Motor Co., Ltd. | Rotational angle limiting device for a vehicle |
WO2012007819A1 (en) * | 2010-07-16 | 2012-01-19 | Piaggio & C. S.P.A. | Tiltable motorcycles with two front steering wheels |
Also Published As
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5602979B1 (ja) | 車両 | |
JP5620034B1 (ja) | 車両 | |
TWI530426B (zh) | 車輛 | |
JP5536968B1 (ja) | 車両 | |
JP5707008B1 (ja) | 車両 | |
JP6226882B2 (ja) | 車両 | |
ITUB20153952A1 (it) | Veicolo | |
JP7379150B2 (ja) | 車両 | |
JP2021104736A (ja) | 車両 | |
JP7132102B2 (ja) | 走行車両 | |
OA17433A (en) | Vehicle. | |
OA17432A (en) | Vehicle. |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20140717 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140812 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140820 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5602979 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |